JP2016142439A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気部品に対して電気的に接続される制御部が浸水によって故障することを防止できる冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】冷蔵庫1では、制御部11が、本体2の外側面部2Bに設けられたケース部52に収納される。ケース部52において前後方向Yに沿って外側面部2Bから本体2の外方を臨む開口部52Aは、カバー部53によって前後方向Yから塞がれる。閉塞部60において上方Z1へ凹んだ差込溝62には、ケース部52およびカバー部53の上端部である上周縁部52Bおよび53Bが下方Z2から差し込まれる。これによって、閉塞部60は、当該上端部同士の境界部分を上方Z1から塞ぐ。
【選択図】図10

Description

この発明は、冷蔵庫に関する。
下記特許文献1に開示された冷蔵庫は、本体としての断熱箱体を備え、断熱箱体の内部には、食品などを貯蔵する貯蔵室が形成される。貯蔵室の内部は、冷蔵室や冷凍室や野菜室などの複数の収納室に区分される。冷蔵庫は、冷媒配管によって接続された圧縮機および冷却器などを備える。冷媒配管を流れて圧縮機と冷却器との間を循環する冷媒は、圧縮機によって高温高圧の状態まで圧縮された後に、放熱によって凝縮し、冷却器において周囲の空気を熱交換して蒸発する。これにより、冷却器の周囲の空気が冷却され、貯蔵室の食品などの冷却に用いられる。圧縮機などの電気部品の動作は、コントローラによって制御される。
特開2013−204891号公報
コントローラは、一般的に、冷蔵庫に設けられたケース部に収容される。コントローラの故障防止のために、ケース部内への浸水を防止できると好ましい。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、電気部品に対して電気的に接続される制御部が浸水によって故障することを防止できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明は、冷却保存される物品を収納する収納室が形成された本体と、前記本体内の電気部品に対して電気的に接続される制御部と、前記本体において上下方向に延びる外側面部に設けられ、上下方向に対する交差方向に沿って前記外側面部から前記本体の外方を臨む開口部を有し、前記制御部を収納するケース部と、前記ケース部に取り付けられて前記交差方向から前記開口部を塞ぐカバー部と、上方へ凹んだ差込溝が設けられ、前記差込溝に前記カバー部および前記ケース部の上端部同士が下方から差し込まれることによって当該上端部同士の境界部分を上方から塞ぐ閉塞部とを含むことを特徴とする冷蔵庫である。
また、本発明は、前記閉塞部は、前記本体に設けられ、前記冷蔵庫の運搬のために把持される把持部を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記本体の外殻を構成する外板と、前記外板によって前記本体の外方から覆われる真空断熱部材と、冷媒を圧縮する圧縮器と、冷媒を蒸発させる冷却器と、一部が前記外板と前記真空断熱部材との間に配置され、前記圧縮器と前記冷却器との間で冷媒を循環させる流路とを含み、前記外板には、前記真空断熱部材側へ突出しながら前記流路に沿って延びて前記流路を挟む一対の突出部と、前記一対の突出部の間で前記外板を貫通する貫通穴とが設けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記真空断熱部材と前記貫通穴との間に介在するように前記外板に対して前記真空断熱部材側から取り付けられる取付部材を含むことを特徴とする。
本発明によれば、冷蔵庫の本体内の電気部品に対して電気的に接続される制御部は、本体において上下方向に延びる外側面部に設けられたケース部に収納される。ケース部において上下方向に対する交差方向に沿って外側面部から本体の外方を臨む開口部は、ケース部に取り付けられたカバー部によって交差方向から塞がれる。閉塞部において上方へ凹んだ差込溝には、カバー部およびケース部の上端部同士が下方から差し込まれる。これによって、閉塞部は、当該上端部同士の境界部分を上方から塞ぐ。そのため、上方から流れ落ちる水滴などは、当該境界部分に到達できない。よって、カバー部内の制御部が上方からの浸水によって故障することを防止できる。また、カバー部およびケース部の上端部同士は、ねじなどの締結部材を用いてなくても、差込溝に差し込まれることによって連結されるので、カバー部とケース部との連結のために必要な締結部材の低減を図れる。
また、本発明によれば、閉塞部は、本体に設けられて冷蔵庫の運搬のために把持される把持部を兼ねるので、部品点数の低減を図れる。
また、本発明によれば、圧縮器と冷却器との間で冷媒を循環させる流路の一部が本体の外板と真空断熱部材との間に配置された構成において、外板に設けられた一対の突出部が、真空断熱部材側へ突出しながら流路に沿って延びて流路を挟む。これにより、外板と真空断熱部材との間における流路の位置決めを図れる。
また、本体板に設けられた貫通穴によって、外板と真空断熱部材との間における余分な空気を本体の外に逃がすことができる。そのため、この空気が外板と真空断熱部材との間に溜まることによって外板が変形して見栄えが悪くなることを防止できる。そして、この貫通穴は、外板において一対の突出部の間の領域、つまり、突出部よりも真空断熱部材から離れた領域に設けられる。そのため、本体板における貫通穴の周縁部に存在し得るバリに真空断熱部材が接触して傷付くことを防止できる。
また、本発明によれば、取付部材が、外板に対して真空断熱部材側から取り付けられて真空断熱部材と貫通穴との間に介在するので、本体板における貫通穴の周縁部に存在し得るバリに真空断熱部材が接触して傷付くことを確実に防止できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。 図2は、扉を省略した状態における冷蔵庫の本体を前方から見た斜視図である。 図3は、冷蔵庫を後方から見た斜視図である。 図4は、冷蔵庫の模式的な縦断面右側面図である。 図5は、冷蔵庫の写実的な縦断面右側面図である。 図6は、冷蔵庫の電気的構成を示すブロック図である。 図7は、冷蔵庫を後方から見た分解斜視図である。 図8は、冷蔵庫の上部を後方から見た分解斜視図である。 図9は、完成後の冷蔵庫の上部の背面図である。 図10は、図9のX−X矢視断面図である。 図11は、図10の要部拡大図である。 図12は、冷蔵庫の要部の背面図である。 図13は、図12のXIII−XIII矢視断面図である。 図14は、図13の要部拡大図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る冷蔵庫1の正面図である。
まず、図1における左右方向X、前後方向Yおよび上下方向Zを基準として冷蔵庫1の概要について説明する。左右方向Xのうち、左方を左方X1と称し、右方を右方X2と称する。前後方向Yは、図1の紙面に直交する方向であり、前後方向Yのうち、紙面手前側の前方を前方Y1と称し、紙面奥側の後方を後方Y2と称する。上下方向Zのうち、上方を上方Z1と称し、下方を下方Z2と称する。左右方向Xおよび前後方向Yは、上下方向Zに対して交差する交差方向であり、水平方向Hに含まれる。
冷蔵庫1は、本体2と扉3とを含む。図2は、扉3を省略した状態における本体2を前方Y1から見た斜視図である。図2を参照して、本体2は、上下方向Zに長手のボックス状に形成され、前後方向Yに奥行きを有する。本体2内には、冷却保存される食品などの物品を収納する直方体状の収納室4が複数形成される。これらの収納室4は、本体2の内部空間の略上半分を占める冷蔵室4Aと、冷蔵室4Aの下方Z2で左右方向Xに並ぶ製氷室4Bおよび変温室4Cと、製氷室4Bおよび変温室4Cの下方Z2に位置する第1冷凍室4Dと、第1冷凍室4Dの下方Z2に位置する第2冷凍室4Eとに区別される。
冷蔵室4Aには、冷蔵保存される物品が収納される。冷蔵室4A内には、水平方向Hに沿う板状に形成された棚5が配置される。棚5は、たとえば3つ存在し、上下方向Zに間隔を隔てて配置される。これらの棚5によって、冷蔵室4Aは、上下方向Zに並ぶ複数の領域に仕切られる。たとえば上方Z1から2番目の棚5は、前方Y1に配置される前棚5Aと、後方Y2に配置される後棚5Bとに分割される。前棚5Aは、左右方向Xに長手の長方形状のガラス板によって構成され、その前後の2辺だけは樹脂などで被覆されるが、残りの左右の2辺ではガラスの地肌を露出させることによって、見栄えの向上が図られる。一方、後棚5Bは、4辺の全てが樹脂などで被覆された左右方向Xに長手の長方形状のガラス板である。前棚5Aを折り畳んで後方Y2へ移動させることによって、前棚5Aを後棚5Bの下方Y2に収納することができる。冷蔵室4Aの下部において最下位の棚5よりも下方Z2には、野菜などが収納されるボックス状の野菜収納庫6が設けられる。
製氷室4Bは、変温室4Cよりも左方X1に配置される。製氷室4B内では、氷が作られたり、保存されたりする。氷用の水を製氷室4Bに供給する給水タンク7が、たとえば、野菜収納庫6における左方X1の下端部に配置される。変温室4Cは、その室温を任意に変更することによって、冷蔵室や冷凍室のバックアップとして用いることができる。また、変温室4Cでは、冷蔵温度と冷凍温度との間の任意の温度で物品を冷却保存できる。第1冷凍室4Dおよび第2冷凍室4Eには、冷凍保存される物品が収納される。
本体2における前方Y1の側面部2Aには、収納室4と同数の開口部8が形成される。各開口部8は、対応する収納室4に前方Y1から連通し、対応する収納室4を側面部2Aから前方Y1へ露出させる。
扉3は、側面部2Aにおいて、収納室4毎に設けられる。冷蔵室4A用の扉3は、観音開きできるように左右に一対設けられ、製氷室4B、変温室4C、第1冷凍室4Dおよび第2冷凍室4Eについては、扉3が1つずつ設けられ、いずれの扉3も前方Y1へ引き出し可能である(図1参照)。これらの扉3は、対応する収納室4を前方Y1から開閉する。
冷蔵庫1を後方Y2から見た図3を参照して、本体2における後方Y2の外側面部2Bは、上下方向Zに延びる。外側面部2Bの上端部において左右方向Xにおける略中央の領域には、基板ボックス10が設けられる。基板ボックス10は、左右方向Xに長手で前後方向Yに扁平なボックス状に形成される。基板ボックス10には、本体2内の電気部品(後述する)に対して電気的に接続される制御部11が収納される。制御部11は、CPUやROMやRAMなどが実装された基板である。
図4および図5は、いずれも冷蔵庫1のA−A矢視断面の右側面図であるが、図4は、模式的な図であり、図5は、写実的な図である。図4を参照して、本体2は、その外殻を構成する外箱12と、外箱12内に収納される複数の内箱13と、外箱12と内箱13との間に配置される断熱部材14とを含む。
外箱12は、金属製であり、上下方向Zに長手のボックス状に形成され、その前面の全域は、外箱12の内部空間を前方Y1に露出させる開口部12Aである。
内箱13は、樹脂製のボックス状に形成され、その前面の全域は、内箱13の内部空間を前方Y1に露出させる開口部13Aである。内箱13は、全部で2つ存在し、これらの内箱13は、外箱12の内部空間の略上半分に位置する冷蔵内箱15と、外箱12の内部空間の略下半分に位置する冷凍内箱16とに区別される。冷蔵内箱15内には、冷蔵室4Aが形成される。冷蔵内箱15の開口部13Aは、冷蔵室4Aの開口部8である。冷凍内箱16には、製氷室4B、変温室4C、第1冷凍室4Dおよび第2冷凍室4Eが形成される。冷凍内箱16の開口部13Aは、製氷室4B、変温室4C、第1冷凍室4Dおよび第2冷凍室4Eのそれぞれの開口部8に区切られる。
冷凍内箱16内には、上下方向Zに薄く水平方向Hに沿う板状の仕切部材17と、左右方向Xに薄く前後上下に延びる板状の仕切部材18とが設けられる。仕切部材17は、冷凍内箱16の左右方向Xにおける両側壁の間に架設された状態で、製氷室4Bおよび変温室4Cと第1冷凍室4Dとの間に配置される。これにより、仕切部材17は、上下方向Zに隣り合う製氷室4Bと第1冷凍室4Dとの間を仕切り、かつ、上下方向Zに隣り合う変温室4Cと第1冷凍室4Dとの間を仕切る(図2参照)。仕切部材18は、仕切部材17の左右方向Xにおける略中央部と冷凍内箱16の上壁16Aとの間に架設された状態で、製氷室4Bと変温室4Cとの間に配置される。これにより、仕切部材18は、左右方向Xに隣り合う製氷室4Bと変温室4Cとの間を仕切る(図2参照)。また、冷凍内箱16内には、第1冷凍室4Dと第2冷凍室4Eとの間を仕切る仕切部材19が設けられてもよい。ただし、第1冷凍室4Dと第2冷凍室4Eとの間は仕切部材19によって完全に遮断された訳ではなく、第1冷凍室4Dと第2冷凍室4Eとは互いに連通した状態にある。
冷蔵内箱15および冷凍内箱16は、外箱12内で上下方向Zに隣り合って配置される。冷蔵内箱15の下壁15Aは、冷凍内箱16の上壁16Aに対して隙間を隔てて上方Z1に配置される。下壁15Aおよび上壁16Aの互いの前端部の間には、左右方向Xに延びる板状の連結部20が架設される。これにより、冷蔵内箱15と冷凍内箱16とは、互いに連結された状態にある。
断熱部材14は、たとえばウレタンで構成される。本体2の製造の際、発泡性ウレタンが、外箱12と内箱13との隙間や、冷蔵内箱15と冷凍内箱16との隙間に注入された後に発泡し、これらの隙間に充填されて断熱部材14となる。断熱部材14により、外箱12と内箱13との間が断熱され、冷蔵内箱15と冷凍内箱16との間が断熱される。また、断熱部材14は、仕切部材17および18のそれぞれが本体2に組み込まれる前の部品の状態のときに、それぞれの内部空間に予め配置される。これにより、製氷室4Bおよび変温室4Cのそれぞれと第1冷凍室4Dとの間が仕切部材17によって断熱され、製氷室4Bと変温室4Cとの間が仕切部材18によって断熱される。なお、仕切部材17および18のそれぞれにおける断熱部材14として、発泡性ウレタンではなく、発泡スチロールの成形品を用いることができる。また、断熱部材14の断面を示すハッチング(図5参照)は、説明の便宜上、図4では省略される。
冷蔵庫1は、イソブタンなどの冷媒を用いた蒸気圧縮式の冷凍回路によって、各収納室4内の物品を冷却するための冷気を発生させる。冷蔵庫1は、この冷凍回路を構成する圧縮器25、流路26、冷却器27、凝縮器29および乾燥器30などを含む。
圧縮器25には、冷媒を圧縮する部品として公知のものが用いられる。圧縮器25は、本体2の後方Y2の下端部に配置される。流路26は、たとえば金属製のパイプによって構成され、圧縮器25から冷媒を取り出した後に再び圧縮器25に戻す循環流路である。流路26は、図4において点線で示すように本体2および仕切部材17を巡るように配置される。具体的に、流路26は、本体2の断熱部材14の全域や仕切部材17にわたって張り巡らされる。流路26内における冷媒の流れる方向は、点線矢印で示される。
冷却器27は、エバポレータとも呼ばれ、冷却器27には、冷媒を蒸発させる部品として公知のものが用いられる。冷却器27は、冷蔵内箱15と冷凍内箱16とで1つずつ設けられる。冷蔵内箱15の冷却器27を、以下では第1冷却器27Aと呼び、冷凍内箱16の冷却器27を、以下では第2冷却器27Bと呼ぶことにする。第1冷却器27Aおよび第2冷却器27Bは、流路26の途中に設けられる。第1冷却器27Aは、たとえばボックス状の第1冷却室31に収容され、第2冷却器27Bは、たとえばボックス状の第2冷却室32に収容される。第1冷却室31は、冷蔵内箱15内に配置される。第1冷却室31には、出口31Aおよび入口31Bが形成され、出口31Aには、回転駆動されるファン33が設けられる。第2冷却室32は、冷凍内箱16内に配置される。第2冷却室32には、出口32Aおよび入口32Bが形成され、出口32Aには、回転駆動されるファン34が設けられる。
凝縮器29は、冷媒を凝縮する部品であって、流路26において圧縮器25と冷却器27と間に設けられる。乾燥器30は、冷媒を乾燥させる部品であって、流路26において凝縮器29と冷却器27との間に設けられる。乾燥器30と冷却器27との間における流路26の一部は、キャピラリチューブとして構成される。
冷媒は、圧縮器25によって圧縮されることで、高温高圧のガス冷媒に変化し、その後、凝縮器29を通過する際に放熱しながら液化する。液化した冷媒は、乾燥器30を通過してからキャピラリチューブを通過する際に減圧され、その後、第1冷却器27Aや第2冷却器27Bにおいて蒸発する。ちなみに、流路26には、第1冷却器27Aを経由せずに第2冷却器27Bにショートカットさせる分岐路26Aが設けられる。そのため、キャピラリチューブで減圧された冷媒の一部は、点線矢印A1で示すように、分岐路26Aを通って第2冷却器27Bに直接向かう。
第1冷却器27Aにおいて冷媒が蒸発する際に、第1冷却室31内における第1冷却器27Aの周囲の空気が冷却されて冷気となる。第1冷却室31内の冷気は、回転するファン33によって出口31Aから第1冷却室31の外に押し出され、実線矢印で示すように、冷蔵内箱15の冷蔵室4A内を流れた後に入口31Bから第1冷却室31内に戻り、第1冷却器27Aによって再び冷却される。冷気は、ファン33の回転中は常に冷蔵室4Aと第1冷却室31との間で循環し、冷蔵室4A内の物品を冷却する。
第2冷却器27Bにおいて冷媒が蒸発する際に、第2冷却室32内における第2冷却器27Bの周囲の空気が冷却されて冷気となる。第2冷却室32内の冷気は、回転するファン34によって出口32Aから第2冷却室32の外に押し出され、1点鎖線の矢印で示すように、冷凍内箱16の第1冷凍室4D内および第2冷凍室4E内を流れた後に入口32Bから第2冷却室32内に戻り、第2冷却器27Bによって再び冷却される。冷気は、ファン34の回転中は常に第1冷凍室4Dおよび第2冷凍室4Eと第2冷却室32との間で循環し、第1冷凍室4Dおよび第2冷凍室4E内の物品を冷却する。冷凍内箱16内における冷気の流量は、冷蔵内箱15内における冷気の流量よりも多くなるように設定されるので、冷凍内箱16内の物品は冷凍保存される。
製氷室4B(図2参照)と第1冷凍室4Dとは常に連通した状態にあるので、第1冷凍室4D内の冷気は、ファン34の回転中は常に製氷室4B内にも流れ込む。これにより、製氷室4Bにおける氷の生成や保存が実現される。
一方、変温室4Cと第1冷凍室4Dとは、仕切部材17の後端部を上下方向Zに貫通した貫通穴17Aを介して連通した状態にあるが、貫通穴17Aは、ダンパと呼ばれる回動可能な板状の開閉部材35によって開閉される。そのため、実線で示すように開閉部材35が水平方向Hに沿った姿勢で貫通穴17Aを閉じた状態では、変温室4Cと第1冷凍室4Dとの間が遮断されるので、第1冷凍室4D内の冷気が変温室4C内に流れ込むことはない。一方、点線で示すように開閉部材35が上方Z1へ回動して貫通穴17Aを開いた状態では、変温室4Cと第1冷凍室4Dとの間が連通するので、第1冷凍室4D内の冷気は、2点鎖線の矢印で示すように、貫通穴17Aを通過して変温室4C内に流れ込み、変温室4C内の物品を冷却する。開閉部材35の開閉時間を変化させて貫通穴17Aの開き具合を調整すると、貫通穴17Aから変温室4Cへ向かう冷気の流量が調整される。これにより、変温室4Cの室温を任意に設定できる。
以上のように第1冷却器27Aや第2冷却器27Bにおいて蒸発した冷媒は、流路26を引き続き流れて圧縮器25に戻り、圧縮器25によって再び圧縮される。つまり、冷媒は、流路26内を流れることによって圧縮器25と冷却器27との間で循環しながら、圧縮、放熱、減圧および蒸発を繰り返す。
第2冷却室32の第2冷却器27Bは、冷凍用の冷気を生成することから、第2冷凍器28の表面には霜が発生し得る。そこで、第2冷却室32には、除霜ヒータ36が設けられる。除霜ヒータ36が通電されて発熱することによって、第2冷却器27Bの表面の霜が溶けて水となって流れ落ちる。たとえば、本体2の下端部には、上方Z1へ開放された蒸発皿37が設けられる。第2冷却器27Bの表面から流れ落ちた水は、第2冷却室32から下方Z2へ延びて蒸発皿37につながった水路38(図5参照)を通って、蒸発皿37に溜まる。蒸発皿37に溜まった水は、圧縮器25によって高温となった冷媒や流路26の熱によって蒸発する。なお、除霜ヒータ36と同様の機能を有する除霜ヒータ(図示せず)が第1冷却室31にも設けられる。
冷蔵庫1の電気的構成を示すブロック図である図6を参照して、冷蔵庫1は、前述した電気部品として、前述した圧縮器25および除霜ヒータ36の他に、ファン駆動モータ41と、ダンパ切換モータ42と、温度センサ43とを含む。ファン駆動モータ41は、ファン33および34のそれぞれに設けられ、対応するファンを回転駆動させる。ダンパ切換モータ42は、開閉部材35を開閉させる。温度センサ43は、各収納室4に設けられ、対応する収納室4の室温を検知する。制御部11は、これらの電気部品に電気的に接続され、圧縮器25、除霜ヒータ36、ファン駆動モータ41およびダンパ切換モータ42の動作を制御したり、温度センサ43の検知結果の入力を受け付けたりする。
以上が冷蔵庫1の概要であり、以下では、冷蔵庫1の本体2における後方Y2の外側面部2Bの構成について詳しく説明する。冷蔵庫1を後方Y2から見た分解斜視図である図7を参照して、外箱12は、その後壁を構成する金属製の外板51を含む。外板51は、前後方向Yに薄く上下方向Zに長手の長方形の板状に形成される。外板51において後方Y1に露出された領域が、外側面部2Bである。
冷蔵庫1の上部を後方Y2から見た分解斜視図である図8を参照して、前述したように外側面部2Bの上端部に設けられた基板ボックス10は、外側面部2Bに固定されたケース部52と、ケース部52に対して着脱可能なカバー部53とを含む。
ケース部52は、完成した基板ボックス10と同様に、左右方向Xに長手で前後方向Yに扁平なボックス状に形成される。ケース部52の後側面部には、左右方向Xに長手の長方形状の開口部52Aが形成される。開口部52Aは、上下方向Zに対する交差方向である前後方向Yに沿って外側面部2Bから本体2の外方を臨み、ケース部52の内部空間を後方Y2へ露出させる。開口部52Aは、この実施形態では、水平方向Hに沿って後方Y2を臨むが、水平方向Hに対して傾斜する方向に沿って後方Y2を臨んでも構わない。そして、ケース部52の内部空間に制御部11が収納される(図7参照)。
ケース部52の後側面部において、開口部52Aを上方Z1から縁取る部分を上周縁部52Bと呼び、開口部52Aを下方Z2から縁取る部分を下周縁部52Cと呼ぶことにする。上周縁部52Bおよび下周縁部52Cのそれぞれは、前後方向Yに薄く左右方向Xに細長い板状であって、開口部52Aから上下方向Zにフランジ状に張り出して形成される(後述する図10参照)。上周縁部52Bは、ケース部52の上端部である。下周縁部52Cには、複数(ここでは3つ)のねじ穴54が左右方向Xに略等間隔で並んで形成される。左端のねじ穴54は、下周縁部52Cの左端部に位置し、右端のねじ穴54は、下周縁部52Cの右端部に位置する。
ケース部52の後側面部において、開口部52Aを左方X1から縁取る部分を左周縁部52Dと呼び、開口部52Aを右方X2から縁取る部分を右周縁部52Eと呼ぶことにする。左周縁部52Dおよび右周縁部52Eのそれぞれは、前後方向Yに薄く上下方向Zに細長い板状であって、開口部52Aから左右方向Xにフランジ状に張り出して形成される。上周縁部52B、下周縁部52C、左周縁部52Dおよび右周縁部52Eは、まとまった状態で、開口部52Aを取り囲む額縁状に形成される。ケース部52の内部空間は、上周縁部52B、下周縁部52C、左周縁部52Dおよび右周縁部52Eから前方Y1へ窪むように形成される。
カバー部53は、図8の姿勢では、前後方向Yに薄く左右方向Xに長手の長方形の板状に形成される。カバー部53では、その4辺にわたる外側周縁部よりも内側の部分が、後方Y2へ膨出するように形成された膨出部53Aである。カバー部53の外側周縁部において、膨出部53Aよりも上方Z1の部分を上周縁部53Bと呼び、膨出部53Aよりも下方Z2の部分を下周縁部53Cと呼ぶことにする。上周縁部53Bおよび下周縁部53Cのそれぞれは、前後方向Yに薄く左右方向Xに細長い板状である。上周縁部53Bは、カバー部53の上端部である。上周縁部53Bには、その上端縁から下方Z2へ僅かに窪む切欠き55が形成される。下周縁部53Cには、ケース部52のねじ穴54と同数の貫通穴56が左右方向Xに略等間隔で並んで形成される。左端の貫通穴56は、下周縁部53Cの左端部に位置し、右端の貫通穴56は、下周縁部53Cの右端部に位置する。
カバー部53の外側周縁部において、膨出部53Aよりも左方X1の部分を左周縁部53Dと呼び、膨出部53Aよりも右方X2の部分を右周縁部53Eと呼ぶことにする。左周縁部53Dおよび右周縁部53Eのそれぞれは、前後方向Yに薄く上下方向Zに細長い板状に形成される。上周縁部53B、下周縁部53C、左周縁部53Dおよび右周縁部53Eは、まとまった状態で、膨出部53Aを取り囲む額縁状に形成される。
本体2の外側面部2Bの上端部においてケース部52よりも上方Z1には、閉塞部60が設けられる。閉塞部60は、たとえば樹脂製であって、左右方向Xに細長く形成され、外側面部2Bの上端を左右方向Xに沿って縁取るように外側面部2Bに固定される。閉塞部60の後側面部の左右方向Xにおける両端部には、前方Y1へ凹む凹部61が1つずつ形成される。冷蔵庫1の運搬の際、閉塞部60は、作業者の手先が凹部61に差し込まれることによって把持される把持部となる。
閉塞部60の下端部60Aには、その下端面から上方Z1へ凹みつつ左右方向Xに沿って延びる差込溝62が設けられる。外側面部2Bに固定されたケース部52では、上周縁部52Bにおいて左右方向Xにおける全域が、差込溝62に対して下方Z2から差し込まれた状態にある。閉塞部60には、閉塞部60を本体2に固定するための複数のねじ63が左右方向Xに並んで組み付けられる(後述する図9参照)。一部のねじ63は、差込溝62内に露出される。
カバー部53は、ケース部52に対して、図8に示すように後方Y2から取り付けられる。取り付けの際、まず、カバー部53の上周縁部53Bを、実線矢印で示すように、閉塞部60の下端部60Aの下方Z2をくぐらせ、その後、下端部60Aの差込溝62に対して下方Z2から差し込む。その際、差込溝62内に露出されたねじ63(図9参照)が上周縁部53Bの切欠き55に上方Z1から嵌ることによって、カバー部53が左右方向Xに位置決めされる。
上周縁部53Bを差込溝62に対して下方Z2から差し込むことにより、カバー部53の全体が上方Z1へ少し移動するので、カバー部53の下周縁部53Cが、上下方向Zにおいてケース部52の下周縁部52Cと同じ位置になり、下周縁部52Cに対して後方Y2から対向する。このとき、下周縁部53Cの各貫通穴56は、下周縁部52Cにおけるいずれかのねじ穴54と、前後方向Yにおいて重なる。次いで、後方Y2から各貫通穴56にねじ64を挿通してねじ穴54に組み付けると、ケース部52に対するカバー部53の取り付けが完了する。
図9は、ケース部52に対するカバー部53の取り付けが完了した後の冷蔵庫1の上部の背面図である。図9を参照して、ケース部52にカバー部53が取り付けられた状態では、カバー部53の膨出部53Aが、ケース部52の開口部52Aを前後方向Yにおける後方Y2から塞いだ状態にある。また、カバー部53の上周縁部53Bは、ケース部52の上周縁部52Bに対して、左右方向Xにおける全域にわたって後方Y2から接触した状態にある。カバー部53の下周縁部53Cは、ケース部52の下周縁部52Cに対して、左右方向Xにおける全域にわたって後方Y2から接触した状態にある。カバー部53の左周縁部53Dは、ケース部52の左周縁部52Dに対して、上下方向Zにおける全域にわたって後方Y2から接触した状態にある。カバー部53の右周縁部53Eは、ケース部52の右周縁部52Eに対して、上下方向Zにおける全域にわたって後方Y2から接触した状態にある。
図9のX−X矢視断面図である図10や、図10の要部拡大図である図11を参照して、特に、上周縁部52Bおよび上周縁部53Bは、互いに接触した状態で、左右方向Xにおける全域にわたって、閉塞部60の下端の差込溝62に下方Z2から差し込まれた状態にある。これにより、上周縁部52Bおよび上周縁部53Bの境界部分が、閉塞部60における差込溝62の溝底62Aによって上方Z1から塞がれた状態にある。
そのため、上方Z1から流れ落ちる水滴などは、当該境界部分に到達できない。よって、カバー部53内の制御部11が上方Z1からの浸水によって故障することを防止できる。また、上周縁部52Bと上周縁部53Bとは、ねじなどの締結部材を用いてなくても、差込溝62に差し込まれることによって連結されるので、カバー部53とケース部52との連結のために必要な締結部材の低減を図れる。また、閉塞部60は、前述したように冷蔵庫1の運搬のために把持される把持部を兼ねるので、部品点数の低減を図れる。
図12は、冷蔵庫1の本体2の外板51の背面図である。図12を参照して、外板51の前方Y1には、前述した流路26の一部が、左右方向Xへ向かうにつれて上下方向Zに蛇行するように配置される。そのため、外板51の前方Y1に配置される流路26には、上下方向Zに沿って直線的に延びる複数の直線部分70が存在する。
外板51において、少なくともいずれかの直線部分70の近傍には、前方Y1へ突出しながら直線部分70に沿って直線的に延びる突出部71が、直線部分70毎に一対ずつ設けられる。図12では、左右方向Xに並ぶ4つの直線部分70のうち、内側の2つの直線部分70のそれぞれの近傍に一対の突出部71が設けられる。それぞれの突出部71は、外板51における直線部分70の近傍の部分を前方Y1へ凹ませることによってビード状に形成される。それぞれの突出部71は、上下方向Zにおいて直線部分70よりも少し短い。
図12のXIII−XIII矢視断面図である図13を参照して、本体2は、真空断熱部材72を含む。真空断熱部材72は、たとえば、樹脂ラミネートフィルム製の袋73と、袋73の内側に真空状態で充填されるグラスウールなどの断熱材74とで構成され、全体として、前後方向Yに薄いパネル状に形成される。真空断熱部材72は、ウレタン製の断熱部材14とは別に存在し、後方Y2の外板51に対して接着剤で固定される。そのため、真空断熱部材72は、外板51によって本体2の外方から覆われた状態にある。この場合、外板51の前方Y1は、真空断熱部材72側である。外板51の前方Y1に位置する一部の流路26は、外板51と真空断熱部材72との間に配置された状態にある。
真空断熱部材72における後方Y2の側面部には、流路26を収容する窪み75が形成される。図13では、流路26における4つの直線部分70に対応して、直線部分70を1つずつ収容する4つの窪み75が左右方向Xに並んで設けられる。これらの4つの窪み75は、外板51によって後方Y2から塞がれた状態にある。これらの4つの窪み75のうち、左右方向Xにおける両外側の2つの窪み75Aでは、窪み75Aの内部空間が左右方向Xにおける外側へ露出されるが、残りの内側2つの窪み75Bの内部空間は、露出されることなく密閉された状態にある。この場合、圧縮されて高温になった冷媒が流路26を流れる際に放熱すると、窪み75B内に残った余分な空気が膨張する。これにより、外板51において窪み75Bを塞いだ部分が、点線で示すように後方Y2へ膨むように変形することによって、冷蔵庫1の見栄えを悪化させる虞がある。
図13の要部拡大図である図14を参照して、外板51における一対の突出部71は、窪み75Bに収容された直線部分70の近傍に設けられる。外板51において一対の突出部71の間の領域は、後方Y2へ凹みつつ上下方向Zに延びる収容溝76を構成する。収容溝76の溝底76Aには、溝底76Aにおける外板51を前後方向Yに貫通する複数の貫通穴77が、上下方向Zに略等間隔で設けられる(図12も参照)。
近傍に突出部71が設けられた直線部分70は、収容溝76に対して前方Y1から収容される。これにより、直線部分70は、収容溝76の両側における一対の突出部71によって左右方向Xから挟まれる。そのため、窪み75B内における直線部分70の位置決めを図れる。窪み75Bの内部空間は、貫通穴77を介して本体2の外方に連通した状態にある。そのため、窪み75B内の余分な空気を貫通穴77から本体2の外に逃がすことができる。よって、前述したように外板51において窪み75Bを塞いだ部分が変形して見栄えが悪くなることを防止できる。
ただし、貫通穴77を設けることにより、外板51における貫通穴77の周縁部には、バリ(図示せず)が存在することがある。このバリが真空断熱部材72に接触することによって真空断熱部材72の袋73が破けると、真空断熱部材72の真空度が低下することによって真空断熱部材72の断熱性能も低下してしまう。しかし、貫通穴77は、外板51において一対の突出部71の間の領域、つまり、突出部71よりも真空断熱部材72から後方Y2へ離れた領域に設けられる。さらに、貫通穴77の周縁部と真空断熱部材72との間には、流路26の直線部分70が存在する。よって、貫通穴77の周縁部に存在し得るバリに真空断熱部材72が接触して傷付くことを防止できる。
さらに、アルミテープなどで構成された取付部材78が、真空断熱部材72と貫通穴77との間に介在するように外板51に対して前方Y1から取り付けられる。取付部材78は、外板51において貫通穴77が形成された領域よりも長い帯状に形成され、この領域に沿って上下方向Zに長手となるように、一対の突出部71およびこれらの間の直線部分70に対して前方Y1から貼り付けられる(図12も参照)。この場合、本体2板における貫通穴77の周縁部に存在し得るバリに真空断熱部材72が接触して傷付くことを確実に防止できる。また、取付部材78によって直線部分70が外板51に固定されるので、直線部分70を確実に位置決めできる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、基板ボックス10や外板51や真空断熱部材72に関する構成は、本体2の後方Y2の外側面部2Bに限らず、左右方向Xにおけるいずれかの側面部に設けられても構わない。
また、前述した突出部71と同様の構成の突出部80が、流路26の直線部分70の端部や、流路26において直線部分70以外の部分を挟んで位置決めするように一対ずつ設けられてもよい(図12参照)。
1 冷蔵庫
2 本体
2B 外側面部
4 収納室
11 制御部
25 圧縮器
26 流路
27 冷却器
36 除霜ヒータ
41 ファン駆動モータ
42 ダンパ切換モータ
43 温度センサ
51 外板
52 ケース部
52A 開口部
52B 上周縁部
53 カバー部
53B 上周縁部
60 閉塞部
62 差込溝
71 突出部
72 真空断熱部材
77 貫通穴
78 取付部材
Y 前後方向
Y1 前方
Z 上下方向
Z1 上方
Z2 下方

Claims (4)

  1. 冷却保存される物品を収納する収納室が形成された本体と、
    前記本体内の電気部品に対して電気的に接続される制御部と、
    前記本体において上下方向に延びる外側面部に設けられ、上下方向に対する交差方向に沿って前記外側面部から前記本体の外方を臨む開口部を有し、前記制御部を収納するケース部と、
    前記ケース部に取り付けられて前記交差方向から前記開口部を塞ぐカバー部と、
    上方へ凹んだ差込溝が設けられ、前記差込溝に前記カバー部および前記ケース部の上端部同士が下方から差し込まれることによって当該上端部同士の境界部分を上方から塞ぐ閉塞部とを含むことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記閉塞部は、前記本体に設けられ、前記冷蔵庫の運搬のために把持される把持部を含むことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記本体の外殻を構成する外板と、
    前記外板によって前記本体の外方から覆われる真空断熱部材と、
    冷媒を圧縮する圧縮器と、
    冷媒を蒸発させる冷却器と、
    一部が前記外板と前記真空断熱部材との間に配置され、前記圧縮器と前記冷却器との間で冷媒を循環させる流路とを含み、
    前記外板には、前記真空断熱部材側へ突出しながら前記流路に沿って延びて前記流路を挟む一対の突出部と、前記一対の突出部の間で前記外板を貫通する貫通穴とが設けられることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記真空断熱部材と前記貫通穴との間に介在するように前記外板に対して前記真空断熱部材側から取り付けられる取付部材を含むことを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
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