JPH04221616A - ガス抜き方法およびこれを利用して製造される断熱箱体 - Google Patents

ガス抜き方法およびこれを利用して製造される断熱箱体

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JPH04221616A
JPH04221616A JP2413107A JP41310790A JPH04221616A JP H04221616 A JPH04221616 A JP H04221616A JP 2413107 A JP2413107 A JP 2413107A JP 41310790 A JP41310790 A JP 41310790A JP H04221616 A JPH04221616 A JP H04221616A
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JP
Japan
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gas
space
outer box
box
piping
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Application number
JP2413107A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiyuki Imahori
今堀 道行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH04221616A publication Critical patent/JPH04221616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス抜き方法およびその
方法によって製造した断熱箱体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の断熱箱体の一例として、
冷蔵庫などに用いる断熱箱体について図面を参照して説
明する。図8は断熱箱体の外観斜視図、図9は図8のA
−A 線断面図、図10と図11は図9における発泡過
程の説明図であって、図10は初期状態、図11は終期
状態をそれぞれ示している。
【0003】断熱箱体10は外箱11と内箱21との2
 重構造になっており、両者の空間部S に発泡断熱材
30が充填された基本構造となっている。外箱11は天
面板12と底面板13と左右側面板14、15と背面板
16を有しており、前面が開口している。内箱21は合
成樹脂成型され前面が開口しており、外箱11の内部に
開口側を同一方向にして取付けられている。
【0004】発泡断熱材30は例えばウレタン樹脂であ
って、外箱11と内箱21との空間部S に発泡充填さ
れている。41は左右両側面板14、15や背面板16
に配設された凝縮パイプで、アルミテープなどで背面板
16に貼着固定されている。外箱11の背面板16を図
8に示すように、上向きにして図外の注入口より発泡断
熱材30を前記空間部S に注入する。注入された発泡
断熱材30が発泡充填するとき、発泡断熱材30の発泡
は図10、図11に示すように空間部S の下部分SA
より始まり、徐々に空間部S を上昇してゆき、背面板
16の中央部SBで発泡充填が完了する。
【0005】前記発泡断熱材30の発泡充填時には、前
記空間部S には空気と発泡充填時に発生するガスが存
在している。従って、良好な断熱効果を得るためには、
前記したガスを発泡過程において大気中に放出させ、ガ
スが残存しないようにする必要がある。そのため、背面
板16の中央部SB線上にガス抜き孔31を略等間隔に
複数個設けている。しかしながら、ガス抜き孔31の径
を大きくすると、ガス抜き効果はあがるものの、ガス抜
き孔31から発泡断熱材30が漏出し、発泡断熱材30
の充填率が低下し、断熱効率が悪くなるし冷蔵庫の外観
が見苦しくなるという不具合があった。
【00006】一方、ガス抜き孔31を小さくすると、
前記漏出を防止できるが、背面板16は一般に鋼板でで
きているため、これに微小孔を開設する作業は非常に困
難で費用も嵩む。それ故、前記ガス抜き孔31の内側に
例えば不織布テープなどの通気性を有するシール材32
を貼着し、ガス抜き孔31よりガスのみを大気中に放出
するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス抜き孔を有する断熱箱体はつぎのような難点があっ
た。■背面板16にガス抜き孔31を等間隔に開設する
ため、手間を要する。■ガス抜き孔31が複数個あって
、これが外から見えるので外観上見苦しく体裁がよくな
い。 ■少量ながらまだシール材32から発泡樹脂の漏出があ
り、その除去作業を行う必要がある。■それぞれのガス
抜き孔31にシール材32を貼着しなければならないの
で、その作業が大変である。本発明は上記事情に鑑みて
創案されたもので、発泡充填時に発生したガスを空間部
に残留させず放出させるとともに、発泡滓が漏出しない
ようにした断熱箱体のガス抜き方法およびその方法によ
って製造した断熱箱体を提供することを目的としている
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る断熱箱体の
ガス抜き方法は、外箱と、外箱の内側に取付けた内箱と
の空間部に発泡断熱材を発泡充填する断熱箱体のガス抜
き方法であって、前記空間部に存在するガスを大気に放
出するガス放出部に多数の微小孔を有する金属箔を設け
たことを特徴としている。また本発明に係る断熱箱体は
、外箱と、外箱の内側に取付けた内箱と、外箱と内箱と
の空間部に充填された発泡断熱材と、空間部に配設され
た配管と、空間部に注入された発泡断熱材が発泡充填す
る際に空間部に残存するガスを大気中に放出させるガス
放出部を具備しており、かつ、前記ガス放出部は外箱の
背面に開設された1 個のガス抜き孔と、ガス抜き孔に
対応して配置された配管を外箱に固定する金属箔に開設
された多数の微小孔と、前記金属箔と配管と外箱背面に
よって囲まれる隙間とによって形成されていることを特
徴としている。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例を
説明する。図1は断熱箱体の外観斜視図、図2は図1の
B−B 断面図、図3は図2における発泡断熱材の発泡
充填過程を示す説明図、図4は図3のD 部拡大断面図
である。図5から図7にかけては他の実施例を示す図面
であって、図5は断熱箱体の外観斜視図、図6、図7は
要部拡大断面図である。従来技術と同一の部分は同一の
符号で示している。
【0010】断熱箱体50は外箱11と内箱21と、両
者との空間部S に充填された発泡断熱材30と、外箱
11の背面板51に設けられたガス放出部53を含んで
いる。背面板51はその中心線51C 上に1 個のガ
ス抜き孔54が開設されている。凝縮パイプなどの配管
52は従来と異なり、その一部が背面板51の中心線5
1C 上に沿って空間部S に配設されている。そして
金属箔55によって背面板51内側に配管52を包み込
むようにして貼着固定されている。前記金属箔55は例
えばアルミなどの熱伝導率の高い金属テープであって、
0.1mm 程度の径の微小孔55A が長手方向にわ
たって多数開設されている。また片面に図外の接着材ま
たは両面テープが貼付されている。金属箔55による配
管52の背面板51への貼着によって金属箔55と配管
52と背面板51で囲まれ、隙間55B が形成される
。そして前記ガス抜き孔54と金属箔55の微小孔55
A と隙間55B によってガス放出部53が形成され
る。
【0011】つぎにガス放出部53の作用について説明
する。背面板51を上向きにして空間部S の下部分S
Aから始まって、背面板51の中央SB近傍まで発泡充
填が行われる。図3、図4において、空間部S に残存
するガスG は金属箔55の微小孔55A を経て、隙
間55B を通り抜け、ガス抜き孔54から大気に放出
される。一方、発泡断熱材30は金属箔55の微小孔5
5A によって隙間55B への流出が阻止されガス抜
き孔54より漏出しない。
【0012】本実施例においては、予め多数の微小孔を
開設した金属テープを用いるものとしたが、本発明はこ
れに限定されず孔を開設していないアルミテープに鋭利
な針状治具を用いて微小孔を必要個所に必要個数だけ開
設するようにしてもよい。また前記ガス抜き孔54のか
わりに、  図5に示すように外箱11の背面板51に
凹状又は凸状に形成された微小幅の条溝56を設け、こ
の条溝56を前記金属箔55によって覆うようにしても
よい。図6は凹状条溝56A を、図7は凸状条溝56
B をそれぞれ示している。なお本発明は冷蔵庫に限定
せず、他の断熱箱体についても適用できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るガス
抜き方法及びこれを利用して製造される断熱箱体は、ガ
ス放出部が形成されており、ガス放出部は外箱背面に設
けた1個のガス抜き孔と、ガス抜き孔に対応して配置し
た配管を外箱に固定する金属箔に開設した多数の微小孔
と金属箔と配管と外箱背面によって囲まれた隙間によっ
て形成されている。従って、空間部にガスが残留せず、
断熱効果がよくなるという効果がある。また発泡断熱材
の漏出が皆無であり、ガス抜き孔も1個であるため、外
観上体裁がよい。さらに従来のようにシール材を使用し
ないので、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は断熱箱体の外観斜視図である。
【図2】図2は図1のB−B 断面図である。
【図3】図3は図2における発泡断熱材の発泡充填過程
を示す説明図である。
【図4】図4は図3のD 部拡大断面図である。
【図5】図5は他の実施例の断熱箱体の外観斜視図であ
る。
【図6】図6は図5の要部断面図である。
【図7】図7は図5の要部断面図である。
【図8】図8は従来の断熱箱体の外観斜視図である。
【図9】図9は図8のA−A 線断面図である。
【図10】図10は発泡過程の説明図であって、初期状
態を示す図面である。
【図11】図11は発泡過程の説明図であって、終期状
態を示す図面である。
【符号の説明】
30  発泡断熱材 50  断熱箱体 51  背面板 52  配管 53  ガス放出部 54  ガス抜き孔 55  金属箔 55A 微小孔 55B 隙間 56  条溝 S   空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  外箱と、外箱の内側に取付けた内箱と
    の空間部に発泡断熱材を発泡充填する断熱箱体のガス抜
    き方法であって、前記空間部に存在するガスを大気に放
    出するガス放出部に多数の微小孔を有する金属箔を設け
    たことを特徴とする断熱箱体のガス抜き方法。
  2. 【請求項2】  外箱と、外箱の内側に取付けた内箱と
    、外箱と内箱との空間部に充填された発泡断熱材と、空
    間部に配設された配管と、空間部に注入された発泡断熱
    材が発泡充填する際に空間部に残存するガスを大気中に
    放出させるガス放出部を具備しており、かつ、前記ガス
    放出部は外箱の背面に開設された1 個のガス抜き孔と
    、ガス抜き孔に対応して配置された配管を外箱に固定す
    る金属箔に開設された多数の微小孔と、前記金属箔と配
    管と外箱背面によって囲まれる隙間とによって形成され
    ていることを特徴とする断熱箱体。
  3. 【請求項3】  前記ガス放出部のガス抜き孔は外箱背
    面に開設された凹状又は凸状の微小幅の条溝である請求
    項2記載の断熱箱体。
JP2413107A 1990-12-21 1990-12-21 ガス抜き方法およびこれを利用して製造される断熱箱体 Pending JPH04221616A (ja)

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