JP2016137846A - シート及びシート送風装置 - Google Patents

シート及びシート送風装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016137846A
JP2016137846A JP2015014553A JP2015014553A JP2016137846A JP 2016137846 A JP2016137846 A JP 2016137846A JP 2015014553 A JP2015014553 A JP 2015014553A JP 2015014553 A JP2015014553 A JP 2015014553A JP 2016137846 A JP2016137846 A JP 2016137846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
air
duct
seat frame
cushion member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015014553A
Other languages
English (en)
Inventor
卓矢 近藤
Takuya Kondo
卓矢 近藤
川野 茂
Shigeru Kawano
茂 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015014553A priority Critical patent/JP2016137846A/ja
Publication of JP2016137846A publication Critical patent/JP2016137846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】構造がシンプルであり乗員の体重等で空気を導く通風路がつぶれにくくクッション部材が分離されていても送風可能なシート及びシート送風装置を提供する。【解決手段】シートは、車両内の乗員が着座するクッション部材を有する座席部と、乗員の背部を支持するクッション部材を有する背もたれ部とを有する。また、シートは、座席部と背もたれ部とを連結する骨材となるシートフレーム43、及び、シートフレーム43に支持され、かつ併設されたダクト44の少なくとも一方を備える。このシートに対して、空調ユニットによってシートフレーム43の内部又はダクト44の内部に空気が供給される。シートフレーム43又はダクト44は、空調ユニットに接続される空気流入口43b1、43s1と、空気を座席部のクッション部材と背もたれ部のクッション部材に吹出す複数の空気吹出孔43b2、43s2とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、車両用のシートにおいて、シートから乗員へ送風を行うことが可能なシート及びシート送風装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載のシート空調装置がある。この装置は、シートのクッション部材の内部に溝又は孔から成る通風路を持ち、この通風路によって空調風を送風している。シートのクッション部材の内部に通風路を配置することは工数が多くかかり構造が複雑である。
またシートには強度を持たせるために、フレームパイプ等の骨材が使用されている。従来はこれらの骨材を避けてクッション部材の内部に空調風を導く通風路を形成している。また、特許文献1に記載のシート空調装置では、座席部と背もたれ部のクッション部材が互いに分離されている。
特開2010−94146号公報
骨材を避けてクッション部材の内部に空調風を導く通風路を形成した場合は、乗員の体重等で通風路がつぶれないよう補強しなければならず構造が複雑になる。また座席部と背もたれ部のクッション部材が分離されている上下2分割シートでは、シートのクッション部材内における通風路では、分割されたクッション部材の内部を連通させて座席部と背もたれ部の両方に空調風を分配することができない。
本発明は、上記問題点に鑑み、第1に構造がシンプルであり乗員の体重等で空気を導く通風路がつぶれにくいシート及びシート送風装置を提供することを目的とする。第2に、座席部と背もたれ部のクッション部材が分離されている上下2分割シートにおいても空気の分配が容易なシート及びシート送風装置を提供することを目的とする。
従来技術として列挙された特許文献の記載内容は、この明細書に記載された技術的要素の説明として、参照によって導入ないし援用することができる。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、本発明では、車両内の乗員が着座するクッション部材を有する座席部(12)と、背もたれ部用のクッション部材を有する背もたれ部(13)と、座席部(12)と背もたれ部(13)とを支持し、かつ、座席部(12)と背もたれ部(13)とを連結部(14)によって連結する骨材となるシートフレーム(43)、及び、このシートフレーム(43)に支持されかつシートフレーム(43)に併設されたダクト(44)のうちいずれか一方又は両方と、を備え、シートフレーム(43)又はダクト(44)は、空気が流れ込む空気流入口(43b1、43s1)と、空気を座席部(12)と背もたれ部(13)とに吹出す複数の空気吹出孔(43b2、43s2)とを備えることを特徴としている。
この発明によれば、強度部材又は骨材であるシートフレームの内部又は、シートフレームに支持され、かつ併設されたダクトに空気を送風して乗員まで届けことができる。これにより送風機能と強度部材としての機能を一体化することでシートの構造を簡素化することができる。また、骨材となるシートフレームに支持され、かつ併設されたダクトの内部又はシートフレームの中空部に空気を供給しているため、空気が流れる通風路は、外力で潰れる可能性が少ない。また、座席部と背もたれ部のクッション部材が分離されている上下2分割シートにおいても、座席部と背もたれ部とを結合するダクト又はシートフレームの内部を通して空気を分配することができる。
なお、特許請求の範囲及び上記各手段に記載の括弧内の符号ないし説明は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を分かり易く示す一例であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第1実施形態における空調ユニットの冷媒の流れを説明する冷凍サイクルの構成図である。 上記実施形態に用いられる車両の外観斜視図である。 上記実施形態における空調ユニットを一部破断して図2の矢印Y3方向すなわち車両の側方から見た状態を示す一部断面図である。 上記実施形態における図3に示す矢印Y41方向から見た空調ユニットの平面図である。 上記実施形態における乗員が座るシートを前方から後方にかけて見た状態を示す正面図である。 上記実施形態における連結部を図5に示す矢印Y61−Y62線に沿う方向から見た断面図である。 上記実施形態における図6に示した連結部の第1変形例を示す断面図である。 上記実施形態における、シートフレーム又はダクトの全体構成図である。 上記実施形態における連結部の第2変形例を示す断面図である。 上記実施形態における連結部の第3変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態におけるシートフレームにとりつけたダクトを示す斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるシートフレームにとりつけたダクトを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態におけるシートのクッション部材の内部構成を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図10を用いて詳細に説明する。第1実施形態ではシート送風装置をシート空調装置として構成している。図1において、第1実施形態におけるシート空調装置に使用する空調ユニットの冷媒の流れを説明する。この第1実施形態では冷凍サイクルがエアコンサイクルから成り、もっぱらシートを冷却する。なお、加熱も行う場合は、別に設けたPTCヒータにて行う。なお、後述するように冷凍サイクルは、ヒートポンプサイクルとしても良い。この場合は、PTCヒータは不要である。
図1において圧縮機1は、電動圧縮機であり、車載のバッテリから供給された直流電圧で駆動される電動機によって圧縮機構が駆動される。圧縮された冷媒が持つ熱は、放熱器となる凝縮器2で放熱される。次に、減圧手段3を構成する固定絞りで冷媒が減圧される。なお、冷媒は通常のフロン系の冷媒のほかにCOを使用することもできる。なお、スペース及びコストが許せば電子膨張弁や機械式膨張弁にて減圧手段3を構成し、細かく温度制御することも可能である。
減圧された冷媒は、第1熱交換器を構成する蒸発器4にて蒸発し蒸発器4を通過する空気を冷却して空調風を生成する。この蒸発器4には、蒸発器用送風機4fにより空気が通過して、この空気が蒸発器4により冷風となってシートに供給される。一方、第2熱交換器を構成する凝縮器2には、凝縮器用送風機2fにより空気が流され、この空気が凝縮器2と熱交換して温められ排熱となってシートの後方に排気される。
なお、凝縮器用送風機2fと蒸発器用送風機4fとは、単に送風機2f、4fともいう。また凝縮器2と蒸発器4とを区別せずに言う場合、又は、これら凝縮器2と蒸発器4とを総称する場合は、熱交換器24ともいう。ここで冷風は、乗員へ送風、排熱は後方へ排気するための構成をコンパクトにする必要がある。そこで、排気をスムーズにするため、凝縮器2と蒸発器4から構成された熱交換器24の配置は、図3に示すように、蒸発器4が座席部12下の前方(車両進行方向側)、凝縮器2は座席部下の後方に配置する。そうすることで、空気の流れをスムーズにでき複雑な構造を避けることができる。
また、シートに固定して、車室内に配置する空調ユニット15では、排熱処理も考えなければならない。特に、車室内の乗員に悪影響なく排熱を行う必要がある。そこで、乗員を冷却するために、蒸発器4を通過した空気は乗員へ、凝縮器2を通過した空気は後席へ矢印Y33のように排気することで乗員への悪影響がなく放熱を行うことができる。
更に、小型化されシートと一体化された空調ユニット15では、吸熱器を構成する蒸発器4と放熱器を構成する凝縮器2が隣接して配置(並置)されている。そのため、吸気と排気の混合防止を図る必要がある。そこで、小型に構成された空調ユニット15の吸気方向と排気方向を分離することで、混合を回避している。また、車両は排気をシート後方から車外へ排出する機構(通気口等)を持つ。
次に、小型化にあたり、スペースの都合上、送風機2f、4fと熱交換器24の搭載が困難になる。この場合において、急激に風を曲げることは熱交換器24への風の分配性能の悪化を引き起こし、熱交換器24前面に流れ込む風の分布が不均一になる。この結果、熱交換性能の低下を招く。よって、急激に風を曲げることは極力避けなければならない。そのために、熱交換器24と送風機2f、4fとを上下直列に並べて、吸込みから熱交換器24の通過までを一直線の風流れとなるように構成している。
また、小型な空調ユニット15では送風機2f、4fと熱交換器24とが隣接する。そのため、送風機2f、4fに熱交換器24からの凝縮水がかかると、故障につながり製品の信頼性が低下する。そこで、送風機2f、4fと熱交換器24との位置関係を工夫する必要がある。そのため、送風機2f、4fの方が熱交換器24より高い位置にあるようにして被水を防止している。
更に、小型の空調ユニット15の温度制御として、圧縮機1のON、OFF制御を行っている。すなわち、圧縮機1の回転数を連続的に変化させず、単にON(通電し運転)かOFF(非通電とし停止)かを断続的にリレー又は電磁開閉器のON、OFFで切り替える。
図2はこの実施形態で用いる車両の外観を示す。この車両10は、バッテリの電力で走行する電気自動車である。車体の軽量化及び簡素化のために、空調装置はシート空調で対応している。車室内のシート11も簡素な構成であり座席部12と背もたれ部13のクッション部材が互いに分離されている。なお、車両は電気自動車に限らない。
座席部12と背もたれ部13とは中空の二本のパイプ状の連結部14によって連結されている。またシート11は、車体の床部に対してスライド可能であり、シート空調が装備されない状態ではシートの下部に物入れの引出トレイが収納されている。この第1実施形態においては、この物入れ用トレイの代わりに空調ユニット15が装着されている。従って、空調ユニット15は、シート11と一体化されシート11と一体にスライド可能である。車載バッテリからの電力線はスライドを許容するように余裕のあるコイル配線で空調ユニット15に電力を供給している。
上記のように第1実施形態においては、車両内のシート11の下部と床との間に空調ユニット15を備える。空調ユニット15は、図1のように圧縮機1と凝縮器2と減圧手段3と蒸発器4とから成る冷凍サイクル装置である。なお図1は簡素化のために、気液分離機、レリーフバルブ、マフラー、及びアキュムレータ等のその他の冷凍サイクル構成部品は省略して図示している。
図3は、シート11の座席部12と空調ユニット15とを示す。図4は図3の矢印Y41方向から見た空調ユニット15の平面構成を示す。図3の空調ユニット15は、一部破断して断面形状を示すものであり、図2の矢印Y3方向すなわち車両の側方から見た状態を図示している。図3において、矢印Y31は、車両前進方向である前方と、後方を示している。また、矢印Y32は、天方向(天井方向)である上方と、地方向(床方向)である下方を示している。
図3及び図4のように、蒸発器4は、車両の前進方向側に設けられっている。凝縮器2はシートの後部側に設けられている。蒸発器4と凝縮器2とがシートの座席部12下の平面上において互いに重ならないように並んで配置されている。蒸発器4によって温度制御された空調風の一部は、座席部12内のダクトと連結部14とを介して乗員に供給される。凝縮器2を通過した熱交換後の排気は、シート後方に矢印Y33のように排出される。また、蒸発器4の凝縮水は、溝17に沿って流れて加熱装置31にて加熱されて蒸発する。
従来の車両用空調装置では、冷凍サイクルの構成部品において、凝縮器は室外に配置されていた。第1実施形態のようにシート11に一体的に固定して、車室内に配置される空調ユニット15では、排熱処理も考えなければならない。そこで、乗員を冷却するために、蒸発器4を通過した空気つまり温度調整された空調風は、空調風送出口21とダクト等を介して乗員へ、凝縮器2を通過した空気は矢印Y33のように後席側へ排気することで乗員への悪影響がなく排熱を行っている。
また、蒸発器4と凝縮器2との夫々の上方に送風機2f、4fが夫々取りつけられている。送風機2f、4fの夫々を通過する風が先に蒸発器4又は凝縮器2によって熱交換される。なお、蒸発器4と凝縮器2との夫々の下部に送風機2f、4fを夫々取りつけることもできる。
第1実施形態においては、蒸発器4の上方に送風機4fを取りつけ、送風機4fを通過する風が、まず蒸発器4によって熱交換されるようになっている。これは以下の理由による。小型空調ユニットでは送風機2f、4fと熱交換器24とが隣接する。そのため、送風機2f、4fに熱交換器24からの凝縮水がかかると、故障につながり、製品の信頼性が低下する。そこで、送風機2f、4fと熱交換器24との位置関係として、送風機2f、4fの方が熱交換器24より高い位置としている。これにより、送風機2f、4fに熱交換器24からの凝縮水がかかることを防ぐことができる。
また、第1実施形態では、蒸発器4及び凝縮器2の上方に各送風機2f、4fが並列に取りつけられている。これによりシートに座る乗員の手指が直接的に回転中の送風機に触れることが少なくなる。つまり蒸発器4及び凝縮器2が防護バリヤとなっている。また、異物が送風機2f、4fに巻き込まれるのを防止できる。
空調ユニット15は、電動圧縮機への電源供給を電磁開閉器又はリレーによってON、OFF制御される圧縮機1を備える。これによれば、圧縮機1は、構成の簡単なON、OFF制御によって駆動されるから、制御装置を小型化できる。図5は乗員が座るシート11を前方から後方にかけて見た状態を示す。シート11は、上部側と下部側とに分離して配置された一対のクッション部材と連結部14から構成されている。つまり、クッション部材は、背もたれ部13と乗員が着座する座席部12とから構成されている。このように、座席部12と背もたれ部13のクッション部材が分離されており、座席部12と背もたれ部13とは連結部14によって連結されている。この連結部14の図5に示す矢印Y61−Y62線に沿う方向から見た断面構造を図6に示す。
図6において、化粧カバー41を兼ねる連結部14の外装部を成す金属又は樹脂製の中空部材の内部は、断熱作用のあるスポンジ部材(ウレタン等)からなる断熱材42が充填されている。スポンジ部材は通期性が無くても良い。この断熱材42の内部に金属パイプから成るシートフレーム43が収納されている。シートフレーム43は、シートの骨材となり、内部は中空である。この中空部を空調ユニット15から送風された空調風が流れている。この空調風は、上部側に配置された背もたれ部13のクッション部材内に供給される。クッション部材は、通気性のある多孔質であり内部を通過した空調風により背もたれ部13とその周辺が温度調整される。シートフレーム43は、座席部12を支持する支持部と背もたれ部13を支持する支持部とを有する。これらの支持部は互いにシートフレームの連結部によって連結されている。
(連結部の第1変形例)
次に、図6に示した連結部14の第1変形例を図7に示す。図7においては、シートフレーム43の内部にリング状の蓄熱材45が張り付けてある。蓄熱材45はリング所の密閉容器内に封入されている。この蓄熱材45は、空調風の冷熱を蓄熱する。なお、空調風が温風である場合は、蓄熱材45が空調風の温熱を蓄熱する。
なお、蓄熱材45は空調風の流れを妨げないものを連結部の内部にリング状に設ける。あるいはシートフレーム43自体の一部を蓄熱作用のある金属部材で形成しても良い。このような蓄熱材は、固相−相転移系の潜熱蓄熱材料として知られている。更には、断熱材42の一部である内周側に蓄熱材を設け、金属製のシートフレーム43を通して空調風と蓄熱材とが熱交換するようにしても良い。このようにすれば、連結部14の内部に蓄熱材45を設けるスペースを確保できる。
図8は、シートフレーム43の全体構成図である。この第1実施形態では、シートフレーム43は、中空のパイプ状であり中空部を空調風が流れる。シートフレーム43は、背もたれ部用の第1シートフレーム43bと、座席部用の第2シートフレーム43sとに分かれている。これらの第1シートフレーム43bと第2シートフレーム43sとは図示しない補強部材で互いに連結されている。空調ユニット15を出た空調風は、例えばフレキシブルなダクトによって2箇所の空気流入口43b1、43s1に導かれる。
シートフレーム43には、複数個の空気吹出孔43b2、43s2が設けられている。この空気吹出孔43b2、43s2から吹き出された空調風が、各クッション部材の内部を通り乗員の周囲に温度調整された空気を供給する。なお、図8のシートフレームは金属製のパイプである。しかし、図8のような構成の樹脂製のダクト44を備え、この樹脂製のダクト44をシート内の骨材である図示しないシートフレームに沿わせて固定しても良い。この場合は、シートフレームに支持され、かつ併設されたダクト44内を空調風が流れる。
(連結部の第2変形例)
図9は、図5の矢印Y61−Y62線に沿う連結部の第2変形例における断面構造を示している。強度部材であるシートフレーム43単独では十分な量の空調風を流せない場合がある。この場合は、シートフレーム43とダクト44との両方が備えられ、シートフレーム43に並行に樹脂製のダクト44を併設する。この場合、シートフレーム43には空調風を流しても流さなくても良い。空調風が流れる部分には蓄熱材45が設けられている。
圧縮機1は、電動圧縮機から構成され、車両の走行速度に応じて制御される。車速が第1速度以下において圧縮機1への電力供給が遮断され圧縮機はOFF運転となる。車速が第1速度以下においても空調ユニット15からの冷房時に吹出し温度が所定温度以上に上昇した空調能力不足時は、圧縮機1を再始動するべく電源を自動再投入してON運転に切り替える。このような圧縮機1の断続運転により空調風の温度も変動するが、蓄熱材45がこの温度変動を緩和してくれる。
なお、一般的な車両用空調装置における蓄熱材は蒸発器に蓄熱材を付属させ、冷媒で蓄熱材を冷やしている。この第1実施形態における構成では、空調風が流れる通風路である例えばダクト44に蓄熱材45を付属させている。蒸発器4のような熱交換器に蓄熱材を付属させると、熱交換のための面積が減ってしまい性能が低下する。第1実施形態の空調ユニット15では、蒸発器4に蓄熱材を付属させると蒸発器4の体格が大きくなってしまう。これを考慮して、熱交換性能には影響がない部位である例えば、空調風の通風路であるダクト44等に蓄熱材45を設けることで熱交換性能を低下させることなく、蓄熱機能を持たせることができる。
(連結部の第3変形例)
次に図9に示した連結部を更に変形した第3変形例を図10に示す。この図10においては、シートフレーム43とダクト44の一部が密接して設けられている。この密接した部分に、シートフレーム43の中空部とダクト44の内部とを連通する連通路46が設けられている。これによれば、連通路46を介してシートフレーム43の中空部とダクト44の内部とのいずれにおいても空調風を流すことができ、空調風の実質的な通路断面積が増加する。また密接によりダクト44がシートフレーム43に確実に支持される。
(第1実施形態の作用効果)
第1実施形態においては、シートフレーム43(又はダクト44)は、座席部12のクッション部材と背もたれ部13のクッション部材とに空調風を吹出す。そのために、シートフレーム43又はダクト44は、空気吹出孔43b2、43s2と、送風機からのダクトに接続される空気流入口43b1、43s1とを備える。これによれば、ダクト44の内部又はシートフレーム43の内部に空調風を供給して座席部12と背もたれ部13の双方のクッション部材に空調風を吹出すことができる。
この際に、骨材となるシートフレーム43に固定され、かつ併設されたダクト44の内部又はシートフレーム43の中空部分に空調風を供給しているため、空調風が流れる通風路が外力で潰される可能性が少ない。また、図5のように座席部12と背もたれ部13のクッション部材とが分離されている上下2分割シートにおいても、座席部12と背もたれ部13とを結合するダクト44又はシートフレーム43の内部を通して空調風を分配することができる。
なおシートフレーム43にダクト44を固定しかつ併設するに当たり、ダクト44とシートフレーム43とを結束バンドで結合してもよいし、ねじで固定しても良い。あるいはシートフレーム43側に爪が出ていてダクト44の係合部を爪にひっかけて固定するようにしても良い。
次に、シートフレーム43又はダクト44が、クッション部材から外部に露出する露出部分である図5の連結部14の内部が、断熱材で覆われているから、外部に露出する部分からの熱ロス又は表面における結露の発生を防止できる。
また、図7のように、連結部14が、断熱材42と、この断熱材42の外表面を覆う化粧カバー41とで覆われている。これによれば、シートフレーム43又はダクト44がクッション部材から外部に露出する連結部14部分の断熱性能を更に良くし、かつ、見栄えを良好にできる。
図8のシートフレーム43(又はダクト44)は、座席部12のシートフレーム43sと背もたれ部13のシートフレーム43bとに分離され、空調風を個別に供給している。これに対し、座席部12のシートフレーム43sと背もたれ部13のシートフレーム43bとを一本の共通フレームで形成してもよい。
しかし、第1実施形態のように、1台の送風機でシートに送風を行う場合、座席部12のシートフレーム43sと背もたれ部13のシートフレーム43bとで風量分布のコントロールができない。そのため、乗員に対してきめ細やかな送風のコントロールを行うために、座席部12のシートフレーム43s又はダクトと背もたれ部13のシートフレーム43b又はダクトとを別にして送風経路を分けた方が良い。
更に、シートフレーム43又はダクト44の一部に、空調風を多孔質のクッション部材の内部に吹出す空気吹出孔43b2、43s2が複数形成されているから、クッション部材内に空調風を吹出して拡散することができる。なお図8の構造をダクト44で構成する場合は、ダクト44を支持し、かつ固定しダクト44に並置される骨材となるシートフレームがダクトに併設される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以降の各実施形態においては、上記した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について説明する。なお、第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明が援用される。
第2実施形態においては図11のように、シート11の背もたれ部13におけるクッション部材の内部にダクト44の一部を成すボックス状ダクト441が設けられている。このボックス状ダクト441の前面には多孔質で通気性のあるクッション部材が設けられる。ボックス状ダクト441はシートの骨材となるシートフレーム43に固定されている。座席部12下方に位置する空調ユニットとボックス状ダクト441との間には同様にダクト44の一部となるパイプ状ダクト442が設けられており、このパイプ状ダクト442もシートフレーム43にビス又はワイヤにて固定されている。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記した実施形態と異なる部を説明する。第3実施形態を示す図12のように、骨材となるシートフレーム43にダクト44を構成する逆U字状のダクト443が固定されている。シートフレーム43と逆U字状ダクト443とはバインド線51で固定されている。
この逆U字状ダクト443はパイプ状のもので内部の中空部には空調風が流れ、パイプの一端には空気流入口43b1が設けられ、他端は閉塞されている。座席部12の下方に設けられた空調ユニットからの空調風は連結用のフレキシブルダクトを介して空気流入口43b1に導かれる。逆U字状ダクト443の表面と内部の中空部とは複数の空気吹出孔43b2で連通しており、複数の空気吹出孔43b2から吹出された空調風は、通気性のあるクッション部材の内部を通過して乗員の周りに吹出される。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第3実施形態では、空調風は、通気性のあるクッション部材の内部を通過して乗員の周りに吹出されるようにした。しかしこの第4実施形態においてはクッション部材が多孔質であっても通気性を必要としない。
第4実施形態を示す図13は、シート11の背もたれ部13の図5の矢印Y131−Y132線に沿う断面を示している。図13の矢印Y133は車両の前方と後方とを示している。図12に示す空調風の通風路となるダクト44を構成する逆U字状ダクト443の断面が図13において2箇所に描かれている。クッション部材52の内部には空調風が流れる通気用の溝部53が設けられている。ダクト44の空気吹出孔43b2から吹出された空調風は溝部53を矢印Y131のように通過して、クッション部材の表面の通気性のある表皮54を通って乗員の周囲に送りだされる。
(他の実施形態)
上記の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に、特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
シートフレーム43とこれに支持されたダクト44との両方が備えられ場合においては、シートフレーム43とダクト44との夫々の一部に、空気吹出孔43b2、43s2が複数形成される。そして、この空気吹出孔からの空調風が、クッション部材の内部に吹出されると良い。その理由は、クッション部材の内部に両方から十分な量の空調風を吹出し易いからである。
空調ユニット15としてエアコインサイクルを使用したが、ヒートポンプサイクルを使用してもよい。ヒートポンプサイクルでは、冷房の場合、蒸発器が利用側熱交換器となり空調風を生成し、凝縮器が排熱を生成する。またヒートポンプサイクルでは、暖房の場合、放熱器となる例えば凝縮器が利用側熱交換器となり空調風となる温風を生成し、蒸発器が冷熱を排気する。
シートに、ブラケットと防振ゴムを介して連結されたアルミニウム製の基板16(図4)の上に空調ユニット15を構成する部品を搭載したが、シートに連結された基板16の下に空調ユニット15を構成する部品を吊り下げても良い。
蒸発器4は、シート下部の前方である車両の進行方向側に設けられ、凝縮器2は、シート下部の後方に設けられている。つまり蒸発器4と凝縮器2とがシートの下部に並行して配置される構成とした。しかし、ヒートポンプサイクルを構成する場合は、空調風を生成する利用側熱交換器が前方に配置され、排気を生成する熱交換器は後方に設けられる。
送風機は音が静かであり反面、高吐出圧のブロワが適している。駆動用モータにブラシレスモータを使用したり交流モータを使用したりしても良い。また遠心式ブロワのほかターボファンを使用しても良い。熱交換器24の下部に乗員の手指を保護する網状のカバーを取り付けても良い。
蒸発器及び凝縮器の上方に送風機が夫々取りつけられたが、下方に送風機を取りつけても良い。また一方の熱交換器は下部に送風機を取り付け、他方の熱交換器は上方に送風機を取り付けても良い。
また、送風機は回転するファン部を樹脂製のファンシュラウド又はケースで覆ったが一部又は全部露出していても良い。また蓄熱材は、空調風が流れる通風路に設ければよく、クッション部材内の溝部53(図13)の内周に設けても良い。
圧縮機の制御は車速だけでなく、外気温度、設定温度等を考慮してON、OFFのタイミングを制御しても良い。また車両内にメインのエアコンが無くシート空調だけで空調する実施形態を記載したが、エンジンで駆動される圧縮機を持つメインエアコンを有し、シート空調を補助的に使うタイプのシート空調装置に本発明を適用しても良い。
また、冷凍サイクルで暖房と冷房とを行うためにエアコンサイクルを用いて、冷房時は蒸発器4からの冷風をシートに導き、暖房時は凝縮器2からの温風をシートに導くように風の流れを切り替えても良い。これはダクト内に設けたダンパを切換え作動させることにより実現できる。この場合は、ダクト44又はシートフレーム43の空気流入口43b1、43s1に、冷凍サイクルを構成する蒸発器4からの冷風又は凝縮器2からの温風が供給される。
上記各実施形態に言う空調風は、温風又は冷風に限らず、単なる室内空気又は車外空気の送風であっても良い。これによりシートに座った乗員の蒸れ等を防止できる。この場合は、熱交換器が不要である。
12 座席部
13 背もたれ部
14 連結部
15 空調ユニット
41 化粧カバー
42 断熱材
43 シートフレーム
43b2、43s2 空気吹出孔
43b1、43s1 空気流入口
44 ダクト

Claims (7)

  1. 車両内の乗員が着座するクッション部材を有する座席部(12)と
    背もたれ部用のクッション部材を有する背もたれ部(13)と、
    前記座席部(12)と前記背もたれ部(13)とを支持し、かつ、前記座席部(12)と前記背もたれ部(13)とを連結部(14)によって連結する骨材となるシートフレーム(43)、及び、このシートフレーム(43)に支持されかつ前記シートフレーム(43)に併設されたダクト(44)のうちいずれか一方又は両方と、を備え、
    前記シートフレーム(43)又は前記ダクト(44)は、空気が流れ込む空気流入口(43b1、43s1)と、前記空気を前記座席部(12)と前記背もたれ部(13)とに吹出す複数の空気吹出孔(43b2、43s2)とを備えることを特徴とするシート。
  2. 前記シートフレーム(43)又は前記ダクト(44)は、前記クッション部材から外部に露出する露出部分を前記連結部(14)に備え、この露出部分が断熱材で覆われていることを特徴とする請求項1に記載のシート。
  3. 前記連結部(14)は、前記断熱材(42)と、この断熱材の外表面を覆う化粧カバー(41)とを備えることを特徴とする請求項2に記載のシート。
  4. 前記シートフレーム(43)と前記ダクト(44)との前記両方が備えられ、
    前記シートフレーム(43)と前記ダクト(44)の一部が互いに密接して設けられ、この密接した部分に、前記シートフレーム(43)の内部と前記ダクト(44)の内部とを連通する連通路(46)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシート。
  5. 前記シートフレーム(43)と前記ダクト(44)との前記両方が備えられ、
    前記シートフレーム(43)と前記ダクト(44)との夫々の一部に、前記空気吹出孔(43b2、43s2)が複数形成され、この空気吹出孔からの前記空気が、前記クッション部材の内部に吹出されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のシート。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の前記シートにおいて、
    更に、前記シートフレーム(43)及び前記ダクト(44)のうちいずれか一方又は両方に送風する送風機を前記シートと一体に備えたことを特徴とするシート送風装置。
  7. 前記空気流入口(43b1、43s1)は、冷凍サイクルを構成する蒸発器(4)からの冷風又は凝縮器(2)からの温風が供給されることを特徴とする請求項6に記載のシート送風装置。
JP2015014553A 2015-01-28 2015-01-28 シート及びシート送風装置 Pending JP2016137846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014553A JP2016137846A (ja) 2015-01-28 2015-01-28 シート及びシート送風装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015014553A JP2016137846A (ja) 2015-01-28 2015-01-28 シート及びシート送風装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016137846A true JP2016137846A (ja) 2016-08-04

Family

ID=56558827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015014553A Pending JP2016137846A (ja) 2015-01-28 2015-01-28 シート及びシート送風装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016137846A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064302A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 株式会社Subaru 車両用補助暖房装置
JP2019127229A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 本田技研工業株式会社 車両用空調装置
JP2019184226A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 株式会社デンソー 空調装置
JP2019196031A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社デンソー 車室用空調システム
JP2019196846A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社デンソー 空調装置
JP2020185986A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 株式会社デンソー シート、および、人力駆動車

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01171509A (ja) * 1987-12-28 1989-07-06 Nhk Spring Co Ltd 車輛用シート
JP2003250660A (ja) * 2002-03-05 2003-09-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 運転席および該運転席を備えた作業機

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01171509A (ja) * 1987-12-28 1989-07-06 Nhk Spring Co Ltd 車輛用シート
JP2003250660A (ja) * 2002-03-05 2003-09-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 運転席および該運転席を備えた作業機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064302A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 株式会社Subaru 車両用補助暖房装置
JP7051351B2 (ja) 2017-09-28 2022-04-11 株式会社Subaru 車両用補助暖房装置
JP2019127229A (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 本田技研工業株式会社 車両用空調装置
JP2019184226A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 株式会社デンソー 空調装置
JP7196658B2 (ja) 2018-04-03 2022-12-27 株式会社デンソー 空調装置
JP2019196031A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社デンソー 車室用空調システム
JP2019196846A (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社デンソー 空調装置
WO2019216106A1 (ja) * 2018-05-07 2019-11-14 株式会社デンソー 空調装置
JP7017120B2 (ja) 2018-05-07 2022-02-08 株式会社デンソー 車室用空調システム
JP7059784B2 (ja) 2018-05-07 2022-04-26 株式会社デンソー 空調装置
US11338642B2 (en) 2018-05-07 2022-05-24 Denso Corporation Vehicle cabin air conditioning system
JP2020185986A (ja) * 2019-05-16 2020-11-19 株式会社デンソー シート、および、人力駆動車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6439476B2 (ja) シート空調装置
JP2016137846A (ja) シート及びシート送風装置
EP1961599B1 (en) Truck electrified engine-off air conditioning system
JP6197616B2 (ja) 車両用送風装置
JP2005112297A (ja) 車両用空調装置
JP6658570B2 (ja) シート空調装置
JP2019006373A (ja) シート空調装置
JP2010076506A (ja) 車両用空気調和装置
US11377005B2 (en) Vehicle air conditioning device
JP2011189764A (ja) 車両用空調装置
JP2019018774A (ja) 車両用空調装置
JP2018043727A (ja) 車両用空調装置
JP6729606B2 (ja) 車両用空調装置
JP5012758B2 (ja) 車両用空調装置
JP4609216B2 (ja) 車両用空調装置
JP2006248337A (ja) 車両用屋上装着型空調装置
US11220153B2 (en) Air conditioner for vehicle
JP2020040650A (ja) 送風装置
KR20200119522A (ko) 암레스트 콘솔 및 이를 포함하는 차량
JP2011168214A (ja) 車両用空調装置
JP7309324B2 (ja) 車両空調システム
JP2001146112A (ja) 車両用空調装置
JP2003025826A (ja) 車両用空調装置
JP2001080340A (ja) 空気調和ユニット及び車両用空気調和装置
JPH07101230A (ja) 車両用空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180904