JP7051351B2 - 車両用補助暖房装置 - Google Patents

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本発明は、車両の挙動で発生する熱源を利用して蓄熱した熱にて、車両の室内を補助的に暖房する車両用補助暖房装置に関する。
従来、自動車を代表とする車両は、エンジン等の燃焼熱を熱源として室内暖房を行うことが主流であったが、今後は燃焼機関に頼らない、いわゆる電動車両が増加する傾向にある。電動車両では燃焼機関のように、大きな熱量を発生する発熱源がないため、室内暖房の熱源は、ヒートポンプ式空調装置やヒータ等の電気発熱手段で確保する必要がある。
しかし、ヒートポンプ式空調装置や電気発熱手段は電気エネルギによって駆動されるため、この電気エネルギを車載バッテリから受けると、当該車載バッテリの電力消費量が増加し車両の走行航続距離が短くなり、特に寒冷地では大きな問題となる。
そのため、本出願人は特許文献1(特開2010-221968号公報)において、車両の室内を、外部電源から供給される電力で補助的に暖房することで、走行時のバッテリ消費を抑制し、航続距離を延ばすようにした技術を提案した。
特開2010-221968号公報
しかし、上述した文献に開示されている技術では、外部電源を供給する設備が整っていない環境に車両が駐車されている場合には、適用することができない。又、外部電源による補助的な暖房を毎回行うと、電気料金が余分に嵩んでしまう不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、外部電源を用いることなく少ない電力での補助暖房を可能として、余分な電気料金の増加を抑制し、冷態時においても少ない電力で室内を早期に昇温させることのできる車両用補助暖房装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両の挙動で発生する熱源と該車両の外部から取り入れる自然熱源との少なくとも1つから熱エネルギを回収する熱エネルギ回収手段と、前記熱エネルギ回収手段で回収した熱エネルギを蓄熱する蓄熱材と、前記車両に設けられている空調装置と、前記空調装置の動作を制御するコントローラとを有し、前記コントローラが、前記空調装置による前記車両の室内を暖房するに際し、前記蓄熱材に蓄熱されている熱で前記車両の室内を補助的に暖房する制御を行う車両用補助暖房装置において、前記車両の車室前部に配置されて車体幅方向へ延在する前部サポート部材、前記前部サポート部材に形成され且つ前記空調装置の空調用ダクトに近接すると共に並行に配置された、前記蓄熱材を装填する蓄熱材配置部位と、前記空調用ダクト及び前記蓄熱材配置部位間を連通する連通部と、前記連通部内を開閉する開閉手段と、乗員が携帯する送信機と、前記コントローラに接続されている受信機とを更に有し、前記コントローラには、前記送信機からの信号を前記受信機が受信すると前記開閉手段を前記車両に前記乗員が乗車する前に遠隔操作にて開放させて、前記空調装置が起動する前に前記蓄熱材に蓄熱されている熱を前記車両の室内に供給させる開閉制御手段が備えられている。
本発明によれば、車室前部に配置されて車体幅方向へ延在する前部サポート部材に形成した蓄熱材配置部位に蓄熱材を装填し、この蓄熱材に対し、車両の挙動で発生する熱源と車両の外部から取り入れる自然熱源との少なくとも1つからの熱エネルギで蓄熱し、又、この蓄熱剤配置部位と空調装置の空調用ダクト間とを連通部で連通し、この連通部に配設した開閉手段を乗員が乗車する前の所定タイミングで開放させて、空調装置が起動する際に蓄熱材に蓄熱されている熱を車両の室内に供給させるようにしたので、外部電源を用いることなく、少ない電力での室内を早期に昇温させることができる。又、余分な電気料金の増加が抑制され、冷態時においても少ない電力で乗員が温感を早期に取得することができる。
インストルメントパネル内部の断面側面図 空調装置の概略構成図 補助暖房装置の概略構成図 蓄熱処理ルーチンを示すフローチャート 暖房処理ルーチンを示すフローチャート 蓄熱ユニットによる補助暖房と空調装置との切換えタイミングを示すタイムチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1の符号1は電動車両の車室前部に配設されているインストルメントパネル(以下、「インパネ」と略称)である。尚、符号3はフロントガラス、4はグローブホックスである。
又、インパネ1の内部空間1aに、前部サポート部材としてのステアリングサポートビーム5が車幅方向へ水平に配設されている。このステアリングサポートビーム5は図示しないステアリングコラムを支持するものである。更に、このステアリングサポートビーム5と乗員が着座する車両シート(図示せず)側に対峙するインパネ1の内面との間に、後述する空調装置23の空調用ダクト23aがインパネ1の内面に沿って車幅方向に配設されている。
図2に示すように、空調用ダクト23aは、外気吸入口23b或いは内気吸入口23cからの空気を空調ファン23eによって吸引して、インパネ1等に開口されている吹出口23fへ導く。この空調用ダクト23a内にはヒートポンプを構成する熱交換器23gが配設され、この熱交換器23gを通過する空気を所定に調温(加熱、或いは冷却)させて、吹出口23fから吹き出させる。
又、ステアリングサポートビーム5内に蓄熱材配置部位5aが形成され、この蓄熱材配置部位5aに蓄熱ユニット2が装填されている。図1、図2に示すように、この蓄熱材配置部位5aは、空調用ダクト23aに近接する位置で、且つ並行に設けられている。この蓄熱材配置部位5aに装填されている蓄熱ユニット2は、内部にバラフィン等の周知の蓄熱材2eが充填されている蓄熱容器2aを有し、この蓄熱容器2aの外周が発泡ウレタン等の断熱材2bで囲繞されている。尚、ステアリングサポートビーム5が断熱性を有する材料で形成されている場合、この断熱材2bを省略すると共に、蓄熱ユニット2の両端を断熱材で閉塞させるようにしても良い。
この蓄熱ユニット2の空調用ダクト23aと対向する面に対峙する断熱材2bの一部が開口されて、伝熱領域としての放熱窓2cが形成され、この放熱窓2cが連通部として連通管2fを介して空調用ダクト23aに連通されている。この連通管2fに、樹脂など熱伝導率の低い材料で形成した開閉手段としての暖房バルブ2dが開閉自在に配設されており、この暖房バルブ2dが電磁ソレノイド等からなるバルブアクチュエータ22(図3参照)に連設されている。暖房バルブ2dはバルブアクチュエータ22の回動により開閉動作される。尚、このバルブアクチュエータ22は、後述するコントローラ11aからの駆動信号に従って正転/逆転動作される。
又、電動車両には、図3に示す補助暖房装置11が搭載されている。この補助暖房装置11はコントローラ11aを有しており、このコントローラ11aにて補助暖房を行うための蓄熱、及び、乗員が乗車する際の補助暖房制御が実行される。
コントローラ11aは、周知のCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを主体に構成されており、ROMにはCPUが実行する各種プログラム、各種固定データ等が記憶されている。CPUでは、ROMに記憶されているプログラムに従い補助暖房用の蓄熱、及び、補助暖房制御を行う。
このコントローラ11aの入力側に、熱エネルギ回収手段としての熱回収ユニット12が接続されている。この熱回収ユニット12は発熱源13で発生した熱エネルギを電気エネルギに変換して回収するものである。発熱源13としては電動車両の挙動で発生する熱源と自然熱源がある。電動車両の挙動による発熱源13としては、走行時の電動車両に発生するタイヤ摩擦熱、フレーム、マウント、サスペンション等の振動熱、空気抵抗による摩擦熱等がある。自然熱源による発熱源13としては太陽熱、風力等がある。そして、熱回収ユニット12で回収した電気エネルギをコントローラ11aへ送信する。
更に、このコントローラ11aの入力側に受信機14が接続されている。この受信機14は、運転者等が携帯する送信機15からの信号を受信するもので、運転者等の操作者は、送信機15に設けられている乗車準備スイッチ(図示せず)をONすることで、遠隔地から乗車準備信号を受信機14に無線送信する。受信機14が補助暖房信号を受信すると、それをトリガーとして、コントローラ11aが予め記憶されている制御プログラムに従い補助暖房制御を実行する。
又、コントローラ11aの出力側にPTCヒータ等、抵抗加熱で発熱する電気ヒータ21が接続されており、この電気ヒータ21が、上述した蓄熱容器2a内に配設されて、蓄熱材2eを加熱可能にしている。
又、この蓄熱容器2a内に蓄熱材2eの温度を検知する温度検出手段としての温度センサ16が配設されており、この温度センサ16がコントローラ11aの入力側に接続されている。
更に、このコントローラ11aの出力側に上述したバルブアクチュエータ22が接続されていると共に、上述した空調装置23が接続されている。この空調装置23はヒートポンプ式で、車室内全体を暖房するものであり、コントローラ11aからのON信号によって補助暖房と共に起動されて空調暖房を行う。
コントローラ11aは、電動車両が走行中は熱回収ユニット12で回収した発熱源13から電気エネルギにて電気ヒータ21を発熱させて蓄熱材2eを加熱させる。そして、乗員が電動車両に乗車する際に、暖房バルブ2dを開弁させると共に、空調装置23の空調ファン23eを駆動させて、蓄熱材2eに蓄熱されている熱を、空調用ダクト23aを流れる空気と混合させて、吹出口23fから室内に吹き出させる。尚、このとき、空調装置23は、図2に示すように、外気吸入口23bが閉じ、内気吸入口23cを開いた内気循環に設定されている。
このコントローラ11aで行う蓄熱処理、及び補助暖房処理は、具体的には、図4、図5に示す蓄熱処理ルーチン、暖房処理ルーチンに従って処理される。
先ず、蓄熱処理ルーチンについて説明する。上述したように、電動車両が走行すると、熱回収ユニット12は発熱源13からの熱エネルギを電気エネルギに変換する。コントローラ11aは、この電気エネルギにて電気ヒータ21を発熱させて、蓄熱材2eを加熱する。
蓄熱処理ルーチンでは、先ず、ステップS1で、温度センサ16で検出した蓄熱材2eの温度(蓄熱温度)を読込み、ステップS2で蓄熱材2eが蓄熱可能か否か、換言すれば、蓄熱容量に余裕があるか否かを、予め設定した閾値に基づいて判定する。閾値は、蓄熱材2eの飽和温度(沸点)以下であれば良く、任意に設定可能である。そして、蓄熱温度が閾値以下の場合、蓄熱可能と判定してステップS3へ進む。又、蓄熱温度が閾値を超えている場合は、蓄熱不能と判定し、ステップS5へ分岐する。
ステップS3へ進むと熱回収処理を実行してステップS4へ進む。この熱回処理は、熱回収ユニット12で回収した電気エネルギを、DC/DCコンバータ等の回路を介して電気ヒータ21を発熱可能な電圧まで調圧させる処理を含む。
そして、ステップS4ヘ進み、調圧した電圧で電気ヒータ21を発熱させて、ルーチンを抜ける。一方、ステップS5へ分岐すると、電気ヒータ21をOFFさせてルーチンを抜ける。蓄熱材2eはその周囲が断熱材2bで覆われており、断熱材2bに開口されている放熱窓2cは、連通管2fに介装されている熱伝導率の低い材料で形成した暖房バルブ2dによって閉塞されているため、放熱され難く、蓄熱状態が長時間保持される。
一方、図5に示す暖房処理ルーチンは、送信機15からの乗車準備信号が受信されるまで待機している。そして、乗車準備信号が受信された時、ステップS11からステップS12へ進む。この送信機15は、運転者(乗員)が駐車状態にある電動車両に乗車しようとする際に乗車準備スイッチONさせることで、補助暖房を遠隔操作するものである。従って、この送信機15は高機能携帯電話(スマートフォン)やパーソナルコンピュータであってもよく、この場合、受信機14はインターネット回線を通じて乗車準備信号を受信する。又、送信機15はスマートキーであっても良い。送信機15がスマートキーの場合、スマートキーの携帯者が電動車両に近づいて、コントローラ11aが乗車準備信号を受信した場合、自動的にステップS12へ進む。
ステップS12へ進むと、コントローラ11aはバルブアクチュエータ22を動作させて、暖房バルブ2dを、図2示すように開弁させる。すると、蓄熱材2eを囲繞する断熱材2bに開口されている放熱窓2cから連通管2fを介して蓄熱材2eに蓄熱されている熱が空調用ダクト23aに伝熱される。尚、このステップS12,及び後述するステップS18での処理が、本発明の開閉制御手段に対応している。
その後、空調ファン23eをONさせ、空調ファン23eによって空調用ダクト23aを流れる空気に蓄熱材2eに蓄熱されている熱を混合させて、吹出口23fから室内に吹き出させ、室内を補助的に暖房する。
その後、ステップS14へ進み、カウンタタイマのカウント値Timをインクリメントして経過時間の計時を開始し、ステップS15で、カウント値Timが設定時間Toに達したか否かを調べる。この設定時間Toは空調装置23をONさせるまでの待機時間であり、室内温度や外気温等に応じて可変設定される。或いは、予め運転者(乗員)が設定しても良い。
そして、Tim<Toの場合、ステップS14へ戻り、設定時間Toに達するまで待機する。一方、カウント値(経過時間)Timが設定時間Toに達した場合(Tim≧To)、ステップS16へ進み、空調装置23をONさせる。すると、空調用ダクト23aを流れる空気が熱交換器23gを通過する際に加熱されて所定に昇温され、更に、蓄熱材2eに蓄熱されている熱と混合されて更に昇温された後、吹出口23fから吹き出される。
次いで、ステップS17で室内温度Temと暖房設定温度Teoとを比較する。この暖房設定温度Teoは、予め設定した固定値であっても良いが、乗員が設定することのできる可変値であっても良い。
室内温度Temが暖房設定温度Teoに達するまで暖房バルブ2dの開状態を維持し、室内温度Temが暖房設定温度Teoに達した場合、ステップS18へ進み、バルブアクチュエータ22を動作させ、暖房バルブ2dを閉弁させてルーチンを終了する。
暖房バルブ2dが閉弁されると、放熱窓2cに連通する連通管2fが遮蔽されるため、空調用ダクト23aに対する蓄熱材2eからの熱が遮断され、流通する空気は熱交換器23gによる空調暖房のみで温度調節される。
図6に補助暖房と空調暖房との動作タイミングを示す。コントローラ11aが、運転者からの乗車準備信号を受信すると(経過時間t0)、暖房バルブ2dが開弁すると共に、空調装置23の空調ファン23eが稼動し、蓄熱材2eの熱が、空調用ダクト23aを流れる空気と混合されて昇温される(補助暖房)。
その後、予め設定されている設定時間To(経過時間t1)に達すると、空調装置23がONし、空調用ダクト23aを流れる空気は、蓄熱材2eによる補助暖房と空調装置23による空調暖房との双方で昇温される。その結果、室内が早期に昇温されると共に、空調装置23の電力消費量を低減させることができる。室内温度が早期に昇温されるため、運転者(乗員)は早期に温感を取得することができ、快適性が向上する。
そして、室内温度が暖房設定温度Teoに達すると暖房バルブ2dが閉弁し、補助暖房が終了する(経過時間t2)。その際、同図に破線で示すように、暖房バルブ2dを段階的に閉弁させて、補助暖房を緩やかに終了させるようにしても良い。この蓄熱材2eに蓄熱させる発熱源13は走行時に発生する熱、振動エネルギ、或いは自然熱源であるため、外部電源が不要で、余分な電気料金の増加を抑制することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば前部サポート部材はトーボードクロスメンバであっても良い。又、蓄熱ユニット2の断熱材2bはステアリングサポートビーム5の外周を覆うように配設されていても良い。或いはステアリングサポートビーム5の蓄熱材配置部位5aを断熱材で形成するようにしても良い。
又、蓄熱材配置部位5aの連通管2f側にPTCヒータ等の電気ヒータを配設し、コントローラ11a或いは空調装置23は、暖房バルブ2dの開弁により連通管2fを開放するに際し、温度センサ16で検出した蓄熱材2eの蓄熱温度が設定温度を下回っていた場合、電気ヒータを発熱させて、早期に補助暖房させるようにしても良い。
1…インストルメントパネル、
1a…内部空間、
2…蓄熱ユニット、
2a…蓄熱容器、
2b…断熱材、
2c…放熱窓、
2d…暖房バルブ、
2e…蓄熱材、
2f…連通管、
3…フロントガラス、
4…グローブホックス、
5…ステアリングサポートビーム、
5a…蓄熱材配置部位、
11…補助暖房装置、
11a…コントローラ、
12…熱回収ユニット、
13…発熱源、
14…受信機、
15…送信機、
16…温度センサ、
21…電気ヒータ、
22…バルブアクチュエータ、
23…空調装置、
23a…空調用ダクト、
23b…外気吸入口、
23c…内気吸入口、
23e…空調ファン、
23f…吹出口、
23g…熱交換器、
t0,t1,t2…経過時間、
Tem…室内温度、
Teo…設定温度、
Tim…カウント値、
t0…経過時間、
To…設定時間

Claims (6)

  1. 車両の挙動で発生する熱源と該車両の外部から取り入れる自然熱源との少なくとも1つから熱エネルギを回収する熱エネルギ回収手段と、
    前記熱エネルギ回収手段で回収した熱エネルギを蓄熱する蓄熱材と、
    前記車両に設けられている空調装置と、
    前記空調装置の動作を制御するコントローラと
    を有し、
    前記コントローラが、前記空調装置による前記車両の室内を暖房するに際し、前記蓄熱材に蓄熱されている熱で前記車両の室内を補助的に暖房する制御を行う車両用補助暖房装置において、
    前記車両の車室前部に配置されて車体幅方向へ延在する前部サポート部材
    前記前部サポート部材に形成され且つ前記空調装置の空調用ダクトに近接すると共に並行に配置された、前記蓄熱材を装填する蓄熱材配置部位と、
    前記空調用ダクト及び前記蓄熱材配置部位間を連通する連通部と、
    前記連通部内を開閉する開閉手段と、
    乗員が携帯する送信機と、
    前記コントローラに接続されている受信機と
    を更に有し、
    前記コントローラには、前記送信機からの信号を前記受信機が受信すると前記開閉手段を前記車両に前記乗員が乗車する前に遠隔操作にて開放させて、前記空調装置が起動する前に前記蓄熱材に蓄熱されている熱を前記車両の室内に供給させる開閉制御手段が備えられている
    ことを特徴とする車両用補助暖房装置。
  2. 前記開閉制御手段は、外気温及び前記車両の室内温度と、予め設定され或いは前記乗員が設定した暖房設定温度とを比較し、該外気温と該室内温度との一方が前記暖房設定温度を下回っている場合に前記開閉手段を開放動作させる
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用補助暖房装置。
  3. 前記蓄熱材は、前記蓄熱材配置部位に断熱材を介して装填されていると共に、該断熱材に、前記連通部に伝熱可能な伝熱領域が設けられている
    ことを特徴とする請求項1~の何れか1項に記載の車両用補助暖房装置。
  4. 前記前部サポート部材の少なくとも前記蓄熱材配置部位の外周が断熱材で覆われている
    ことを特徴とする請求項1~の何れか1項に記載の車両用補助暖房装置。
  5. 前記前部サポート部材の少なくとも前記蓄熱材配置部位が断熱材で形成されている
    ことを特徴とする請求項1~の何れか1項に記載の車両用補助暖房装置。
  6. 前記蓄熱材の蓄熱温度を検出する温度検出手段と、
    前記蓄熱材配置部位に配設する電気ヒータと
    を有し、
    前記開閉手段が前記連通部を開放するに際し、前記温度検出手段で検出した前記蓄熱材の蓄熱温度が設定温度を下回っていた場合、前記空調装置は前記電気ヒータを発熱させる
    ことを特徴とする請求項1~の何れか1項に記載の車両用補助暖房装置。
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