JP2016132878A - 収納庫付平面デッキ - Google Patents

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【課題】ピットを収納スペースとして活用でき、かつ地上部に障害物が皆無又はほとんどなく、台車等を用いて、物品の出し入れを行うことができる収納庫付平面デッキを提供する。
【解決手段】ピット12の上面を塞ぎその一部に開口15を有するデッキ板14と、デッキ板14の開口15を面一に塞ぎ上方に取り外し可能な開口上蓋16と、ピット内に収容され水平に保持された昇降台17を下降位置Lと上昇位置Hの間で昇降可能な昇降装置と、昇降台17の上に設置された収納庫20と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、ピット内に収容され昇降可能な機械式収納庫を備えた収納庫付平面デッキに関する。
本願において、二・多段式駐車装置は、車両積載用のパレットを2段または3段以上に配置している機械式駐車装置をいう。図1は、二・多段式駐車装置の構成例を示す模式図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。この図に示すように、二・多段式駐車装置には、複数段のパレット41、昇降駆動装置43、ピット45などが設けられている。
各パレット41は、昇降可能であり、所定の入出庫高さFLに位置する時に、パレット41に車両3が自走して車路1から縦方向((B)の左右方向)に乗り込み可能または車路1へ縦方向に乗り出し可能となっている。これにより、車両3がパレット41に積載される。複数段のパレット41は、支柱47に組み付けられて支柱47に支持される。
昇降駆動装置43は、パレット41を昇降駆動する。即ち、昇降駆動装置43は、主支柱49に設けられ、支柱47を昇降させることで、パレット41を昇降する。
ピット45は、入出庫高さFLより低い位置に設けられる。ピット45内へ、車両3が積載されたパレット41が下降することで、車両3をピット45に収容できるようになっている。
また、人が操作装置51を操作することで、所望のパレット41を入出庫高さFLへ昇降させることができる。
なお、上述した二・多段式駐車装置は、例えば特許文献1に開示されている。
上述した二・多段式駐車装置は、例えばマンションなどで広く用いられている。しかし、二・多段式駐車装置は、設置後において、利用率が低迷する場合がある。
一方、例えばマンションなどで、交換用タイヤ、レジャー用品、など大型物品の収納スペースが不足している。
そこで、このような問題点の解決手段として、例えば特許文献2、3が既に提案されている。
特許文献2の「立体格納庫」は、車両を搭載可能な複数の底板を有し、格納物取出階を含む複数階層からなる立体格納庫であって、格納物取出階が180cm以上の格納可能高さを有する。また、格納可能高さが格納物取出階の格納高さより低い階を1又は複数有し、底板のうち少なくとも2以上の底板が昇降手段付き底板であり、昇降手段付き底板の1又は複数に、車両以外の物品を収納する物品収納手段を有するものである。
特許文献3の「二・多段式駐車装置」は、それぞれ、昇降駆動され、所定の入出庫高さに位置する時に、車両が車路から縦方向に乗り込み可能または車路へ縦方向に乗り出し可能である上下複数段のパレットと、入出庫高さより低い位置に車両収容用のピットとを有する。この基本構成がピットに横方向に所定数配置されており、ピットをそのままにして、二・多段式駐車装置を他の形式のものに変更することで、ピットに生じる横方向の空きスペースを、軽自動車、自動二輪車、自転車の少なくともいずれかの駐車・駐輪スペース、または、倉庫とするものである。
特開2001−279632号公報 特開2007−327171号公報 特開2009−256978号公報
上述した特許文献2の「立体格納庫」は、二・多段式駐車装置の既設のパレットの一部を物品収納手段として用いるものである。この場合、物品収納手段が例えば収納ボックスである場合、収納ボックスへの物品の出し入れは、既設のパレットの残部に設けられた歩行者用通路を通って人力で行う必要がある。
そのため、台車等を用いて重量の大きい物品を出し入れすることはできなかった。
上述した特許文献3の「二・多段式駐車装置」は、ピットに生じる横方向の空きスペースを、倉庫とすることができるが、特許文献2と同様に、台車等を用いて重量の大きい物品を出し入れすることはできなかった。
さらに、特許文献2,3の場合、地上部に収納ボックス以外の障害物(架台、支柱等)が存在するため、人や台車のアクセスが制約される問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ピットを収納スペースとして活用でき、かつ地上部に障害物が皆無又はほとんどなく、台車等を用いて、容易に物品の出し入れを行うことができる収納庫付平面デッキを提供することにある。
本発明によれば、入出庫高さにおいて車両が車路から入庫可能または車路へ出庫可能である平面視矩形の駐車領域と、前記入出庫高さより低い位置に前記車両を収容可能な底面とを有するピットと、
前記ピットの上面を塞ぎ、その一部に開口を有するデッキ板と、
前記デッキ板の前記開口を面一に塞ぎ、上方に取り外し可能な開口上蓋と、
前記ピット内に収容され、水平に保持された昇降台を下降位置と上昇位置の間で昇降可能な昇降装置と、
前記昇降台の上に設置された収納庫と、を備え、
前記開口上蓋が前記開口を塞いだ状態において、前記デッキ板と前記開口上蓋は、台車の移動を阻害する凹凸のない上面を有し、
前記収納庫の外周面形状は、前記開口の内側に位置しており、その上面は前記下降位置において前記開口上蓋より下方に位置し、前記上昇位置において前記開口上蓋を載せて前記デッキ板より上方に位置する、ことを特徴とする収納庫付平面デッキが提供される。
前記開口上蓋は、その下面に複数の鉛直穴を有し、
前記収納庫は、その上面に前記鉛直穴と嵌合する複数の鉛直突起を有する。
前記昇降装置を制御する操作盤を備え、
前記収納庫は、その外面に設けられ、内部と外部を仕切る開閉可能な扉と、
前記扉の閉位置を検出する閉限センサと、を有し、
前記操作盤は、前記閉位置を検出しない時に前記昇降台の昇降動作を停止する。
前記デッキ板を支持する架台を備え、
前記昇降装置は、下端が前記昇降台の4箇所に固定され、鉛直に延びる4本の可撓性紐部材と、
前記架台に設けられ、水平軸を中心に自由回転可能であり、前記可撓性紐部材を鉛直位置から水平又は下向きに案内する複数のガイド部材と、
前記ガイド部材に案内された前記可撓性紐部材を同期して巻上げ又は巻き戻しする駆動ユニットと、を有する。
上記本発明の構成によれば、昇降台の下降位置において収納庫がピット内に収容され、昇降台の上昇位置で人が収納庫にアクセスできるので、ピットを収納スペースとして活用できる。
また、デッキ板と開口上蓋が、台車の移動を阻害する凹凸のない上面を有するので、収納庫に隣接するデッキ板上を台車が支障なく移動することができる。
さらに、デッキ板と開口上蓋が凹凸のない上面を有し、その他に地上部に障害物が実質的に皆無(操作盤のみ)であるため、台車等を用いて、上昇位置の収納庫に容易にアクセスでき、容易に物品の出し入れを行うことができる。
また、昇降台の下降位置において、デッキ板と開口上蓋は、台車の移動を阻害する凹凸のない上面を有するので、その上を車両の駐車スペースとして活用することができる。
従って、本発明の装置は、以下の効果を有する。
(1)ピット内に収納庫を収容することで、空き駐車場問題を解決し、かつマンションで不足しがちな収納スペースとして活用することができる。
(2)昇降台の上昇位置において収納庫に隣接するデッキ板上を台車が支障なく移動することができ、台車などで収納庫前まで搬入、搬出ができる。
(3)昇降台の昇降により、収納庫が昇降するため、人はフロアレベルで安全かつ快適に収納スペースを利用できる。
二・多段式駐車装置の構成例を示す模式図である。 本発明による収納庫付平面デッキの全体正面図である。 図2のA−A矢視図である。 図2の平面図である。 昇降装置の具体例を示す斜視図である。 図3のB−B線における断面図である。 本発明の収納庫付平面デッキの使用形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2は、本発明による収納庫付平面デッキ10の全体正面図である。また、図3は、図2のA−A矢視図であり、図4は、図2の平面図である。
図2〜図4に示すように、本発明の収納庫付平面デッキ10は、ピット12、デッキ板14、開口上蓋16、昇降装置18、及び収納庫20を備える。
ピット12は、入出庫高さFLにおいて車両3が車路1から入庫可能または車路1へ出庫可能である平面視矩形の駐車領域12a(図4参照)と、入出庫高さFLより低い位置に車両3を収容可能な底面12bと、を有する。
ピット12は、好ましくは二・多段式駐車装置のピットである。
なお、ピット12は、既設の二・多段式駐車装置のピットを流用しても、新規に設置してもよい。
車両3は、従来の二・多段式駐車装置に駐車可能な車両である。なお、デッキ板14の上に駐車できる限りで、車両3は車種及び車高に制限されず、普通車、中型車、ワゴン車、その他であってもよい。
駐車領域12aの大きさは、この例では2台の車両3が並列して駐車可能な幅と奥行を有する。またピット12の入出庫高さFLからの深さ(高さ)は、車両3が駐車可能な高さであり、例えば1800〜2000mmである。
なお、駐車領域12aの大きさは、この例に限定されず、3台以上の車両3が駐車可能な幅と奥行であってもよい。またピット12の深さ(高さ)も、この例に限定されず、2段以上に車両3が駐車可能な深さ(高さ)であってもよい。
デッキ板14は、ピット12の上面を塞ぎ、その一部に開口15を有する。この例において、デッキ板14は、ピット12内に固定された架台22により支持されている。
デッキ板14は、台車4の移動を阻害する凹凸のない上面14aを有する。上面14aは、好ましくは水平であるが、台車4の移動を阻害しない限り、傾斜していてもよい。
ここで台車4とは、例えば手動又は電動の荷物搬送用台車、フォークリフト、等である。
また、デッキ板14の上に、車両3を駐車させる場合には、車止め14bを設けてもよい。
デッキ板14の外縁部は、ピット12の内側に位置し、その上面14aはピット12の外側の地表面と面一であるのが好ましい。しかし、本発明はこれに限定されず、車両3又は台車4が、ピット12の外側の車路1又は通路からデッキ板14の上面14aに少なくとも1辺から移動するのに阻害する凹凸が無ければよい。この移動を阻害する凹凸は、例えば、5〜10cm以上の段差又は隙間である。
また、デッキ板14の外縁部とピット12の内縁部との間に、雨水の侵入を防止又は抑制するシール部材が設けられていることが好ましい。
図2において、架台22は、下端が底面12bに固定され鉛直上方に延びる柱22aと、柱22aの上端を水平に連結し、デッキ板14の下面を支持する梁22bとを有する。
柱22aと梁22bは、例えばH形鋼、I形鋼、その他の形鋼で構成するのがよい。また、図4に示すように、梁22bは図で幅方向と長さ方向に必要な曲げ剛性が得られるように配置されている。
上述したデッキ板14と架台22の構成により、デッキ板14の上面14a及びその周囲には、後述する操作盤24を除き、車両3又は台車4の移動を阻害する障害物の設置を回避することができる。
従って、この構成により、ピット12の外側の車路1又は通路からデッキ板14の上面14aに車両3又は台車4が容易に乗り入れ、かつ退出することができる。また、デッキ板14の上面14aには、車止め14b以外に、台車4の移動を阻害する凹凸がないので、ピット12の上面において、前後左右の自由な方向に台車4を移動することができる。
図2〜図4において、開口上蓋16は、デッキ板14の開口15を面一に塞ぎ、上方に取り外し可能に構成されている。
開口上蓋16が開口15を塞いだ状態において、デッキ板14と開口上蓋16は、台車4の移動を阻害する凹凸のない上面14a、16aを有する。
図3において、昇降装置18は、ピット12内に収容され、水平に保持された昇降台17を下降位置Lと上昇位置Hの間で昇降可能に構成されている。
図5は、昇降装置18の具体例を示す斜視図である。
この例において、昇降装置18は、可撓性紐部材18a、ガイド部材18b、及び駆動ユニット19を有する。
可撓性紐部材18aは、この例では4本のチェーンであり、その下端が昇降台17の4箇所(例えば四隅)に固定され、鉛直に延びる。なお、可撓性紐部材18aは、ワイヤであってもよい。
ガイド部材18bは、この例では6つのスプロケットであり、架台22に設けられ、水平軸を中心に自由回転可能であり、可撓性紐部材18aを鉛直位置から水平又は下向きに案内する。なお、可撓性紐部材18aがワイヤである場合、ガイド部材18bはプーリであるのがよい。
駆動ユニット19は、この例では減速機付モータ19a、駆動チェーン19b、駆動軸19c、及び軸受ユニット19dを有し、ガイド部材18b(6つのスプロケット)に案内された可撓性紐部材18a(4本のチェーン)を同期して巻上げ又は巻き戻しするようになっている。
上述した構成により、水平に保持された昇降台17を下降位置Lと上昇位置Hの間で昇降させることができる。
なお、昇降装置18は、上述した例に限定されず、その他の構造、例えば、液圧シリンダ、リンク、電動機、等を用いた周知のエレベータの昇降機構であってもよい。
図3、図5において、収納庫20は、昇降台17の上に固定して設置されている。
この例において、収納庫20は、平面視矩形の直方体である。収納庫20の幅、長さ、高さは、後述する条件を満たす限りで任意である。
また、収納庫20は、後述する条件を満たす限り、直方体に限定されず、その他の形状であってもよい。さらに、収納庫20は内部に物品を収納する倉庫等に限定されず、収納以外を目的とするもの、例えば自動販売機などでもよい。
図6は、図3のB−B線における断面図である。この図において、(A)は昇降台17の下降位置L、(B)は昇降台17の上昇位置Hを示している。
図6(A)の下降位置Lにおいて、収納庫20の外周面形状(平面視の外周形状)は、開口15の内側に隙間を隔てて位置しており、収納庫20の昇降時に開口15の内縁と干渉しないようになっている。
また下降位置Lにおいて、開口上蓋16は、架台22の蓋受材22cにより支持され、その上を車両3及び台車4が移動できるようになっている。また、開口上蓋16は、その下面に複数の鉛直穴16bを有する。
収納庫20の上面20aは開口上蓋16の下面より下方に位置し、開口上蓋16を移動する車両3や台車4の影響(撓みや振動)を収納庫20が受けないようになっている。
また、開口上蓋16の下面と収納庫20の上面20aは、好ましくは緩んだ状態の可撓性紐部材23(チェーン又はワイヤ)で連結されており、開口上蓋16のみを単独に上方から外せないようになっている。
さらに、昇降台17の下面は、底面12bで支持され、下降位置Lにおいて、収納庫20の重量が底面12bで支持され、昇降装置18に負担がかからないようになっている。
図6(B)の上昇位置Hにおいて、収納庫20は、その上面20aに鉛直穴16bと嵌合する複数の鉛直突起20bを有する。また、この位置において、収納庫20の上面20aは、開口上蓋16を載せてデッキ板14より上方に位置する。
この構成により、デッキ板14の上昇のみで、開口上蓋16を上方に移動させることができ、かつデッキ板14の下降のみで、開口上蓋16を開口15の内側の所定位置に収納することができる。
図6(B)の上昇位置Hにおいて、収納庫20に隣接するデッキ板14上を台車4が支障なく移動することができ、台車等を用いて、物品の出し入れを行うことができる。
また、図6(A)(B)に示すように、収納庫20は、その外面に設けられ、内部と外部を仕切る開閉可能な扉21aと、扉21aの閉位置を検出する閉限センサ21bと、を有する。
扉21aの構造は、任意であり、開き戸でも引き戸でもよい。
本発明の収納庫付平面デッキ10は、さらに、昇降装置18を制御する操作盤24を備える。操作盤24は、図2、図3、図4に示すように、デッキ板14の外側の地上部に設けられ、利用者が外部から操作できるようになっている。
また、操作盤24は、扉21aの閉位置を検出しない時に昇降台17の昇降動作を停止する安全回路を有する。
この構成により、扉21aが閉位置以外にあるときに、昇降台17の昇降を防止し、扉21aの損傷や内部の物品の飛び出しを防止することができる。
さらに、操作盤24は、収納庫20が下降位置Lにおいて、底面12bで支持される所定位置で停止していない時は、操作盤24に設けられた警告ランプが点滅し警告するようになっている。
図7は、本発明の収納庫付平面デッキ10の使用形態を示す図である。この図において、(A)は駐車場としての使用状態、(B)は機械式収納庫としての使用状態を示している。
図7(A)に示すように、デッキ板14の上面14aは、固定式の平面駐車場として用いることができる。この場合、デッキ板14の上面14a及びその周囲には、操作盤24を除き、車両3又は台車4の移動を阻害する障害物がないので、ピット12の外側の車路1からデッキ板14の上面14aに車両3が容易に入庫し、かつ出庫することができる。
図7(B)に示すように、車両3が駐車していないときに、操作盤24を利用者が外部から操作することで、昇降台17を上昇位置Hまで上昇させて、収納庫20をデッキ板14の上方に位置決めすることができる。
この状態において、ピット12の外側の車路1又は通路からデッキ板14の上面14aに台車4が容易に乗り入れ、かつ退出することができる。また、デッキ板14の上面14aには、車止め14b以外に、台車4の移動を阻害する凹凸がないので、ピット12の上面において、前後左右の自由な方向に台車4を移動することができる。
なお、上述の例では、1台の車両3の駐車領域に、1つの収納庫20を設けていたが、本発明はこの構成に限定されない。すなわち、1台の車両3の駐車領域に、複数(例えば4つ)の収納庫20を設けてもよい。この場合、操作盤24により複数の収納庫20の昇降を別々又は連動して制御してもよい。
また、上述の例では、収納庫20の昇降位置は、下降位置Lと上昇位置Hであるが、その中間位置で停止できるようにしてもよい。特に、ピット12が深い場合、中間位置で停止することで、デッキ板14の上での荷物の収容高さを調節することができる。
上述した本発明の構成によれば、昇降台17の下降位置Lにおいて収納庫20がピット内に収容され、昇降台17の上昇位置Hで人が収納庫20にアクセスできるので、ピット12を収納スペースとして活用できる。
また、デッキ板14と開口上蓋16が、台車4の移動を阻害する凹凸のない上面14a、16aを有するので、収納庫20に隣接するデッキ板上を台車4が支障なく移動することができる。
さらに、デッキ板14と開口上蓋16が凹凸のない上面14a、16aを有し、その他に地上部に障害物が実質的に皆無(操作盤24のみ)であるため、台車等を用いて、上昇位置Hの収納庫20に容易にアクセスでき、容易に物品の出し入れを行うことができる。
また、昇降台17の下降位置Lにおいて、デッキ板14と開口上蓋16は、台車4の移動を阻害する凹凸のない上面14a、16aを有するので、その上を車両3の駐車スペースとして活用することができる。
従って、本発明の装置は、以下の効果を有する。
(1)ピット内に収納庫20を収容することで、空き駐車場問題を解決し、かつマンションで不足しがちな収納スペースとして活用することができる。
(2)昇降台17の上昇位置Hにおいて収納庫20に隣接するデッキ板上を台車4が支障なく移動することができ、台車4などで収納庫前まで搬入、搬出ができる。
(3)昇降台17の昇降により、収納庫20が昇降するため、人はフロアレベルで安全かつ快適に収納スペースを利用できる。
なお本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
FL 入出庫高さ、L 下降位置、H 上昇位置、1 車路、3 車両、4 台車、
10 収納庫付平面デッキ、12 ピット、12a 駐車領域、12b 底面、
14 デッキ板、14a 上面、14b 車止め、15 開口、16 開口上蓋、
16a 上面、16b 鉛直穴、17 昇降台、18 昇降装置、
18a 可撓性紐部材(チェーン又はワイヤ)、18b ガイド部材、
19 駆動ユニット、19a 減速機付モータ、19b 駆動チェーン、
19c 駆動軸、19d 軸受ユニット、20 収納庫、20a 上面、
20b 鉛直突起、21a 扉、21b 閉限センサ、22 架台、22a 柱、
22b 梁、22c 蓋受材、23 可撓性紐部材(チェーン又はワイヤ)、
24 操作盤、41 パレット、43 昇降駆動装置、45 ピット、
47 支柱、49 主支柱、51 操作装置

Claims (4)

  1. 入出庫高さにおいて車両が車路から入庫可能または車路へ出庫可能である平面視矩形の駐車領域と、前記入出庫高さより低い位置に前記車両を収容可能な底面とを有するピットと、
    前記ピットの上面を塞ぎ、その一部に開口を有するデッキ板と、
    前記デッキ板の前記開口を面一に塞ぎ、上方に取り外し可能な開口上蓋と、
    前記ピット内に収容され、水平に保持された昇降台を下降位置と上昇位置の間で昇降可能な昇降装置と、
    前記昇降台の上に設置された収納庫と、を備え、
    前記開口上蓋が前記開口を塞いだ状態において、前記デッキ板と前記開口上蓋は、台車の移動を阻害する凹凸のない上面を有し、
    前記収納庫の外周面形状は、前記開口の内側に位置しており、その上面は前記下降位置において前記開口上蓋より下方に位置し、前記上昇位置において前記開口上蓋を載せて前記デッキ板より上方に位置する、ことを特徴とする収納庫付平面デッキ。
  2. 前記開口上蓋は、その下面に複数の鉛直穴を有し、
    前記収納庫は、その上面に前記鉛直穴と嵌合する複数の鉛直突起を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の収納庫付平面デッキ。
  3. 前記昇降装置を制御する操作盤を備え、
    前記収納庫は、その外面に設けられ、内部と外部を仕切る開閉可能な扉と、
    前記扉の閉位置を検出する閉限センサと、を有し、
    前記操作盤は、前記閉位置を検出しない時に前記昇降台の昇降動作を停止する、ことを特徴とする請求項1に記載の収納庫付平面デッキ。
  4. 前記デッキ板を支持する架台を備え、
    前記昇降装置は、下端が前記昇降台の4箇所に固定され、鉛直に延びる4本の可撓性紐部材と、
    前記架台に設けられ、水平軸を中心に自由回転可能であり、前記可撓性紐部材を鉛直位置から水平又は下向きに案内する複数のガイド部材と、
    前記ガイド部材に案内された前記可撓性紐部材を同期して巻上げ又は巻き戻しする駆動ユニットと、を有することを特徴とする請求項1に記載の収納庫付平面デッキ。
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