JP2597305B2 - 立体格納庫およびその立体格納庫における昇降装置 - Google Patents

立体格納庫およびその立体格納庫における昇降装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体格納庫およびその立
体格納庫における昇降装置に関する。さらに詳しくは、
立体駐車場や立体倉庫、艇庫などの立体格納庫、および
それに用いられる昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15〜16は従来の立体駐車場の縦断
面図であり、最下層に昇降型パレットPAを設置し、こ
れはチェーン等で吊り下げており、駐車場上部に取付け
た巻取モータ111および巻取ドラム112からなる巻
取装置によって昇降させるようになっている。地上1層
目から地下3層目までは横行型パレットPBが設置され
ており、これらは両端部に自走式のローラを備え、駐車
場の枠体102に取り付けられた横行レール103上を
図15の矢印a−b方向に横行するようになっている。
この駐車場では、最下層の昇降型パレットPAで自動車
を入出庫させる場合は、上方の横行型パレットPBを横
行させて昇降空間を開き昇降型パレットPAを昇降させ
る。また地下1〜3層の横行型パレットで入出庫させる
場合は、その横行型パレットPBを残し、残りの横行型
パレットPBを退避させた上で昇降型パレットPAを昇
降させると、その昇降型パレットに背負われて1台の横
行型パレットPBが昇降し、入出庫を行うことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
立体駐車場では、図16に示すように下層側の横行型パ
レットPBの長さL4よりも一層上の横行レール103
の内寸法D3が長くなくては横行型パレットPBを昇降
させられない。このことは地下2層目の横行型パレット
PBの長さL3と、その一層上の横行レール103の内
寸法D2との間でも同様である。したがって、立体駐車
場の内寸法は上層側ほど広くならざるをえない。このた
め、地下式の場合は掘削量が増え、駐車場そのものも構
造材が増えるなど、設備コストの増大を招くものであっ
た。また上層側ほど広くなると構造的に不安定となるの
で、地上型の立体格納庫に適用することはできなかっ
た。
【0004】第1、第2発明は上記の事情に鑑み、上層
側も下層側も同じ内寸法にしてパレットの昇降を可能と
し、もって低コストであり、地下型のみならず地上型あ
るいは地上地下併用型も可能な立体格納庫を提供するこ
とを目的とする。また第3発明は、第1発明の立体格納
庫において好適な昇降装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明(請求項1)
立体格納庫は、n層m列の立体格納庫であって、昇降装
置で昇降自在なm台の昇降型格納パレットを各列の最下
層に各列毎に設置し、横行装置で隣接列に移動自在なm
−1台の横行型格納パレットを最上層から最下層より1
層上までの各層にそれぞれ設置し、前記昇降型格納パレ
ットには、その列の上層に位置する横行型格納パレット
の底面に当接して該横行型格納パレットを昇降させる押
上げポストが立設された立体格納庫であって、前記横行
装置は、最上層から最下層の1層上までの各層にそれぞ
れ設けた横行レール上に設置した送りローラ群と、該送
りローラ群の回転駆動装置とからなり、前記横行型格納
パレットの両端には、常時は退避位置にあり使用位置に
揺動自在に軸着されたフラップを備えており、該フラッ
プは使用位置にしたとき前記送りローラ群の上に該フラ
ップが載置されて該横行型格納パレットを横行可能に支
持し、退避位置にしたとき前記送りローラ群および前記
横行レールと干渉しない位置に引込まれるものであり、
前記昇降型格納パレットには前記フラップを退避位置か
ら使用位置へ作動させるフラップ作動装置が取付けられ
ていることを特徴とする。第2発明(請求項2)は、第
1発明における最下層の昇降型格納パレットから、押上
げポストを除いたことを特徴とする。第3発明(請求項
3)の昇降装置は、第1発明または第2発明の立体格納
庫において、前記昇降型格納パレットの前後左右の4個
の昇降シーブのそれぞれを、格納庫上方に取付けたガイ
ドシーブで案内して、上方から垂下したロープを昇降シ
ーブに掛け廻し、さらに上方に導いて、該昇降シーブを
吊り上げるようにしており、前記ロープを巻上げ巻下げ
駆動する巻取駆動装置を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】第1発明においては、フラップを退避位置にし
ておけば上層側の横行レールと干渉しないので、上層側
ほど横行レール間の内寸法を広くする必要がない。この
ため、上方から下方まで同じ内寸法で構成できるので、
全体に直方体状の安定性ある構造物となり、その結果、
低コストで地下型のみならず地上型、地下地上併用型と
することができる。横行パレットを横行させるときは、
フラップを使用位置にすると横行装置のローラ群によっ
て横行型パレットを横行させることができる。またフラ
ップを退避位置から使用位置へ変更するには昇降型パレ
ットに取付けたフラップ作動装置により容易に行える。
第2発明では、押上げポストを除いているので、最下層
の昇降型格納パレットに自動車等の物品を載置した状態
で上方の横行型格納パレットを昇降させることはできな
いが、自動車等を載置してない状態で上方の横行型格納
パレットを昇降させることはできる。よって、第1発明
と同様に入出庫させることができる。第3発明において
は、昇降型パレットを昇降させるロープは昇降型パレッ
トのシーブに掛け廻しているロープの両端をいずれも上
方へ導いているので、昇降の際横行レール等に干渉する
ことがない。よって円滑に昇降型パレットを昇降させる
ことができる。
【0007】
【実施例】つぎに本発明を立体駐車場に適用した実施例
に基づき説明する。本発明の駐車場において層数と列数
には、とくに制限はないが、以下、5層5列の駐車場に
基づき説明する。なお以下の説明にいう駐車パレットお
よび駐車場はそれぞれ特許の範囲にいう格納パレットお
よび格納庫に対応する概念である。
【0008】まず、本実施例の立体駐車場の基本構成を
説明すると、これは最上層を入出庫層とし、それより下
層を地下に入れて格納層とした地下式立体駐車場であ
る。図1は本発明の一実施例に係る5層5列の駐車場の
隔壁1を断面して示す正面図、図2は図1の駐車場の隔
壁1を断面して示す側面図である。最上層1Fは入出庫
層を兼ねており、図1に示す全幅のどこからでも自動車
の入出庫が可能である。格納層2F〜5Fが地下に設け
られており、地下4階が最下層5Fである。各列の最下
層5Fには昇降型駐車パレット(以下、昇降パレットP
Aという)が、各列に1台ずつ配置されており、最下層
5Fを除く各格納層は1F〜4Fには横行型駐車パレッ
ト(以下、横行パレットPBという)が全列数より1台
少ない4台ずつ配置されている。
【0009】図3は前記駐車場の一部平面図で、A部分
は図1、2のIIIA線矢視図を、B部分は図1、2の
IIIB線矢視図を示している。駐車場の長手側の隔壁
1には、各列間隔で縦方向に延びる昇降ガイド2が設置
されており、中間層2F〜4Fには水平方向に延びる横
行ガーダ3が設置されている。前記昇降ガイド2は昇降
パレットPAの昇降動作の案内用であり、前記横行ガー
ダ3は横行パレットPBの横行動作の支持部材である。
したがって、この横行ガーダ3上にはローラ17が多数
連設されており、図6に示すように、各ローラ17はモ
ータ18によって直接回転駆動されるか、チェーン19
によって間接駆動されるようになっている。このローラ
17、モータ18およびチェーン19によって横行装置
が構成されている。
【0010】前記昇降パレットPAは図4に示すよう
に、自動車を積載するベースフレーム4の4隅にガイド
ローラ5と昇降用シーブ6が同軸に軸着されており、ベ
ースフレーム4の上面に4本の押上げポスト7が立設さ
れ、さらにベースフレームの下面に少なくとも1個の
ロックシリンダ8が取付けられている。前記ロックシリ
ンダ8は、ピストンロッドを伸長させたとき、駐車設備
の適所に設けらけれた相手部材と係合して、昇降パレッ
トPAの昇降を不能に拘束することができる。したがっ
て、5台の昇降パレットPAのうち任意の1台につきロ
ックシリンダ8を収縮させロックを解除し、他の4台に
ついてロックシリンダ8を作動させてロックしておけ
ば、巻上駆動機11を駆動することで、任意の1台の昇
降パレットPAを昇降動作させることができるのであ
る。なお、ロック機構としては、上記のものに限定され
ず、任意の機構を採用でき、例えば、ロックシリンダを
駐車設備の固定側に設け、昇降パレットに相手部材を取
付けてもよい。また、フックを係合させる機構、あるい
は邪魔板を係合させる機構など種々の機構を用いること
ができる。
【0011】前記押上げポスト7は図4に示すように、
最上端で横桁15により連結され、横行パレット押上げ
時の荷重を安定して支えるようになっている。なお、図
2および図9に示すように、昇降パレットPAの押上げ
ポスト7にはパワーシリンダ16よりも高くした追加ポ
スト7aが取付けられているが、パワーシリンダ16が
押上げポスト7の上端より低ければ前記追加ポスト7a
を設ける必要はない。ともかく、押上げポスト7によっ
て横行パレットPBを昇降パレットPAで背負って昇降
できるようになっていればよい。
【0012】また前記横桁15の前端側と後端側には後
述するフラップを揺動させるフラップ作動装置としての
パワーシリンダ16がそれぞれ取付けられている。この
パワーシリンダ16は図7〜8に示すように、ロッド1
6aの先端にローラ16bが軸着されている。
【0013】ここで第3発明の実施例である昇降装置を
説明しておく。図6および図9に示すように、各昇降パ
レットPAの昇降用シーブ6にはワイヤロープやチェー
ン等の索条(以下ロープ9という)が掛け廻されてい
る。なお隣り合う昇降パレットPAの昇降シーブ6同
士はロープ9が干渉しないように支軸方向の位置をずら
せて配置している。図1および図9に示すように、駐車
場の上方にはガイドシーブ10が軸着されている。そし
て、図10に示すように、ガイドシーブ10aから垂下
させたロープ9を昇降パレットPAの一方の昇降シー
ブ6に掛け廻し、そのロープ9を上方に引上げて隣のガ
イドシーブ10bに掛け渡し、そのまま水平に延ばして
隣のガイドシーブ10cに掛け渡し、ここから下方に垂
下させて他方の昇降シーブ6に掛け廻し、再び上方に
引上げてガイドシーブ10dに掛け渡す。これにより1
台の昇降パレットPAを吊り下げることができる。隣の
昇降パレットPAは同様にガイドシーブ10d、10e
…を用いて吊り下げる。なお上記のローピングは昇降パ
レットPAの前端側(または後端側)の2個の昇降用
ーブ6、6についてであるが、反対側つまり後端側(ま
たは前端側)の2個の昇降用シーブ6、6についても同
様のローピングで吊り下げている。そして、ロープ9の
一端は、図1に示す巻取シーブ12に巻き掛けられ、他
端は駐車場の適所13に固定される。なおこの巻取シー
ブ12は図および図11に示す巻上駆動機11で巻上
げ駆動され、巻上動力を軽減するためカウンタウェイト
14が取付けられている。上記の昇降装置では、昇降パ
レットPAの四隅を同期して吊り上げうるので、平行バ
ランスを保ちやすいという利点がある。
【0014】また、第3発明の昇降装置の他の実施例と
して、図11に示すローピングを用いることもできる。
この昇降装置では昇降パレットPAの片側の2個の昇降
シーブ6a,6bを吊り上げるのに2本のロープ9a,
9bを用いる。すなわち、一方のロープ9aをガイドシ
ーブ10a,10bで案内して片方の昇降シーブ6aを
吊り下げ、他方のロープ9hをガイドシーブ10c,1
0dで案内して他方の昇降シーブ6bを吊り下げるので
ある。隣接する昇降パレットPAも同様である。また巻
取シーブ12は2枚用いられ、巻上駆動機11で回転駆
動される。そして、昇降パレットPAの反対側の2個の
昇降シーブも同様のローピングが用いられる。したがっ
て、本実施例では4本のロープが用いられる。このロー
ピングによれば1本のロープの曲げ個所が図10の実施
例の半分に減るので、駆動効率が良いという利点があ
る。
【0015】上記のローピングの二実施例において、
上駆動機11は1台で全列パレットの昇降を行うように
したが、これを各列毎に巻上駆動機11を用いて、個別
に駆動するようにしてもよい。この場合、昇降パレット
PAのロックシリンダ8は備える必要がない。
【0016】つぎに、第1発明の実施例にもどり、横行
パレットPBを説明する。横行パレットPBは図5に示
すように、自動車を積載しうるパレット本体21と、該
パレット本体21の前後端に揺動自在に軸着されたフラ
ップ22とからなる。図6〜7に示すように、フラップ
22は軸23で横行パレットPBの下に軸着されてお
り、フラップ22の下面には湾曲した受け板24が取付
けられている。図7〜8はいずれも昇降パレットPAが
その押上げポスト7(7a)で横行パレットPBを背負
っている状態である。そして、図7はパワーシリンダ1
6でフラップ22を使用位置に押し出した状態であり、
この状態ではモータ18でローラ17を回転させると、
横行パレットPBをローラ17上で横行させることがで
きる。すなわち、図1に矢印a,bで示す方向に横移動
させることができる。また図8に示すように、パワーシ
リンダ16を引き込めると、フラップ22は自重で垂れ
下がり、退避位置となる。この場合、フラップ22およ
び横行型パレットPBはローラ17や横行ガーダと干
渉しないので、横行ガーダ3の内寸法を全て同一にで
き、図2に示すような上方も下方も同一の幅をもった直
方体状の駐車場に構成することができる。なお、フラッ
プ22を退避位置に付勢する手段としては、上記自重を
用いる例に限ることなく、引張りバネを用いる等の強制
力を持たせた手段としてもよく、その場合は退避動作が
確実になるという利点がある。
【0017】上記の構造に基づき、横行パレットPBを
昇降パレットPAの上方に位置させておいて、昇降パレ
ットPAを上昇させると横行パレットPBを下から支
えて、上昇下降させることができる。なお、最上層1F
の横行パレットPBは図9に示すようなレール20上を
走行するため全長がやや長くなっているが、実質的構成
は中間層1F〜4Fに配備の横行パレットPBと同様で
ある。
【0018】さて、次に、本実施例の立体駐車場におけ
る入出庫法を説明する。 (1)最下層の昇降パレットPAの自動車を入出庫させ
るケース(その1)図12(A)に示す符号の自動車
を出庫させる場合、当該昇降パレットPAの上方には1
台の横行パレットも位置していないので、そのまま昇降
パレットPAを最上層まで上昇させればよい。想像線図
示の状態が最上層に到達した状態であり、この状態で自
動車は出庫することができる。自動車を入庫させる場合
は上記の逆順に操作すればよい。
【0019】(2)最下層の昇降パレットPAの自動車
を入出庫させるケース(その2)図12(A)示す符号
の自動車を出庫させる場合、その上方に数台の横行パ
レットPBが位置しているので、そのまま昇降パレット
PAを昇降させることはできない。そこで同図(B)に
示すように、上方の横行パレットPBを空きスペースの
ある矢印b方向に移動させて、昇降空間を作り出し、そ
の上で符号の自動車を積載した昇降パレットPAを上
昇させる。その後の手順は前記(1)と同様である。ま
た、入庫させる場合は上記と逆順に操作すればよい。
【0020】(3)中間層の横行パレットPBの自動車
を入出庫させるケース図13(A)に示す符号の自動
車を出庫させる場合、その上方に数台の横行パレットP
Bが位置しているので、そのままでは出庫できない。そ
こで同図(B)に示すように横行パレットPBを空きス
ペースのある矢印a方向へ移動させて昇降空間を作る。
この場合、最初から上方空間があいておれば、横行パレ
ットPBを移動させる必要のないこと勿論である。次に
同図(C)に示すように、最下層の昇降パレットPAを
上昇させる。このとき押上げポスト7で自動車を積載し
ている横行パレットPBを下方から支えて押し上げるこ
とができる。図示のごとく横行パレットPBが最上層に
達すると、自動車を出庫させればよい。自動車を入庫さ
せる場合は上記と逆順に操作すればよい。
【0021】以上のごとく本実施例では、5層5列の計
25台分の総容積の中で、21台分の駐車スペースを確
保できるので、容積効率が高いという利点があり、しか
も、入出庫操作は円滑かつ迅速である。
【0022】つぎに、第2発明の実施例を図14に基づ
き説明する。本実施例では最下層の昇降パレットとし
て、押上げポストを除いたものを使用している。したが
って、この昇降パレットPCは上層の横行パレットPB
を昇降させる機能のみ有している。もちろん、ロックシ
リンダ8やパワーシリンダ16は備えている。したがっ
て、昇降パレットPC自体に自動車を積載することな
く、上層の横行パレットPBを昇降させて、自動車を入
出庫させることになる。この実施例のタイプは、地上地
下兼用または地上型に好ましいものである。
【0023】つぎに本発明の他の実施例を説明する。前
記実施例は5層5列であったが、地下格納層の層数は任
意であり、4階以下であっても6階以上であってもよ
い。また各層は5列に区画されているが、4列以下であ
っても6列以上であってもよい。さらに、前記実施例は
地下型であったが、本発明の駐車場は直方体で安定性が
高いので、地上型あるいは地上地下併用型に構成するこ
ともできる。そして、最上層のみならず途中の格納層を
入出庫層とすることもできる。また、上記各実施例はい
ずれも駐車場に適用した例であったが、本発明はこれを
立体倉庫にも適用しうるものである。この場合、駐車用
のパレットは物品の格納パレットとして理解すれば、上
記駐車場の構成はそのまま立体倉庫の構成として理解し
てよいものである。
【0024】
【発明の効果】第1、第2発明によれば、上層側も下層
側も同じ内寸法にしてパレットの昇降を可能とし、もっ
て低コストであり、地下型のみならず地上型あるいは地
上地下併用型も可能な立体格納庫を提供することができ
る。また第3発明は、第1、第2発明の立体格納庫にお
いてロープ等が駐車場構造物、たとえば横行ガーダ等と
干渉することなく昇降パレットを昇降させる昇降装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる立体駐車場の長手方
向の断面図である。
【図2】図1に示された立体駐車場の短手方向の断面図
である。
【図3】図1および図2におけるIIIA線矢視図(A
部分)およびIIIB線矢視図(B部分)である。
【図4】昇降パレットPAの斜視図である。
【図5】横行パレットPBの斜視図である。
【図6】昇降パレットPAおよび横行パレットPBの一
部拡大平面図である。
【図7】フラップ22の使用状態を示す側面図である。
【図8】フラップ22の退避状態を示す側面図である。
【図9】昇降パレットPAと横行パレットPBを示す側
面図である。
【図10】ローピングの一実施例の説明図である。
【図11】ローピングの他の実施例の説明図である。
【図12】出庫操作の説明図である。
【図13】出庫操作の説明図である。
【図14】第2発明の実施例に係わる立体駐車場の縦断
面図である。
【図15】従来の立体駐車場の長手方向縦断面図であ
る。
【図16】従来の立体駐車場の短手方向縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2 昇降ガイド 3 横行ガーダ 5
ガイドローラ 6 昇降用シーブ 7 押上げポスト 1
0 ガイドシーブ 12 巻取シーブ 16 パワーシリンダ
20 レール 22 フラップ PA 昇降型パレット
PB 横行型パレット PC 昇降型パレット

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n層m列の立体格納庫であって、昇降装置
    で昇降自在なm台の昇降型格納パレットを各列の最下層
    に各列毎に設置し、横行装置で隣接列に移動自在なm−
    1台の横行型格納パレットを最上層から最下層より1層
    上までの各層にそれぞれ設置し、前記昇降型格納パレッ
    トには、その列の上層に位置する横行型格納パレットの
    底面に当接して該横行型格納パレットを昇降させる押上
    げポストが立設された立体格納庫であって、 前記横行装置は、最上層から最下層の1層上までの各層
    にそれぞれ設けた横行レール上に設置した送りローラ群
    と、該送りローラ群の回転駆動装置とからなり、前記横
    行型格納パレットの両端には、常時は退避位置にあり使
    用位置に揺動自在に軸着されたフラップを備えており、
    該フラップは使用位置にしたとき前記送りローラ群の上
    に該フラップが載置されて該横行型格納パレットを横行
    可能に支持し、退避位置にしたとき前記送りローラ群お
    よび前記横行レールと干渉しない位置に引込まれるもの
    であり、 前記昇降型格納パレットには前記フラップを退避位置か
    ら使用位置へ作動させるフラップ作動装置が取付けられ
    ている ことを特徴とする立体格納庫。
  2. 【請求項2】最下層の昇降型格納パレットが、押上げポ
    ストを備えていないものである請求項1記載の立体格納
    庫。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の立体格納庫におい
    て、 前記昇降型格納パレットの前後左右の4個の昇降シーブ
    のそれぞれを、格納庫上方に取付けたガイドシーブで案
    内して、上方から垂下したロープを昇降シーブに掛け廻
    し、さらに上方に導いて、該昇降シーブを吊り上げるよ
    うにしており、 前記ロープを巻上げ巻下げ駆動する巻取駆動装置を備え
    たことを特徴とする立体格納庫における昇降装置。
JP6032964A 1994-02-05 1994-02-05 立体格納庫およびその立体格納庫における昇降装置 Expired - Lifetime JP2597305B2 (ja)

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