JP3098013U - 機械式多段トランクボックス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望のトランクボックスを第一列目の1段目に、確実、簡単、迅速に移動でき、荷物の出入れが簡単に、低負担で行え、装置自体の一層の簡素化が図れ、装置全体のコストをより低減でき、スペースの無駄が少なく、限られたスペースの中でより多くのトランクボックスを配することができ、経済的な機械式多段トランクボックス装置を提供する。
【解決手段】複数の横行台車Mと、複数の架台Qと、架台Q及び複数の横行台車Mを前後方向に跨ぐように配して、左右方向に移動可能な横行機能を有するクレーン装置Pと、横行台車M及び架台Q夫々の上に複数段に積載可能な複数のトランクボックス111〜343と、トランクボックス111〜343の上下間に配置する連結装置Jと、前後方向に移動可能となる昇降走行台車Rとを備え、昇降走行台車Rに、走行機能と連結機能と昇降機能とを設ける。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、保管用の物置として利用される施錠可能な複数のトランクボックスを、所定平面内に縦横(左右方向及び前後方向)に配置すると共に、多段式に積上げた状態に配置して、管理できるようにした機械式多段トランクボックス装置に係り、手前の第一列目にあるトランクボックスにあっては、2段目から上にある所望のトランクボックスを1段目に降下させることができ、また、奥方(後方)にある第二列目以降のトランクボックスにあっては、所望のトランクボックスを手前の第一列目の1段目に移動させることができ、トランクボックスへの荷物の出入れが、すべて手前の第一列目の1段目で行えるように工夫した機械式多段トランクボックス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の機械式多段トランクボックス装置としては、例えば、本願出願人が開発した特許文献1の実施例となるような図1乃至図5に示す機械式多段トランクボックス装置がある。
これは、例えば、12台の横行台車M上にトランクボックス111〜343が3台宛積載されており、この積重ねられたトランクボックス111〜343の上下間に24台の連結装置Jが配置されている。そして、空きスペースが1列あり、この空きスペースと横行台車Mに対して前後方向に跨ぐように鉄骨フレームLが2台配置され、そして、夫々の鉄骨フレームL上に、昇降走行台車Kが配置されており、1段目で且つ第一列目のトランクボックス111、121、131、141にはいつでも出入れを行うことができるように構成されている。
しかも、奥方(後方)にある第二列目以降のトランクボックス211〜343にあっては、例えば、図2、図3に示すように、手前の第一列目の1段目に移動させることができ、トランクボックス211〜343への荷物の出入れが、すべて手前の第一列目の1段目で行えるように構成されている。
例えば、第二列目のトランクボックス211を呼び出す際は、連結装置Jを有する昇降走行台車Kを鉄骨フレームLに沿って走行させて第二列目で停止させ、トランクボックス211を積重している横行台車Mを左右方向に横行させて、昇降走行台車Kの下方で停止させる。このとき、第一列目及び第三列目の横行台車Mは、昇降走行台車Kが移動する下方(鉄骨フレームLの下方)が空きスペースとなるように左右に横行させておく。そして、昇降走行台車Kの連結装置Jをトランクボックス213の上部に下降させて停止し、昇降走行台車Kの連結装置Jをトランクボックス213に連結して、昇降走行台車Kの連結装置Jを上昇させる。その時、トランクボックス211とトランクボックス212、及びトランクボックス212とトランクボックス213の間に夫々配置してある連結装置Jを連結状態としておき、3台のトランクボックス211,212,213を同時に上昇させる。それから、3台のトランクボックス211,212,213を吊っている昇降走行台車Kを前方に走行させ、第一列目で停止させて、昇降走行台車Kの連結装置Jを下降させ、トランクボックス211を1段目で停止せしめて、トランクボックス211への出入れを行うことができるようになる。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3092481号(図4〜図10)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述の如き機械式多段トランクボックス装置にあっては、横行台車の移動方向すなわち出入れするがわから見て左右方向に、トランクボックス2列に対して1台の鉄骨フレームLと1台の昇降走行台車Kが必要となり、装置全体のコストが高くなる難点があった。
また、複数段に積重ねられたトランクボックスの1段目の下部毎に、必ず1台の横行台車Mが必要となる難点もあった。
更に、横行台車Mは横一列に於いて少なくとも一つの空きスペースを含むよう縦横に配される必要があり、トランクボックスを設置するスペースに無駄があった。
加えて、従来の機械式多段トランク装置では、図5に示すように、昇降走行台車Kから下方に垂れるチェーンNを一重に折り返しているだけなので、昇降走行台車Kが前後方向に走行した際に3段目のトランクボックスに接触し易い難点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消し、手前の第一列目にあるトランクボックスにあっては、2段目から上にある所望のトランクボックスを1段目に降下させることができ、また、奥方(後方)にある第二列目以降のトランクボックスにあっては、所望のトランクボックスを手前の第一列目の1段目に移動させることができ、トランクボックスへの荷物の出入れが、すべて手前の第一列目の1段目で行えるようにし、しかも、装置自体の簡素化が図れ、コストの低減も図れ、更に、限られたスペースの中で配置できるトランクボックスの数をできる限り増やせるように、加えて、昇降走行台車が前後方向に走行した際にトランクボックスに接触することがないようにすべく案出されたものである。
【0006】
しかして、請求項1記載の機械式多段トランクボックス装置は、横一列に於いて少なくとも一つの空きスペースを含むよう縦横に配されると共に、左右方向に移動可能な横行機能を有する複数の横行台車Mと、最後列の横行台車Mの更に後方に横一列に配される複数の架台Qと、この架台Q及び複数の横行台車Mを前後方向に跨ぐように配されると共に、左右方向に移動可能な横行機能を有するクレーン装置Pと、横行台車M及び架台Q夫々の上に複数段に積載可能な複数のトランクボックス111〜343と、積重ねられたトランクボックス111〜343の上下間に配置される連結装置Jと、クレーン装置Pの桁部に配されると共に、桁部に沿って前後方向に移動可能となる昇降走行台車Rとを備え、この昇降走行台車Rに、前後方向への移動を可能とする走行機能と、トランクボックス111〜343の上部に連結自在な連結機能と、この連結機能によって連結されたトランクボックス111〜343を昇降自在な昇降機能とを設ける手段を採用した。
【0007】
また、請求項2記載の機械式多段トランクボックス装置にあっては、昇降走行台車Rに、下方に垂れるチェーンNを二重に折り返すような取り回し機構を設け、トランクボックス111〜343の上部に連結機能を介して連結されていない状態の時に、昇降走行台車RのチェーンN部分が、トランクボックス111〜343の上方を自在に通過できるよう構成する手段を採用した。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
先ず、図示例のように計39個のトランクボックス111〜343を、左右方向に於いて五列に、前後方向に於いて三列に、上下方向に於いて3段に配した場合の実施例について説明すると、本考案の機械式多段トランクボックス装置は、左右方向に於いて五列に、前後方向に於いて第三列目に配される5台の架台Qと、左右方向に於いて四列に、前後方向に於いて第一列目と第二列目に配されると共に、左右方向に移動可能な横行機能を有する8台の横行台車Mと、これらの横行台車M及び架台Qに対して前後方向に跨ぐように配されると共に、左右方向に移動可能な横行機能を有する1台のクレーン装置Pと、横行台車M夫々の上に3段に積重される計24個のトランクボックス111〜243と、架台Qの上に3段に積重される計15個のトランクボックス301〜343と、積重ねられたトランクボックス111〜343の上下間に夫々配置される計25個の連結装置Jと、クレーン装置Pの桁部上部に配されると共に、桁部に沿って前後方向に移動可能となる昇降走行台車Rとを備えたものである。
しかも、この機械式多段トランクボックス装置の第一列目及び第二列目には、横行台車M一台分が移動可能となるような空きスペースが左右方向に於いて一列設けられている。
【0009】
また、前記昇降走行台車Rには、クレーン装置Pの桁部に沿った前後方向への移動を可能とする走行機能と、トランクボックス111〜343の上部に連結自在な連結機能と、この連結機能によって連結されたトランクボックス111〜343を昇降自在な昇降機能と、トランクボックス111〜343の上部に連結機能を介して連結されていない状態の時に、昇降走行台車RのチェーンN部分が、トランクボックス111〜343の上方を自在に通過できるように構成されるチェーンNの取り回し機構とが設けられている。
【0010】
すなわち、手前の第一列目にあるトランクボックス111、112、113、121、122、123、131、132、133、141、142、143にあっては、1段目のトランクボックス111、121、131、141にはいつでも荷物を出入れでき、また、2段目から上にある所望のトランクボックス112、113、122、123、132、133、142、143は、1段目に降下させることができ、更に、奥方(後方)にある第二列目、及び第三列目のトランクボックス211、212、213、221、222、223、231、232、233、241、242、243、301、302、303、311、312、313、321、322、323、331、332、333、341、342、343にあっては、空きスペースを利用して所望のトランクボックスを手前の第一列目の1段目に移動させることができ、トランクボックスへの出入れが、すべて手前の第一列目の1段目で行えるように構成されている。
【0011】
前記クレーン装置Pは、例えば、適宜鉄骨材によって構成されており、しかも、桁部と、この桁部の前後端部に固定される脚部とからなる略橋形状に形成されている。更に、前後方向一列分の横行台車M、及び架台Q、及びトランクボックスに対して前後方向に跨ぐように形成されていると共に、横行機能によって左右方向に移動可能となるように形成されており、横行機能は、例えば、内蔵したモータや駆動車輪等の適宜駆動装置によって、適宜配したレール等の上をスムーズに且つ安定的に移動できるように構成されている。
【0012】
前記横行台車Mは、横行機能によって左右方向に移動可能となるように構成されており、横行機能は、例えば、内蔵したモータや駆動車輪等の適宜駆動装置によって、適宜配したレール等の上をスムーズに且つ安定的に移動できるように構成されている。
【0013】
前記トランクボックス111〜343は、例えば、正面がわの扉が施錠可能となるような略矩形箱状に形成され、しかも、その積重状態が安定的となるように形成されたものが利用される。
【0014】
前記連結装置Jは、2段目と3段目のトランクボックス112、113、122、123、132、133、142、143、212、213、222、223、232、233、242、243、302、303、312、313、322、323、332、333、342、343の下部に夫々固着されており、下(1段目或いは2段目)のトランクボックスの上に重なるように配置されており、連結装置Jが連結状態にあるときは、上のトランクボックスと下のトランクボックスが確実に連結されて、同時に昇降するように構成されている。しかも、連結装置Jが連結解除状態にあるときは、上のトランクボックスのみ(3段目、或いは3段目及び2段目)が上昇するようになる。
【0015】
そして、連結装置Jは、例えば、図9に示すように、平面中央に設けたモータ31と、このモータ31によって正逆回転するネジシャフト32と、このネジシャフト32に螺着される一対のネジシャフト用ナット33と、この一対のネジシャフト用ナット33が固着されている一対の伸縮バー34と、この伸縮バー34を案内するガイド35と、四隅部分に配されると共に、側方に出没自在となる4本のピン36とを備えた構成となる。しかも、モータ31の正逆回転によって、一端がわと他端がわとで逆ネジが切ってあるネジシャフト32を正逆回転させ、ネジシャフト用ナット33を介して一対の伸縮バー34をガイド35に沿って離隔接近せしめることで、4本のピン36を側方に出没させることができるように構成されており、この4本のピン36が、下のトランクボックスの上部四隅に固着した受けプレート37の貫通孔に挿通されることで、上のトランクボックスと下のトランクボックスを連結したり、或いは分離したりできるように構成されている。尚、連結装置Jの駆動手段は、モータ31に限らず、油圧駆動手段や、空圧駆動手段や、電磁ソレノイドによる駆動手段等を採用することができる。
【0016】
昇降走行台車Rは、例えば、クレーン装置Pの桁部上部に配されており、走行機能によってクレーン装置Pの桁部上部を前後方向に移動自在となるよう形成され、しかも、その下部には、昇降機能の一部であるチェーンNを介して前記連結装置Jが昇降自在となるように吊り下げられて構成されている。
更に、昇降走行台車Rには、下方に垂れるチェーンNを二重に折り返すような取り回し機構が設けられており、この取り回し機能は、トランクボックス111〜343の上部に、昇降走行台車Rの連結機能(連結装置J)を介して連結されていない状態の時に、昇降走行台車RのチェーンN部分が、トランクボックス111〜343の上方を自在に通過できるよう構成したものである(図10参照)。
【0017】
本考案の機械式多段トランクボックス装置は、前述の如く構成されており、次にその使用例について説明する。
先ず、第二列目以降のトランクボックスを呼び出すときの動作を説明すると、図7、図8で示すように、第二列目のトランクボックス211を呼び出す場合、昇降走行台車Rを有するクレーン装置Pを左右に横行させて、トランクボックス211が配置されている列の上方で停止させる。
更に、連結装置Jを有する昇降走行台車Rを前後方向に走行させて第2列目で停止させる。このとき、第一列目の横行台車Mは、昇降走行台車Rが移動する下方(クレーン装置Pの下方)が空きスペースになるように左右に横行させておく。
そして、昇降走行台車Rの連結装置Jをトランクボックス213の上部に下降させて停止し、昇降走行台車Rの連結装置Jをトランクボックス213に連結して、昇降走行台車Rの連結装置Jを上昇させる。その時、トランクボックス211とトランクボックス212とトランクボックス213の間に配置された連結装置Jを夫々連結状態としておき、3台のトランクボックス211、212、213を同時に上昇させる。
それから、3台のトランクボックス211、212、213を吊っている昇降走行台車Rを前方に走行させ、第一列目で停止させて、昇降走行台車Rの連結装置Jを下降させ、トランクボックス211を1段目で停止せしめて、トランクボックス211への出入れを行うことができるようになる。
尚、トランクボックス211を復帰させるには、前記呼び出しと逆の動作を行い、呼び出し前の状態で停止させる。
【0018】
ところで、機械式多段トランクボックス装置の具体的構成、形状、寸法、トランクボックス111〜343の具体的構成、形状、寸法、材質、連結装置Jの具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、昇降走行台車Rの具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、クレーン装置Pの具体的構成、形状、寸法、材質、チェーンNの具体的構成、形状、寸法、材質、架台Qの具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、横行台車Mの具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、取り回し機構の具体的構成、形状、寸法、配設位置等は図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更できるものである。
尚、横行台車Mや、昇降走行台車Rや、連結装置Jや、クレーン装置Pに於いて、その横行機能や、走行機能や、昇降機能や、連結機能等の駆動手段は、例えば、モータ駆動手段を採用しているが、他に油圧駆動手段や、空圧駆動手段等を利用しても良い。
また、昇降走行台車Rの昇降機能の吊り装置は、チェーン方式を利用しているが、他にワイヤー方式や、ネジ方式等を利用しても良いものである。
しかも、前記連結装置Jや、昇降走行台車Rや、横行台車Mや、クレーン装置P等は、例えば、適宜制御盤によって遠隔操作できるように構成されるものである。
【0019】
【考案の効果】
従って、本考案の請求項1記載の機械式多段トランクボックス装置によれば、縦横に配される複数の横行台車M及び架台Q夫々の上に複数段に積重可能な複数のトランクボックス111〜343に於いて、手前の第一列目にあるトランクボックス111、112、113、121、122、123、131、132、133、141、142、143にあっては、2段目から上にある所望のトランクボックス112、113、122、123、132、133、142、143を1段目に降下させて、確実に、簡単に、且つ迅速に移動させることができ、また、奥方にある第二列目以降のトランクボックス211、212、213、221、222、223、231、232、233、241、242、243、301、302、303、311、312、313、321、322、323、331、332、333、341、342、343にあっては、所望のトランクボックスを手前の第一列目の1段目に、確実に、簡単に、且つ迅速に移動させることができ、トランクボックスへの荷物の出入れが、すべて手前の第一列目の1段目で行えるようになり、荷物が多い場合や荷物が重い場合であっても、その出し入れが簡単となり、出し入れにかかる負担を低減できるようになる。
【0020】
特に、従来の機械式多段トランクボックス装置のように、トランクボックス111〜343の左右方向に於いて2列毎に対して1台の鉄骨フレームLと1台の昇降走行台車Kが必要となるようなことがなく、トランクボックスが左右方向に於いて何列あっても、1台のクレーン装置Pと1台の昇降走行台車Rで済むようになり、装置自体の一層の簡素化が図れ、装置全体のコストをより低減でき、経済的な機械式多段トランクボックス装置となる。
【0021】
更に、従来の機械式多段トランクボックス装置のように、1段目にあるトランクボックス毎の下部に、1台の横行台車Mを設ける必要がなく、最も奥の列(例えば、第三列目)の1段目にあるトランクボックスの下部には架台Qを配置するだけで良く、加えて、最も奥の列(例えば、第三列目)にあっては、空きスペースを必要としないので、従来の機械式多段トランクボックス装置では空きスペースだった場所に、複数段に積み重ねられたトランクボックスを配置できるようになる。従って、装置自体の一層の簡素化が図れ、コストをより低減でき、従来の機械式多段トランクボックス装置よりもスペースの無駄が少なくなり、限られたスペースの中でより多くのトランクボックスを配することができるようになり、より経済的な機械式多段トランクボックス装置となる。
【0022】
また、請求項2記載の機械式2段トランクボックス装置によれば、トランクボックスの上部に連結機能(連結装置J)を介して連結されていない状態の時には、昇降走行台車Rが前後方向に走行した際に、そのチェーンN部分が、3段目のトランクボックスの上部に接触するようなことがなく、昇降走行台車Rがトランクボックス上方をスムーズに通過できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の機械式多段トランクボックス装置を例示する概略図で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図2】従来の機械式多段トランクボックス装置の動作状態を例示する概略正面図である。
【図3】従来の機械式多段トランクボックス装置を例示する概略平面図である。
【図4】従来の機械式多段トランクボックス装置を例示する分解正面図である。
【図5】従来の機械式多段トランクボックス装置の昇降走行台車を例示する概略側面図である。
【図6】本考案の機械式多段トランクボックス装置を例示する概略図で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図、(ハ)は平面図である。
【図7】本考案の機械式多段トランクボックス装置の動作状態を例示する概略正面図である。
【図8】本考案の機械式多段トランクボックス装置の動作状態を例示する概略平面図である。
【図9】本考案の機械式多段トランクボックス装置の連結装置を例示するもので、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。
【図10】本考案の機械式多段トランクボックス装置の昇降走行台車を例示する概略側面図である。
【符号の説明】
111〜343 トランクボックス
J 連結装置
K 昇降走行台車
L 鉄骨フレーム
M 横行台車
N チェーン
P クレーン装置
Q 架台
R 昇降走行台車
31 モータ
32 ネジシャフト
33 ネジシャフト用ナット
34 伸縮バー
35 ガイド
36 ピン
37 受けプレート

Claims (2)

  1. 横一列に於いて少なくとも一つの空きスペースを含むよう縦横に配されると共に、左右方向に移動可能な横行機能を有する複数の横行台車と、最後列の横行台車の更に後方に横一列に配される複数の架台と、この架台及び複数の横行台車を前後方向に跨ぐように配されると共に、左右方向に移動可能な横行機能を有するクレーン装置と、横行台車及び架台夫々の上に複数段に積載可能な複数のトランクボックスと、積重ねられたトランクボックスの上下間に配置される連結装置と、クレーン装置の桁部に配されると共に、桁部に沿って前後方向に移動可能となる昇降走行台車とを備え、この昇降走行台車に、前後方向への移動を可能とする走行機能と、トランクボックスの上部に連結自在な連結機能と、この連結機能によって連結されたトランクボックスを昇降自在な昇降機能とを設けたことを特徴とする機械式多段トランクボックス装置。
  2. 昇降走行台車に、下方に垂れるチェーンを二重に折り返すような取り回し機構を設け、トランクボックスの上部に連結機能を介して連結されていない状態の時に、昇降走行台車のチェーン部分が、トランクボックスの上方を自在に通過できるよう構成したことを特徴とする請求項1記載の機械式多段トランクボックス装置。
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