JP3035957U - 重量物収納棚 - Google Patents

重量物収納棚

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JP3035957U
JP3035957U JP1996002753U JP275396U JP3035957U JP 3035957 U JP3035957 U JP 3035957U JP 1996002753 U JP1996002753 U JP 1996002753U JP 275396 U JP275396 U JP 275396U JP 3035957 U JP3035957 U JP 3035957U
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勇 染野
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株式会社ケー・イー・シー
池田自動機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各棚段の重量物の搬入、搬出を容易にかつ
迅速に行えるとともに、棚台車の収納位置及び引き出し
位置への移動に供される動力源を不要にした。 【解決手段】 棚枠本体1に重量物を搬出入するに際し
ては、重量物を搬出入しようとする棚段103の可動レ
ール30を固定レール20の長手方向と一致する重量物
引き出し位置に回動し、レール支柱40を可動レール3
0と直角な位置に回動して、その下端可動車輪401を
床面に設置する。そして、第1の棚台車操作機構60の
ワイヤロープを天井走行クレーン等の既設の設備で引っ
張ることにより、棚段103上の棚台車50を可動レー
ル30上に引き出す。また、第2の棚台車操作機構70
のワイヤロープを天井走行クレーン等の既設の設備で引
っ張ることにより、可動レール30上の棚台車50を固
定レール20側へ移動して棚段103上に収納し、レー
ル支柱40及び可動レール30を折り畳む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、重量物を立体的に収納する重量物収納棚に関し、更に詳しくは、専 用の動力源を要することなく、棚本体の重量物の出し入れを可能にした重量物収 納棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の重量物収納棚としては、例えば、実公昭63−6086号公報に開示す るものが知られている。 この種の重量物収納棚は、棚本体の前面側両端に引出枠を折畳可能に設け、棚 板を棚本体の前方に引出して使用するときには、引出枠を棚本体の前方に進出さ せて、この引出枠で棚本体から引出された棚板を支持し、また、引出枠に引出さ れた棚板を棚本体に収納した後は、引出枠を棚本体の前面側に折畳み、引出枠が 邪魔になることなく、棚本体の前方空間を広くでき構成になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の重量物収納棚では、引出枠を構成する各棚 段の棚板ガイドレールの先端は同一の支柱に結合されているため、引出枠を棚本 体の前方に進出させた場合、引き出したい棚段の棚板以外の棚板ガイドレールも 全て引出位置にセットされてしまう。その結果、引き出された棚板上に載置され ている重量物を天井走行クレーンまたはフォークリフトにより降ろしたり、或は 重量物を棚板上に積み込む時に、棚本体の両側に位置する引き出したい棚段の棚 板以外の棚板ガイドレールや支柱が邪魔になり、重量物の搬入、搬出に支障を来 す問題がある。 また、棚板上に載置された収納品が500Kg乃至それ以上の重量物の場合、 棚板を人手により収納位置または引き出し位置に移動させることは容易でなく、 このような場合には、各棚段毎に棚板を駆動する電動機或は流体圧シリンダ等の 駆動装置を設置する必要がある。 しかし、このような駆動装置を設けることは、棚板の移動が容易にな反面、電 気工事や配管工事及び制御盤等の設備費が高くなる問題があった。
【0004】 本考案は、上記の事情に鑑みなされたもので、その目的とするとろは、各棚段 の重量物の搬入、搬出を容易にかつ迅速に行えるとともに、棚台車の収納位置及 び引き出し位置への移動に供される動力源を不要にした重量物収納棚を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案の重量物収納棚は、上下方向に複数段の水平 な棚段を有する棚枠本体と、前記棚枠本体の各棚段の左右両端部上に該棚枠本体 の前後方向に平行に配設された固定レールと、前記各棚段の固定レールの前端に 対応する箇所に固定レールの長手方向と一致する重量物引き出し位置及び固定レ ールとほぼ直角な折畳位置に亘って回動可能に連結された可動レールと、前記各 可動レールの揺動先端部側に可動レールと重なり合う収納位置及び可動レールと ほぼ直角な可動レール支持位置に亘って回動可能に連結されたレール支柱と、前 記各棚段の左右の固定レール間にそれぞれ横架され、該固定レール上及び前記重 量物引き出し位置に回動された可動レール上を移動する重量物載置用の棚台車と 、前記各棚段に配設され、棚台車を固定レール上にある収納位置から重量物引き 出し位置に回動された可動レール上へ移動させる第1の棚台車操作機構と、前記 各棚段に配設され、棚台車を重量物引き出し位置に回動された可動レール上から 固定レール上の収納位置へ移動させる第2の棚台車操作機構備えてなるものであ る。
【0006】 また、本考案の重量物収納棚は、所定間隔離して相対向して配設され、上下方 向に複数段の水平な棚段を有する第1及び第2の棚枠本体と、前記第1及び第2 の棚枠本体の各棚段の左右両端部上に該棚枠本体の前後方向に平行に配設された 固定レールと、前記一方の棚枠本体の各棚段の固定レールの前端に対応する箇所 に固定レールの長手方向と一致する重量物引き出し位置及び固定レールとほぼ直 角な折畳位置に亘って回動可能に連結され、重量物引き出し位置に回動され時に 回動先端を前記他方の棚枠本体の対応する棚段の固定レールの前端に結合される 可動レールと、前記第1及び第2の棚枠本体の各棚段の左右の固定レール間にそ れぞれ横架され、該固定レール上及び前記重量物引き出し位置に回動された可動 レール上を移動する重量物載置用の棚台車と、前記第1及び第2の棚枠本体の各 棚段に配設され、棚台車を固定レール上にある収納位置から重量物引き出し位置 に回動された可動レール上へ移動させる第1の棚台車操作機構と、前記第1及び 第2の棚枠本体の各棚段に配設され、棚台車を重量物引き出し位置に回動された 可動レール上から固定レール上の収納位置へ移動させる第2の棚台車操作機構と を備えてなるものである。
【0007】 上記構成の本考案においては、棚枠本体に重量物を搬出入するに際し、重量物 を搬出入しようとする棚段の可動レールを固定レールの長手方向と一致する重量 物引き出し位置に回動し、レール支柱を可動レールと直角な位置に回動して、そ の下端を床面に設置する。そして、第1の棚台車操作機構を構成する線状体を天 井走行クレーン等の駆動手段で引っ張ることにより、棚段上の棚台車を可動レー ル上に引き出し、この棚台車上の重量物をクレーン等により棚台車外へ搬出した り、新たな重量物を棚台車上に搬入載置する。また、第2の棚台車操作機構を構 成する線状体を天井走行クレーン等の駆動手段で引っ張ることにより、可動レー ル上の棚台車を固定レール側へ移動して棚段上に収納し、レール支柱及び可動レ ールを折り畳む。 よって、本考案によれば、各棚段毎にレール支柱付きの可動レールが独立して 設けられているので、棚段の重量物を搬出入使用とする時に他の棚段の可動レー ル及びレール支柱が重量物の搬出入に支障を来すことがなく、重量物の搬入、搬 出を容易にかつ迅速に行うことできるとともに、棚台車を収納位置及び引き出し 位置へ移動させる動力源に天井走行クレーン、フォークリフト等の既設の設備を 利用できるため、棚台車専用の動力源が不要になり、低コストの重量物収納棚を 容易に提供し得る。
【0008】 また、本考案においては、相対向して設置された第1及び第2の棚枠本体の一 方の棚枠本体に回動可能に設けた可動レールを他方の棚枠本体の対応する固定レ ールに結合できる構成にすることにより、各棚枠本体の重量物引き出し用の可動 レールを共用できる。
【0009】
【考案の実施の形態】
(第1の実施の形態) 以下、本考案にかかる第1の実施の形態例について、図1〜図6を参照して詳 細に説明する。 図1は本考案の第1の実施の形態例における重量物収納棚の全体構成を示す斜 視図、図2は可動レール及びレール支柱を折り畳んだ状態を示す重量物収納棚の 斜視図、図3は棚台車の斜視図、図4は棚台車と固定レールとの関係、可動レー ルの固定レールへの連結構造及び棚台車移動用ワイヤロープ(線状体)の棚枠本 体外への引き出し構造の詳細を示す説明図、図5及び図6は棚台車を移動させる 滑車及びワイヤロープの配置関係を示す説明図である。
【0010】 図1及び図2において、重量物収納棚は、棚枠本体10、固定レール20、可 動レール30、レール支柱40、棚台車50及び滑車とワイヤロープからなる第 1及び第2の棚台車操作機構60、70を備える。 棚枠本体10、前後左右の4隅部分に立設した4本の支柱101と、この4隅 部分の各支柱101の上下端における前後及び左右間を結合する横部材102か ら構成され、更に上下方向に複数段に形成された水平な棚段103を有する。ま た、この棚段103は、棚枠本体10の左右において、前後の支柱101間に水 平に横架固定したチャンネル部材104(図4参照)と、この左右のチャンネル 部材104間に横架固定された横部材105から構成されている。
【0011】 固定レール20は、各棚段103上の棚台車50を棚枠本体10内で前後方向 に移動可能に案内するもので、各棚段103毎に一対ずつ有し、この固定レール 20は、図4に示すように、棚段103のチャンネル部材104上に該ャンネル 部材104の長手方向に沿って固定されている。
【0012】 可動レール30は、各棚段103に収納されている重量物を棚台車50ごと棚 枠本体10の前方へ移動可能に案内するためのもので、各棚段103の左右のチ ャンネル部材104の前端部に固定レール20の長手方向と一致する重量物引き 出し位置及び固定レール20とほぼ直角な折畳位置に亘って回動可能に連結され ている。 具体的には、図4〜図6に示すように、チャンネル部材104の前端部に設け たブラケット301に枢支ピン302により水平方向に回動可能に連結した支持 部材303と、この支持部材303上に該支持部材303の長手方向に沿って固 定したレール部材304とから構成されている。 なお、ブラケット301と支持部材303との連結部分には、可動レール30 を固定レール20の長手方向と一致する重量物引き出し位置にロックする図示省 略のロック機構がもうけられている。
【0013】 レール支柱40は、重量物引き出し位置に回動された可動レール30を水平に 保持するためのもので、各可動レール30の揺動先端部に可動レール30と重な り合う収納位置及び可動レール30とほぼ直角な可動レール支持位置に亘って回 動可能に連結されている。 なお、可動レール30とレール支柱40との連結部分には、レール支柱40を 可動レール30に対して互いに重なり合う収納位置及び可動レール30とほぼ直 角な位置にロックする、鋼球及びばね材等からなる図示省略のロック機構が組み 込まれており、更に、可動レール30の先端部および後端部には、棚台車50の 移動を停止する図示省略の一方向係止可能なストッパが設けられている。 また、各レール支柱40の下端には、高さ調整可能な可動車輪401が取り付 けられている。
【0014】 棚台車50は、収納される重量物を載置するもので、この棚台車50は、図1 〜図3に示すように、各棚段の左右の固定レール20間に差し渡しできる大きさ に成形された枠体501を有し、この枠体501の四隅部分には、図3及び図4 に示すように、固定レール20及び可動レール30と係合する車輪502が設け られており、この車輪502により、棚台車50は固定レール20上及び該固定 レール20の長手方向と一致する重量物引き出し位置に回動された可動レール3 0上を移動できるように構成されている。
【0015】 第1及び第2の棚台車操作機構60、70は各棚段103のそれぞれに設けら れる。 第1の棚台車操作機構60は、図1、図2及び図4〜図6に示すように、棚段 103の前部箇所に配設された複数の重量物引き出し用の固定滑車601及び動 滑車602と、一端が結合部材604を介して棚台車50の後端に連結され、他 端側が各固定滑車601及び動滑車602に順次巻掛けられて棚枠本体10外に 導出される重量物引き出し用ワイヤロープ(線状体)605と、このワイヤロー プ605が導出される棚枠本体10の外側部に設けた導出用固定滑車606と、 この固定滑車606及びワイヤロープ引っ込み防止用のストッパ610(図4参 照)を介して引き出されるワイヤロープ605の端部に設けたフック607とか ら構成され、このフック607は、例えば既設の天井走行クレーン(図示省略) から吊下されたクレーンフック80に引っ掛けられる構成になっている。 また、上記動滑車602は、棚段103にその前後方向に横架固定した案内部 材608(図2参照)に移動可能に設けられており、そして、この動滑車602 と棚段103の後部間には、棚台車50が第2の棚台車操作機構70により収納 方向に移動された時にワイヤロープ605の弛みを吸収する方向に動滑車602 を付勢するコイルばね609が掛け渡されている。
【0016】 第2の棚台車操作機構70は、図1、図2及び図4〜図6に示すように、棚段 103の前後部箇所に配設された複数の重量物引き出し用の固定滑車701及び 動滑車702と、一端が結合部材704を介して棚台車50の後端に連結され、 他端側が各固定滑車701及び動滑車702に順次巻掛けられて棚枠本体10外 に導出される重量物引き出し用ワイヤロープ(線状体)705と、このワイヤロ ープ705が導出される棚枠本体10の外側部に設けた導出用固定滑車706と 、この固定滑車706及びワイヤロープ引っ込み防止用のストッパ710(図4 参照)を介して引き出されるワイヤロープ705の端部に設けたフック707と から構成され、このフック707は、例えば既設の天井走行クレーン(図示省略 )から吊下されたクレーンフック80に引っ掛けられる構成になっている。 また、上記動滑車702は、棚段103にその前後方向に横架固定した案内部 材708(図2参照)に移動可能に設けられており、そして、この動滑車702 と棚段103の前部間には、棚台車50が第2の棚台車操作機構61により収納 方向に移動された時にワイヤロープ705の弛みを吸収する方向に動滑車702 を付勢するコイルばね709が掛け渡されている。
【0017】 次に、上記のように構成された第1の実施の形態例の動作につて説明する。 棚枠本体10に重量物を搬出入するに際しては、図1に示すように、重量物を搬 出入しようとする棚段103の可動レール30を固定レール20の長手方向と一 致する重量物引き出し位置に回動し、かつレール支柱40を可動レール30と直 角な位置に回動して、その下端に設けた可動車輪401を床面に設置する。 次に、第1の棚台車操作機構60のワイヤロープ605の導出端に設けたフッ ク607を天井走行クレーンのクレーンフック80に引っ掛け、そのワイヤロー プ801(図4参照)を天井走行クレーンで巻取ることにより、ワイヤロープ6 05を引っ張る。これに伴い、図5に示すように、まず動滑車602がコイルば ね609に抗して案内部材608上を棚枠本体10の前部に達して停止するまで 移動し、この時点からワイヤロープ605が更に引っ張られると、棚段103の 固定レール20上の棚台車50が図5の矢印A方向に移動して、図6に示すよう に可動レール30上に引き出される。
【0018】 一方、棚台車50が棚段103上に位置している時は、第2の棚台車操作機構 70のワイヤロープ705には動滑車702を介してコイルばね709の引っ張 り力が作用しているため、このワイヤロープ705は、その引き出し端に設けた フック707がストッパ710に係止する状態まで引き込まれ、図5に示す弛み のない状態に保持されている。 かかる状態で、棚台車50が可動レール30上に引き出されると、これにつれ て動滑車702がコイルばね709に抗して案内部材708上を後端側へ移動す るため、動滑車702とコイルばね709で保持されているワイヤロープ705 が繰り出される。このため、棚台車50の可動レール30上への引き出しに支障 を来すことがない。 また、棚台車50が可動レール30上に引き出された状態では、棚台車50上 の重量物をクレーン等により棚台車外へ搬出したり、新たな重量物を棚台車50 上に搬入載置することができる。
【0019】 また、可動レール30上に引き出された棚台車50を棚枠本体10に収納する 場合は、第2の棚台車操作機構70のワイヤロープ705の導出端に設けたフッ ク707を天井走行クレーンのクレーンフック80に引っ掛け、そのワイヤロー プ801(図4参照)を天井走行クレーンで巻取ることにより、ワイヤロープ7 05を引っ張る。これに伴い、固定滑車701及び動滑車702に対して図6に 状態に巻掛けられているワイヤロープ705が引っ張られると、可動レール30 上の棚台車50が固定レール20に沿って棚段103が図6の矢印B方向に移動 して、図5に示すように棚枠本体10に収納される。収納後は、レール支柱40 及び可動レール30を図2に示すように折り畳む。 この時、棚台車50が図6の矢印B方向に移動することにより弛む第1の棚台 車操作機構60のワイヤロープ605は、動滑車602がコイルばね609によ り案内部材608上を後部方向に移動することで吸収されるため、棚台車50が 棚枠本体10へ収納されてもワイヤロープ605が弛んだりすることがない。
【0020】 従って、本実施の形態例によれば、各棚段103毎にレール支柱40付きの可 動レール30が独立した形で設けられているので、任意棚段の重量物を搬出入使 用とする時に他の棚段の可動レール及びレール支柱が重量物の搬出入に支障を来 すことがなく、重量物の搬入、搬出を容易にかつ迅速に行うことできると共に、 棚台車を収納位置及び引き出し位置へ移動させる動力源に天井走行クレーン、フ ォークリフト等の既設の設備を利用できるため、棚台車専用の動力源が不要にな り、重量物収納棚の設備コストを低減することができる。
【0021】 (第2の実施の形態) 以下、本考案にかかる第2の実施の形態例について、図7及び図8を参照して 説明する。 図7は本考案の第2の実施の形態例における重量物収納棚の棚台車を省略して 示す全体の斜視図、図8は可動レールを折り畳んだ状態を示す棚台車省略の重量 物収納棚の斜視図である。 この図7及び図8において、図1及び図2と異なる点は、所定間隔離して相対 向して配設された第1及び第2の棚枠本体10A、10Bを有すること、第1及 び第2の棚枠本体10A、10Bの重量物引き出し用可動レールを共用できる構 成にしたところにあり、その他の構成は図1及び図2の場合と同様である。
【0022】 図7及び図8において、図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付して 説明すると、第1及び第2の棚枠本体10A、10Bは棚枠本体10と同様に構 成されされているとともに、上下方向に複数段に形成された水平な棚段103を 有する。 また、第1及び第2の棚枠本体10A、10Bにおける各棚段103の左右両 端部上には固定レール20が棚枠本体10A、10Bの前後方向に平行に配設さ れている。
【0023】 上記第1の棚枠本体10Aにおける各棚段103の左右両側の固定レール20 の前端に対応する箇所には、可動レール30の一端が連結部材305により、図 8に示す固定レール20の長手方向と一致する重量物引き出し位置、及び図7に 示す固定レール20とほぼ直角な折畳位置に亘って回動可能に連結され、更に左 右両可動レール30が重量物引き出し位置に回動され時の回動先端は、第2の棚 枠本体10Bの対応する棚段103の左右両側前端に固定レール20と一致する ように係脱可能に結合される。 なお、可動レール30の回動先端と、これに対応する第2の棚枠本体10Bの 棚段103の左右両側前端との結合部には、両者の結合状態をロックする図示省 略のロック機構、及び、可動レール30の先端と第2の棚枠本体10B側の固定 レール20の前端間に生じる隙間を調整する図示省略の隙間調整機構を備えてい る。 また、図示省略したが、第1及び第2の棚枠本体10A、10Bにおける各棚 段103上には、その固定レール20及び共通の可動レール30上を移動する図 3に示す構造の棚台車が載置されている。
【0024】 また、第1及び第2の棚枠本体10A、10Bにおける各棚段103には、図 5及び図6に示した場合と同様に構成された第1の棚台車操作機構60と第2の 棚台車操作機構70はそれぞれに設けられる。
【0025】 このように構成された第2の実施の形態例においては、各棚枠本体10A、1 0Bの重量物引き出し用の可動レールを棚枠本体10Aに回動可能に設けた可動 レール30で共用することができるほか、上記第1の実施の形態例と同様な作用 効果が得られる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、各棚段毎にレール支柱付きの可動レール が独立して設けられているので、棚段の重量物を搬出入使用とする時に他の棚段 の可動レール及びレール支柱が重量物の搬出入に支障を来すことがなく、重量物 の搬入、搬出を容易にかつ迅速に行うことできるとともに、棚台車を収納位置及 び引き出し位置へ移動させる動力源に天井走行クレーン、フォークリフト等の既 設の設備を利用できるため、棚台車専用の動力源が不要になり、低コストの重量 物収納棚を容易に提供し得る。
【0027】 また、本考案によれば、相対向して設置された第1及び第2の棚枠本体の一方 の棚枠本体に回動可能に設けた可動レールを他方の棚枠本体の対応する固定レー ルに結合できる構成にしたので、各棚枠本体の重量物引き出し用の可動レールを 共用できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態例における重量物収
納棚の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態例における可動レー
ル及びレール支柱を折り畳んだ状態を示す重量物収納棚
の斜視図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態例における棚台車の
斜視図である。
【図4】本考案の第1の実施の形態例における棚台車と
固定レールとの関係、可動レールの固定レールへの連結
構造及び棚台車移動用ワイヤロープの棚枠本体外への引
き出し構造の詳細を示す説明図である。
【図5】本考案の第1の実施の形態例における棚台車を
移動させる滑車及びワイヤロープの配置関係を示す説明
図である。
【図6】本考案の第1の実施の形態例における棚台車を
移動させる滑車及びワイヤロープの配置関係を示す説明
図である。
【図7】本考案の第2の実施の形態例における重量物収
納棚の棚台車を省略して示す全体の斜視図である。
【図8】本考案の第2の実施の形態例において可動レー
ルを折り畳んだ状態を示す棚台車省略の重量物収納棚の
斜視図である。
【符号の説明】
10、10A、10B 棚枠本体 103 棚段 20 固定レール 30 可動レール 40 レール支柱 401 可動車輪 50 棚台車 60 第1の棚台車操作機構 601 固定滑車 602 動滑車 605 ワイヤロープ(線状体) 609 コイルばね(付勢手段) 70 第1の棚台車操作機構 701 固定滑車 702 動滑車 705 ワイヤロープ(線状体) 709 コイルばね(付勢手段) 80 クレーンフック(駆動手段)

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に複数段の水平な棚段を有する
    棚枠本体と、前記棚枠本体の各棚段の左右両端部上に該
    棚枠本体の前後方向に平行に配設された固定レールと、
    前記各棚段の固定レールの前端に対応する箇所に固定レ
    ールの長手方向と一致する重量物引き出し位置及び固定
    レールとほぼ直角な折畳位置に亘って回動可能に連結さ
    れた可動レールと、前記各可動レールの揺動先端部側に
    可動レールと重なり合う収納位置及び可動レールとほぼ
    直角な可動レール支持位置に亘って回動可能に連結され
    たレール支柱と、前記各棚段の左右の固定レール間にそ
    れぞれ横架され、該固定レール上及び前記重量物引き出
    し位置に回動された可動レール上を移動する重量物載置
    用の棚台車と、前記各棚段に配設され、棚台車を固定レ
    ール上にある収納位置から重量物引き出し位置に回動さ
    れた可動レール上へ移動させる第1の棚台車操作機構
    と、前記各棚段に配設され、棚台車を重量物引き出し位
    置に回動された可動レール上から固定レール上の収納位
    置へ移動させる第2の棚台車操作機構とを備えてなる重
    量物収納棚。
  2. 【請求項2】 前記レール支柱は、その揺動先端に高さ
    調整可能な可動車輪を備える請求項1記載の重量物収納
    棚。
  3. 【請求項3】 前記各第1の棚台車操作機構は、棚段に
    配設された複数の重量物引き出し用滑車及び一端が棚台
    車に連結され、他端側が前記各滑車に順次巻掛けられて
    棚枠本体外に導出される重量物引き出し用線状体と、前
    記線状体の棚枠本体外への導出端を引っ張る駆動手段と
    から構成される請求項1記載の重量物収納棚。
  4. 【請求項4】 前記各第2の棚台車操作機構は、棚段に
    配設された複数の重量物収納用滑車及び一端が棚台車に
    連結され、他端側が前記各滑車順次巻掛けられて棚枠本
    体外に導出される重量物収納用線状体と、前記線状体の
    棚枠本体外への導出端を引っ張る駆動手段とから構成さ
    れる請求項1記載の重量物収納棚。
  5. 【請求項5】 前記重量物引き出し用線状体及び重量物
    収納用線状体がそれぞれ巻掛られる滑車の1つを動滑車
    で構成し、この動滑車は線状体の弛みを吸収する方向に
    付勢する手段を備える請求項3または4記載の重量物収
    納棚。
  6. 【請求項6】 前記駆動手段は、既設の天井走行クレー
    ン及びフォークリフトのいずれかである請求項3または
    4記載の重量物収納棚。
  7. 【請求項7】 所定間隔離して相対向して配設され、上
    下方向に複数段の水平な棚段を有する第1及び第2の棚
    枠本体と、前記第1及び第2の棚枠本体の各棚段の左右
    両端部上に該棚枠本体の前後方向に平行に配設された固
    定レールと、前記一方の棚枠本体の各棚段の固定レール
    の前端に対応する箇所に固定レールの長手方向と一致す
    る重量物引き出し位置及び固定レールとほぼ直角な折畳
    位置に亘って回動可能に連結され、重量物引き出し位置
    に回動され時に回動先端を前記他方の棚枠本体の対応す
    る棚段の固定レールの前端に結合される可動レールと、
    前記第1及び第2の棚枠本体の各棚段の左右の固定レー
    ル間にそれぞれ横架され、該固定レール上及び前記重量
    物引き出し位置に回動された可動レール上を移動する重
    量物載置用の棚台車と、前記第1及び第2の棚枠本体の
    各棚段に配設され、棚台車を固定レール上にある収納位
    置から重量物引き出し位置に回動された可動レール上へ
    移動させる第1の棚台車操作機構と、前記第1及び第2
    の棚枠本体の各棚段に配設され、棚台車を重量物引き出
    し位置に回動された可動レール上から固定レール上の収
    納位置へ移動させる第2の棚台車操作機構とを備えてな
    る重量物収納棚。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の棚枠本体の各第1の
    棚台車操作機構は、棚段に配設された複数の重量物引き
    出し用滑車及び一端が棚台車に連結され、他端側が前記
    各滑車に順次巻掛けられて棚枠本体外に導出される重量
    物引き出し用線状体と、前記線状体の棚枠本体外への導
    出端を引っ張る駆動手段とから構成される請求項7記載
    の重量物収納棚。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の棚枠本体の各第2の
    棚台車操作機構は、棚段に配設された複数の重量物収納
    用滑車及び一端が棚台車に連結され、他端側が前記各滑
    車順次巻掛けられて棚枠本体外に導出される重量物収納
    用線状体と、前記線状体の棚枠本体外への導出端を引っ
    張る駆動手段とから構成される請求項7記載の重量物収
    納棚。
  10. 【請求項10】 前記重量物引き出し用線状体及び重量
    物収納用線状体がそれぞれ巻掛られる滑車の1つを動滑
    車で構成し、この動滑車は線状体の弛みを吸収する方向
    に付勢する手段を備える請求項8または9記載の重量物
    収納棚。
  11. 【請求項11】 前記駆動手段は、既設の天井走行クレ
    ーン及びフォークリフトのいずれかである請求項8また
    は9記載の重量物収納棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012081178A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 収納棚

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