JP2016121040A - 複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード - Google Patents
複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016121040A JP2016121040A JP2014261942A JP2014261942A JP2016121040A JP 2016121040 A JP2016121040 A JP 2016121040A JP 2014261942 A JP2014261942 A JP 2014261942A JP 2014261942 A JP2014261942 A JP 2014261942A JP 2016121040 A JP2016121040 A JP 2016121040A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon material
- composite carbon
- drying
- aluminum sulfate
- organic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Drying Of Gases (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
【課題】 建物や家具から発散する揮発性有機化合物やアンモニア、硫化水素などの有害物質の室内空間への放散を防止し、合わせて調湿、防カビ、防音、吸音機能を実現可能にする。【解決手段】 木材のチップ材に対し膨潤機能を有するモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水を添加混合し、これを乾燥後に焼成して多孔性の顆粒体または粉体としたものである。【選択図】 図4
Description
本発明は、建物の仕切り板、壁材、床材、天井材、室内ドアー及び家具の棚板、側板、扉などに用いられ、生活臭のほか家具等が発生する化学物質の悪臭を吸着、分解して消失させるとともに、調湿並びに防音、吸音機能を持つ複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボードに関する。
一般に、建物の内装や家具の素材には、これらの素材接着用の接着剤、塗装用塗料、防虫剤、防腐剤などが含まれており、これらの接着剤、塗料、防虫剤、防腐剤にはホルムアルデヒドなどの人体に有害な揮発性有機化合物を含むものがある。従って、かかる建物や家具からは微量ながら人体に有毒な揮発性有機化合物が自然放散され、今日では幾多の健康被害が報告されている。このため、日本国内では、ホルムアルデヒドの放散量が最も少ないホルムアルデヒド等級の最上位規格のエフ・フォースター(F☆☆☆☆)の使用が一般化している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、かかるエフ・フォースターにあっても、28℃の温度条件下では、1時間で建築材料1m2あたり5μg以下のホルムアルデヒドが放散されるものがある。また、各種素材に対する使用面積を制限した中では、エフ・スリースター(F☆☆☆)やエフ・ツースター(F☆☆)の使用が可能であるところから、新築や改装当初、家具の購入当初には、その建物や家具からは常にホルムアルデヒドが室内空間に放散されることとなる。また、人体に有害な揮発性有機物質として、前記ホルムアルデヒドのほかに、トルエン、キシレン、アセトアルデヒドなどの、厚生労働省が指針値を策定した13品目の物質が建物や家具に使われている。一方、これらの揮発性有機物質を除去するために、消臭剤や空気清浄器のほかに、珪藻土やセラミックス、活性炭、光触媒塗装などを用いた建築建材などが開発されている。
しかしながら、かかる従来の消臭剤や空気清浄器、さらには前記珪藻土、活性炭などの建築建材を使用しても、前記13品目の物質の全てを除去することは難しく、加えて前述の揮発性有機化合物質以外のアンモニアや硫化水素などの悪臭物質を除去する効果が小さく、さらにその悪臭物質の除去効果を持続することも難しいという実用上の課題があった。
本発明は、かかる従来の課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、建物や家具から発散する揮発性有機化合物のほかアンモニア、硫化水素などの有害物質の室内空間への放散を低減し、合わせて調湿、防カビ、防音、吸音機能を実現可能にする複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボードを提供することにある。
前記目的達成のために、本発明にかかる複合炭素材は、木材(例えば、小経木や間伐材または製材端材)がチップ化され、このチップ化されたチップ材に対し膨潤機能を有する粘土鉱物スメクタイトの1つであるモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水が添加混合され、さらに自然乾燥または乾燥機で乾燥された後、焼成炉で焼成されて多孔性の顆粒体または粉体とされてなることを特徴とする。
この構成により、木材からなるチップ材は焼成によって多数の微細孔が形成され、この微細孔にホルムアルデヒド、トルエンなどの人体に有害な揮発性有機化合物を吸収させて分解し、また生ごみ、トイレ、ペットなどを発生源とするアンモニア、硫化水素、メチルメルカプトン、トリメチルアミンの4大悪臭などをも吸収し、家屋の室内における空気環境を良好に整えることができる。また、微細孔(ミクロポア)は焼成したチップ材の内部に広がっており、湿気の吸収と放出による室内の調湿作用を持ち、断熱作用と相俟って室内や家具などの内部における空間を爽やかな最適の空気環境に維持できる。加えて、焼成したチップ材は吸音、防音作用を呈し、従って、外部からの騒音をシャットアウトすると共に、室内での人の声や音楽、その他の騒音の反響や残響を回避できる。
木材としては、特に制限はないが、広葉樹より針葉樹のほうが好ましい。また、木材は、どのような形態のものでもよいが、山や森林から切り出した未使用の木材は、他の適宜な使用価値の高い使用が可能であるので、小経木や間伐材および製材端材などを使用するのが経済的な点からも廃棄物処理の点からも好ましい。
また、木材のチップ化は、従来公知の方法で製造すればよい。例えば、切削、クラッシュおよびパンチング等の手段を挙げることができる。
また、木材のチップ化は、従来公知の方法で製造すればよい。例えば、切削、クラッシュおよびパンチング等の手段を挙げることができる。
また、本発明の請求項2に係る複合炭素材は、前記多孔性の顆粒体または粉体(請求項1の複合炭素材)を硫酸アルミニウム溶液に浸漬した後、自然乾燥または乾燥機を用いて乾燥させる。
これにより、前記多孔性の顆粒体または粉体に硫酸アルミニウムのコーティングが施されるので、アンモニアや硫化水素などの吸収と分解を長期に亘って維持できる。また、複合炭素材にコーティングした硫酸アルミニウムは粘土、有機物、藻類などの懸濁物を中和し、室内に浮遊する異物をも吸着する。
これにより、前記多孔性の顆粒体または粉体に硫酸アルミニウムのコーティングが施されるので、アンモニアや硫化水素などの吸収と分解を長期に亘って維持できる。また、複合炭素材にコーティングした硫酸アルミニウムは粘土、有機物、藻類などの懸濁物を中和し、室内に浮遊する異物をも吸着する。
また、本発明の請求項3にかかる複合炭素材は、前記複合炭素材を複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬し、または複合炭素材に複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液を噴霧した後自然乾燥によりまたは乾燥機を用いて乾燥することで、その複合炭素材の微細な孔に有機微生物群を定着させたことを特徴とする。
この構成により、前記作用、効果の他に、有機微生物群が、空気中の不純物や揮発性有機化合物、臭気源を長期に亘り吸収、分解し、清浄化する。
この構成により、前記作用、効果の他に、有機微生物群が、空気中の不純物や揮発性有機化合物、臭気源を長期に亘り吸収、分解し、清浄化する。
また、本発明の請求項4にかかる複合炭素材の製造方法は、木材(例えば、小経木や間伐材または製材端材)をチップ化し、このチップ化したチップ材に対し膨潤機能を有する粘土鉱物スメクタイトの1つであるモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水を添加混合し、この添加混合物を自然乾燥または乾燥機で乾燥した後、焼成炉で焼成して炭化した多孔性の顆粒体または粉体とすることを特徴とする。
これにより、木材のチップ材、ベントナイトおよび水を混和し、この混和物を焼成するという簡単な工程にて揮発性有機化合物やアンモニア、硫化水素などの悪臭を効果的に吸収、分解する複合炭素材を簡単なシステムで連続的にかつ速やかに製造することができる。ここでの木材のチップ化も、切削、クラッシュおよびパンチングなどの手段を採用する。
また、本発明の請求項5に係る複合炭素材の製造方法は、前記多孔性の顆粒体または粉体(請求項4で得られた複合炭素材)を硫酸アルミニウム溶液に浸漬した後、自然乾燥または乾燥機を用いて乾燥することを特徴とする。
これにより、多孔性の顆粒体または粉体に硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材を得ることができる。硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材は、アンモニアや硫化水素などの吸収と分解を長期に亘って維持できる。また、複合炭素材にコーティングした硫酸アルミニウムは、粘土、有機物、藻類などの懸濁物を中和し、室内に浮遊する異物をも吸着する。
これにより、多孔性の顆粒体または粉体に硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材を得ることができる。硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材は、アンモニアや硫化水素などの吸収と分解を長期に亘って維持できる。また、複合炭素材にコーティングした硫酸アルミニウムは、粘土、有機物、藻類などの懸濁物を中和し、室内に浮遊する異物をも吸着する。
また、本発明の請求項6に係る複合炭素材の製造方法は、前記複合炭素材(前記請求項4または5で得られた複合炭素材)を、複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬した後、または該バイオ溶液を噴霧した後、自然乾燥によりまたは乾燥機を用いて乾燥させることを特徴とする。
これにより、前記複合炭素材を複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬し、または複合炭素材に複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液を噴霧した後、自然乾燥によりまたは乾燥機を用いて乾燥することで、その複合炭素材の微細な孔に有機微生物群を定着させることができる。
これにより、前記複合炭素材を複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬し、または複合炭素材に複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液を噴霧した後、自然乾燥によりまたは乾燥機を用いて乾燥することで、その複合炭素材の微細な孔に有機微生物群を定着させることができる。
また、本発明の請求項7にかかるボードは、所定形状の枠体内が、区画部材により複数に区画され、この区画部材で複数に区画された枠体の表裏両面に表面板および裏面板がそれぞれ固設され、これらの表面板および裏面板の一方または両方に1個または複数個の通気孔が設けられ、前記区画部材で区画された枠体の表裏両面に表面板および裏面板が固設されて形成される各区画空間部に、前記請求項1乃至3のいずれかに記載の複合炭素材が通気性の袋に封入されて設置されていることを特徴とする。
この構成により、枠体、区画部材、表面板および裏面板によって隔成された空間部内の複合炭素材は、表面板および裏面板に穿たれた通気孔を通して、外気中のホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物や無機化合物のアンモニア、硫化水素などの悪臭を吸収、分解する。このため、かかるボードを、例えば建物の壁材、床材、天井材、間仕切り等に使用した室内空間や、かかるボードを、例えば家具の棚板、側板、扉等に使用した家具内を空気の汚れや悪臭が発生しない最適空気環境に保つことができる。また、複合炭素材を通気性かつ柔軟性のある袋内に充填したことで、この複合炭素材の品質および前記機能を長期に亘って維持することができる。
さらに、本発明の請求項8にかかるボードは、前記区画部材で区画された枠体と前記表面板および裏面板との間に、通気性を有する防虫・防カビシートが介在されていることを特徴とする。
この構成により、防虫・防カビシートを通しての通気が表面板や裏面板の通気口を通して前記空間部内の複合炭素材の中へ外気を効果的に流通させることができ、前記空間部内や表面板、裏面板の内側にカビが発生するのを未然に回避することができるほか、前記空間部への虫の侵入を防止できる。。
この構成により、防虫・防カビシートを通しての通気が表面板や裏面板の通気口を通して前記空間部内の複合炭素材の中へ外気を効果的に流通させることができ、前記空間部内や表面板、裏面板の内側にカビが発生するのを未然に回避することができるほか、前記空間部への虫の侵入を防止できる。。
本発明によれば、建物や家具から発散される揮発性有機化合物やアンモニア、硫化水素などの人体に有害な物質や臭気の室内空間への放散を低減でき、合わせて調湿、防カビ、防音、吸音機能および断熱機能を実現できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に本発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して、詳細に説明する
以下、本発明の実施の形態にかかる複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボードを、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態にかかるボードの全体を概念的に示し、図2はその詳細を切断して示し、図3はその詳細を分解して示す。図1において、ボードAは、例えば、建物の壁材、床材、天井材、室内ドアー、室内引き戸、ウオークインクローゼットの折り畳み戸、室内建具の壁やこの壁の内貼り用家具材、キッチンシステムや洗面化粧台の扉、家具の棚板、側板、背板、および間仕切り壁、腰壁などの建築設備材として使用されるものである。
ボードAは図2および図3に示すように、枠体11と、区画部材12と、防虫・防カビシート13、14と、袋詰めされた複合炭素材15と、表面板16と、裏面板17と、を備えて構成される。これらのうち、枠体11は矩形断面の棒状の木材、合成樹脂または金属材料を1つの平面内に矩形または正方形に組み込んで構成される。また、この枠体11の内側に、棒状の木材、合成樹脂または金属材料からなる区画部材12がその枠体11とともに格子状に組み付けられており、枠体11と区画部材12とが作る格子状の空間内に、後述の袋詰めされた複合炭素材15が収納可能となっている。従って、これらの空間は袋詰めされた複合炭素材15の大きさに応じたサイズ(容積)となっている。
前記枠体11や区画部材12を形成する木材としては家屋や家具などに使用できるボードAとして十分に強度の高い種類およびサイズのものが用いられ、変形、変質しない軽量の木材が用いられる。前記金属材料としてはスチール、アルミニウム、ステンレス等の板材を矩形断面等にプレス成形するなどして棒状に加工し、所期の折り曲げ強度が付与されたものが用いられる。枠体11および区画部材12が金属材料からなる場合には、前記各棒材はボルト・ナットなどの締結具や溶接によって組み付けられる。
また、防虫・防カビシート13、14は互いに組み付けられた枠体11および区画部材12の上面(表面)および下面(裏面)に貼り付けられる。この防虫・防カビシート13、14は通気性、柔軟性のある不織布が好ましいが、合成樹脂シートなどの防水シート材料でも使用可能である。この場合には通気性がないので図示のように、これの表裏の略全体に亘り多数の通気孔13a、14aを形成する。これらの防虫・防カビシート13、14は枠体11および区画部材12と後述の表面板16および裏面板17との間に介在される。
表面板16および裏面板17は防虫・防カビシート13、14のそれぞれを介して枠体11および区画部材12の表面側および裏面側に固定されている。これらの表面板16および裏面板17は木材、合成樹脂およびアルミニウムなどの金属材料の板材からなり、これらにも表裏に貫通する多数の通気孔16a、17aが穿設されている。この場合において、表面板16および裏面板17に設けられた通気孔16a、17aと前記防虫・防カビシート13、14に設けられた通気孔13a、14aとはそれぞれ連通可能になっている。これらの通気孔16a、17aと通気孔13a、14aとの連通はこれらが直接対向する位置に設けられる必要はなく、表面板16および裏面板17と防虫・防カビシート13、14との間の隙間を介して行われてもよい。これにより、この間隙および通気孔16a、17aと通気孔13a、14aを介して、前記空間部GがボードA外に連通する関係となる。
防虫・防カビシート13、14として、通気性のある不織布を使用すると、このような配慮をする必要はなく、単に表面板16および裏面板17と枠体11および区画部材12の間に介在させるだけでよいので好ましい。
防虫・防カビシート13、14として、通気性のある不織布を使用すると、このような配慮をする必要はなく、単に表面板16および裏面板17と枠体11および区画部材12の間に介在させるだけでよいので好ましい。
前記複合炭素材15は、図2に示すように、通気性の袋、例えば不織布の袋15aに収納されて、前記枠体11と区画部材12との間に隔成された空間部G内に収納される。この複合炭素材15は、廃木材としての建築廃材、樹木剪定枝、小経木、間伐材、製材端材、もみ殻、コーヒカスなどの植物系残滓等を切削、クラッシュ、パンチングなどの方法で所定サイズにチップ化し、このウッドチップの所定量に対し無機系添加剤を水とともに混合、撹拌した後、スクリューコンベアでロータリーキルンと呼ばれる焼成炉内に投入し、炉内のガス温度略1350℃で焼成することにより作られる。この炭化焼成物は単なる炭でも活性炭でもない炭化物である。
前記無機系添加剤は膨潤機能を持つ粘土鉱物のスメクタイトの1つであるモンモリナイトを主成分とし、他に石英、雲母、長石、ゼオライト等の鉱物を含むベントナイトに、層間の交換性陽イオンを水和して膨潤させるための水を添加混合し、連続焼成式の前記焼成炉内で焼成することで、多孔質の顆粒体や粉体に精製して得られる。こうして得られる複合炭素材15の成分は測定したものは大略、炭素95.9%、シリコン2.64%、アルミナ0.634%、カルシウム0.284%、鉄0.188%、カリウム0.115%、マグネシウム0.109%、ナトリウム0.0434%、チタン0.0281%、その他0.0565%の複合化学物質であった。そして、このベントナイトは水中で自身の体積の数10倍の水を吸収して膨らみ、ナノサイズに分散するという特異な性質を有し、しかも人体に有害な揮発性有機化合物質の吸収および分解、臭気の脱臭および防カビ作用のほか、調湿および吸音などの機能を具現し、室内環境を良好に保つ。
一方、こうして得られた複合炭素材15には、硫酸アルミニウムをコーティングしたり、有機微生物群を定着させると、作用、効果がさらに向上する。
硫酸アルミニウムのコーティングは、前記で得られた複合炭素材15である多孔性の顆粒体または粉体を、硫酸アルミニウム溶液に浸漬した後、乾燥することによって得ることができる。この乾燥は、自然乾燥でも乾燥機の乾燥でもよい。
硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材15は、アンモニアや硫化水素などの吸収と分解を長期に亘って維持できるようになる。また、複合炭素材15にコーティングした硫酸アルミニウムは、粘土、有機物、藻類などの懸濁物などを中和し、室内の浮遊する異物をも吸着する。
硫酸アルミニウムのコーティングは、前記で得られた複合炭素材15である多孔性の顆粒体または粉体を、硫酸アルミニウム溶液に浸漬した後、乾燥することによって得ることができる。この乾燥は、自然乾燥でも乾燥機の乾燥でもよい。
硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材15は、アンモニアや硫化水素などの吸収と分解を長期に亘って維持できるようになる。また、複合炭素材15にコーティングした硫酸アルミニウムは、粘土、有機物、藻類などの懸濁物などを中和し、室内の浮遊する異物をも吸着する。
また、この硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材には、有機微生物群を定着させてもよい。この定着は、硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材を、複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬した後、自然乾燥により、または乾燥機を用いて乾燥することにより実施される。
また、焼成炉で焼成し多孔質の顆粒体や粉体に生成して得られた複合炭素材(硫酸アルミニウムがコーティングされていない複合炭素材)に、有機微生物を定着させるだけでもよい。この定着は、性質や働きが異なる複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬し、またはそのバイオ溶液を噴霧した後に、自然乾燥または乾燥機により強制乾燥させる。これにより、多孔性の顆粒状または粉状の複合炭素材15の表面や微細な孔内面にその有機微生物群を定着させることができる。
これにより、有機微生物群が、空気中の不純物や揮発性有機化合物、臭気源を長期に亘り吸収、分解し、清浄化する。
これにより、有機微生物群が、空気中の不純物や揮発性有機化合物、臭気源を長期に亘り吸収、分解し、清浄化する。
この有機微生物群が定着した複合炭素材15は、基本的に多孔性焼成体であり、ホルムアルデヒドやトルエンといった揮発性有機化合物(VOC)など、家屋や家具等から発散される有害物質を吸着および分解する機能を有し、居住者等に対するシックハウス症候群の発生を回避可能にしている。また、生ごみ、トイレ、ペット等が発生する嫌な匂いであるアンモニア、硫化水素、メチルメルカプタン、トリメチルアミンの4大悪臭なども吸着する。加えて、この複合炭素材15は梅雨時などにおけるジメジメした不快な湿気を吸収し、一方、天気が回復して外気が乾燥した時には、その湿気は外気に放出されるため、断熱機能と相俟って室内環境を爽快で清浄な空気環境に保つことができる。さらに、この複合炭素材15は湿気や匂いを吸着する前記微細な無数の孔が、吸音、防音効果を呈し、外部からの騒音をシャットアウトすると共に室内における人の声や音楽、さらには各種の雑音の反響や残響を低減する機能をも持つ
上記のようにして得られた複合炭素材15は、通気性に優れた柔軟性に富む袋15aに封入される。この袋15aとしては、通気性のある不織布で形成されたものを例示できる。こうして、この袋15aに充填された複合炭素材15は、前述のように表面板16および裏面板17によって挟まれかつ枠体11および区画部材12により形成された前記空間部G内に収容されて、ボードAが形成される。
複合炭素材15は以下の手順に従って製造される。この手順を、図4を参照して説明する。この複合炭素材15の製造には、一端側に原料搬入コンベアを他端側にバーナをそれぞれ備えた筒状の連続焼成型焼成炉が用いられる。この連続焼成型焼成炉において、先ず、バーナの点火開始に続く火焔の発生により焼成炉内を予熱する。また、予め木材のチップ材とベントナイトと水とを槽内等で混和した原料を、原料搬入コンベアによって焼成炉へその一端側から搬入する(原料搬入工程S1)。これにより焼成炉内の一端側から搬入された原料は、バーナの火焔により焼成されながら、ゆっくり回転する焼成炉内をこれの他端側に向って移動する。
こうした原料の移動当初においては、原料は高温に加熱されて乾燥されるとともに、徐々に熱分解が促進される(乾燥・熱分解工程S2)。この原料の熱分解が進むと、炉内温度が木材の発火点を超えた時点で自己燃焼による原料の炭化が始まり、この状態が所定時間続いた(定常焼成状態)後にバーナからの火焔を停止する。このとき、焼成炉内の一方(入口側)を低酸素状態(レトルト)にし、他端(出口側)を酸素がリッチ状態にして、原料の自己燃焼による炭化を促進させる(炭化工程S3)。続いて、自己燃焼による所定の炭化処理中に、添加剤による燃焼制御作用によって自己消火・冷却モードに入らせる(自動消火・冷却工程S4)。こうして焼成炉内温度が150℃以下に下がった後に、その焼成物を製品となる複合焼成材として焼成炉の出口側から排出する(排出工程S5)。この場合において、例えば原料の予熱は略30分とし、この原料の焼成炉内への投入から排出までの時間をは略15分とする。前述の原料投入工程から排出工程までの各工程は、原料の焼成炉内への投入が続く限り繰り返し実行される。
以上のように、本実施形態による複合炭素材15は、木材のチップ材に対し膨潤機能を有するモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水を添加混合し、これを乾燥後に焼成して多孔性の顆粒体または粉体としたものであるので、焼成されたチップ材に形成された多数の微細孔が、ホルムアルデヒド、トルエンなどの人体に有害な揮発性有機化合物や、生ごみ、トイレ、ペットなどが発生するアンモニア、硫化水素、メチルメルカプトン、トリメチルアミンの4大悪臭等を吸収する。このため、この複合炭素材15が置かれた空間部内の空気環境を良好に整えることができる。また、焼成されたチップ材に形成された微細孔(ミクロポア)は湿気の吸収、放出による調湿作用を持ち、室内や家具などが設置される空間を爽やかな最適環境に維持する。加えて、焼成したチップ材は前記微細孔によって吸音、防音作用を呈し、従って、外部からの騒音を遮断するし、室内において人の声や音楽、その他の騒音が反響したり残響を生じたりすることを回避できる。
また、本実施形態による複合炭素材15の製造方法は、木材をチップ化し、このチップ化したチップ材に対し膨潤機能を有する粘土鉱物スメクタイトの1つであるモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水を添加混合し、この添加混合物を自然乾燥または乾燥機で乾燥した後、焼成炉で焼成して炭化した多孔性の顆粒体または粉体とするので、木材のチップ材、ベントナイトおよび水を混和し、この混和物を焼成するという簡単な工程にて揮発性有機化合物やアンモニア、硫化水素などの悪臭を効果的に吸収、分解できる所期の複合炭素材15を連続的にかつ速やかに製造することができる。
次に、硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材の製造手順を、図5を参照して説明する。前記図4に示す製造工程S1〜S5で製造された複合炭素材である多孔質の顆粒体または粉体は、次の硫酸アルミニウム溶液への浸漬工程S6で、硫酸アルミニウム溶液に浸漬された後、取り出し乾燥工程S7で乾燥(自然乾燥でも乾燥機での乾燥でも可)して、硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材15を得ることができる。
また、有機微生物群を定着させた複合炭素材の製造手順を、図6を参照して説明する。前記図4に示す製造工程S1〜S5で製造され複合炭素材である多孔質の顆粒体または粉体は、次の複合バイオ溶液への浸漬工程S8で、複合バイオ溶液に浸漬される。ここではこの浸漬に代えて噴霧でもよい。バイオ溶液は、複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液である。そして、この複合バイオ溶液に浸漬または噴霧された後、乾燥工程S9で乾燥して、有機微生物群を定着させた複合炭素材を得ることができる。ここでの乾燥は、自然乾燥でも、乾燥機を用いての乾燥でもよい。
また、硫酸アルミニウムでコーティングされたものに、さらに有機微生物群が定着された複合炭素材の製造手順を、図7を参照して説明する。前記図4に示す製造工程S1〜S5で製造された複合炭素材である多孔質の顆粒体または粉体は、次の硫酸アルミニウム溶液への浸漬工程S6で、硫酸アルミニウム溶液に浸漬された後、乾燥工程S7で乾燥して、硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材を得る。この硫酸アルミニウムがコーティングされた複合炭素材は、次の複合バイオ溶液への浸漬または噴霧工程S8で複合バイオ溶液に浸漬または噴霧された後、乾燥工程S9で乾燥して、硫酸アルミニウムでコーティングされたものに、さらに有機微生物群が定着された複合炭素材を得ることができる。
さらに、本実施形態によるボードAは、矩形または正方形の枠体11とこの枠体11内に格子状に組み付けられた区画部材12とを木材、合成樹脂材または金属部材を用いて形成し、これらの枠体11および区画部材12の表裏両面に木材、合成樹脂材または金属部材からなる表面板16および裏面板17をそれぞれ固定し、これらの表面板16および裏面板17の一方または両方に1個または複数個の通気孔16a、17aを設け、前記枠体11、区画部材12、表面板16および裏面板17の間に作られた空間部Gに複合炭素材15を設けた構成としたことで、その空間部G内の複合炭素材15が、表面板16および裏面板17に穿たれた通気孔16a、17aを通して、外気中の有害な揮発性有機化合物や無機化合物であるアンモニア、硫化水素などを吸収、分解でき、かかるボードを、例えば建物の壁材、床材、天井材、間仕切り等に使用した室内空間や、かかるボードを、例えば家具の棚板、側板、扉等に使用した家具内を、空気の汚れがない最適環境に維持することができる。
本発明の複合炭素材は、建物や家具から発散する揮発性有機化合物やアンモニア、硫化水素などの有害物質の室内空間への放散を防止し、合わせて調湿、防カビ、防音、吸音機能を実現できるという効果を有し、生活臭や家具等が発生する化学物質の悪臭を吸着、分解して消失させる複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード等に有用である。
11 枠体
12 区画部材
13、14 防虫・防カビシート
13a、14a 通気孔
15 複合炭素材
15a 袋
16 表面板
17 裏面板
16a、17a 通気孔
A ボード
G 空間部
12 区画部材
13、14 防虫・防カビシート
13a、14a 通気孔
15 複合炭素材
15a 袋
16 表面板
17 裏面板
16a、17a 通気孔
A ボード
G 空間部
Claims (8)
- 木材がチップ化され、このチップ化されたチップ材に対し膨潤機能を有する粘土鉱物スメクタイトの1つであるモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水が添加混合され、さらに自然乾燥または乾燥機で乾燥された後、焼成炉で焼成されて多孔性の顆粒体または粉体とされてなることを特徴とする複合炭素材。
- 前記多孔性の顆粒体または粉体に硫酸アルミニウムのコーティングが施されていることを特徴とする請求項1記載の複合炭素材。
- 前記複合炭素材を複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬した後、または複合炭素材に複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液を噴霧した後、自然乾燥によりまたは乾燥機を用いて乾燥することで、その複合炭素材の微細な孔に有機微生物群を定着させたことを特徴とする請求項1または2記載の複合炭素材。
- 木材をチップ化し、このチップ化したチップ材に対し膨潤機能を有する粘土鉱物スメクタイトの1つであるモンモリナイトを主成分とするベントナイトとともに、層間の交換性陽イオンを水和し膨潤させる水を添加混合し、この添加混合物を自然乾燥または乾燥機で乾燥した後、焼成炉で焼成して炭化した多孔性の顆粒体または粉体とすることを特徴とする複合炭素材の製造方法。
- 前記複合炭素材を硫酸アルミニウムの溶液に浸漬した後、自然乾燥または乾燥機を用いて乾燥し、硫酸アルミニウムをコーティングすることを特徴とする請求項4記載の複合炭素材の製造方法。
- 前記複合炭素材を複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液に浸漬した後、または複合炭素材に複数の有機微生物群を複合的に培養したバイオ溶液を噴霧した後、自然乾燥によりまたは乾燥機を用いて乾燥することで、その複合炭素材の微細な孔に有機微生物群を定着させ、通気性のある袋内に充填することを特徴とする請求項4記載の複合炭素材の製造方法。
- 所定形状の枠体内が、区画部材により複数に区画され、この区画部材で複数に区画された枠体の表裏両面に表面板および裏面板がそれぞれ固設され、これらの表面板および裏面板の一方または両方に1個または複数個の通気孔が設けられ、、前記区画部材で区画された枠体の表裏両面に表面板および裏面板が固設されて形成される各区画空間部に、前記請求項1乃至3のいずれかに記載の複合炭素材が通気性の袋に封入されて設置されていることを特徴とするボード。
- 前記区画部材で区画された枠体と前記表面板および裏面板との間に、通気性を有する防虫・防カビシートが介在されていることを特徴とする請求項7記載のボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014261942A JP2016121040A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014261942A JP2016121040A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016121040A true JP2016121040A (ja) | 2016-07-07 |
Family
ID=56327100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014261942A Pending JP2016121040A (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | 複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016121040A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018145735A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 文化シヤッター株式会社 | 有孔パネル材及び防音壁構造並びに有孔パネル材の製造方法 |
JP2020016072A (ja) * | 2018-07-25 | 2020-01-30 | 株式会社竹中工務店 | 吸音構造 |
JP2020039420A (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-19 | 株式会社アクト | 除菌脱臭装置 |
JP2020090810A (ja) * | 2018-12-04 | 2020-06-11 | ライト工業株式会社 | 遮水壁の構築方法 |
CN115838995A (zh) * | 2022-11-25 | 2023-03-24 | 江苏盛纺纳米材料科技股份有限公司 | 一种柔性非织造材料及生产工艺 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0426421A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-29 | Tatsumi Mebuchi | 脱臭剤 |
JPH07275696A (ja) * | 1994-04-13 | 1995-10-24 | Osaka Gas Co Ltd | 生物活性炭の製造方法及び再生方法並びに微生物膜除去方法 |
JPH08169780A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Nakata Giken:Kk | 炭化物の製造方法 |
JPH09249409A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-22 | Westvaco Corp | リグノセルロースをベースとする成形活性炭 |
JPH10286459A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-10-27 | Kiyohiko Hibino | ガス吸着体封入物 |
JP3079202U (ja) * | 2000-08-15 | 2001-08-10 | 実 磯崎 | 炭パネル |
JP2001220235A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-14 | Nakata Giken:Kk | ハイブリッド型炭化物 |
JP2002180577A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Sekisui House Ltd | 間仕切壁内蔵材及び間仕切壁 |
JP2002263479A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-17 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 吸着剤、空気浄化フィルタ及びその製造方法 |
JP2003026409A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Tomikawa Kk | セラミック炭粉末とその製造方法並びにそれを用いたマイナスイオン生成材 |
JP2011212001A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Shoji Sawada | 育苗培養土とその製造方法 |
-
2014
- 2014-12-25 JP JP2014261942A patent/JP2016121040A/ja active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0426421A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-29 | Tatsumi Mebuchi | 脱臭剤 |
JPH07275696A (ja) * | 1994-04-13 | 1995-10-24 | Osaka Gas Co Ltd | 生物活性炭の製造方法及び再生方法並びに微生物膜除去方法 |
JPH08169780A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Nakata Giken:Kk | 炭化物の製造方法 |
JPH09249409A (ja) * | 1996-03-12 | 1997-09-22 | Westvaco Corp | リグノセルロースをベースとする成形活性炭 |
JPH10286459A (ja) * | 1997-04-15 | 1998-10-27 | Kiyohiko Hibino | ガス吸着体封入物 |
JP2001220235A (ja) * | 2000-02-14 | 2001-08-14 | Nakata Giken:Kk | ハイブリッド型炭化物 |
JP3079202U (ja) * | 2000-08-15 | 2001-08-10 | 実 磯崎 | 炭パネル |
JP2002180577A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-26 | Sekisui House Ltd | 間仕切壁内蔵材及び間仕切壁 |
JP2002263479A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-17 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 吸着剤、空気浄化フィルタ及びその製造方法 |
JP2003026409A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Tomikawa Kk | セラミック炭粉末とその製造方法並びにそれを用いたマイナスイオン生成材 |
JP2011212001A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Shoji Sawada | 育苗培養土とその製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018145735A (ja) * | 2017-03-08 | 2018-09-20 | 文化シヤッター株式会社 | 有孔パネル材及び防音壁構造並びに有孔パネル材の製造方法 |
JP2020016072A (ja) * | 2018-07-25 | 2020-01-30 | 株式会社竹中工務店 | 吸音構造 |
JP7103579B2 (ja) | 2018-07-25 | 2022-07-20 | 株式会社竹中工務店 | 吸音構造 |
JP2020039420A (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-19 | 株式会社アクト | 除菌脱臭装置 |
JP7168202B2 (ja) | 2018-09-06 | 2022-11-09 | 株式会社アクト | 除菌脱臭装置 |
JP2020090810A (ja) * | 2018-12-04 | 2020-06-11 | ライト工業株式会社 | 遮水壁の構築方法 |
JP7128732B2 (ja) | 2018-12-04 | 2022-08-31 | ライト工業株式会社 | 遮水壁の構築方法 |
CN115838995A (zh) * | 2022-11-25 | 2023-03-24 | 江苏盛纺纳米材料科技股份有限公司 | 一种柔性非织造材料及生产工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2016121040A (ja) | 複合炭素材、この複合炭素材の製造方法およびボード | |
JP2008013734A (ja) | 空気活性用の炭素系塗料 | |
US20200206718A1 (en) | Odor absorbing paint and preparation method and use thereof | |
KR101743159B1 (ko) | 천연 광물질이 함유된 천연 건축내장재의 조성물과 이를 이용한 제조방법 | |
CN105693179A (zh) | 一种硅藻炻复合材料 | |
JPH11222947A (ja) | 多孔質充填材、建築材、パネル材及びその製法 | |
KR20160092209A (ko) | 친환경 항균탈취인조나무 및 기능성조형물제조방법 | |
KR101044928B1 (ko) | 악취를 제거할 수 있는 구조의 이동식 화장실 | |
CN204454602U (zh) | 一种竹炭生产设备 | |
KR100879178B1 (ko) | 탈취재 및 이의 제조방법 | |
Kua et al. | Innovative uses of biochar as carbon sequestering building materials in wall plaster and pellets | |
JP5147262B2 (ja) | 室内脱臭工法 | |
JP7442103B1 (ja) | 断熱材 | |
JP2002121830A (ja) | 木造住宅 | |
KR100885607B1 (ko) | 기능성 숯 | |
JP2007153627A (ja) | ゼオライト建材の製造方法 | |
JP2005095722A (ja) | 複数の多孔質粘土と二酸化チタンで形成された素焼 | |
KR20070072667A (ko) | 항균과 항곰팡이가 가능한 결로방지용 바이오 세라믹코팅재 제조방법 | |
KR20190029935A (ko) | 다양한 악취 제거용 천연탈취제 및 그 제조 방법 | |
KR101646215B1 (ko) | 건축용 파우더형 친환경 마감재 조성물 | |
JP2004353216A (ja) | 住宅内換気システム | |
CN105965615A (zh) | 一种无甲醛可净化空气家具 | |
JP2003306994A (ja) | 建築用パネル | |
KR102606851B1 (ko) | 친환경 다기능 정화모듈이 내재된 수납형 가구 | |
JP3109580U (ja) | パネル、該パネルを使用した室内用建材および家具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190304 |