JP7103579B2 - 吸音構造 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 1)平成30年5月27日 Euronoise2018予稿集にて公開 2)平成30年5月31日 Euronoise2018にて公開
本発明は、吸音構造に関する。
建物等に用いられる吸音材として、例えばグラスウール等を用いる多孔質型、乾式ボード等を用いる板振動型、及び有孔ボード等を用いる共鳴器型等の吸音材が知られている。しかし、これらの吸音材は、騒音対策のニーズが高い低周波数帯域において、吸音性能が必ずしも十分とは言えなかった。
ここで、低周波数帯域において吸音効果を有する吸音材として、例えば特許文献1及び特許文献2には、粒子の振動により吸音性能を発現する粉粒体を箱体又は袋体に充填した吸音材が開示されている。
特開平4-257896号公報 特開平9-114468号公報
特許文献1及び特許文献2に示すような粉粒体を用いた吸音材では、一般的に粉粒体層の厚みが増加するとピーク周波数が低下する。しかし、粉粒体層の厚みが増加するにつれて下層の粉粒体層が負担する静的荷重が増加し、下層の粉粒体層のバネ定数が大きくなることでピーク周波数の低下の程度が小さくなる。このため、粉粒体層の厚みを増加させてもピーク周波数を一定の下限値より低くすることができず、低周波数帯域の吸音性能を高めることに限界があった。
本発明は上記事実に鑑み、低周波数帯域の吸音性能を高めることができる吸音構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の吸音構造は、上下が開放された箱状の第1フレーム部材と、前記第1フレーム部材の下側に配置され上下が開放された箱状の第2フレーム部材とを含んで構成されたフレーム部材と、前記第1フレーム部材の内部に配置され、入射する音波により振動して低周波数帯域の音波を吸収する複数の粒子で構成された第1粉粒体層と、前記第2フレーム部材の内部に配置され、入射する音波により振動して低周波数帯域の音波を吸収する複数の粒子で構成された第2粉粒体層と、前記第1フレーム部材と前記第2フレーム部材との間に設けられ、前記第1粉粒体層を支持し、前記第2粉粒体層へ伝わる前記第1粉粒体層の静的荷重を抑制するように第2粉粒体層から離間して配置された受け部材と、を有し、前記受部材は、前記第1粉粒体層及び前記第2粉粒体層の一方の振動を他方へ伝える振動伝達部材である
上記構成によれば、受け部材によって第1粉粒体層を支持しているため、受け部材が設けられていない場合、すなわち第1粉粒体層と第2粉粒体層とが直接積み重ねられている場合と比較して、第2粉粒体層が負担する静的荷重を減らすことができる。これにより、第2粉粒体層のバネ定数が小さくなり、粉粒体層全体の厚みを増すことなく吸音構造のピーク周波数を下げることができる。
上記構成によれば、受け部材が振動伝達部材であることにより、第1粉粒体層及び第2粉粒体層の一方の振動を妨げることなく他方へ伝えることができ、吸音性能の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の吸音構造は、請求項1に記載の吸音構造であって、前記第1粉粒体層又は前記第2粉粒体層の少なくとも一方は、袋体によって包装されている。
上記構成によれば、第1粉粒体層又は第2粉粒体層の少なくとも一方が袋体によって包装されていることにより、第1粉粒体層及び第2粉粒体層の取扱性、及び吸音構造の施工性を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の吸音構造において、前記第1フレーム部材の上側の開口は、膜部材で覆われている。
本発明に係る建物によれば、低周波数帯域の吸音性能を高めることができる。
第1実施形態に係る吸音構造の分解斜視図である。 第1実施形態に係る吸音構造の断面図である。 吸音構造のピーク周波数を示すグラフである。 第2実施形態に係る吸音構造の断面図である。 第3実施形態に係る吸音構造の断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態における吸音構造について、図1~図3を用いて説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態の吸音構造10は、第1フレーム部材12の収容部14に収容された第1粉粒体層16と、第2フレーム部材18の収容部20に収容された第2粉粒体層22と、を有している。
図1に示すように、第1フレーム部材12は、上下が開放された矩形の箱状部材であり、例えば鉄等の金属材料で構成されている。また、第1フレーム部材12内には、仕切板12Aによって仕切られた複数の収容部14が形成されており、各収容部14内には、第1粉粒体層16がそれぞれ収容されている。
第1粉粒体層16は、複数の粒子16Aによって構成されており、袋体24によって包装されている。また、粒子16Aは、例えばタルク(含水珪酸マグネシウム)等から成り、粒径が200μm以下、かさ比重が0.2以下とされている。一方、袋体24は、第1粉粒体層16の振動を妨げない材料で構成されており、本実施形態では、例えば厚さが0.1mm程度のポリ塩化ビニル(PVC)で構成されている。
第1フレーム部材12と同様に、第2フレーム部材18は、上下が開放された矩形の箱状部材であり、例えば鉄等の金属材料で構成されている。また、第2フレーム部材18内には、仕切板18Aによって仕切られた複数の収容部20が形成されており、各収容部20内には、第2粉粒体層22がそれぞれ収容されている。
第2粉粒体層22は、複数の粒子22Aによって構成されており、袋体26によって包装されている。また、粒子22Aは、例えばタルク(含水珪酸マグネシウム)等から成り、粒径が200μm以下、かさ比重が0.2以下とされている。一方、袋体26は、第2粉粒体層22の振動を妨げない材料で構成されており、本実施形態では、例えば厚さが0.1mm程度のポリ塩化ビニル(PVC)で構成されている。
なお、第1フレーム部材12及び第2フレーム部材18を構成する材料は、音波によって振動しない程度の剛性を有していればよく、金属材料の他、木質材料や硬質のプラスチック材料等を用いることができる。第1フレーム部材12と第2フレーム部材18は、同じ材料で構成されていてもよく、異なる材料で構成されていてもよい。
同様に、第1粉粒体層16の粒子16A及び第2粉粒体層22の粒子22Aを構成する材料としては、タルクの他、中空ガラスビーズやケイ酸カルシウム、カーボン等を用いることができる。第1粉粒体層16の粒子16Aと第2粉粒体層22の粒子22Aは同じ材料で構成されていてもよく、異なる材料で構成されていてもよい。
図2に示すように、第1フレーム部材12は第2フレーム部材18の上に積層されており、これにより、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22が上下に配置されている。なお、第2フレーム部材18は、例えば建物28の天井ボード上や、床下のコンクリートスラブ上に載置されている。
また、第1フレーム部材12と第2フレーム部材18の間には、受け部材としての第1膜部材30が挟持されて支持されている。第1膜部材30は、例えばガラスろ紙で構成されており、図1に示すように、第1フレーム部材12及び第2フレーム部材18と同じ矩形状とされている。
第1膜部材30は、第1粉粒体層16を支持することができる程度の緊張状態で第1粉粒体層16と第2粉粒体層22との間に設けられている。これにより、第1膜部材30によって第1粉粒体層16を支持することで、第2粉粒体層22へ伝わる第1粉粒体層16の静的荷重が抑制されるとともに、第1膜部材30によって第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22の一方の振動が他方へ伝達可能とされている。
なお、第1粉粒体層16が第1フレーム部材12の収容部14から脱落することを防ぐため、第1フレーム部材12の上部には、第1膜部材30と同じ形状の第2膜部材32が設けられている。
第2膜部材32は、第1膜部材30と同じガラスろ紙で構成されていてもよく、異なる材料で構成されていてもよい。また、第1膜部材30及び第2膜部材32を構成する材料としては、ガラスろ紙の他、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリプロピレン(PP)等を用いることができる。
本実施形態の吸音構造10によれば、吸音構造10に音波が入射した場合、第1粉粒体層16の粒子16A、及び第2粉粒体層22の粒子22Aが振動する。この粒子16A、22Aの振動により、粒子16A間、及び粒子22A間に摩擦と衝突が生じ、音エネルギーが熱エネルギーに変換されることで、音波を吸収することができる。
ここで、図3のグラフを用いて本実施形態の吸音構造10と比較例の吸音構造のそれぞれのピーク周波数について説明する。図3は、粉粒体層全体の層厚が160mmとされた吸音構造のピーク周波数を示すグラフであり、横軸は音波の周波数、縦軸は吸音率である。
また、図3のグラフにおいて、第1膜部材が設けられておらず第1粉粒体層と第2粉粒体層とが直接積み重ねられている比較例の吸音構造のピーク周波数を実線で示し、第1膜部材30によって第1粉粒体層16、第2粉粒体層22の2層に分かれている本実施形態の吸音構造10を破線で示す。なお、3枚の第1膜部材によって粉粒体層が4層に分かれている参考例の吸音構造を二点鎖線で示す。
比較例の吸音構造では、第1膜部材が設けられていないため、上層の粉粒体層(第1粉粒体層)の静的荷重を下層の粉粒体層(第2粉粒体層)が負担している。このため、粉粒体層の厚みが増加するにつれて下層の粉粒体層が負担する静的荷重が増加し、下層の粉粒体層のバネ定数が大きくなるため、粉粒体層の共振周波数、すなわち吸音構造のピーク周波数を一定の下限値より低くすることができない。
一方、本実施形態の吸音構造10では、第1膜部材30によって第1粉粒体層16を支持しているため、比較例の吸音構造に比べて第2粉粒体層22が負担する静的荷重を減らすことができる。これにより、比較例の吸音構造に比べて第2粉粒体層22のバネ定数が小さくなり、図3に示すように、比較例の吸音構造に比べてピーク周波数を下げることができる。すなわち、本実施形態によれば、吸音構造10の第1粉粒体層16、第2粉粒体層22の厚みを増すことなく、低周波数帯域の吸音性能を高めることができる。
なお、図3に示すように、粉粒体層が4層に分かれている参考例の吸音構造は、第1粉粒体層16、第2粉粒体層22の2層に分かれている本実施形態の吸音構造10に比べてピーク周波数が低くなる。図3のグラフによると、吸音構造の粉粒体層の層数が多いほど、すなわち受け部材の数が多いほど、ピーク周波数が低くなることが分かる。
また、本実施形態によれば、第1膜部材30は、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22の一方の振動を他方へ伝える振動伝達部材とされている。このため、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22の一方の振動を妨げることなく他方へ伝えることができ、吸音性能の低下を抑制することができる。
さらに、本実施形態によれば、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22は、袋体24、26によってそれぞれ包装されている。このため、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22の粒子16A、22Aが飛散することを防ぐことができ、取扱性及び吸音構造10の施工性を高めることができる。
なお、本実施形態の吸音構造10では、第1膜部材30、第2膜部材32の材質や厚さ、第1粉粒体層16、第2粉粒体層22の材質等を変えることで、吸収する音波の周波数を調整することが可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態における吸音構造について、図4を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、図示及び説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の吸音構造40は、上下に積層された第1フレーム部材42と第2フレーム部材48とを有している。第1フレーム部材42は、上下が開放された円筒状部材であり、外周部から径方向内側に延出された延出部44が下端部に全周にわたって形成されている。一方、第2フレーム部材48は、第1フレーム部材42と外径寸法及び内径寸法が略同一である有底の円筒状部材であり、外周部から径方向内側に延出された延出部50が上端部に全周にわたって形成されている。
また、第1フレーム部材42の延出部44と第2フレーム部材48の延出部50の間には、受け部材としての第1膜部材54が挟持されている。第1膜部材54は、第1フレーム部材42及び第2フレーム部材48と同じ円形状とされており、外周部の両面が延出部44、50にそれぞれ接着されている。
また、第1フレーム部材42及び第2フレーム部材48には、それぞれ第1粉粒体層46及び第2粉粒体層52が収容されている。第1粉粒体層46及び第2粉粒体層52は、第1実施形態の第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22とは異なり、袋体に包装されておらず、複数の粒子46A、52Aが第1フレーム部材42内、及び第2フレーム部材48内に直接充填されている。
なお、第1フレーム部材42、第2フレーム部材48、及び第1膜部材54等の吸音構造40を構成する材料としては、第1実施形態の第1フレーム部材12、第2フレーム部材18、及び第1膜部材30等の吸音構造10を構成する材料と同様の材料を用いることができる。
本実施形態の吸音構造40によれば、第1実施形態の吸音構造10と同様に、吸音構造40に音波が入射した場合、第1粉粒体層46の粒子46A、及び第2粉粒体層52の粒子52Aが振動する。この粒子46A、52Aの振動により、粒子46A間、及び粒子52A間に摩擦と衝突が生じ、音エネルギーが熱エネルギーに変換されることで、音波を吸収することができる。
また、本実施形態によれば、第1膜部材54が第1フレーム部材42、第2フレーム部材48の延出部44、50に挟持されているとともに、延出部44、50に接着されている。このため、第1フレーム部材42、第2フレーム部材48によって第1膜部材54をより強固に支持することができ、第1膜部材54によって第1粉粒体層46をより確実に支持することができる。
また、本実施形態によれば、第1粉粒体層46、第2粉粒体層52の粒子46A、52Aが第1フレーム部材42内、及び第2フレーム部材48内に直接充填されている。このため、粒子46A、52Aを袋体で包装する作業を省略することができ、部品点数を減らすことができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態における吸音構造について、図5を用いて説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成については、図示及び説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の吸音構造60は、第1フレーム部材62と、第1フレーム部材62の収容部64に収容された第1粉粒体層66と、第2フレーム部材68と、第2フレーム部材68の収容部70に収容された第2粉粒体層72と、を有している。
第1フレーム部材62及び第2フレーム部材68は、第1実施形態の第1フレーム部材12及び第2フレーム部材18と同様の矩形の箱状部材であり、第1フレーム部材62が第2フレーム部材68の上に積層されている。また、第1フレーム部材62と第2フレーム部材68の間には、受け部材としての第1膜部材80が挟持されて支持されており、第1フレーム部材62の上部には、第2膜部材82が設けられている。
第1粉粒体層66及び第2粉粒体層72は、第1実施形態の第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22と同様に、複数の粒子66A、72Aによって構成されており、袋体74、76によってそれぞれ包装されている。
また、本実施形態では、第2フレーム部材68の下に第3フレーム部材84が積層されている。第3フレーム部材84は、第1フレーム部材62及び第2フレーム部材68と同様に、上下が開放された矩形の箱状部材であり、第3フレーム部材84内には、仕切板84Aによって仕切られた複数の収容部86が形成されている。
なお、第3フレーム部材84の収容部86には、粉粒体層は収容されておらず、空気層が形成されている。さらに、第2フレーム部材68と第3フレーム部材84の間には、矩形状の第3膜部材88が挟持されて支持されている。
第3フレーム部材84や第3膜部材88等の吸音構造60を構成する材料としては、第1実施形態の第1フレーム部材12や第1膜部材30等の吸音構造10を構成する材料と同様の材料を用いることができる。
本実施形態の吸音構造60によれば、第2粉粒体層72と建物28の天井ボード又はコンクリートスラブとの間に、第3フレーム部材84の収容部86によって空気層が形成されている。このため、吸収する音波の周波数を空気層によって調整することが可能である。
<その他の実施形態>
以上、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、上記実施形態では、吸音構造10、30、60は建物28の天井ボード上又はコンクリートスラブ上に載置されて使用されていたが、吸音構造10、30、50の設置場所は天井裏や床下には限られず、建物28の壁内等であってもよい。
また、上記実施形態では、受け部材としての第1膜部材30、54、80によって粉粒体層が第1粉粒体層16、46、66と第2粉粒体層22、52、72の2層に分けられていたが、2つ以上の受け部材によって粉粒体層が3層以上に分けられていてもよい。前述したように、粉粒体層の層数が多いほど、すなわち受け部材の数が多いほど、ピーク周波数を下げることができ、低周波数帯域の吸音性能を高めることができる。
また、例えば第1実施形態では、矩形の第1フレーム部材12及び第2フレーム部材18に収容部14、20が4つずつ形成されていた。しかし、第1フレーム部材12及び第2フレーム部材18の形状や大きさ、収容部14、20の数や各収容部14、20に収容される第1粉粒体層16、第2粉粒体層22の数等は、上記実施形態には限られない。
さらに、上記実施形態では、受け部材が例えばガラスろ紙から成る膜部材で構成されていたが、受け部材は布や不織布、金属の薄板や格子で構成されていてもよい。なお、受け部材を金属の薄板や格子で構成した場合には、受け部材と第1フレーム部材12、42、62、第2フレーム部材18、48、68とを一体形成してもよい。
また、例えば第1実施形態では、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22が袋体24、26によってそれぞれ包装されていた。しかし、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22は、袋体24、26によって包装されていなくてもよく、また、第1粉粒体層16及び第2粉粒体層22のどちらか一方のみが袋体24、26によって包装されていてもよい。
10、40、60 吸音構造
12、42、62 第1フレーム部材(フレーム部材の一例)
16、46、66 第1粉粒体層
18、48、68 第2フレーム部材(フレーム部材の一例)
22、52、72 第2粉粒体層
24、26、74、76 袋体
30、54、80 第1膜部材(受け部材の一例)

Claims (3)

  1. 上下が開放された箱状の第1フレーム部材と、前記第1フレーム部材の下側に配置され上下が開放された箱状の第2フレーム部材とを含んで構成されたフレーム部材と、
    前記第1フレーム部材の内部に配置され、入射する音波により振動して低周波数帯域の音波を吸収する複数の粒子で構成された第1粉粒体層と、
    前記第2フレーム部材の内部に配置され、入射する音波により振動して低周波数帯域の音波を吸収する複数の粒子で構成された第2粉粒体層と、
    前記第1フレーム部材と前記第2フレーム部材との間に設けられ、前記第1粉粒体層を支持し、前記第2粉粒体層へ伝わる前記第1粉粒体層の静的荷重を抑制するように第2粉粒体層から離間して配置された受け部材と、
    有し、
    前記受部材は、前記第1粉粒体層及び前記第2粉粒体層の一方の振動を他方へ伝える振動伝達部材である、
    吸音構造。
  2. 前記第1粉粒体層又は前記第2粉粒体層の少なくとも一方は、袋体によって包装されている、
    請求項1に記載の吸音構造。
  3. 前記第1フレーム部材の上側の開口は、膜部材で覆われている、
    請求項1または請求項2に記載の吸音構造。
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