JP2016097463A - 加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加工工具を覆うように配置された蛇腹状のカバーが破損する可能性を低く抑えた加工装置を提供する。
【解決手段】加工工具(78)とチャックテーブル(22)とを囲む筐体(80)を備え、筐体の天井部(82)には、平行送り手段(56)による加工手段(48)の移動を許容する開口(82a)が形成され、開口には、加工手段に一端(90)が固定された伸縮可能なカバー(88)の他端(92)が固定されており、カバーは、カバーの伸縮方向に所定の隙間を持って螺旋状に巻回された形状維持ワイヤー(94a)と形状維持ワイヤーが内部に挿入される樹脂製のカバー部材(94b)とによって、形状維持ワイヤーに対応する山部と隙間に対応する谷部とを交互に備える蛇腹状に形成され、隙間は、加工手段とチャックテーブルの保持面とが近接する方向に相対移動してカバーが収縮する場合を除き、谷部が折り畳まれないように維持される構成とした。
【選択図】図2
【解決手段】加工工具(78)とチャックテーブル(22)とを囲む筐体(80)を備え、筐体の天井部(82)には、平行送り手段(56)による加工手段(48)の移動を許容する開口(82a)が形成され、開口には、加工手段に一端(90)が固定された伸縮可能なカバー(88)の他端(92)が固定されており、カバーは、カバーの伸縮方向に所定の隙間を持って螺旋状に巻回された形状維持ワイヤー(94a)と形状維持ワイヤーが内部に挿入される樹脂製のカバー部材(94b)とによって、形状維持ワイヤーに対応する山部と隙間に対応する谷部とを交互に備える蛇腹状に形成され、隙間は、加工手段とチャックテーブルの保持面とが近接する方向に相対移動してカバーが収縮する場合を除き、谷部が折り畳まれないように維持される構成とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、板状の被加工物を加工する加工装置に関する。
近年、半導体ウェーハのような板状の被加工物を薄く加工する機会が増えている。被加工物は、例えば、大径の砥粒を含む砥石を用いて仕上げ厚み程度まで薄くする粗研削、小径の砥粒を含む砥石を用いて被加工面の平坦性を高める仕上げ研削、及び被加工面を鏡面に加工する研磨を含む一連のステップで薄化される。
被加工物の研磨には、例えば、被加工物を吸引保持する保持面を有するチャックテーブルと、チャックテーブルの上方に配置された研磨パッドを含む研磨ユニットと、を備える加工装置が使用される。研磨パッドとチャックテーブルとを回転させつつ、チャックテーブルで吸引保持した被加工物に研磨パッドを接触させることで、被加工物を研磨できる。
この研磨では、研磨パッドと被加工物との間に十分なスラリーを供給するために、研磨パッドとチャックテーブルとを保持面と平行な方向に相対的に移動させている。研磨パッドは、保持面と平行な方向への移動を許容する蛇腹状のカバーで覆われており、加工装置外(クリーンルーム等)への粉塵等の漏出は防止される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述した加工装置において、蛇腹状のカバーは研磨ユニットから吊り下げられており、カバーの下部が折り畳まれた状態で維持され易い。カバーが折り畳まれた状態で研磨パッドとチャックテーブルとを保持面と平行な方向に相対的に移動させると、カバーの折り畳まれた部分が摩擦によって破損し易くなる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加工工具を覆うように配置された蛇腹状のカバーが破損する可能性を低く抑えた加工装置を提供することである。
本発明によれば、被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該保持面に対向する加工工具が装着されるスピンドルを回転可能に支持し該チャックテーブルで保持した被加工物を該加工工具で研削又は研磨する加工手段と、該加工手段と該チャックテーブルとを該保持面と平行な方向に相対移動させる平行送り手段と、該加工手段と該チャックテーブルとを該保持面と直交する方向に相対移動させる加工送り手段と、を備える加工装置であって、該加工工具と該チャックテーブルとを囲み内部に加工室となる空間を有する筐体をさらに備え、該筐体は、側部と天井部とを含み、該天井部には、該平行送り手段による該加工手段の移動を許容する該移動の方向に長い開口が形成され、該開口には、該加工手段に一端が固定された伸縮可能なカバーの他端が固定されており、該カバーは、該カバーの伸縮方向に所定の隙間を持って螺旋状に巻回された形状維持ワイヤーと該形状維持ワイヤーが内部に挿入される樹脂製のカバー部材とによって、該一端から該他端にかけて該形状維持ワイヤーに対応する山部と該隙間に対応する谷部とを交互に備える蛇腹状に形成され、該隙間は、該加工手段と該保持面とが近接する方向に相対移動して該カバーが収縮する場合を除き、該谷部が折り畳まれないように維持されることを特徴とする加工装置が提供される。
本発明に係る加工装置では、カバーが、カバーの伸縮方向に所定の隙間を持って螺旋状に巻回された形状維持ワイヤーと形状維持ワイヤーが内部に挿入される樹脂製のカバー部材とによって、形状維持ワイヤーに対応する山部と隙間に対応する谷部とを交互に備える蛇腹状に形成され、この隙間は、加工手段とチャックテーブルの保持面とが近接する方向に相対移動してカバーが収縮する場合を除き、谷部が折り畳まれないように維持されるので、加工工具を覆うように配置された蛇腹状のカバーが摩擦等によって破損する可能性を低く抑えることができる。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る加工装置を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、加工装置2は、各構造を支持する基台4を備えている。
基台4の上面前端側には、開口4aが形成されており、この開口4a内には、被加工物11(図3参照)を搬送する第1の搬送ユニット6が設けられている。また、開口4aのさらに前方の領域には、それぞれ複数の被加工物11を収容可能なカセット8a,8bを載置する載置台10a,10bが形成されている。
被加工物11は、例えば、シリコン等の材料で形成された略円形の板状物(ウェーハ)であり、本実施形態の加工装置2によって上面側を加工される。被加工物11の下面には、樹脂等でなる保護部材(不図示)が貼着されても良い。ただし、加工装置2で加工される被加工物の構成は、これに限定されない。
開口4aの斜め後方には、被加工物11の位置合わせを行うアライメント機構12が設けられている。このアライメント機構12は、被加工物11が仮置きされる仮置きテーブル14を含み、例えば、カセット8aから第1の搬送ユニット6で搬送され、仮置きテーブル14に仮置きされた被加工物11の中心を位置合わせする。
基台4の側面には、アライメント機構12を跨ぐ門型の支持構造16が配置されている。この支持構造16には、被加工物11を搬送する第2の搬送ユニット18が設けられている。第2の搬送ユニット18は、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)、及び鉛直方向(Z軸方向)に移動可能であり、例えば、アライメント機構12で位置合わせされた被加工物11を後方に搬送する。
開口4a及びアライメント機構12の後方には、開口4bが形成されている。この開口4b内には、鉛直方向に延びる回転軸の周りに回転する円盤状のターンテーブル20が配置されている。ターンテーブル20の上面には、被加工物11を吸引保持する4個のチャックテーブル22が略等角度間隔に設置されている。
第2の搬送ユニット18でアライメント機構12から搬出された被加工物11は、前方側の搬入搬出領域Aに位置付けられたチャックテーブル22へと搬入される。ターンテーブル20は、例えば、図示する回転方向Rの向きに回転し、チャックテーブル22を、搬入搬出領域A、粗研削領域B、仕上げ研削領域C、研磨領域Dの順に位置付ける。
各チャックテーブル22は、モータ等の回転駆動源(不図示)と連結されており、鉛直方向に延びる回転軸の周りに回転する。各チャックテーブル22の上面は、被加工物11を吸引保持する保持面となっている。この保持面は、チャックテーブル22の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)と接続されている。チャックテーブル22に搬入された被加工物11は、保持面に作用する吸引源の負圧で下面側を吸引される。
ターンテーブル20の後方には、壁状の支持構造24が立設されている。支持構造24の前面には、2組の昇降ユニット26が設けられている。各昇降ユニット26は、鉛直方向に延びる2本の昇降ガイドレール28を備えており、この昇降ガイドレール28には、昇降プレート30がスライド可能に設置されている。
昇降プレート30の後面側(裏面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、昇降ガイドレール28と平行な昇降ボールネジ32が螺合されている。昇降ボールネジ32の一端部には、昇降パルスモータ34が連結されている。昇降パルスモータ34で昇降ボールネジ32を回転させることにより、昇降プレート30は昇降ガイドレール28に沿って上下に移動する。
昇降プレート30の前面(表面)には、固定具36が設けられている。粗研削領域Bの上方に位置付けられた昇降プレート30の固定具36には、被加工物11を粗研削する粗研削用の研削ユニット38aが固定されている。一方、仕上げ研削領域Cの上方に位置付けられた昇降プレート30の固定具36には、被加工物11を仕上げ研削する仕上げ研削用の研削ユニット38bが固定されている。
研削ユニット38a,38bのスピンドルハウジング40には、それぞれ、回転軸を構成するスピンドル42が収容されており、各スピンドル42の下端部(先端部)には、円盤状のホイールマウント44が固定されている。
研削ユニット38aのホイールマウント44の下面には、粗研削用の砥石(研削砥石)を備えた研削ホイール46aが装着されており、研削ユニット38bのホイールマウント44の下面には、仕上げ研削用の砥石(研削砥石)を備えた研削ホイール46bが装着されている。各スピンドル42の上端側には、モータ等の回転駆動源47が連結されており、研削ホイール46a,46bは、回転駆動源47から伝達される回転力で回転する。
研削ホイール46a,46bの近傍には、基台4から延在し、チャックテーブル22に保持され露出した被加工物11の上面に純水等の研削液を供給するノズル(不図示)がそれぞれ配置されている。チャックテーブル22及びスピンドル42を回転させつつ、研削ホイール46a,46bを下降させ、研削液を供給しながら被加工物11の上面に接触させることで、被加工物11を粗研削又は仕上げ研削できる。
研磨領域Dの近傍には、研削ユニット38a,38bで研削された被加工物11の上面を研磨する研磨ユニット(加工手段)48が設けられている。なお、ターンテーブル20の周囲は搬入搬出領域Aを除いて筐体(図1では不図示)等で覆われており、研削ユニット38a,38b及び研磨ユニット48で発生した粉塵が加工装置2の外部(例えば、加工装置2が設置されているクリーンルーム等)に漏出することはない。
アライメント機構12の前方には、被加工物11を洗浄する洗浄ユニット50が設けられている。加工後の被加工物11は、第2の搬送ユニット18でチャックテーブル22から洗浄ユニット50へと搬送される。洗浄ユニット50で洗浄された被加工物11は、第1の搬送ユニット6で搬送され、例えば、カセット8bに収容される。
図2は、加工装置2が備える研磨ユニット48及びその周辺の構造を模式的に示す斜視図である。図1及び図2に示すように、基台4の上面には、ブロック状の支持構造54が立設されている。支持構造54の後面には、研磨ユニット48をチャックテーブル22の保持面と平行な水平方向(ここでは、X軸方向)に移動させる水平移動ユニット(平行送り手段)56が設けられている。
水平移動ユニット56は、支持構造54の後面に固定され水平方向(X軸方向)に平行な一対の水平ガイドレール58を備える。水平ガイドレール58には、水平移動プレート60がスライド可能に設置されている。水平移動プレート60の後面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、水平ガイドレール58と平行な水平ボールネジ(不図示)が螺合されている。
水平ボールネジの一端部には、パルスモータ62が連結されている。パルスモータ62で水平ボールネジを回転させることにより、水平移動プレート60は水平ガイドレール58に沿ってチャックテーブル22の保持面と平行な水平方向(X軸方向)に移動する。
水平移動プレート60の後面側には、研磨ユニット48をチャックテーブル22の保持面と直交する鉛直方向(Z軸方向)に移動させる鉛直移動ユニット(加工送り手段)64が設けられている。鉛直移動ユニット64は、水平移動プレート60の後面に固定され鉛直方向(Z軸方向)に平行な一対の鉛直ガイドレール66を備える。
鉛直ガイドレール66には、鉛直移動プレート68がスライド可能に設置されている。鉛直移動プレート68の前面側(裏面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、鉛直ガイドレール66と平行な鉛直ボールネジ(不図示)が螺合されている。
鉛直ボールネジの一端部には、パルスモータ70が連結されている。パルスモータ70で鉛直ボールネジを回転させることにより、鉛直移動プレート68は鉛直ガイドレール66に沿ってチャックテーブル22の保持面と直交する鉛直方向(Z軸方向)に移動する。
鉛直移動プレート68の後面(表面)には、被加工物11の上面を研磨する研磨ユニット48が固定されている。研磨ユニット48のスピンドルハウジング72には、回転軸を構成するスピンドル74が収容されており、スピンドル74の下端部(先端部)には、円盤状のホイールマウント76が固定されている。
ホイールマウント76の下面には、ホイールマウント76と略同径の研磨ホイール(加工工具)78が装着されている。研磨ホイール78は、ステンレス、アルミニウム等の金属材料で形成されたホイール基台78aを備えている。ホイール基台78aの下面には、円盤状の研磨パッド78bが固定されている。
研磨ユニット48の下方には、研磨領域Dに位置付けられたチャックテーブル22と研磨ホイール78とを囲む筐体80が配置されている。この筐体80は、平面視で四角形状の天板(天井部)82と、天板82の周囲を囲む側板(側部)84とを含み、内部に加工室となる空間を有している。
天板82には、研磨ホイール78等を挿通する開口82aが形成されている。この開口82aは、研磨ユニット48の水平方向(X軸方向)への移動を許容するように、研磨ユニット48の移動方向(X軸方向)に長い。開口82aと隣接する位置には、加工室内にエアの流れを形成するダクト86が接続されている。
研磨ユニット48と筐体80とは、研磨ホイール78等を覆うカバー88で連結されている。カバー88は、研磨ユニット48のスピンドルハウジング72に固定される第1固定具(一端)90と、筐体80の開口82aに固定される第2固定具(他端)92と、第1固定具90と第2固定具92とを繋ぐ蛇腹状のカバー部94とを含む。このカバー部94は、研磨ユニット48の昇降に合わせて伸縮可能に構成されている。
図3は、被加工物11が研磨される様子を模式的に示す側面図である。図3に示すように、研磨領域Dに位置付けたチャックテーブル22をスピンドル74と共に回転させつつ、研磨ホイール78を下降させて、被加工物11の上面に研磨パッド78bを接触させる。
このとき、図3に示すように、水平移動ユニット56で研磨パッド78bをチャックテーブル22の保持面と平行な方向に移動させる。これにより、研磨パッド78bの放熱を促して、被加工物11を適切に研磨できる。
図4(A)及び図4(B)は、研磨パッド78bをチャックテーブル22の保持面と平行な方向に移動させる際のカバー88の状態を模式的に示す側面図である。図4(A)及び図4(B)に示すように、カバー88のカバー部94は、第1固定具90から第2固定具92に至る螺旋状の形状維持ワイヤー94aと、形状維持ワイヤー94aが内部に挿入される樹脂製のカバー部材94bとを含んで構成されている。
形状維持ワイヤー94aは、例えば、金属性のワイヤーを圧縮コイルばねのように巻回して構成されており、縮み方向に荷重をかけない状態で、多重に巻回されたワイヤー同士が接触しないようになっている。すなわち、形状維持ワイヤー94aは、カバー88の伸縮する鉛直方向において所定の隙間を持って螺旋状に巻回されている。
また、この形状維持ワイヤー94aは、伸び方向に力を加えた場合にある程度までカバー88が伸びるようにカバー部材94bの内部に挿入されている。すなわち、形状維持ワイヤー94aは、カバー部材94bに僅かな撓みを形成するようにカバー部材94bに固定されている。
そのため、カバー部94は、第1固定具90から第2固定具92にかけて形状維持ワイヤー94aに対応する山部と形状維持ワイヤー94aの隙間に対応する谷部とを交互に有する蛇腹状となる。また、上述のように、形状維持ワイヤー94aの隙間は、研磨ユニット48がチャックテーブル22の保持面に接近してカバー88が収縮する場合を除き、谷部が折り畳まれないように維持される。
このように構成されたカバー88では、図4(A)及び図4(B)に示すように、研磨パッド78bをチャックテーブル22の保持面と平行な方向に移動させる際にも、形状維持ワイヤー94aの隙間が維持される。そのため、カバー部材94bが摩擦によって破損する可能性を低く抑えることができる。
以上のように、本実施形態に係る加工装置2では、カバー88が、カバー88の伸縮方向に所定の隙間を持って螺旋状に巻回された形状維持ワイヤー94aと形状維持ワイヤー94aが内部に挿入される樹脂製のカバー部材94bとによって、形状維持ワイヤー94aに対応する山部と隙間に対応する谷部とを交互に備える蛇腹状に形成され、この隙間は、研磨ユニット(加工手段)48とチャックテーブル22の保持面とが近接する方向に相対移動してカバー88が収縮する場合を除き、谷部が折り畳まれないように維持されるので、研磨ホイール(加工工具)78を覆うように配置された蛇腹状のカバー88が摩擦等によって破損する可能性を低く抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、被加工物11を研磨する加工手段として研磨ユニット48を例示しているが、本発明の加工手段は、被加工物を研削する研削ユニット等でも良い。
その他、上記実施形態に係る構成、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 加工装置
4 基台
4a,4b 開口
6 第1の搬送ユニット
8a,8b カセット
10a,10b 載置台
12 アライメント機構
14 仮置きテーブル
16 支持構造
18 第2の搬送ユニット
20 ターンテーブル
22 チャックテーブル
24 支持構造
26 昇降ユニット
28 昇降ガイドレール
30 昇降プレート
32 昇降ボールネジ
34 昇降パルスモータ
36 固定具
38a,38b 研削ユニット
40 スピンドルハウジング
42 スピンドル
44 ホイールマウント
46a,46b 研削ホイール
47 回転駆動源
48 研磨ユニット(加工手段)
50 洗浄ユニット
54 支持構造
56 水平移動ユニット(平行送り手段)
58 水平ガイドレール
60 水平移動プレート
62 パルスモータ
64 鉛直移動ユニット(加工送り手段)
66 鉛直ガイドレール
68 鉛直移動プレート
70 パルスモータ
72 スピンドルハウジング
74 スピンドル
76 ホイールマウント
78 研磨ホイール(加工工具)
78a ホイール基台
78b 研磨パッド
80 筐体
82 天板(天井部)
82a 開口
84 側板(側部)
86 ダクト
88 カバー
90 第1固定具(一端)
92 第2固定具(他端)
94 カバー部
94a 形状維持ワイヤー
94b カバー部材
11 被加工物
A 搬入搬出領域
B 粗研削領域
C 仕上げ研削領域
D 研磨領域
4 基台
4a,4b 開口
6 第1の搬送ユニット
8a,8b カセット
10a,10b 載置台
12 アライメント機構
14 仮置きテーブル
16 支持構造
18 第2の搬送ユニット
20 ターンテーブル
22 チャックテーブル
24 支持構造
26 昇降ユニット
28 昇降ガイドレール
30 昇降プレート
32 昇降ボールネジ
34 昇降パルスモータ
36 固定具
38a,38b 研削ユニット
40 スピンドルハウジング
42 スピンドル
44 ホイールマウント
46a,46b 研削ホイール
47 回転駆動源
48 研磨ユニット(加工手段)
50 洗浄ユニット
54 支持構造
56 水平移動ユニット(平行送り手段)
58 水平ガイドレール
60 水平移動プレート
62 パルスモータ
64 鉛直移動ユニット(加工送り手段)
66 鉛直ガイドレール
68 鉛直移動プレート
70 パルスモータ
72 スピンドルハウジング
74 スピンドル
76 ホイールマウント
78 研磨ホイール(加工工具)
78a ホイール基台
78b 研磨パッド
80 筐体
82 天板(天井部)
82a 開口
84 側板(側部)
86 ダクト
88 カバー
90 第1固定具(一端)
92 第2固定具(他端)
94 カバー部
94a 形状維持ワイヤー
94b カバー部材
11 被加工物
A 搬入搬出領域
B 粗研削領域
C 仕上げ研削領域
D 研磨領域
Claims (1)
- 被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該保持面に対向する加工工具が装着されるスピンドルを回転可能に支持し該チャックテーブルで保持した被加工物を該加工工具で研削又は研磨する加工手段と、該加工手段と該チャックテーブルとを該保持面と平行な方向に相対移動させる平行送り手段と、該加工手段と該チャックテーブルとを該保持面と直交する方向に相対移動させる加工送り手段と、を備える加工装置であって、
該加工工具と該チャックテーブルとを囲み内部に加工室となる空間を有する筐体をさらに備え、
該筐体は、側部と天井部とを含み、
該天井部には、該平行送り手段による該加工手段の移動を許容する該移動の方向に長い開口が形成され、
該開口には、該加工手段に一端が固定された伸縮可能なカバーの他端が固定されており、
該カバーは、該カバーの伸縮方向に所定の隙間を持って螺旋状に巻回された形状維持ワイヤーと該形状維持ワイヤーが内部に挿入される樹脂製のカバー部材とによって、該一端から該他端にかけて該形状維持ワイヤーに対応する山部と該隙間に対応する谷部とを交互に備える蛇腹状に形成され、
該隙間は、該加工手段と該保持面とが近接する方向に相対移動して該カバーが収縮する場合を除き、該谷部が折り畳まれないように維持されることを特徴とする加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014235190A JP2016097463A (ja) | 2014-11-20 | 2014-11-20 | 加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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