JP7002291B2 - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7002291B2
JP7002291B2 JP2017213645A JP2017213645A JP7002291B2 JP 7002291 B2 JP7002291 B2 JP 7002291B2 JP 2017213645 A JP2017213645 A JP 2017213645A JP 2017213645 A JP2017213645 A JP 2017213645A JP 7002291 B2 JP7002291 B2 JP 7002291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
opening
processing chamber
wafer
bellows cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017213645A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019084611A (ja
Inventor
敏文 松山
舞 羽田
晋一 藤澤
純 諏訪野
愛実 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2017213645A priority Critical patent/JP7002291B2/ja
Publication of JP2019084611A publication Critical patent/JP2019084611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7002291B2 publication Critical patent/JP7002291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、ウェーハを研磨パッドで研磨加工する研磨装置に関する。
研磨パッドによりウェーハを研磨するウェーハの研磨加工においては、保持テーブルに保持されたウェーハの上面に対して垂直方向を軸とした回転軸の先端に装着した研磨パッドをウェーハに押し付けるとともに研磨パッドをウェーハの上面に対して平行な水平方向に移動させウェーハを研磨している。そのため、ウェーハの研磨加工中に発生する研磨屑を加工室内から飛散させないように加工室の上を覆う筒状蛇腹カバーが配設されている(例えば、下記の特許文献1を参照)。この筒状蛇腹カバーは、筒状の蛇腹布において複数のリングが平行に階段状に配設されており、蛇腹布の下端が加工室の開口の周縁に装着され、蛇腹布の上端が回転軸を回転自在に支持するスピンドルユニットに装着されて使用される。
特許第4464113号公報
ウェーハを研磨加工するときには、研磨パッドの下降動作に追従して筒状蛇腹カバーが垂直方向に縮んで複数のリングが接近し、この状態で研磨パッドを水平方向に移動させるため、縮んだ状態の筒状蛇腹カバーが水平方向にも変形する。また、筒状蛇腹カバーは、研磨パッドの研磨面をドレッシングする時にも上記同様に研磨パッドの垂直移動及び水平移動に追従して変形する。特に、研磨パッドの水平移動時には、接近した複数のリングが傾けられることから、リングとリングとの間で蛇腹布が擦れて破れる問題がある。蛇腹布が破れたら、新しい筒状蛇腹カバーに交換しているが、従来の筒状蛇腹カバー及び加工室の構成においては交換作業が簡単に行えないという問題がある。特殊な材質を用いれば蛇腹布の擦れを低減できるが、蛇腹布の破れ自体を防止することは困難であるし、特殊な材質を用いるため、筒状蛇腹カバーの製造コストが高価になる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、安価な筒状蛇腹カバーで研磨屑の飛散を防止するとともに筒状蛇腹カバーの脱着を容易に行うことができるようにすることを目的としている。
本発明は、ウェーハを保持する保持面を有する保持テーブルと、スピンドルユニットが回転自在に支持する回転軸の先端に装着された研磨パッドにより保持テーブルが保持したウェーハを研磨する研磨手段と、該研磨手段を該保持面に対して垂直方向と水平方向とに移動させる移動機構と、該回転軸を貫通させ該研磨手段の水平移動を可能にする長円開口を有し該研磨パッドと該保持テーブルとを収容する加工室と、該移動機構で垂直方向と水平方向とに移動される該研磨手段と該加工室との間をカバーする筒状蛇腹カバーと、を備えた研磨装置であって、該加工室は、該長円開口から立ち上がった長円環立設部を備え、該筒状蛇腹カバーは、上端に形成された第1の開口の大きさを拡張および縮小させる上伸縮部と、下端に形成された第2の開口の大きさを拡張および縮小させる下伸縮部とを備え、該上伸縮部によって該第1の開口の大きさを拡張および縮小させ該スピンドルユニットの外側面に脱着するとともに、該下伸縮部によって該第2の開口の大きさを拡張および縮小させ該長円環立設部に脱着することにより、該研磨手段と該加工室との間で該該筒状蛇腹カバーの脱着を行うことを特徴とする。
本発明に係る研磨装置は、回転軸を貫通させ研磨手段の水平移動を可能にする長円開口を有し研磨パッドと保持テーブルとを収容する加工室と、移動機構で垂直方向と水平方向とに移動される研磨手段と加工室との間をカバーする筒状蛇腹カバーとを備え、加工室は、長円開口から立ち上がった長円環立設部を備え、筒状蛇腹カバーは、上端に形成された第1の開口の大きさを拡張および縮小させる上伸縮部と、筒下端に形成された第2の開口の大きさを拡張および縮小させる下伸縮部とを備えたため、上伸縮部を伸縮させるだけで第1の開口を拡張および縮小させることができ、下伸縮部を伸縮させるだけで第2の開口を拡張および縮小させることができ、研磨手段と加工室との間で筒状蛇腹カバーの脱着を容易に行うことができる。このように、筒状蛇腹カバーが安価で簡易な構造となっているため、筒状蛇腹カバーの交換を容易に行うことができ、作業時間を短縮することができる。また、研磨中は筒状蛇腹カバーによって常に研磨手段と加工室との間がカバーされているため、研磨 が飛散するのを防止することができる。
加工装置の構成を示す斜視図である。 筒状蛇腹カバーが研磨手段と加工室との間に装着される前の状態を示す分解斜視図である。 研磨パッドが加工室の長円開口の上に位置づけられた状態を部分的に示す断面図である。 研磨パッドが加工室の長円開口から加工室内に収容された状態を部分的に示す断面図である。 加工室内で研磨パッドによってウェーハを研磨する状態を示す断面図である。 加工室内でドレッシングユニットを用いて研磨パッドをドレスする状態を示す断面図である。 筒状蛇腹カバーの変形例の構成を示す斜視図である。
図1に示す加工装置1は、被加工物であるウェーハWに対して研削加工を行う研削装置2と、研削後のウェーハWに対して研磨加工を行う研磨装置3とを含んで構成されている。加工装置1は、Y軸方向に延在する装置ベース10を有し、装置ベース10の中央部には、回転可能なターンテーブル11が配設されている。ターンテーブル11の上には、ウェーハWを保持し自転可能な保持テーブル12が複数配設されている。保持テーブル12の上面は、ウェーハWを吸引保持する保持面120となっている。そして、ターンテーブル11が回転することにより、保持テーブル12を公転させることができる。
装置ベース10のY軸方向前部には、ステージ13a,13bが取り付けられている。ステージ13aには加工前のウェーハWが収容されたカセット14aが載置され、ステージ13bには加工後のウェーハWが収容されたカセット14bが載置されている。カセット14a,14bに対面する位置には、カセット14aからのウェーハWの搬出を行うとともにカセット14bへのウェーハWの搬入を行う搬出入手段15が配設されている。搬出入手段15の可動範囲には、ウェーハWを仮置きするための仮置き手段16と、加工後のウェーハWに付着した加工屑を洗浄する洗浄手段17とが配設されている。
仮置き手段16の近傍には、仮置き手段16に仮置きされた加工前のウェーハWを保持テーブル12に搬送する第1の搬送手段18aが配設されている。また、洗浄手段17の近傍には、保持テーブル12に保持された加工後のウェーハWを洗浄手段17に搬送する第2の搬送手段18bが配設されている。
研削装置2は、装置ベース10のY軸方向後部側に配置されている。研削装置2は、保持テーブル12が保持したウェーハWを粗研削する第1の研削手段20aと、第1の研削手段20aをZ軸方向に研削送りする第1の研削送り手段25aと、粗研削後のウェーハWを仕上げ研削する第2の研削手段20bと、第2の研削手段20bをZ軸方向に研削送りする第2の研削送り手段25bとを備えている。
第1の研削手段20aは、装置ベース10のY軸方向端部に立設されたコラム19aにおいて第1の研削送り手段25aを介して配設されている。第1の研削手段20aは、Z軸方向に軸心を有するスピンドル21と、スピンドル21の一端に接続されたモータ22と、スピンドル21の下端にマウントを介して装着された研削ホイール23と、研削ホイール25の下部に環状に固着された粗研削用の砥石24aとを備えている。第2の研削手段20bは、仕上げ研削用の砥石24bを備えた点以外は、第1の研削手段20aと同様の構成である。
第1の研削送り手段25aは、Z軸方向に延在するボールネジ26と、ボールネジ26の一端に接続されたモータ27と、ボールネジ26と平行に延在する一対のガイドレール28と、第1の研削手段20aに接続された昇降板29とを備えている。昇降板29の側部には一対のガイドレール28が摺接するとともに昇降板29の中央部に形成されたナットにボールネジ26が螺合している。モータ27がボールネジ26を駆動することにより、昇降板29とともに第1の研削手段20aをZ軸方向に昇降させることができる。なお、第2の研削送り手段25bは、第1の研削送り手段25aと同様の構成となっている。
研磨装置3は、装置ベース10のX軸方向後部側で、第2の研削手段20bと洗浄手段17との間に配置されている。研磨装置3は、保持テーブル12が保持した仕上げ研削後のウェーハWを研磨する研磨手段30と、研磨手段30を保持テーブルの保持面120に対して垂直方向と水平方向とに移動させる移動機構と、後述する研磨手段30の研磨パッド36と保持テーブル12とを収容する加工室60と、研磨手段30と加工室60との間をカバーする筒状蛇腹カバー70とを備えている。
研磨手段30は、装置ベース10のX軸方向端部に立設されたコラム19cにおいて移動機構を介して配設されている。研磨手段30は、Z軸方向の軸心を有する図2に示す回転軸31と、回転軸31を回転自在に支持するスピンドルユニット32と、スピンドルユニット32を保持するホルダ33と、回転軸31に取り付けられたモータ34と、回転軸31の先端にマウントを介して着脱自在に装着された研磨ホイール35と、研磨ホイール35の下面に接着固定された研磨パッド36とを備えている。そして、モータ34により回転軸31が回転することにより研磨パッド36を所定の回転速度で回転させることができる。
移動機構は、研磨手段30を保持テーブル12の保持面120に対して垂直方向に移動させる昇降手段40と、研磨手段30を保持面120に対して水平方向に移動させる水平移動手段50とを備えている。昇降手段40は、Z軸方向に延在するボールネジ41と、ボールネジ41の一端に接続されたモータ42と、ボールネジ41と平行に延在する一対のガイドレール43と、一方の面にホルダ33が連結された昇降板44とを備えている。昇降板44の他方の面には一対のガイドレール43が摺接し、昇降板44の中央に形成されたナットにはボールネジ41が螺合している。モータ42がボールネジ41を駆動することにより、一対のガイドレール43に沿って昇降板44とともに研磨手段30をZ軸方向に垂直移動させることができる。
水平移動手段50は、コラム19cの前面に配設されY軸方向に延在するボールネジ51と、ボールネジ51の一端に接続されたモータ52と、ボールネジ51と平行に延在する一対のガイドレール53と、一方の面に昇降手段40を介して研磨手段30が配設された移動板54とを備えている。移動板54の他方の面には一対のガイドレール53が摺接し、移動板54の中央に形成されたナットにはボールネジ51が螺合している。モータ52がボールネジ51を駆動することにより、一対のガイドレール53に沿って移動板54とともに研磨手段30をY軸方向に水平移動させることができる。
図2に示すように、加工室60は、例えば直方体の箱状に形成されており、上板60aと底板60bと側板60cとにより囲繞され研磨加工が施される内部空間を有する。加工室60の上板60aには、回転軸31を貫通させ研磨手段30の水平移動を可能にする長円開口61が形成されている。長円開口61のX軸方向の幅は、少なくとも研磨パッド36が通過できる幅に設定されている。なお、加工室60の側板60cには、図示していないが、ターンテーブル11の回転時に保持テーブル12が接触しないように部分的に保持テーブル12が通過可能な開口が形成されている。
また、加工室60は、長円開口61から立ち上がった長円環立設部62を備えている。長円環立設部62は、図3に示すように、例えば、断面略L字形状に形成されており、外壁62aと内壁62bとを有している。長円環立設部62は、外壁62aが長円開口61側に向けられるとともに内壁62bが外側に向けられ、長円開口61の周縁に沿って上板60aの上に立設された構成となっており、長円環立設部62の内壁62bと上板60aとの間に溝63が形成されている。この溝63は、後述する筒状蛇腹カバー70の筒下端を装着するための凹状の取り付け溝である。
筒状蛇腹カバー70は、図2に示す研磨手段30と加工室60との間に装着され、移動機構(昇降手段40及び水平移動手段50)による研磨手段30の垂直移動及び水平移動に追従して変形可能なカバー部材である。筒状蛇腹カバー70は、筒状の蛇腹布71と、蛇腹布71の筒上端に形成された第1の開口73の大きさを拡張および縮小させる上伸縮部74と、蛇腹布71の筒下端に形成された第2の開口75の大きさを拡張および縮小させる下伸縮部76とを備えている。第1の開口73は、スピンドルユニット32の外形に合わせて円形状に形成されている。また、第2の開口75は、加工室60の長円開口61の形状に合わせて長円形状に形成されている。
蛇腹布71の内側には、図3に示す複数のリング72が上下方向に所定の間隔を設けて配設され、山谷形状に折り曲げられている。複数のリング72の径は、蛇腹布71の上方側から下方側にかけて段階的に大きく形成されており、リング72の径に応じて蛇腹布71も筒上端から筒下端にかけて拡がっている。蛇腹布71の材質は特に限定されない。また、リング72の材質についても特に限定されず、例えば、可撓性を有する合成樹脂製のワイヤーにより構成されている。
上伸縮部74は、蛇腹布71の筒上端に形成された伸縮部材である。上伸縮部74を水平方向に伸縮させることにより、第1の開口73を拡張させたり、第1の開口73を縮小させたりすることができる。また、下伸縮部76は、蛇腹布71の筒下端に形成された伸縮部材である。下伸縮部76を水平方向に伸縮させることにより、第2の開口75を拡張させたり、第2の開口75を縮小させたりすることができる。上伸縮部74及び下伸縮部76の材質は、伸縮性を有する部材であれば特に限定されず、例えば環状のゴムによって構成されている。上伸縮部74及び下伸縮部76がゴムからなる場合、蛇腹布71の筒上端及び筒下端にそれぞれ上伸縮部74及び下伸縮部76を接着固定させた構成でもよい。
筒状蛇腹カバー70を研磨手段30と加工室60との間に装着する場合は、図2に示すように、筒状蛇腹カバー70を研磨手段30のスピンドルユニット32と加工室60の長円開口61との間に位置づける。続いて、例えば作業者の手で上伸縮部74を把持して外側に拡げることにより第1の開口73を少なくともスピンドルユニット32の直径以上に拡張させ、拡がった第1の開口73の内側にスピンドルユニット32の下端を位置づける。この状態で、作業者が上伸縮部74を離すと、上伸縮部74が内側に収縮して第1の開口73を縮小させることができる。その結果、図3に示すように、上伸縮部74をスピンドルユニット32の外側面320に装着することができる。
また、例えば作業者の手で下伸縮部76を把持して外側に拡げることにより第2の開口75を少なくとも長円環立設部62よりも大きく拡張させ、拡がった第2の開口75の内側に長円環立設部62を位置づける。この状態で、作業者が下伸縮部76を離すと、下伸縮部76が内側に収縮して第2の開口75を縮小させることができる。その結果、下伸縮部76を長円環立設部62の周囲、すなわち、溝63に装着することができる。このようにして筒状蛇腹カバー70を研磨手段30と加工室60との間に装着することにより、スピンドルユニット32の下端側の周囲と加工室60の長円開口61とをカバーする。
一方、筒状蛇腹カバー70を研磨手段30と加工室60との間から取り外す場合は、収縮した上伸縮部74を作業者の手で把持して外側に拡げることにより第1の開口73を少なくともスピンドルユニット32の直径以上に拡張させてから、スピンドルユニット32の下端から上伸縮部74を取り外すとともに、収縮した下伸縮部76を作業者の手で把持して外側に拡げることにより第2の開口75を少なくとも長円環立設部62よりも大きく拡張させてから、溝63から下伸縮部76を取り外せばよい。このように、筒状蛇腹カバー70は、簡易な構造となっていることから、操作性に優れており、研磨手段30と加工室60との間での脱着(装着及び取り外し)を容易に行うことが可能となる。
次に、図1に示した加工装置1の動作例について説明する。ウェーハWは、円形板状の被加工物の一例であり、その材質等が限定されるものではない。加工前のウェーハWは、カセット14aに複数収容されている。搬出入手段15は、カセット14aから加工前のウェーハWを一枚取り出して仮置き手段16に仮置きする。第1の搬送手段18aは、仮置き手段16に仮置きされたウェーハWを保持テーブル12に搬送する。保持テーブル12の保持面120でウェーハWを保持したら、ターンテーブル11が回転し、保持テーブル12を第1の研削手段20aの下方に移動させる。第1の研削手段20aは、保持テーブル12に保持されたウェーハWに対し粗研削を行う。その後、ターンテーブル11がさらに回転し、粗研削が施されたウェーハWを保持した保持テーブル12を第2の研削手段20bの下方に移動させる。第2の研削手段20bは、保持テーブル12に保持されたウェーハWに対して所定の厚みに達するまで仕上げ研削を行う。そして、仕上げ研削後、ターンテーブル11がさらに回転し、仕上げ研削が施されたウェーハWを保持した保持テーブル12を加工室60内に収容させる。
図4に示すように、保持テーブル12が研磨手段30の下方側に移動したら、保持テーブル12を回転させつつ、回転軸31が回転することにより研磨パッド36を例えば矢印A方向に回転させながら、図1に示した昇降手段40によってスピンドルユニット32を保持テーブル12に対して垂直方向に下降させる。これにより、研磨パッド36を長円開口61から加工室60の内部に進入させていき、回転する研磨パッド36でウェーハWを研磨する。このとき、スピンドルユニット32の下降動作に追従して筒状蛇腹カバー70が垂直方向に縮んで、複数のリング72が接近した状態となる。
また、図5に示すように、ウェーハWの研磨中は、水平移動手段50が作動し、スピンドルユニット32をY軸方向に水平移動させながら研磨パッド36とウェーハWとを相対的に摺動させて研磨を行う。このとき、縮んだ状態の筒状蛇腹カバー70がスピンドルユニット32の水平移動に追従して水平方向に変形する。ウェーハWの研磨中は常に筒状蛇腹カバー70によりスピンドルユニット32の下端側の周囲と加工室60の長円開口61とがカバーされているため、加工室60の室外に研磨屑が飛散することはない。
研磨終了後、図1に示したターンテーブル11が回転して加工室60の外側に保持テーブル12を移動させる。そして、第2の搬送手段18bにより、研磨後のウェーハWを保持テーブル12から洗浄手段17に搬送する。ウェーハWを洗浄後、搬出入手段15により洗浄済みのウェーハWをカセット14bに収容する。
本実施形態に示す研磨装置3のように、図5に示す加工室60の内部にドレッシングボード81を有するドレッシングユニット80が配設されている場合は、研磨パッド36のドレッシングを定期的に実施するとよい。ドレッシングを実施するときは、水平移動手段50が作動し、図6に示すように、スピンドルユニット32をY軸方向にさらに水平移動させ、ドレッシングユニット80の上方側にスピンドルユニット32を位置づけ、研磨パッド36を回転させながら研磨パッド36の研磨面をドレッシングボード81に押し当ててドレッシングする。ドレッシング中においても、筒状蛇腹カバー70はスピンドルユニット32の水平移動及び垂直移動に追従して変形する。
研磨パッド36の研磨面をドレッシングして所望の面状態に調整したら、ドレッシングが終了する。ここで、研磨装置3を連続稼働させ、加工室60において研磨及びドレッシングを繰り返し実施することで筒状蛇腹カバー70が破れた場合、筒状蛇腹カバー70の交換を行う。交換時には、上記した取り外し動作によって破れた筒状蛇腹カバー70を研磨手段30と加工室60との間から取り外し、その後、上記した装着動作によって新たな筒状蛇腹カバー70を研磨手段30と加工室60との間に装着すればよい。
このように、本発明に係る研磨装置3では、加工室60が長円開口61から立ち上がった長円環立設部62を備え、筒状蛇腹カバー70は、スピンドルユニット32の外側面320に装着する筒上端に形成された第1の開口73の大きさを拡張および縮小させる上伸縮部74と、長円環立設部62に装着する筒下端に形成された第2の開口75の大きさを拡張および縮小させる下伸縮部76とを備えたため、上伸縮部74を伸縮させるだけで第1の開口73を拡張および縮小させることができ、下伸縮部76を伸縮させるだけで第2の開口75を拡張および縮小させることができ、研磨手段30と加工室60との間で筒状蛇腹カバー70の脱着を容易に行うことができる。本発明によれば、筒状蛇腹カバー70が安価で簡易な構造となっているため、筒状蛇腹カバー70の交換を容易に行うことができ、作業時間の短縮を図れる。また、研磨中は筒状蛇腹カバー70によって常に研磨手段30と加工室60との間がカバーされているため、研磨屑が飛散するのを防止することができる。
図7に示す筒状蛇腹カバー90は、上記研磨手段30と上記加工室60との間に装着される筒状蛇腹カバーの変形例である。筒状蛇腹カバー90は、筒状の蛇腹布91と、蛇腹布91の筒上端に形成された第1の開口93を囲繞する環状袋92と、環状袋92の内部に挿通された紐94と、蛇腹布91の筒下端に形成された第2の開口96の大きさを拡張および縮小させる下伸縮部95とを備えている。蛇腹布91の内側には、図示してないが、複数のリングが上下方向に所定の間隔を設けて配設され、山谷形状に折り曲げられている。
図示の例における環状袋92は、任意の位置で切断され、一対の紐通し口92aを有している。紐94は、例えばゴム紐からなり、環状袋92の内部に挿通されて一対の紐通し口92aから紐94の端部が突出している。筒状蛇腹カバー90では、環状袋92内に紐94が挿通された状態の蛇腹布91の筒上端が第1の開口93の大きさを拡張および縮小させる上伸縮部として機能する。すなわち、例えば作業者が環状袋92を外側に拡げることにより第1の開口93を拡張させたり、一対の紐通し口92aから突出した紐94の両端を把持して引っ張ることにより第1の開口93を縮小させたりすることができる。このように筒状蛇腹カバー90の上伸縮部を操作することにより、スピンドルユニット32の外側面320の周囲に蛇腹布91の筒上端を装着したり取り外したりすることができる。下伸縮部95は、上記筒状蛇腹カバー70の下伸縮部76と同様の構成としたが、これに限定されない。したがって、蛇腹布91の筒下端にも環状袋を形成して、環状袋の内部に紐を挿通した構成にしてもよい。この場合においても、環状袋を外側に拡げたり紐を引っ張ったりすることで、加工室60の長円環立設部62に蛇腹布91の筒下端を装着したり取り外したりすることができる。
なお、上記の研磨装置3は、加工装置1に含まれて構成されているが、本実施形態に示した構成に限られず、単体の研磨装置として構成してもよい。
1:加工装置 10:装置ベース 11:ターンテーブル 12:保持テーブル
120:保持面 13a,13b:ステージ 14a,14b:カセット
15:搬入出手段 16:仮置き手段 17:洗浄手段 18a:第1の搬送手段
18b:第2の搬送手段 19a,19b,19c:コラム
2:研削装置 20a:第1の研削手段 20b:第2の研削手段
21:スピンドル 22:モータ 23:研削ホイール 24a,24b:研削砥石
25a:第1の研削送り手段 25b:第2の研削送り手段
26:ボールネジ 27:モータ 28:ガイドレール 29:昇降板
3:研磨装置 30:研磨手段 31:回転軸 32:スピンドルユニット
33:ホルダ 34:モータ 35:研磨ホイール 36:研磨パッド
40:昇降手段 41:ボールネジ 42:モータ 43:ガイドレール 44:昇降板
50:水平移動手段 51:ボールネジ 52:モータ 53:ガイドレール
54:移動板
60:加工室 61:長円開口 62:長円環立設部 63:溝
70:筒状蛇腹カバー 71:蛇腹布 72:リング
73:第1の開口 74:上伸縮部 75:第2の開口 76 下伸縮部
80:ドレッシングユニット 81:ドレッシングボード
90:筒状蛇腹カバー 91:蛇腹布 92:環状袋 93:第1の開口
94:紐 95:下伸縮部 96:第2の開口

Claims (1)

  1. ウェーハを保持する保持面を有する保持テーブルと、スピンドルユニットが回転自在に支持する回転軸の先端に装着された研磨パッドにより保持テーブルが保持したウェーハを研磨する研磨手段と、該研磨手段を該保持面に対して垂直方向と水平方向とに移動させる移動機構と、該回転軸を貫通させ該研磨手段の水平移動を可能にする長円開口を有し該研磨パッドと該保持テーブルとを収容する加工室と、該移動機構で垂直方向と水平方向とに移動される該研磨手段と該加工室との間をカバーする筒状蛇腹カバーと、を備えた研磨装置であって、
    該加工室は、該長円開口から立ち上がった長円環立設部を備え、
    該筒状蛇腹カバーは、上端に形成された第1の開口の大きさを拡張および縮小させる上伸縮部と、
    下端に形成された第2の開口の大きさを拡張および縮小させる下伸縮部とを備え、
    該上伸縮部によって該第1の開口の大きさを拡張および縮小させ該スピンドルユニットの外側面に脱着するとともに、該下伸縮部によって該第2の開口の大きさを拡張および縮小させ該長円環立設部に脱着することにより、該研磨手段と該加工室との間で該筒状蛇腹カバーの脱着を行うことを特徴とする研磨装置。
JP2017213645A 2017-11-06 2017-11-06 研磨装置 Active JP7002291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017213645A JP7002291B2 (ja) 2017-11-06 2017-11-06 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017213645A JP7002291B2 (ja) 2017-11-06 2017-11-06 研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019084611A JP2019084611A (ja) 2019-06-06
JP7002291B2 true JP7002291B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=66761933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017213645A Active JP7002291B2 (ja) 2017-11-06 2017-11-06 研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7002291B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7232136B2 (ja) * 2019-06-25 2023-03-02 株式会社ディスコ 加工装置
CN113441291B (zh) * 2021-06-30 2022-07-26 成都导胜生物技术有限公司 一种用于获得存活单细胞的离心研磨装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013173215A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Disco Corp 研磨装置
JP2016060030A (ja) 2014-09-22 2016-04-25 株式会社ディスコ 加工装置
JP2016097463A (ja) 2014-11-20 2016-05-30 株式会社ディスコ 加工装置
JP2017001158A (ja) 2015-06-15 2017-01-05 株式会社ディスコ 筒状蛇腹カバー
JP2017080823A (ja) 2015-10-23 2017-05-18 株式会社ディスコ 筒状蛇腹カバー

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5160230A (en) * 1991-09-05 1992-11-03 Cuevas Laverne F Safety debris catcher
JPH1034484A (ja) * 1996-07-23 1998-02-10 Nittoku Eng Co Ltd 工作装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013173215A (ja) 2012-02-27 2013-09-05 Disco Corp 研磨装置
JP2016060030A (ja) 2014-09-22 2016-04-25 株式会社ディスコ 加工装置
JP2016097463A (ja) 2014-11-20 2016-05-30 株式会社ディスコ 加工装置
JP2017001158A (ja) 2015-06-15 2017-01-05 株式会社ディスコ 筒状蛇腹カバー
JP2017080823A (ja) 2015-10-23 2017-05-18 株式会社ディスコ 筒状蛇腹カバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019084611A (ja) 2019-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6157229B2 (ja) 研削装置及び研削方法
JP6856335B2 (ja) 加工装置
JP6754272B2 (ja) 研削装置
JP2008155292A (ja) 基板の加工方法および加工装置
JP2009125915A (ja) 研削ホイール装着機構
JP7002291B2 (ja) 研磨装置
JP2014237200A (ja) チャックテーブル及び研削研磨装置
TW201222705A (en) Wafer transfer mechanism
JP2007255957A (ja) ウェハチャックの検査方法
JP2019135071A (ja) 筒状蛇腹カバー
JP6925715B2 (ja) 加工装置
CN106976017B (zh) 筒状折皱罩
US20200391258A1 (en) Jig for attaching and detaching cleaning member
JP6345988B2 (ja) 基板処理装置
JP2014110270A (ja) 洗浄装置
JP2016060030A (ja) 加工装置
JP7222721B2 (ja) 洗浄機構
JP4850666B2 (ja) ウエーハの加工装置
JP2011245571A (ja) 加工装置
JP2002307286A (ja) 研削装置
JP4477974B2 (ja) 研磨装置
TW201800179A (zh) 加工裝置
JP2021003739A (ja) 加工装置
JP7444633B2 (ja) 加工装置
JPH11307489A (ja) ウエハの研削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7002291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150