JP2016086877A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】共振回転数を超えたあとに移動体をアンバランスをさらに打ち消す位置へ移動させ、定常回転数での振動の低減を図ることができるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】水平または傾斜した回転軸により回転可能に支持されたドラム3と、ドラム3を回転駆動する駆動モータ12と、ドラム3を収容する水槽2と、ドラム3の前端部に配設される第1のバランサ8Aおよび後端部に配設される第2のバランサ8Bのうち少なくともいずれかとを備え、第1のバランサ8Aおよび前記第2のバランサ8Bは、転動体9および粘性流体10のうち少なくともいずれかを含む移動体を収納する環状容器11で構成され、制御部13は、脱水工程におけるドラム3の回転起動時に、水槽2の共振回転数以上の所定回転数まで上昇させ、この所定回転数を所定時間だけ維持した後、脱水工程の定常回転数まで上昇させるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、水平又は傾斜した回転軸を有するドラム内で洗濯物の洗い、すすぎ、脱水を行うドラム式洗濯機に関する。
水平または傾斜した回転軸を有するドラム式洗濯機は、脱水工程において、洗濯物がドラム内でアンバランスな状態になる場合がある。アンバランスな状態で脱水工程が行われた場合、ドラムの回転軸に偏った力が加わり、振動が発生する。振動の振幅は、ドラムの回転速度の2乗に比例して増大する。ドラムが振動すると、洗濯機の本体が移動したり、騒音が激しいために所定の回転速度以上では運転することができなったりするなどの問題が発生する。
洗濯物のアンバランスによる振動を低減してこれらの問題を解決するために、従来のドラム式洗濯機においては、ドラムに自動的にアンバランスを解消するバランサ装置が設けられている。
バランサ装置としては、移動体として粘性流体(一般的にはオイルまたは塩化カルシウム水溶液)を使用した流体バランサ装置や、移動体として転動体(一般的には金属の球体)を使用したボールバランサ装置が知られている。
流体バランサ装置は、ドラムの円周に沿って、径方向に複数の層に分離して粘性流体を収納した環状容器が取り付けられたものである。環状容器の各層内には、外周面から内周面側に向かって複数の隔壁が形成され、隔壁と内周面との間に粘性流体の通路が形成されている。これにより、粘性流体の移動を隔壁により制限しながら、偏心荷重を生じさせるアンバランス体に対して自動的に粘性流体がアンバランスを打ち消す位置に移動する力学現象を利用したバランス装置である。流体バランサ装置は、粘性流体の粘性が低ければアンバランスを打ち消す位置に移動する速度が速く、アンバランスを短時間に解消することができる利点を有している。
また、ボールバランサ装置は、ドラムの円周に沿って取り付けられた環状容器内に、周方向に自由度をもつ複数の球体を備えている。ボールバランサ装置は、偏心荷重を生じさせるアンバランス体に対して自動的に球体がアンバランスを打ち消す位置に移動する力学現象を利用したバランス装置である。ボールバランサ装置は、粘性流体に比較して球体が重いため、大きなアンバランスが発生した場合でも、アンバランスを軽減することができる利点を有している。
さらに、バランサ装置においては、球体と粘性流体の両方の移動体を封入する構成とすることが知られている。この構成により、流体バランサ装置とボールバランサ装置の長所を兼ね備えた構成とすることができる。
水平または傾斜した回転軸を有するドラム式洗濯機においては、ドラムの前端側でアンバランスが生じる場合や、ドラムの後端側でアンバランスが生じる場合がある。そのため、ドラムの前端部と後端部にバランサ装置が配設されている。ドラムが回転を開始して共振回転数を通過する際に、アンバランスに対してバランサ装置の移動体が最大で360度移動することがあり、その移動により振動が大きくなる。そのため、共振回転数以下で回転数維持することでアンバランスに対してバランサ装置の移動体が、同相位置に配置される特性を生かし、共振回転数を超えるときにアンバランスに対して180度位相の位置に移動体が移動する際の移動距離を180度以下に抑制し、振動を低減するものである(例
えば、特許文献1)。
特開2010−125083号公報
しかしながら、このようなドラム式洗濯機において、ドラムの回転数を共振回転数より若干低い回転数で維持することで、ドラムの前端部および後端部に配置したバランサ装置の移動体が、アンバランス位置と同相となることがある。このときには、アンバランスと前後のバランサ装置の移動体が、ドラムの円周状の同相に偏ることで、最も大きなアンバランス状態となり、最大の振動を発生する。
さらに、ドラムの回転数が共振回転数を超えるときに、アンバランスを打ち消す180度位相の方向へ移動体が移動するが、その際、環状容器との摩擦などの要因により、アンバランスを完全に打ち消すことができる位置まで移動体が移動できない場合が発生する。共振回転数を超えた後にその状態のまま回転数を一気に上昇させた場合、遠心力により移動体がアンバランスを打ち消す180度位相の位置まで移動できなくなる。その場合には、定常回転数での振動が十分低減しないという課題がある。さらに、粘性流体の粘度が高い場合には、移動体の移動が遅く、共振回転数を超えるときに振動が拡大するといった課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、脱水工程におけるドラムの回転起動時に、ドラムの回転数が共振回転数を超えたあとに、アンバランスをさらに打ち消す位置へ移動体を移動させ、移動体がアンバランスを打ち消す位置へ移動した後、ドラムの回転数を脱水工程の定常回転数まで上昇させることにより、確実に定常回転数での振動の低減を図ることができるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯機は、水平または傾斜した回転軸により回転可能に支持されたドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動モータと、前記ドラムを収容する水槽と、前記ドラムの前端部に配設される第1のバランサ、および、前記ドラムの後端部に配設される第2のバランサのうち少なくともいずれかと、前記駆動モータを制御して一連の洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記第1のバランサおよび前記第2のバランサは、転動体および粘性流体のうち少なくともいずれかを含む移動体を収納する環状容器で構成され、前記制御部は、脱水工程における前記ドラムの回転起動時に、前記水槽の共振回転数以上の所定回転数まで上昇させ、前記所定回転数を所定時間維持した後、脱水運転の定常回転数まで上昇させるようにしたものである。
これにより、脱水工程において、ドラムの回転数が共振回転数を超えるときにバランサの移動体がアンバランスを打ち消す位置に十分移動できない場合であっても、共振回転数以上でかつバランサの移動体が遠心力により移動できなくなる回転数より低い回転数で回転数を維持することにより、アンバランスをさらに打ち消す位置へ移動体を移動させることができ、脱水工程の定常回転数での振動を確実に低減することができる。
本発明のドラム式洗濯機は、脱水工程において、ドラムの回転数が共振回転数以上になってから、アンバランスをさらに打ち消す位置へバランス装置の移動体を移動させることができ、定常回転数での振動を確実に低減することができる。
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の内部の概略構成を示す側面断面図 本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの概略構成を示す透視図 (a)本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの前端部に設けられたバランサの断面図、(b)本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの後端部に設けられたバランサの断面図、(c)(a)または(b)に示されたバランサの直径方向断面図 本実施の形態におけるドラム式洗濯機のバランサの転動体および粘性流体の動作を説明する概略図 本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの回転起動時の水槽の振動値を示す特性図 本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの回転起動時の水槽の振動値を示す特性図 本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの回転起動時の水槽の振動値を示す特性図 本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の脱水工程のアンバランス低減のフローチャート
第1の発明のドラム式洗濯機は、水平または傾斜した回転軸により回転可能に支持されたドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動モータと、前記ドラムを収容する水槽と、前記ドラムの前端部に配設される第1のバランサ、および、前記ドラムの後端部に配設される第2のバランサのうち少なくともいずれかと、前記駆動モータを制御して一連の洗濯運転を実行する制御部とを備え、前記第1のバランサおよび前記第2のバランサは、転動体および粘性流体のうち少なくともいずれかを含む移動体を収納する環状容器で構成され、前記制御部は、脱水工程における前記ドラムの回転起動時に、前記水槽の共振回転数以上の所定回転数まで上昇させ、前記所定回転数を所定時間維持した後、脱水工程の定常回転数まで上昇させるようにしたものである。
この構成により、脱水工程におけるドラムの回転起動時に、ドラムの回転数が共振回転数を超えるまでに環状容器の摩擦などにより移動体がアンバランスを充分に打ち消すことができる位置に移動できない場合であっても、所定回転数を維持することで、アンバランスをさらに打ち消すことができる位置へ移動体を移動させることができ、脱水工程の定常回転数での振動を低減することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記制御部は、前記所定回転数に維持する運転を複数の回転数で段階的に行うものである。この構成により、異なる回転数で複数回の回転数維持をおこなうことで、アンバランスをより打ち消すことができる位置へ移動体を移動させることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明において、前記第1のバランサと前記第2のバランサとは、前記環状容器の内周面に回転方向に対して非対称な形状の突起体を複数有し、実質的に同形状のバランサとして構成されるとともに、前記突起体が互いに異なる向きとなるように裏表の状態で、前記ドラムの前端部と後端部とに配設されるものである。この構成により、第1のバランサの移動体と第2のバランサの移動体とが環状容器の最上部を超えて回転移動を開始するドラムの回転数が異なるようになる。このように、第1のバランサの移動体と第2のバランサの移動体が異なる位相で移動することにより、移動体が回転移動を開始するタイミングをずらせて移動体による振動の増幅を抑制することがで
き、水槽の振動を抑制することができる。
第4の発明は、特に第1から第3の発明において、前記所定回転数が、前記水槽の共振回転数以上で、かつドラム式洗濯機本体の共振回転数以下となるように構成されたものである。この構成により、水槽の振動が最大となる共振回転数より高いドラムの回転数で、かつドラム回転の遠心力により移動体が環状容器に遠心力方向へ押しつけられることで回転方向への移動ができなくなる回転数よりも小さい回転数でドラムの回転を維持することができ、所定回転数を維持しているときの振動を抑制しつつ、アンバランスを打ち消す位置に移動体を移動させることができる。
第5の発明は、特に第1から第4の発明において、水槽に配置された振動検知部をさらに備え、前記制御部は、前記所定回転数を維持しているときに前記振動検知部により振動を測定するとともに振動値の変化を判定し、その判定に応じて前記所定時間を変更するものである。この構成により、振動値の変化を把握することで回転数を上昇させるタイミングを計ることができ、無駄な時間を要することなく、短時間で安定した振動に導き、定常回転数での振動を低減することができる。
第6の発明は、特に第5の発明において、前記振動検知部は、振動値から前記ドラムの内部の洗濯物による偏心荷重と、前記ドラムの奥行き方向の偏心位置とを検知する偏心荷重検知部を備え、前記制御部は、前記偏心荷重検知部が検知した前記偏心位置が前記ドラムの前部で、かつ前記偏心荷重検知部が検知した前記偏心荷重が所定値以上であれば、前記所定回転数を維持せずに前記定常回転数まで上昇させるものである。この構成により、偏心荷重がドラムの後方部に位置する場合には、所定回転数を維持した場合でも、振動検知部が検知する振動値は小さい状態を維持するか、小さい状態で変動を繰り返す程度であるため、回転数を上昇させることが可能であり、短時間で定常回転数まで上昇させることができ、定常回転数での振動も低減することができる。
第7の発明は、特に第6の発明において、前記制御部は、前記偏心荷重検知部により、前記ドラムが共振回転数よりも低く、かつ前記ドラムの内部の衣類が張りつく回転数で、さらに前記移動体が前記ドラムと共回りしない回転数で検知を行うものである。この構成により、偏心荷重検知部が、洗濯物によるアンバランスのみを検知することができ、検知される偏心位置および偏心荷重の精度が向上する。さらに、その検知した値に応じて脱水の起動条件を変えることができ、より低振動な運転を行うことができる。
第8の発明は、特に第1から第7の発明において、前記転動体は、柔軟性のある材料でコーティングされた球体で構成されたものである。この構成により、環状容器と転動体との間の摩擦が大きくなり、高速回転時の発散現象を抑制することができる。また、起動時に一定の摩擦が作用することで、粘性液体が低粘性の場合でも所望の回転数で球体の回転移動を設定することができるなど、転動体の移動回転数を容易に設定することができ、共振回転数での振動増幅への影響を抑制できる。さらに、鋼球にゴムコーティングするなどにより、比重を高くすることでアンバランスの補正量を大きくできるとともに、錆を防止したり、回転して移動するときの騒音を防止したりすることができる。
第9の発明は、特に第1から第8の発明において、前記粘性流体は、不凍液で構成されたものである。この構成により、環状容器内の不凍液は少なくとも洗濯水より氷点が低いので、気温が低い環境でも充分に対応できる。また、低粘性であることで、使用環境の温度変化が大きい場合でも粘性変化の幅が小さく、転動体の移動回転数に及ぼす影響を最小限にすることができ、安定した転動体の移動開始回転数を確保できる。
第10の発明は、特に第1から第9の発明において、前記粘性流体は、増粘剤を加えた
ものである。この構成により、バランサの粘性流体の粘性の調節を容易に行える。また、塩化カルシウム水溶液や塩化ナトリウム水溶液などの経済性が高い粘性流体と組み合わせて、調整範囲が広いバランサを安価に構成することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の内部の概略構成を示す側面断面図である。本体1の内部には、有底円筒状の水槽2が収容されている。水槽2は、バネ24とダンパ19によって弾性的に支持されている。水槽2の内部には、有底円筒状のドラム3が収容されている。本体1の正面側に、水槽2の開口部2aとドラム3の開口部3bが設けられ、水槽2の開口部2aを開閉自在に閉塞する扉21が設けられている。ドラム3は、回転軸3aが実質的に水平方向(水平方向を含む)となるように支持されている。なお、本発明はこの構成に限定されるものではなく、例えば、洗濯物18の取り出し易さ、および、洗浄時の節水性を考慮して、ドラム3の回転軸3aが正面側から底面側に向けて下向きに傾斜するように構成されてもよい。
ドラム3の内部には、ドラム3の回転に伴って洗濯物18を持ち上げて落とすことができるバッフル7が設けられている。ドラム3が回転することにより、バッフル7によって持ち上げられた洗濯物は、ドラム3の上部から水面に叩きつけられ、叩き洗いとしての機械力によって洗浄がなされる。ドラム3の円筒面には、全周に多数の透孔20が設けられている。透孔20を介して水槽2からドラム3内に通水および通気することができる。
水槽2の開口部2aは、その口縁に環状のシール材(図示せず)が装着されている。シール材の前面側は、扉21の背面側に当接して密閉し、上下、左右、および前後方向に揺動する水槽2の開口部2aが動いた場合でも、シール材が変形して扉21の背面側を押圧するので、密閉性が維持される。
また、ドラム3を駆動する駆動モータ12が水槽2の下側に設けられている。駆動モータ12は、プーリ5とベルト6を介してドラム3の後部の回転軸3aに設けられたプーリ4に回転動力を加えることにより、ドラム3を水槽2内で回転させる。ドラム3の回転時における水槽2の振動値を計測する振動検知部40は、水槽2の上部前方に設けられている。さらに、駆動モータ12を制御してドラム3を回転させ、洗濯工程、すすぎ工程および脱水工程などの一連の洗濯運転を行う制御部13が水槽2の下方に設けられている。
図2は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの概略構成を示す透視図である。ドラム3の開口部3b側を前端部、開口部3bの反対側を後端部とすると、前端部に第1のバランサ8Aが設けられ、後端部に第2のバランサ8Bが設けられている。第1のバランサ8Aと第2のバランサ8Bとは、実質的に同一構造をしている。ただし、図2に示されるように、第1のバランサ8Aは、ドラム3の前端部側から見た状態でA面27が前側となるように配置されている。第2のバランサ8Bは、ドラム3の前端部から見た状態で、A面27と反対側のB面28が前側となるように配置されている。これにより、第1のバランサ8Aと第2のバランサ8Bとは、前後逆向きに裏表の状態でドラム3の前端部と後端部にそれぞれ配設されている。
第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bは、おのおの環状の容器となるように形成されており、それぞれの環状容器11の内部に、少なくとも転動体9および粘性流体10のいずれかが移動体として収容されている。本実施の形態においては、転動体9および粘性流体10の両方が収容されている。そして、転動体9は、鋼球表面にゴムのコーティ
ングをした球体で構成されている。また、粘性流体10は、粘性が4cSt以下である低粘性の塩化カルシウム水溶液で構成されている。
図3(a)は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラム3の前端部に設けられた第1のバランサ8Aの要部断面図である。図3(a)には、第1のバランサ8Aの突起体29の要部拡大断面図も示される。図3(b)は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラム3の後端部に設けられた第2のバランサ8Bの要部断面図である。図3(b)には、第2のバランサ8Bの突起体29の要部拡大断面図も示される。図3(c)は、図3(a)または図3(b)に示されたバランサの直径方向断面図である。
図3(a)〜図3(c)に示されるように、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bのそれぞれの環状容器11の内部には、内周面25と外周面26との間に、転動体9と粘性流体10とが、全周を移動できるように収容されている。特に、図3(c)に示されるように、それぞれの環状容器11の内周面25には、回転軸3a方向の片側に、複数の突起体29が全周にわたって設けられている。内周面25の突起体29が形成されていない平坦面は、転動体9の半径よりも高く形成されている。また、突起体29は、内周面25の突起体29が形成されていない平坦面から突出しないように形成されている。これにより、転動体9が突起体29に接触しないように構成されている。突起体29は、鋸歯状に形成されている。突起体29の一方の面は、法線に対して鋭角に形成され、他方の面は、法線に対して鈍角に形成され、中央部分がやや高くなるような緩やかな曲線に形成されている。
ドラム3の前端部に配設された第1のバランサ8Aは、図3(a)に示されるように、ドラム3が脱水工程時のドラム3の正回転方向C1に回転すると、粘性流体10が集まっているドラム3の下方位置で突起体29間の空間により粘性流体10を掬い上げながら回転する。このとき、突起体29の回転方向側の面29aは、粘性流体10を押して移動させるように作用する。
一方、ドラム3の後端部に配設された第2のバランサ8Bは、図3(b)に示されるように、突起体29の回転方向側の面29bが、回転方向の前方側から後方側になるに従って内径側から外径側に変化する曲面形状になっている。ドラム3が正回転方向C1に回転すると、第2のバランサ8Bの突起体29は、回転方向側の曲面により粘性流体10を押すように作用する。しかしながら、このときに作用する力は、第1のバランサ8Aの突起体29が粘性流体10を押すように作用する力よりも弱い。よって、第2のバランサ8Bの粘性流体10は、第1のバランサ8Aの粘性流体10に比較して遅い流速となる。このように、第1のバランサ8Aと第2のバランサ8Bの突起体29が粘性流体10を押す力は、突起体29の回転方向側の面の法線に対する角度により調整することが可能である。
図4は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機の第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bにおける転動体9および粘性流体10の動作を説明する概略図である。ここでは、転動体9は、鋼球にEPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)のゴムコーティングを施した球体で硬度を70度とし、粘性流体10は粘度4cStの塩化カルシウム水溶液を450g封入した場合を説明する。
本実施の形態において、転動体9が回転移動を開始する回転数(回転移動開始回転数)とは、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの内部に収容された転動体9が、ドラム3の回転数の上昇に伴って、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの環状容器11の上方側に移動し、環状容器11の最上部を越えて回転移動を開始する回転数をいう。
図4においては、正面から見た、脱水工程におけるドラム3の様子が示されている。図4において、左列には、ドラム3が停止している状態が示されている。ここで、左列の下には、ドラム3の前端部に配設された第1のバランサ8Aの状態が示され、左列の上には、ドラム3の後端部に配設された第2のバランサ8Bの状態が示されている。いずれにおいても、ドラム3が停止している状態では、転動体9粘性流体10は、ドラム3の底部に偏っている。このとき、洗濯物18のアンバランスも底部に偏った状態となっている。
図4において、中央列には、例えば、ドラム3が正回転方向C1に120rpmで回転している状態が示されている。このとき、洗濯物18は、ドラム3の内面に張り付いているアンバランスな状態である。ここで、中央列の下には、第1のバランサ8Aの状態が示され、中央列の上には、第2のバランサ8Bの状態が示されている。
ドラム3が回転を開始すると、ドラム3の回転数の上昇に伴って、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8B内の粘性流体10である塩化カルシウム水溶液は低粘性であるため、遠心力により環状容器11の外周側に移動する。また、粘性流体10は、環状容器11の内面と粘性流体10との摩擦抵抗、および、突起体29の作用により、ドラム3の回転方向側に移動する。第1のバランサ8Aの突起体29は、突起体29同士の間の空間で粘性流体10を押し易い形状となっているのに対し、第2のバランサ8Bの突起体29は、粘性流体10を押し出す作用が弱い形状となっている。これにより、第1のバランサ8A内の粘性流体10の流速は、第2のバランサ8B内の粘性流体10の流速よりも速くなり、第1のバランサ8A内の粘性流体10は、第2のバランサ8B内の粘性流体10よりもドラム3の回転方向側に移動した状態となる。このように、突起体29の向きを変えて非対称性を形成することにより、低粘性流体に異なった抗力を発生させて、粘性流体10の移動に差をつけることができる。
ドラム3の回転数がさらに増すと、やがて、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの内部の粘性流体10は、遠心力によりの環状容器11の最上部を越えて環状容器外周に張り付いた状態となる。転動体9は、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの環状容器11の内面との摩擦抵抗と、粘性流体10の流速によってドラム3の回転方向側に移動する。第1のバランサ8Aの転動体9は、突起体29により押される粘性流体10によって、第2のバランサ8Bの転動体9よりもドラム3の回転方向側に移動する。
これにより、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bにおいて、転動体9は、それぞれの同期がずれた非同期の状態で移動する。ここで、図4の中央列に示されるドラム3の120rpmの回転数による遠心力では、転動体9は、ドラム3の回転に共回りする状態にはなっていない。
さらに、図4において、右側列には、ドラム3の回転数が上昇し、ドラム3が正回転方向C1に140rpmで回転している状態が示されている。ここで、右列の下には、第1のバランサ8Aの状態が示され、右列の上には、第2のバランサ8Bの状態が示されている。
ドラムの回転数の上昇に伴って、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの内部の粘性流体10は、遠心力および突起体29の作用によって移動速度が増加し、環状容器11の外周に、より広がった状態となる。第1のバランサ8Aにおいては、粘性流体10に対する突起体29の作用が強いため、粘性流体10は、環状容器11の外周部のほぼ全周にわたって張り付いた状態となる。第1のバランサ8Aにおいては、転動体9は、環状容器11の内面との摩擦抵抗と粘性流体10の流速とによって、環状容器11の最上部に向かって押し上げられ、転動体9が環状容器11の最上部を越えて回転移動を開始する。140rpmの回転数以上では、転動体9が環状容器11の最上部を連続的に越えて回転移動し、転動体9と環状容器11が同じ回転数、または転動体9が環状容器11からやや
遅れた回転数で共に回転をする共回りの状態となる。
第2のバランサ8Bにおいては、ドラム3が140rpmで回転している状態では、転動体9は、120rpmで回転しているときよりも上部に移動して、偏った状態で環状容器11の底部から最上部までの間に留まった状態となる。第2のバランサ8Bにおいては、ドラム3の回転数が160rpmを超過すると、転動体9が回転移動を開始する。
このように、本実施の形態では、第1のバランサ8Aの転動体9は、ドラム3の回転数が140rpm以上の状態で回転移動を開始し、第2のバランサ8Bの転動体9は、ドラム3の回転数が160rpm以上の状態で回転移動を開始するように設定されている。
なお、本実施の形態では、ドラム3の前端部に配設される第1のバランサ8Aの転動体9が、ドラム3の後端部に配設される第2のバランサ8Bの転動体9よりも先に回転移動を開始するようにしている。しかしながら、本発明はこの例に限定されるものではなく、ドラム3の後端部に配設されるバランサの転動体が先に回転移動を開始するように、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bが前後逆にドラム3に取り付けされる構成であってもよい。
図5および図6は、本実施の形態におけるドラム式洗濯機のドラムの回転起動時の水槽の振動値を示す特性図である。脱水工程の回転起動時において、制御部13が、ドラム3の回転数が水槽2の共振回転数を超えてから、所定回転数で、所定時間だけ維持した場合の振動検知部40で検知された振動特性が示される。図5と図6では、所定回転数を維持する所定時間が異なり、所定回転数は同じである。また、ドラム3の回転数変化が回転数U1として示される。さらに、ドラム3の回転数U1が、120rpmから脱水工程の定常回転数である900rpmまで上昇したときの、振動検知部40の振動値の変化が振動値S1として示される。
図5において、まず、回転数U1が120rpmから300rpmに増加する間で、振動値S1が一気に増加する。すると、第1のバランサ8Aの転動体9が環状容器11の最上部を超え超えて回転移動を開始し、そのすぐあとに第2のバランサ8Bの転動体9が徐々に環状容器11の最上部を超えて回転移動を開始する。このようにして、第1のバランサ8Aと第2のバランサ8Bとの転動体9が同位相に偏らない状態で水槽2の一次共振回転数(以降、共振回転数と称する)を超えることにより、共振回転数以下から共振回転数を超えた回転数までの間で発生する振動を抑制している。
次に、制御部13は、共振回転数より若干高い回転数300rpmを、時間t10から時間t11までの所定時間T1(例えば、最大で60秒)だけ維持する。その間、振動値S1は少しずつ低下する。その後、脱水工程の定常回転数である900rpmまでドラム3の回転数が上昇すると、振動値S1は一瞬上昇するが、すぐに低下を始め、回転数U1が600rpmを超えると振動値S1の変化はほとんどなくなる。
また、回転数が450rpmから600rpmをドラム洗濯機の本体1の振動共振点とし、その時の振動値Laを示している。このように、300rpmで所定時間T1だけ維持した場合、定常回転数での振動値S1はL11となる。
次に、図6において、ドラム3の回転数U2が120rpmから300rpmに増加する間の振動値S2は、図5に示されるものと同様である。そして、制御部13は、共振回転数より若干高い回転数300rpmを、図5の所定時間T1よりも短い時間である所定時間T2(例えば、10秒)だけ維持する。このとき、振動値S2は少しずつ低下するが、所定時間T2が短いので図5に示される程度までは低下しない。その後、脱水工程の定常回転数である900rpmまでドラム3の回転数が上昇すると、振動値S2は一瞬上昇
するが、すぐに低下を始めて、回転数U2が600rpmを超えると振動値S2の変化はほとんどなくなる。
また、回転数が450rpmから600rpmをドラム洗濯機の本体1の振動共振点とし、その時の振動値Lbを示している。このように、300rpmで所定時間T2だけ維持した場合、定常回転数での振動値S2はL12となる。
ここで、バランサの特性として、水槽2の共振回転数(例えば、190rpm〜250rpm)より低い回転数では、転動体9は、アンバランス位置の方向へ移動しようとする。さらに回転数を上昇した共振回転数190rpm〜210rpm近傍では、転動体9は、アンバランス位置から90度位相の方向へ移動しようとする。さらに回転数を上昇させた共振回転数210rpm〜250rpm近傍では、転動体9は、アンバランス位置から180度位相まで移動しようとする。
しかしながら、転動体9および粘性流体10と環状容器11との摩擦があり、アンバランス位置とアンバランス量などの起動条件によっては、転動体9が短時間でアンバランスを打ち消す180度位相の位置まで移動することができない場合がある。そのため、図6のように、回転数U2が一定に維持される時間が短い所定時間T2を10秒程度とされた場合、振動値S2の低下が小さい。その結果、その後の回転数上昇により振動が低下しても、定常回転数の900rpmでの振動値L12は、例えば、せいぜい4mmまで低下するだけとなる。
しかしながら、図5のように、回転数U1が300rpmに維持される所定時間T1を、例えば60秒に延長された場合、転動体9は、所定時間T1の間に徐々にアンバランスを打ち消す位置に移動する。その結果、振動がさらに低下し、その状態で回転数上昇をおこなうと、定常回転数の900rpmでの振動値L11は、例えば2mmまで低下する。
従って、制御部13が、共振回転数より若干高い、例えば300rpmほどの回転数を短すぎない程度の所定時間だけ維持することにより、よりアンバランスを打ち消す位置に転動体9を移動させることができ、定常回転数での振動値を抑制することができる。
また、図7に示されるように、脱水工程でドラム3が回転起動される際、所定回転数に維持する運転を複数の回転数で段階的に行うようにしてもよい。図7において、ドラム3の回転数U3が120rpmから300rpmに増加する間の振動値S3は、図5に示されるものと同様である。そして、制御部13は、共振回転数より若干高い回転数300rpmを、図5の所定時間T1よりも短い時間である所定時間T3(例えば、20秒)だけ維持する。このとき、振動値S3は少しずつ低下するが、所定時間T3が短いので図5に示される程度までは低下しない。次に、転動体9が移動可能な回転数450rpmまで上昇する。そのまま450rpmを所定時間T4(例えば、30秒)だけ維持する。すると、振動値S3は一瞬上昇するが、すぐに低下を始めて、回転数U3が600rpmを超えると振動値S3の変化はほとんどなくなる。その後、さらに定常回転数である900rpmまでドラム3の回転数が上昇しても、振動検知部40の振動値S3の変化はほとんどない。
また、回転数が450rpmから600rpmをドラム洗濯機の本体1の振動共振点とし、その時の振動値LcおよびLdを示している。このように、制御部13が300rpmで所定時間T3だけ維持するとともに、450rpmで所定時間T4だけ維持した場合、定常回転数での振動値L13は、例えば1mmまで低下する。
従って、共振回転数以上で、かつ、転動体9が移動可能な条件の回転数以下、すなわち
、転動体9および粘性流体10と環状容器との摩擦条件で、転動体9が回転方向へ移動する推進力と遠心力による摩擦力との関係が、摩擦力<推進力となる条件の回転数以下であれば、制御部13が所定回転数を所定時間だけ維持することで、転動体9はアンバランスを打ち消す位置へ移動することができる。また、前記の条件の回転数で、制御部13が異なる所定回転数を段階的に維持することで、転動体9はアンバランスを打ち消す位置へ移動することができる。その結果、定常回転数での振動値を低減することが可能となる。
そして、制御部13は、所定の脱水工程時間が経過すれば、脱水工程を終了する。
以上の通り、制御部13は、水槽2の共振回転数(例えば、190rpm〜250rpm)以上の回転数(例えば、300rpm)を所定時間だけ維持することにより、転動体9はアンバランスを打ち消す位置へ移動することができる。その結果、振動がさらに低下し、その状態で回転数が上昇することで定常回転数での振動値を低減することができる。
また、共振回転数を超えた回転数で、転動体9が環状容器11や粘性流体10の摩擦条件で移動可能であれば、所定回転数を300rpmのように1回に限らず、例えば300rpm、350rpm、400rpmなどのように段階的に維持することで、より振動を低減することができる。また、振動検知部40の振動状態から、所定回転数や段階的な所定回転数およびその回数を変更しても、さらに振動を低減することができる。
また、ドラム3の前端部に位置する第1のバランサ8Aの転動体9と、後端部に位置する第2のバランサ8Bの転動体9とにおいて、共振回転数以下の状態で回転移動を開始する回転数が異なる構成とすることにより、共振回転数を超えるときのドラム3の振動増加を防止することができる。これは、ドラム3の回転方向に対して非対称な形状の突起体29を内周面に複数有する同一構成のバランサを、突起体29が互いに逆方向になるように裏表の状態で、ドラム3の前端部と後端部とに配設することで、容易に実現することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2におけるドラム式洗濯機の制御部は、共振回転数を若干超えた所定回転数まで上昇させ、この所定回転数を維持しているときに振動検知部40により振動を測定するとともに振動値の変化を判定し、その判定に応じて所定回転数の維持時間を変更して、定常回転数まで上昇させるようにしたものである。ドラム式洗濯機のその他の構成は実施の形態1と同様であり、実施の形態1の構成を援用する。
図8は、本発明の実施の形態2におけるドラム式洗濯機の脱水工程のアンバランス低減のフローチャートである。図8に示されるように、脱水工程が開始されると(Step1)、振動検知部40の振動値からドラム3内の洗濯物によるアンバランス位置および量を検出判定するアンバランス検知が行われる(Step2)。アンバランス検知は、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの転動体9が一定回転数(例えば、120rpm)でドラム3と共回り状態とならず、それぞれの環状容器11の底部に偏った状態で行われる。そのアンバランス状態の結果により、一定条件を満たす場合(Step3のYes)は、脱水起動として回転数上昇(Step5)を行う。一方、一定条件を満たさない場合(Step3のNo)は、脱水起動せずにアンバランス解消(Step4)を行い、再度、アンバランス検知(Step2)を行って、脱水起動を行えるようにする。さらに、アンバランス検知では、一定条件の判定に応じて、脱水起動後に上昇するドラム3の回転数毎に設けられた振動検知部40の振動値の閾値を区分する動作を行う。
制御部13は、回転数上昇(Step5)では、水槽2の回転数を上昇させるとともに、共振回転数による振動値を常に振動検知部40で計測し、異常がないことを監視してい
る。本実施の形態2では、共振回転数が190rpm〜250rpmの間としている。転動体9の理想的な動作は、アンバランス位置に対して、共振回転数より若干低い回転数では同相位置にあり、共振回転数初期ではアンバランス位置に対して90度位相にあり、共振回転数最大では180度位相にあることである。
しかし、実際には、環状容器11内の転動体9は、粘性流体10や環状容器11との摩擦抵抗により短時間で容易に同位相から180度位相まで移動できない。そのため共振回転数を超えた後にも180度位相とならない状態で回転数上昇をおこなうことがある。その改善のために回転数維持(Step6)において、共振回転数よりも若干高い回転数で、かつ転動体9が移動可能な回転数を所定回転数として維持する。
回転数維持(Step6)は、まず、共振回転数より若干高い回転数(例えば、300rpm)で、回転数を維持する。その間、制御部13は、振動値計測(Step7)として、振動検知部40で振動値を一定周期毎に計測する。次に、振動値変化判定(Step8)において、振動値計測(Step7)で計測した一定周期毎の計測値の変化に応じて、回転数維持を止めて回転数上昇動作を行うか(Step3のYes)、そのまま回転数維持を継続するか(Step8のNo)を判定する。
具体的には、振動値計測(Step7)において、例えば、1秒間隔で振動値を測定する。その場合、振動値の最小値と1秒前の値である前回値とを常に更新し、最新値と合わせて保持する。そして、振動値変化判定(Step8)において、例えば、最新値が最小値から一定値以上上昇した場合、または、最新値が前回値から一定値以上上昇した場合に、回転数維持を停止し、回転数を上昇させる回転数上昇(Step10)へ移行する。これは、所定回転数を維持することによって振動値が上昇してしまう場合に、回転数維持を停止して、振動の増加を防止するものである。さらに、振動値変化判定(Step8)において、例えば、最新値が所定の振動値以下に低下した場合にも、回転数維持を停止し、回転数を上昇させる回転数上昇動作(Step10)へ移行する。これは、充分に振動値が低いため、これ以上所定回転数を維持することによる時間の無駄を防止するものである。
また、計測値変化判定(Step8)において、最新値が最小値から一定値以上上昇しないとともに、最新値が前回値から一定値以上上昇しない場合、そのままの回転数を維持する。その状態を維持し、経過時間判定(Step9)では、回転数維持の最長時間を所定時間に設定してあり、その時間以内であれば振動計測動作(Step7)と振動値変化判定(Step8)を繰返す。そして、所定時間を超過した場合(Step9のYes)、回転数維持動作(Step6)を停止し、回転数上昇動作(Step10)へ移行する。
その後、制御部13は、定常回転数(Step11)になるまで回転数を上昇させ、所定の脱水工程時間が経過すれば(Step12)、脱水工程を終了する(Step13)。
なお、本実施の形態において、振動検知部40は、振動値からドラム3の内部の洗濯物による偏心荷重と、ドラム3の奥行き方向の偏心位置とを検知する偏心荷重検知部40a(図示せず)を備えるものとしてもよい。そして、制御部13は、振動値変化判定(Step8)において、例えば、この偏心荷重検知部40aが検知した偏心位置がドラム3の前部で、かつ偏心荷重が所定値以上であれば、所定回転数の維持を停止して定常回転数まで上昇させるようにする。このとき、制御部13は、偏心荷重検知部40aにより、ドラム3が共振回転数よりも低く、かつドラム3の内部の洗濯物が内側に張りつく回転数で、さらに第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの転動体9がドラム3と共回りしな
い回転数で検知を行うことが望ましい。この構成により、偏心荷重検知部40aが、洗濯物によるアンバランスのみを検知することができ、検知される偏心位置および偏心荷重の精度が向上する。さらに、制御部13は、その検知した値に応じて脱水の起動条件を変えることができ、より低振動な運転を行うことができる。
以上説明したとおり、本実施の形態によれば、制御部13は、所定回転数を維持しているときに振動検知部40により振動を測定するとともに振動値の変化を判定し、その判定に応じて所定時間を変更することにより、振動値の変化を把握することで回転数を上昇させるタイミングを計ることができ、無駄な時間を要することなく、短時間で安定した振動に導き、定常回転数での振動を低減することができる。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2において、所定回転数を所定時間だけ維持した後、脱水工程の定常回転数まで上昇させるとしているが、この定常回転数は、ドラム式洗濯機として脱水工程を実行するための目標回転数であり、脱水の条件などによって変化してもよい。また、所定回転数や定常回転数は、制御的にはある程度のフラツキを生じるものであり、必ずしも、常に一定で変化がないことを求めるものではない。
また、所定回転数に維持する運転を複数の回転数で段階的に行うとして説明したが、所定回転数を1つとするか複数とするか、その回転数をいくらにするか、複数の場合の順番やそれぞれの時間や規則性などは、特に限定されるものではなく、水槽2の共振回転数や洗濯物を収容できる量などによって、適宜実験やシミュレーションなどによって決定されればよい。
また、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの内部の粘性流体10として塩化カルシウム水溶液を用い、その粘度を4cStとし、液量を450gとしている。また、転動体9を鋼球とし、その表面にEPDMゴムのコーティングを施して、硬度を70度としているが、これらの構成に限定されるものではない。例えば、粘性流体10として、水またはシリコンオイル、あるいは、塩化カルシウム水溶液や塩化ナトリウム水溶液などの不凍液、またはこれらの粘性流体に一定量の増粘剤を加えたものなどを用いてもよい。この増粘剤により、バランサの粘性流体の粘性の調節を容易に行える。また、塩化カルシウム水溶液や塩化ナトリウム水溶液などの経済性が高い粘性流体と組み合わせて、調整範囲が広いバランサを安価に構成することができる。粘性流体10として用いる液体は4cSt以外の粘度としてもよい。粘性流体10の液量や、突起体29の形状および非対称性の程度などによって、転動体9の摩擦係数を調整することができる。これにより、転動体9が回転移動を開始する回転数を、水槽2の共振回転数以下で、かつ洗濯物18のドラム3の内周面への張り付き状態を維持できる回転数(例えば、90〜110rpm)以上に設定することができる。
また、転動体9の中心となる球体として、鋼球と同等の比重を有する金属製球、ガラス球、ゴム球など、異なる材料を用いてもよい。さらに、転動体9の表面のコーティング材として、EPDMのほか、シリコンゴム、ナイロン、ウレタン、ポリエチレンなど、バランサの環状容器11の内面と転動体9表面との間に適度な摩擦を発生させることができれば、他の材料を用いてもよい。
転動体9の表面の硬度は、転動体9が回転移動を開始する回転数が、水槽2の共振回転数以下で、かつ洗濯物18のドラム3の内周面への張り付き状態を維持できる回転数以上に設定することができるように粘性流体10の粘度、液量等の調整によって可能な範囲であればよい。
本実施の形態では、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bの内部に、移動体と
して転動体9および粘性流体10を収納しているが、転動体9のみ、或いは、粘性流体10のみであってもよい。転動体9は、球体として説明しているが、バランサの環状容器11の内部を自在に移動可能な形状であれば、円筒形など他の形状であってもよい。
また、突起体29の形状を一例として図3に例示しているが、これらの構成に限定されるものではない。例えば、鋸歯状の突起体29の2つの面(29a、29b)の角度は任意であり、各面は直線的でもよく、要は回転方向に対して非対称な形状であればよい。さらに、突起体29を環状容器11の内周面に設けているが、それ以外の正面側または背面側の内面に設けてもよい。
また、本実施の形態は、第1のバランサ8Aの転動体9がドラム3の回転数140rpmで回転移動を開始し、第2のバランサ8Bの転動体9がドラム3の回転数160rpmで回転移動を開始するよう設定している。しかしながら、これらの転動体9が回転移動を開始する回転数は、ドラム3の形状や重量等の条件により適宜選択されるものであり、その回転数が限定されるものではない。すなわち、例えば、第1のバランサ8Aの転動体9が第2のバランサ8Bの転動体9より大きな回転数で回転移動を開始するように設定されても構わないし、さらに、第1のバランサ8Aと第2のバランサ8Bの転動体9が同じ回転数で回転移動を開始するように設定されても構わない。また、第1のバランサ8Aおよび第2のバランサ8Bのうちのいずれかだけがドラム3に設けられ、水槽2の共振回転数以上の所定回転数を所定時間だけ維持する構成でも構わない。
本発明にかかる洗濯機は、ドラムの前端部および後端部にバランサを備え、水槽の共振回転数以上の所定回転数まで上昇させ、その所定回転数を所定時間維持して移動体をアンバランスを打ち消す位置に確実に移動させて振動を低減し、その状態で定常回転数まで回転数を上昇した場合に振動値が大きくなることを防止することができることから、家庭用、業務用のドラム式洗濯機やドラム式洗濯乾燥機、およびクリーニング装置として有用である。
1 本体
2 水槽
3 ドラム
8A 第1のバランサ
8B 第2のバランサ
9 転動体
10 粘性流体
11 環状容器
12 駆動モータ
13 制御部
29 突起体
40 振動検知部
T1、T2、T3、T4 所定回転数を維持する所定時間

Claims (10)

  1. 水平または傾斜した回転軸により回転可能に支持されたドラムと、
    前記ドラムを回転駆動する駆動モータと、
    前記ドラムを収容する水槽と、
    前記ドラムの前端部に配設される第1のバランサ、および、前記ドラムの後端部に配設される第2のバランサのうち少なくともいずれかと、
    前記駆動モータを制御して一連の洗濯運転を実行する制御部とを備え、
    前記第1のバランサおよび前記第2のバランサは、転動体および粘性流体のうち少なくともいずれかを含む移動体を収納する環状容器で構成され、
    前記制御部は、脱水工程における前記ドラムの回転起動時に、前記水槽の共振回転数以上の所定回転数まで上昇させ、前記所定回転数を所定時間だけ維持した後、脱水工程の定常回転数まで上昇させることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記制御部は、前記所定回転数に維持する運転を複数の回転数で段階的に行う請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記第1のバランサと前記第2のバランサとは、前記環状容器の内周面に回転方向に対して非対称な形状の突起体を複数有し、実質的に同一構造のバランサとして構成されるとともに、前記突起体が互いに異なる向きとなるように裏表の状態で、前記ドラムの前端部と後端部とにそれぞれ配設される請求項1または2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記所定回転数が、前記水槽の共振回転数以上で、かつドラム式洗濯機本体の共振回転数以下となるように構成された請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 水槽に配置された振動検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記所定回転数を維持しているときに前記振動検知部により振動を測定するとともに振動値の変化を判定し、その判定に応じて前記所定時間を変更する請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記振動検知部は、振動値から前記ドラムの内部の洗濯物による偏心荷重と、前記ドラムの奥行き方向の偏心位置とを検知する偏心荷重検知部を備え、
    前記制御部は、前記偏心荷重検知部が検知した前記偏心位置が前記ドラムの前部で、かつ前記偏心荷重検知部が検知した前記偏心荷重が所定値以上であれば、前記所定回転数を維持せずに前記定常回転数まで上昇させる請求項5記載のドラム式洗濯機。
  7. 前記制御部は、前記偏心荷重検知部により、前記ドラムが共振回転数よりも低く、かつ前記ドラムの内部の衣類が張りつく回転数で、さらに前記移動体が前記ドラムと共回りしない回転数で検知を行う請求項6記載のドラム式洗濯機。
  8. 前記転動体は、柔軟性のある材料でコーティングされた球体で構成された請求項1〜7のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  9. 前記粘性流体は、不凍液である請求項1〜8のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  10. 前記粘性流体は、増粘剤を加えたものである請求項1〜9のうちいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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