JP2016074691A - 強力な尿酸トランスポーター阻害剤の開発:それらの尿酸排泄効果のために設計された化合物 - Google Patents

強力な尿酸トランスポーター阻害剤の開発:それらの尿酸排泄効果のために設計された化合物 Download PDF

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Abstract

【課題】痛風等の治療における尿酸レベルの制御のための、尿酸トランスポーターインヒビターとして有効な化合物、及び該化合物を含有する医薬組成物の提供。
【解決手段】(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(フェニル)メタノン(51)に代表される化合物、及び該化合物を含有する医薬組成物。
【選択図】図8

Description

発明の背景
腎臓は細胞外液量の調節、酸塩基と電解質バランスの維持などの恒常性機能を含むいくつかの目的を果たす重要な臓器で、代謝物の排泄には不可欠である。腎臓は尿酸分泌/再吸収に重要な役割を果たす。腎臓トランスポータータンパク質の異常(すなわち、機能変化)は痛風など様々な疾患に関与する。ヒトでは、プリンヌクレオチド、ヌクレオシド、及び塩基(すなわちアデニン、イノシン、及びグアニン)キサンチンを経由して(尿酸1、図1)尿酸に代謝される。
多くの生物は、酵素ウリカーゼを有し、これが1の尿酸をより水溶性のアラントイン2に分解するが、この酵素は(Zubay、1998; Neogi、2011)は、ヒトには存在しない。尿酸は血中に高いレベルに存在すると抗酸化作用を有するが、血液中の尿酸レベルの上昇(高尿酸血症と呼ばれる状態)により引き起こされる急性の炎症性関節炎の繰り返しのエピソードを伴う痛風という病態を惹起する(辛ら、2011)。ライフスタイルや食生活も血清尿酸(SAAGら、2006)に関与することはよく知られている。私達は尿酸排泄が低下する年齢になると腎機能が低下する。また、体内での尿酸レベルの上昇は、高血圧、インスリン抵抗性、糖尿病、慢性腎疾患、糖尿病性腎症、及び心臓血管疾患などの他の疾患において重要な役割を果たすと考えられている(SAAGら、2006、Feigら2008;安西ら、2010)。したがって、尿酸血清レベルに影響を与える新薬を開発することが治療上重要である。
尿酸レベルを(図2)を制御するための異なる創薬戦略がある。いくつかの購入可能な低分子薬物は、米国において血清尿酸を下げるために投与される。アロプリノール3は、キサンチンオキシダーゼ阻害剤で、米国で最も一般的に使用される尿酸低下薬である。化合物3は時折、スティーブンス・ジョンソン症候群を引き起こし、(Lemke and Williams、2008)致命的かもしれない。別の薬剤、フェブキソスタット4は非プリン型のキサンチンオキシダーゼ阻害剤であるが、心血管系合併症を伴うことが知られている。プロベネシド5、スルフィンピラゾン6とベンズブロマロン7は尿酸排泄薬であり、それらは、1つ又は複数のトランスポータータンパク質(辛ら、2011)を介した再吸収を阻害することにより尿酸の腎排泄を増加させる。
腎排泄は血清尿酸レベル(Becker and Jolly, 2006;安西ら、2007; Kutzing and Firestein、2008)を制御することに主要な役割を果たしている。尿酸は、ネフロンに沿って再吸収と分泌される。ヒトでは、管腔側表面(図3)に、ヒト尿酸トランスポーター1(SLC22A12 hURATl)、有機アニオントランスポーター10(URAT2 hOATIO)、電位依存性のヒト有機アニオントランスポーター1とも呼ばれるナトリウム依存リン酸トランスポーター4(NPT4、hOATvl; SLC17A3)が存在する(辛ら、2011; 榎本ら、2002; Roch-Ramel and Guisan、1999; Mountら、2006)。したがって、これらのトランスポーターは尿と接触している。
基底側膜表面にもトランスポーターが存在し、これらは血液と接触しており、促通拡散型グルコーストランスポーター9があり、これはまた電圧依存尿酸トランスポーター1とも呼ばれる(GLUT9、URATvl; SLC2A9)(Mount ら, 2006, Jutabhaら、2010;安西ら、2008; Caulfieldら, 2008)。ここには、尿酸や非ステロイド性抗炎症薬、β-ラクタム、パラ-アミノ馬尿酸などの広い基質特異性を有することが知られているヒト有機アニオントランスポータータンパク質1(hOATl; SLC22A6)や同3 (hOAT3; SLC22A8)も存在する(関根ら、1997)。
ベンズブロマロン7は、効率良く血清尿酸レベルを低下させ、以前は欧州でも臨床的に投与されていたが、日本では使用されている。しかし、7は米国で承認されていない。CYP2C9(主要に)とCYP2C19(付加的に)とで代謝とされ、7に関連付けられている特異な肝毒性の発症は、最初の代謝物8(McDonaledとRettie、2007)よりも下流の代謝物に起因するという仮説を立てている。2008年に、Leeと共同研究者は7(100 mg / kg体重)in vivoでの経口投与による有効性(尿酸降下作用)は4(300 mg /日)又は5(1000 mg /日)よりも強いと結論付けた(Leeら、2008)。我々の研究室からの前の結果は、強力なhURATl阻害特性(榎本ら、2002; 辛ら、2011)を持っている7と8を示す。そこで我々は、一連の新規化合物を合成し、尿酸輸送に関わるトランスポータータンパク質との相互抑制作用に関連した構造的な要件の探査を試みた。
発明の概要
本発明に係る第1の実施形態は、一般式I:
Figure 2016074691
{式中、A〜Kは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}で表される少なくとも1種の化合物、薬学的に許容される塩又はそのエステル、その溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、又は重水素化若しくは放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物である。
本発明に係る第2の実施形態は、一般式II:
Figure 2016074691
{式中、A〜Kは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}で表される少なくとも1種の化合物、薬学的に許容される塩又はそのエステル、その溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、又は重水素化放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物である。
本発明に係る第3の実施形態は、一般式III:
Figure 2016074691
{式中、A〜Iは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}で表される少なくとも1種の化合物、薬学的に許容される塩又はそのエステル、その溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、又は放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物である。
付加的な実施形態は、式I〜IIIの少なくとも1つの化合物で表される化合物で、化合物、薬学的及び/又は皮膚科的な担体を含む組成物の有効量を投与することを含む症状を治療するための方法に関する。
更なる実施形態は、式I〜IIIの少なくとも1つの化合物で表される化合物で、化合物、薬学的及び/又は皮膚科的な担体を含む組成物を有効量投与する工程を含む、状態を診断及び/又は監視するための方法に関する。
詳細な説明
本発明は、式I〜III:
Figure 2016074691
{式中、A〜Kは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、−SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}の少なくとも1種の化合物、薬学的に許容されるその塩もしくはエステル、溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物、で表される一連の新規化合物及びそれらの組成物に関する。
本出願を通じて使用される場合、用語“医薬使用のための化合物の薬学的有効量”は、投与された場合に意図的に投与する医薬もしくは治療又は診断効果を示す化合物の量を意味する。投与の方法の例としては、経口投与に限定されるもの(例えば、経口摂取、バッカル又は舌下投与)、肛門又は直腸投与、局所適用、エアロゾル・アプリケーション、吸入、腹腔内投与、静脈内投与、経皮投与、非皮内投与、筋肉内投与、子宮内投与、膣内投与、体腔、外科的投与(例えば、内部損傷の位置で)、臓器の内腔又は実質部位への非経口投与である。組成物は、任意の手段により任意の形態で投与することができる。投与形態の例としては、注射剤、液剤、クリーム剤、ゲル剤、インプラント、軟膏、乳剤、懸濁剤、微小球、粉末、粒子、マイクロ粒子、ナノ粒子、リポソーム、ペースト、パッチ、カプセル剤、坐剤、錠剤、経皮送達デバイス、スプレー剤、坐剤、エアロゾル、又は当業者によく知られている他の手段が挙げられるが、これらに限定されるものではない。いくつかの実施形態において、組成物は他の成分と組み合わせることができる。例としては、デポ、時間放出及び浸透圧ポンプ部品用基質であるが、これらに限定はされない。
用語“溶解剤”は、化合物と溶媒との相互作用によって形成される化合物を意味する。好適な溶解剤は、薬学的に許容される溶媒和物であり、例えば、一水和物や半水和物を含む、水和物類である。用語“薬学的に許容される塩”は、薬学的に許容され、親化合物の期待される薬理活性を有する化合物の塩を意味する。そのような塩は、(i)無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等、とから形成される酸付加塩;有機酸、例えば、酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3−(4−ヒドロキシ)安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸等、とから形成される酸付加塩、又は、(ii)親化合物中に存在する酸性プロトンを金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン又はアルミニウムイオン、で置換されるときに形成されるイオン;又は、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルグルカミン、ジシクロヘキシルアミン等の有機塩基類との配位体、を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、本発明の1つ以上の化合物又は組成物中に、期待される生理学的又は薬理学的結果をもたらす任意の用量範囲内の物質を提供することで人又は動物に投与される。投与量は、投与した物質や物質、所望のエンドポイント、所望の診断エンドポイント、作用部位又は体液中での所望の有効濃度、投与形態に依存する。物質の適切な用量は、当該技術分野において当業者に既知であり、L.S. Goodman and A. Gilmen, eds, The Pharmacological Basis of Therapeutics, Macmillan Publishing, New York, and Katzun, Basic & Clinical Pharmacology, Appleton & Lang, Norwalk, Conn. (6. sup. th Ed. 1995)にて示されている。いくつかの実施形態では、本発明の化合物及び組成物は、被験動物に投与することができる。至適な試料は、細胞、細胞集団、組織又は生物を含む。特定の実施形態において、被験体はヒトなどの哺乳動物である。化合物は、in vitro又はin vivoで投与することができる。
本発明は、1つ又は1つ以上の化合物が混合物であるか、又は他の方法で併用される1つ又は1つ以上の化合物と一般的に使用される賦形剤の存在下又は非存在下であってもよいとする方法を含み、例えば、限定されないが、i)希釈剤や担体、例えばデンプン、マンニトール、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、セルロース等;ii)結合剤、例えば、デンプンペースト、ゼラチン、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、メチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン等;iii)潤滑剤、例えば、ステアリン酸、タルク、シリカ、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等;iv)吸収剤、着色剤、甘味剤等;v)崩壊剤(例えば、炭酸カルシウム及び重炭酸ナトリウム)、例えば、発泡性混合物類vi)賦形剤(例えば、シクロデキストリンなど)vii)界面活性剤(例えば、セチルアルコール、グリセロールモノステアレート)、吸着性キャリア(例えば、カオリン及びベントナイト)、乳化剤などが挙げられる。担体の例としては、限定されないが、例えば、液体、液晶、固体又は半固体を含み、例えば、水又は生理食塩水、ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤、溶剤、希釈剤、流体軟膏基剤、軟膏剤、ペースト剤、インプラント、リポソーム、ミセル、巨大ミセル類で、材料としての使用に適しているもの等がある。
更に、本発明は、通常の混合、造粒、又はコーティングの方法で作られる生成物で、活性成分を0.01〜90質量%含有する組成物を含む。いくつかの実施形態では、1つあるいはそれ以上の化合物は、医薬用又は診断用である。このような方法は、例えば、化合物の溶解度を向上させるバイオ増強医薬組成物の産生に使用され得る。いくつかの実施形態で得られる組成物は、薬学的に有効な量での医薬又は診断のための化合物を含む。得られた生成物(製剤)は、単位剤形で提供することができ、薬学分野で周知の方法によって調製することができる。全ての方法論は、1つ又は複数の担体から成る構成成分と、活性体とでつくられる。したがって、組成物(製剤)液体担体又は微粉固体担体及び/又は両方と活性成分を配合し、その後、必要に応じて、生成物を好ましい製剤に調製される。
皮膚部位への局所適用は、担体と、特に、活性成分がそれ自体可溶であるか又は有効に可溶化された(例えば、エマルション又はマイクロエマルションなど)ものと、の組み合わせにてなされる。使用されるとき、担体は、活性又は補助成分の不活性化又は酸化をもたらさないという意味で、更にはそれが適用される皮膚領域に悪影響をもたらすことはないという意味ではないという意味で、不活性である。例えば、本発明に係る化合物は、局所適用を容易にするように皮膚科学的に許容可能なキャリア又は賦形剤(例えば、ローション、クリーム、軟膏、石鹸、スティック、等)と混合して適用される。そして、ある場合には、本発明に係る化合物は、例えば、病気に冒された皮膚領域の保湿することでもたらされるかもしれない追加の有益な効果を供する。皮膚用組成物の担体は水等の比較的単純な溶媒又は分散媒からなることができるが、一般的には担体が局所適用を促す組成物を含むことが好ましい。特に、適用を局所化するため、水に浸漬することによる又は発汗に対するかなりの耐性を供するため、及び/又は、活性成分の経皮送達における補助のため、皮膚用組成物は、皮膚にフィルム又は層を形成するであろう。多くの調合は、当技術分野で知られており、油及び/又はアルコールを含むローション、オリーブオイル、炭化水素油及びワックスのような皮膚軟化剤、シリコーン油、他の植物、動物又は海産脂肪又は油、グリセリド誘導体、脂肪酸又は脂肪酸エステル又はアルコール又はアルコールエーテル、レシチン、ラノリン及びその誘導体、多価アルコール類又はエステル、ワックスエステル、ステロール、リン脂質等、一般的な乳化剤(非イオン性、カチオン性又はアニオン性)を挙げることができる(皮膚軟化剤のいくつかはもともと乳化特性を有するが)。これらと同一な一般成分は、ローションよりむしろクリーム中に、又はゲル中に、又は固体スティック中に、当該成分の様々な比率の利用、及び/又は、ガム又は親水性コロイドの他の形態のような増粘剤の利用により、配合させ得る。このような組成物は、皮膚的に、皮膚科学的又は薬学的に許容される担体という。
“治療有効量”又は“有効量”は、疾病の或いは疾病又は障害の臨床的徴候の、治療又は診断又は監視のために対象者に投与されたとき、当該疾病又は当該障害又は当該徴候の処置に影響を与えるに十分である化合物の量を指す。“治療有効量”は、化合物、疾病、障害、及び/又は、疾病又は障害の徴候、疾病の重篤度、障害、及び/又は、疾病又は障害の徴候、治療対象の対象者の年齢、及び/又は、治療対象の対象者の体重、に依存して変わり得るものである。任意に与えられた例における適切な量は、当業者にとって自明であり又は日常的実験によって決定し得る。
何らかの疾患又は障害の“治療する”又は“治療”は、疾患、障害、又は疾患又は障害の臨床的徴候の少なくとも一つを止める又は改善すること、疾患、障害、又は疾患又は障害の臨床的徴候の少なくとも一つに至るリスクを低減すること、疾患、障害、又は疾患又は障害の臨床的徴候の少なくとも一つが進行するリスクを低減すること、を意味する。“治療する”又は“治療”はまた、身体的に(例えば、認識できる症状の安定化)、生理学的に(例えば、物理的パラメータの安定化)、又はその両方、又は対象者には識別できない可能性ある少なくとも一の身体的パラメータを抑制すること、である。更に、“治療する”又は“治療”は、たとえ対象者が疾病や障害の徴候を経験したことがない又は見たことがないとしても、疾患又は障害にかかりやすい又は以前に患った対象者において、疾患、障害又はそれらの少なくとも徴候を遅延させること又は予防すること、を意味する。
本発明の典型的な組成物は、約90〜約80質量%、約80〜約70質量%、約70〜約60質量%、約60〜約50質量%、約50〜約40質量%、約40〜約30質量%、約30〜約20質量%、約20〜約10質量%、約10〜約4質量%、約4.0〜約2.0質量%、約2.0〜約1.0質量%、そして、約1.0〜約0.01質量%ですら、化合物を含む。より低い濃度はそれほど目立った状態に関して用いられ得る一方、より高い濃度はより深刻な状態に関して用いられ得る。本発明の化合物又は組成物の有効量は、対象者体重1kg当たり約0.1〜100mgの量の範囲であり得る。特定の実施形態において、本発明の化合物又は組成物は、0.0001mg/kg〜0.1mg/kg、又は0.1mg/kg〜2mg/kg、又は2mg/kg〜5mg/kgで投与される。他の実施形態において、本発明の化合物又は組成物は、約5mg/kg〜10mg/kg、約10mg/kg〜20mg/kg、約20mg/kg〜30mg/kg、約30mg/kg〜40mg/kg、約40mg/kg〜50mg/kg、約50mg/kg〜75mg/kg、又は約75mg/kg〜1005mg/kgで投与される。
上述した特記成分は単なる例であること、本発明の組成物を含む製剤のいくつかの実施形態は他の適切な成分や剤を含むこと、は理解されるべきである。本発明は更に、本発明の化合物を含むパッケージ、器又は任意のタイプの容器を含む。
一般合成スキームと実施例
本発明は以下の合成方法により更に例示され得る。しかしながら、これらの実施例は単に例示の目的のために含まれるに過ぎず、特に断らない限り、いかなる意味においても本発明の範囲を限定するものではないと理解されるであろう。
材料と方法
ベンズアルデヒド、クロロアセトン、シリカゲル(70〜230メッシュ)、ジエチレングリコール(DEG)、ヒドラジン(55%水溶液)、水酸化カリウム(KOH)、無水硫酸マグネシウム(MgSO)、無水硫酸ナトリウム(NaSO)、二硫化炭素(CS)、p−アニソイルクロリド、m−アニソイルクロリド、3,5−ジメトキシベンゾイルクロリド、スズ(IV)クロリド、濃塩酸(HCl)、炭酸水素ナトリウム(NaHCO)、塩化ナトリウム(NaCl)、2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド、2−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド(o−ジバニリン)、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド、2−ヒドロキシベンズアルデヒド、1,2−ジメチル−1H−ベンゾインドール、4−フルオロベンゾイルクロリド、4−シアノベンゾイルクロリド、3−クロロ−4−メトキシ安息香酸、3−ブロモ−4−メトキシ-安息香酸、N−ブロモスクシンイミド(NBS)、臭素(Br)、塩化アンモニウム(NHCl)、3−ヨード−4−メトキシ安息香酸、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、塩化チオニル(SOCl)、3,5−ジメチル−4−メトキシ-安息香酸、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸、ヨードメタン、ベンゾイルクロリド−d、ナトリウム=エタンチオラート(NaSEt)及びギ酸を、Sigma-Aldrich Chemical Company(セントルイス、MO)から購入した。アセトン、ヘキサン類(Hex)、酢酸エチル(EtoAc)、ベンゼン、トルエン、炭酸カリウム(KCO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、塩化メチレン(DCM)、水酸化ナトリウム(NaOH)、HPLCグレードのメタノール(MeOH)、HPLCグレードのアセトニトリル(ACN)、イソプロパノール、酢酸(AA)及びHPLCグレードの水(HO)を、Fisher Scientific(ピッツバーグ、PA)より購入した。化合物:3−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド、3−フルオロ−p−アニス酸、2−ブチルベンゾフラン及び5−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒドを、TCI America(シカゴ、IL)から購入した。NMR溶媒:CDCl、DMSO−d及びDOを、Sigma-Aldrich社又はCambridge Isotope Laboratories, Inc.(アンドーバー、MA)のどちらかから購入した。反応は、シリカゲルIB2−F薄層クロマトグラフィー(TLC)プレートによりモニターしたが、それはJ.T.Baker(フィリップス、NJ)から購入した。
H及び13C NMRスペクトルは、400MHz Bruker NMR, Avance III 400を用いて記録した。化学シフトはppmで報告されている。Applied Biosystems Sciex 4000(Applied Biosystems;フォスターシティ、CA)は、島津HPLC(Shimadzu Scientific Instruments, Inc.;コロンビア、MD)が装備されており、Leap auto-sampler(LEAP Technologies;カーボロ、NC)を用いた。液体クロマトグラフィーは、Agilent Technologies, Zorbax extended-C18 50×4.6mm、5ミクロンカラムを40℃、0.4ml/分の流速にて用いた。移動相は、A:10mM(NHOAc)、HO中0.1%ギ酸、B:50:50=ACN:MeOH、から構成した。使用したクロマトグラフィー法は、95%Aで1分;3.00分で95%Bに傾斜させ、4.5分維持し、最後に8.5分で95%Aに戻し、1.0分維持した(全作動時間9.5分)。個々の化合物に関し特記しない限り、化合物は、エレクトロスプレーイオン化陽イオンモード(ESI)を介し、以下の条件:i) イオンスプレー電圧が5500V;ii)温度が450℃;カーテンガス(CUR;10にセット)及び衝突活性化解離(CAD;5にセット)ガスを窒素とした;iv)イオン源ガス1(GS1)及び2(GS2)を20又は25のいずれかにセットし、個々の化合物セクションを特に意味づけた;v)入口電位を10Vにセットした;vi)4つ(quadruple)の1(Q1)及び(Q3)をUnit resolutionにセットした;vii)滞留時間を200m秒にセットした;viii) Declustering Potential(DP)、衝突エネルギー(CE)及びCollision Cell Exit Potential(CXP)は電圧(V)、を用いてモニタリングされた。サンプル(10μl)をLC/MS−MSにより分析した。TLC、NMR及びLC/MS−MS分析によって判定されたように、すべての精製された化合物は、>95%の純度であった。
化学合成
2−エチル−ベンゾフラン:l−(ベンゾフラン−2−イル)エタノン(10A):KC0(13.6g)を、攪拌棒(SB)を挿入した丸底フラスコ(RBF;250mL)に加える。無水アセトン(140mL)で希釈し、ベンズアルデヒド(10.0g;81.9mmol)を滴下(2−3min)しながら内容物を攪拌した。次に、クロロアセトン(8.75g;94.6mmol)を加えた(2−3min)。還流凝縮器を取り付け、内容物を加熱還流した(6h)。内容物を雰囲気温度まで冷却し、ブフナー漏斗で濾過した。その後、固形物をアセトン(2×50mL)ですすいだ。濾過水を、減圧下で濃縮し、クロマトグラフィー(2:1;Hex:EtOAc)により精製し、淡黄色固形物を得た(12.3g;59.9mmol;収率91%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 2-7.70 (d, 1H), 7.59-7.57 (d, 1H), 7.51-7.45 (m, 2H), 7.33-7.29 (t, 1H), 2.61 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 188.7, 155.7, 152.7, 128.4, 127.1, 124.0, 123.4, 113.2, 112.5, 26.6。同様の手法を用いて、以下の類似体を用意した:l−(5−メトキシベンゾフラン−2−イル)エタノン(10B):(収率85%)。1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.47-7.43 (m, 2H), 7.10-7.08 (m, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.59 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 188.6, 156.6, 153.3, 150.9, 127.6, 118.5, 113.5, 113.2, 103.9, 55.8, 26.4。l−(6−メトキシベンゾフラン−2−イル)エタノン(10C):(収率83%)。1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.56-7.54 (d, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.95-6.92 (d, 1H), 3.87 (s, 3H), 2.56 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 187.9, 161.2, 157.3, 152.3, 123.7, 120.3, 114.4, 113.9, 95.6, 55.7, 26.2。l−(7−メトキシベンゾフラン−2−イル)エタノン(10D):(収率91%)。1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.48 (s, 1H), 7.28-7.20 (m, 2H), 6.95-6.94 (d, 1H), 4.02 (s, 3H), 2.63 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 188.8, 153.0, 146.1, 145.3, 128.7, 124.6, 115.1, 112.8, 109.4, 56.1, 26.7。
2−エチルベンゾフラン(11A):ケトン(12.1g、75.5mmol)とDEG(290mL)をRBF/SB(500mL)にて混合し、加熱した(120−130℃)。混合物を攪拌し、ヒドラジン(16.1g、55%水性溶液)を滴下した(15−20min)。混合物を更に加熱し(180−190℃、10min)、その後120−130℃まで冷却した。次に、KOH(13.2g)を小分けにし、慎重に滴下し加熱した(120−130℃;6h)。内容物を氷水(220−230mL)で希釈し、抽出した(DCM;4×350mL)。有機相を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、淡黄色油を得た(6.05g;41.3mmol;収率55%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.51-7.47 (d, 1H), 7.42-7.40 (d, 1H), 7.50-7.22 (m, 2H), 6.38 (s, 1H), 2.83-2.77 (q, 2H), 1.34-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 161.1, 154.8, 129.1, 123.2, 122.5, 120.3, 110.8, 101.1, 21.9, 12.0。同様の手法を用いて、以下の類似体を用意した:2−エチル−5−メトキシベンゾフラン(11B):(収率68%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.35-7.32 (d, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.82-6.80 (dd, 1H), 6.28 (s, 1H), 3.83 (s, 3H), 2.79-2.75 (q, 2H), 1.33-1.27 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 160.2, 157.3, 155.6, 122.4, 120.3, 111.1, 100.7, 95.9, 55.8, 21.9, 12.1。2−エチル−6−メトキシベンゾフラン(11C):(収率90%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.32-7.29 (d, 1H), 6.97 (s, 1H), 6.83-6.80 (dd, 1H), 6.32 (1H), 3.83 (s, 3H), 2.79-2.75 (q, 2H), 1.35-1.29 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 162.0, 155.8, 149.7, 129.7, 111.4, 111.1, 103.3, 101.1, 56.0, 22.0, 12.0。2−エチル−7−メトキシベンゾフラン(11D):(収率91%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.12-7.08 (m, 2H), 6.74-6.72 (d, 1H), 6.37 (s, 1H), 4.00 (s, 3H), 2.83-2.81 (q, 2H), 1.35-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 161.3, 145.0, 143.8, 130.7, 123.2, 112.9, 105.4, 101.5, 56.0, 21.9, 12.1。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(12):ベンゾフラン(11A;2.50g;17.1mmol)をRBF/SB(250mL)にて、CS(50mL)で希釈した。反応容器にsure−sealでキャップし、Nバルーンを取り付けた。容器を氷浴にて冷却した(30min)。続いて、p−アニソイルクロリド(1.3mol当量)を滴下し(3−4min)、その後、塩化スズ(IV)(1.3mol当量)を滴下した(5−7分)。内容物を攪拌し(3h)、雰囲気温度まで温めた(3h)。水(40mL)を加え、混合物をEtOAc(4×100ml)で抽出した。有機相を希釈HCl(0.5N、30mL)で洗い、次いで、HO(30mL)、1.0MのNaOH(30mL)、NaHCO水溶液(30mL)、飽和NaCl水溶液(30mL)にて洗った。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(10:1:0.25;Hex:EtOAc:MeOH)によって精製し、淡黄色固形物12を得た(4.61g;16.4mmol;収率96%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.86-7.83 (d, 2H), 7.48-7.46 (d, 1H), 7.40-7.38 (d, 1H), 7.29-7.25 (t, 1H), 7.21-7.17 (t, 1H), 6.99-6.94 (d, 2H), 3.89 (s, 3H), 2.94-2.88 (q, 2H), 1.35-1.29 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.6, 165.5, 163.6, 153.7, 132.0, 131.8, 127.3, 124.3, 123.5, 121.4, 116.3, 113.8, 111.0, 55.6, 21.8, 12.5. LC/MS-MS: 281.1 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 66, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.73 min。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(13): RBF/SB(50mL)にて、ベンゾフラン(12;1.00g;3.57mmol)をDMF(18mL)で希釈し、NaSEt(455mg)を加えた。次に、混合物をクエンチし(2vol NHCl水溶液)、EtOAc(4×75mL)で抽出した。有機相をHOで洗い、次いで、NaCl水溶液にて洗った。そして、有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、白色固形物として13を得た(857mg;3.22mmol;収率90%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 10.4 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 7.80-7.78 (d, 2H), 7.49-7.47 (d, 1H), 7.43-7.41 (d, 1H), 7.30-7.26 (t, 1H), 7.22-7.18 (t, 1H), 6.98-6.94 (d, 2H), 2.95-2.89 (q, 2H), 1.36-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 192.1, 165.9, 161.5, 153.6, 132.2, 130.9, 129.0, 124.4, 123.5, 121.1, 116.1, 115.6, 111.0, 21.8, 12.2. LC/MS-MS: 267.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 20, DP = 46, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.31 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(7):RBF/SB(50mL)にて、ヒドロキシ−ベンゾフラン(13;318mg;1.19mmol)をAA(20mL)で希釈し、その後、Br(138μL)を添加した。15分後、混合物をHO(35mL)でクエンチし、EtOAc(3×70mL)で抽出した。有機相をNaCl水溶液(2×50mL)にて洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(3:1;Hex:EtOAc)によって精製し、淡黄色固形物として7を得た(176mg;0.469mmol;収率35%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.2 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 7.91 (s, 2H), 7.66-7.64 (d, 1H), 7.43-7.41 (d, 1H), 7.36-7.33 (t, 1H), 7.29-7.27 (d, 1H), 2.83-2.77 (q, 2H), 1.28-1.24 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 187.5, 165.8, 156.1, 153.5, 133.7,132.3, 126.9, 125.2, 124.3, 121.2, 115.6, 112.2, 111.7, 21.84, 12.4. LC/MS-MS: 424.9 → 278.8 m/z; GS1 and GS2 at 20, DP = 96, CE = 37, CXP = 16, tR = 4.65 min。あるいは、NBSが臭素化剤として使用される。RBF/SB(50mL)にて、DCM(9.0mL)に含まれているNBS(0.200g,1.13mmol)を、−10℃(氷塩水冷却槽)10minにてDMF(0.33mL)で希釈した。次に、DCM(1mL)に含まれている13(0.150g,0.563mmol)を加えた。反応混合物をRTまで温め、攪拌した(17h)。反応混合物をクエンチし(水;5mL)、DCM(30mL)で希釈した。有機相を水で洗い(4回;それぞれ10mL)、次いで、塩水にて洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiO2カラムクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)にて2回精製し、白色固形物として7を得た(192mg,0.460mmol,82%)。
(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノンメタノン(14)、(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(15)(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−7−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(16):RBF/SB(250mL)にて、ベンゾフラン(11B;6.10g;34.6mmol)をCS(100mL)にて希釈した。反応容器にsure−sealでキャップし、Nバルーンを取り付けた。RBFを氷浴により冷却し(30min)、p−アニソイルクロリド(1.3mol当量)を滴下し(3−4min)、その後、塩化スズ(IV)(1.3mol当量)を滴下し(5−7分)、混合物を攪拌した(3h)。内容物をRTまで温め(3h)、水(40mL)で希釈し、混合物をEtOAc(4×150ml)で抽出した。有機相を希釈HCl(0.5N、75mL)で洗い、次いで、HO(75mL)、1.0MのNaOH(75mL)、NaHCO水溶液(75mL)、飽和NaCl水溶液(75mL)にて洗った。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(10:1:0.25;Hex:EtOAc:MeOH)によって精製し、3つの生成物を得た(14:15:16、比率2.6:1.0:6.6)。14:淡黄色油(1.80g;5.80mmol;収率16.8%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.86-7.82 (d, 2H), 7.36-7.34 (d, 1H), 6.97-6.93 (m, 3H), 6.88-6.85 (dd, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 2.87-2.79 (q, 2H), 1.32-1.28 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.7, 166.1, 163.5, 156.4, 148.7, 131.9, 131.7, 127.9, 116.5, 113.7, 113.0, 111.4, 104.0, 55.9, 55.6, 22.1, 12.4. LC/MS-MS: 311.1 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 46, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.64 min。15:淡黄色油(702mg;2.26mmol;収率7%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.84-7.81 (d, 2H), 7.44-7.41 (d, 1H), 6.92-6.86 (m, 3H), 6.20 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.76-2.70 (q, 2H), 1.28-1.23 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 194.3, 163.7, 163.4, 153.1, 149.8, 132.3, 131.1, 129.4, 119.9, 113.6, 112.5, 108.1, 100.7, 57.1, 55.5, 22.0, 11.7. LC/MS-MS: 311.1 → 203.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 41, CE = 21, CXP = 12, tR = 4.48 min。16:白色固形物(4.61g;14.9mmol;収率43%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.82-7.79 (d, 2H), 7.38 (s, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.90-6.87 (d, 2H), 6.37 (s, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.73 (s, 3H), 2.82-2.77 (q, 2H), 1.35-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 194.9, 163.8, 163.5, 153.9, 148.8, 132.4, 131.7, 131.2, 125.2, 113.5, 111.6, 102.4, 101.5, 56.3, 55.5, 22.1, 11.9. LC/MS-MS: 311.1 → 203.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 51, CE = 25, CXP = 12, tR = 4.49 min。生産物比に対する温度の影響を調べたところ、単離した14:15:16の比率は、5℃にて2.6:1.0:6.6であり、室温(RT)にて1.1:1.0:2.7であった。
(2−エチル−6−メトキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(17)及び(2−エチル−6−メトキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(18):RBF/SB(250mL)にて、ベンゾフラン(11C;6.27g;35.6mmol)を、CS(100mL)で希釈し、反応容器にsure−sealでキャップし、Nバルーンを取り付けた。RBFを氷浴により冷却し(30min)、p−アニソイルクロリド(1.3mol当量)を滴下し(3−4min)、その後、塩化スズ(IV)(1.3mol当量;5−7分)を滴下し、混合物を攪拌し(3h)、RTまで温めた(3h)。内容物を希釈し(HO;40mL)、混合物をEtOAc(4×150ml)で抽出した。有機相を希釈HCl(0.5N、75mL)で洗い、次いで、HO(75mL)、1.0MのNaOH(75mL)、NaHCO水溶液(75mL)、飽和NaCl水溶液(75mL)にて洗った。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(10:1、Hex:EtOAc)によって精製し、5.3:1.0の比率で、2つの生成物を得た(17:18)。17:淡黄色固形物(7.92g;25.5mmol;収率72%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.85-7.81 (d, 2H), 7.27-7.25 (d, 1H), 7.01 (s, 1H), 6.96-6.94 (d, 2H), 6.83-6.80 (d, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.84 (s, 3H), 2.89-2.83 (q, 2H), 1.33-1.29 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.5, 164.5, 163.5, 158.0, 154.7, 132.1, 131.7, 121.5, 120.6, 116.2, 113.7, 112.1, 95.9, 55.8, 55.5, 21.8, 12.5. LC/MS-MS: 311.1 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 31, CXP = 9, tR = 4.65 min。18:淡黄色固形物(1.50g;4.80mmol;収率14%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.81-7.78 (d, 2H), 7.42 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.91-6.88 (d, 2H), 6.32 (s, 1H), 3.87 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 2.79-2.75 (q, 2H), 1.34-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 195.3, 163.4, 161.1, 156.6, 155.2, 132.4, 131.3, 125.2, 121.8, 121.0, 113.5, 100.9, 94.5, 56.1, 55.5, 21.8, 12.0. LC/MS-MS: 311.1 → 203.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 25, CXP = 14, tR = 4.48 min。生産物比に対する温度の影響を調べたところ、単離した17:18の比率は、5℃における5.3:1.0からRTにおける2.6:1.0まで変化した。
(2−エチル−7−メトキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(19)及び(2−エチル−7−メトキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(20):RBF/SB(100mL)にて、ベンゾフラン(11D;3.96g;22.5mmol)をCS(100mL)で希釈した。RBFにsure−sealでキャップし、Nバルーンを取り付けた。反応容器を氷浴により冷却し(30min)、p−アニソイルクロリド(1.3mol当量)を滴下し(3−4min)、その後、塩化スズ(IV)(1.3mol当量;5−7分)を滴下した。混合物を攪拌し(3h)、RTまで温めた(3h)。内容物を希釈し(HO;40mL)、混合物をEtOAc(4×150ml)で抽出した。有機相をHCl水溶液(0.5N、40mL)で洗い、次いで、HO(40mL)、NaHCO水溶液(40mL)、NaCl水溶液(40mL)にて洗った。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(10:1、Hex:EtOAc)によって精製し、1.0:9.7の比率で2つの生成物19:20を得た。19:淡黄色油(559mg;1.8mmol;収率8%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.81-7.78 (d, 2H), 7.51-7.49 (d, 1H), 7.00-6.95 (d, 2H), 6.86 (s, 1H), 6.75-6.72 (d, 1H), 4.07 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.85-2.82 (q, 2H), 1.37-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 194.5, 163.3, 162.8, 148.0, 143.8, 132.2, 131.6, 131.5, 128.5, 123.1, 113.5, 104.3, 102.7, 56.3, 55.5, 21.9, 11.9. LC/MS-MS: 311.0 → 203.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 51, CE = 27, CXP = 14, tR = 4.47 min。20:淡黄色固形物(5.43g;17.5mmol;収率78%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.83-7.81 (d, 2H), 7.18-7.17 (d, 2H), 6.92-6.90 (d, 2H), 6.43 (s, 1H), 4.04 (s, 3H), 3.87 (s, 3H), 2.87-2.81 (q, 2H), 1.38-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 194.9, 163.4, 162.8, 145.0, 142.8, 133.8, 132.4, 131.7, 126.0, 124.0, 113.9, 113.4, 101.6, 60.9, 55.5, 21.7, 11.8. LC/MS-MS: 311.1 → 135.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 31, CXP = 8, tR = 4.54 min。生産物比に対する温度の影響を調べたところ、単離した19:20の比率は、反応温度に合わせて、5℃における1.0:9.7から、RTにおける1.0:9.0まで変化した。
(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(21):RBF/SB(50mL)にて、ベンゾフラン(15;1.01g;3.25mmol)をDMF(15mL)で希釈した。反応混合物に2volのNHCl水溶液を加えクエンチし、EtOAc(4×75mL)で抽出した。有機相をHO、NaCl水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、黄色固形物として21を得た(706mg;2.38mmol;収率73%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 10.5 (bs, 1H), 7.80-7.77 (d, 2H), 7.37-7.35 (d, 1H), 6.95-6.93 (m, 3H), 6.89-6.86 (dd, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.89-2.83 (q, 2H), 1.32-1.29 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.8, 166.6, 161.1, 156.3, 148.6, 132.1, 131.2, 127.7, 116.3, 115.5, 113.0, 111.4, 104.0, 55.9, 22.0, 12.2. LC/MS-MS: 297.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 41, CE = 31, CXP = 6, tR = 4.30 min。
(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(22):RBF/SB(50mL)にて、AlCl(0.403g,3.03mmol)及びエタンチオール(HSEt;0.829mL)を氷浴にて冷却した(20min)。化合物14(0.20g,0.644mmol)をDCM(4.3mL)中に溶かし、添加し撹拌した(1.0h)。次に、反応混合物を1.0NHClでクエンチし、DCM(4×75mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、白色固形物として22を得た(0.148g,0.499mmol,収率77%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.82-7.79 (d, 2H), 7.32-7.30 (d, 1H), 7.22-7.21 (s, 1H), 6.98-6.95 (d, 2H), 6.85-6.82 (d, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.79-2.73 (q, 2H), 1.30-1.26 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz); CDCl3: 191.8, 166.6, 163.5, 153.0, 148.5, 131.8, 131.6, 127.9, 116.3, 113.8, 113.1, 111.3, 106.5, 55.5, 22.1, 12.2. LC/MS-MS: 297.0 → 135.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=5, DP = 66, CE = 31, CXP = 8, tR = 4.25 min。
(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(23):RBF/SB(50mL)にて、AlCl(0.114g,0.857mmol)及びHSEt(0.234mL)を加えた。DCM(1.3mL)に含まれている化合物21(0.054g,0.182mmol)を加え(0℃)、攪拌した(1.0h)。反応混合物をHO/HClによってクエンチし、抽出した(DCM;3×75mL)。有機相をNaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、黄色固形物23を得た(10.3mg,0.046mmol,収率25%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.4 (s, 1H), 9.2 (s, 1H), 7.66-7.64 (d, 2H), 7.40-7.37 (d, 1H), 6.88-6.86 (d, 2H), 6.72-6.69 (m, 2H), 2.78-2.72 (q, 2H), 1.22-1.19 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 189.9, 165.2, 162.5, 154.3, 147.6, 132.0, 130.3, 128.0, 116.2, 115.7, 113.4, 111.8, 105.9, 21.7, 12.6. LC/MS-MS: 283.1 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 66, CE = 29, CXP = 6, tR = 3.97 min。
(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−4−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(24):RBF/SB(50mL)にて、DMF(15mL)に15(701mg;2.26mmol)を溶かした。NaSEt(285mg)を加え、混合物を加熱した(115−120℃;0.5h)。次に、反応混合物をクエンチし(2vol NHCl水溶液)、EtOAc(4×75mL)で抽出した。有機相をHO、NaCl水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、淡黄色固形物24を得た(631mg;2.13mmol;収率94%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.4 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 7.59-7.57 (d, 3H), 7.05-7.03 (d, 1H), 6.83-6.81 (d, 2H), 6.19 (s, 1H), 3.67 (s, 3H), 2.75-2.69 (q, 2H), 1.21-1.17 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 193.3, 163.4, 162.9, 152.7, 149.4, 132.4, 129.2, 128.5, 120.0, 115.8, 112.7, 108.8, 100.7, 57.0, 21.6, 12.0. LC/MS-MS: 297.0 → 203.0 m/z; GS1 and GS2 at 20, DP = 66, CE = 23, CXP = 14, tR = 4.17 min。
(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(25)及び(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(26):RBF/SB(25mL)にて、DMF(4.5mL)に15(0.200g,0.644mmol)を溶かした。NaSEt(0.270g,3.22mmol)を加え、混合物を加熱した(110±5℃;19h)。混合物をNHCl水溶液(2vol)でクエンチし、EtOAc(3×75mL)で抽出した。有機相をNaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し下記を得た:i)淡黄色固形物として24(111.5mg,収率60%)ii)黄色固形物として25(4.8mg,0.0161mmol,収率2.5%),1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 11.5 (s, 1H), 7.69-7.66 (d, 2H), 7.52-7.49 (d, 1H), 6.99-6.95 (d, 2H), 6.91-6.89 (d, 1H), 5.60 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.68-2.53 (q, 2H), 1.21-1.17 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 199.1, 163.0, 162.3, 159.4, 148.4, 132.2, 131.4, 129.5, 118.3, 113.6, 113.2, 111.8, 102.9, 55.5, 21.8, 11.8. LC/MS-MS: 297.0 → 189.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=5, DP = 71, CE = 29, CXP = 12, tR = 4.80 min、iii)黄色体として26(8.5mg,0.0301mmol,収率5%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 11.5 (bs, 1H), 7.65-7.61 (d, 2H), 7.52-7.50 (d, 1H), 6.93-6.89 (m, 3H), 5.60 (s, 1H), 5.24 (bs, 1H), 2.68-2.63 (q, 2H), 1.21-1.17 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 199.1, 162.4, 159.4, 159.3, 148.5, 132.4, 131.6, 129.5, 118.4, 115.2, 113.2, 111.7, 102.8, 21.8, 11.8. LC/MS-MS: 283.1 → 189.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=5, DP = 66, CE = 29, CXP = 12, tR = 4.26 min。
(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−7−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(27):RBF/SB(50mL)にて、DMF(26mL)に溶けている16(2.17g;6.99mmol)を加え、攪拌した。NaSEt(884mg)を加え、加熱した(100−105℃;3.0h)。反応混合物をクエンチし(2vol NHCl水溶液)、EtOAc(4×125mL)で抽出した。有機相をHO、NaCl水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(2:1;Hex:EtOAc)によって精製し、淡黄色粘性固形物として27を得た(908mg;3.06mmol;収率44%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 10.3 (bs, 1H), 7.78-7.75 (d, 2H), 7.39 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.87-6.83 (d, 2H), 6.38 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.82-2.77 (q, 2H), 1.30-1.26 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 192.0, 165.0, 161.4, 157.8, 154.5, 132.1, 130.9, 121.3, 120.3, 116.0, 115.5, 112.2, 95.7, 55.7, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 297.0 → 203.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 36, CE = 27, CXP = 14, tR = 4.20 min。
(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−7−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(28):RBF/SB(50mL)にて、16(0.200g,0.644mmol)をDMF(4.5mL)で希釈し、NaSEt(0.108g,1.28mmol)を加えた。混合物を加熱し(110±5℃,1.0h)、その後、NHCl水溶液でクエンチし(2vol)、EtOAc(3×75mL)で抽出した。有機相をHO、NaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、以下を得た:i)白色固形物27(97.0mg,0.327mmol,収率51%)ii)黄色固形物28(8.1mg,0.027mmol,収率4%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 11.9 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, 2H), 7.63 (s, 1H), 7.07 (s, 1), 7.02-7.00 (d, 2H), 6.36 (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.81-2.76 (q, 2H), 1.35-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz); CDCl3: 199.9, 167.1, 162.6, 158.9, 147.6, 136.6, 131.6, 130.8, 115.2, 114.3, 113.6, 107.1, 101.6, 55.5, 22.1, 11.5. LC/MS-MS: 297.0 → 135.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 106, CE = 33, CXP = 8, tR = 4.82 min。
(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−7−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(29):RBF/SB(25mL)にて、DMF(4.5mL)に16(0.200g,0.644mmol)を加え、攪拌した。NaSEt(0.270g,3.22mmol)を加え、内容物を攪拌し加熱した(110±5℃;16h)。次に、反応混合物をNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(3×75mL)で抽出した。有機相をNaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、以下を得た:i)オフホワイト固形物27(82.0mg,0.276mmol,収率43%)ii)黄色固形物29(21.3mg,0.075mmol,収率12%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 11.9 (bs, 2H), 7.69-7.67 (d, 2H), 7.62 (s, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.95-6.93 (d, 2H), 6.36 (s, 1H), 2.80-2.78 (q, 2H), 1.35-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 200.0, 167.2, 159.1, 158.8, 147.6, 136.8, 131.9, 131.0, 115.2, 115.1, 114.4, 107.2, 101.7, 22.1, 11.5. LC/MS-MS: 283.1 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 61, CE = 33, CXP = 6, tR = 4.37 min。
(2−エチル−6−メトキシベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(30):RBF/SB(50mL)にて、ベンゾフラン(17;2.00g;6.44mmol)をDMF(25mL)で希釈した。NaSEt(820mg)を加え混合物を攪拌し、内容物を温めた(105−110℃;1.0h)。混合物をクエンチし(NHCl水溶液でクエンチし(2vol 飽和NHCl水溶液)、EtOAc(4×150mL)で抽出した。有機相をHOで洗った後、NaCl水溶液で洗い、更に、乾燥させた(MgSO)。原料を濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、黄色固形物として30を得た(1.54g;5.20mmol;収率81%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 10.3 (bs, 1H), 7.79-7.78 (d, 2H), 7.28-7.26 (d, 1H), 7.02-7.01 (d, 1H), 6.93-6.91 (d, 2H), 6.84-6.82 (dd, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.90-2.84 (q, 2H), 1.33-1.29 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.8, 165.0, 161.0, 157.9, 154.6, 132.1, 131.2, 121.4, 120.3, 116.0, 115.5, 112.2, 95.8, 55.7, 21.8, 12.4. LC/MS-MS: 297.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 46, CE = 27, CXP = 6, tR = 4.28 min。
(2−エチル−6−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(31)と(2−エチル−6−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(32): AlCl(0.403g,3.03mmol)が入っているRBF/SBを氷塩槽にて冷却し(10min)、その後HSEt(0.829mL)を添加し、混合した。DCM(4.3ml)に含まれている化合物17(0.200g,0.644mmol)を加え、攪拌した(1.0h)。その後、反応物をクエンチし(1.0NHCl;5mL)、抽出した(DCM)。有機相をNaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、以下を得た:i)黄色体31(107.8mg,0.364mmol,収率56%)1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 7.86-7.84 (d, 2H), 7.21-7.19 (d, 1H), 7.00 (s, 1H), 6.96-6.94 (d, 2H), 6.79-6.76 (m, 2H), 3.88 (s, 3H), 2.88-2.82 (q, 2H), 1.32-1.28 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 191.5, 164.8, 163.6, 154.5, 154.1, 131.8, 131.7, 121.4, 120.2, 116.0, 113.7, 112.6, 98.1, 55.5, 21.7, 12.4. LC/MS-MS: 297.0 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD = 6, DP = 66, CE = 31, CXP = 8, tR = 4.24 minii)淡黄色固形物32(14.7mg,0.052mmol,収率8%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.4 (bs, 1H), 9.6 (bs, 1H), 7.67-7.65 (d, 2H), 7.14-7.12 (d, 1H), 6.94-6.93 (d, 1H), 6.88-6.86 (d, 2H), 6.73-6.71 (d, 1H), 2.75-2.69 (q, 2H), 1.21-1.18 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 189.9, 162.8, 162.5, 156.0, 154.6, 132.0, 130.3, 121.3, 119.1, 116.1, 115.7, 113.1, 97.9, 21.6, 12.8. LC/MS-MS: 283.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD = 5, DP = 41, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.45 min。
(2−エチル−6−メトキシベンゾフラン−4−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(33):RBF/SBにて、DMF(11.0mL)で18(700mg;2.26mmol)を希釈した。混合物に、NaSEt(367mg)を加え、内容物を温めた(105−110℃;3.0h)。その後、反応物をクエンチし(2vol NHCl水溶液)、EtOAcで抽出した(4×70mL)有機相をHO、NaCl水溶液で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、黄色固形物として33を得た(308mg;1.04mmol;収率46%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.4 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 7.59-7.57 (d, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.33 (s, 1H), 6.84-6.82 (d, 2H), 6.53 (s, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.84-2.77 (q, 2H), 1.28-1.25 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 194.3, 162.6, 160.9, 156.1, 154.9, 132.5, 129.5, 125.8, 121.7, 120.3, 115.6, 101.5, 95.7, 56.5, 21.6, 12.2. 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.79-7.77 (d, 2H), 7.28-7.26 (d, 1H), 7.21 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 7.02-7.01 (d, 1H), 6.93-6.91 (d, 2H), 6.84-6.81 (dd, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.90-2.84 (q, 2H), 1.33-1.29 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.5, 165.0, 160.8, 157.9, 154.6, 132.1, 131.5, 121.4, 120.4, 116.0, 115.4, 112.2, 95.8, 55.8, 21.8, 12.4. LC/MS-MS: 297.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 20, DP = 41, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.27 min。
(2−エチル−6−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(34)及び(2−エチル−6−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(35):RBF/SB(15mL)にて、DMF(3.0mL)で18(0.200g,0.644mmol)を希釈した。混合物に対して、NaSEt(0.108g,1.29mmol)を加え、内容物を加熱した(110±5℃;4.0h)。更にNaSEt(0.108g,1.29mmol)を加え、加熱した(14h)。次に、反応物をNHCl水溶液(2 vol)でクエンチし、EtOAc(3×40mL)で抽出した。有機相をNaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、以下を得た:i)白色固形物33(98.0mg,0.330mmol,収率51%)ii)黄色固形物34(21.7mg,0.0732mmol,収率11%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 12.2 (bs, 2H), 7.73-7.69 (m, 3H), 7.04 (s, 1H), 7.02-6.99 (d, 2H), 6.25, (s, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.77-2.75 (q, 2H), 1.33-1.30 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 200.2, 162.7, 161.9, 161.0, 159.2, 131.7, 131.0, 125.4, 121.5, 116.1, 113.6, 100.8, 99.5, 55.5, 21.7, 11.7. LC/MS-MS: 297.0 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 61, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.90 min;iii)黄色固形物35(5.7mg,0.020mmol,収率3%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 12.1 (bs, 2H), 7.70 (s, 1H), 7.69-7.65 (d, 2H), 7.05 (s, 1H), 6.96-6.93 (d, 2H), 6.26 (s, 1H), 2.79-2.73 (q, 2H), 1.33-1.30 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 200.2, 161.9, 161.0, 159.3, 158.9, 132.0, 131.3, 125.4, 121.5, 116.1, 115.2, 100.8, 99.5, 21.7, 11.7. LC/MS-MS: 283.1 → 121. m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 46, CE = 31, CXP = 6, tR = 4.44 min.
(2−エチル−7−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(36):RBF/SBにて、DMF(3.0mL)で19(0.100g,0.322mmol)を希釈し、NaSEt(0.081g,0.966mmol)を加え、加熱した(105−115℃;21h)。反応物をNHCl水溶液(2 vol)でクエンチし、EtOAc(3×75mL)で希釈した。有機相をNaCl水溶液で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、淡黄色固形物として36を得た(22mg,0.074mmol,収率23%).1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 12.9 (s, 1H), 7.74-7.71 (d, 2H), 7.46-7.43 (d, 2H), 7.01-6.99 (d, 2H), 6.97-6.94 (d, 1H), 6.42 (s, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.91-2.85 (q, 2H), 1.39-1.36 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 200.3, 165.7, 162.6, 149.5, 142.7, 136.5, 131.7, 131.0, 127.5, 114.7, 113.6, 110.1, 102.2, 55.5, 22.1, 11.8. LC/MS-MS: 296.8 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 56, CE = 39, CXP = 10, tR = 4.76 min。
(2−エチル−7−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(37):RBF/SB(50ml)にて、DMF(8.0mL)で20(548mg;1.77mmol)を希釈した。NaSEt(224mg)を加え、温めた(80−85℃;20min)。反応混合物を1.2vol NHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(3×50mL)で抽出した。有機相をNaCl水溶液(40mL)で洗い、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(3:1;Hex:EtOAc)によって精製し、オフホワイト固形物として37を得た(451mg;1.52mmol;収率86%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.9 (s, 1H; exchangeable in D2O), 7.70-7.67 (d, 2H), 7.36-7.34 (d, 1H), 7.08-7.06 (d, 2H), 6.82 (s, 1H), 6.76-6.74 (d, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.85-2.80 (q, 2H), 1.32-1.26 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 193.4, 162.9, 162.5, 146.6, 143.1, 131.9, 131.6, 131.5, 129.1, 121.0, 114.0, 109.3, 102.8, 55.8, 21.5, 12.1. LC/MS-MS: 297.0 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 41, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.19 min。
(2−エチル−7−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(38):RBF/SB(100ml)にて、DMF(20mL)で20(1.38g;4.46mmol)を希釈する。NaSEt(1.13g)を加え、温めた(105−110℃;4.5h)。そして、混合物を2vol NHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×100mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(2:1;Hex:EtOAc)によって精製し、オフセット固形物として38を得た(1.17g;4.14mmol;収率93%).1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.9 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 10.3 (bs, 1H; exchangeable in D2O), 7.61-7.59 (d, 2H, 7.35-7.30 (d, 1H), 6.89-6.86 (d, 2H), 6.79 (s, 1H), 6.75-6.73 (d, 1H), 2.86-2.79 (q, 2H), 1.29-1.25 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 193.5, 162.9, 161.6, 146.6, 143.3, 132.5, 131.7, 130.2, 129.0, 121.4, 115.5, 109.4, 103.0, 21.7, 12.3. LC/MS-MS: 283.1 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 51, CE = 29, CXP = 6, tR = 3.89 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−3−イル)メタノン(39):RBF/SBにて、DCM(8.0mL)に含ませたNBS(0.180g,1.05mmol)を加えた。次に、DMF(0.3mL)を加え、混合物を冷却した(氷塩水冷却槽;10min)。DCM(1.0mL)に含ませた化合物21(0.150g,0.506mmol)を加えた。そして、混合物をRTまで温め、攪拌した(17h)。混合物をHO(10mL)でクエンチし、DCM(20mL)で希釈し、有機相をHO,NaCl水溶液にて4回洗い、その後、有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、淡橙色固形物39を得た(0.050g,0.110mmol,収率22%)1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.00 (s, 2H), 7.39-7.36 (d, 1H), 6.93-6.89 (m, 2H), 6.43 (bs, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.89-2.83 (q, 2H), 1.36-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 187.7, 167.2, 156.7, 153.1, 148.7, 133.7, 133.5, 127.1, 115.6, 113.6, 111.6, 110.0, 103.5, 55.9, 22.2, 12.2. LC/MS-MS: 454.9 → 278.8 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 71, CE = 37, CXP = 18, tR = 4.59 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)メタノン(40):AlCl(0.041g,0.310mmol)を‐10℃にてエタンチオール(0.084mL)に滴下した。この溶液を、溶液DCM(1.0mL)中に39(39.0mg,0.066mmol)を含む溶液へ加えた。反応混合物を当該温度にて1.0h攪拌し、その後、水及び1.0NHCを加えクエンチした。水相をDCM(3×30mL)で抽出し、一体化された有機相を塩水にて洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(hexanes:EtOAc,4:1)によって精製し、白色固形物として40を得た(11.0mg,0.025mmol,収率38%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 9.26 (s, 1H; exchangeable D2O), 7.88 (s, 2H), 7.42-7.40 (d, 1H), 6.74-6.73 (bd, 2H; 1 exchangeable in D2O), 2.78-2.72 (q, 2H), 1.25-1.21 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 187.6, 166.5, 154.5, 147.6, 133.6, 127.6, 115.6, 113.7, 112.1, 112.0, 110.0, 109.0, 105.8, 21.9, 12.5. LC/MS-MS: 440.9 → 278.9 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 121, CE = 39, CXP = 16, tR = 4.31 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−4−イル)メタノン(41):RBF/SBにて、DCM(7.4mL)に含ませたNBS(0.168g,0.945mmol)を加えた。次に、DMF(0.28mL)を加え、混合物を氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に含ませた化合物24(0.140g,0.472mmol)を添加し、RTまで温めた(17h)。反応混合物をHOでクエンチし、NaCl水溶液でクエンチした。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、白色固形物41を得た(0.110g,0.242mmol,収率51%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.94 (s, 2H), 7.49-7.47 (d, 1H), 6.89-6.87 (d, 1H), 6.30 (s, 1H), 3.73 (s, 3H), 2.79-2.74 (q, 2H), 1.31-1.28 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.8, 164.0, 153.5, 153.0, 149.8, 133.8, 133.1, 129.8, 117.9, 113.6, 109.7, 107.7, 100.7, 56.7, 21.9, 11.6. LC/MS-MS: 454.9 → 203.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 26, CE = 33, CXP = 14, tR = 4.42 min.
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)メタノン(42):AlCl(0.065g,0.486mmol)を‐10℃にてエタンチオール(0.133mL)に滴下した。この溶液を、溶液DCM(1.0mL)中に41(47.0mg,0.103mmol)を含む溶液へ0℃にて加えた。反応混合物を当該温度にて1.0h攪拌し、その後、水及び1.0NHCを加えクエンチした。水相をDCM(3×30mL)で抽出し、一体化された有機相は塩水にて洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(hexanes:EtOAc,4:1)によって精製し、黄色固形物として42を得た(15.2mg,0.0345mmol,収率33%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 11.4 (s, 1H), 7.84 (s, 2H), 7.57-7.54 (d, 1H), 6.92-6.89 (d, 1H), 5.64 (s, 1H), 2.72-2.67 (q, 2H), 1.24-1.21 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 195.9, 163.2, 159.9, 152.7, 148.5 133.9, 133.3, 129.2, 119.3, 113.4, 110.8, 109.8, 102.4, 21.8, 12.0. LC/MS-MS: 441.0 → 189.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD = 4, DP = 76, CE = 39, CXP = 12, tR = 4.57 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−7−イル)メタノン(43):RBF/SBにて、DCM(8.0mL)に含まれるNBS(0.180g,1.05mmol)を加えた。次に、DMF(0.3mL)を加え、混合物を氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に含ませた化合物27(0.150g,0.506mmol)を添加し、RTまで温めた(17h)。混合物をHOで希釈し、DCM(20mL)で希釈し、有機相を4回HOにて洗い、その後、NaCl水溶液にて洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、白色固形物として43を得た(145mg,0.319mmol,収率63%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.92 (s, 2H), 7.43 (s, 1H), 7.03 (s, 1H), 6.40 (s, 1H), 3.74 (s, 3H), 2.84-2.78 (q, 2H), 1.36-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 192.4, 164.5, 153.9, 152.8, 148.8, 133.9, 133.2, 132.7, 123.4, 111.9, 109.6, 102.4, 101.5, 56.1, 22.0, 11.7. LC/MS-MS: 454.9 → 203.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 86, CE = 35, CXP = 12, tR = 4.47 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−7−イル)メタノン(44):AlCl(0.117g,0.880mmol)とエタンチオール(0.241mL)をRBF/SBにて混合し、氷浴にて冷却した。次に、溶液DCM(1.3mL)に含ませた化合物43(0.085g,0.187mmol)を加え、攪拌した(1.0h)。混合物をHO/1.0NHCl(1vol)でクエンチし、DCM(3×30mL)にて希釈した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、黄色固形物として44を得た(53.9mg,0.122mmol,収率65%). 1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.9 (bs, 1H), 10.2 (s, 1H), 7.80 (s, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.02 (s, 1H), 6.57 (s, 1H), 2.80-2.74 (q, 2H), 1.27-1.23 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 193.9, 165.4, 155.1, 153.7, 148.0, 134.3, 134.0, 132.2, 120.2, 112.3, 111.8, 106.8, 102.1, 21.8, 12.0. LC/MS-MS: 441.0 → 189.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 60, CE = 37, CXP = 18, tR = 4.81 min。
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−6−メトキシベンゾフラン−3−イル)メタノン(45):RBF/SB(50mL)にて、DCM(8.0mL)に含ませたNBS(0.180g,1.05mmol)を加え、その後DMF(0.3mL)を加えた。混合物を氷塩浴にて冷却し(10min)、その後、DCM(1.0mL)に含ませたベンゾフラン(30;0.150g,0.506mmol)を加えた。混合物をRTまで温め(20h)、その後、水(5mL)でクエンチし、更にDCM(10mL)を加え希釈した。原料HO(10mL)で洗い、その後NaCl水溶液(10mL)で洗った。有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOカラムクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)にて精製し、淡黄色固形物として45を得た(0.148g,0.326mmol,収率64%). 1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 11.0 (s, 1H), 7.90 (s, 2H), 7.29-7.27 (m, 2H), 6.91-6.88 (d, 1H), 3.80 (s, 3H), 2.78-2.73 (q, 2H), 1.26-1.25 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 187.6, 164.9, 158.2, 154.6, 133.6, 132.2, 121.4, 119.8, 115.4, 113.0, 112.0, 96.6, 56.2, 21.8, 12.5. LC/MS-MS: 454.9 → 278.8 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=5, DP = 76, CE = 35, CXP = 18, tR = 4.58 min。
6−ヒドロキシ−ベンズブロマロン(8);(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−6−ヒドロキシ−ベンゾフラン−3−イル):氷塩浴で冷却されたRBF/SBにて、エタンチオール(HSEt;1.29mL)を加え、その後AlCl(0.414g,3.11mmol)を加えた。DCM(10mL)に含ませた化合物45(0.300g,0.661mmol)を加え、攪拌した(1.5h)。その後、反応混合物を1.0NHCl(5mL)でクエンチし、DCM(3×40mL)で希釈した。有機相を、NaCl水溶液で洗い、その後、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、淡褐色体として8を得た(226mg,0.514mmol,収率78%). 1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.9 (bs, 1H), 9.7 (s, 1H), 7.88 (s, 2H), 7.19-7.17 (d, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.75-6.72 (d, 2H), 2.74 − 2.69 (q, 2H), 1.23-1.19 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz); DMSO-d6: 187.7, 164.4, 156.2, 155.4, 154.7, 133.6, 133.0, 121.4, 118.6, 115.5, 113.4, 112.0, 98.0, 21.8, 12.6. LC/MS-MS: 441.0 → 278.9 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 101, CE = 35, CXP = 18, tR = 4.20 min。
(5−ブロモ−2−エチル−6−メトキシベンゾフラン−3−イル)(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)メタノン(46):RBF/SBにて、DCM(3.9mL)に含ませたNBS(0.270g,1.52mmol)をDMF(0.3mL)で希釈し、氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に溶けた化合物30(0.150g,0.506mmol)を加え、反応混合物をRTまで温めた(17h)。混合物をHO(1vol)にてクエンチし、DCM(30ml)で希釈した。有機相をHOにて4回、その後NaCl水溶液にて洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、オフホワイト固形物として46を得た(0.146g,0.274mmol 収率54%). 1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 11.1 (bs, 1H), 7.91 (s, 2H), 7.60 (s, 1H), 7.51 (s, 1H), 3.90 (s, 3H), 2.76-2.71 (q, 2H), 1.25-1.24 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 187.2, 165.7, 155.6, 153.8, 153.7, 133.7, 132.6, 124.3, 121.0, 114.9, 112.0, 107.5, 97.0, 57.3, 22.0, 12.4. LC/MS-MS: 532.9 → 453.9 m/z (M-Br); GS1 and GS2 at 25, CAD=5, DP = 70, CE = 31, CXP = 30, tR = 4.70 min。
(6−ブロモ−2−エチル−7−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)メタノン(47):RBF/SBにて、DCM(9.0mL)により希釈されたNBS(0.189g,1.06mmol)とDMF(0.31mL)を混合し、混合物を氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に含ませた化合物38(0.150g,0.531mmol)を加え、RTまで温めた(17h)。反応混合物をHOでクエンチし、DCM(30mL)で希釈した。有機相を4回HO、NaCl水溶液にて洗い、その後、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、白色固形物として47を得た(125mg,0.241mmol,収率45%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.91 (s, 2H), 7.62 (s, 1H), 6.77 (s, 1H), 6.20 (bs, 2H), 2.88-2.82 (q, 2H), 1.38-1.34 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.4, 164.7, 152.8, 142.5, 141.7, 133.8, 132.9, 131.7, 130.1, 122.1, 109.9, 103.1, 102.7, 21.9, 11.7. LC/MS-MS: 520.9 (M+2, isotope mass → 278.8 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 101, CE = 37, CXP = 18, tR = 4.36 min. LC/MS-MS: 454.9 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD = 4, DP = 61, CE = 37, CXP = 8, tR = 4.56 min。
(4,6−ジブロモ−2−エチル−5−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(48):RBF/SBにて、DCM(1.0mL)により希釈されたNBS(0.036g,0.203mmol)とDMF(0.06mL)を混合し、混合物を氷浴にて冷却した(10min)。DCM(0.8mL)に含ませた化合物22(0.030g,0.101mmol)を加え、RTまで温めた(18h)。反応混合物をHOにてクエンチし、DCM(30mL)で希釈した。有機相を4回HO、NaCl水溶液にて洗い、その後、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって2回精製し、橙色油として48を得た(7.9mg,0.0174mmol,収率17%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.85-7.83 (d, 2H), 7.65 (s, 1H), 6.95-6.92 (d, 2H), 5.77 (s, 1H), 3.88 (s, 3H), 2.72-2.66 (q, 2H), 1.27-1.23 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.9, 164.1, 162.5, 147.9, 146.1, 132.0, 128.0, 116.6, 114.3, 114.1, 114.0, 105.8, 99.6, 55.5, 21.2, 12.2。
(5,7−ジブロモ−2−エチル−6−ヒドロキシベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(49):RBF/SBにて、DCM(2.0mL)により希釈されたNBS(0.060g,0.337mmol)とDMF(0.1mL)を混合し、混合物を氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に含ませた化合物31(0.050g,0.169mmol)を加え、RTまで温めた(17h)。次に、混合物を水にてクエンチし、DCM(30mL)で希釈した。有機相を4回HO、NaCl水溶液にて洗い、その後、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、黄色油として49を得た(27.0mg,0.0594mmol,収率35%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.82-7.80 (d, 2H), 7.57 (s, 1H), 6.99-6.97 (d, 2H), 5.93 (bs, 1H), 3.91 (s, 3H), 2.88-2.82 (q, 2H), 1.35-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.5, 165.4, 163.8, 151.1, 146.9, 131.6, 131.3, 122.8, 122.1, 116.2, 113.9, 106.1, 91.8, 55.6, 21.9, 12.3. LC/MS-MS: 454.9 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, CAD=4, DP = 71, CE = 37, CXP = 8, tR = 4.56 min。
(6−ブロモ−2−エチル−7−ヒドロキシベンゾフラン−4−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(50):RBF/SBにて、化合物37(203mg;0.685mmol)をAA(12mL)で希釈し、攪拌した。次に水(250μL)を加え、更にBr(74μL)を加えた。混合物を攪拌し(5min)、H0(5mL)でクエンチし、混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(3:1;Hex:EtOAc)によって精製し、淡赤色固形物として50を得た(176mg;0.469mmol;収率69%)
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(フェニル)メタノン(51):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.200g,1.37mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、ベンゾイルクロリド(0.21mL,1.78mmol)を滴下した;次に塩化スズ(IV)(0.21mL,1.78mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(21h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、白色固形物として51を得た(220mg,0.879mmol,収率64%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.84-7.82 (d, 2H), 7.63-7.59 (t, 1H), 7.51-7.47 (m, 3H), 7.39-7.37 (d, 1H), 7.31-7.26 (t, 1H), 7.21-7.17 (t, 1H), 2.94-2.88 (q, 2H), 1.36-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 192.0, 166.5, 153.7, 139.4, 132.6, 129.1, 128.4, 127.0, 124.3, 123.5, 121.4, 116.1, 110.9, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 251.1 → 105.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.99 min。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(4−フルオロフェニル)メタノン(52):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.200g,1.37mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)で希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、4−フルオロベンゾイルクロリド(0.21mL,1.78mmol)を滴下した;次に塩化スズ(IV)(0.21mL,1.78mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(3d)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、橙色油として52を得た(160mg,0.60mmol,収率43%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.88-7.84 (t, 2H), 7.49-7.47 (d, 1H), 7.33-7.25 (m, 2H), 7.21-7.13 (m, 3H), 2.94-2.89 (q, 2H), 1.35-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.3, 166.8, 166.4, 164.3, 153.7, 135.6, 131.8, 126.8, 124.4, 123.6, 121.2, 115.8, 111.1, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 269.0 → 123.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 61, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.85 min.
4−(2−エチルベンゾフラン‐3−カルボニル)ベンゾニトリル(53):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.170g,1.16mmol)を量り分けした。原料をCS(3.5mL)で希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、4−シアノベンゾイルクロリド(0.250g,1.51mmol)を加えた;次に塩化スズ(IV)(0.19mL,1.51mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(3d)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、黄色油として53を得た(16.6mg,0.060mmol,収率5%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.92-7.89 (d, 2H), 7.81-7.79 (d, 2H), 7.52-7.50 (d, 1H), 7.33-7.29 (t, 1H), 7.25-7.20 (m, 2H), 2.96-2.90 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.2, 167.8, 153.7, 142.9, 132.4, 129.4, 126.2, 124.8, 123.9, 121.0, 118.0, 115.9, 115.4, 111.3, 22.0, 12.2. LC/MS-MS: 276.0 → 123.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 71, CE = 27, CXP = 8, tR = 4.57 min。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)メタノン(54):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.200g,1.37mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)で希釈し、キャップをし、窒素バルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、3−フルオロ−4−メトキシベンゾイルクロリド(0.335gmL,1.78mmol)を加えた;次に塩化スズ(IV)(0.22mL,1.78mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、室温までゆっくりと温めた(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、黄色油として54を得た(218mg,0.731mmol,収率54%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.65-7.63 (d, 2H), 7.49-7.47 (d, 1H), 7.40-7.37 (d, 1H), 7.31-7.26 (t, 1H), 7.22-7.19 (t, 1H), 7.03-6.99 (t, 1H), 3.98 (s, 3H), 2.95-2.89 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.5, 165.8, 153.6, 153.2, 151.8, 150.7, 132.1, 126.7, 124.4, 123.5, 121.1, 116.8, 115.8, 112.3, 111.0, 56.3, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 298.7 → 153.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 41, CE = 29, CXP = 10, tR = 4.77 min。
(3−クロロ−4−メトキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(55):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.165g,1.13mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)で希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、3−クロロ−4−メトキシベンゾイルクロリド(0.280gmL,1.36mmol)を加えた;次に塩化スズ(IV)(0.18mL,1.47mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、淡黄色油として55を得た(0.140g,0.445mmol,収率40%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.92 (s, 1H), 7.78-7.75 (d, 1H), 7.50-7.48 (d, 1H), 7.41-7.39 (d, 1H), 7.31-7.27 (t, 1H), 7.23-7.19 (t, 1H), 6.70-6.98 (d, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.94-2.88 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.3, 165.9, 158.6, 153.6, 132.5, 131.5, 129.8, 126.9, 124.4, 123.5, 122.8, 121.1, 115.8, 111.2, 111.0, 56.4, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 315.0 → 169.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 31, CXP = 10, tR = 4.99 min。
(3−ブロモ−4−メトキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(56):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.200g,1.37mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)で希釈し、キャップをし、窒素バルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、3−ブロモ−4−メトキシベンゾイルクロリド(0.444gmL,1.78mmol)を加えた;次に塩化スズ(IV)(0.22mL,1.78mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、室温までゆっくりと温めた(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、黄色油として56を得た(0.195g,0.542mmol,収率40%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.10 (s, 1H), 7.83-7.80 (d, 1H), 7.50-7.48 (d, 1H), 7.42-7.40 (d, 1H), 7.29-7.27 (t, 1H), 7.23-7.21 (t, 1H), 6.97-6.94 (d, 1H), 3.99 (s, 3H), 2.94-2.88 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.2, 165.9, 159.5, 153.7, 134.7, 132.9, 130.6, 126.9, 124.4, 123.6, 121.2, 115.8, 111.8, 111.1, 111.0, 56.5, 21.9, 12.3. LC/MS-MS: 361.0 → 214.8 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 71, CE = 31, CXP = 14, tR = 5.20 min。
3−ヨード−4−メトキシベンゾイルクロリド(57):3−ヨード−4−メトキシ安息香酸(1.00g,7.19mmol)をSOCl(12.0mL)に溶かし、80℃にて攪拌した(22h)。次に、低圧にてSOClを除去し、ベンゼンで2回共沸し、白色固形物として57を得た(0.700g,2.36mmol,32%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.50 (s, 1 H), 8.12-8.10 (d, 1 H), 6.88-6.86 (d, 1 H), 3.99 (s, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 165.1, 162.8, 141.9, 133.2, 126.3, 109.4, 85.2, 56.2.
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(3−ヨード−4−メチルフェニル)メタノン(58):SBを挿入した、乾燥させたRBF(25mL)へとベンゾフラン11A(200mg,1.37mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、57(0.475g,1.78mmol)を加え、更に、塩化スズ(IV)(0.22mL)を滴下した。内容物を0℃にて攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温め攪拌した(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、水、sat.NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、白色固形物として58を得た(310mg,0.763mmol,56%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.31 (s, 1 H), 7.86-7.84 (d, 1 H), 7.50-7.48 (d, 1 H), 7.43-7.41 (d, 1 H), 7.31-7.27 (m, 1 H), 7.23-7.20 (m, 1 H), 6.88-6.86 (d, 1 H), 3.98 (s, 3 H), 2.93-2.87 (q, 2 H), 1.37-1.33 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.0, 165.8, 161.6, 153.6, 140.9, 133.5, 131.6, 126.9, 124.4, 123.5, 121.1, 115.8, 111.0, 110.0, 85.7, 56.6, 21.8, 12.3.
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)メタノン(59):RBF/SBにて、54(0.09g,0.302mmol)を量り分けした。原料をDMF(5.0mL)にて希釈し、NaSEt(0.127g,1.51mmol)を加えて温めた(105−110℃;16h)。混合物は、その後、2volのNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×20mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、褐色油として59を得た(46mg,0.162mmol,収率54%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.68-7.64 (d, 1H0, 7.60-7.57 (d, 1H), 7.50-7.48 (d, 1H), 7.40-7.38 (d, 1H), 7.31-7.26 (t, 1H), 7.23-7.19 (t, 1H), 7.10-7.06 (t, 1H), 6.45 (bs, 1H), 2.95-2.90 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.9, 166.1, 153.6, 152.0, 149.6, 148.4, 132.1, 127.3, 126.8, 124.4, 123.6, 121.1, 117.1, 115.8, 111.0, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 285.0 → 139.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 61, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.49 min。
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン‐3−イル)メタノン(60):RBF/SBにて、55(0.05g,0.159mmol)を量り分けした。原料をDMF(3.0mL)にて希釈し、NaSEt(0.066g,0.794mmol)を加えて温めた(105−110℃;16h)。混合物は、その後、2volのNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×20mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、褐色油として60を得た(21.1mg,0.070mmol,収率44%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.90 (s, 1H), 7.71-7.69 (d, 1H), 7.50-7.48 (d, 1H), 7.40-7.38 (d, 1H), 7.31-7.26 (t, 1H), 7.21-7.19 (t, 1H), 7.11-7.09 (d, 1H), 6.11 (bs, 1H), 2.95-2.89 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.3, 166.0, 155.3, 153.7, 132.9, 130.7, 130.4, 126.8, 124.4, 123.6, 121.1, 120.3, 116.0, 115.8, 111.1, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 300.9 → 155.0 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 66, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.59 min。
(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン‐3−イル)メタノン(61):RBF/SBにて、56(0.05g,0.139mmol)を量り分けした。原料をDMF(2.5mL)にて希釈し、NaSEt(0.058g,0.696mmol)を加えて温めた(105−110℃;16h)。混合物はその後、2volのNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×20mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOクロマトグラフィー(3:1;Hex:EtOAc)によって精製し、淡黄色油として61を得た(23.2mg,0.079mmol,収率57%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.06-8.05 (d, 1H), 7.76-7.74 (dd, 1H), 7.50-7.48 (d, 1H), 7.41-7.39 (d, 1H), 7.31-7.29 (t, 1H), 7.23-7.19 (t, 1H), 7.10-7.08 (d, 1H), 6.21 (bs, 1H), 2.94-2.89 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.2, 166.0, 156.3, 153.7, 133.8, 133.2, 131.1, 126.8, 124.5, 123.6, 121.1, 115.9, 115.8, 111.1, 110.5, 21.8, 12.3. LC/MS-MS: 344.9 → 198.8 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 61, CE = 33, CXP = 12, tR = 4.59 min.
(2−エチルベンゾフラン‐3−イル)(4−ヒドロキシ−3−ヨードフェニル)メタノン(62):RBF/SBにて、58(0.200g,0.492mmol)をDMF(28.0mL)にて希釈し、NaSEt(0.207g,2.46mmol)を加えた。反応混合物を110℃まで加熱し、攪拌した(16h)。反応物にsat.NHClを加えることでクエンチし、その後、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相を塩水で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し不純生成物を得、更にカラムクロマトグラフィー(Hex中EtOAc25%)による2度目の精製を行い、白色固形物として62を得た(40.0mg,0.102mmol,2%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.23 (s, 1 H), 7.78-7.75 (d, 1 H), 7.50-7.48 (d, 1 H), 7.42-7.40 (d, 1 H), 7.31-7.27 (m, 1 H), 7.23-7.20 (m, 1 H), 7.06-7.04 (d, 1 H), 6.17 (s, 1 H), 2.94-2.88 (q, 2 H), 1.37-1.33 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.1, 166.0, 158.8, 153.6, 140.2, 133.6, 132.0, 126.8, 124.4, 123.6, 121.1, 115.7, 111.0, 85.5, 21.9, 12.3. LC/MS-MS: 393.0 → 246.9 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 86, CE = 35, CXP = 16, tR = 4.56 min。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(3−メトキシフェニル)メタノン(63):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.200g,0.137mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、3−メトキシベンゾイルクロリド(0.25mL,1.78mmol)を加えた;次に、塩化スズ(IV)(0.21mL,1.78mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温め攪拌した(3d)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、黄色油として63を得た(0.240g,0.865mmol,62%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.49-7.47 (d, 1H), 7.43-7.41 (d, 1H), 7.38-7.35 (m, 3H), 7.30-7.26 (t, 1H), 7.22-7.18 (t, 1H), 7.15-7.12 (m, 1H), 3.85 (s, 3H), 2.93-2.88 (q, 2H), 1.35-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.7, 166.5, 159.8, 153.7, 140.8, 129.5, 127.0, 124.4, 123.5, 121.9, 121.5, 119.2, 116.1, 113.2, 110.9, 55.5, 21.9, 12.3. LC/MS-MS: 281.0 → 135.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.96 min。
(3,5−ジメトキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(64)及び(3,5−ジメトキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−6−イル)メタノン(65):RBF/SBにて、ベンゾフラン(0.200g,0.137mmol)を量り分けした。原料をCS(4.0mL)にて希釈し、キャップをし、窒素バルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、3.5−メトキシベンゾイルクロリド(0.357g,1.78mmol)を加えた;次に、塩化スズ(IV)(0.21mL,1.78mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温め、その後40℃まで温められた(24h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3mL)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し以下を得た;黄色油として64(3.4mg,0.011mmol,収率8%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.49-7.47 (d, 2H), 7.29-7.28 (d, 1H), 7.23-7.19 (t, 1H), 6.96-6.95 (d, 2H), 6.69-6.68 (t, 1H), 3.81 (s, 6H), 2.93-2.88 (q, 2H), 1.35-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.6, 166.5, 160.8, 153.7, 141.4, 126.9, 124.4, 123.5, 121.5, 116.1, 110.9, 106.7, 105.2, 55.6, 22.0, 12.3. LC/MS-MS: 311.0 → 173.2 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 56, CE = 29, CXP = 10, tR = 4.94 min;透明油として65(7.9mg,19%,0.025mmol). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.80 (s, 1H), 7.74-7.72 (d, 1H), 7.55-7.53 (d, 1H), 6.93-6.92 (d, 2H), 6.68-6.66 (t, 1H), 6.46 (s, 1H), 3.82 (s, 6H), 2.85-2.83 (q, 2H), 1.38-1.36 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 196.1, 164.8, 160.5, 154.0, 140.4, 140.3, 133.4, 132.6, 125.0, 113.1, 107.8, 104.4, 101.5, 55.6, 22.0, 11.7. LC/MS-MS: 311.0 → 165.1 m/z; GS1 and GS2 at 25, DP = 71, CE = 27, CXP = 10, tR = 4.96 min。
1−(5−フルオロベンゾフラン−2−イル)エタノン(66):KCO(6.17g,44.6mmol)を、攪拌棒(SB)を挿入した、乾燥させた丸底フラスコ(RBF;250mL)に加えた。内容部を無水アセトン(100mL)で希釈し、5−フルオロ−2ヒドロキシベンズアルデヒド(5.0g;35.7mmol)を滴下しながら攪拌した(2−3min)。次に、クロロアセトン(3.56mL;42.8mmol)を加えた(2−3min)。還流凝縮器を取り付け、内容物を加熱還流した(19h)。内容物を雰囲気温度まで冷却し、ブフナー漏斗で濾過した。固形物をアセトン(2×50mL)ですすいだ。濾過水を、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(6:1;Hex:EtOAc)により精製し、白色固形物として66を得た(4.8g;26.9mmol;収率75パーセント). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.53-7.50 (dd, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.35-7.33 (d, 1H), 7.27-7.17 (t, 1H), 2.60 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 188.5, 160.7, 158.3, 154.1, 151.9, 127.8, 116.4, 113.5, 112.6, 108.3, 26.5。
2−エチル−5−フルオロベンゾフラン(67):ケトン66(5.00g;28.1mmol)とDEG(290mL)をRBF/SB(500mL)にて混合し、加熱した(120−130℃)。混合物を攪拌し、ヒドラジン(6.0mL;55%水性溶液,119mmol)を滴下した(15−20min)。混合物を更に加熱し(180−190℃;10min)、その後、120−130℃まで冷却した。次に、KOH(4.88g,87.0mmol)を小分けにし、慎重に加え、加熱した(120−130℃;6h)。内容物を氷水(120−130mL)で希釈し、抽出した(DCM;4×150mL)。有機相を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(10:1;Hex:EtOAc)によって精製し、透明油67を得た(2.80g;15.8mmol;収率56%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.35-7.31 (d, 1H), 7.16-7.14 (d, 1H), 6.96-6.91 (t, 1H), 6.35 (s, 1H), 2.83-2.77 (q, 2H), 1.37-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 162.9, 160.3, 157.9, 129.8, 111.1, 110.6, 105.7, 101.3, 21.9, 11.7。
(2−エチル−5−フルオロベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(68):RBF/SBにて、67(2.00g,12.2mmol)を量り分けした。原料をCS(35.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、4−メトキシベンゾイルクロリド(2.70g,15.84mmol)を加えた;次に塩化スズ(IV)(1.96mL,15.8mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×80mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc、そしてその後、3:1 Hex:EtOAc)によって精製し、白色固形物として68を得た(1.60g,5.36mmol,収率44%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.84-7.81 (d, 2H), 7.41-7.38 (d, 1H), 7.09-7.06 (d, 1H), 7.01-6.96 (m, 3H), 3.90 (s, 3H), 2.93-2.87 (q, 2H), 1.35-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.0, 167.1, 163.6, 160.7, 158.3, 149.8, 131.6, 128.2, 116.5, 113.8, 112.0, 111.7, 107.0, 55.5, 21.9, 12.2. LC/MS-MS: 299.0 → 135.0 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 11, CE = 31, CXP = 8, tR = 4.69 min。
(2−エチル−5−フルオロベンゾフラン‐3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(69):RBF/SBにて、68(1.00g,3.35mmol)を量り分けした。原料をDMF(60mL)で希釈し、NaSEt(1.41g,16.8mmol)を加え、温めた(105−110℃;16h)。そして反応混合物を1.2vol NHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×80mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、白色固形物69を得た(550mg,1.93mmol,収率58%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.79-7.77 (d, 2H), 7.42-7.38 (dd, 1H), 7.08-7.06 (d, 1H), 7.02-6.95 (t, 1H), 6.95-6.92 (d, 2H), 6.57 (bs, 1H), 2.93-2.88 (q, 2H), 1.35-1.31 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.7, 167.4, 160.6, 158.3, 149.8, 132.0, 131.4, 115.5, 112.1, 111.9, 111.6, 107.2, 107.0, 21.9, 12.2. LC/MS-MS: 285.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 4, CE = 29, CXP = 6, tR = 4.31 min.
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチル−5−フルオロベンゾフラン‐3−イル)メタノン(70):RBF/SBにて、DCM(12.0mL)により希釈されたNBS(0.250g,1.41mmol)と、DMF(0.4mL)を混合し、混合物を氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に含ませた化合物69(200mg,0.704mmol)を加え、RTまで温めた(17h)。反応混合物をHOでクエンチし、DCM(30mL)で希釈した。有機相を4回HO,NaCl水溶液にて洗い、その後、有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、黄色固形物として70を得た(176mg,0.398mmol,収率57%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.97 (s, 2H), 7.43-7.40 (dd, 1H), 7.19-7.11 (d, 1H), 7.04-7.01 (t, 1H), 6.53 (bs, 1H), 2.88-2.84 (q, 2H), 1.36-1.33 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 187.4, 167.9, 160.9, 158.5, 153.3, 149.9, 133.3, 127.5, 115.6, 112.5, 112.3, 111.8, 110.1, 107.0, 106.8. LC/MS-MS: 442.9 → 278.8 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 21, CE = 35, CXP = 18, tR = 4.59 min.
1−(7−フルオロベンゾフラン−2−イル)エタノン(71):KCO(1.24g,8.94mmol)を、攪拌棒(SB)を挿入した、乾燥させた丸底フラスコ(RBF;50mL)に加えた。内容部を無水アセトン(20mL)で希釈し、3−フルオロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(1.0g,7.13mmol)を滴下しながら攪拌した(2−3min)。次に、クロロアセトン(0.69mL;8.56mmol)を加えた(2−3min)。還流凝縮器を取り付け、内容物を加熱還流した(16h)。内容物を雰囲気温度まで冷却し、ブフナー漏斗で濾過した。固形物をアセトン(2×15mL)ですすいだ。濾過水を、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(9:1;Hex:EtOAc)により精製し、白色固形物として71を得た(0.91g;5.11mmol;収率72%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.53-7.52 (d, 1H), 7.49-7.47 (d, 1H), 7.27-7.19 (m, 2H), 2.65 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 188.6, 153.7, 149.6, 147.1, 143.0, 130.5, 124.4, 188.8, 113.8, 112.3, 26.6。
2−エチル−7−フルオロベンゾフラン(72):ケトン71(0.90g;5.05mmol)とDEG(20mL)をRBF/SB(100mL)にて混合し、加熱した(120−130℃)。混合物を攪拌し、ヒドラジン(1.08mL;55%水性溶液,21.2mmol)を滴下した(15−20min)。混合物を加熱し(180−190℃;10min)、その後、120−130℃まで冷却した。次に、KOH(0.85g,15.2mmol)を小分けにし、慎重に加え、加熱した(120−130℃;16h)。内容物を氷水(40−50mL)で希釈し、抽出した(DCM;4×100mL)。有機相を無水MgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(10:1;Hex:EtOAc)によって精製し、透明油として72を得た(0.45g;2.74mmol;収率54%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.26-7.23 (d, 1H), 7.17-7.07 (t, 1H), 6.97-6.92 (t, 1H), 6.42 (s, 1H), 2.86-2.80 (q, 2H), 1.37-1.34 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 162.1, 149.0, 146.5, 132.6, 122.9, 115.8, 109.5, 101.5, 21.7, 11.8。
(2−エチル−7−フルオロベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(73):RBF/SBにて、72(450mg,2,74mmol)を量り分けした。原料をCS(8.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、4−メトキシベンゾイルクロリド(607mg,3.56mmol)を加えた;次に塩化スズ(IV)(0.44mL,3.56mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×40mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc、そしてその後、3:1 Hex:EtOAc)によって精製し、淡黄色73を得た(275mg,0.922mmol,収率34%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.82-7.85 (d, 2H), 7.13-7.17 (d, 1H), 7.09-7.12 (m, 1H), 7.01-7.03 (d, 1H), 6.95-6.97 (d, 2H), 3.89 (s, 3H), 2.89-2.95 (q, 2H), 1.33-1.37 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 189.9, 166.0, 163.7, 148.9, 146.4, 140.7, 132.3, 131.5, 130.7, 124.0, 116.8, 113.6, 110.5, 55.5, 21.7, 12.3. LC/MS-MS: 299.0 → 135.0 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 6, CE = 31, CXP = 8, tR = 4.74 min。
(2−エチル−7−(エチルチオ)ベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(74):RBF/SBにて、73(200mg,0.67mmol)を量り分けした。原料をDMF(12mL)にて希釈し、NaSEt(282mg,3.35mmol)を加えて温めた(105−110℃;16h)。混合物は、その後、2volのNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×20mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、黄色油74を得た(50.0mg,0.150mmol,収率23%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.78-7.80 (d, 2H), 7.26-7.28 (d, 2H), 7.12-7.15 (t, 1H), 6.91-6.93 (d, 2H), 6.58 (bs, 1H), 3.06-3.12 (q, 2H), 2.90-2.96 (q, 2H), 1.32-1.37 (m, 6H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.3, 165.7, 161.0, 152.5, 132.2, 131.2, 127.3, 125.9, 124.0, 119.6, 119.0, 116.5, 115.5, 27.3, 21.8, 14.7, 12.5. LC/MS-MS: 327.0 → 121.0 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 26, CE = 31, CXP = 6, tR = 4.55 min。
(1,2−ジメチル−lH−インドール−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(75):RBF/SBにて、1,2−ジメチル−lH−インドール(0.400g,2.75mmol)を量り分けした。原料をCS(8.0mL)にて希釈し、キャップをし、窒素バルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、45−メトキシベンゾイルクロリド(0.53mL,3.58mmol)を加えた;次に、塩化スズ(IV)(0.42mL,3.54mmol)を滴下した。内容物を攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温めた(16h)。反応混合物を水で希釈し、EtOAc(4×30mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、水、NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hex〜Hex中5%EtOAc)によって精製し、淡褐色固形物として75を得た(215mg,0.770mmol,収率28%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.78-7.80 (d, 2H), 7.38-7.36 (d, 1H), 7.33-7.31 (d, 1H), 7.23-7.19 (t, 1H), 7.10-7.06 (t, 1H), 6.95-6.93 (d, 2H), 3.89 (s, 3H), 3.74 (s, 3H), 2.60 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.7, 162.5, 143.8, 136.5, 133.8, 131.6, 127.1, 121.8, 121.1, 120.9, 113.8, 113.4, 109.1, 55.4, 29.6, 12.4. LC/MS-MS: 280.0 → 135.0 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 21, CE = 29, CXP = 8, tR = 4.25 min。
(l,2−ジメチル−lH−インドール−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(76):RBF/SBにて、72(50.0mg,0.179mmol)を量り分けした。原料をDMF(4.0mL)にて希釈し、NaSEt(75mg,0.895mmol)を加え、温めた(105℃−110℃,16h)。その後、混合物を2volのNHCl水溶液でクエンチし、EtOAc(4×20mL)で抽出した。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOクロマトグラフィー(4:1;Hex:EtOAc)によって精製し、白色固形物として76を得た(40mg,1.50mmol,収率84%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.75-7.73 (d, 2H), 7.37-7.32 (t, 2H), 7.23-7.19 (t, 1H), 7.10-7.06 (t, 1H), 6.89-6.87 (d, 2H), 5.57 (bs, 1H), 3.75 (s, 3H), 2.61 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.8, 158.9, 144.0, 136.5, 133.9, 131.9, 127.1, 121.9, 121.2, 120.9, 115.0, 113.7, 109.1, 29.7, 12.4. LC/MS-MS: 266.0 → 121.1 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 21, CE = 31, CXP = 6, tR = 3.96 min.
(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)(1,2−ジメチル−1H-インドール−3−イル)メタノン(77):RBF/SBにて、DCM(1.0mL)に含ませたNBS(26.0mg,0.150mmol)をDMF(0.02mL)で希釈し、氷浴にて冷却した(10min)。DCM(1.0mL)に溶かした化合物76(20.0mg,0.075mmol)を加え、反応混合物をRTまで温めた(17h)。混合物をHO(1vol)でクエンチし、DCM(10mL)で希釈した。有機相を4回HOにて洗い、その後、NaCl水溶液にて洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、SiOクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、白色固形物77を得た(17.0mg,0.040mmol,収率54%). 1H-NMR (400 MHz) DMSO-d6: 10.7 (bs, 1H), 7.78 (s, 2H), 7.53-7.55 (d, 1H), 7.31-.7.32 (d, 1H), 7.18-7.22 (t, 1H), 7.07-7.11 (t, 1H), 3.77 (s, 3H), 2.50 (s, 3H); 13C-NMR (100 MHz) DMSO-d6: 187.9, 154.2, 145.6, 136.8, 135.2, 133.4, 126.8, 122.4, 121.8, 120.1, 112.2, 111.8, 110.7, 30.3, 12.9. LC/MS-MS: 423.9 → 278.8 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 21, CE = 37, CXP = 18, tR = 4.26 min。
3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイルクロリド(78):3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸(800mg,3.86mmol)をSOCl(10.0mL)に溶かし、反応混合物をRTにて攪拌し(16h)、その後、加熱還流した(5h)。次に、低圧にてSOClを除去し、トルエンで2回共沸し、混合生産物及び開始材料を得た。未精製化合物をSOCl(8.0mL)に溶かし加熱還流した(16h)。次に、低圧にてSOClを除去し、トルエンで2回共沸し、褐色固形物として78を得た(0.540g,2.40mmol,62%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.07 (s, 2 H), 6.59 (bs, 1H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 165.5, 153.7, 131.5 126.4, 121.8.
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(79):ベンゾフラン11A(200mg,1.37mmol)を、攪拌棒(SB)を挿入した、乾燥させた丸底フラスコ(RBF;250mL)へ量り分けした。原料をCS(4.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、78(0.401g,1.78mmol)を加え、その後塩化スズ(IV)(0.22mL)を滴下した。内容物を0℃にて攪拌し(3h)、RTまでゆっくりと温め攪拌した(16h)。反応混合物をHOで希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、HO、sat.NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hexanes〜Hexanes中5%EtOAc)によって3回精製し、オフホワイト固形物として79を得た(30.0mg,0.089mmol,7%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 8.31 (s,1 H), 7.88 (s, 2H), 7.53-7.51 (d, 1 H), 7.42-7.40 (d, 1 H), 7.35-7.31 (m, 1 H), 2.98-2.92 (q, 2 H), 1.40-1.36 (t, 3 H). LC/MS-MS: 339.1 → 146.2 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 71, CE = 35, CXP = 8, tR = 4.64 min。
4−メトキシ−3,5−ジメチルベンゾイルクロリド(80):3,5−ジメチル−4−メトキシ安息香酸(0.500g,2.77mmol)をSOCl(10.0mL)に溶かし、RTにて攪拌し(16h)、その後、加熱還流した(15h)。次に、低圧にてSOClを除去し、ベンゼンで2回共沸し、白色固形物として80を得た(0.530g,2.67mmol,96%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.80 (s, 2 H), 3.79 (s, 3 H), 2.34 (s, 6 H)。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタノン(81):SBを挿入した、乾燥させたRBF(25mL)へとベンゾフラン11A(300mg,2.05mmol)を量り分けした。原料をCS(6.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、80(0.530g,2.67mmol)をゆっくりと加え、更に、塩化スズ(IV)(0.33mL)を滴下した。内容物を0℃にて攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温め攪拌した(16h)。反応混合物をHOで希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、HO、sat.NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hexanes〜Hexanes中5%EtOAc)によって精製し、透明油として81を得た(248mg,0.804mmol,39%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.53 (s, 2 H), 7.49-7.45 (t, 2 H), 7.30-7.26 (m, 1 H), 7.22-7.19 (t, 1 H), 3.80 (s, 3 H), 2.91-2.85 (q, 2 H), 2.32 (s, 6 H), 1.35-1.31 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.3, 165.6, 161.0, 153.6, 134.8, 131.1, 130.2, 127.2, 124.2, 123.4, 121.3, 116.2, 110.9, 59.7, 21.8, 16.1, 12.3。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタノン(82):SBを挿入されたRBF(35mL)にて、81(200mg,0.649mmol)をDMF(10.0mL)で希釈し、NaSEt(0.218g,2.59mmol)を加えた。反応混合物を110℃まで加熱し、攪拌した(16h)。反応物にsat.NHClを加えクエンチし、EtOAcで抽出した。一体化された有機相を塩水で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(hexanes:EtOAc;4:1)によって精製し、淡黄色油として82を得た(30.0mg,0.102mmol,16%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.55 (s, 2 H), 7.49-7.46 (m, 2 H), 7.30-7.26 (m, 1 H), 7.22-7.18 (t, 1 H), 5.77 (s, 1 H), 2.91-2.86 (q, 2 H), 2.26 (s, 6 H), 1.35-1.32 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.2, 165.1, 157.0, 153.6, 131.2, 130.6, 127.3, 124.2, 123.3, 123.2, 121.3, 116.3, 110.9, 21.8, 15.9, 12.3. LC/MS-MS: 294.8 → 173.2 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 16, CE = 29, CXP = 18, tR = 4.49 min。
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルクロリド(83):3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸(0.500g,2.00mmol)をSOCl(7.0mL)に溶かし、加熱還流した(18h)。次に、内容物をRTにて攪拌し(16h)、その後に80℃まで加熱した(4h)。そして、低圧にてSOClを除去し、トルエンで2回共沸し、白色固形物として83を得た(500mg,1.86mmol,93%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.99 (s, 2 H), 5.97 (s, 1 H), 1.47 (s, 18 H)。
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(84):ベンゾフラン11A(200mg,1.37mmol)を、攪拌棒(SB)を挿入した、乾燥させたRBF(25mL)へ量り分けした。原料をCS(4.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、83(0.478g,1.78mmol)を加え、その後塩化スズ(IV)(0.22mL)を滴下した。内容物を0℃にて攪拌し(3h)、RTまでゆっくりと温め攪拌した(16h)。反応混合物をHOで希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、HO、sat.NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(90%Hex及び10%EtOAc)によって精製し、黄色油84を得た(250mg,0.660mmol,48%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.77 (s, 2 H), 7.49-7.43 (dd, 2 H), 7.29-7.26 (m, 1 H), 7.21-7.17 (t, 1 H), 5.74 (s, 1 H), 2.96-2.91 (q, 2 H), 1.43 (s, 18 H), 1.37-1.33 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.1, 165.4, 158.4, 153.6, 135.7, 130.4, 127.4, 127.2, 124.1, 123.1, 121.5, 116.3, 110.9, 34.4, 30.2, 21.8, 12.4. LC/MS-MS: 379.2 → 1731 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 46, CE = 39, CXP = 10, tR = 5.65 min.
(3,5−ジブロモ−4−メトキシフェニル)(2−エチルベンゾフラン−3−イル)メタノン(85):SBが挿入されたRBF(25mL)にて、7(0.100g,0.236mmol)をTHF(2.0mL)にて希釈し、炭酸カリウム(37.0mg,0.259mmol)を加えた。反応オン号物を攪拌し(10min)、ヨードメタン(16.0μL,0.259mmol)を加え40℃にて攪拌した(1.6h)。反応物をHOで希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。一体化された有機相を塩水で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;6:1)によって精製し、85を得た(22.0mg,0.050mmol,22%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.99 (s, 2 H), 7.51-7.49 (d, 1 H), 7.43-7.41 (d, 1 H), 7.33-7.30 (t, 1 H), 7.26-7.25 (m, 1 H), 3.98 (s, 3 H), 2.93-2.88 (q, 2 H), 1.38-1.34 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 188.0, 166.9, 157.7, 153.7, 137.2, 133.6, 126.4, 124.7, 123.9, 121.0, 118.5, 115.3, 111.1, 60.8, 22.0, 12.2. LC/MS-MS: 439.0 → 292.7 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 91, CE = 35, CXP = 18, tR = 5.68 min。
(2−ブチルベンゾフラン−3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン(86):2−ブチルベンゾフラン(400mg,0.405mL,2.30mmol)を、SBを挿入した、乾燥させたRBF(25mL)へと量り分けした。原料をCS(6.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。混合物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、4−メトキシベンゾイルクロリド(0.404mL,2.98mmol)を加え、更に、塩化スズ(IV)(0.370mL,2.98mmol)を滴下した。内容物を0℃にて攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温め攪拌した(16h)。反応混合物をHOで希釈し、EtOAc(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N)、HO、sat.NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(100%Hexanes〜Hexanes中5%EtOAc)によって精製し、透明油として86を得た(0.455g,1.48mmol,64%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.87-7.85 (d, 2 H), 7.49-7.47 (d, 1 H), 7.38-7.36 (d, 1 H), 7.28-7.25 (m, 1 H), 7.20-7.16 (m, 1 H), 6.97-6.95 (d, 2 H), 3.88 (s, 3 H), 2.95-2.91 (t, 2 H) 1.79-1.75 (m, 2 H), 1.40-1.34 (m, 2 H), 0.92-0.88 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 190.5, 164.6, 163.4, 153.6, 131.9, 131.7, 127.2, 124.1, 123.3, 121.2, 116.8, 113.7, 111.9, 55.5, 30.2, 27.8, 22.4, 13.7。
(2−ブチルベンゾフラン−3−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン(87):SBを挿入されたRBF(100mL)にて、86(400mg,1.30mmol)をDMF(18.0mL)で希釈し、NaSEt(0.426g,5.19mmol)を加えた。反応混合物を110℃まで加熱し、攪拌した(16h)。反応物にsat.NHClを加えクエンチし、EtOAc(4×25mL)で抽出した。一体化された有機相を塩水で洗い、乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiOカラムクロマトグラフィー(hexanes:EtOAc;4:1)によって精製し、淡黄色油として87を得た(0.210mg,0.713mmol,55%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.81-7.78 (d, 2 H), 7.48-7.46 (d, 1 H), 7.37-7.36 (d, 1 H), 7.29-7.25 (m, 1 H), 7.20-7.16 (m, 1 H), 6.94-6.90 (d, 2 H), 6.56 (bs, 1 H), 2.93-2.89 (t, 2 H) 1.79-1.71 (m, 2 H), 1.38-1.32 (m, 2 H), 0.90-0.86 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 191.2, 165.0, 160.4, 153.6, 132.1, 131.6, 127.1, 124.2, 123.4, 121.2, 116.7, 115.4, 111.0, 30.1, 27.9, 22.3, 13.7. LC/MS-MS: 295.0 → 121.2 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 56, CE = 31, CXP = 6, tR = 4.51 min。
(2−ブチルベンゾフラン−3−イル)(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)メタノン(88):SBを挿入されたRBF(15mL)にて、DCM(2.0mL)に含まれているNBS(48.0mg,0.272mmol)を、−10℃(氷塩水冷却槽)10minにて、DMF(40μL)で処理した。そしてDCM(2.0mL)に87(0.040g,0.136mmol)を含ませた溶液を添加した。反応混合物をRTまで温め、攪拌した(17h)。HOで反応物をクエンチし、有機相を水で洗い(4×0.5mL)、次いで、塩水にて洗った。有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、減圧下で濃縮した。原料をSiO2カラムクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)にて2回精製し、淡黄色油として88を得た(27.0mg,0.060mmol,44%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.98 (s, 2 H), 7.50-7.48 (d, 1 H), 7.40-7.38 (d, 1 H), 7.32-7.29 (m, 1 H), 7.26-7.21 (m, 1 H), 6.36 (bs, 1 H), 2.91-2.87 (t, 2 H) 1.82-1.74 (m, 2 H), 1.42-1.33 (m, 2 H), 0.94-0.88 (t, 3 H); 13C-NMR (100 MH z) CDCl3: 187.0, 165.0, 152.9, 152.3, 132.9, 132.7, 125.8, 123.8, 123.0, 120.2, 115.1, 110.4, 109.2, 29.3, 27.3, 21.7, 12.9. LC/MS-MS: 452.9 → 278.9 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 101, CE = 37, CXP = 16, tR = 7.82 min。
(2−エチルベンゾフラン−3−イル)(2,3,4,5,6−ペンタジュウテリオフェニル)メタノン(89):ベンゾフラン11A(0.386g,2.64mmol)を、SBを挿入した、乾燥させたRBF(25mL)へと量り分けした。原料をCS(8.0mL)にて希釈し、キャップをし、Nバルーンを取り付けた。内容物を攪拌し、氷浴にて冷却した(30min)。次に、ベンゾイルクロリド(0.399mL,3.43mmol)をゆっくりと加えた;次に、塩化スズ(IV)(0.40mL)を滴下した。内容物を0℃にて攪拌し(3h)、その後、RTまでゆっくりと温め攪拌した(3d)。反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(4×20mL)で抽出した。一体化された有機相をHCl(0.5N,3.0mL)、水、sat.NaHCO及び塩水で洗った。有機相を乾燥させ(NaSO)、濾過し、減圧下で濃縮した。化合物をSiOカラムクロマトグラフィー(Hex:EtOAc;4:1)によって精製し、放置することで固化する黄色油として、89を得た(270mg,1.06mmol,40%). 1H-NMR (400 MHz) CDCl3: 7.50-7.48 (d, 1H), 7.39-7.37 (d, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 7.21-7.17 (m, 1H), 2.94-2.88 (q, 2H), 1.36-1.32 (t, 3H); 13C-NMR (100 MHz) CDCl3: 192.0, 166.5, 153.7, 139.3, 132.2 (t, CD), 128.7 (t, 2CD), 128.0 (t, 2CD), 127.0, 124.4, 123.5, 121.4, 116.1, 111.0, 21.9, 12.3. LC/MS-MS: 256.2 → 109.9 m/z; GS1 and GS2 at 30, DP = 36, CE = 27, CXP = 6, tR = 4.78 min。
パート1:化合物の合成
図4を要約すると、化学合成には2−ヒドロキシ‐ベンズアルデヒド9A‐9Dを用いた。ベンズアルデヒドとクロロアセトンとを塩基性条件下でカップリングさせ、2−(2−オキソプロポキシ)ベンズアルデヒドを得、続いて塩基性触媒分子内アルドール縮合により、対応する1−ベンゾフラン−2−イル)エタノン10A−Dを得た。
このようにして形成された二環式構造を、それぞれA−リングとB−リングという(図4)。ケトン類を還元し、2−エチルベンゾフラン11A−Dを得た。化合物11Aを酸性条件にてp−アニソイルクロリド(4−メトキシフェニルクロリド)と反応させ、(2−エチルベンゾフランー3−イル)(4−メトキシフェニル)メタノン12を得た(図5)。ここで、付加的なリングとしてC−リングを追加することを言及する。C−リングのp−メトキシ基を塩基性条件下(NaSEt/DMF)で脱メチル化し、フェノール13を得、その後ジブロム化してベンズブロマロン7を得た。
類似反応ではあるが、B−リングの上でのメトキシ基の電子供与により、位置異性体を生成した(すなわち11B−11D;図5)。5−メトキシ類似体11Bは、14〜16の3個の生成物を供し(それぞれ、−3、−4及び−7置換類似体)、一方、6−メトキシ11Cは、17及び18の2個の生成物を供し(それぞれ、−3及び−4置換類似体)、そして7−メトキシ11Dは、19及び20の2つの生成物を供した(それぞれ、−3及び−4置換類似体)。化合物14〜20は、i) DMF中NaSEtによる塩基性、又は、ii)DCM中AlClとHSEtを用いた酸性、のいずれかを用い、それらの対応するモノ−又はジ−フェノール性類似体に変換された(21-38;図6)。
図7を要約すると、C−リングジブロモ−フェノール性化合物を有する7の類似体と、引き続く、対応するジフェノール性化合物に対する第2のメトキシ基の脱保護体(AlCl/HSEt)と、を調製した。5−メトキシ基に関し、化合物21を39にハロゲン化し、ジフェノール40に変換した。2つの他の5−メトキシ異性体、(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−4−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン24と(2−エチル−5−メトキシベンゾフラン−7−イル)(4−ヒドロキシフェニル)メタノン27を、ジ‐ブロモとジフェノール性類似体(41〜42と43〜44)にそれぞれ変換した。
化合物30を45にジブロム化し、脱保護して、8と、7の主要な代謝物の信頼すべきサンプルを得た。3モル当量のNBSを用い、化合物30から化合物46を得た。もう一つのトリブロム化された化合物は47であった。B−リングのブロム化類似体の例は、5−ヒドロキシ22と6−ヒドロキシ31のハロゲン化による、それぞれ48及び49の提供を含む。他方、7−ヒドロキシ類似体37からはモノ−ブロム化された50を産した。
図8を要約すると、強力な尿酸トランスポーターインヒビターにする目的で、付加的な化合物を調製し、更に様々な構造的要求の重要性を示すこととする。前もって、化合物12と13を調製して使用し、ベンズブロマロン7を製造した。化合物13はフェノールの重要性を示しており、水素結合相互作用が重要である可能性があることを示唆している。それ故に、OHがp位にない類似体51、及びp−フルオロ52とp−シアノ53を調製した。モノ‐ハロ類似物はジ‐ハロ類似物と比較して、モノ‐フルオロ、モノ‐クロロ、モノ‐ブロモ及びモノ‐イオド類似物54〜56、58〜62によって重要な誘発する効果を突き止めた。誘起効果の重要性及びモノ−対ジ−ハロ類似体を、モノ−フルオロ、モノ−クロロ、モノ−ブロモ及びモノ−ヨード類似体54〜56、58〜62を調製することで探査した。オルト‐メトキシ類似体63と2個のジメトキシ類似体64及び65もまた調製した。5−フルオロ−と7−フルオロ前駆物質の66〜67及び71〜72は、それぞれ類似体68〜70及び73〜74を生成するために用いた。例として、ベンゾフラン中の酸素原子を窒素原子75〜77で置換したもの(すなわちインドール関連のシリーズ)もまた調製した。化合物79、7のジクロロ類似体を調製した。更にフェノールの機能の重要性を探査するために、ジメチル81と82とdi-tert-ブチルの類似体84を調製した。化合物85、7のメトキシ類似物の化合物85を調製し、フェノールの機能の重要性を更に比較した。少しのブチルの類似体、86〜88を調製し、アルキル鎖(すなわちエチル対ブチル)の重要性を示した。最後に、重水素化された類似体89を調製し、生体内サンプル分析のための国内の基準(IS)として使用した。
hURATlが発現した卵母細胞を介しての機能分析
ピルビン酸ナトリウム、Clostridium histolyticumからのコラゲナーゼ・タイプIと、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)と、をSigma−Aldrich Chemical Co. (St. Louis, MO, USA)から得た。[14C]尿酸 (55 mCi/mmol) をMoravek (Brea, CA)から購入した。ゲンタマイシン硫酸塩と溶液調製のための他の化学製品をWako Pure Chemical Industries, Ltd. (Osaka, Japan)から購入した。N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−N’−(2−エタンスルホン酸)(HEPES)をDojindo Laboratories (Kumamoto, Japan)から購入した。
cRNA合成と卵母細胞注射
hURATv1(pCMV6-XL5)プラスミドをXbaIで線状化し、hURAT2 (pCMV-SPORT6) プラスミドをXhoIで線状化した。そのcRNAsをin vitroでT7 RNAポリメラーゼ(hURATv1用)又はSP6 RNAポリメラーゼ(hURAT2用)にて、mMessage mMachine(登録商標)を用いて合成した。高い収率がtranscription kit(Ambion, Austin, TX, USA)を選択(cap)することに繋がった。3’末端でのcRNAのポリアデニル化を、poly(A) tailing kit (Ambion, Austin, TX, USA)を用いて実施した。メスのアフリカツメガエル(95-120 g)をSato Zoushoku (Chiba, Japan)から購入し、水道水中で育てた(19 ± 3度)。Xenopus laevisから単離した卵母細胞(1.23 ± 0.10 mg/oocyte)を、Ca2+フリーの溶液 (96.0 mM NaCl, 2.0 mM KCl, 1.0 mM MgCl2.6H2O及び5.0 mM HEPES, pH 7.5)中での1.0 mg/ml コラゲナーゼで、25±2℃で2.0時間、濾胞除去した。濾胞除去したXenopus oocytes (stage IV 及びV)をcapped cRNA 25 ngでインジェクションし、18 ℃で2〜3日、ゲンタマイシン(50μg/ml)と2.5mMのピルビン酸ナトリウムを含有するND96溶液中で温置した。
抑制研究
cRNAを注射された卵母細胞(2−3日)の温置の後、ND96の溶液で室温にて、取り込み実験を実施した。試験化合物の有無にかかわらず放射性同位元素で識別された[14C]尿酸(hURATlに対して10μΜ、hURATvlに対して15μΜ及びhURAT2に対して30μΜ)を含有する取り込み溶液と最初の浴溶液とを置換することから、取り込み実験を開始した。60分のインキュベーションの後、氷のように冷たい取り込み溶液で卵母細胞を洗浄することによって、取り込みは終了した(5回@それぞれ1.0ml)。卵母細胞を5%(w/v)のSDSで可溶化し、放射能容量を液体シンチレーションカウンターを使うことで決定した(Aloka 3100; Aloka Co., Ltd. Tokyo, Japan)。hURATl、hURATvl又はhURAT2を発現した卵母細胞から、注射を受けていない(コントロール)卵母細胞による尿酸取り込みが差し引かれた。データを%抑制として示し報告する。IC50データを、様々な化合物濃度にて実行した。
パート2:抑制剤研究
我々は、ゼノプス卵母細胞発現システムという、非常に有用な単細胞インビトロツールを用い、薬分子及び特定の輸送タンパクに対するその相互作用を探知した(Pombrio et al, 2001; Jutabha et al, 2010; Ohtsu et al, 2007)。我々は、機能的なhURATl、hURAT2又はhURATvlを卵母細胞にうまく取り込んだ。表1に整理されているように、我々は、hURATを発現している卵母細胞を通して、5、7、8と12−50をテストした。我々は、14C−尿酸(10.0μΜ)と試験化合物(50μΜ)が細胞外液に置かれている一般的な検査を実施した。60分後、卵母細胞の内側の放射能が分析された。プロベネシド5を除き、50μΜの試験化合物を用いた最初の検査が60%以上抑制をもたらしたとき、我々は、当該試験化合物の濃度を変えて(すなわち5、10、50、100、500nMと5、10、50μΜ)、更なる実験を行った。IC50値、対照卵母細胞実験と比較して50%hURATlを発現している卵母細胞における14C−尿酸取り込みを減少させる化合物の濃度、を提示するためにデータを用いた。IC50値は、S字状用量応答(勾配変化のある法面)関係を使って導いた。
我々は、ベンズブロマロン関連化合物の構造−活性相関を徹底調査した。表1のデータは、7には非常に有力なhURATl抑制剤としての可能性があることを示している。6−ヒドロキシ-代謝物質8は、7より弱い抑制剤であった;それぞれIC50 138nM対26nM。200nMと35nM(5.7倍の違い)が報告されたMDCK-hURATlデータに、これらのデータはそれぞれ相当する(EndouとOlkawa、2009)。C−Ringに1個のメトキシ基を有する化合物12と50μΜのジメトキシの類似体(14−20、図5)は、14C−尿酸輸送抑制が弱いかあるいは存在しなかった。2個のジメトキシ化合物(14と19)は、弱い抑制を示し、両方とも、ベンゾフラン位置3にに結合したC−Ringを含む。12をベンザロン13(図5)と比較して、C−Ringにおけるフェノール性−OHの重要性は、IC50が50μΜ超から2.8μΜに変わることから、明白である。7を与える13のハロゲン化は、非常に強い活性で、低いナノ・モルhURATl抑制剤であるという結果となる(すなわちIC50<50nM)。
代謝物質8を17から調製した;30のC−リング脱保護(図6)とそれに続く45のハロゲン化(図7)及び脱保護。B−Ringフェノール31に対して化合物30は、より有力なC−Ringフェノール抑制剤傾向を例示した(3.9μΜに対して50μΜ超)。30と32の比較(3.9μΜ対1.1μΜのIC50)は、B−Ring上のメトキシがそのジフェノールの類似体より弱い(IC50値超)ということを例示した。18のような6−メトキシ位置異性体は、ジメトキシ化された類似体33、34及び35と比較して、抑制傾向を示した:(18、ジMeO<34、C-Ring-OMe <35、ジOH<33、B-リング-OMe)。5−メトキシ・シリーズ(図6、表1)は、14の開裂の結果、21、22と23を生じ、一方、16は27、28及び29を生じた。3−イル・シリーズも、Cリング・フェノールの(IC50 22>>21=23)抑制体活性を例示する。
化合物15を脱保護させると24、25及び26が生じる一方、20は37及び38を生じ、19の開裂は36を与えた(図6)。27−29(表1)の比較も、C-Ringフェノールの重要性、そして、ジフェノールが抑制体活性に有害である場合があるか、有害でない場合があることを示す。化合物39−50(図7と表1)はすべて、1つ(50)、2つ(40−45、48及び49)又は3つ(46と47)の臭素原子のいずれかによって、臭素化された類似体であった。B-Ring上にメトキシを有する化合物とC-Ring上にジブロモ・フェノール官能基を有する化合物は、B-Ring(41と43)がC-Ringと接続している場合に、A-Ring(39と45)に結合している場合に対してより強力な抑制剤であった。39及び45(C-リングがA-Ring類似体に結合)がそれぞれ40及び8にデメトキシ化されたとき、一般的な減少した抑制剤力傾向(すなわち、増大したIC50)が存在した。反対に、41及び43(C-リングがB-Ring類似体に結合)がそれぞれ42及び44にメトキシ化されたとき、より強力な抑制剤(すなわちより低いIC50)が生産された。したがって、膨大な量のデータが、C-Ringジブロモ・フェノールの重要性を支持する;43対44(1.44μΜ対287nM)が、B-Ring-OHが抑制体活性を高めた例示である。
図8に示され、表2及び表3のインビトロデータによって総括されたように、更なる化合物を調製した上、強力な抑制剤の構造の条件を例示する。表2のデータは、電子的且つ立体障害効果(すなわち、フェノールに対するアルファとしての、−F対−Cl対−Br)を例示し、表3のデータは、我々のインビトロ試験方法が好適な化合物(すなわち、記載された試験方法を用いて、hURAT1、hURAT2及びhURATvlに対して、合わせた抑制率が160%以上の化合物が好適な化合物である)を得る手段を如何にして生成するかを論証している。しかし、これらの例が、単に説明のためにだけに含まれるものであって、発明の範囲を限定しないことが理解される;たとえば、化合物85は合わせた抑制率が160%以上を達成しないが、メトキシ官能基がCYP’sを介して代謝され、有効な化合物7が得られるという、有益なプロドラッグとなる場合がある。
インビトロ試験方法論に加えて、雄のSDラットへの投与を通じて化合物が経口的な生体利用可能ということを示す下記のインビボ実施例により、更に発明が例証される。生体内部分は、AAALAC公認施設の東テネシー州大学−クイレン医科大学−で行われた。全ての手順はアニマルケアETSU委員会によって調査され承認された。オスのSDラットをHarlan World Headquarters(インディアナポリス、インディアナ、USA)から購入した。動物は、22.2±1.1℃、湿度55±15%、12時間の明暗サイクルにて3グループで室内飼育した。明サイクルの開始後2.0−3.0時間後に、投与を行った。全ての動物は、水の摂取が自由であり、投与より前の14−16時間はケージにて断食され、投与後4時間で食物が再び与えられた。
製剤を準備するために、化合物を定量し、CMCを加え、混合した。混合中に形成され得るかたまりや凝集を除去することの一助として、原料を移し、35−メッシュのふるいに通した。更に混合した後に、産物の混合体は〜20重量%に相当する化合物を含有していた。じょうごを使用し、製剤をhard shell Torpac Lock ring gel (size 9) capsules (Torpac, USA)へと充填した。ラットに対し、Torpac capsule syringe (Torpac, USA)を用いて経口投与し、その後直ぐに水ボーラス(500μL)投与を行った。尾静脈採血(即ち、2−3mm、先端部の切除)により、EDTA二カリウム塩を含む小型毛細血管用チューブ(SAFE-T-FILL(登録商標); RAM Scientific Inc., Yonkers, NY, USA)を用いて、血液サンプル(125μl)を採血した。容器を満たした後直ぐに、個々のサンプルチューブを混合し、ドライアイスにて保管し、サンプルの準備及びその後のLC/MS−MS分析まで、凍らせたまま保存した(−80±10℃)。K2EDTA(Lot#163458)に集められたコントロールのラット血液は、Bioreclamation LLC (Westbury, NY)にて購入した。コントロールの血液を、標準曲線を用意するために用い、インビボ血液濃度データの決定に用いた。化合物89を生体内標準(IS)として用いた。化合物(50μL)と血液(950μL)の様々な溶液の追加と完全な混合を用いて標準曲線(SC)を用意した。SCは直ぐに冷凍した(−80±10℃)。SCは、下記のインビボサンプルと類似した方法で抽出され処置された:ISを含む抽出溶液を、(アセトニトリル:メタノール 1:1)と水が4:1(v/v)で配合された100mL容積のフラスコにて新たに調合した。個々のセットにおいて、PKサンプルチューブを保冷庫(−80±10℃)から移し、氷上にて解凍した(30分)。チューブはボルテックス(3−5s)され、その後、抽出溶液(250μL)を加え、ボルテックス攪拌(5s)を行い、5分間RTにて放置し、2度目のボルテックス攪拌(5s)を行い、更にその後、Eppendorf minispin centrifuge (Hamburg, Germany)により、10000rpmにて遠心分離された(5分間)。上澄みを96ウェルプレートの個々のプレートに移動した。96ウェルプレートをLEAP auto-sampler cool-stack(6.0±0.1℃)に置き、LC/MS/MSを介して分析した。Shimadzu HPLC (Shimadzu Scientific Instruments, Inc.; Columbia, MD) 及びLeap auto-sampler (LEAP Technologies; Carrboro, NC)を装着したApplied Biosystems Sciex 4000(登録商標) (Applied Biosystems; Foster City, CA)を使用した。液体クロマトグラフィーは、Agilent Technologies, Zorbax extended-C18で5×4.6mm、5ミクロンカラム、40℃、流量0.4mL/minを用いた。移動相は、A:10mM酢酸アンモニウム、水中の0.1%ギ酸、及び、B:50:50のACN:MeOHから成る。個々の化合物に対して前もって与えられた条件を用いて、正イオンモードのエレクトロスプレイイオン化(ESI+)によりモニターした。インビボのデータを図9−14に整理したが、可溶化剤の存在なしでさえ、これらの化合物が生体利用可能であり、尿酸排せつ作用に開発された新種の化合物の開発に対する経口投与の概念実証を例示していることを示している。
Figure 2016074691
Figure 2016074691
図1は、核酸異化の様子を示した図である。 図2は、所定物質の化学構造を示した図である。 図3は、尿細管細胞中のトランスポーターの機能を示した図である。 図4は、2−エチルベンゾフランの合成を示した図である。 図5は、ベンズブロマロン メトキシー(2−エチルベンゾフランーイル(4−メトキシフェニル)メタノンの合成を示した図である。 図6は、モノー及びジーフェノール性化合物の構造を示した図である。 図7は、モノー、ジー及びトリー臭素化化合物の構造(39−50)を示した図である。 図8は、プローブSARへの付加化合物の構造を示した図である。 図9は、ベンズプロマロン7及び代謝産物8のラット血液濃度データを示した図である。 図10は、6−ヒドロキシ−ベンスブロマロン8のラット血液濃度データを示した図である。 図11は、6−メトキシ−ベンスブロマロン45及び代謝産物8のラット血液濃度データを示した図である。 図12は、5−メトキシ−ベンスブロマロン39及び代謝産物40のラット血液濃度データを示した図である。 図13は、5−ヒドロキシ−ベンスブロマロン40のラット血液濃度データを示した図である。 図14は、5−フルオロ−ベンスブロマロン70のラット血液濃度データを示した図である。 図15(表1)は、hURAT1のインビトロデータを示したものである。 図16(表2)は、インヒビターの抑制効果とIC50とを示したものである。 図17(表3)は、インヒビターの抑制効果(URAT1、URAT2、URATv1)を示したものである。

Claims (24)

  1. 一般式I:
    Figure 2016074691
    {式中、A〜Kは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}で表される化合物、薬学的に許容される塩又はそのエステル、その溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、又は重水素化された放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物。
  2. 一般式II:
    Figure 2016074691
    {式中、A〜Kは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、−SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}で表される化合物、薬学的に許容される塩又はそのエステル、その溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、又は重水素化又は放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物。
  3. 一般式III:
    Figure 2016074691
    {式中、A〜Kは、相互に独立して、炭素又は窒素から選択され;X=−O、−NR又は−Sであり;R1〜11は、相互に独立して、−H、C〜Cアルキル、C〜C14アリール、置換されたC〜C14アリール、C〜C14アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、カルボキシ、シアノ、C〜Cアルカノイルオキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルホニル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルカノイルアミノ、−O−R12、S−R12、−SO−R12、−NHSO12及び−NHCO12であり、ここで、R12は、フェニル、ナフチル、又は、C〜Cアルキル、C〜C10アリール、C〜Cアルコキシ及びハロゲンから選択される1〜3個の基で置換されたフェニル若しくはナフチル、C〜C20ヒドロキシヘテロアリール(該ヘテロ原子は、硫黄、窒素及び酸素から選択されるものである)から選択される}で表される化合物、薬学的に許容される塩又はそのエステル、その溶媒和物、そのキレート、その非共有結合錯体、そのプロドラッグ、又は重水素化又は放射標識類似体、及びこれらの任意の混合物。
  4. 前記化合物が、少なくとも0.01質量%〜約5.0質量%の量で存在する、請求項1記載の組成物。
  5. 前記化合物が、約5.0質量%〜約95質量%の量で存在する、請求項4記載の組成物。
  6. 前記化合物が、少なくとも0.01質量%〜約5.0質量%の量で存在する、請求項2記載の組成物。
  7. 前記化合物が、約5.0質量%〜約95質量%の量で存在する、請求項6記載の組成物。
  8. 前記化合物が、少なくとも0.01質量%〜約5.0質量%の量で存在する、請求項3記載の組成物。
  9. 前記化合物が、約5.0質量%〜約95質量%の量で存在する、請求項8記載の組成物。
  10. 請求項1記載の化合物を有効量にて投与する工程を含む、治療、診断又は状態を監視する方法。
  11. 対象者が哺乳類である、請求項10記載の方法。
  12. 対象者がヒトである、請求項11記載の方法。
  13. 請求項2記載の化合物を有効量にて投与する工程を含む、治療、診断又は状態を監視する方法。
  14. 対象者が哺乳類である、請求項13記載の方法。
  15. 対象者がヒトである、請求項14記載の方法。
  16. 請求項3記載の化合物を有効量にて投与する工程を含む、治療、診断又は状態を監視する方法。
  17. 対象者が哺乳類である、請求項16記載の方法。
  18. 対象者がヒトである、請求項17記載の方法。
  19. 請求項1の少なくとも1の化合物を含む組成物と、
    ヒト又は哺乳類への、請求項1の少なくとも1の化合物を含む組成物を投与するための使用説明書と
    を含むキット。
  20. 容器であって、該容器の内容は請求項1の少なくとも1の化合物を含み、該容器は、選択された期間において、選択された細胞、組織、器官と相互作用する方法で、ヒト又は哺乳類への、請求項1の少なくとも1の化合物を含む組成物を投与するための使用説明書を含むか、当該使用説明書によってラベルされているか、又は、当該使用説明書が添付されている容器。
  21. 請求項2の少なくとも1の化合物を含む組成物と、
    ヒト又は哺乳類への、請求項2の少なくとも1の化合物を含む組成物を投与するための使用説明書と
    を含むキット。
  22. 容器であって、該容器の内容は請求項2の少なくとも1の化合物を含み、該容器は、選択された期間において、選択された細胞、組織、器官と相互作用する方法で、ヒト又は哺乳類への、請求項2の少なくとも1の化合物を含む組成物を投与するための使用説明書を含むか、当該使用説明書によってラベルされているか、又は、当該使用説明書が添付されている容器。
  23. 請求項3の少なくとも1の化合物を含む組成物と、
    ヒト又は哺乳類への、請求項3の少なくとも1の化合物を含む組成物を投与するための使用説明書と
    を含むキット。
  24. 容器であって、該容器の内容は請求項3の少なくとも1の化合物を含み、該容器は、選択された期間において、選択された細胞、組織、器官と相互作用する方法で、ヒト又は哺乳類への、請求項3の少なくとも1の化合物を含む組成物を投与するための使用説明書を含むか、当該使用説明書によってラベルされているか、又は、当該使用説明書が添付されている容器。
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