JP2016070414A - 成形体および真空下水道システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】[1]管状に成形された本体2と、本体2の内面2aに本体2と一体的に成形された、ポリテトラフルオロエチレンを含む内層4と、を備え、内層4の動摩擦係数が、JIS K7125に準拠した測定方法において、0.04〜0.05である成形体1。[2]前記内層の表面粗さが、JIS B0633に準拠した測定方法において、0.08〜0.09である前記成形体。[3]前記本体を構成する樹脂の総質量に対して、ポリエチレンの含有量が70質量%以上である前記成形体。[4]前記本体と前記内層の間に、前記本体と前記内層を接着する中間層を備え、前記中間層が無水マレイン酸変性ポリエチレンを含む前記成形体。
【選択図】図2
Description
[2]前記内層の表面粗さが、JIS B0633に準拠した測定方法において、0.08〜0.09であることを特徴とする上記[1]に記載の成形体。
[3]前記本体を構成する樹脂の総質量に対して、ポリエチレンの含有量が70質量%以上であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の成形体。
[4]前記本体と前記内層の間に、前記本体と前記内層を接着する中間層を備え、前記中間層が無水マレイン酸変性ポリエチレンを含むことを特徴とする上記[1]〜[3]の何れか一項に記載の成形体。
[5]真空ポンプと圧送ポンプとを具備する真空ステーションと、真空弁ユニットと、下り傾斜部分と上り勾配になったリフト部とを具備し、前記真空ステーションと前記真空弁ユニットとを接続する真空下水管と、から構成される真空下水道システムにおいて、前記リフト部が[1]〜[4]の何れか一項に記載の成形体であることを特徴とする真空下水道システム。
この真空下水道システムにおいて、真空下水管は0.2%以上の緩やかに下り勾配で下水を自然流下させる下り傾斜部分と、この下り傾斜部分の下流側に連続して、高低差が30cm程度の上り勾配になったリフト部とが順次繰り返されるように浅く埋設されている。また、真空下水管の前方に河川等の障害物がある場合にはその下方や上方を通過するために障害物の前後にリフト部を設けて真空下水管が配管されている。
本発明の第一実施形態である管状の成形体1は上記の真空下水管に適用することができるが、真空下水システムのリフト部においてスケール等が付着すると真空ステーションの真空度が十分であっても下水がリフト部を乗り越えられなくなるため、特にリフト部において適用することが望ましい。
まず、成形体1を製造する押出成形装置50の概略について説明する。図3は、成形体1の製造方法において使用可能な押出成形装置50の概略図である。図に示すように、押出成形装置50は、主として、主押出機51,副押出機52、金型51C及び冷却機53,54,55を備えている。
副押出機52は、成形体1の内層4を成形するための樹脂の材料(以下、内層樹脂材料という)を加熱溶融し、金型51Cに供給するものである。内層4は、中間層3を介して、押出成形後の本体2の内面2a(管の内壁)に一体的に成形される。
金型51Cは、主押出機51及び副押出機52から供給された溶融樹脂を概略円筒形状に賦形するものである。
冷却器53は、金型51Cにより概略円筒形状に賦形された成形体1をサイジング(最終成形)する不図示のフォーミング金型を開口端部に備えた冷却手段である。冷却手段としては水槽その他公知の手段が適用されている。
冷却器54,55は、最終成形された成形体1を段階的に冷却するものであり、水槽等の他の公知の手段が適用されている。
溶融部51Bは、本体樹脂材料をその融点以上の温度で加熱し且つ不図示のスクリューで混練して溶融し、溶融部51Bの他端側に押し出す。主押出機51から押し出された溶融した本体樹脂材料は、金型51Cに供給される。
本体2と内層4との間に介装する中間層3の材料は、不図示の押出機を用いて、副押出機52から内層樹脂材料が金型51Cに供給される前に本体2の内面2aの全体に配しておく。なお、本体2に内層4が確実に接着する限り中間層3の成膜は省略することができる。
金型51Cに供給された本体樹脂材料は、断面略円形に賦形され、更にその内周面の全体に中間層の樹脂材料及び内層樹脂材料が成膜された状態で、成形体1となって半溶融状態で金型51Cから押し出される。
その後、サイジングされた成形体1を、水槽等により形成された冷却機54,55により更に段階的に冷却した後、所定の長さに切断され、図1に示す成形体1が完成する。
Claims (5)
- 管状に成形された本体と、前記本体の内面に前記本体と一体的に成形された、ポリテトラフルオロエチレンを含む内層と、を備え、前記内層の動摩擦係数が、JIS K7125に準拠した測定方法において、0.04〜0.05であることを特徴とする成形体。
- 前記内層の表面粗さが、JIS B0633に準拠した測定方法において、0.08〜0.09であることを特徴とする請求項1に記載の成形体。
- 前記本体を構成する樹脂の総質量に対して、ポリエチレンの含有量が70質量%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の成形体。
- 前記本体と前記内層の間に、前記本体と前記内層を接着する中間層を備え、前記中間層が無水マレイン酸変性ポリエチレンを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の成形体。
- 真空ポンプと圧送ポンプとを具備する真空ステーションと、真空弁ユニットと、下り傾斜部分と上り勾配になったリフト部とを具備し、前記真空ステーションと前記真空弁ユニットとを接続する真空下水管と、から構成される真空下水道システムにおいて、
前記リフト部が請求項1〜4の何れか一項に記載の成形体であることを特徴とする真空下水道システム。
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