JP2019006005A - グライドフレックスチューブ - Google Patents

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勝美 小野田
孝 大胡田
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孝 大胡田
映之 細谷
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映之 細谷
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Abstract

【課題】内層及び外層がフッ素樹脂で構成されている多層チューブを提供する。【解決手段】厚み方向に複数の層で構成された中空チューブであって、前記複数の層が、内側からフッ素樹脂で構成された内層と、少なくとも内層及び外層に接する部分にポリアミドで構成された層を含む中間層と、フッ素樹脂で構成された外層とを含み、内層及び外層が、少なくとも中間層と接する部分にポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂で構成された層を含む多層チューブ;及びその製造方法。【選択図】図2

Description

本発明は、多層チューブ、特に流体配管用多層チューブに関する。
ポリアミドチューブは工業用の配管として、幅広い用途に使用されているが、紫外線や特定の化学物質に対する安定性が不足するため、屋外や特定の化学物質を扱う工場では、フッ素樹脂チューブが使用される。
フッ素樹脂チューブは化学的に安定している反面、「気体の遮蔽性」、「耐屈折性」及び「コスト」の観点でポリアミドチューブに劣る。
外層をポリアミド、内層を接着性フッ素樹脂とした多層構造をチューブ状に共押出成形することで、フッ素樹脂チューブとポリアミドチューブの欠点を補った多層チューブ製品が普及している。
前記多層チューブは、フッ素樹脂チューブとポリアミドチューブの欠点を補ってはいるが、チューブ外面の化学的安定性はポリアミドチューブと変わらないため、使用環境に紫外線や特定の化学物質が存在する場合は使用できない場合がある。
フッ素樹脂チューブ、ポリアミドチューブ及び多層チューブの特性を表1にまとめる。
Figure 2019006005
多層チューブの内層とともに外層も接着性フッ素樹脂で構成すれば、化学的安定性を改善できると考えられる。
しかしながら、従来の内層がフッ素樹脂からなる多層チューブの共押出成形方法では、押出金型から輪形積層状に吐出される溶融樹脂をサイジング金型から供給する冷却水で冷却し、負圧水槽内で冷却しながらチューブの内外差圧によって円形状にサイジングしている(図1参照)。
したがって、フッ素樹脂はポリアミドと比較して結晶化温度が高いため、従来の多層チューブの共押出成形方法では、冷却水(正圧)で外層のフッ素樹脂が先に結晶化し、負圧水槽内の差圧により円形状にサイジングするのが困難で、安定した寸法とならない。
本発明は、内層及び外層がフッ素樹脂で構成されている多層チューブを提供することを課題とする。
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)厚み方向に複数の層で構成された中空チューブであって、前記複数の層が、内側からフッ素樹脂で構成された内層と、少なくとも内層及び外層に接する部分にポリアミドで構成された層を含む中間層と、フッ素樹脂で構成された外層とを含み、内層及び外層が、少なくとも中間層と接する部分にポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂で構成された層を含む多層チューブ。
(2)ポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂がテトラフルオロエチレン単位を有するホモポリマー又はコポリマーであって、末端又は側鎖に接着性官能基を有する樹脂である前記(1)に記載の多層チューブ。
(3)中間層が内層側から、ポリアミド層と、ポリアミドと溶融接着可能な材料で構成された層と、ポリアミド層とからなる3層構造を有する前記(1)又は(2)に記載の多層チューブ。
(4)ポリアミドと溶融接着可能な材料がポリオレフィン樹脂及び熱可塑性ポリウレタン樹脂から選ばれる前記(3)に記載の多層チューブ。
(5)内層が中間層側から、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体で構成された層と、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体又はテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で構成された層とからなる2層構造を有する前記(1)〜(4)のいずれかに記載の多層チューブ。
(6)外層が中間層側から、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体で構成された層と、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体又はテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で構成された層とからなる2層構造を有する前記(1)〜(5)のいずれかに記載の多層チューブ。
(7)寸法安定性を有する前記(1)〜(6)のいずれかに記載の多層チューブ。
(8)流体配管用チューブである前記(1)〜(7)のいずれかに記載の多層チューブ。
(9)飲料及び/又は食品の輸送用チューブ、又は塗料及び/又はインクの輸送用チューブである前記(8)に記載の多層チューブ。
(10)前記(1)〜(9)のいずれかに記載の多層チューブを共押出成形により製造するに際し、サイジング金型の前部で大気で冷却すること、及びサイジング金型の前部でチューブに内外差圧を与えて円形状にサイジングすることを含む、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の多層チューブの製造方法。
本発明の多層チューブは、外層及び内層がフッ素樹脂で構成されているので、チューブの内外の化学的安定性が得られる。これにより、従来、適用困難であった条件でも多層チューブが使用可能となり、単層フッ素樹脂チューブの欠点を補うことが可能となる。
従来のフッ素チューブ、ポリアミドチューブ及び多層チューブと、本発明の多層チューブとの特性の比較を表2に示す。
Figure 2019006005
図1は従来の多層チューブの共押出成形方法の概略を示す。 図2は本発明による多層チューブの共押出成形方法の概略を示す。 図3は本発明の多層チューブの応用例の概略を示す。
本発明の多層チューブは、厚み方向に複数の層で構成された中空チューブである。更に、この複数の層は、内側から、フッ素樹脂で構成された内層と、少なくとも内層及び外層に接する部分にポリアミドで構成された層を含む中間層と、フッ素樹脂で構成された外層とを含み、内層及び外層は、少なくとも中間層と接する部分にポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂で構成された層を含む。
[内層及び外層]
内層及び外層は、少なくとも中間層と接する部分がポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂で構成された層からなる。
ポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂としては、公知のものが挙げられ、例えば、テトラフルオロエチレン単位を有するホモポリマーやコポリマーであって、末端あるいは側鎖に接着性官能基を有するフッ素樹脂(以下「接着性フッ素樹脂」ともいう。)が挙げられる。
接着性官能基としては、カルボニル基含有基(カルボキシ基、酸無水物基、ハロホルミル基、ケト基、カーボネート基、アミド結合、ウレタン結合、ウレア結合、エステル結合)、ヒドロキシル基、エポキシ基、イソシアナート基、アミノ基、チオール基及びエーテル結合等が挙げられる。
ポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂の具体例としては、例えば、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体(CPT)、テトラフルオロエチレン・エチレン系共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン・クロロトリフルオロエチレン系共重合体(ECTFE)が挙げられ、市販品としては、例えば、ネオフロンEFEP(ダイキン工業社製)、フルオンLM−ETFE AH2000(旭硝子社製)が挙げられる。
前記接着性フッ素樹脂のうち、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体(CPT)は、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)及びテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)と化学構造が近似しているため、共押出において相溶接着する。
したがって、前記接着性フッ素樹脂として、CPTを用いる場合は、内層及び/又は外層は中間層側から、CPTで構成された層と、FEP又はPFAで構成された層とからなる2層構造とすることもできる。
CPTの297℃、荷重49Nで測定されるメルトフローレート(MFR)は、チューブ押出成形性の点から、10〜50g/10分であることが好ましい。
市販品で前記のようなMFRを有するCPTとしては、例えば、ネオフロンTMCPT LP−1000(ダイキン工業社製)が挙げられる。
PFAとしては、PFA中のパーフルオロアルキルビニルエーテルのアルキル基は、炭素数が1〜5であることが好ましく、1〜3であることが更に好ましい。
FEP及びPFAのASTM D 2116又は3307に準拠して測定されるメルトフローレート(MFR)は、10〜70g/10分であることが好ましい。
市販品で前記のようなMFRを有するFEP又はPFAとしては、例えば、ネオフロンTMFEP NP−101(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMFEP NP−102(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMFEP NP−3180、ネオフロンTMPFA AP−201(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMPFA AP−202(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMPFA AP−210(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMPFA AP−201SH(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMPFA AP−211SH(ダイキン工業社製)、ネオフロンTMPFA AP−215SH(ダイキン工業社製)が挙げられる。
内層が接着性フッ素樹脂の単層構造を有する場合、内層の厚みは、例えば、0.01〜1.0mm、好ましくは0.01〜0.5mm、更に好ましくは0.02〜0.3mmである。
内層が中間層側から、CPTで構成された層と、FEP又はPFAで構成された層とからなる2層構造を有する場合、CPTで構成された層の厚みは、例えば、0.01〜0.5mm、好ましくは0.01〜0.25mm、更に好ましくは0.01〜0.15mmであり、FEP又はPFAで構成された層の厚みは、例えば、0.01〜1.0mm、好ましくは0.01〜0.5mm、更に好ましくは0.02〜0.3mmである。
外層が接着性フッ素樹脂の単層構造を有する場合、外層の厚みは、例えば、0.2〜6.0mm、好ましくは0.3〜5.0mm、更に好ましくは0.4〜4mmである。
外層が中間層側から、CPTで構成された層と、FEP又はPFAで構成された層とからなる2層構造を有する場合、CPTで構成された層の厚みは、例えば、0.01〜0.5mm、好ましくは0.01〜0.25mm、更に好ましくは0.01〜0.15mmであり、FEP又はPFAで構成された層の厚みは、例えば、0.01〜1.0mm、好ましくは0.01〜0.5mm、更に好ましくは0.02〜0.3mmである。
[中間層]
中間層は、少なくとも内層及び外層に接する部分にポリアミドで構成された層を含む。
ポリアミドとしては、特に制限はなく、例えば、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド6/10、ポリアミド6/12、ポリアミド10/10、ポリアミド11、ポリアミド12が挙げられる。中間層として用いられるポリアミドは可塑剤を配合しても、配合しなくてもよい。
ポリアミドの具体例としては、無可塑タイプポリアミド11(PA11)(例えば、アルケマ社製RilsanTMB、RilsanTMB KNOが市販されている。)、無可塑タイプポリアミド12(PA12)、ポリアミド6/12(PA6/12)、可塑剤配合ポリアミド11、可塑剤配合ポリアミド12が挙げられ、硬度の点から、無可塑タイプポリアミド11(例えば、アルケマ社製RilsanTMB、RilsanTMB KNOが市販されている。)、無可塑タイプポリアミド12が好ましい。
中間層は、種類の異なるポリアミドからなる2層構造とすることもできる。例えば、内層側の中間層を無可塑タイプポリアミド11(PA11)又は無可塑タイプポリアミド12(PA12)で構成し、外層側の中間層を可塑剤配合ポリアミド11又は可塑剤配合ポリアミド12で構成した2層構造が挙げられる。
中間層は、少なくとも内層及び外層に接する部分にポリアミドで構成された層を含めばよく、ポリアミド層の肉厚を薄くし、その間にポリアミドと溶融接着可能な材料、例えばポリオレフィン樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂からなる層を配置してもよい(図3参照)。
中間層がポリアミドの単層構造を有する場合、中間層の厚みは、例えば、0.2〜6.0mm、好ましくは0.3〜5.0mm、更に好ましくは0.4〜4.0mmである。
中間層が内層側から、ポリアミド層と、ポリアミドと溶融接着可能な材料で構成された層と、ポリアミド層とからなる3層構造を有する場合、各ポリアミド層の厚みは、例えば、0.01〜0.5mm、好ましくは0.01〜0.25mm、更に好ましくは0.01〜0.15mmであり、ポリアミドと溶融接着可能な材料で構成された層の厚みは、例えば、0.01〜5.0mm、好ましくは0.01〜4.0mm、更に好ましくは0.01〜3.0mmである。
[多層チューブ]
本発明の多層チューブは、外径及び内径は、特に限定されず、用途に応じて選択できるが、例えば、自動車ボディの塗料用チューブとして利用する場合、外径は2〜20mm(特に3〜16mm)程度であり、内径は1.0〜15mm(特に2〜13mm)程度である。外径と内径との差(チューブの厚み)が大きすぎると、透明性が低下するため、外径と内径との差は1〜8mm(特に1〜6mm)程度である。
本発明の多層チューブは、前記内層と、前記中間層と、前記外層とを複層押出成形(共押出成形)することにより得ることができる。
しかしながら、本発明の多層チューブは、内層及び外層がフッ素樹脂で構成されており、フッ素樹脂はポリアミドと比較して結晶化温度が高いため、押出金型から輪形積層状に吐出される溶融樹脂をサイジング金型から供給する冷却水で冷却し、負圧水槽内で冷却しながらチューブの内外差圧によって円形状にサイジングしている従来の多層チューブの共押出成形方法(図1参照)では、冷却水(正圧)で外層のフッ素樹脂が先に結晶化し、負圧水槽内の差圧により円形状にサイジングするのが困難で、安定した寸法とならない。
本発明では、多層チューブを共押出成形により製造するに際し、サイジング金型の前部で大気で冷却して、従来法の冷却水による冷却よりも、徐々に冷却するとともに、サイジング金型の前部でチューブに内外差圧を与えて円形状にサイジングすることにより、寸法安定性を有する多層チューブを製造することを可能にした。
寸法安定性としては、チューブのサイズにより異なるが、具体的には、外径の許容差が±0.1〜±0.3mm、外径及び内径の真円度が0.1mm以下〜0.3mm以下であり、より具体的には、外径φ4mm以下のチューブでは、外径の許容差が±0.1mm、外径及び内径の真円度が0.1mm以下、外径φ8mm以下のチューブでは、外径の許容差が±0.1mm、外径及び内径の真円度が0.15mm以下、外径φ12mm以下のチューブでは、外径の許容差が±0.1mm、外径及び内径の真円度が0.2mm以下、外径φ16mm以下のチューブでは、外径の許容差が±0.2mm、外径及び内径の真円度が0.2mm以下、外径φ20mm以下のチューブでは、外径の許容差が±0.3mm、外径及び内径の真円度が0.3mm以下である。
本発明をより具体的かつ詳細に説明するために以下に実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例で使用した成分の詳細と、実施例で得られた多層チューブの性能評価の測定方法とを以下に示す。
[成分の内容]
内層(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)):
ダイキン工業社製ネオフロンTMFEP NP−3180
中間層側内層(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体(CPT)):
ダイキン工業社製ネオフロンTMCPT LP−1000
内層側中間層(無可塑タイプポリアミド11):
アルケマ社製RilsanTMB KNO
外層側中間層(可塑剤配合ポリアミド11):
アルケマ社製RilsanTMB BESN O F15TLX
外層(テトラフルオロエチレン・エチレン系共重合体(ETFE)):
ダイキン工業製ネオフロンTMEFEP RP−5000
(実施例1)5層チューブの製造
内層として、ダイキン工業社製ネオフロンTMFEP NP−3180を用い、中間層側の内層として、ダイキン工業社製ネオフロンTMCPT LP−1000を用い、内層側の中間層として、アルケマ社製RilsanTMB KNOを用い、外層側の中間層として、アルケマ社製RilsanTMB BESN O F15TLXを用い、外層として、ダイキン工業製ネオフロンTMEFEP RP−5000を用い、図2に示す製造装置で、(外径×内径)が(16mm×13mm)の5層チューブを成形した。
(比較例1)
実施例1と同一成分且つ同一層構成で、図1に示す製造装置で、(外径×内径)が(16mm×13mm)の5層チューブを成形した。
(試験例1)外径測定試験
供試チューブ外径の同一円周上の最大値及び最小値を測定した。真円度は測定した最大値−最小値の1/2を真円度とした。
結果を表3に示す。
Figure 2019006005

Claims (10)

  1. 厚み方向に複数の層で構成された中空チューブであって、前記複数の層が、内側からフッ素樹脂で構成された内層と、少なくとも内層及び外層に接する部分にポリアミドで構成された層を含む中間層と、フッ素樹脂で構成された外層とを含み、内層及び外層が、少なくとも中間層と接する部分にポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂で構成された層を含む多層チューブ。
  2. ポリアミドと溶融接着可能なフッ素樹脂がテトラフルオロエチレン単位を有するホモポリマー又はコポリマーであって、末端又は側鎖に接着性官能基を有する樹脂である請求項1記載の多層チューブ。
  3. 中間層が内層側から、ポリアミド層と、ポリアミドと溶融接着可能な材料で構成された層と、ポリアミド層とからなる3層構造を有する請求項1又は2記載の多層チューブ。
  4. ポリアミドと溶融接着可能な材料がポリオレフィン樹脂及び熱可塑性ポリウレタン樹脂から選ばれる請求項3記載の多層チューブ。
  5. 内層が中間層側から、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体で構成された層と、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体又はテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で構成された層とからなる2層構造を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の多層チューブ。
  6. 外層が中間層側から、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル・クロロトリフルオロエチレン共重合体で構成された層と、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体又はテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体で構成された層とからなる2層構造を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の多層チューブ。
  7. 寸法安定性を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の多層チューブ。
  8. 流体配管用チューブである請求項1〜7のいずれか1項に記載の多層チューブ。
  9. 飲料及び/又は食品の輸送用チューブ、又は塗料及び/又はインクの輸送用チューブである請求項8記載の多層チューブ。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の多層チューブを共押出成形により製造するに際し、サイジング金型の前部で大気で冷却すること、及びサイジング金型の前部でチューブに内外差圧を与えて円形状にサイジングすることを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の多層チューブの製造方法。
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ダイキン フッ素樹脂ハンドブック, vol. −改訂版−, JPN6020035729, March 2009 (2009-03-01), JP, pages 123 - 8, ISSN: 0004596802 *

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