JP6502639B2 - 配管システム - Google Patents
配管システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6502639B2 JP6502639B2 JP2014185008A JP2014185008A JP6502639B2 JP 6502639 B2 JP6502639 B2 JP 6502639B2 JP 2014185008 A JP2014185008 A JP 2014185008A JP 2014185008 A JP2014185008 A JP 2014185008A JP 6502639 B2 JP6502639 B2 JP 6502639B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- multilayer
- piping system
- multilayer tube
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
たとえば、安価で高剛性、高強度な多層管として、特開昭61−32743号公報(特許文献1)に、中間層として、ガラス繊維、無機充填剤及び不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンを含有するポリプロピレン系樹脂層を有することを特徴とする少なくとも3層からなるポリオレフィン系多層構造管が開示されている。
本発明の配管システムは、複数の多層管と継手とを含む。多層管は、少なくとも、第1層、第2層および第3層が積層され、第2層は第1層および第3層より大きい弾性率を有する。継手は、第1外挿筒部と、第1外挿筒部に連設した第2外層筒部と、それらの境界部の内周面に突設された当接突部とを含む。第1外挿筒部は、複数の多層管のうち一の多層管の端部に外挿している。第2外挿筒部は、複数の多層管のうち他の多層管の端部に外挿している。当接突部は、一の多層管の末端と他の多層管の末端とを当接させており、多層管より小さい弾性率を有する。さらに、第2層は多層管の肉厚中央を包含するように位置し、当接突部の頂端は当該肉厚中央より外周の側に位置している。
なお、本明細書において、多層管が受け得る変形には、外力の負荷による変形、温度変化、湿度変化および経年劣化などの環境変化による変形が含まれる。
本発明の配管システムにおいては、第2層が繊維を含む樹脂であり、第3層は繊維を含まない樹脂であってよい。
これによって、第2層の寸法安定性と、第3層の継手との融着接合容易性とを両立させることができる。寸法安定性が良好であるとは、熱伸縮が少ない(線膨張係数が小さい)ことをいう。
本発明の配管システムにおいては、第1層と第3層とが、繊維を含まない互いに同じ樹脂で構成されていてよい。
これによって、第2層の両面に接触する層の機械的特性を揃え、界面の剥離を抑制することができる。
本発明の配管システムにおいては、配管の弾性率が1200MPa以上5000MPa以下であってよい。
これによって、多層管の層間剥離を抑制しかつ継手部分における耐震性をより良好とすることができる。
なお、弾性率は、JIS K 7171に準拠した測定値である。
本発明の配管システムにおいては、当接突部の軸心方向の幅が、外径の2%以上30%以下であってよい。
これによって、継手部分の耐震性を良好に維持することができる。
本発明の配管システムにおいては、多層管の第2層が、第1層に接触するように積層され、第3層が、第2層に接触するように積層され、第1層と第2層との界面および第2層と前記第3層との界面の少なくともいずれかの十点平均粗さRzが、30μm以上であってよい。
十点平均粗さRzの範囲に含まれる上限値は特に限定されないが、製造容易性などの観点からたとえば300μmである。
なお、十点平均粗さRzは、JIS B 0601に準拠した測定値である。
上記(6)の本発明の配管システムにおいては、多層管の第1層と第2層との界面および第2層と第3層との界面の少なくともいずれかの界面最大高さRyが50μm以上であってよい。
これによって、多層管が変形を受けた場合であっても、界面剥離をより起こしにくい。
界面最大高さRyの範囲に含まれる上限値は特に限定されないが、製造容易性などの観点からたとえば500μmである。
なお、界面最大高さRyは、JIS B 0601に準拠した測定値である。
本発明の配管システムにおいて、多層管の第2層の弾性率は、第1層の弾性率および第3層の弾性率の1.5倍以上であることが好ましい。
この場合、第2層が、第1層および第3層よりも充分に大きい弾性率を有するため、多層管全体としての良好な耐変形性を効率よく得ることができる。
弾性率の範囲に含まれる上限値は特に限定されないが、機械的特性などの観点からたとえば3倍である。
なお、弾性率は、JIS K 7171に準拠した測定値である。
本発明の配管システムにおいて、多層管の第2層中の繊維の含有量は、5重量%以上35重量%未満であってよい。
この場合、5重量%以上であることにより、多層管の良好な寸法安定性を効率よく得ることができ、35重量%未満であることにより、第2層の破壊モードを延性的破壊へ遷移させ易くすることができる。
本発明の配管システムにおいて、多層管の第2層は、相溶化剤を含んでよい。
これによって、多層管の寸法安定性、強度、高温での伸びの少なくともいずれかを良好に得ることができる。なお、高温での伸びとは、延性的破壊を破壊モードとして生じさせ易くする指標をいう。高温での伸びが良いと、破壊モードが延性的破壊となり易い。
本発明の配管システムにおいては、多層管の第2層の樹脂に含まれる繊維がガラス樹脂であり、第2層に含まれる相溶化剤がシラン変性ポリオレフィンであることが好ましい。
これによって、多層管のより良好な寸法安定性を効率よく得ることができる。
上記(6)または(7)の本発明の配管システムにおいては、多層管の第2層の線膨張係数が、第1層または第3層の線膨張係数の0.8倍以下であることが好ましい。
本発明の配管システムにおいては、多層管の総厚に対し、第2層の層厚が20%以上80%以下であってよい。
この場合、層厚が20%以上であることにより、多層管の好ましい寸法安定性および機械的強度を得ることができ、80%以下であることにより、継手との良好な融着接合容易性を得ることができる。
図1は、本発明の一実施形態の配管システムを、軸心を含む面で切断した場合の模式的断面図である。図2は、図1の一部拡大図である。図3は、本発明の一実施形態の配管システムを構成する多層管を、軸方向に垂直な断面で切断した場合の模式的断面図である。
配管システム100は、複数の多層管200,200’と、継手300とを含む。
本実施形態において、多層管200と多層管200’とは同じものである。多層管200,200’は、それぞれ、軸心Oから外側に向かって、第1層210,210’、第2層220,220’および第3層230,230’が積層される。それぞれの層の間には、接着剤層などを介在してもよい。また、多層管200,200’がさらに1または2以上の他の層が積層されていてもよい。以下、多層管200を挙げ、多層管の詳細を説明する。
多層管200は、第2層220の弾性率(JIS K 7171に準拠)が、第1層210の弾性率および第3層230の弾性率より大きくなるように構成される。具体的には、多層管200は、第2層220の弾性率が、第1層210の弾性率および第3層230の弾性率の1.5倍以上、好ましくは2倍以上となるように構成されることができる。このように、第2層220は、第1層210および第3層230よりも充分に大きい弾性率を有することが好ましい。本発明における多層管200は、外力の負荷による変形、および温度変化、湿度変化ならびに経年劣化などの環境変化による変形の少なくともいずれかを受けた場合であっても、充分に大きい弾性率を有する第2層220の耐変形性が良好であるため、第2層220が芯となり、多層管200全体としての良好な耐変形性を確保することができる。なお、第2層220の弾性率の上限は、たとえば3倍である。
多層管200は、第2層220の層厚T2(図2参照)が、多層管200の総厚(本実施形態においては、第1層210の層厚T1、第2層220の層厚T2、および第3層230の層厚T3の和)の20%以上80%以下となるように構成される。層厚T2が20%以上であることにより、多層管200の好ましい寸法安定性および機械的強度が得られる程度に第2層220の厚みを確保することができる。層厚T2が80%以下であることにより、たとえば多層管200を継手とエレクトロフュージョン接合などにより融着接合する場合に、継手との融着接合容易性を良好に確保することができる。このような効果をより一層効果的に高める観点からは、第2層220の層厚T2は、多層管200の総厚の、好ましくは30%以上70%以下である。
第1層210および第3層230は、いずれも同じポリオレフィン系樹脂で構成される。したがって、第2層220の両面で機械的特性が揃うとともに、多層管200の製造効率も良い。なお、本発明は、第1層210と第3層230とは、異なる材料または異なるポリオレフィン系樹脂から構成されることを除外するものではない。
これらのポリオレフィン樹脂は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
第2層220は、繊維強化樹脂で構成される。
(第2層の材料−マトリックス樹脂)
マトリックス樹脂は、ポリオレフィン系樹脂である。ポリオレフィン系樹脂の具体例としては、第1層210および第3層230の構成樹脂として挙げたものと同様である。第2層220のマトリックス樹脂は、第1層210および第2層220を構成する樹脂と同じである。全ての層に同じ樹脂を用いることにより、隣接する層が互いになじみやすく、界面剥離を効果的に抑制することができる。
繊維の材質としては、ガラス繊維、炭素繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維、微細な金属繊維などの無機繊維;およびアラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ビニロン、ポリアセタール、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール、高強度ポリプロピレンなどの有機繊維が挙げられる。炭素繊維としては、PAN (ポリアクリロニトリル) 系炭素繊維、シリコン−チタン−炭素繊維、ピッチ系炭素繊維などが挙げられる。また、有機繊維としては、ケナフ、麻などの天然繊維も挙げられる。本発明においては、低線膨張性の観点から、繊維はガラス繊維であることが好ましい。これらの繊維は、単独で、または複数種を組み合わせて用いることができる。
また、このような繊維に、マトリックス樹脂を保持させる方法としては、公知の方法が全て採用可能である。
さらに、繊維は、ポリオレフィン収束剤により収束されたものであってもよい。ポリオレフィン収束剤は、ガラス繊維を収束させることができれば特に限定されないが、具体的にはポリオレフィンである。当該ポリオレフィンは、マトリックス樹脂と同様のものであってもよい。つまり、マトリックス樹脂がポリエチレンであれば、収束剤もポリエチレンであってよい。さらに、収束剤としての当該ポリオレフィンには、変性ポリオレフィンが含まれる。ポリオレフィン収束剤の具体例としては、マレイン酸変性ポリオレフィン、およびシラン変性ポリオレフィン等が挙げられる。第2層220に低線膨張係数を具備させる観点からは、ポリオレフィン収束剤はシラン変性ポリオレフィンであることが好ましく、さらに、繊維がガラス繊維であることが好ましい。
繊維を良好に収束させる観点からは、ポリオレフィン収束剤のMFR(メルトマスフローレイト)は好ましくは0.01g/10分以上、好ましくは16g/10分以下である。上記MFRは、JIS K7210に基づいて、温度190℃、荷重2.16kgfの条件で測定された値である。
さらに、第2層220には相溶化剤が含まれる。相溶化剤としては、たとえば、変性ポリオレフィンおよび塩素化ポリオレフィンなどが挙げられる。変性ポリオレフィンとしては、たとえば、マレイン酸変性ポリオレフィンおよびシラン変性ポリオレフィンなどが挙げられる。相溶化剤は、1種を単独で用いても良いし、2種以上を併用してもよい。第2層220に低線膨張係数を具備させる観点からは、相溶化剤はシラン変性ポリオレフィンであることが好ましく、さらに、繊維がガラス繊維であることが好ましい。
第2層220には、さらに他の成分が含まれてよい。当該他の成分は、第2層220を製造するための樹脂組成物から繊維と相溶化剤とを除いた成分を100重量%とすると、ポリオレフィン系樹脂の含有量は、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上、更に好ましくは95重量%以上となる量で用いられてよい。ポリオレフィン系樹脂の含有量の範囲に含まれる上限値は、99.99重量%、または99.9重量%であってもよい。
上記酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤及びラクトン系酸化防止剤等が挙げられる。酸化防止剤は、1種が単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
ラクトン系酸化防止剤としては、3−ヒドロキシ−5,7−ジ−tert−ブチル−フラン−2−オンとo−キシレンとの反応生成物等が挙げられる。
滑剤の使用量は特に限定されない。たとえば、マトリックス樹脂であるポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、好ましくは3重量部以下である。
継手300は、いわゆるソケット型の継手である。継手300は、第1外挿筒部310と、第2外挿筒部320と、当接突部350とを含む。第1外挿筒部310と第2外挿筒部320とは軸心Oが同じとなるように連設されている。第1外挿筒部310の内周面は、多層管200の端部290の外周面に対応した形状を有しており、端部290に外挿している。同様に、第2外挿筒部320の内周面は、多層管200’の端部290’の外周面に対応した形状を有しており、端部290’に外挿している。
第1外挿筒部310と第2外挿筒部320との境界部の内周面には、当接突部350が突設されている。当接突部350は、継手300の内周全周に亘って突設されている。
当接突部350には、多層管200の末端299の面と、多層管200’の末端299’の面とを、軸心O方向の両側から当接させている(図2参照)。
図5は、多層管200の第1変形例を軸方向に垂直な断面で切断した場合の模式的断面図である。図6は、図5の一部拡大図である。
[第1変形例−基本構成]
図5に示す多層管200aは、軸心から外周の方向に順番に、第1層210a(内層)、第2層220a(中間層)および第3層230a(外層)が互いに接触するように積層されている。本変形例では、多層管200aが三層から構成されるものを挙げているが、本発明は、多層管200aがさらに1または2以上の他の層を有することを除外するものではない。
多層管200aにおいては、第2層220aと第3層230aとの間の界面225aが荒らされている。具体的には、界面225aの十点平均粗さRz(JIS B 0601に準拠)は、30μm以上、好ましくは50μm以上である。さらに、界面225aの界面最大高さRy(JIS B 0601に準拠)が50μm以上、好ましくは100μm以上である。これにより、多層管200aが、外力の負荷による変形、および温度変化、湿度変化ならびに経年劣化などの環境変化による変形の少なくともいずれかを受けた場合であっても、第2層220aと第3層230aとの間で界面剥離を起こしにくい。
なお、図2に、十点平均粗さRzおよび界面最大高さRyの基準となる面を平均面225Vとして示す。
多層管200aは、第2層220aの線膨張係数が第1層210aおよび第3層230aの線膨張係数より小さくなるように構成されている。具体的には、第2層220aの線膨張係数は、第1層210aおよび第3層230aの線膨張係数の0.8倍以下、または0.3倍以下であってよい。より具体的には、第1層210aおよび第3層230aの線膨張係数がたとえば12×10−5以上14×10−5以下であれば、第2層220aの線膨張係数は10×10−5前後(9.6×10−5以上11.2×10−5以下)であってよい。
多層管200aは、80℃での熱間内圧クリープ試験において、脆性破壊を抑制してニーポイント(延性破壊から脆性破壊への変化点)が発生しない、またはニーポイントの発生がより長期側にシフトすることが好ましく、脆性破壊を抑制してニーポイントが発生しないことがより好ましい。
具体的には、多層管200aの最高使用圧力(60℃−30年)は、0.9MPa以上、好ましくは0.95MPa以上、さらに好ましくは1MPa以上、さらに好ましくは1.05MPa以上である。このように、多層管200aは長期耐久性を有する。
多層管200aは、第2層220aの層厚T2a(図6参照)が、多層管200aの総厚(本変形例においては、第1層210aの層厚T1a、第2層220aの層厚T2a、および第3層230aの層厚T3aの和)の20%以上80%以下となるように構成される。層厚T2aが20%以上であることにより、多層管200aの好ましい寸法安定性および機械的強度が得られる程度に第2層220aの厚みを確保することができる。層厚T2aが80%以下であることにより、たとえば多層管200aを継手とエレクトロフュージョン接合などにより融着接合する場合に、継手との融着接合容易性を良好に確保することができる。このような効果をより一層効果的に高める観点からは、第2層220aの層厚T2aは、多層管200aの総厚の、好ましくは30%以上70%以下である。なお、第2層220aの層厚T2aの基準となる外周側の面は、平均面225Vとする。
多層管200aは、第1層210aおよび第3層230aをそれぞれ製造するための樹脂組成物と、第2層220aを製造するための樹脂組成物とを調製し、成形機を用いて成形する。成形機としては特に限定されず、単軸押出機、二軸異方向パラレル押出機、二軸異方向コニカル押出機、及び二軸同方向押出機等が挙げられる。さらに、成形機を用いて成形する場合、賦形する金型および樹脂温度等も、特に限定されない。
図7は、第2変形例の多層管を軸方向に垂直な断面で切断した場合の模式的断面図である。第2変形例においては、第1変形例と異なる点について説明し、共通する点は説明を省略する。
本発明においては、配管システム100が「配管システム」に相当し、多層管200,200’,200a,200bが「多層管」に相当し、特に多層管200が「一の多層管」に、多層管200’が「他の多層管」に相当し、肉厚中央200Mが「肉厚中央」に相当し、第1層210,210’,210a,210bが「第1層」に相当し、第2層220,220’,220a,220bが「第2層」に相当し、第3層230,230’,230aが「第3層」に相当し、端部290が「一の多層管の端部」に相当し、端部290’が「他の多層管の端部」に相当し、末端299が「一の多層管の末端」に相当し、末端299’が「他の多層管の末端」に相当し、継手300が「継手」に相当し、第1外挿筒部310が「第1外挿筒部」に相当し、第2外挿筒部320が「第2外挿筒部」に相当し、当接突部350が「当接突部」に相当し、頂端359が「当接突部の頂端」に相当し、軸心Oが「軸心」に相当し、幅Wが「当接突部の軸心方向の幅」に相当する。
200,200’,200a,200b 多層管
200 一の多層管
200’ 他の多層管
200M 肉厚中央
210,210’,210a,210b 第1層
220,220’,220a,220b 第2層
230,230’,230a 第3層
290 (一の多層管の)端部
290’ (他の多層管の)端部
299 (一の多層管の)末端
299’ (他の多層管の)末端
300 継手
310 第1外挿筒部
320 第2外層筒部
350 当接突部
359 (当接突部の)頂端
O 軸心
W (当接突部の軸心方向の)幅
Claims (5)
- 軸心から外周の方向に、少なくとも、第1層、第2層および第3層が積層され、前記第2層が前記第1層および前記第3層より大きい弾性率を有する複数の多層管と、
前記多層管と融着され、前記複数の多層管のうち一の多層管の端部に外挿した第1外挿筒部、前記第1外挿筒部に連設しかつ他の多層管の端部に外挿した第2外挿筒部、および、前記第1外挿筒部と前記第2外挿筒部との境界部の内周面に突設されかつ前記一の多層管の末端と前記他の多層管の末端とを当接させた、前記多層管より小さい弾性率を有する当接突部を含む継手とを含み、
前記第2層が前記多層管の肉厚中央を包含するように位置し、かつ前記当接突部の頂端が前記肉厚中央より前記外周の側に位置する、配管システム。 - 前記第2層が繊維を含む樹脂であり、前記第3層は繊維を含まない樹脂である、請求項1に記載の配管システム。
- 前記第1層と前記第3層とが、繊維を含まない互いに同じ樹脂で構成されている、請求項1または2に記載の配管システム。
- 配管の弾性率が1200MPa以上5000MPa以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の配管システム。
- 前記当接突部の前記軸心の方向の幅が、前記多層管の外径の2%以上30%以下である、請求項1から4のいずれか1項に記載の配管システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014185008A JP6502639B2 (ja) | 2014-09-11 | 2014-09-11 | 配管システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014185008A JP6502639B2 (ja) | 2014-09-11 | 2014-09-11 | 配管システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016056906A JP2016056906A (ja) | 2016-04-21 |
JP6502639B2 true JP6502639B2 (ja) | 2019-04-17 |
Family
ID=55758072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014185008A Active JP6502639B2 (ja) | 2014-09-11 | 2014-09-11 | 配管システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6502639B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7065726B2 (ja) * | 2018-08-08 | 2022-05-12 | 積水化学工業株式会社 | 多層管及び多層管接続体 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5652019Y2 (ja) * | 1976-07-22 | 1981-12-04 | ||
JPS609505Y2 (ja) * | 1980-06-24 | 1985-04-03 | 株式会社クボタ | 管継手 |
JP2004330559A (ja) * | 2003-05-06 | 2004-11-25 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | 繊維強化中空構造体の製造方法 |
-
2014
- 2014-09-11 JP JP2014185008A patent/JP6502639B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016056906A (ja) | 2016-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6595787B2 (ja) | 多層配管 | |
US10544886B2 (en) | Fiber-reinforced composite pipe and cold/warm water piping system | |
JP6571674B2 (ja) | 多層可撓性チューブ及びその製作方法 | |
JP6574546B2 (ja) | 多層管 | |
US20170261132A1 (en) | Multilayer flexible tube and methods for making same | |
JP6523045B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂多層配管およびポリオレフィン系樹脂多層配管の製造方法 | |
JP6502639B2 (ja) | 配管システム | |
JP6546433B2 (ja) | 多層配管 | |
US11767936B2 (en) | Pipe connection | |
JP6397280B2 (ja) | 多層管 | |
JP6484106B2 (ja) | 冷温水管路配管システム | |
JP7074421B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂多層管 | |
US20090162591A1 (en) | Multilayer coolant pipes | |
JP2014025575A (ja) | チューブの連結構造、及びチューブの連結方法 | |
JP6510885B2 (ja) | 多層管材 | |
US11767935B2 (en) | Connecting element and pipe connection comprising the same | |
JP6709309B2 (ja) | 多層管 | |
JP2022157416A (ja) | 多層管 | |
JP6170417B2 (ja) | ポリエチレン系樹脂組成物及び成形体 | |
WO2016133167A1 (ja) | 繊維強化複合管および冷温水配管システム | |
JP2015098545A (ja) | ポリオレフィン系樹脂組成物及び成形体 | |
JP7453746B2 (ja) | 継手および配管システム | |
JP2016041960A (ja) | 継手付ホース | |
KR101003574B1 (ko) | 내구성이 우수한 플렉시블 내압 호스 및 그 제조방법 | |
JP2022049982A (ja) | 管継手、配管及び配管システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180925 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190322 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6502639 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |