JP2016069659A - コネクタ用電気接点材料及びその製造方法 - Google Patents

コネクタ用電気接点材料及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易であり、長期間にわたって低い接触抵抗を維持することができるコネクタ用電気接点材料及びその製造方法を提供する。
【解決手段】電気接点材料1は、金属よりなる母材2と、母材2上に形成された拡散バリア層3と、拡散バリア層3上に形成された中間層4と、最表面に形成された導電性皮膜層5とを有している。拡散バリア層3は、Cu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含んでいる。中間層4は、Snを必須に含有し、更にCu、Zn、Co、Ni及びPdからなる群より選択される1種または2種以上の添加元素Mを含んでいる。導電性皮膜層5は、導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタ用電気接点材料及びその製造方法に関する。
コネクタ用の電気接点材料としては、Cu(銅)合金が主に用いられている。Cu合金は、その表面に不導体または電気抵抗率が高い酸化皮膜が形成されることにより、接触抵抗の上昇を引き起こし、電気接点材料としての機能低下をもたらすおそれがある。
そのため、Cu合金よりなる電気接点材料の表面に、酸化されにくいAu(金)あるいはAg(銀)などの貴金属の層をめっき処理などによって形成することがある。しかし、貴金属層の形成はコストが高いため、一般的には、安価で比較的耐食性の高いSn(スズ)めっきが多用されている。
これらの従来の問題点に対応すべく、コネクタ用電気接点材料の最表面にCuSn合金層を形成する技術(特許文献1)、最表面にSnまたはSn合金層を形成し、その下側にCu−Snを主体とする金属間化合物を含む合金層を形成する技術(特許文献2)、Sn系めっき層の上にAg3Sn合金層を形成する技術(特許文献3)などが提案されている。
ところが、上記従来の技術では、上述した問題を十分に解決できているとまでは言えない。そこで、本発明者は、鋭意検討し、コネクタ用電気接点材料の最表面に導電性の酸化物または水酸化物からなる層を形成する方法を開発した(特許文献4、5)。特許文献4には、基材上に複数の金属層を積層して多層金属層を形成した後、酸化雰囲気下で多層金属層を加熱する方法が開示されている。この方法によれば、合金層の表面に、Sn、Ni及びCu等の酸化物を含む導電性酸化物層を形成することができる。この導電性酸化物層は、一旦形成されるとそれ以上酸化が進行しないため、長期間に亘って導電性を維持することができ、安定して低い接触抵抗を得ることができる。そして、基材上に形成された合金層は硬くて耐摩耗性に優れると共に低摩擦係数であるため、端子挿入時の挿入力を充分に小さくすることができる。
また、特許文献5には、基材上にNiSnやCuSnなどの合金層を形成した後、その表面に形成されている絶縁性の酸化物層を一旦除去し、改めて酸化処理または水酸化処理を施す方法が開示されている。この方法によれば、合金層の表面に、Sn、Ni及びCu等の酸化物を含む導電性酸化物層や、Sn、Ni及びCu等の水酸化物を含む導電性水酸化物層を形成することができる。この方法によっても上記と同様の作用効果を得ることができる。
特開2010−267418号公報 特開2011−12350号公報 特開2011−26677号公報 特開2012−222659号公報 特開2012−237055号公報
しかしながら、上記特許文献4の技術を適用する場合には、導電性酸化物層を形成する工程における加熱により基材の金属が表面側へ向けて拡散するという問題がある。基材の金属が合金層や導電性酸化物層まで到達すると、これらの層の組成が意図した組成から変化する。その結果、導電性の低下を招くおそれがある。
上記の問題に対し、Ni(ニッケル)層等の拡散バリア層を基材上に設けることにより、基材からの金属の拡散を抑制する技術が知られている。しかし、従来の拡散バリア層は、加熱温度、加熱時間及び拡散バリア層の厚み等によっては多層金属層の加熱時に基材の金属が合金層等まで拡散することがあり、結果として導電性の低下を招くおそれがある。
一方、基材の金属の拡散を抑制するためには、加熱温度を低くする、加熱時間を短くする、拡散バリア層の厚みを厚くする等の方法が考えられる。しかし、加熱温度を過度に低くする、または加熱時間を過度に短くする場合には、導電性酸化物層の形成が不十分となるおそれがある。また、拡散バリア層の厚みを過度に厚くすると、生産性の低下やコストの上昇を招くおそれがある。
このように、上記特許文献4の技術を適用する場合には、基材からの金属の拡散の抑制と、導電性酸化物層の形成とを両立し得る最適な条件の範囲が比較的狭いという問題がある。それ故、優れた導電性を有する電気接点材料をより容易に製造するために、上記の最適な条件の範囲をより広くすることができる技術が求められている。
また、上記特許文献5の技術を適用する場合には、絶縁性の酸化物層を一旦除去する工程を設ける必要があるため、工程が煩雑となるという問題がある。このため、合金化に際して形成された絶縁性の酸化物層を一旦除去する工程を設けることなく表面に容易に導電性の酸化物または水酸化物の層を形成することができるコネクタ用電気接点材料の製造方法の開発が望まれている。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、製造が容易であり、長期間にわたって低い接触抵抗を維持することができるコネクタ用電気接点材料及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、金属よりなる母材と、
Cu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含み、上記母材上に形成された拡散バリア層と、
Snを必須に含有し、更にCu、Zn、Co、Ni及びPdからなる群より選択される1種または2種以上の添加元素Mを含み、上記拡散バリア層上に形成された中間層と、
導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含み、最表面に形成された導電性皮膜層とを有することを特徴とするコネクタ用電気接点材料にある。
本発明の他の態様は、金属よりなる母材上にCu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含む拡散バリア層を有する中間材を準備し、
上記拡散バリア層上に、Sn層及びM層(但し、該M層は、Cu、Zn、Co、Ni及びPdから選択される1種又は2種以上の添加元素Mよりなる1層または2層以上の金属層)を含む2層以上の金属層を、複数の該金属層のうち最も酸化されにくい金属からなる上記金属層が最外層となるように積層した多層金属層を形成し、
その後、該多層金属層を酸化雰囲気下において加熱してリフロー処理を行うことにより、Sn及び上記添加元素Mを含む中間層を上記拡散バリア層上に形成し、かつ、導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含む導電性皮膜層を最表面に形成することを特徴とするコネクタ用電気接点材料の製造方法にある。
上記コネクタ用電気接点材料(以下、適宜「電気接点材料」という。)は、導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含む導電性皮膜層を最表面に有している。これにより、上記電気接点材料は、従来のSnめっき膜に比べて高温環境下での耐久性が向上し、長期間に亘って低い接触抵抗を維持することができる。このことは、後述する実施例から明らかである。
また、上記電気接点材料は、上記多層金属層を形成する工程と、上記リフロー処理を行う工程とを含む上記製造方法を採用することにより、容易に製造することができる。すなわち、上記の態様の製造方法によれば、上記多層金属層に上記リフロー処理を施すことにより上記中間層と上記導電性皮膜層とを同時に形成することができ、従来のような絶縁性酸化膜を除去する工程を実施する必要がない。
更に、上記の態様の製造方法によれば、上記拡散バリア層を予め形成した上記中間材を用いて上記電気接点材料を作製することができる。上記拡散バリア層に含まれる上記特定の金属間化合物は、従来の拡散バリア層に比べて上記母材からの金属の拡散を抑制する効果が高い。そのため、上記リフロー処理の際に上記母材の金属が上記中間層及び上記導電性皮膜層へ向けて拡散することを効果的に抑制できる。その結果、従来に比べて上記リフロー処理における加熱条件をより広い範囲から選択することができる。
以上のように、上記の態様の製造方法によれば、上記リフロー処理という単純な処理により上記導電性皮膜層を形成することができ、さらに、上記リフロー処理における加熱条件をより広い範囲から選択することができる。それ故、上記の態様の製造方法は、優れた導電性を有する上記電気接点材料をより容易に作製することができる。
実施例1における、コネクタ用電気接点材料の構成を示す一部断面図。 実施例1における、(a)拡散バリア層を形成する前の中間材の一部断面図、(b)拡散バリア層を形成した後の中間材の一部断面図、(c)拡散バリア層上に多層金属層を形成した状態の中間材の一部断面図。 実施例1における、電気接点材料(試料E1)を用いて行った初期評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例1における、電気接点材料(試料E1)を用いて行った高温耐久試験後評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例1における、電気接点材料(試料E1)を用いて行った高湿耐久試験後評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例2における、電気接点材料(試料E2)を用いて行った初期評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例2における、電気接点材料(試料E2)を用いて行った高温耐久試験後評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例2における、電気接点材料(試料E2)を用いて行った高湿耐久試験後評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例3における、電気接点材料(試料E3)を用いて行った初期評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例3における、電気接点材料(試料E3)を用いて行った高温耐久試験後評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。 実施例3における、電気接点材料(試料E3)を用いて行った高湿耐久試験後評価の結果を示す接触荷重−接触抵抗曲線。
上記電気接点材料に用いる上記母材は、導電性を有する種々の金属から選択可能である。具体的には、上記母材としては、Cu、Al(アルミニウム)、Fe(鉄)、またはこれらの金属を含む合金が好適に用いられる。これらの金属材料は、導電性だけではなく、成形性やバネ性にも優れ、種々の態様の電気接点に適用可能である。母材の形状としては、棒状、板状等種々の形状があり、厚み等の寸法は、用途に応じて種々選択可能である。なお、通常、厚みは0.2〜2mm程度とすることが好ましい。
上記拡散バリア層は、Cu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含んでいる。これらの金属間化合物は、上記リフロー処理の際に母材からの金属の拡散を抑制する効果が高い。これらの金属間化合物は、例えば、母材上においてCuまたはNiをSnと反応させて合金化させる方法により容易に形成することができる。
上記中間層は、Snを必須に含有し、更にCu、Zn、Co、Ni及びPdからなる群より選択される1種または2種以上の添加元素Mを含んでいる。中間層に含まれる添加元素Mの含有比率は、中間層が導電性を有するように、添加元素Mの種類に応じて適宜設定することができる。導電性の観点からは、添加元素Mとして導電率の高いCuを含有していることが好ましい。
また、中間層は、例えばCu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3等の金属間化合物を含んでいることが好ましい。これらの金属間化合物が上記中間層中に存在することにより、高湿環境下において低い接触抵抗を長期間維持することができる。
Cu6Sn5が中間層に含まれている場合には、Cu6Sn5におけるCuの一部がZn、Co、Ni及びPdから選択される1種または2種以上の置換元素M’に置換されていることが更に好ましい。すなわち、中間層に(Cu,M’)6Sn5が含まれていることが更に好ましい。この場合には、高湿環境下において低い接触抵抗をより長期間維持することができる。この理由は、以下のように考えられる。
Cu6Sn5は、高湿環境下に放置された場合、より抵抗率の大きいCu3Snという別形態の金属間化合物に変化し、これによって接触抵抗が増大する。一方、(Cu,M’)6Sn5は、Cu6Sn5に比べてCu3Snへの変化がより起こりにくく、(Cu,M’)6Sn5の状態をより長期間維持することができると考えられる。これにより、高湿環境下において低い接触抵抗をより長期間維持することができると考えられる。
中間層に(Cu,M’)6Sn5を確実に生成させるためには、中間層に存在するSn、Cu及び置換元素M’のうちCuと置換元素M’との合計が1〜50原子%となるように、上記電気接点材料中のCu及び置換元素M’の総量を制御することが好ましい。また、高湿環境における耐久性をより向上させる観点からは、中間層中のCu及び置換元素M’の合計を5〜10原子%の範囲内とすることがより好ましい。
上記導電性皮膜層は、導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物(以下、これらの化合物を導電性Sn化合物という。)を必須に含んでいる。導電性Sn化合物は、例えば、SnOa(a≠1)やSn32(OH)2等の組成式で表される。また、導電性皮膜層は、さらに添加元素Mの酸化物、添加元素Mの水酸化物及び不可避不純物等の他の化合物を含有し得る。導電性皮膜層の厚みは、5〜500nmが好ましく、10〜200nmがより好ましい。
上記導電性皮膜層は、1種又は2種以上の添加元素Mを酸化物または水酸化物の形態で含有していることが好ましい。添加元素Mの酸化物または水酸化物は、例えば、CuOb(b≠1)、ZnOc(c≠1)、CoOd(d≠1)、NiOe(e≠1)及びPdOf(f≠1)等の組成式で表される。これらの化合物が導電性Sn化合物と共存することにより、上記電気接点材料は高温環境下において低い接触抵抗をより長期間維持することができる。この理由は、以下のように考えられる。
導電性Sn化合物は、高温環境下において、より安定なSnOに変化する。そして、導電性Sn化合物が不導体であるSnOに変化することにより、接触抵抗が増大する。これに対し、導電性皮膜層中に添加元素Mの酸化物及び/または水酸化物と導電性Sn化合物とが共存する場合には、上述したSnOへの変化が抑制されると考えられる。これにより、上記電気接点材料は、高温環境下において低い接触抵抗をより長期間維持することができると考えられる。
また、上記導電性皮膜層は、2種以上の添加元素Mを酸化物または水酸化物の形態で含有していることが好ましい。この場合には、導電性Sn化合物の変質を抑制する効果がより高くなるため、高温環境下において低い接触抵抗をより長期間に亘って維持することができる。
導電性皮膜層に導電性Sn化合物と添加元素Mの酸化物等とを確実に共存させるためには、中間層に存在する添加元素M及びSnのうち添加元素Mの含有量が1〜50原子%となるように、上記電気接点材料中の添加元素Mの総量を制御することが好ましい。
上記電気接点材料は、例えば以下の方法により作製することができる。まず、金属よりなる母材上にCu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含む拡散バリア層を有する中間材を準備する。このような構成を有する中間材は、従来公知の方法により作製することができる。
例えば、上記中間材は、上記母材上にCu層またはNi層のうち少なくとも一方の金属層とSn層とを形成し、その後、これらの金属層を加熱して上記金属間化合物を形成する中間材リフロー処理を行うことにより作製することができる。即ち、Cu6Sn5を含む拡散バリア層を有する中間材は、母材上にCu層及びSn層を形成した後、これらの金属層を加熱してCuとSnとを合金化させることにより作製することができる。同様に、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3を含む拡散バリア層を有する中間材は、母材上にNi層及びSn層を形成した後、これらの金属層を加熱してNiとSnとを合金化させることにより作製することができる。また、母材上にNi層、Cu層及びSn層を積層させた状態で上記中間材リフロー処理を行い、Sn層とNi層及び/またはCu層との界面に拡散バリア層を形成してもよい。
上記中間材リフロー処理における加熱温度は、例えば280〜450℃の範囲から適宜選択することができる。また、上記特定の温度範囲で加熱を行う場合には、加熱時間を5〜40秒の範囲で設定することが好ましい。
上記中間材リフロー処理により形成された拡散バリア層は、母材表面を緻密に被覆することができる。そのため、この場合には、母材からの金属の拡散をより効果的に抑制することができる。また、上記の拡散バリア層を有する中間材は、例えばリフローSnめっき条材等の形態で市販されており、入手が容易である。
なお、中間材は、表面に拡散バリア層が露出していてもよく、拡散バリア層上にSn層等の他の金属層が存在していても良い。
次に、拡散バリア層上に、Sn層及びM層(但し、該M層は、Cu、Zn、Co、Ni及びPdから選択される1種又は2種以上の添加元素Mよりなる1層または2層以上の金属層)を含む2層以上の金属層を、複数の金属層のうち最も酸化されにくい金属からなる金属層が最外層となるように積層した多層金属層を形成する。Sn層及びM層は、上記中間材に予め存在しているものであってもよく、必要に応じてめっき処理等を施して形成してもよい。
その後、上記多層金属層を酸化雰囲気下において加熱してリフロー処理を行うことにより、Sn及び上記添加元素Mを含む中間層を拡散バリア層上に形成し、かつ、導電性Sn化合物を含む導電性皮膜層を最表面に形成する。上述したように多層金属層の最外層に最も酸化されにくい金属からなる金属層を配置することにより、リフロー処理に際して絶縁性の酸化物が過度に生成することを抑制し、電気接点材料の接触抵抗をより低くすることができる。
上記リフロー処理における加熱温度は、例えば250〜350℃の範囲から適宜選択することができる。また、リフロー処理における加熱温度が上記特定の温度範囲である場合には、加熱時間を30〜180秒の範囲で設定することが好ましい。
(実施例1)
上記コネクタ用電気接点材料及びその製造方法の実施例について、図を用いて説明する。図1に示すように、本例の電気接点材料1は、Cu合金よりなる母材2と、母材2上に形成された拡散バリア層3と、拡散バリア層3上に形成された中間層4と、最表面に形成された導電性皮膜層5とを有している。拡散バリア層3は、Cu6Sn5を含んでいる。中間層4は、Snを必須に含有し、更に添加元素MとしてのCu及びZnを含んでいる。導電性皮膜層5は、導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含んでいる。以下、電気接点材料1の詳細な構成を、製造方法と共に説明する。
[中間材10の準備]
Cu合金よりなる母材2上にCu6Sn5を含む拡散バリア層3を有する中間材10を準備した。本例においては、以下の手順により作製された中間材10を準備した。まず、母材2上にCuめっき処理及びSnめっき処理を順次施し、図2(a)に示すように、母材2上にCu層100及びSn層101を形成した。Cu層100及びSn層101の膜厚は、それぞれ0.2μm及び1.5μmとした。
次いで、Cu層100及びSn層101を400℃で10秒間加熱して中間材リフロー処理を行い、CuをSnと合金化させて拡散バリア層3を形成した。以上により図2(b)に示す中間材10を得た。得られた中間材10は、母材2の表面が拡散バリア層3により覆われていた。また、本例においてはSnの量がCuに対して過剰であったため、Sn層101の一部が拡散バリア層3上に残存した。拡散バリア層3及びSn層101の膜厚は、それぞれ0.5μm及び1.1μmであった。
拡散バリア層3の組成をSEM−EDX(走査型電子顕微鏡−エネルギー分散型X線分光法)により分析したところ、拡散バリア層3はCu6Sn5より構成されていることを確認した。また、図2(b)に示すように、Cu6Sn5の成長様式は島状成長であった。
[多層金属層11の形成]
次に、中間材10の表面にZnめっき処理及びCuめっき処理を順次行い、多層金属層11を形成した。図2(c)に示すように、多層金属層11は、Sn層101、Zn層111及びCu層112が拡散バリア層3上に順次積層された3層構造を有していた。また、これらの3層のうち最も酸化されにくいCu層112を最外層に配置した。なお、Sn層101は、上記のめっき処理を行う前の中間材10に予め存在していた層である。また、Znめっき処理及びCuめっき処理の条件は以下の通りである。
(Znめっき処理)
・めっき浴の液組成
塩化亜鉛(ZnCl2):60g/L
塩化ナトリウム(NaCl):35g/L
水酸化ナトリウム(NaOH):80g/L
・膜厚:0.25μm
・液温:25℃
・電流密度:1A/dm
(Cuめっき処理)
・めっき浴の液組成
硫酸銅(CuSO4):180g/L
硫酸(H2SO4):80g/L
塩素イオン(Cl-):40mL/L
・膜厚:0.15μm
・液温:20℃
・電流密度:1A/dm
[リフロー処理]
次に、多層金属層11を酸化雰囲気下において加熱してリフロー処理を行った。具体的には、多層金属層11を形成した状態の中間材10を大気雰囲気におき、270℃で120秒間加熱してリフロー処理を行った。以上により電気接点材料1を得た。
得られた電気接点材料1を厚み方向に切断し、SEM−EDXを用いて断面観察を行った。その結果、本例の電気接点材料1は、図1に示すように、母材2上に拡散バリア層3、中間層4、残存Sn層6及び導電性皮膜層5が順次積層された構造を有していることを確認した。中間層4と導電性皮膜層5との間に存在する残存Sn層6は、中間材10に予め存在したSn層101のうち、Cu及びZnとの合金化に費やされなかったSnが残存してなる層である。
EDX分析の結果、中間層4にはSn、Cu及びZnが含まれていることを確認した。また、これらの組成比から、中間層4はSn、Cu及びZnが合金化した(Cu,Zn)6Sn5より構成されていることを確認した。図1に示すように、(Cu,Zn)6Sn5の成長様式は島状成長であった。
次に、XPS(X線光電子分光法)を用いて導電性皮膜層5の組成分析を行った。その結果、導電性皮膜層5は、Sn、Cu及びZnを含んでいることを確認した。また、これらの金属は、酸化物、水酸化物または水酸化酸化物のいずれかの形態で存在していることを確認した。なお、XPSでは、金属が単体として存在している状態と酸化物等の化合物として存在している状態とを判別することは可能であるが、酸化物、水酸化物または水酸化酸化物のいずれの状態で存在するかを判別することは難しいのが実情である。
以上のように、SEM−EDX分析及びXPS分析の結果から、多層金属層11におけるSn層101、Zn層111及びCu層112が、リフロー処理により、図1に示す中間層4、導電性皮膜層5及び残存Sn層6に変化したことを確認した。本例における中間層4及び導電性皮膜層5の膜厚は、それぞれ1.2μm及び0.04μmであった。
次に、本例の電気接点材料1から採取した試料(試料E1)を用い、初期状態における接触抵抗の測定(初期評価)、高温耐久試験を行った後の接触抵抗の測定(高温耐久試験後評価)及び高湿耐久試験を行った後の接触抵抗の測定(高湿耐久試験後評価)の3種の測定を行った。なお、高温耐久試験とは、試料を温度160℃の環境下に120時間放置する試験である。また、高湿耐久試験とは、試料を温度85℃、相対湿度85%RHの環境下に96時間放置する試験である。
接触抵抗の測定は、以下の手順により実施した。まず、半径3mmの半球状凸部を備えた硬質Auめっき材を接触子として準備し、上記半球状凸部を測定対象の試料に当接させた。この状態において試料E1と接触子との間の接触抵抗の測定を開始し、両者の間に付与する接触荷重を徐々に増加させた。接触荷重が40Nに達した時点で接触荷重の増加を停止し、次いで、両者の間に付与する接触荷重を徐々に減少させた。両者が離隔した時点で接触抵抗の測定を完了した。図3〜図5に、それぞれ、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価における接触抵抗の変化を示す。なお、図3〜図5の縦軸は接触抵抗の値であり、横軸は試料E1と接触子との間に付与された接触荷重の値である。また、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価のそれぞれについて5回の測定を行った。
図3〜図5より知られるように、試料E1は、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価のいずれの評価においても、1Nの接触荷重を加えたときの接触抵抗が10mΩ未満であった。これらの結果は、コネクタ端子に要求される性能を十分に満足するものである。これらの結果から、試料E1は、高温環境下及び高湿環境下においても長期間に亘って低い接触抵抗を維持できることが理解できる。
なお、本例においては、SnがCu及びZnに対して過剰であったために中間層4と導電性皮膜層5との間に残存Sn層6が形成されたが、多層金属層11における各層の膜厚を変更することにより、残存Sn層6を有しない電気接点材料1を作製することも可能である。残存Sn層6を有しない電気接点材料1は、残存Sn層6を有する電気接点材料1と同様に、高温環境下及び高湿環境下において長期間に亘って低い接触抵抗を維持することができる。
(実施例2)
本例は、実施例1におけるリフロー処理の加熱条件を変更して作製した電気接点材料1の例である。本例の電気接点材料1は、リフロー処理における加熱時間を90秒に変更した以外は、実施例1と同様に作製した。
本例の電気接点材料1から採取した試料(試料E2)を用い、実施例1と同様に接触抵抗の測定を行った。その結果を図6〜図8に示す。なお、図6〜図8の縦軸は接触抵抗の値であり、横軸は試料E2と接触子との間に付与された接触荷重の値である。また、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価のそれぞれについて5回の測定を行った。
図6〜図8より知られるように、試料E2は、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価のいずれの評価においても、1Nの接触荷重を加えたときの接触抵抗が10mΩ未満であった。これらの結果は、コネクタ端子に要求される性能を十分に満足するものである。また、これらの結果から、試料E2は、高温環境下及び高湿環境下においても長期間に亘って低い接触抵抗を維持できることが理解できる。
(実施例3)
本例は、実施例1におけるリフロー処理の加熱条件を変更して作製した電気接点材料1の例である。本例の電気接点材料1は、リフロー処理における加熱時間を180秒に変更した以外は、実施例1と同様に作製した。
本例の電気接点材料1から採取した試料(試料E3)を用い、実施例1と同様に接触抵抗の測定を行った。その結果を図9〜図11に示す。なお、図9〜図11の縦軸は接触抵抗の値であり、横軸は試料E3と接触子との間に付与された接触荷重の値である。また、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価のそれぞれについて5回の測定を行った。
図9〜図11より知られるように、試料E3は、初期評価、高温耐久試験後評価及び高湿耐久試験後評価のいずれの評価においても、1Nの接触荷重を加えたときの接触抵抗が10mΩ未満であった。これらの結果は、コネクタ端子に要求される性能を十分に満足するものである。また、これらの結果から、試料E3は、高温環境下及び高湿環境下においても長期間に亘って低い接触抵抗を維持できることが理解できる。
また、試料E1〜E3の接触抵抗測定の結果によれば、電気接点材料1は、リフロー処理における加熱条件を変更しても、接触荷重−接触抵抗曲線(図3〜図11)の形状がほぼ同一であった。従って、上記の態様の製造方法を採用することにより、従来に比べてリフロー処理における加熱条件をより広い範囲から選択することができ、優れた導電性を有する電気接点材料1をより容易に作製できることが理解できる。
1 電気接点材料
2 母材
3 拡散バリア層
4 中間層
5 導電性皮膜層

Claims (10)

  1. 金属よりなる母材と、
    Cu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含み、上記母材上に形成された拡散バリア層と、
    Snを必須に含有し、更にCu、Zn、Co、Ni及びPdからなる群より選択される1種または2種以上の添加元素Mを含み、上記拡散バリア層上に形成された中間層と、
    導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含み、最表面に形成された導電性皮膜層とを有することを特徴とするコネクタ用電気接点材料。
  2. 上記導電性皮膜層は、さらに、1種または2種以上の上記添加元素Mを酸化物または水酸化物の形態で含有していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ用電気接点材料。
  3. 上記導電性皮膜層は、2種以上の上記添加元素Mを酸化物または水酸化物の形態で含有していることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ用電気接点材料。
  4. 上記中間層は、Cu6Sn5におけるCuの一部がZn、Co、Ni及びPdから選択される1種または2種以上の置換元素M’に置換されてなる(Cu,M’)6Sn5を含有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ用電気接点材料。
  5. 金属よりなる母材上にCu6Sn5、Ni3Sn4、Ni3Sn2またはNiSn3のうちいずれかの金属間化合物を含む拡散バリア層を有する中間材を準備し、
    上記拡散バリア層上に、Sn層及びM層(但し、該M層は、Cu、Zn、Co、Ni及びPdから選択される1種又は2種以上の添加元素Mよりなる1層または2層以上の金属層)を含む2層以上の金属層を、複数の該金属層のうち最も酸化されにくい金属からなる上記金属層が最外層となるように積層した多層金属層を形成し、
    その後、該多層金属層を酸化雰囲気下において加熱してリフロー処理を行うことにより、Sn及び上記添加元素Mを含む中間層を上記拡散バリア層上に形成し、かつ、導電性を有するSnの酸化物、水酸化物または水酸化酸化物を含む導電性皮膜層を最表面に形成することを特徴とするコネクタ用電気接点材料の製造方法。
  6. 上記中間材は、上記母材上にCu層またはNi層のうち少なくとも一方の金属層とSn層とを形成し、その後、これらの金属層を加熱して上記金属間化合物を形成する中間材リフロー処理を行うことにより作製されていることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ用電気接点材料の製造方法。
  7. 上記多層金属層には、2層以上の上記M層が含まれることを特徴とする請求項5または6に記載のコネクタ用電気接点材料の製造方法。
  8. 上記多層金属層は、Cu層が最外層となるように積層されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のコネクタ用電気接点材料の製造方法。
  9. 上記リフロー処理により、上記添加元素Mの酸化物又は水酸化物を上記導電性皮膜層中に形成することを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載のコネクタ用電気接点材料の製造方法。
  10. 上記リフロー処理により、Cu6Sn5におけるCuの一部がZn、Co、Ni及びPdから選択される1種または2種以上の置換元素M’に置換されてなる(Cu,M’)6Sn5を上記中間層中に形成することを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載のコネクタ用電気接点材料の製造方法。
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