JP2016065539A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力が小さく、燃料の噴射量を増大させることが可能な燃料噴射弁を提供する。【解決手段】 燃料噴射弁1では、ニードル40が有する規制部45と可動コア50とが当接しているとき、鍔部43の鍔部端面431と可動コア50の可動コア第一端面501との間には隙間430が形成される。これにより、コイルが磁界を形成すると可動コア50は開弁方向に加速しつつ鍔部43に当接するため、開弁方向の比較的大きな力がニードル40に作用する。また、ニードル40は、可動コア50と固定コア30とが当接した後、第二スプリング32の付勢力によってさらに開弁方向に移動する。これにより、ニードル40のリフト量は、可動コア50が鍔部43と当接してから固定コア当接部302に当接するまでに移動した距離より長くなる。したがって、コイルに供給する電力を増大させることなくニードル40のリフト量を大きくすることができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関(以下、「エンジン」という)に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
従来、ハウジングが有する噴孔をニードルの往復移動によって開閉しハウジング内の燃料を外部に噴射する燃料噴射弁が知られている。例えば、特許文献1には、ニードルが噴孔の内側開口の周囲に形成される弁座に当接しているとき、ニードルと可動コアとの間にハウジングの中心軸方向に所定の距離を有する隙間が形成されている燃料噴射弁が記載されている。
特許4637930号明細書
特許文献1に記載の燃料噴射弁では、可動コアは、固定コアとの間の磁気吸引力によって可動コアとニードルとの間の隙間を利用して加速しつつ開弁方向に移動しニードルに当接する。これにより、特許文献1に記載の燃料噴射弁では、開弁のための比較的大きな力がニードルに作用する。
しかしながら、特許文献1に記載の燃料噴射弁では、開弁時に可動コアがニードルに当接してから移動する距離とニードルが移動する距離(以下、「リフト量」という)とが同じである。このため、リフト量を大きくして燃料の噴射量を多くする場合、可動コアがニードルに当接してから移動する距離を長くしなければならず、磁界を形成するコイルに供給する電力を増大させる必要がある。よって、燃料噴射弁の消費電力が増大するおそれがある。
本発明の目的は、消費電力が小さく、燃料の噴射量を増大させることが可能な燃料噴射弁を提供することにある。
本発明は、燃料噴射弁であって、ハウジング(20)、固定コア(30)、ニードル部材(41)、鍔部(43)、可動コア(50)、規制部(45)、コイル(35)、第一付勢部材(31)、及び、第二付勢部材(32)を備える。
ニードル部材は、ハウジング内で往復移動可能に設けられ、一方の端部(42)が弁座(255)に当接すると閉弁し、一方の端部が弁座から離間すると開弁する。
鍔部は、ニードル部材と一体に往復移動可能なようニードル部材の他方の端部の径方外側に設けられる。
可動コアは、鍔部の弁座側においてニードル部材に対し相対移動可能に設けられる。
規制部は、ニードル部材と一体に往復移動可能なよう鍔部の弁座側においてニードル部材の径方向外側に設けられ、可動コアに当接可能に形成され、可動コアの閉弁方向への移動を規制可能である。
第一付勢部材は、ニードル部材を閉弁方向に付勢する。第二付勢部材は、一端が規制部に当接し、規制部を経由してニードル部材を開弁方向に付勢する。
本発明の燃料噴射弁は、規制部と可動コアとが当接しているとき、鍔部と可動コアとの間には隙間(430)が形成されることを特徴とする。
本発明の燃料噴射弁では、規制部と可動コアとが当接しているとき、鍔部と可動コアとの間には隙間が形成される。開弁するとき、コイルに電力が供給されると、可動コアは、当該隙間を利用して開弁方向に加速しつつ移動し鍔部に当接する。これにより、比較的大きな開弁方向の力をニードルに作用させることができる。
また、本発明の燃料噴射弁では、ニードル部材と一体に往復移動するようニードル部材の径方向外側に設けられている規制部に第二付勢部材が当接している。第二付勢部材は、規制部を経由してニードル部材を開弁方向に付勢している。可動コアが固定コアに吸引され燃料噴射弁が開弁するとき、開弁方向に移動する可動コアが鍔部と当接した後、固定コアに当接すると、ニードル部材は、第二付勢部材の付勢力によって可動コアから離間し、さらに開弁方向に移動する。これにより、ニードル部材のリフト量は、可動コアが鍔部と当接してから固定コアに当接するまでに移動した距離より長くなる。したがって、本発明の燃料噴射弁では、コイルに供給する電力を増大させることなく、ニードル部材のリフト量を大きくし、燃料の噴射量を増大することができる。
本発明の第一実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 図1のII部拡大図である。 図1のII部拡大図であって、図2とは異なる作用を説明する拡大図である。 図1のII部拡大図であって、図2、3とは異なる作用を説明する拡大図である。 図1のII部拡大図であって、図2、3、4とは異なる作用を説明する拡大図である。 本発明の第一実施形態による燃料噴射弁におけるニードルのリフト量とニードルに作用する力の関係を示す特性図である。 本発明の第二実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 本発明の第二実施形態による燃料噴射弁の断面図であって、図7とは異なる作用を説明する拡大図である。 本発明の第二実施形態による燃料噴射弁の断面図であって、図7、8とは異なる作用を説明する拡大図である。 本発明の第二実施形態による燃料噴射弁の断面図であって、図7、8、9とは異なる作用を説明する断面図である。 本発明の第三実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 本発明の第三実施形態による燃料噴射弁の断面図であって、図11とは異なる作用を説明する断面図である。 本発明の第四実施形態による燃料噴射弁の断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による燃料噴射弁1を図1〜6に示す。なお、図1〜5には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
燃料噴射弁1は、例えば、図示しない直噴式ガソリンエンジンの燃料噴射装置に用いられ、燃料としてのガソリンを高圧でエンジンに噴射供給する。燃料噴射弁1は、ハウジング20、ニードル40、可動コア50、固定コア30、コイル35、「第一付勢部材」としての第一スプリング31、「第二付勢部材」としての第二スプリング32などを備える。なお、本発明の燃料噴射弁が噴射する燃料は、ガソリンに限られない。軽油であってもよい。
ハウジング20は、図1に示すように、第一筒部材21、第二筒部材22、第三筒部材23及び噴射ノズル25から構成されている。第一筒部材21、第二筒部材22及び第三筒部材23は、いずれも円筒状に形成され、第一筒部材21、第二筒部材22、第三筒部材23の順に同軸となるよう配置され、互いに接続している。
第一筒部材21及び第三筒部材23は、例えばフェライト系ステンレスなどの磁性材料により形成され、磁気安定化処理が施されている。第一筒部材21及び第三筒部材23は、硬度が比較的低い。一方、第二筒部材22は、例えばオーステナイト系ステンレスなどの非磁性材料により形成されている。第二筒部材22の硬度は、第一筒部材21及び第三筒部材23の硬度よりも高い。
噴射ノズル25は、第一筒部材21の第二筒部材22とは反対側の端部に設けられている。噴射ノズル25は、例えばマルテンサイト系ステンレスなどの金属により有底筒状に形成されており、第一筒部材21に溶接されている。噴射ノズル25は、所定の硬度を有するよう焼入れ処理が施されている。噴射ノズル25は、噴射部251及び筒部252から形成されている。
噴射部251は、燃料噴射弁1の中心軸と同軸のハウジング20の中心軸CA0を対称軸として線対称に形成されている。噴射部251の外壁253は、噴射ノズル25の内部から中心軸CA0の方向に突出するよう形成されている。噴射部251には、ハウジング20の内部と外部とを連通する噴孔26が複数形成されている。噴射部251の内壁254に形成されている噴孔の内部側の開口の周囲には、弁座255が形成されている。
筒部252は、噴射部251の径方向外側を囲み、噴射部251の外壁253が突出する方向とは反対の方向に延びるように設けられている。筒部252は、一方の端部が噴射部251に接続し、他方の端部が第一筒部材21に接続している。
ニードル40は、例えばマルテンサイト系ステンレスなどの金属により形成されている。ニードル40は、噴射ノズル25の硬度と同程度の硬度を有するよう焼入れ処理が施されている。
ニードル40は、ハウジング20の内部に往復移動可能に収容されている。ニードル40は、「ニードル部材」としての軸部41、「ニードル部材の一方の端部」としてのシール部42、鍔部43、規制部45などから形成されている。軸部41、シール部42、鍔部43及び規制部45は、一体となって往復移動可能なよう形成されている。
軸部41は、固定コア30側の端部が筒状に形成されている棒状の部位である。軸部41の固定コア30側の端部の内部には、噴射ノズル25に向かう燃料が流れる流路400が形成されている。流路400は、流路400の弁座255側において軸部41が有する孔411と連通している。すなわち、孔411は、流路400と軸部41の外部とを連通する。
シール部42は、軸部41の弁座255側の端部に弁座255に当接可能に設けられている。ニードル40は、シール部42が弁座255から離間または弁座255に当接すると噴孔26を開閉し、ハウジング20の内部と外部とを連通または遮断する。
軸部41とシール部42との間には摺接部44が形成されている。摺接部44は、円筒状に形成され、外壁441の一部が面取りされている。摺接部44は、外壁441の面取りされていない部分が噴射ノズル25の内壁と摺接可能である。これにより、ニードル40は、弁座255側の先端部での往復移動が案内される。
鍔部43は、略円環状に形成され、軸部41の固定コア30側の端部の径方向外側に設けられている。鍔部43は、その外径が軸部41の外径より大きくなるよう形成されている。
規制部45は、略円環状に形成され、鍔部43の弁座255側であって鍔部43から所定の距離離れた位置の軸部41の径方向外側に設けられている。規制部45は、その外径が軸部41の外径より大きくなるよう形成されている。規制部45の固定コア30側の規制部第一端面451と鍔部端面431との間には、可動コア50が往復移動可能に設けられている。
可動コア50は、例えばフェライト系ステンレスなどの磁性材料により筒状に形成されている。可動コア50は、固定コア30の弁座255側にハウジング20に対して往復移動可能に設けられている。
可動コア50は、軸部41が挿通される可動コア貫通孔500を有している。可動コア50の固定コア30側の可動コア第一端面501は、鍔部端面431と当接可能に形成されている。可動コア50の弁座255側の可動コア第二端面502は、規制部第一端面451と当接可能に形成されている。シール部42と弁座255とが当接し、かつ、規制部第一端面451と可動コア第二端面502とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア第一端面501との間には隙間430が形成されている。
固定コア30は、ハウジング20の第三筒部材23に溶接され、ハウジング20の内側に固定されるよう設けられている。固定コア30は、固定コア本体部301及び固定コア当接部302を有している。
固定コア本体部301は、例えばフェライト系ステンレスなどの磁性材料から筒状に形成されている。固定コア本体部301は、磁気安定化処理が施され、後述するコイル35が形成する磁界内に設けられている。
固定コア当接部302は、固定コア本体部301の弁座255側の内側に設けられている筒状部材である。固定コア当接部302は、可動コア50の硬度と同程度の硬度を有している。固定コア当接部302は、弁座255側の端面303が固定コア本体部301の弁座255側の端面304より弁座255側に位置している。これにより、可動コア50が開弁方向に移動すると、可動コア50の可動コア第一端面501と固定コア当接部302の端面303とが当接し、可動コア50の開弁方向への移動が規制される。
コイル35は、筒状に形成され、主に第二筒部材22及び第三筒部材23の径方向外側を囲むよう設けられている。コイル35は、電力が供給されると周囲に磁界を形成する。磁界が形成されると、固定コア30、可動コア50、第一筒部材21及び第三筒部材23に磁気回路が形成される。
第一スプリング31は、一端が可動コア50の可動コア第一端面501に当接するよう設けられている。第一スプリング31の他端は、固定コア30の内側に圧入固定されたアジャスティングパイプ11の弁座255側の端面111に当接している。第一スプリング31は、可動コア50を弁座255の方向、すなわち、閉弁方向に付勢している。
第二スプリング32は、第一筒部材21が有する「摺動部材」としてのばね座211に他端が当接している。第二スプリング32の一端は、規制部45の弁座255側の規制部第二端面452に当接している。第二スプリング32は、ニードル40を開弁方向に付勢している。
本実施形態では、第二スプリング32の付勢力は、第一スプリング31の付勢力より小さくなるよう設定されている。これにより、コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40のシール部42は、弁座255に当接した状態、すなわち、閉弁状態となる。
ばね座211は、規制部45の弁座255側であって軸部41の径方向外側に第一筒部材21とは別体に設けられている。ばね座211は、中心軸CA0に垂直な方向の断面形状が中心軸CA0上の点を中心とする円弧形状である複数の部材から構成されている。ばね座211は、軸部41に摺動可能である。
第三筒部材23の第二筒部材22側とは反対の端部には、筒状の燃料導入パイプ12が圧入及び溶接されている。燃料導入パイプ12の内側には、フィルタ13が設けられている。フィルタ13は、燃料導入パイプ12の導入口14から流入した燃料に含まれる異物を捕集する。
燃料導入パイプ12及び第三筒部材23の径方向外側は、樹脂によりモールドされている。当該モールド部分にはコネクタ15が形成されている。コネクタ15には、コイル35に電力を供給するための端子16がインサート成形されている。また、コイル35の径方向外側には、コイル35を覆うよう筒状のホルダ17が設けられている。
燃料導入パイプ12の導入口14から流入する燃料は、固定コア30の内側、アジャスティングパイプ11の内側、流路400、孔411、第一筒部材21と軸部41との間を流れ、噴射ノズル25の内部に導かれる。すなわち、燃料導入パイプ12の導入口14から第一筒部材21とニードル40の軸部41との間までが噴射ノズル25の内部に燃料を導入する燃料通路18となる。
次に、燃料噴射弁1の作用について説明する。燃料噴射弁1では、燃料通路18を流れる燃料の圧力の大きさによって閉弁の状態からニードル40が移動する距離、すなわち、ニードル40のリフト量が異なる。ここでは、燃料の圧力が比較的高圧のときと比較的低圧のときとに分けて説明する。
最初に、コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40のシール部42は、弁座255に当接している。このとき、ニードル40、可動コア50及び固定コア30は、図2に示す位置関係となっている。具体的には、ニードル40と可動コア50とには第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力とが作用しているため、規制部第一端面451と可動コア第二端面502とが当接している。このとき、可動コア第一端面501と鍔部端面431との間には隙間430が形成されている。また、固定コア30と可動コア50との間には磁気吸引力は発生していないため、固定コア当接部302の端面303と可動コア第一端面501との間には隙間が形成されている。
コイル35に電力が供給され固定コア30と可動コア50との間に磁気吸引力が発生すると、可動コア50は、隙間430の中心軸CA0方向の長さに相当する距離を加速しつつ開弁方向に移動する。図3に示すように、可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接するとき、鍔部43には加速しつつ開弁方向に移動する可動コア50が衝突するため、開弁方向の比較的大きな力がニードル40に作用する。このとき、可動コア第二端面502と規制部第一端面451との間には隙間450が形成される。
さらに、可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接したまま可動コア50が磁気吸引力によって開弁方向に移動すると、シール部42が弁座255から離間し、噴孔26が開く。噴孔26が開くと、噴射ノズル25の内部に導かれている燃料が噴孔26を通って外部に噴射される。可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接したまま開弁方向に移動する可動コア50は、図4に示すように、固定コア当接部302に当接すると、開弁方向への移動が停止する。
燃料通路18を流れる燃料が比較的高圧である場合、可動コア50と固定コア当接部302とが当接した後、ニードル40は開弁方向に移動することなく、固定コア当接部302に当接した可動コア50の可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接したままとなる。これにより、燃料が比較的高圧である場合のニードル40のリフト量は、図3及び図5に示すように、シール部42と弁座255とが当接しているときのニードル40の鍔部端面431の位置から固定コア当接部302の端面303の位置までの距離である距離DH1となる。なお、図5には、シール部42と弁座255とが当接しているときのニードル40の位置を二点鎖線で示してある。
一方、燃料通路18を流れる燃料が比較的低圧である場合、可動コア50と固定コア当接部302とが当接した後、ニードル40は第二スプリング32の付勢力によって開弁方向にさらに移動する。具体的には、図5に示すように、ニードル40は、固定コア当接部302に当接した可動コア50の可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接するまで移動する。これにより、燃料が比較的低圧である場合のニードル40のリフト量は、シール部42が弁座255に当接しているニードル40の鍔部端面431の位置から図5に示す鍔部端面431の位置までの距離である距離DL1となる。図5に示す鍔部端面431の位置は、固定コア当接部302の端面303に比べ弁座255から離れた位置にあることから、距離DL1は距離DH1より長い。
コイル35への電力の供給が停止すると、固定コア30と可動コア50との間の磁気吸引力が消滅する。
燃料通路18を流れる燃料が比較的高圧である場合、図4に示す状態から可動コア50が第一スプリング31の付勢力によって閉弁方向に移動し、可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接する。可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接した後、可動コア50及びニードル40は、第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力との差によって閉弁方向に移動する。
また、燃料通路18を流れる燃料が比較的低圧である場合、可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接しているため、可動コア50及びニードル40は、第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力との差によって閉弁方向に移動する。
閉弁方向に移動するニードル40のシール部42が弁座255に当接すると、ニードル40の閉弁方向への移動が停止する。これにより、噴孔26からの燃料の噴射が停止する。
第一実施形態による燃料噴射弁1では、シール部42が弁座255に当接し、かつ、規制部第一端面451と可動コア第二端面502とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア第一端面501との間に隙間430が形成されている。燃料噴射弁1では、可動コア50は、コイル35に電力が供給されると隙間430の中心軸CA0方向の長さに相当する距離を加速しつつニードル40に当接する。これにより、燃料噴射弁1では、比較的大きな開弁方向の力をニードル40に作用させることができる。
また、燃料噴射弁1では、軸部41と一体に往復移動可能なよう設けられている規制部45にニードル40を開弁方向に付勢している第二スプリング32が当接している。燃料噴射弁1が開弁するとき、開弁方向に移動する可動コア50が鍔部43と当接した後、固定コア当接部302に当接すると、ニードル40は第二スプリング32の付勢力によって可動コア50から離間し、さらに開弁方向に移動する。これにより、ニードル40のリフト量は、可動コア50が鍔部43と当接してから固定コア当接部302に当接するまでに移動した距離よりも長くなる。
従来、特許文献1に記載の燃料噴射弁のように可動コアに支持されているニードルを備える燃料噴射弁では、ニードルのリフト量を大きくし燃料の噴射量を増大させる場合、固定コアと可動コアとの間に発生する磁気吸引力を大きくするためにコイルに供給する電力を増大させる必要があった。一方、本発明の燃料噴射弁1では、上述したように、コイル35に供給する電力を増やすことなく、ニードル40のリフト量を大きくすることができる。これにより、燃料噴射弁1では、コイル35に供給する電力の増大を抑制しつつ燃料の噴射量を増大させることができる。
図6にニードル40のリフト量とニードル40に作用する閉弁方向の力(以下、「閉弁力」という)との関係を示す。図6では、横軸はニードル40のリフト量を示し、縦軸は閉弁力を示す。図6には、燃料通路18を流れる燃料が比較的高圧の場合を実線LH1で示し、比較的低圧の場合を実線LL1で示す。
リフト量が0のとき、ニードル40には、第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力との差の他にシール部42と弁座255とのシート面積に燃料通路18を流れる燃料の圧力を掛けた値の力(以下、「燃圧力」という)が閉弁方向に作用する。
燃料通路18を流れる燃料が比較的高圧の場合、燃圧力が比較的高くなるため、ニードル40のリフト量が距離DH1、すなわち、可動コア第一端面501と固定コア当接部302の端面303とが当接するときでもニードル40に作用する閉弁力は比較的大きい。具体的には、図6に示すように、可動コア第一端面501と固定コア当接部302の端面303とが当接しているときの閉弁力は、第二スプリング32の付勢力Fsp2より大きい。これにより、燃料が比較的高圧の場合、可動コア50と固定コア当接部302とが当接した後、ニードル40は第二スプリング32の付勢力によっても開弁方向に移動しないため、ニードル40のリフト量は、距離DH1となる。
一方、燃料通路18を流れる燃料が比較的低圧の場合、燃圧力が比較的低いため、可動コア第一端面501と固定コア当接部302の端面303とが当接しニードル40のリフト量が距離DH1となったとき、ニードル40に作用する閉弁力は、図6に示すように、第二スプリング32の付勢力Fsp2より小さくなる。これにより、燃料が比較的低圧の場合、可動コア50が固定コア当接部302に当接した後、ニードル40は、第二スプリング32の付勢力によって開弁方向に移動するため、ニードル40のリフト量は、距離DH1より大きい距離DL1となる。
このように、燃料噴射弁1では、燃料通路18を流れる燃料の圧力に応じてニードル40のリフト量が変化する。
燃料噴射弁1は、可動コア50の硬度と同程度の硬度を有している固定コア当接部302を有している。これにより、燃料噴射弁1の開閉において、可動コア50との当接によって固定コア本体部301が摩耗や破損することを防止する。したがって、燃料噴射弁1の性能低下や破損を防止することができる。
第二スプリング32は、ニードル40が弁座255から離間している状態から弁座255に当接するとき、付勢力が徐々に大きくなる。これにより、閉弁方向に移動するニードル40が弁座255に衝突するときの衝撃を小さくすることができる。したがって、シール部42や弁座255の摩耗や変形、破損などを防止することができる。
ニードル40は、第一筒部材21の内壁に設けられているばね座211に摺動している。これにより、ニードル40の傾きなど往復移動の不具合による不意の燃料噴射を防止することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態による燃料噴射弁を図7〜10に基づいて説明する。第二実施形態は、鍔部収容部材を備える点が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図7〜10には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
図7に、コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40と弁座255とが当接し、かつ、規制部第一端面451と可動コア第二端面502とが当接している状態の燃料噴射弁2の要部断面図を示す。第二実施形態による燃料噴射弁2では、鍔部43を往復移動可能に収容する「鍔部収容部材」としての有底筒状部材60を備えている。
有底筒状部材60は、可動コア50の弁座255とは反対側であって、固定コア当接部302の内側に固定コア30に対して往復移動可能に設けられている。有底筒状部材60は、有底筒状に形成され、「底部」としての円板部61、及び、筒部62から構成されている。円板部61と筒部62とは、一体に形成されている。
円板部61は、鍔部43の弁座255とは反対側に位置する。円板部61は、中心軸CA0に垂直な断面形状が円形状となるよう形成されている。円板部61には、有底筒状部材60の内側と外側とを連通する連通路612が形成されている。連通路612は、燃料通路18を構成するとともに、鍔部43の移動によって有底筒状部材60の内側の燃料を外側に排出する。
筒部62は、円板部61の径方向外側から弁座255の方向に延びるよう形成されている筒状の部位である。筒部62の内壁621は、鍔部43の径方向外側の外壁433と摺動可能に形成されている。内壁621の硬度は、外壁433と同じ硬度である。また、筒部62の外壁622は、固定コア当接部302の内壁305と摺動可能に設けられている。外壁622の硬度は、内壁305と同じ硬度である。
筒部62の一端は、円板部61に固定されている。筒部62の円板部61に固定される端部とは反対側の端部は、可動コア50に当接可能に設けられている。筒部62は、鍔部43が有底筒状部材60の内側を中心軸CA0の方向に往復移動可能な程度の長さを有している。
第一スプリング31は、一端が円板部61の弁座255とは反対側の端面613に当接するよう設けられている。第一スプリング31は、有底筒状部材60を介して可動コア50を弁座255の方向、すなわち、閉弁方向に付勢している。
また、軸部41には、隙間430と流路400とを連通する連通路410を有する。連通路410には、隙間430の中心軸CA0方向の長さが変化することによって隙間430に流入または流出する燃料が通る。
次に、燃料噴射弁2の作用について図8〜10を参照して説明する。
コイル35に電力が供給され固定コア30と可動コア50との間に磁気吸引力が発生すると、可動コア50は、隙間430の中心軸CA0方向の長さに相当する距離を加速しつつ開弁方向に移動する。このとき、筒部62が可動コア第一端面501に当接している有底筒状部材60は、可動コア50とともに開弁方向に移動する。
図8に示すように、可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接するとき、鍔部43には加速しつつ開弁方向に移動する可動コア50が衝突するため、開弁方向の比較的大きな力がニードル40に作用する。このとき、可動コア第二端面502と規制部第一端面451との間には隙間450が形成される。
さらに、可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接したまま可動コア50が磁気吸引力によって開弁方向に移動すると、シール部42が弁座255から離間し、噴孔26が開く。噴孔26が開くと、噴射ノズル25の内部に導かれている燃料が噴孔26を通って外部に噴射される。可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接したまま開弁方向に移動する可動コア50は、図9に示すように、固定コア当接部302に当接すると、開弁方向への移動が停止する。
燃料通路18を流れる燃料が比較的高圧である場合、シール部42と弁座255とのシート面積に比較的大きな燃圧力が作用するため、ニードル40は開弁方向に移動することなく、固定コア当接部302に当接した可動コア50の可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接したままとなる。これにより、燃料が比較的高圧である場合のニードル40のリフト量は、図8及び図10に示すように、シール部42と弁座255とが当接しているときのニードル40の鍔部端面431の位置から固定コア当接部302の端面303の位置までの距離である距離DH1となる。なお、図10には、シール部42と弁座255とが当接しているときのニードル40の位置を二点鎖線で示してある。
一方、燃料通路18を流れる燃料が比較的低圧である場合、シール部42と弁座255とのシート面積に作用する燃圧力は比較的小さくなるため、ニードル40は第二スプリング32の付勢力によって開弁方向にさらに移動する。具体的には、図10に示すように、ニードル40は、固定コア当接部302に当接した可動コア50の可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接するまで移動する。これにより、燃料が比較的低圧である場合のニードル40のリフト量は、距離DH1より長い距離DL1となる。
コイル35への電力の供給が停止すると、固定コア30と可動コア50との間の磁気吸引力が消滅する。
燃料通路18を流れる燃料が比較的高圧である場合、第一スプリング31の付勢力によって図9に示す状態から可動コア50及び有底筒状部材60が閉弁方向に移動し、可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接する。可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接した後、可動コア50、有底筒状部材60及びニードル40は、第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力との差によって閉弁方向に移動する。
また、燃料通路18を流れる燃料が比較的低圧である場合、可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接しているため、可動コア50、有底筒状部材60及びニードル40は、第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力との差によって閉弁方向に移動する。
閉弁方向に移動するニードル40のシール部42が弁座255に当接すると、ニードル40の閉弁方向への移動が停止する。これにより、噴孔26からの燃料の噴射が停止する。
燃料噴射弁2では、燃料通路18の燃料の圧力が比較的低圧のとき、ニードル40は、鍔部端面431と可動コア第一端面501とが当接した後、図10に示すように、可動コア第二端面502と規制部第一端面451とが当接するまで移動する。これにより、ニードル40は、可動コア50が鍔部43と当接してから固定コア当接部302に当接するまでに移動した距離DH1より長い距離DL1を移動することができる。したがって、第二実施形態は第一実施形態と同じ効果を奏する。
また、燃料噴射弁2では、ニードル40は、外壁433と内壁621とが摺動しつつ往復移動する。これにより、ニードル40の往復移動が案内される。また、有底筒状部材60は、外壁622と内壁305とが摺動しつつ往復移動する。これにより、有底筒状部材60の往復移動が案内される。このように、ニードル40は、有底筒状部材60及び固定コア30によって中心軸CA0の方向の往復移動が案内される。したがって、ニードル40の傾きなど往復移動の不具合による不意の燃料噴射をさらに防止することができる。
また、燃料噴射弁2では、筒部62の内壁621は、鍔部43の外壁433と同じ硬度となるよう形成されている。これにより、筒部62と鍔部43との摺動における摩耗を抑制することができる。
また、筒部62の外壁622と、固定コア当接部302の内壁305と同じ硬度となるよう形成されている。これにより、筒部62と固定コア当接部302との摺動における摩耗を抑制することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態による燃料噴射弁を図11、12に基づいて説明する。第三実施形態は、ニードルが最もリフトしたときに当接する部位が第二実施形態と異なる。なお、第二実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図11、12には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。また、図12には、シール部42と弁座255とが当接しているときのニードル40の位置を二点鎖線で示してある。
第三実施形態による燃料噴射弁3では、有底筒状部材60の円板部61が軸部41及び鍔部43に当接可能なよう形成されている。
具体的には、円板部61の弁座255側の端面611は、軸部41の弁座255とは反対側の端面412、及び、鍔部43の弁座255とは反対側の端面432と当接可能に形成されている。なお、本実施形態では、端面412と端面432とは同一平面上に位置しているため、端面611は略平面状に形成されている。
また、燃料噴射弁3には、可動コア50の弁座255側に第三スプリング33が設けられている。第三スプリング33の一端は、可動コア第二端面502に当接している。第三スプリング33の他端は、第一筒部材21の内壁212に当接している。第三スプリング33は、可動コア50を開弁方向に付勢している。
燃料噴射弁3では、コイルへの電力の供給が停止し磁気吸引力が消滅すると、第一スプリング31の付勢力によってニードル40及び可動コア50は閉弁方向に移動する。シール部42が弁座255に当接するとニードル40の閉弁方向への移動は停止するが、可動コア50は慣性力によってさらに閉弁方向に移動する。ニードル40と可動コア50とが離間したときの慣性力が第三スプリング33の付勢力より大きいと、可動コア50は規制部45に当接し、可動コア50の閉弁方向への移動が停止する。このとき、鍔部端面431と可動コア第一端面501との間には隙間430が形成される。
燃料噴射弁3では、燃料通路18の燃料の圧力が比較的低圧のとき、ニードル40は、鍔部端面431と可動コア第一端面501とが当接した後、図12に示すように、ニードル40の端面412、432と有底筒状部材60の端面611とが当接するまでさらに開弁方向に移動する。これにより、ニードル40は、可動コア50が鍔部43と当接してから固定コア当接部302に当接するまでに移動した距離DH1より長い距離DL3を移動することができる。したがって、第三実施形態は第二実施形態と同じ効果を奏する。
また、燃料噴射弁3では、可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接している状態から可動コア50が閉弁方向に移動するとき、第三スプリング33の付勢力によって可動コア50の閉弁方向への移動速度を遅くする。これにより、閉弁方向に移動する可動コア50が規制部45に衝突する場合でもその衝撃を小さくすることができる。したがって、可動コア50及びニードル40の破損を防止することができる。
(第四実施形態)
次に、本発明の第四実施形態による燃料噴射弁を図13に基づいて説明する。第四実施形態は、第三付勢部材を備えている点が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図13には、ニードル40が弁座255から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座255に当接する方向である閉弁方向を図示する。
第四実施形態による燃料噴射弁4では、可動コア50の弁座255側に第三スプリング33が設けられている。第三スプリング33の一端は、可動コア第二端面502に当接している。第三スプリング33の他端は、第一筒部材21の内壁212に当接している。第三スプリング33は、可動コア50を開弁方向に付勢している。
燃料噴射弁4では、可動コア第一端面501と鍔部端面431とが当接している状態から可動コア50が閉弁方向に移動するとき、第三スプリング33の付勢力によって可動コア50の閉弁方向への移動速度を遅くし、可動コア50が規制部45に衝突するときの衝撃を小さくすることができる。したがって、第四実施形態は、第一実施形態と同じ効果を奏するとともに、可動コア50及びニードル40の破損を防止することができる。
(その他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、軸部の往復移動を案内する摺動部材を備えるとした。しかしながら、摺動部材はなくてもよい。
(イ)上述の実施形態では、固定コアは、固定コア本体部及び固定コア当接部から構成されるとした。しかしながら、固定コア当接部はなくてもよい。
(ウ)第三実施形態では、有底筒状部材は、筒部の内壁が鍔部の外壁と摺動し、筒部の外壁が固定コア当接部の内壁に摺動するとした。しかしながら、筒部の内壁及び外壁はそれぞれ鍔部の外壁及び固定コア当接部の内壁に摺動しなくてもよい。ニードルの開弁方向の移動を停止すればよい。
(エ)上述の実施形態では、鍔部及び規制部は、略円環状に形成されるとした。しかしながら、鍔部や規制部の形状はこれに限定されない。楕円筒状または多角筒状であってもよいし、軸部の周方向の一部に突起状に設けられてもよい。
(オ)上述の実施形態では、第二スプリングの一端が当接し、軸部に摺動可能なばね座を有するとした。しかしながら、ばね座は、軸部に摺動しなくてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1、2、3、4・・・燃料噴射弁
30 ・・・固定コア
31 ・・・第一スプリング(第一付勢部材)
32 ・・・第二スプリング(第二付勢部材)
41 ・・・軸部(ニードル部材)
43 ・・・鍔部
430 ・・・隙間
431 ・・・鍔部端面
45 ・・・規制部
451 ・・・規制部第一端面(規制部端面)
50 ・・・可動コア
501 ・・・可動コア第一端面
502 ・・・可動コア第二端面

Claims (10)

  1. 中心軸(CA0)方向の一端に形成され燃料を噴射する噴孔(26)、及び、前記噴孔の内側開口の周囲に形成される弁座(255)を有するハウジング(20)と、
    前記ハウジングの内側に固定される固定コア(30)と、
    前記ハウジング内で往復移動可能に設けられ、一方の端部(42)が前記弁座に当接すると閉弁し、一方の端部(42)が前記弁座から離間すると開弁するニードル部材(41)と、
    前記ニードル部材と一体に往復移動可能なよう前記ニードル部材の他方の端部の径方向外側に設けられる鍔部(43)と、
    前記鍔部の前記弁座側において前記ニードル部材に対し相対移動可能に設けられる可動コア(50)と、
    前記ニードル部材と一体に往復移動可能なよう前記可動コアの前記弁座側において前記ニードル部材の径方向外側に設けられ、前記可動コアに当接可能に形成され、前記可動コアの閉弁方向への移動を規制可能な規制部(45)と、
    電力が供給されると前記可動コアが前記固定コアに吸引されるよう磁界を形成するコイル(35)と、
    前記ニードル部材を閉弁方向に付勢する第一付勢部材(31)と、
    一端が前記規制部に当接し、前記規制部を経由して前記ニードル部材を開弁方向に付勢する第二付勢部材(32)と、
    を備え、
    前記規制部と前記可動コアとが当接しているとき、前記鍔部と前記可動コアとの間には隙間(430)が形成されることを特徴とする燃料噴射弁(1、2、3、4)。
  2. 前記弁座側の端部が前記可動コアに当接可能に形成され、前記鍔部を往復移動可能に収容する鍔部収容部材(60)をさらに備え、
    前記第一付勢部材は、一端が前記鍔部収容部材に当接し、前記鍔部収容部材、前記可動コアおよび前記規制部を経由して前記ニードル部材を閉弁方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記鍔部収容部材は、有底筒状に形成され、
    前記第一付勢部材の一端が当接する底部(61)と、前記底部から前記弁座の方向に延び前記弁座側の端部が前記可動コアに当接可能に形成される筒部(62)と、を有することを特徴とする請求項2の記載の燃料噴射弁。
  4. 前記筒部は、前記鍔部の径方向外側の外壁(433)に摺動する内壁(621)を有することを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記筒部は、内壁の硬度が前記鍔部の外壁の硬度と同じになるよう形成されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記筒部は、前記固定コアの内壁(305)に摺動する外壁(622)を有することを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記固定コアは、内壁の硬度が前記筒部の外壁の硬度と同じになるよう形成されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記ハウジングは、前記規制部の前記弁座側に設けられ内壁が前記ニードル部材の外壁に摺動する摺動部材(211)を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  9. 一端が前記可動コアに当接し、他端が前記ハウジングの内壁(212)に当接し、前記可動コアを開弁方向に付勢する第三付勢部材(33)をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  10. 前記固定コアは、前記可動コアと同じ硬度を有し前記可動コアが当接可能な当接部(302)を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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