JP3750126B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料噴射弁に関し、例えば内燃機関(以下、「エンジン」という。)の燃料供給装置に用いられる燃料噴射弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の排ガス規制が強化されていることから、自動車用エンジンに用いられる燃料噴射弁においては、噴霧の微粒化が要求されている。そのため、バルブボディの弁座下流側にノズルプレートを配設し、このノズルプレートに噴霧の微粒化に適応した噴孔を設けたものがいくつか提案されており、例えばその構成例が図11および図12に示されている。
【0003】
図11には、燃料噴射弁の先端部が示されており、バルブボディ126に形成された弁座126aに、ニードル125の先端部に形成された弁部材125aが着座または離座することにより燃料通路を開閉している。そしてこの弁座126aよりも燃料下流側に位置するバルブボディ126の開口部が円板状のノズルプレート130に形成された噴孔130aを経由して外部と連通するようにノズルプレート130によってバルブボディ126の開口部を覆っており、この噴孔130aによって微粒化された燃料噴射が可能に構成されている。ここで、図12にはこのノズルプレート130の平面図が示されており、符号130aにより四つの噴孔が示されている。
【0004】
ところが、図11に示す構成からなる燃料噴射弁によると、弁座126aの燃料下流側開口を塞ぐノズルプレート130は、薄板状の円板から形成されているため、燃料噴射時の噴射圧によってノズルプレート130が燃料噴射側にたわむおそれがあり、その場合バルブボディ126の端面126bとノズルプレート130のバルブボディ126側の端面130bとの間に隙間が生ずる。すると、この隙間に噴射されるべき燃料が入り込むため、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になり噴霧状態の不良を招くという問題がある。
【0005】
燃料噴射時の噴射圧によってノズルプレート130が燃料噴射側にたわまないようにするために、ある程度ノズルプレートの厚みを厚くすることが考えられる。しかしながら、1mmよりも厚くするとノズルプレートに形成される噴孔の噴射方向の長さが長くなり、噴孔に燃料が溜まりやすくなる。噴孔に燃料が溜まると燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になり噴霧状態の不良を招くという問題がある。
【0006】
また、図11に示すように、このノズルプレート130はノズルボディ126の端面126bと溶接位置191において溶接固定されている。そのため、溶接時にノズルボディ126に直接熱が加えられることから、溶接前に形成した弁座126aの熱変形を招きやすく、この熱変形によって閉弁時の燃料遮断を確実に行うことができないという問題も生じていた。閉弁時に弁部材125aと弁座126との当接箇所から燃料が漏れ、この漏れ燃料が燃焼室に流入すると未燃成分としてのHC等の有害成分の発生量が増加するという問題がある。
【0007】
これらの問題は、特開平5−187341号公報に開示される「燃料・ガス混合気の噴射装置」においても同様に生ずると考えられる。つまり、弁座下流側に位置する端部通路を塞ぐノズルプレートとしての有効小板は、薄板状であることから前述した燃料噴射圧によるたわみを生じやすく噴霧状態の不良を招くという問題を有している。またこの有効小板は噴射弁端部に直接組付けられていることから、その固定のための溶接などによって生ずる熱が弁座等に加わり弁座を含めた燃料噴射弁端部の熱歪みを招くという問題もある。
【0008】
そこで、特表平5−501748号公報に開示される「噴射弁及び噴射弁の製作のための方法」、特開平6−26419号公報に開示される「燃料−ガス混合気を噴射する装置」、特表平6−501087号公報に開示される「燃料噴射弁」などが提案されている。
特表平5−501748号公報または特開平6−26419号公報に開示されるものは、ノズルプレートとしての穿孔体または孔付き体を円板状に形成するのではなくコップ形状に形成することによって燃料噴射圧によるそのたわみを抑制している。また特表平6−501087号公報に開示されるものは円板状のノズルプレートとしての孔付き板を別の円板状の支持板によって弁座ボディ側に押さえ込むように組付けることによりそのたわみを抑制している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した公報に開示されるもののうちカップ形状のノズルプレートを用いるものは、そのカップ状のノズルプレート自体を弁ボディなどに直接溶接により固定していることから、前述した溶接時に生ずるバルブボディ、弁座等の熱歪みによる変形を防ぐことができない。
【0010】
また、特表平6−501087号公報に開示されるものによると、ノズルプレートとしての孔付き板のたわみを防ぐために支持板を新たに設ける必要があり、部品点数の増加を招く。さらに孔付き板と支持板とを合わせた状態で弁ボディに溶接しなければならないことから、この構成においても前述した溶接時に生ずるバルブボディ、弁座等の熱歪みによる問題を解決することができない。
【0011】
本発明の目的は、燃料噴射時の有底筒状部材の底部のたわみを抑制し噴霧状態の不良を防ぐ燃料噴射弁を提供することにある。
本発明の別の目的は、弁本体に有底筒状部材を組付けるとき、溶接によって生ずる熱歪みによる弁座の変形を抑制する燃料噴射弁を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1および3記載の発明によると、噴孔を有し弁本体の開口部側端面と面接触する底部が弾性変形することにより弁本体の開口部側端面を押圧する押圧力をP1、噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0とすると、P0<P1である。したがって、燃料通路内の加圧燃料が噴孔から噴射される際に生ずる噴射圧による底部のたわみを抑制できる。したがって、燃料噴射時においても弁本体の開口部周囲に位置する開口部側端面と有底筒状部材の底部との面接触を保てるので、開口部側端面と底部との間に隙間ができることを防止する。これにより、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になる、すなわち噴霧状態の不良を招くことを防止できる。
また、本発明の請求項1および9記載の燃料噴射弁によると、有底筒状部材の側面部が弁本体の側面と溶接されており、この溶接箇所から弁座までの距離をL0、弁本体の側面と開口部側端面との境界から弁座までの距離をL1とすると、L0>L1である。弁本体の開口部側端面に有底筒状部材を溶接する場合に比べ弁座に伝わる熱量を低減することができるので、溶接時の加熱による弁座の熱歪みを低減できる。したがって、弁部材が弁座に着座した燃料噴射弁の閉弁時において弁部材と弁座との当接箇所から燃料漏れが生じることを防止し、HC等の有害成分の発生量が減少する。
【0013】
本発明の請求項4、5、7または記載の発明によると、有底筒状部材は支持部材を介して弁本体に組付けられ、支持部材と有底筒状部材の側面部とが溶接されていることにより、例えば弁本体に支持部材を組付けた後に支持部材に有底筒状部材を溶接したとしても、支持部材に溶接されるときに生ずる熱が弁本体に直接加わることなく支持部材を経由して弁本体に伝わるため、弁本体に伝わる熱量を減少させることができる。したがって、溶接時の加熱による弁座の熱歪みを低減できるので、弁部材が弁座に着座した燃料噴射弁の閉弁時において弁部材と弁座との当接箇所から燃料漏れが生じることを防止し、HC等の有害成分の発生量が減少する。
【0014】
本発明の請求項記載の発明によると、有底筒状部材の側面部と溶接される支持部材が弁本体の一部であることにより、部品点数が減少するとともに燃料噴射弁の製造工数が減少する。
【0015】
本発明の請求項2または10記載の発明によると、有底筒状部材の厚みが1mm以下であるので噴孔に燃料が溜まることを抑制できる。したがって、燃料噴霧量および噴霧形状が不安定になることを防止できる。
本発明の請求項11または12記載の燃料噴射弁の製造方法によると、噴孔を有し弁本体の開口部側端面と面接触する底部が弁本体の開口部側端面を弾性力により押圧する押圧力をP1、噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0とすると、P0<P1である。したがって、燃料通路内の加圧燃料が噴孔から噴射される際に生ずる噴射圧による底部のたわみを抑制できる。これにより、燃料噴射時においても弁本体の開口部周囲に位置する開口部側端面と有底筒状部材の底部との面接触を保てるので、開口部側端面と底部との間に隙間ができることを防止し、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になることを防止できる。
【0016】
さらに、有底筒状部材の側面部が弁本体の側面または弁本体の側面の軸方向延長上で弁本体に固定さていることにより、弁本体の開口部側端面に有底筒状部材を溶接する場合に比べ、溶接箇所から弁座までの距離を長くすることができる。したがって、溶接時の加熱による弁座の熱歪みを低減できるので、弁部材が弁座に着座した燃料噴射弁の閉弁時において弁部材と弁座との当接箇所から燃料漏れが生じることを防止し、HC等の有害成分の発生量が減少する。
【0017】
本発明の請求項13記載の燃料噴射弁の製造方法によると、有底筒状部材の厚みが1mm以下であるので噴孔に燃料が溜まることを抑制できる。したがって、燃料噴霧量および噴霧形状が不安定になることを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による燃料噴射弁をガソリンエンジンの燃料供給装置に適用した例を図1〜図6に示す。
【0019】
図2に示すように、燃料噴射弁10の樹脂製のケーシング11の内部には、固定鉄心21、スプール51、電磁コイル32、金属プレート53、54などが一体に収容されており、図2で上方から固定鉄心21内に加圧燃料が導入される。強磁性材料からなる固定鉄心21はその内部に燃料通路21aを有し、この燃料通路21a内を加圧燃料が流通可能に構成されている。また燃料通路21a内には燃料通路21aと連通可能な燃料通路29aを有するアジャスティングパイプ29が収容されており、ねじ締結手段などにより固定鉄心21内に固定可能かつ軸方向に移動可能に構成されている。
【0020】
固定鉄心21の反燃料導入側に位置する磁性パイプ23と固定鉄心21との間には非磁性パイプ24が位置している。そして固定鉄心21、非磁性パイプ24および磁性パイプ23がレーザ溶接により互いに接合されている。
アジャスティングパイプ29の反燃料導入側には後述するニードル25を反アジャスティングパイプ29側に付勢する圧縮コイルスプリング28が位置しており、これも固定鉄心21内に収容されている。そして、前述したアジャスティングパイプ29の軸方向移動によって圧縮コイルスプリング28の他端側に当接するニードル25に対する付勢力を調整している。
【0021】
前述した磁性パイプ23および非磁性パイプ24内には双方にまたがりながら軸方向に摺動移動可能に可動鉄心22が収容されており、さらにこの可動鉄心22内には圧縮コイルスプリング28により反固定鉄心21側に付勢されるニードル25の一端側が収容されている。そして、ニードル25が反固定鉄心21側に移動するとこの可動鉄心22も反固定鉄心21側に移動し、また可動鉄心22が固定鉄心21側に移動するとニードル25も固定鉄心21側に移動するように、可動鉄心22およびニードル25の一端側が構成されている。
【0022】
電磁コイル32は、非磁性パイプ24を挟むように位置する固定鉄心21および磁性パイプ23のそれぞれの端部と非磁性パイプ24との周囲を覆うようにケーシング11内に位置している。そして、線材が巻回されたスプール51の周囲を覆うように金属プレート53、54が位置し電磁コイル32を構成している。また電磁コイル32に巻回される線材のそれぞれの端部は複数のターミナル34と電気的に接続されており、ターミナル34に印加される電圧が電磁コイル32に供給可能になっている。
【0023】
これにより、電磁コイル32に通電されると磁束が生じ、この磁束が固定鉄心21、金属プレート53、磁性パイプ23、可動鉄心22、磁性パイプ23および金属プレート54により形成される磁路を通り、固定鉄心21側に可動鉄心22を吸引可能な電磁吸引力が電磁コイル32に生ずる。したがって、この電磁吸引力によって可動鉄心22が固定鉄心21側に吸引されるとニードル25も固定鉄心21側に移動し、電磁コイル32の通電が遮断され電磁吸引力が消滅すると圧縮コイルスプリング28の付勢力により反固定鉄心21側に可動鉄心22およびニードル25が移動する。
【0024】
図1に示すように、磁性パイプ23の反非磁性パイプ24側端部には、燃料噴射弁10の端部に位置する弁本体としてのバルブボディ26が固定されており、この内部には図示しない燃料通路を経由してアジャスティングパイプ29の燃料通路29aおよび固定鉄心21の燃料通路21aに連通する燃料通路27a、27bが形成されている。燃料通路27bはバルブボディ26の端部で開口している。
【0025】
磁性パイプ23内を軸方向に摺動可能なニードル25は、反可動鉄心22側端部に略円錐台形状に形成される弁部材25aを有する。この弁部材25aは、燃料通路27a、27b内に収容されており、バルブボディ26の内壁に形成された弁座26bに当接したとき燃料通路27aと燃料通路27bとの連通を遮断可能に構成されている。これにより、弁座26bに弁部材25aが着座すると燃料通路27aと燃料通路27bとの連通を遮断し、また離座すると燃料通路27aと燃料通路27bとの連通を導通させる。したがって、前述したように電磁コイル32の通電によってニードル25の軸方向移動を制御することにより弁部材25aの着座または離座を制御し、燃料通路27aと燃料通路27bとの連通を遮断させたり導通させたりする。つまり、燃料通路27bに導入される加圧燃料を電磁コイル32の通電によって制御している。
【0026】
バルブボディ26の反磁性パイプ23側端部の側面に円筒状に形成された側壁からなる支持部材としてのスリーブ71がレーザ溶接などにより固定されている。このスリーブ71は後述する有底筒状部材としてのノズルプレート61を案内しながら間接的にバルブボディ26にノズルプレート61を固定するために設けられている。その内径はバルブボディ26の外径とほぼ等しくなるように設定されている。
【0027】
スリーブ71内に圧入されるノズルプレート61は、有底の筒状を有するいわゆるカップ形状に形成されており、図1に示す組付けた状態において略円板状になる底部61a、および底部61aから噴射側に延びる側面部としての円筒部61bからなる。ノズルプレート61は例えば板厚が0.2〜0.3mmのステンレス鋼板(SUS304)からなる。図3に示すようにノズルプレート61の底部61aには例えば内径0.2〜0.3mmの噴孔61cが四箇所に形成されている。この噴孔61cの形成位置は、ノズルボディ26にノズルプレート61を組付けたときノズルボディ26の燃料通路27bと連通可能な位置に設定されている。これにより、弁部材25aの離座により燃料通路27b内に流込む加圧燃料がこの噴孔61cから燃料噴射弁10外に噴射される。噴孔61cの形成は、後述する張出し加工工程の前工程で放電、ドリルなどにより行われ、張出し加工によって所望の燃料流量を得られるようにその内径が調整される。
【0028】
ここで、ノズルプレート61の底部61aの形状について説明する。
ノズルプレート61の板厚は0.2mmであり、組付前のノズルプレート61の底部61aは、外側に例えば20〜30μm程度突出するように後述するプレス加工などにより形成されている。このように底部61aを外側に所定量突出するように形成したのは、底部61aが弾性変形して突出量が減少するようにスリーブ71内にノズルプレート61を圧入することによって、この突出量が減少した分、カップ内方向に底部61aが押さえつけられるのに反発するような弾性力(反力)を生じさせるためである。つまり、カップ内方向に底部61aが弾性変形することにより生ずるカップ外方向の反力を生じさせるためである。外側に突出していた底部61aはノズルプレート61の組付けにより11μm以上凹む。この弾性変形により底部61aがバルブボディ26の端面26bを押圧する押圧力P1が生じる。押圧力P1は7kgである。燃料噴射時の最大燃料圧力P0は5.6kgであるから、P0<P1となる。このようにカップ外方向の反力が生ずることによって、燃料噴射時に生ずる噴射圧によるカップ内方向の力を相殺し、底部61aがカップ内方向にたわむことを防ぐことができる。したがって、バルブボディ26の端面26aとノズルプレート61の外側端面61dとの面接触を妨げることなく、この間の隙間部の形成を防ぐことができるので、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になることを防止できる。
【0029】
また、ノズルプレート61の組付時においては、ノズルプレート61がバルブボディ26に直接溶接されることなく、スリーブ71を介してバルブボディ26にレーザ溶接等により溶接固定される。つまり、図1に示すようにノズルプレート61とスリーブ71とは溶接位置92において全周をレーザ接合され、バルブボディ26とスリーブ71とは溶接位置91において全周をレーザ接合されている。このように、スリーブ71を介してノズルプレート61をバルブボディ26に溶接固定することで、溶接位置92の溶接によって生ずる熱をスリーブ71を介してバルブボディ26に伝わるようにすることができる。
【0030】
そのため、例えば▲1▼スリーブ71をバルブボディ26に溶接位置91によって溶接した後、▲2▼弁座26bを切削加工等により形成すれば、溶接位置91の溶接後に弁座26bを形成するため、溶接時の熱によって弁座26bに熱歪みなどを与えることがない。そして、▲3▼スリーブ71にノズルプレート61を溶接することによって、溶接位置92による溶接時の熱はスリーブ71を介してバルブボディ26に伝わる。すると、例えば図11に示すような溶接位置191において溶接する場合に較べてバルブボディ26に加わる熱量を減少させることができる。これにより、バルブボディ26に形成された弁座26bに生ずる熱歪みを抑制することができ、熱歪みによる弁座26bの変形を最小限にとどめる効果がある。したがって、弁座26bに着座する弁部材25aと弁座26bとの間に生ずる隙間量を大幅に減らすことができるため、閉弁時のエミッションを抑制する効果を生じさせ得る。
【0031】
次に、ノズルプレート61の製造方法を図4〜図6に基づいて詳述する。
ノズルプレート61は、鋼板素材110をプレス加工することにより成形される。そして、このプレス加工は図4および図5に示す張出し加工工程と、図6(a) 〜(c) に示される絞り加工工程とから構成される。
(1) 張出し加工工程
図4および図5に示すように、張出し加工工程では、図示しないプレス機械により押し下げられる円柱状のパンチ101によって鋼板素材110を所定量張出させる。このとき、鋼板素材110の張出し部分の周囲には押え板103およびダイ105が位置している。また張出し部分の軸を中心に点対称に位置するように孔部110xが形成されており、その内径は所定量d1 に設定されている。
【0032】
図5にはパンチ101が矢印A方向に押し下げられたことにより所定量の張出し加工が行われた後のワーク110aが示されている。
(2) 絞り加工工程
張出し加工工程に後続する絞り加工工程では、図6(a) に示すように、図示しないプレス機械により押し下げられる円柱状のパンチ102、押え板111、抜きダイ112、絞りダイ113などによって、前工程の張出し工程により加工されたワーク110aがカップ形状に絞り出される。このとき、ワーク110bはダイ112の内側に位置する筒状の押え板111と絞りダイ113との間に挟持される。
【0033】
図6(b) に示すように、パンチ102が矢印B方向に押し下げられると、ワーク110bを挟持している押え板111および抜きダイ113がパンチ102と同方向に移動することから、ワーク110bの周囲は押え板111とダイ112とによってせん断される。これにより、カップ形状を形成するために必要なワーク110cが得られる。この後、ワーク110cを挟持する押え板111を反矢印B方向に移動させることにより、押え板111と抜きダイ113との間に挟持されていたワーク110cが開放される。
【0034】
そして、この状態でパンチ102をさらに矢印B方向に押し下げることにより円筒状の絞りダイ113内にワーク110cが絞り込まれ、図6(c) に示すようなワーク110dが形成される。このとき、前述したようにノズルプレート61の底部61aが所定量、例えば20〜30μm外側に突出するように絞り量を制御している。これにより、ノズルプレート61の絞り加工が終了する。
【0035】
次に、ノズルプレート61の組付け工程における弾性変形について説明する。ノズルプレート61の組付け前にスリーブ71はバルブボディ26の側面にレーザ溶接されている。ノズルプレート61の組付け前の状態において、ノズルプレート61の円筒部61bの外径は、スリーブ71の内径とほぼ等しく僅かに大きくなるように設定されている。
【0036】
(1) 図7(a) に示すように、組付け前のノズルプレート61は底部61aがカップ外に所定量突出しており凸状を形成している。この底部61aの凸面をバルブボディ26の端面26aに押し当てるようにスリーブ71にノズルプレート61を圧入する。
(2) スリーブ71にノズルプレート61を圧入すると、図7(b) に示すように円筒部61bが径方向内側に押されるので底部61aがさらにカップ外側に突出する。
【0037】
(3) ノズルプレート61をさらに圧入すると、底部61aが端面26aに当接する。底部61aが端面26aに当接した状態でノズルプレート61をさらに圧入すると、図7(c) に示すように底部61aが略円板状になる。このように組付け前の状態でカップ外側に突出していた底部61aが組付け後に弾性変形して略円板状になることにより、底部61aは端面26aを押圧力P1で押圧することになる。この押圧力P1は前述したように燃料噴射時の最大燃料圧力P0よりも大きいので、燃料噴射時において底部61aと端面26aとは面接触を維持し、底部61aが噴射側にたわむことを防止できる。したがって、底部61aのたわみによってバルブボディ26とノズルプレート61との間に隙間ができることを抑え、この隙間による噴霧状態の不良を防止する効果がある。
【0038】
第1実施例によるとバルブボディ26に固定されるノズルプレート61はスリーブ71を介して間接的に固定されている。これにより、バルブボディ26にノズルプレート61を直接溶接固定することがないため、溶接時に生ずる熱がバルブボディ26に直接加わることなくバルブボディ26とノズルプレート61との間に介在するスリーブ71により熱量を減少させることができる。したがって、溶接時の熱によるバルブボディの熱歪みを防ぎバルブボディ26に形成された弁座26bの変形を抑制する効果がある。これにより、弁部材25aが弁座26bに着座した燃料噴射弁10の閉弁時において弁部材25aと弁座26aとの当接箇所から燃料漏れが生じることを防止するので、HC等の有害成分の発生量が減少する。
【0039】
さらに、本実施例によると、張出し加工時の押え圧、クッション圧、絞りビート圧などを調整することにより、ノズルプレート61に形成される噴孔61cの内径を任意に制御することができる。そのため、この張出し加工に用いるパンチ101、押え板103、ダイ105などは孔径制御の際に交換する必要がない。したがって、従来パンチ、押え板、ダイなどの複数種類から孔径に合わせて変更しその都度段取り等をしていた場合に較べると、加工工数を削減できるため設備コストおよび製造コストを低減する効果がある。
【0040】
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図8に示す。第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付す。
第2実施例は、スリーブ71とノズルプレート61とをノズルプレート61の内周側から溶接位置93において溶接している。第1実施例のようにスリーブ71の外周側からノズルプレート61とスリーブ71とを溶接しても、第2実施例のようにノズルプレート61の内側からノズルプレート61とスリーブ71とを溶接しても、ノズルプレート61のたわみ防止効果および弁座26bの変形防止効果は同じである。
【0041】
(第3実施例)
本発明の第3実施例を図9に示す。第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付す。
弁本体としてのバルブボディ80は、弁座81aを設けた弁座部81、およびノズルプレート83と溶接される円筒状の支持部材としての支持部82とから一体に形成されている。有底筒状部材としてのノズルプレート83は、噴孔83cを設けた底部83a、側面部としての円筒部83bからなり、組付け前の状態において底部83aはカップ内側に所定量突出している。円筒部83bは支持部82と溶接位置94において溶接されている。
【0042】
第3実施例では、弁座81aを設けた弁座部81、およびノズルプレート83と溶接される円筒状の支持部82とを一体に形成してバルブボディ80を構成しているので、弁座部と支持部とを別体に形成したものに比べ部品点数が減少するとともに、燃料噴射弁の製造工数が減少する。
(第4実施例)
本発明の第4実施例を図10に示す。第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付す。
【0043】
有底筒状部材としてのノズルプレート84は底部84aおよび側面部としての円筒部84bからなり、組付け前の状態において底部84aはカップ内側に所定量突出している。ノズルプレート84はカップ内側に突出した底部84aの凸面をバルブボディ26の端面26aに押圧するようにバルブボディ26に圧入されており、円筒部84bとバルブボディ26の側面とを溶接位置95において直接レーザ溶接している。
【0044】
溶接位置95から弁座26bまでの距離をL0、バルブボディ26の側面26cと端面26aとの境界から弁座26bまでの距離をL1とすると、L0>L1となるように円筒部84bの長さおよび溶接位置が設定されている。したがって、バルブボディ26の端面26aとノズルプレート84とを溶接する場合、ならびにバルブボディ26の側面26cと端面26aとの境界に近い溶接位置においてバルブボディ26の側面26cにノズルプレート84を溶接する場合に比べ、弁座26bに伝わる熱量が減少するので弁座26bの熱歪みを低減できる。したがって、弁部材25aが弁座26bに当接した閉弁時において弁部材25aと弁座26bとの当接箇所から燃料が漏れることを防止できるので、漏れ燃料が燃焼室に流入して未燃成分としてのHC発生量が増加することを防止できる。
【0045】
以上説明した本発明の実施の形態を示す複数の上記実施例によると、カップ形状に形成されるノズルプレートの底部をカップ外側またはカップ内側に所定量突出するように形成し、バルブボディの開口部側端面にこの底部の凸面を押圧するようにノズルプレートを組付けている。これによりノズルプレートの底部が押さえつけられることにより底部がバルブボディの開口部側端面を押し返す反力が生ずる。この弾性変形により生じる押圧力をP1、燃料噴射時における最大燃料圧力をP0とすると、P0<P1になるようにノズルプレートの板厚、突出量等が設定されているので、燃料噴射時においてノズルプレートの底部が噴射側にたわみ底部とバルブボディの開口部側端面との間に隙間が形成されることを防止できる。したがって、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になることを防止できる。
【0046】
また上記複数の本実施例では、ノズルプレートがバルブボディの側面の軸方向の延長上のスリーブまたは側面に直接溶接されてバルブボディに固定されている。バルブボディの開口部側端面にノズルプレートを直接溶接する場合に比べ、ノズルプレートを溶接する際に弁座に加わる熱量が減少するので、弁座の熱歪みを低減できる。したがって、弁部材が弁座に着座している燃料噴射弁の閉弁時に弁部材と弁座との当接箇所から燃料が漏れることを抑制できるので、漏れ燃料が燃焼室に流入することによりHC発生量が増加することを防止できる。
【0047】
なお、本実施例では、バルブボディに組付けるノズルプレートとスリーブとを別体に構成したが、本発明ではこれに限られることはなく、例えばノズルプレートとスリーブとを一体形成し、それをバルブボディに溶接することなくかしめ等により固定しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す一点鎖線Iの円内拡大図であり、本発明の第1実施例による燃料噴射弁の噴射ノズル部の拡大断面を示すものである。
【図2】本発明の第1実施例による燃料噴射弁を示す縦断面図である。
【図3】図1に示すIII 線方向矢視図である。
【図4】第1実施例による燃料噴射弁のノズルプレートを成形するプレス機械等を示す説明図である。
【図5】第1実施例による燃料噴射弁のノズルプレートを成形する張出し加工工程を示す説明図である。
【図6】第1実施例による燃料噴射弁のノズルプレートを成形する絞り加工工程を示す説明図である。
【図7】第1実施例におけるノズルプレートの組付け工程による弾性変形を示す模式的説明図である。
【図8】本発明の第2実施例による燃料噴射弁の主要部を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3実施例による燃料噴射弁の主要部を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第4実施例による燃料噴射弁の主要部を示す縦断面図である。
【図11】従来例による燃料噴射弁の要部を示す縦断面図である。
【図12】従来例による燃料噴射弁のノズルプレートを示す平面図である。
【符号の説明】
10 燃料噴射弁
25 ニードル
25a 弁部材
26 バルブボディ (弁本体)
26a 端面 (開口部側端面)
26b 弁座
27a、27b 燃料通路
61 ノズルプレート(有底筒状部材)
61a 底部
61b 円筒部(側面部)
61c 噴孔
61d 外側端面 (底部外側端面)
71 スリーブ (支持部材)
80 バルブボディ (弁本体)
81a 弁座
82 支持部(支持部材)
83、84 ノズルプレート(有底筒状部材)
83a、84a 底部
83b、84b 円筒部(側面部)
83c、84c 噴孔
91、92、93、94、95 溶接位置

Claims (13)

  1. 往復動可能な弁部材と、
    加圧燃料が流通可能な燃料通路、前記燃料通路と外部とを連通させる開口部、および前記弁部材が当接することにより前記燃料通路と前記開口部との導通を遮断する弁座を有する弁本体と、
    側面部および底部を有する有底筒状に形成され、前記底部に噴孔を形成し、この噴孔により前記燃料通路と外部とを連通可能に前記開口部を覆い、前記弁本体の前記開口部周囲に位置する前記開口部側端面と前記底部とが面接触して前記弁本体に組付けられる有底筒状部材とを備え、
    前記噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0、前記有底筒状部材の前記底部が弾性変形により前記弁本体の前記開口部側端面を押圧する押圧力をP1とすると、P0<P1であり、
    前記側面部が前記弁本体の側面と溶接されており、この溶接箇所から前記弁座までの距離をL0、前記弁本体の前記側面と前記開口部側端面との境界から前記弁座までの距離をL1とすると、L0>L1であることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記有底筒状部材の厚みは、1mm以下であることを特徴とする請求項記載の燃料噴射弁。
  3. 往復動可能な弁部材と、
    加圧燃料が流通可能な燃料通路、前記燃料通路と外部とを連通させる開口部、および前記弁部材が当接することにより前記燃料通路と前記開口部との導通を遮断する弁座を有する弁本体と、
    側面部および底部を有する有底筒状に形成され、前記底部に噴孔を形成し、この噴孔により前記燃料通路と外部とを連通可能に前記開口部を覆う有底筒状部材とを備える燃料噴射弁の製造方法であって、
    前記有底筒状部材の前記底部を外側に所定量突出するように形成する加工工程と、
    前記底部が前記弁本体側に突出した状態で前記有底筒状部材を前記弁本体に押し当て、前記弁本体の前記開口部周囲に位置する前記開口部側端面と前記底部とを面接触させて前記弁本体に組付ける組付け工程とを含み、
    前記加工工程において、前記噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0、前記有底筒状部材の前記底部が弾性変形により前記弁本体の前記開口部側端面を押圧する押圧力をP1とすると、P0<P1になるように前記底部を突出させることを特徴とする燃料噴射弁の製造方法。
  4. 前記有底筒状部材は支持部材を介して前記弁本体に組付けられ、前記支持部材と前記側面部とが溶接されることを特徴とする請求項記載の燃料噴射弁の製造方法
  5. 前記支持部材は前記弁本体の軸線に略平行な側壁を有し、前記側壁と前記側面部とが溶接されることを特徴とする請求項記載の燃料噴射弁の製造方法
  6. 前記支持部材は前記弁本体の一部であることを特徴とする請求項または記載の燃料噴射弁の製造方法
  7. 前記弁本体に前記支持部材を組付けた後、前記支持部材と前記側面部とが前記支持部材側から溶接されることを特徴とする請求項または記載の燃料噴射弁の製造方法
  8. 前記弁本体に前記支持部材を組付けた後、前記支持部材と前記側面部とが前記有底筒状部材側から溶接されることを特徴とする請求項または記載の燃料噴射弁の製造方法
  9. 前記側面部が前記弁本体の側面と溶接され、この溶接箇所から前記弁座までの距離をL0、前記弁本体の前記側面と前記開口部側端面との境界から前記弁座までの距離をL1とすると、L0>L1であることを特徴とする請求項記載の燃料噴射弁の製造方法
  10. 前記有底筒状部材の厚みは、1mm以下であることを特徴とする請求項3〜9のいずれか一項記載の燃料噴射弁の製造方法
  11. 往復動可能な弁部材と、
    加圧燃料が流通可能な燃料通路、前記燃料通路と外部とを連通させる開口部、および前記弁部材が当接することにより前記燃料通路と前記開口部との導通を遮断する弁座を有する弁本体と、
    側面部および底部を有する有底筒状に形成され、前記底部に噴孔を形成し、この噴孔により前記燃料通路と外部とを連通可能に前記開口部を覆有底筒状部材とを備える燃料噴射弁の製造方法であって
    前記有底筒状部材の前記底部を外側に所定量突出するように形成する加工工程と、
    前記底部が前記弁本体側に突出した状態で前記有底筒状部材を前記弁本体に押し当て、前記弁本体の前記開口部周囲に位置する前記開口部側端面と前記底部とを面接触させて前記弁本体に組付ける組付け工程とを含み、
    前記加工工程において、前記噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0、前記有底筒状部材の前記底部が弾性変形により前記弁本体の前記開口部側端面を押圧する押圧力をP1とするとP0<P1になるように前記底部を突出させ
    前記組付け工程において、前記側面部は前記弁本体の側面または前記側面の前記弁本体の軸方向延長上において、前記弁本体または前記弁本体に取り付けられた部材と溶接されることを特徴とする燃料噴射弁の製造方法
  12. 前記弁本体の前記側面に取り付けられた支持部材は前記弁本体の軸線と平行な側壁を有し、前記側面部と前記側壁とが溶接されることを特徴とする請求項11記載の燃料噴射弁の製造方法
  13. 前記有底筒状部材の厚みは、1mm以下であることを特徴とする請求項11または12記載の燃料噴射弁の製造方法
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