JPH09317607A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH09317607A
JPH09317607A JP9030401A JP3040197A JPH09317607A JP H09317607 A JPH09317607 A JP H09317607A JP 9030401 A JP9030401 A JP 9030401A JP 3040197 A JP3040197 A JP 3040197A JP H09317607 A JPH09317607 A JP H09317607A
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由充 荻原
Hideo Kiuchi
英雄 木内
Masanori Funabashi
真紀 船橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射時の有底筒状部の底部のたわみを抑
制し噴霧状態の不良を防ぐ燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 カップ形状に形成されるノズルプレート
61の底部61aを所定量外側に突出するように形成
し、この突出量を弾性変形により減少させ底部61aの
外側端面61dとバルブボディ26の端面26aとが面
接触するようにスリーブ71内にノズルプレート61を
圧入固定する。これによりノズルプレート61の底部6
1aがカップ内方向に押さえつけられることにより生ず
るカップ外方向に働く反力によって、燃料噴射圧による
底部61aのたわみを抑制することができる。したがっ
て、燃料噴射時の底部61aのたわみによってバルブボ
ディ26とノズルプレート61との間に隙間ができるこ
とを抑え、この隙間による噴霧状態の不良を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射弁に関
し、例えば内燃機関(以下、「エンジン」という。)の
燃料供給装置に用いられる燃料噴射弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の排ガス規制が強化されて
いることから、自動車用エンジンに用いられる燃料噴射
弁においては、噴霧の微粒化が要求されている。そのた
め、バルブボディの弁座下流側にノズルプレートを配設
し、このノズルプレートに噴霧の微粒化に適応した噴孔
を設けたものがいくつか提案されており、例えばその構
成例が図11および図12に示されている。
【0003】図11には、燃料噴射弁の先端部が示され
ており、バルブボディ126に形成された弁座126a
に、ニードル125の先端部に形成された弁部材125
aが着座または離座することにより燃料通路を開閉して
いる。そしてこの弁座126aよりも燃料下流側に位置
するバルブボディ126の開口部が円板状のノズルプレ
ート130に形成された噴孔130aを経由して外部と
連通するようにノズルプレート130によってバルブボ
ディ126の開口部を覆っており、この噴孔130aに
よって微粒化された燃料噴射が可能に構成されている。
ここで、図12にはこのノズルプレート130の平面図
が示されており、符号130aにより四つの噴孔が示さ
れている。
【0004】ところが、図11に示す構成からなる燃料
噴射弁によると、弁座126aの燃料下流側開口を塞ぐ
ノズルプレート130は、薄板状の円板から形成されて
いるため、燃料噴射時の噴射圧によってノズルプレート
130が燃料噴射側にたわむおそれがあり、その場合バ
ルブボディ126の端面126bとノズルプレート13
0のバルブボディ126側の端面130bとの間に隙間
が生ずる。すると、この隙間に噴射されるべき燃料が入
り込むため、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定に
なり噴霧状態の不良を招くという問題がある。
【0005】燃料噴射時の噴射圧によってノズルプレー
ト130が燃料噴射側にたわまないようにするために、
ある程度ノズルプレートの厚みを厚くすることが考えら
れる。しかしながら、1mmよりも厚くするとノズルプレ
ートに形成される噴孔の噴射方向の長さが長くなり、噴
孔に燃料が溜まりやすくなる。噴孔に燃料が溜まると燃
料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になり噴霧状態の
不良を招くという問題がある。
【0006】また、図11に示すように、このノズルプ
レート130はノズルボディ126の端面126bと溶
接位置191において溶接固定されている。そのため、
溶接時にノズルボディ126に直接熱が加えられること
から、溶接前に形成した弁座126aの熱変形を招きや
すく、この熱変形によって閉弁時の燃料遮断を確実に行
うことができないという問題も生じていた。閉弁時に弁
部材125aと弁座126との当接箇所から燃料が漏
れ、この漏れ燃料が燃焼室に流入すると未燃成分として
のHC等の有害成分の発生量が増加するという問題があ
る。
【0007】これらの問題は、特開平5−187341
号公報に開示される「燃料・ガス混合気の噴射装置」に
おいても同様に生ずると考えられる。つまり、弁座下流
側に位置する端部通路を塞ぐノズルプレートとしての有
効小板は、薄板状であることから前述した燃料噴射圧に
よるたわみを生じやすく噴霧状態の不良を招くという問
題を有している。またこの有効小板は噴射弁端部に直接
組付けられていることから、その固定のための溶接など
によって生ずる熱が弁座等に加わり弁座を含めた燃料噴
射弁端部の熱歪みを招くという問題もある。
【0008】そこで、特表平5−501748号公報に
開示される「噴射弁及び噴射弁の製作のための方法」、
特開平6−26419号公報に開示される「燃料−ガス
混合気を噴射する装置」、特表平6−501087号公
報に開示される「燃料噴射弁」などが提案されている。
特表平5−501748号公報または特開平6−264
19号公報に開示されるものは、ノズルプレートとして
の穿孔体または孔付き体を円板状に形成するのではなく
コップ形状に形成することによって燃料噴射圧によるそ
のたわみを抑制している。また特表平6−501087
号公報に開示されるものは円板状のノズルプレートとし
ての孔付き板を別の円板状の支持板によって弁座ボディ
側に押さえ込むように組付けることによりそのたわみを
抑制している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た公報に開示されるもののうちカップ形状のノズルプレ
ートを用いるものは、そのカップ状のノズルプレート自
体を弁ボディなどに直接溶接により固定していることか
ら、前述した溶接時に生ずるバルブボディ、弁座等の熱
歪みによる変形を防ぐことができない。
【0010】また、特表平6−501087号公報に開
示されるものによると、ノズルプレートとしての孔付き
板のたわみを防ぐために支持板を新たに設ける必要があ
り、部品点数の増加を招く。さらに孔付き板と支持板と
を合わせた状態で弁ボディに溶接しなければならないこ
とから、この構成においても前述した溶接時に生ずるバ
ルブボディ、弁座等の熱歪みによる問題を解決すること
ができない。
【0011】本発明の目的は、燃料噴射時の有底筒状部
材の底部のたわみを抑制し噴霧状態の不良を防ぐ燃料噴
射弁を提供することにある。本発明の別の目的は、弁本
体に有底筒状部材を組付けるとき、溶接によって生ずる
熱歪みによる弁座の変形を抑制する燃料噴射弁を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料噴射弁によると、噴孔を有し弁本体の開口部側端面
と面接触する底部が弾性変形することにより弁本体の開
口部側端面を押圧する押圧力をP1、噴孔より噴出する
燃料の最大燃料圧力をP0とすると、P0<P1であ
る。したがって、燃料通路内の加圧燃料が噴孔から噴射
される際に生ずる噴射圧による底部のたわみを抑制でき
る。したがって、燃料噴射時においても弁本体の開口部
周囲に位置する開口部側端面と有底筒状部材の底部との
面接触を保てるので、開口部側端面と底部との間に隙間
ができることを防止する。これにより、燃料噴霧量およ
び燃料噴霧形状が不安定になる、すなわち噴霧状態の不
良を招くことを防止できる。
【0013】本発明の請求項2、3、5または6記載の
燃料噴射弁によると、有底筒状部材は支持部材を介して
弁本体に組付けられ、支持部材と有底筒状部材の側面部
とが溶接されていることにより、例えば弁本体に支持部
材を組付けた後に支持部材に有底筒状部材を溶接したと
しても、支持部材に溶接されるときに生ずる熱が弁本体
に直接加わることなく支持部材を経由して弁本体に伝わ
るため、弁本体に伝わる熱量を減少させることができ
る。したがって、溶接時の加熱による弁座の熱歪みを低
減できるので、弁部材が弁座に着座した燃料噴射弁の閉
弁時において弁部材と弁座との当接箇所から燃料漏れが
生じることを防止し、HC等の有害成分の発生量が減少
する。
【0014】本発明の請求項4記載の燃料噴射弁による
と、有底筒状部材の側面部と溶接される支持部材が弁本
体の一部であることにより、部品点数が減少するととも
に燃料噴射弁の製造工数が減少する。本発明の請求項7
記載の燃料噴射弁によると、有底筒状部材の側面部が弁
本体の側面と溶接されており、この溶接箇所から弁座ま
での距離をL0、弁本体の側面と開口部側端面との境界
から弁座までの距離をL1とすると、L0>L1であ
る。弁本体の開口部側端面に有底筒状部材を溶接する場
合に比べ弁座に伝わる熱量を低減することができるの
で、溶接時の加熱による弁座の熱歪みを低減できる。し
たがって、弁部材が弁座に着座した燃料噴射弁の閉弁時
において弁部材と弁座との当接箇所から燃料漏れが生じ
ることを防止し、HC等の有害成分の発生量が減少す
る。
【0015】本発明の請求項8記載の燃料噴射弁による
と、有底筒状部材の厚みが1mm以下であるので噴孔に燃
料が溜まることを抑制できる。したがって、燃料噴霧量
および噴霧形状が不安定になることを防止できる。本発
明の請求項9または10記載の燃料噴射弁によると、噴
孔を有し弁本体の開口部側端面と面接触する底部が弁本
体の開口部側端面を弾性力により押圧する押圧力をP
1、噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0とする
と、P0<P1である。したがって、燃料通路内の加圧
燃料が噴孔から噴射される際に生ずる噴射圧による底部
のたわみを抑制できる。これにより、燃料噴射時におい
ても弁本体の開口部周囲に位置する開口部側端面と有底
筒状部材の底部との面接触を保てるので、開口部側端面
と底部との間に隙間ができることを防止し、燃料噴霧量
および燃料噴霧形状が不安定になることを防止できる。
【0016】さらに、有底筒状部材の側面部が弁本体の
側面または弁本体の側面の軸方向延長上で弁本体に固定
さていることにより、弁本体の開口部側端面に有底筒状
部材を溶接する場合に比べ、溶接箇所から弁座までの距
離を長くすることができる。したがって、溶接時の加熱
による弁座の熱歪みを低減できるので、弁部材が弁座に
着座した燃料噴射弁の閉弁時において弁部材と弁座との
当接箇所から燃料漏れが生じることを防止し、HC等の
有害成分の発生量が減少する。
【0017】本発明の請求項11記載の燃料噴射弁によ
ると、有底筒状部材の厚みが1mm以下であるので噴孔に
燃料が溜まることを抑制できる。したがって、燃料噴霧
量および噴霧形状が不安定になることを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による燃料噴射弁を
ガソリンエンジンの燃料供給装置に適用した例を図1〜
図6に示す。
【0019】図2に示すように、燃料噴射弁10の樹脂
製のケーシング11の内部には、固定鉄心21、スプー
ル51、電磁コイル32、金属プレート53、54など
が一体に収容されており、図2で上方から固定鉄心21
内に加圧燃料が導入される。強磁性材料からなる固定鉄
心21はその内部に燃料通路21aを有し、この燃料通
路21a内を加圧燃料が流通可能に構成されている。ま
た燃料通路21a内には燃料通路21aと連通可能な燃
料通路29aを有するアジャスティングパイプ29が収
容されており、ねじ締結手段などにより固定鉄心21内
に固定可能かつ軸方向に移動可能に構成されている。
【0020】固定鉄心21の反燃料導入側に位置する磁
性パイプ23と固定鉄心21との間には非磁性パイプ2
4が位置している。そして固定鉄心21、非磁性パイプ
24および磁性パイプ23がレーザ溶接により互いに接
合されている。アジャスティングパイプ29の反燃料導
入側には後述するニードル25を反アジャスティングパ
イプ29側に付勢する圧縮コイルスプリング28が位置
しており、これも固定鉄心21内に収容されている。そ
して、前述したアジャスティングパイプ29の軸方向移
動によって圧縮コイルスプリング28の他端側に当接す
るニードル25に対する付勢力を調整している。
【0021】前述した磁性パイプ23および非磁性パイ
プ24内には双方にまたがりながら軸方向に摺動移動可
能に可動鉄心22が収容されており、さらにこの可動鉄
心22内には圧縮コイルスプリング28により反固定鉄
心21側に付勢されるニードル25の一端側が収容され
ている。そして、ニードル25が反固定鉄心21側に移
動するとこの可動鉄心22も反固定鉄心21側に移動
し、また可動鉄心22が固定鉄心21側に移動するとニ
ードル25も固定鉄心21側に移動するように、可動鉄
心22およびニードル25の一端側が構成されている。
【0022】電磁コイル32は、非磁性パイプ24を挟
むように位置する固定鉄心21および磁性パイプ23の
それぞれの端部と非磁性パイプ24との周囲を覆うよう
にケーシング11内に位置している。そして、線材が巻
回されたスプール51の周囲を覆うように金属プレート
53、54が位置し電磁コイル32を構成している。ま
た電磁コイル32に巻回される線材のそれぞれの端部は
複数のターミナル34と電気的に接続されており、ター
ミナル34に印加される電圧が電磁コイル32に供給可
能になっている。
【0023】これにより、電磁コイル32に通電される
と磁束が生じ、この磁束が固定鉄心21、金属プレート
53、磁性パイプ23、可動鉄心22、磁性パイプ23
および金属プレート54により形成される磁路を通り、
固定鉄心21側に可動鉄心22を吸引可能な電磁吸引力
が電磁コイル32に生ずる。したがって、この電磁吸引
力によって可動鉄心22が固定鉄心21側に吸引される
とニードル25も固定鉄心21側に移動し、電磁コイル
32の通電が遮断され電磁吸引力が消滅すると圧縮コイ
ルスプリング28の付勢力により反固定鉄心21側に可
動鉄心22およびニードル25が移動する。
【0024】図1に示すように、磁性パイプ23の反非
磁性パイプ24側端部には、燃料噴射弁10の端部に位
置する弁本体としてのバルブボディ26が固定されてお
り、この内部には図示しない燃料通路を経由してアジャ
スティングパイプ29の燃料通路29aおよび固定鉄心
21の燃料通路21aに連通する燃料通路27a、27
bが形成されている。燃料通路27bはバルブボディ2
6の端部で開口している。
【0025】磁性パイプ23内を軸方向に摺動可能なニ
ードル25は、反可動鉄心22側端部に略円錐台形状に
形成される弁部材25aを有する。この弁部材25a
は、燃料通路27a、27b内に収容されており、バル
ブボディ26の内壁に形成された弁座26bに当接した
とき燃料通路27aと燃料通路27bとの連通を遮断可
能に構成されている。これにより、弁座26bに弁部材
25aが着座すると燃料通路27aと燃料通路27bと
の連通を遮断し、また離座すると燃料通路27aと燃料
通路27bとの連通を導通させる。したがって、前述し
たように電磁コイル32の通電によってニードル25の
軸方向移動を制御することにより弁部材25aの着座ま
たは離座を制御し、燃料通路27aと燃料通路27bと
の連通を遮断させたり導通させたりする。つまり、燃料
通路27bに導入される加圧燃料を電磁コイル32の通
電によって制御している。
【0026】バルブボディ26の反磁性パイプ23側端
部の側面に円筒状に形成された側壁からなる支持部材と
してのスリーブ71がレーザ溶接などにより固定されて
いる。このスリーブ71は後述する有底筒状部材として
のノズルプレート61を案内しながら間接的にバルブボ
ディ26にノズルプレート61を固定するために設けら
れている。その内径はバルブボディ26の外径とほぼ等
しくなるように設定されている。
【0027】スリーブ71内に圧入されるノズルプレー
ト61は、有底の筒状を有するいわゆるカップ形状に形
成されており、図1に示す組付けた状態において略円板
状になる底部61a、および底部61aから噴射側に延
びる側面部としての円筒部61bからなる。ノズルプレ
ート61は例えば板厚が0.2〜0.3mmのステンレス
鋼板(SUS304)からなる。図3に示すようにノズ
ルプレート61の底部61aには例えば内径0.2〜
0.3mmの噴孔61cが四箇所に形成されている。この
噴孔61cの形成位置は、ノズルボディ26にノズルプ
レート61を組付けたときノズルボディ26の燃料通路
27bと連通可能な位置に設定されている。これによ
り、弁部材25aの離座により燃料通路27b内に流込
む加圧燃料がこの噴孔61cから燃料噴射弁10外に噴
射される。噴孔61cの形成は、後述する張出し加工工
程の前工程で放電、ドリルなどにより行われ、張出し加
工によって所望の燃料流量を得られるようにその内径が
調整される。
【0028】ここで、ノズルプレート61の底部61a
の形状について説明する。ノズルプレート61の板厚は
0.2mmであり、組付前のノズルプレート61の底部6
1aは、外側に例えば20〜30μm程度突出するよう
に後述するプレス加工などにより形成されている。この
ように底部61aを外側に所定量突出するように形成し
たのは、底部61aが弾性変形して突出量が減少するよ
うにスリーブ71内にノズルプレート61を圧入するこ
とによって、この突出量が減少した分、カップ内方向に
底部61aが押さえつけられるのに反発するような弾性
力(反力)を生じさせるためである。つまり、カップ内
方向に底部61aが弾性変形することにより生ずるカッ
プ外方向の反力を生じさせるためである。外側に突出し
ていた底部61aはノズルプレート61の組付けにより
11μm以上凹む。この弾性変形により底部61aがバ
ルブボディ26の端面26bを押圧する押圧力P1が生
じる。押圧力P1は7kgである。燃料噴射時の最大燃料
圧力P0は5.6kgであるから、P0<P1となる。こ
のようにカップ外方向の反力が生ずることによって、燃
料噴射時に生ずる噴射圧によるカップ内方向の力を相殺
し、底部61aがカップ内方向にたわむことを防ぐこと
ができる。したがって、バルブボディ26の端面26a
とノズルプレート61の外側端面61dとの面接触を妨
げることなく、この間の隙間部の形成を防ぐことができ
るので、燃料噴霧量および燃料噴霧形状が不安定になる
ことを防止できる。
【0029】また、ノズルプレート61の組付時におい
ては、ノズルプレート61がバルブボディ26に直接溶
接されることなく、スリーブ71を介してバルブボディ
26にレーザ溶接等により溶接固定される。つまり、図
1に示すようにノズルプレート61とスリーブ71とは
溶接位置92において全周をレーザ接合され、バルブボ
ディ26とスリーブ71とは溶接位置91において全周
をレーザ接合されている。このように、スリーブ71を
介してノズルプレート61をバルブボディ26に溶接固
定することで、溶接位置92の溶接によって生ずる熱を
スリーブ71を介してバルブボディ26に伝わるように
することができる。
【0030】そのため、例えばスリーブ71をバルブ
ボディ26に溶接位置91によって溶接した後、弁座
26bを切削加工等により形成すれば、溶接位置91の
溶接後に弁座26bを形成するため、溶接時の熱によっ
て弁座26bに熱歪みなどを与えることがない。そし
て、スリーブ71にノズルプレート61を溶接するこ
とによって、溶接位置92による溶接時の熱はスリーブ
71を介してバルブボディ26に伝わる。すると、例え
ば図11に示すような溶接位置191において溶接する
場合に較べてバルブボディ26に加わる熱量を減少させ
ることができる。これにより、バルブボディ26に形成
された弁座26bに生ずる熱歪みを抑制することがで
き、熱歪みによる弁座26bの変形を最小限にとどめる
効果がある。したがって、弁座26bに着座する弁部材
25aと弁座26bとの間に生ずる隙間量を大幅に減ら
すことができるため、閉弁時のエミッションを抑制する
効果を生じさせ得る。
【0031】次に、ノズルプレート61の製造方法を図
4〜図6に基づいて詳述する。ノズルプレート61は、
鋼板素材110をプレス加工することにより成形され
る。そして、このプレス加工は図4および図5に示す張
出し加工工程と、図6(a) 〜(c) に示される絞り加工工
程とから構成される。 (1) 張出し加工工程 図4および図5に示すように、張出し加工工程では、図
示しないプレス機械により押し下げられる円柱状のパン
チ101によって鋼板素材110を所定量張出させる。
このとき、鋼板素材110の張出し部分の周囲には押え
板103およびダイ105が位置している。また張出し
部分の軸を中心に点対称に位置するように孔部110x
が形成されており、その内径は所定量d1 に設定されて
いる。
【0032】図5にはパンチ101が矢印A方向に押し
下げられたことにより所定量の張出し加工が行われた後
のワーク110aが示されている。 (2) 絞り加工工程 張出し加工工程に後続する絞り加工工程では、図6(a)
に示すように、図示しないプレス機械により押し下げら
れる円柱状のパンチ102、押え板111、抜きダイ1
12、絞りダイ113などによって、前工程の張出し工
程により加工されたワーク110aがカップ形状に絞り
出される。このとき、ワーク110bはダイ112の内
側に位置する筒状の押え板111と絞りダイ113との
間に挟持される。
【0033】図6(b) に示すように、パンチ102が矢
印B方向に押し下げられると、ワーク110bを挟持し
ている押え板111および抜きダイ113がパンチ10
2と同方向に移動することから、ワーク110bの周囲
は押え板111とダイ112とによってせん断される。
これにより、カップ形状を形成するために必要なワーク
110cが得られる。この後、ワーク110cを挟持す
る押え板111を反矢印B方向に移動させることによ
り、押え板111と抜きダイ113との間に挟持されて
いたワーク110cが開放される。
【0034】そして、この状態でパンチ102をさらに
矢印B方向に押し下げることにより円筒状の絞りダイ1
13内にワーク110cが絞り込まれ、図6(c) に示す
ようなワーク110dが形成される。このとき、前述し
たようにノズルプレート61の底部61aが所定量、例
えば20〜30μm外側に突出するように絞り量を制御
している。これにより、ノズルプレート61の絞り加工
が終了する。
【0035】次に、ノズルプレート61の組付け工程に
おける弾性変形について説明する。ノズルプレート61
の組付け前にスリーブ71はバルブボディ26の側面に
レーザ溶接されている。ノズルプレート61の組付け前
の状態において、ノズルプレート61の円筒部61bの
外径は、スリーブ71の内径とほぼ等しく僅かに大きく
なるように設定されている。
【0036】(1) 図7(a) に示すように、組付け前のノ
ズルプレート61は底部61aがカップ外に所定量突出
しており凸状を形成している。この底部61aの凸面を
バルブボディ26の端面26aに押し当てるようにスリ
ーブ71にノズルプレート61を圧入する。 (2) スリーブ71にノズルプレート61を圧入すると、
図7(b) に示すように円筒部61bが径方向内側に押さ
れるので底部61aがさらにカップ外側に突出する。
【0037】(3) ノズルプレート61をさらに圧入する
と、底部61aが端面26aに当接する。底部61aが
端面26aに当接した状態でノズルプレート61をさら
に圧入すると、図7(c) に示すように底部61aが略円
板状になる。このように組付け前の状態でカップ外側に
突出していた底部61aが組付け後に弾性変形して略円
板状になることにより、底部61aは端面26aを押圧
力P1で押圧することになる。この押圧力P1は前述し
たように燃料噴射時の最大燃料圧力P0よりも大きいの
で、燃料噴射時において底部61aと端面26aとは面
接触を維持し、底部61aが噴射側にたわむことを防止
できる。したがって、底部61aのたわみによってバル
ブボディ26とノズルプレート61との間に隙間ができ
ることを抑え、この隙間による噴霧状態の不良を防止す
る効果がある。
【0038】第1実施例によるとバルブボディ26に固
定されるノズルプレート61はスリーブ71を介して間
接的に固定されている。これにより、バルブボディ26
にノズルプレート61を直接溶接固定することがないた
め、溶接時に生ずる熱がバルブボディ26に直接加わる
ことなくバルブボディ26とノズルプレート61との間
に介在するスリーブ71により熱量を減少させることが
できる。したがって、溶接時の熱によるバルブボディの
熱歪みを防ぎバルブボディ26に形成された弁座26b
の変形を抑制する効果がある。これにより、弁部材25
aが弁座26bに着座した燃料噴射弁10の閉弁時にお
いて弁部材25aと弁座26aとの当接箇所から燃料漏
れが生じることを防止するので、HC等の有害成分の発
生量が減少する。
【0039】さらに、本実施例によると、張出し加工時
の押え圧、クッション圧、絞りビート圧などを調整する
ことにより、ノズルプレート61に形成される噴孔61
cの内径を任意に制御することができる。そのため、こ
の張出し加工に用いるパンチ101、押え板103、ダ
イ105などは孔径制御の際に交換する必要がない。し
たがって、従来パンチ、押え板、ダイなどの複数種類か
ら孔径に合わせて変更しその都度段取り等をしていた場
合に較べると、加工工数を削減できるため設備コストお
よび製造コストを低減する効果がある。
【0040】(第2実施例)本発明の第2実施例を図8
に示す。第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を
付す。第2実施例は、スリーブ71とノズルプレート6
1とをノズルプレート61の内周側から溶接位置93に
おいて溶接している。第1実施例のようにスリーブ71
の外周側からノズルプレート61とスリーブ71とを溶
接しても、第2実施例のようにノズルプレート61の内
側からノズルプレート61とスリーブ71とを溶接して
も、ノズルプレート61のたわみ防止効果および弁座2
6bの変形防止効果は同じである。
【0041】(第3実施例)本発明の第3実施例を図9
に示す。第1実施例と実質的に同一部分には同一符号を
付す。弁本体としてのバルブボディ80は、弁座81a
を設けた弁座部81、およびノズルプレート83と溶接
される円筒状の支持部材としての支持部82とから一体
に形成されている。有底筒状部材としてのノズルプレー
ト83は、噴孔83cを設けた底部83a、側面部とし
ての円筒部83bからなり、組付け前の状態において底
部83aはカップ内側に所定量突出している。円筒部8
3bは支持部82と溶接位置94において溶接されてい
る。
【0042】第3実施例では、弁座81aを設けた弁座
部81、およびノズルプレート83と溶接される円筒状
の支持部82とを一体に形成してバルブボディ80を構
成しているので、弁座部と支持部とを別体に形成したも
のに比べ部品点数が減少するとともに、燃料噴射弁の製
造工数が減少する。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図10に示す。第
1実施例と実質的に同一部分には同一符号を付す。
【0043】有底筒状部材としてのノズルプレート84
は底部84aおよび側面部としての円筒部84bからな
り、組付け前の状態において底部84aはカップ内側に
所定量突出している。ノズルプレート84はカップ内側
に突出した底部84aの凸面をバルブボディ26の端面
26aに押圧するようにバルブボディ26に圧入されて
おり、円筒部84bとバルブボディ26の側面とを溶接
位置95において直接レーザ溶接している。
【0044】溶接位置95から弁座26bまでの距離を
L0、バルブボディ26の側面26cと端面26aとの
境界から弁座26bまでの距離をL1とすると、L0>
L1となるように円筒部84bの長さおよび溶接位置が
設定されている。したがって、バルブボディ26の端面
26aとノズルプレート84とを溶接する場合、ならび
にバルブボディ26の側面26cと端面26aとの境界
に近い溶接位置においてバルブボディ26の側面26c
にノズルプレート84を溶接する場合に比べ、弁座26
bに伝わる熱量が減少するので弁座26bの熱歪みを低
減できる。したがって、弁部材25aが弁座26bに当
接した閉弁時において弁部材25aと弁座26bとの当
接箇所から燃料が漏れることを防止できるので、漏れ燃
料が燃焼室に流入して未燃成分としてのHC発生量が増
加することを防止できる。
【0045】以上説明した本発明の実施の形態を示す複
数の上記実施例によると、カップ形状に形成されるノズ
ルプレートの底部をカップ外側またはカップ内側に所定
量突出するように形成し、バルブボディの開口部側端面
にこの底部の凸面を押圧するようにノズルプレートを組
付けている。これによりノズルプレートの底部が押さえ
つけられることにより底部がバルブボディの開口部側端
面を押し返す反力が生ずる。この弾性変形により生じる
押圧力をP1、燃料噴射時における最大燃料圧力をP0
とすると、P0<P1になるようにノズルプレートの板
厚、突出量等が設定されているので、燃料噴射時におい
てノズルプレートの底部が噴射側にたわみ底部とバルブ
ボディの開口部側端面との間に隙間が形成されることを
防止できる。したがって、燃料噴霧量および燃料噴霧形
状が不安定になることを防止できる。
【0046】また上記複数の本実施例では、ノズルプレ
ートがバルブボディの側面の軸方向の延長上のスリーブ
または側面に直接溶接されてバルブボディに固定されて
いる。バルブボディの開口部側端面にノズルプレートを
直接溶接する場合に比べ、ノズルプレートを溶接する際
に弁座に加わる熱量が減少するので、弁座の熱歪みを低
減できる。したがって、弁部材が弁座に着座している燃
料噴射弁の閉弁時に弁部材と弁座との当接箇所から燃料
が漏れることを抑制できるので、漏れ燃料が燃焼室に流
入することによりHC発生量が増加することを防止でき
る。
【0047】なお、本実施例では、バルブボディに組付
けるノズルプレートとスリーブとを別体に構成したが、
本発明ではこれに限られることはなく、例えばノズルプ
レートとスリーブとを一体形成し、それをバルブボディ
に溶接することなくかしめ等により固定しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す一点鎖線Iの円内拡大図であり、本
発明の第1実施例による燃料噴射弁の噴射ノズル部の拡
大断面を示すものである。
【図2】本発明の第1実施例による燃料噴射弁を示す縦
断面図である。
【図3】図1に示すIII 線方向矢視図である。
【図4】第1実施例による燃料噴射弁のノズルプレート
を成形するプレス機械等を示す説明図である。
【図5】第1実施例による燃料噴射弁のノズルプレート
を成形する張出し加工工程を示す説明図である。
【図6】第1実施例による燃料噴射弁のノズルプレート
を成形する絞り加工工程を示す説明図である。
【図7】第1実施例におけるノズルプレートの組付け工
程による弾性変形を示す模式的説明図である。
【図8】本発明の第2実施例による燃料噴射弁の主要部
を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3実施例による燃料噴射弁の主要部
を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第4実施例による燃料噴射弁の主要
部を示す縦断面図である。
【図11】従来例による燃料噴射弁の要部を示す縦断面
図である。
【図12】従来例による燃料噴射弁のノズルプレートを
示す平面図である。
【符号の説明】
10 燃料噴射弁 25 ニードル 25a 弁部材 26 バルブボディ (弁本体) 26a 端面 (開口部側端面) 26b 弁座 27a、27b 燃料通路 61 ノズルプレート(有底筒状部材) 61a 底部 61b 円筒部(側面部) 61c 噴孔 61d 外側端面 (底部外側端面) 71 スリーブ (支持部材) 80 バルブボディ (弁本体) 81a 弁座 82 支持部(支持部材) 83、84 ノズルプレート(有底筒状部
材) 83a、84a 底部 83b、84b 円筒部(側面部) 83c、84c 噴孔 91、92、93、94、95 溶接位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船橋 真紀 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復動可能な弁部材と、 加圧燃料が流通可能な燃料通路、前記燃料通路と外部と
    を連通させる開口部、および前記弁部材が当接すること
    により前記燃料通路と前記開口部との導通を遮断する弁
    座を有する弁本体と、 側面部および底部を有する有底筒状に形成され、前記底
    部に噴孔を形成し、この噴孔により前記燃料通路と外部
    とを連通可能に前記開口部を覆い、前記弁本体の前記開
    口部周囲に位置する前記開口部側端面と前記底部とが面
    接触して前記弁本体に組付けられる有底筒状部材とを備
    え、 前記噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0、前記
    有底筒状部材の前記底部が弾性変形により前記弁本体の
    前記開口部側端面を押圧する押圧力をP1とすると、P
    0<P1であることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記有底筒状部材は支持部材を介して前
    記弁本体に組付けられ、前記支持部材と前記側面部とが
    溶接されていることを特徴とする請求項1記載の燃料噴
    射弁。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は前記弁本体の軸線に略平
    行な側壁を有し、前記側壁と前記側面部とが溶接されて
    いることを特徴とする請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は前記弁本体の一部である
    ことを特徴とする請求項2または3記載の燃料噴射弁。
  5. 【請求項5】 前記弁本体に前記支持部材を組付けた
    後、前記支持部材と前記側面部とが前記支持部材側から
    溶接されていることを特徴とする請求項2または3記載
    の燃料噴射弁。
  6. 【請求項6】 前記弁本体に前記支持部材を組付けた
    後、前記支持部材と前記側面部とが前記有底筒状部材側
    から溶接されていることを特徴とする請求項2または3
    記載の燃料噴射弁。
  7. 【請求項7】 前記側面部が前記弁本体の側面と溶接さ
    れており、この溶接箇所から前記弁座までの距離をL
    0、前記弁本体の前記側面と前記開口部側端面との境界
    から前記弁座までの距離をL1とすると、L0>L1で
    あることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁。
  8. 【請求項8】 前記有底筒状部材の厚みは、1mm以下で
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載
    の燃料噴射弁。
  9. 【請求項9】 往復動可能な弁部材と、 加圧燃料が流通可能な燃料通路、前記燃料通路と外部と
    を連通させる開口部、および前記弁部材が当接すること
    により前記燃料通路と前記開口部との導通を遮断する弁
    座を有する弁本体と、 側面部および底部を有する有底筒状に形成され、前記底
    部に噴孔を形成し、この噴孔により前記燃料通路と外部
    とを連通可能に前記開口部を覆い、前記弁本体の前記開
    口部周囲に位置する前記開口部側端面と前記底部とが面
    接触して前記弁本体に組付けられる有底筒状部材とを備
    え、 前記噴孔より噴出する燃料の最大燃料圧力をP0、前記
    有底筒状部材の前記底部が弾性変形により前記弁本体の
    前記開口部側端面を押圧する押圧力をP1とするとP0
    <P1であり、 前記側面部は前記弁本体の側面または前記側面の前記弁
    本体の軸方向延長上において、前記弁本体または前記弁
    本体に取り付けられた部材と溶接されていることを特徴
    とする燃料噴射弁。
  10. 【請求項10】 前記弁本体の前記側面に取り付けられ
    た支持部材は前記弁本体の軸線と平行な側壁を有し、前
    記側面部と前記側壁とが溶接されていることを特徴とす
    る請求項9記載の燃料噴射弁。
  11. 【請求項11】 前記有底筒状部材の厚みは、1mm以下
    であることを特徴とする請求項9または10記載の燃料
    噴射弁。
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