JP2014205184A - 重ね溶接継手、燃料噴射弁およびレーザ溶接方法 - Google Patents

重ね溶接継手、燃料噴射弁およびレーザ溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】深溶込み型レーザ溶接において、被溶接材における溶接割れの発生を防止することが可能な重ね溶接継手を提供する。
【解決手段】ノズルプレート1とノズル本体2とを重ね合わせ、ノズルプレート1側からレーザ光を照射してノズルプレート1とノズル本体2とを蒸発させることで深溶込み型溶接をし、溶接ビードの断面形状が、(i)ノズルプレート1とノズル本体2の界面を形成する境界線4と、溶接ビード3Aと境界線4との交点P1における溶接ビード3Aの接線TL1とが成す角度を90°より大きく、かつ、(ii)境界線4での溶接ビード3Aの溶込み幅L1と、境界線4から溶接ビード3Aの底部3aまでの溶込み深さD1との比率D1/L1を1.0以下となるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の部材を重ねて接合した重ね溶接継手、この重ね溶接継手を備えた燃料噴射弁およびレーザ溶接方法に関する。
レーザ溶接は,熱源となるレーザ光のエネルギー密度が高いため、低歪み、高速度、高精度の溶接継手が得られることから各方面で使用されている。自動車分野においては、ステンレス鋼や炭素鋼などの鉄鋼材料や、アルミニウム合金や、ニッケル合金などの金属材料に対し、複数の被溶接材を重ねて溶接することが行われている。
ところで、図9に示すように、熱伝導型レーザ溶接では、被溶接材101と被溶接材102とを重ねて形成した継手において、被溶接材101側の表面からレーザ光104を照射すると、レーザ光104が被溶接材101,102に吸収され、レーザ光104が熱に変換されることで熱エネルギーが被溶接材101,102の内部まで伝導して被溶接材101,102を溶融する。この熱伝導型レーザ溶接では、溶融金属の温度が融点より少し高いが、金属が蒸発する温度よりは低いため、溶接現象が安定し、ポロシティやスパッターなどの溶接欠陥が生じ難くなっている。このように、溶込み深さH100より溶接ビード103の溶接ビード幅W100が広いタイプの溶接であるため、溶込み深さH100を大きくすることができず、一般的に熱伝導型レーザ溶接は薄板部品に使用されることが多くなっている。しかし、燃料を噴射する燃料噴射弁(インジェクタ)のような回転物の周溶接に熱伝導型レーザ溶接を適用した場合、溶接部に溶接割れが発生する問題があった。
そこで、このような溶接割れの発生を防止する方法として、例えば、特許文献1では、アシストガスの酸素ガス含有量を5〜50容量%に調整して、溶接ビードの表面幅と複数部材の接合部(境界面)の幅との比率をほぼ1に近くにすることが提案されている。
特開平10−85974号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような熱伝導型レーザ溶接では、溶込み深さH100より溶接ビード103の溶接ビード幅W100が大きいため、厚板を溶接する場合十分な溶込み深さH100を得られない問題がある。また、入熱を増加することや溶接速度を減らすことで溶込み深さH100を増加できる可能性はあるが、溶接変形や割れなどの欠陥が生じ易くなる。さらに、燃料噴射弁などの精密中小製品では、溶接ビード幅W100が制限されており、熱伝導型レーザ溶接を適用できない。
そこで、深溶込み型(キーホール型)のレーザ溶接方法を適用することにより、深い溶込み深さを得ることができる。図10(a)は深溶込み型(キーホール型)のレーザ溶接の概要を示す図である。このレーザ溶接方法では、被溶接材111の表面に照射されたレーザ光114のパワー密度(単位面積当たりのレーザ出力)が10W/cm以上になると、被溶接材111,112の金属表面の温度が金属の沸点以上になり、プラズマの発生と共に金属蒸気116がレーザ光114の照射点から激しく飛び出し、その金属蒸気116の反動力で溶融金属面が凹み、またレーザ光114がキーホール115で反射を繰り返しながら入射して、深く、細い深溶け込み型(キーホール型)レーザ溶接が行われる。このように熱伝導型レーザ溶接による溶接ビード103(図9参照)の形状に比べて、深溶け込み型レーザ溶接では、溶け込み深さH101を深くする溶接が可能で、溶接ビード幅W101より溶け込み深さH101が数倍以上大きくすることも可能である。
しかし、図10(b)に示すように、深溶込み型レーザ溶接の場合、溶接金属(溶接ビード113)と被溶接材111,112の境界面119との交差部P100を起点として溶接金属(溶接ビード113)の内部まで、溶接割れ118が発生する。このような溶接割れ発生のメカニズムについて図11を参照して以下に説明する。図11は、被溶接材の境界面付近のデンドライト組織(樹枝状の組織)の成長方向および溶接部に与える応力分布の概要図である。
図11に示すように、一般的に、溶接ビード113の溶接ビード幅W101(図10(a)参照)より溶込み深さH101(図10(a)参照)が深いタイプの溶接方法では、溶融金属の冷却凝固に伴う溶接金属の縦方向(深さ方向、図示上下方向)に引張応力σが発生する。また、被溶接材111,112の寸法と材質や、溶融した領域などの差異により、溶融金属の冷却過程において境界面119に沿う方向(図示左右方向)にせん断応力τも発生する。一般的に、溶接部の組織は固液相界面に対し垂直に成長するため、溶接部の界面117と被溶接材111,112の境界面119との角度が90°の場合、凝固組織であるデンドライト110の成長方向が境界面119と平行になる。すなわち、デンドライト110の成長方向はせん断応力τと平行になり、引張応力σと垂直になる。その結果、デンドライト110の組織としては、溶接割れに対しての抵抗力が最も弱いデンドライト粒界に溶接割れ118が発生することになる。
本発明は、前記した従来技術の問題を解決するものであり、深溶込み型レーザ溶接において、被溶接材における溶接割れの発生を防止することが可能な重ね溶接継手、燃料噴射弁およびレーザ溶接方法を提供することを課題とする。
本発明は、2つの被溶接材を重ね合わせ、前記被溶接材の重ね面の一面側からレーザ光を照射してそれぞれの前記被溶接材を蒸発させることで深溶込み型溶接をし、溶接ビードの断面形状を、(i)前記被溶接材の界面を形成する境界線と、前記溶接ビードと前記境界線との交点における前記溶接ビードの接線とが成す角度を90°より大きくし、かつ、(ii)前記境界線での前記溶接ビードの溶込み幅Lと、前記境界線から前記溶接ビードの底部までの溶込み深さDとの比率D/Lを1.0以下となるように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、深溶込み型レーザ溶接において、被溶接材における溶接割れの発生を防止することが可能な重ね溶接継手、燃料噴射弁およびレーザ溶接方法を提供できる。
本実施形態に係る重ね溶接継手を備えた燃料噴射弁を示し、(a)は縦断面図、(b)は先端側から見た平面図である。 第1実施形態に係る重ね溶接継手を示す断面図である。 重ね溶接継手の強度試験方法を説明する図である。 溶接ビードの内部の組織構造を模式的に示す断面図である。 (a)は比較例1に係る溶接ビード断面形状、(b)は比較例2に係る溶接ビード断面形状である。 第2実施形態に係る重ね溶接継手を示す断面図である。 溶融池の温度と表面張力との関係を示すグラフである。 本実施形態に係る効果を説明する図である。 熱伝導型レーザ溶接により形成される溶接ビードを示す断面図である。 深溶込み型(キーホール型)レーザ溶接の概要を示す断面図である。 従来の深溶込み型レーザ溶接での割れ発生のメカニズムを示す模式図である。
以下、本実施形態に係る重ね溶接継手について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態に係る重ね溶接継手は、例えば、自動車の内燃機関に使用される燃料噴射弁(インジェクタともいう)Fの噴射ノズルに適用することができる。図1は本実施形態に係る重ね溶接継手を備えた燃料噴射弁の噴射ノズルを示し、(a)は縦断面図、(b)は先端側から見た平面図である。
図1(a)に示すように、燃料噴射弁Fは、ノズルプレート1(被溶接材)とノズル本体2(被溶接材)とを、深溶込み型(キーホール型)レーザ溶接により接合したものである。なお、図1では、燃料噴射弁Fの先端部の噴射ノズルのみを図示しており、燃料噴射弁Fの他の部分である、ニードル、プランジャ、ソレノイドなどは、公知の技術によって構成されているものとして説明を省略する。
ノズルプレート1は、オーステナイト系ステンレス鋼などの材料で形成され、例えば板厚が0.35mmのものである。ノズル本体2は、マルテンサイト系ステンレス鋼などの材料で略筒状に形成されている。
また、ノズルプレート1は、燃料が噴射する噴射孔1aを有する円板形状である。ノズル本体2は、その内部の連通路にニードル(弁体)が当接する弁座2aを有し、先端中心部に前記噴射孔1aと連通する連通孔2bが形成されている。
図1(b)に示すように、ノズルプレート1には、ノズル本体2の連通孔2bに対応する位置に、複数の噴射孔1aが形成されている。つまり、すべての噴射孔1aは、連通孔2bの内側に位置するように形成されている。なお、この噴射孔1aの個数は、4個に限定されるものではなく、3個以下であっても5個以上であってもよい。また、噴射孔1aの形状は、円形に限定されるものではなく、楕円形、多角形、長孔形状、円弧形状など適宜変更することができる。また、噴射孔1aの位置や径についても適宜変更することができる。
また、燃料噴射弁Fは、深溶込み型(キーホール型)レーザ溶接によって、ノズルプレート1とノズル本体2とを重ね合わせて、その重ね面のノズルプレート1側(一側)から、ノズルプレート1の周縁部(連通孔2bの周囲)に沿ってレーザ光を照射して周溶接(全周溶接、図1(b)参照)を行うことで、重ね溶接継手10Aを備えるように構成したものである。このようにして周溶接することにより、ノズルプレート1とノズル本体2との境界面の隙間が封止されることにより、境界面から燃料が漏れ出るのを確実に防止できる。
この深溶込み型レーザ溶接では、例えば、波長が1070〜1080nmのファイバーレーザを用いることができるが、他の波長のレーザ光を使用してもよい。また、図示しないレーザ発信器からレーザ光を発生させ、転送経路を経由し、集光レンズ(不図示)により集光し、燃料噴射弁Fのノズルプレート1の表面にレーザ光を照射する。
なお、本実施形態の深溶込み型レーザ溶接では、溶融金属の酸化を防止するために、シールドガスとして窒素を用いることができる。なお、シールドガスとしては、窒素に限定されるものでなく、Ar(アルゴン)、He(ヘリウム)、CO、Airまたはこれら混合ガスを使用してもよい。ちなみに、シールドガスにAirを所定量(例えば、50質量%)含ませることにより、溶接部が冷却して凝固する際に発生する収縮力を低減できる。
溶接条件としては、例えば、レーザ出力を100W〜600W、溶接速度を4.0mm/s〜100mm/s、ノズルプレート1の表面に照射されるレーザ光のスポット径を0.05mm〜0.3mmで適宜設定することができる。なお、このレーザ溶接では、連続波、またはパルス波のいずれを使用してもよい。
図2は、第1実施形態に係る重ね溶接継手を示す断面図である。なお、図2は断面図を示すが、説明の便宜上、ハッチングの図示を省略している。第1実施形態では、前記したように、ノズルプレート1の表面に照射されたレーザ光114(図10(a)参照)のパワー密度(単位面積当たりのレーザ出力)が例えば10W/cm以上になることで、ノズルプレート1およびノズル本体2の金属表面の温度が金属の沸点以上になり、プラズマの発生と共に金属蒸気116(図10(a)参照)がレーザ光114の照射点から激しく飛び出し、その金属蒸気116の反動力で溶融金属面が凹み、またレーザ光114がキーホール115(図10(a)参照)で反射を繰り返しながら入射して、深く、細い溶接部を得ることができる。
図2に示すように、深溶け込み型(キーホール型)レーザ溶接により、溶接ビード3Aを備えた重ね溶接継手10Aを得た。この重ね溶接継手10Aにおいて、例えば、ノズルプレート1の表面に形成される溶接ビード3Aの断面形状の表面幅W1は、0.35mmであり、ノズルプレート1の表面から溶接ビード3Aの底部3aまでの全体の溶込み深さH1は、0.5mmであった。また、ノズルプレート1とノズル本体2との境界を形成する境界線4(境界面)の深さ位置における溶接ビード3Aの溶込み幅L1は、0.2mmであった。また、前記したように、ノズルプレート1の厚みtが0.35mmであり、境界線4(境界面)から溶接ビード3Aの底部3aまでの深さD1(境界面以下のノズル本体2側の溶込み深さ)は、0.15mmであった。
その結果、境界線4での溶接ビード3Aの溶込み幅L1と、境界線4から溶接ビード3Aの底部3aまでの溶込み深さD1との比率D1/L1(比率D/L)は、0.75であり、1.0以下であった。また、ノズルプレート1とノズル本体2との界面を形成する境界線4と、溶接ビード3Aと境界線4との交点P1における溶接ビード3Aの接線TL1とが成す角度θ1(角度θ)は、110°であり、90°より大きかった。
このような溶接ビード3A(溶接ビード断面形状)を有する重ね溶接継手10Aについて、顕微鏡で溶接部の組織および欠陥を観察した。その結果、溶接部に溶接割れ、ポロシティ、接合不良などの溶接欠陥は認められなかった。
また、重ね溶接継手10Aの強度試験を実施した結果、母材が破断したため、重ね溶接継手10Aの強度が母材より高いことが確認された。図3は、重ね溶接継手の強度試験方法を説明する図である。図3に示すように、重ね溶接継手10Aを備えた燃料噴射弁Fを固定した状態において、押圧ピンPをノズル本体2の連通孔2b(図1参照)から挿入して、押圧ピンPをノズルプレート1に当接させ、押圧ピンPに所定の荷重F1を与える。なお、押圧ピンPに与える所定の荷重F1は、燃料噴射弁Fの燃料噴射圧力に耐えられる圧力に設定される。
図4は、溶接ビードの内部の組織構造を模式的に示す断面図である。ちなみに、溶接割れ(溶接欠陥)の発生原因のひとつは、図11で説明したように、デンドライト110の成長方向が、せん断応力τと平行であり、かつ、引張応力σと垂直であるためである。そこで、第1実施形態では、図4に示すように、デンドライト10の成長方向Rとせん断応力τとの角度を0°からある程度の角度、つまり境界線4と接線TL1とが成す角度θ1を90°より大きく設定することにより、溶接割れに対して抵抗力が最も弱いデンドライト粒界の経路方向(デンドライト10の成長方向R)がせん断応力τに対して斜めになり、溶接割れを発生し難くできる。
さらに、第1実施形態に係る重ね溶接継手10Aでは、境界線4での溶接ビード3Aの溶込み幅L1と、境界線4から溶接ビード3Aの底部3aまでの溶込み深さD1との比率D1/L1が1.0以下に設定されている。このように比率D1/L1を1.0以下に設定する理由は、D1/L1が1.0を超える場合、溶接ビード3A(溶接ビード断面形状)の縦方向(溶接ビード3Aの深さ方向)に生じる引張応力σが大きくなり過ぎて、溶接ビード3Aの接線TL1と境界線4との角度θ1を90°より大きくしたとしても、溶接割れ発生の可能性が高くなるからである。
図5(a)は、比較例1に係る溶接ビード断面形状、図5(b)は、比較例2に係る溶接ビード断面形状である。なお、実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図5(a)に示す比較例1としての重ね溶接継手100Aは、溶接ビード103Aの断面形状が、境界線4と、溶接ビード103Aと境界線4との交点P10における溶接ビード103Aの接線TL10とが成す角度θ10を90°とした場合を図示している。なお、溶込み幅L10と溶込み深さD10(=H10−t)との比率D10/L10については、1.0以下に設定されている。しかし、比率D10/L10が1.0以下に設定されている場合であっても、溶接ビード103Aにおける角度θ10が90°に設定されていると、溶接ビード103Aと境界線4との交点P10から溶接ビード103A(溶接金属)の内部まで溶接割れが発生する。これは、図11で説明したように、角度θ10が90°の場合、デンドライト110の成長方向がせん断応力τと平行になり、引張応力σと垂直になるため、デンドライト110の組織としては、溶接割れに対しての抵抗力が最も弱いデンドライト粒界に溶接割れ108が発生する。
図5(b)に示す比較例2としての重ね溶接継手100Bは、溶接ビード103Bの断面形状が、溶込み幅L20と溶込み深さD20(=H20−t)との比率D20/L20(比率D/L)を1.0より大きくした場合(D20/L20>1)を図示している。なお、境界線4と、溶接ビード103Bと境界線4との交点P20における溶接ビード103Bの接線TL20とが成す角度θ20を90°より大きく設定している。しかし、角度θ20が90°より大きく設定されている場合であっても、溶接ビード103Bの断面形状における比率D20/L20が1.0より大きく設定されていると、溶接ビード103Bと境界線4との交点P20から溶接ビード103B(溶接金属)の内部まで溶接割れが発生する。これは、前記したように、D20/L20が1.0を超える場合、溶接ビード3B(溶接ビード断面形状)の縦方向(溶接ビード3Aの深さ方向)に生じる引張応力σが大きくなり過ぎるからである。
以上説明したように、第1実施形態に係る重ね溶接継手10Aによれば、溶接ビード3Aの断面形状を、角度θ1を90°より大きくし、かつ、比率D1/L1を1.0以下となるように構成することにより、深溶込み型レーザ溶接において、溶接割れの発生を防止することが可能になる。また、燃料噴射弁F(図1参照)に重ね溶接継手10Aを適用することにより、ノズルプレート1とノズル本体2とを溶接する際に溶接割れの発生を防止することが可能になる。
また、第1実施形態に係る重ね溶接継手10Aを燃料噴射弁(噴射ノズル)F(図1参照)に適用することにより、ノズルプレート1の噴射孔1aの孔形状を適宜変更するだけで、多種類の燃料噴射弁Fを得ることが可能になる。例えば、燃料噴射弁Fは、車種、排気量などに応じて適宜変更することができる。
図6は、第2実施形態に係る重ね溶接継手を示す断面図である。なお、図6は断面図を示すが、説明の便宜上、ハッチングの図示を省略している。第2実施形態についても、図10(a)で説明したように、ノズルプレート1の表面に照射されたレーザ光114のパワー密度(単位面積当たりのレーザ出力)が例えば10W/cm以上になることで、ノズルプレート1およびノズル本体2の金属表面の温度が金属の沸点以上になり、プラズマの発生と共に金属蒸気116がレーザ光114の照射点から激しく飛び出し、その金属蒸気116の反動力で溶融金属面が凹み、またレーザ光114がキーホール115で反射を繰り返しながら入射して、深く、細い溶接部を得ることができる。
溶接条件としては、例えば、レーザ出力を150W〜800W、溶接速度を4.0mm/s〜100mm/s、ノズルプレート1の表面に照射されるレーザ光のスポット径を0.15mm〜0.6mmとした。なお、第2実施形態では、シールドガスを使用しなかった。また、連続波、またはパルス波いずれを使用してもよい。
ところで、シールドガスを使用しない深溶け込み型(キーホール型)レーザ溶接により、図6に示す溶接ビード3Bを有する重ね溶接継手10Bを得た。例えば、ノズルプレート1の表面に形成される溶接ビード3Bの断面形状の表面幅W2は、0.3mmであり、ノズルプレート1の表面から溶接ビード3Bの底部までの全溶込み深さH2は、0.43mmであった。また、ノズルプレート1とノズル本体2との境界を形成する境界線4(境界面)の深さ位置における溶接ビード3Bの溶込み幅L2は、0.25mmであった。また、ノズルプレート1の厚みtが0.35mmであることから、境界線4(境界面)から溶接ビード3Bの底部3aまでの深さD2(境界面以下のノズル本体2側の溶込み深さ)は、0.08mmであった。
その結果、境界線4での溶接ビード3Bの溶込み幅L2と、境界線4から溶接ビード3Bの底部3aまでの溶込み深さD2との比率D2/L2(比率D/L)は、0.32であり、1.0以下であった。また、ノズルプレート1とノズル本体2との界面を形成する境界線4と、溶接ビード3Bと境界線4との交点P2における溶接ビード3Bの接線TL2とが成す角度θ2(角度θ)は、120°であり、90°より大きかった。
ところで、図6に示す断面形状の溶接ビード3Bが得られる理由について以下に説明する。第2実施形態に係る溶接ビード3Bは、シールドガスを使用しない場合、またはFe(鉄)などの金属元素と酸化反応できるガス(例えば、酸素、CO)を含有するシールドガスを使用した結果得られるものである。すなわち、シールドガスを使用しない場合、前記のようなシールドガスを使用する場合には、適切な被溶接材を選択する必要があり、実施形態のように、鉄(Fe)を多く含むステンレス鋼などに適用することができる。
一般的に、シールドガス(窒素など)を使用した場合、図7のグラフA(実線)に示すように、溶融鉄(Fe)の表面張力は、温度Tの上昇とともに低下するため、溶融池の表面における湯流れ(金属の流れ)は、温度の高い中央部から温度の低い外周部に向かって流れることになり、その結果、溶接幅が広く形成される。これに対して、シールドガスに酸素やCOを含有させると、溶融金属の酸素量が多くなり、図7のグラフB(破線)に示すように、溶融金属の表面張力は、グラフAとは逆に、温度の上昇とともに増加する。その結果、溶融池の表面における湯流れが、温度が低い溶融池の外周から、温度の高い中央部に向かって流れることになる。このように、中央部に向かった湯流れの結果、溶融池の幅が狭くなり、凝固後形成される溶接ビード3Bの表面幅W2(図6参照)が、溶接ビード3Aの表面幅W1(図2参照)よりも狭くなることになる。なお、シールドガスを使用しない場合においても、空気に含まれる酸素によって溶融金属の酸素量が多くなるので、前記と同様に、表面幅W2の狭い溶接ビード3Bが得られることになる。
このように、溶接ビード3Bを、シールドガスを使用することなく溶接し、またはノズルプレート1およびノズル本体2と酸化反応するガスを含むシールドガスを使用して溶接して得ることで、細い溶接ビード3Bを得ることができ、燃料噴射弁Fの噴射ノズルのような、溶接幅を広くできない部分の溶接に好適に適用できる。
このような溶接ビード3B(溶接ビード断面形状)を有する重ね溶接継手10Bについて、第1実施形態と同様にして、顕微鏡で溶接部の組織および欠陥を観察した。その結果、溶接部に溶接割れ、ポロシティ、接合不良などの溶接欠陥が認められなかった。また、重ね溶接継手10Bの強度試験を図3に示す方法により実施した結果、母材が破断したため、重ね溶接継手10Bの強度が母材より高いことが確認された。
以上の結果を纏めたものを図8に示す。図8は、本実施形態に係る効果を説明する図である。なお、すべての溶接サンプルに対して、研磨とエッチングの作業を行った後、光学顕微鏡で観察して、溶接金属の内部において割れの有無を調べた。図8に記載の「割れ」は、溶接割れが確認されたことを示し、「良好」は、溶接割れが確認されなかったことを示し、「接合不良」は、ノズルプレート1とノズル本体2との接合ができていなかったことを示す。
図8に示すように、第1実施形態の重ね溶接継手10Aおよび第2実施形態の重ね溶接継手10Bでは、D/L≦1.0、かつ、θ>90°の場合、溶接欠陥(溶接割れ)が発生することのない良好な溶接が行われることが確認された。なお、D/L>1.0の場合には、溶接割れが発生し、θ=90°の場合にも、溶接割れが発生した。
重ね溶接継手10Aおよび重ね溶接継手10Bでは、0.1<D/L≦1.0、かつ、90°<θ≦130°に設定することが好ましい。なお、D/L≦0.1の場合には、接合不良が発生し、θ>130°の場合には、溶接割れが発生した。なお、θが130°を超える場合には、一定の溶込み幅を担保するために、溶接ビードの表面幅が顕著に増加することになる。このように溶接ビードの表面幅と溶込み幅との差が大きい場合にも溶接ビードと境界線との交点から溶接ビードの内部に向けて溶接割れが発生する。なお、図6に示す、D/Lの下限値(>0.1)およびθの上限値(≦130°)については、一例であり、本実施形態に限定されるものではなく、ノズルプレート1およびノズル本体2に使用される金属材料の種類、溶接条件などに応じて変動するものである。よって、D/Lの下限値については、接合不良が発生することない比率(値)に設定され、θの上限値については、溶接割れが発生することがない角度に設定される。
1 ノズルプレート(被溶接材)
2 ノズル本体(被溶接材)
3A,3B 溶接ビード
3a 底部
4 境界線
10A,10B 重ね溶接継手
D1,D2 溶込み深さ
F 燃料噴射弁
L1,L2 溶込み幅
P1,P2 交点
TL1,TL2 接線
θ1,θ2 角度

Claims (5)

  1. 2つの被溶接材を重ね合わせ、前記被溶接材の重ね面の一面側からレーザ光を照射してそれぞれの前記被溶接材を蒸発させることで深溶込み型溶接をし、溶接ビードの断面形状を、
    (i)前記被溶接材の界面を形成する境界線と、前記溶接ビードと前記境界線との交点における前記溶接ビードの接線とが成す角度を90°より大きくし、かつ、
    (ii)前記境界線での前記溶接ビードの溶込み幅Lと、前記境界線から前記溶接ビードの底部までの溶込み深さDとの比率D/Lを1.0以下となるように構成したことを特徴とする重ね溶接継手。
  2. 前記溶接ビードは、シールドガスを使用することなく溶接、または前記被溶接材と酸化反応するガスを含むシールドガスを使用して溶接されていることを特徴とする請求項1に記載の重ね溶接継手。
  3. 燃料を噴射させる噴射ノズルを備えた燃料噴射弁であって、
    前記噴射ノズルは、
    噴射孔が形成されたノズルプレートと、
    前記ノズルプレートが重ねられ、前記噴射孔と連通する連通路を有するノズル本体と、を備え、
    前記ノズルプレートと前記ノズル本体とは、前記ノズルプレート側からレーザ光を照射することで請求項1又は請求項2に記載の重ね溶接継手を周溶接によって構成したことを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 2つの被溶接材を重ね合わせ、前記被溶接材の重ね面の一面側からレーザ光を照射してそれぞれの前記被溶接材を蒸発させることで深溶込み型溶接をし、溶接ビードの断面形状を、
    (i)前記被溶接材の界面を形成する境界線と、前記溶接ビードと前記境界線との交点における前記溶接ビードの接線とが成す角度を90°より大きくし、かつ、
    (ii)前記境界線での前記溶接ビードの溶込み幅Lと、前記境界線から前記溶接ビードの底部までの溶込み深さDとの比率D/Lを1.0以下にすることを特徴とするレーザ溶接方法。
  5. シールドガスを使用することなく溶接、または前記被溶接材と酸化反応するガスを含むシールドガスを使用して溶接することを特徴とする請求項4に記載のレーザ溶接方法。
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