JP2005334974A - レーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005334974A
JP2005334974A JP2005152875A JP2005152875A JP2005334974A JP 2005334974 A JP2005334974 A JP 2005334974A JP 2005152875 A JP2005152875 A JP 2005152875A JP 2005152875 A JP2005152875 A JP 2005152875A JP 2005334974 A JP2005334974 A JP 2005334974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
laser
helium
workpiece
backside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005152875A
Other languages
English (en)
Inventor
Francis Briand
フランシス・ブリアン
Philippe Lefebvre
フィリップ・ルフブブル
Olivier Dubet
オリビエ・デュベ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Liquide SA
LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
Original Assignee
Air Liquide SA
LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Liquide SA, LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude filed Critical Air Liquide SA
Publication of JP2005334974A publication Critical patent/JP2005334974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/346Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding
    • B23K26/348Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding in combination with arc heating, e.g. TIG [tungsten inert gas], MIG [metal inert gas] or plasma welding

Abstract

【課題】通常の溶接ビードよりも幅の広いビード根を有する溶接ビードを獲得し得るようにして先行技術の問題点を克服するレーザまたはレーザ/アーク溶接方法を提供する
【解決手段】1つまたはそれ以上の金属被加工物を溶接によって接合するためのCO2タイプのレーザ溶接方法であって、前記溶接すべき被加工物のトップサイドで第1のシールドガスを使用し、前記溶接すべき被加工物のバックサイドで前記第1のシールドガスと異なる組成のガスである第2のシールドガスを使用し、前記被加工物のトップサイドから送給されたレーザビームにより得られるキーホールを介して完全溶込み溶接接合を生じさせ、溶接接合を生じさせる間に、前記第2のシールドガス内で前記バックサイドにプラズマを発生させることを包含し、前記バックサイドのプラズマは前記溶接接合の生成に寄与するところの方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、1つまたはそれ以上の金属被加工物、特に造船所に使用されるフラットパネル、パイプもしくはパイプラインの縦エッジを溶接するための、あるいは自動車産業で使用され得るテイラードブランクの製造に用いられるレーザ溶接またはレーザ/アークハイブリッド溶接方法に関する。
レーザビーム溶接は、非常に効果的な溶接方法であり、アーク溶接のような他のより普通の方法と比べ、非常に高い溶接速度と非常に大きな溶込み深さを達成する。
この性能は、レーザビームを1またはそれ以上のミラーまたはレンズを用いて、溶接すべき被加工物に集光させるときの高いパワー密度によって得られる。
そのような高いレーザパワー密度は、被加工物の表面に極めて実質的な蒸発を生じさせ、この蒸発は、外部に向うとき、溶融プールの漸進的中空化(「ロケット効果」と呼ばれる)を誘起し、プレートの厚さ内に、蒸気毛管すなわち「キーホール」を出現させる。この毛管は、溶融が主として熱の伝播により行われるところのより普通の方法とは対照的に、プレートの芯部にエネルギーを直接貯めさせる。
典型的に、毛管は、金属蒸気と金属蒸気プラズマとの混合物からなり、その特別の効果は、それがレーザビームを吸収し、従って実際の毛管内にエネルギーをトラップするというものである。
毛管が出現しているとき、その溶接は、出現溶接(emerging welding)と呼ばれる。毛管は、溶接すべきプレート中を完全に貫通する。この方法は、プレートを溶融させるためにレーザビームのすべてのパワーを使用していないため、バックサイドでのエネルギーの損失を伴う。従って、プレートを通して伝送されるパワーの一部が存在し、これはプレートの厚さが小さいほど、レーザパワーが高いほど、溶接速度が低いほど、大きくなる。
さらに、電気アーク溶接とレーザ溶接を組み合わせたレーザ/アークハイブリッド溶接法がある。
かかるレーザ/アークハイブリッド溶接法は、特に特許文献1〜12に記載されている。
この方法の原理は、消耗性電極および非消耗性電極と、溶接すべき被加工物との間で電気アークを発生させ、同時にアークゾーン内に例えばYAGもしくはCO2タイプのパワーレーザビームを集光させることである。この方法は、蒸気毛管の出現により非常に高い溶接速度と非常に大きな溶け込み深さを達成するものではあるが、さらに、使用する焦点のサイズが小さい故にレーザ溶接では非常に正確な位置決めを行うことが必須であることに比べ、溶接前の被加工物の位置決めの許容差をかなり増大させることができる。
CO2タイプのレーザ発生器を用いるレーザ溶接およびレーザ/アークハイブリッド溶接に存在する一つの問題は、シールドガスのプラズマの発生である。
これは、レーザ溶接のみに固有であり、ハイブリッド溶接では電気アークの存在により増大化され、そしてシールドガスに自由電子を供給する、毛管中に存在する金属蒸気プラズマが、溶接操作に不利となるシールドガスプラズマの出現を開始させ得るからである。
その場合、レーザビームは、高度に、あるいは完全にでさえ、吸収され得、従って溶込み深さにおける、あるいはレーザビームと材料とのカップリングにおける実質的な減少、従って溶接方法における瞬間的な遮断をもたらす。
このシールドガスプラズマが出現する閾値は、使用するシールドガスおよびレーザビームのパワーおよび集束パラメータに依存する。
この問題を克服するために、CO2タイプのレーザを用いる溶接またはハイブリッド溶接に用いることができるガス混合物が、特許文献13〜18に記載されている。このガス混合物は、シールドガスプラズマのトップサイドでの出現に対し保護することを可能とする。
さらに、レーザまたはレーザ/アークハイブリッド溶接におけるもう一つの問題は、一般に得られる溶接ビードの形状である。
これは、これらビードが一般的に狭いビード根(bead root)を有し、このことが、接合に対してレーザビームの位置を決めることにおける最もわずかな不正確さも溶接欠陥をもたらすので接合が正確に溶接されることを保証することが全く困難であるため、重大な困難さを構成する。このことは、ここに添付する図1および図2に示されている。
従って、このビード根の狭小さの問題は、工業的製造プロセスにおけるレーザ溶接またはハイブリッド溶接の使用を、特に中間的な厚さすなわち典型的に少なくとも1〜2mmの被加工物を溶接することが必要な場合に、相当程度に制限している。
EP−A−800434 EP−A−1273383 EP−A−1199128 EP−A−1212165 EP−A−1133375 WO−A−03/11516 WO−A−03/43776 WO−A−03/82511 EP−A−1160048 EP−A−1160046 EP−A−1160047 EP−A−1380380 EP−A−1404482 WO−A−03/57389 EP−A−1371444 EP−A−1371445 EP−A−1371446 EP−A−1375054
したがって、本発明は、通常の溶接ビードよりも幅の広いビード根を有する溶接ビードを獲得し、必要であれば、場合に応じて溶接ビード中に良好な特性を有する金属学的微小構造の創出を助成し得る酸素または窒素のような元素を導入し得るようにしたレーザまたはレーザ/アーク溶接方法を提供することによって上記問題を解決することを目的とする。
本発明の解決策は、1つまたはそれ以上の金属被加工物を溶接によって接合するためのCO2タイプのレーザ溶接方法であって、
a)前記溶接すべき被加工物のトップサイドで第1のシールドガスを使用し、
b)前記溶接すべき被加工物のバックサイドで前記第1のシールドガスと異なる組成のガスである第2のシールドガスを使用し、
c)前記被加工物のトップサイドから送給されたレーザビームにより得られるキーホールを介して完全溶込み溶接接合を生じさせ、
d)工程c)の間に、工程c)のキーホールを介して伝送されたパワーの少なくとも一部を用いて前記第2のシールドガス内で前記バックサイドにプラズマを発生させ、該プラズマをバックサイドのシールドガス中に出現させるようにする
ことを包含し、前記バックサイドのプラズマは前記溶接接合の生成に寄与するところの方法である。
場合により、本発明の方法は、以下の特徴の1またはそれ以上を含む:
工程a)およびb)を同時にまたは随伴的(concomitantly)に行うこと、
工程c)中に、被加工物のトップサイドから送給されたレーザビームにより被加工物のバックサイドでキーホールを発生させること、
第1のシールドガスが、ヘリウム、アルゴン、アルゴン/ヘリウム混合物、ヘリウム/窒素混合物、ヘリウム/酸素混合物、ヘリウム/CO2混合物、ヘリウム/アルゴン/酸素混合物、ヘリウム/アルゴン/CO2混合物、アルゴン/水素混合物およびヘリウム/水素混合物から選ばれること、
第2のシールドガスが、Ar、Ar/O2、Ar/CO2、CO2、CO2/N2、O2、He/O2、He/CO2、Ar/N2、He/N2、およびN2から選ばれること、
工程c)において、電気アークをも用い、互いに被加工物のトップサイドで組み合わせることによってもたらせられる、少なくとも電気アークおよびレーザビームによって被加工物間に前記溶接接合を生じさせること、
被加工物が、炭素鋼、炭素−マンガン鋼、微量合金鋼、オーステナイト系、フェライト系もしくはマルテンサイト系ステンレス鋼またはアルミニウム合金のような金属材料で作られていること、および/または前記被加工物がフラットプレートまたはチューブであること、
被加工物が、少なくとも1mm、好ましくは少なくとも2mmの厚さを有すること、
本方法が、ハイブリッドレーザ/TIGまたはレーザ/MIG法であること、
工程d)で得られた溶接接合が、バックサイドで少なくとも2mmの幅を有すること。
本発明において、
用語「CO2タイプのレーザビーム」は、CO2タイプのレーザ発生器により発生されたレーザビームを意味するものと理解され、
用語「トップサイド」は、レーザまたはハイブリッドレーザ溶接ヘッドに直接面して置かれる溶接すべき被加工物の側を意味するものと理解され、この側は、レーザビームおよび/またはアークの衝撃を最初に受けるものであり、すなわち溶接すべきプレートの上表面に相当する側であり、
用語「バックサイド」は、トップサイドとは反対の被加工物の側、すなわち、溶接すべきプレートの下表面に相当する側を意味するものと理解され、
用語「キーホール」は、金属蒸気および金属蒸気プラズマから生成する毛管であり、溶接すべきプレートのコアに直接レーザビームのエネルギーを貯めさせるものであり、レーザの高パワー密度により創出されるものと理解される。
言い換えると、本発明によると、キーホールを通して伝送される(従って、先行技術の方法では通常失われる)パワーを、バックサイドで、すなわちプレートの下側で好適なシールドガス中にプラズマを出現させ、かくして、溶接すべき被加工物の下側に、バックサイドにおけるビードの幅を増加させるための余剰エネルギーを送給するために用いるものであり、バックサイドのシールドガスは、トップサイドでのシールドガスと異なるものである。
以下、図面を参照しながら、本発明を説明する。
図1aは、先行技術に従い、10.4kWのパワーを有するCO2タイプのレーザビームを用い、厚さ5mmの鋼被加工物を、7mm/分の溶接速度で、トップサイドのガスとしてヘリウムを用い、レーザを溶接すべき被加工物の表面上に集束させて溶接したときの溶接の顕微鏡写真を示す。
図1bは、3.5m/分の溶接速度で行った以外は、図1aの条件と同じ条件で得られた溶接の顕微鏡写真を示す。
図1cは、2.5mm/分の溶接速度で行い、レーザを被加工物の表面上5mmのところに集束させ、かつヘリウムをトップサイドおよびバックサイドのガスとして用いた以外は、図1aの条件と同じ条件で得られた溶接の顕微鏡写真を示す。
図2aおよび図2bは、先行技術に従い、MIGタイプのアークと8kWのパワーを有するCO2タイプのレーザビームを用い、厚さ8mmの鋼被加工物を、2.1m/分(図2a)および3m/分(図2b)の溶接速度で、バックサイドおよびトップサイドの両方においてシールドガスとしてAr/He/O2(27%/70%/3%)ガス混合物を用いてレーザ/アークハイブリッド溶接したときの溶接についての顕微鏡写真を示す。
図3は、本発明に従い、10.4kWのパワーを有するCO2タイプのレーザビームを用い、厚さ5mmの鋼被加工物を、2.5m/分の溶接速度で、トップサイドでヘリウムを、バックサイドでアルゴンを用い、レーザを溶接すべき被加工物の表面上5mmのところに集束させて溶接した溶接したときの溶接の顕微鏡写真を示す。
図4は、本発明に従い、MIGタイプのアークと8kWのパワーを有するCO2タイプのレーザビームを用い、厚さ8mmの鋼被加工物を、2.1m/分の溶接速度で、トップサイドでAr/He/O2ガス混合物を、バックサイドでアルゴンを用いてレーザ/アークハイブリッド溶接したときの溶接の顕微鏡写真を示す。
先行技術による図1a〜1cのレーザ溶接の顕微鏡写真は、溶接ビードのバックサイドでの幅が比較的狭い、すなわち1mm未満であり、溶接速度によってあまり影響を受けないことを示している。
すなわち、溶接速度を7m/分(図1a)から3.5m/分(図1b)に低下させることにより、ビードのバックサイドの幅は0.6mmから0.9mmへと増加するが、依然小さいままであることがわかるであろう。
表面に対してレーザビームの集束ずれを生じさせることにより、および速度をさらに低下させることにより、バックサイドのビード幅をわずかかに増加させることができ、かくして1.6mm(図1c)に達する一方、得られるビードのトップサイドの幅もわずかに増加させる。
この速度の低下は、また、プレートのバックサイドで失われるレーザパワーの増加をもたらす。これは、プレートを溶融させるために用いられなかったパワーはキーホールを通じて伝送され、他方の側に出現し、そこで該パワーは互いに接合すべきプレートを固定または支持するためのツーシング(toothing)中に失われる。かくして、一般に、溶接速度が低下すれば低下するほど、伝送されるパワーは大きくなる。
図2aおよび2bは、先行技術によるレーザ/MIGハイブリッド溶接についての顕微鏡写真を示す。より正確に述べると、図2aは、0.6mmのスペースをもって両端を合わせて置かれた被加工物のハイブリッド溶接の例を示し、図2bは、3mmのヒールと12°のテーパー角度を有するベベルを備える被加工物のハイブリッド溶接の例を示す。いずれの場合も、70Sタイプのソリッドワイヤを15m/分のワイヤ速度で用い、トップサイドのガス混合物は、70体積%のHeと27体積%のArと残り(すなわち、3体積%)の酸素から構成されるものである。
これら2つの顕微鏡写真は、電気アークの存在によりトップサイドのビードの幅が増加し、かくしてより大きな合わせもしくは位置決め許容差を受け入れるという、ハイブリッド溶接の利点の一つを示している。
不幸にして、ここでも再び、ビード根が比較的狭く、レーザ溶接と比較して有意には改善されていない。すなわち、図2aと図2bの顕微鏡写真は、それぞれ、わずか1.6mmおよび0.8mmの、バックサイドのビード幅を示している。
バックサイドでのこのビードの幅を実質的に増加させるためには、溶接速度を激しく低下させることが必要となるであろうが、これは、生産性の低下をもたらす。レーザ溶接の場合におけるように、ハイブリッド溶接速度の低下は、キーホールを通じて伝送されるレーザパワーの増大をもたらす。
これらの観察に基づいて、本発明者らは、キーホールを通じて伝送された(従って通常は失われる)パワーを、バックサイドに送給されトップサイドで用いるガスと異なる好適なシールドガス中にプラズマを出現させ、かくして溶接のバックサイドの幅を増加させるための余剰エネルギーを溶接すべきプレートの下側に送給するために使用するという技術思想を持つに至った。
すなわち、図3は、本発明に従いバックサイドシールドガスとして用いたアルゴン中でプラズマをバックサイドで発生させ、トップサイドのガスとしてヘリウムを用いた場合のレーザ溶接ビードの顕微鏡写真である。
図3からわかるように、得られたビードのバックサイドの幅は2.5mmであり、わずか1.6mmである図1cのものと比較されるべきである。
さらに、図4は、プラズマをバックサイドでアルゴン中で発生させたときの、本発明のレーザ/MIGハイブリッド溶接ビードの顕微鏡写真を示す。
図4からわかるように、図4におけるビードのバックサイドの幅は2.6mmであり、わずか1.6mmである図2aのものと比較されるべきである。
一般に、ビード根の拡幅の規模は、いうまでもなく、開始されたバックサイドアルゴンプラズマの量に依存し、これはレーザ溶接およびレーザ/アーク溶接のいずれにも当てはまる。
本発明の方法の他の利点は、バックサイドのために選択されたシールドガスの性質に依存して、溶接ビード中への元素の進入を促進または制御すること、かくして溶接ビードの金属学的微小構造を変化させることができるということである。
すなわち、Ar/O2、Ar/CO2、CO2、O2、He/O2またはHe/CO2のようなガスまたはガス混合物をバックサイドに用い、バックサイドでシールドガスプラズマを発生させたとき、酸素またはCO2が解離するので、O2分子を溶融金属中に導入することができる。
さらに、Ar/N2、He/N2またはN2のようなガスまたはガス混合物をバックサイドに用い、バックサイドでシールドガスプラズマを発生させたとき、窒素が解離するので、窒素を溶融金属中に導入することができ、これは、例えば混粒鋼または超混粒鋼を溶接する場合に有用であり得る。
先行技術により鋼被加工物を溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。 先行技術により鋼被加工物を溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。 先行技術により鋼被加工物を溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。 先行技術により鋼被加工物をレーザ/アークハイブリッド溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。 先行技術により鋼被加工物をレーザ/アークハイブリッド溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。 本発明により鋼被加工物を溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。 本発明により鋼被加工物をレーザ/アークハイブリッド溶接したときの溶接を示す顕微鏡写真。

Claims (10)

  1. 1つまたはそれ以上の金属被加工物を溶接によって接合するためのCO2タイプのレーザ溶接方法であって、
    a)前記溶接すべき被加工物のトップサイドで第1のシールドガスを使用し、
    b)前記溶接すべき被加工物のバックサイドで前記第1のシールドガスと異なる組成のガスである第2のシールドガスを使用し、
    c)前記被加工物のトップサイドから送給されたレーザビームにより得られるキーホールを介して完全溶込み溶接接合を生じさせ、
    d)工程c)の間に、工程c)のキーホールを介して伝送されたパワーの少なくとも一部を用いて前記第2のシールドガス内で前記バックサイドにプラズマを発生させ、該プラズマをバックサイドのシールドガス中に出現させるようにする
    ことを包含し、前記バックサイドのプラズマは前記溶接接合の生成に寄与するところの方法。
  2. 工程a)およびb)を同時にまたは随伴的に行うことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記被加工物が、炭素鋼、炭素−マンガン鋼、微量合金鋼、オーステナイト系、フェライト系もしくはマルテンサイト系ステンレス鋼またはアルミニウム合金から作られている請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記第1のシールドガスが、ヘリウム、アルゴン、アルゴン/ヘリウム混合物、ヘリウム/窒素混合物、ヘリウム/酸素混合物、ヘリウム/CO2混合物、ヘリウム/アルゴン/酸素混合物、ヘリウム/アルゴン/CO2混合物、アルゴン/水素混合物およびヘリウム/水素混合物から選ばれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第2のシールドガスが、Ar、Ar/O2、Ar/CO2、CO2、CO2/N2、O2、He/O2、He/CO2、Ar/N2、He/N2、およびN2から選ばれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 工程c)において、電気アークをも用い、互いに前記被加工物のトップサイドで組み合わせることによってもたらせられる、少なくとも前記電気アークおよびレーザビームによって前記被加工物間に前記溶接接合を生じさせることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記被加工物が、金属材料で作られているか、および/または前記被加工物がフラットプレートまたはチューブであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記被加工物が、少なくとも1mm、好ましくは少なくとも2mmの厚さを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. ハイブリッドレーザ/TIGまたはレーザ/MIG法である請求項6に記載の方法。
  10. 工程d)で得られた溶接接合が、バックサイドで少なくとも2mmの幅を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
JP2005152875A 2004-05-26 2005-05-25 レーザ溶接方法 Pending JP2005334974A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0451042A FR2870766B1 (fr) 2004-05-26 2004-05-26 Procede de soudage laser ou hybride laser-arc avec formation d'un plasma cote envers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005334974A true JP2005334974A (ja) 2005-12-08

Family

ID=34942611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005152875A Pending JP2005334974A (ja) 2004-05-26 2005-05-25 レーザ溶接方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20050263500A1 (ja)
EP (1) EP1600245B1 (ja)
JP (1) JP2005334974A (ja)
CN (1) CN100475415C (ja)
AT (1) ATE403513T1 (ja)
AU (1) AU2005201860A1 (ja)
BR (1) BRPI0502074A (ja)
CA (1) CA2507877A1 (ja)
DE (1) DE602005008663D1 (ja)
ES (1) ES2311202T3 (ja)
FR (1) FR2870766B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290033A (ja) * 2006-03-29 2007-11-08 Jfe Steel Kk 溶込み形状および加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼溶接金属
JP2008137023A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd レーザ溶接用接合継手および接合体
JP2008149330A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd レーザ溶接用接合継手および接合体
WO2011111634A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 株式会社神戸製鋼所 レーザー・アーク複合溶接方法及び該溶接方法による溶接部材の製造方法
JP2011526654A (ja) * 2008-07-01 2011-10-13 ポスコ 溶接部の加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼、これを用いた溶接鋼管及びその製造方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2886562B1 (fr) * 2005-06-02 2008-12-19 Serimer Dasa Soc Par Actions S Procede de soudage, en particulier de pieces tubulaires telles que des conduits metalliques mis bout a bout pour former des canalisations metalliques du type pipeline
FR2898529B1 (fr) * 2006-03-15 2008-04-25 Air Liquide Soudo-brasage de pieces en acier avec fil en cuivre et melange gazeux oxydant
CN101954541B (zh) * 2009-07-17 2013-08-21 中国科学院沈阳自动化研究所 一种激光焊接用背面惰性气体保护装置
US8729424B2 (en) 2010-02-18 2014-05-20 The Esab Group, Inc. Hybrid welding with multiple heat sources
CN102581491A (zh) * 2012-03-01 2012-07-18 江苏科技大学 一种用于喷射成形Al-Zn-Mg-Cu铝合金激光焊的焊接方法
CN102848077A (zh) * 2012-08-31 2013-01-02 长春理工大学 正面提供保护气体双面同时保护的镍板激光焊接方法
CN102886612A (zh) * 2012-09-24 2013-01-23 电子科技大学 一种激光-等离子弧双面复合焊接方法
CN102922101A (zh) * 2012-11-19 2013-02-13 杭州市设备安装有限公司 紧凑密排金属管道的两管夹缝处管道tig焊接工法及专用焊接工具
US10981248B2 (en) * 2013-11-22 2021-04-20 General Electric Company Hybrid welding apparatuses, systems and methods for spatially offset components
US9718147B2 (en) * 2014-03-07 2017-08-01 Lincoln Global, Inc. Method and system to start and use combination filler wire feed and high intensity energy source for root pass welding of the inner diameter of clad pipe
CN104259666B (zh) * 2014-08-06 2016-02-24 沈阳富创精密设备有限公司 一种铝合金激光-tig复合填丝焊接方法
EP3088099B1 (en) * 2015-04-28 2018-03-21 Tower Automotive Holding GmbH Method of manufacturing a multi-component compound lightweight vehicle body part and automated assembly station for performing said method
CN105665927A (zh) * 2016-03-30 2016-06-15 内蒙古第一机械集团有限公司 一种高氮奥氏体不锈钢焊接接头保护方法
US11161191B2 (en) * 2016-07-19 2021-11-02 Siemens Energy, Inc. Process and apparatus for welding workpiece having heat sensitive material
CN113118629A (zh) * 2021-04-21 2021-07-16 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 差强度激光拼焊板的制备方法
CN113275712A (zh) * 2021-05-14 2021-08-20 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 一种复合板管板与钛合金换热管的封口焊工艺

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11320151A (ja) * 1998-05-12 1999-11-24 Nippon Steel Corp レーザー溶接方法
JP2001170787A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Sumitomo Metal Ind Ltd レーザ溶接の溶接状態監視方法
JP2002263878A (ja) * 2001-03-14 2002-09-17 Kobe Steel Ltd 突合せ溶接法
JP2003088969A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Hitachi Zosen Corp 厚板重ね溶接方法及び装置
JP2003088968A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Honda Motor Co Ltd ワークの溶接方法
JP2003136264A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Japan Steel & Tube Constr Co Ltd レーザ溶接方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4000392A (en) * 1974-07-01 1976-12-28 United Technologies Corporation Fusion zone purification by controlled laser welding
US4167662A (en) * 1978-03-27 1979-09-11 National Research Development Corporation Methods and apparatus for cutting and welding
WO1984002296A1 (en) * 1982-12-17 1984-06-21 Inoue Japax Res Laser machining apparatus
JP2743699B2 (ja) * 1992-04-22 1998-04-22 日本鋼管株式会社 レーザ溶接方法
DE4446560C1 (de) * 1994-12-24 1996-08-01 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren zum Schweißen von Werkstücken mit Laserstrahlung
JP2001276988A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ加工装置
FR2809647B1 (fr) * 2000-05-31 2002-08-30 Air Liquide Procede de soudage hybride laser-arc avec melange gazeux approprie
AT4738U1 (de) * 2000-10-02 2001-11-26 Inocon Technologie Gmbh Schweissverfahren
FR2826892B1 (fr) * 2001-07-03 2003-09-05 Air Liquide Procede et installation de soudage laser avec melange gazeux ar/he a teneurs controlees en fonction de la puissance laser
DE10136951B4 (de) * 2001-07-28 2005-05-04 Mtu Aero Engines Gmbh Verfahren zum Laser-Plasma-Hybridschweißen
FR2832337B1 (fr) * 2001-11-22 2004-01-23 Commissariat Energie Atomique Dispositif et procede de soudage hybride
FR2840835B1 (fr) * 2002-06-14 2004-08-27 Air Liquide Utilisation de melanges gazeux helium/azote en soudage laser de tubes en acier inoxydable
FR2840834B1 (fr) * 2002-06-14 2004-12-03 Air Liquide Utilisation de melanges gazeux helium/azote en soudage laser jusqu'a 12 kw
FR2840832B1 (fr) * 2002-06-14 2004-07-23 Air Liquide Utilisation de melanges gazeux helium/azote en soudage laser de flancs raboutes
FR2840833B1 (fr) * 2002-06-14 2004-12-03 Air Liquide Utilisation de melanges gazeux helium/azote en soudage laser jusqu'a 8 kw
JP2004148374A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Honda Motor Co Ltd 高密度エネルギービームによるアルミニウム又はアルミニウム合金から成る被溶接部材同士の貫通溶接方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11320151A (ja) * 1998-05-12 1999-11-24 Nippon Steel Corp レーザー溶接方法
JP2001170787A (ja) * 1999-12-14 2001-06-26 Sumitomo Metal Ind Ltd レーザ溶接の溶接状態監視方法
JP2002263878A (ja) * 2001-03-14 2002-09-17 Kobe Steel Ltd 突合せ溶接法
JP2003088968A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Honda Motor Co Ltd ワークの溶接方法
JP2003088969A (ja) * 2001-09-18 2003-03-25 Hitachi Zosen Corp 厚板重ね溶接方法及び装置
JP2003136264A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Japan Steel & Tube Constr Co Ltd レーザ溶接方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290033A (ja) * 2006-03-29 2007-11-08 Jfe Steel Kk 溶込み形状および加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼溶接金属
JP2008137023A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd レーザ溶接用接合継手および接合体
JP2008149330A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd レーザ溶接用接合継手および接合体
JP2011526654A (ja) * 2008-07-01 2011-10-13 ポスコ 溶接部の加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼、これを用いた溶接鋼管及びその製造方法
WO2011111634A1 (ja) * 2010-03-08 2011-09-15 株式会社神戸製鋼所 レーザー・アーク複合溶接方法及び該溶接方法による溶接部材の製造方法
US9061374B2 (en) 2010-03-08 2015-06-23 Kobe Steel, Ltd. Laser/arc hybrid welding method and method for producing welded member using same

Also Published As

Publication number Publication date
EP1600245A1 (fr) 2005-11-30
FR2870766B1 (fr) 2007-07-20
DE602005008663D1 (de) 2008-09-18
FR2870766A1 (fr) 2005-12-02
EP1600245B1 (fr) 2008-08-06
ES2311202T3 (es) 2009-02-01
CN1868656A (zh) 2006-11-29
CA2507877A1 (fr) 2005-11-26
AU2005201860A1 (en) 2005-12-15
CN100475415C (zh) 2009-04-08
ATE403513T1 (de) 2008-08-15
US20050263500A1 (en) 2005-12-01
BRPI0502074A (pt) 2006-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005334974A (ja) レーザ溶接方法
EP2666579B1 (en) Hybrid laser arc welding process and apparatus
JP3762676B2 (ja) ワークの溶接方法
US7154065B2 (en) Laser-hybrid welding with beam oscillation
JP5294573B2 (ja) レーザとアークの複合溶接装置及び方法
US6740845B2 (en) Laser welding with beam oscillation
US8253061B2 (en) Hybrid laser arc welding process and apparatus
JP5869972B2 (ja) レーザ・アーク複合溶接法
JP2008126315A (ja) 改良された溶込みを伴うレーザ溶接方法
KR20140008532A (ko) T형 조인트의 레이저 용접과 아크 용접의 복합 용접 방법
JP2005501737A (ja) ガス流量調節を伴うハイブリッドレーザー−アーク溶接方法
Unt et al. Influence of filler wire feed rate in laser-arc hybrid welding of T-butt joint in shipbuilding steel with different optical setups
JP4026452B2 (ja) レーザとアークの複合溶接方法およびそれに用いる溶接継手の開先形状
JP2005501736A (ja) ハイブリッドレーザー−アーク溶接で電気アークを点弧するための方法
JP2004525766A (ja) レーザー/アーク混成溶接方法およびパワーダイオードレーザーを使用する装置
JP2009255172A (ja) T型継手の製造方法
Kah Usability of laser–arc hybrid welding processes in industrial applications
JP2002144064A (ja) 金属部材の溶接方法及び装置
JP3591630B2 (ja) レーザ−アーク複合溶接方法および溶接装置
JP2002178176A (ja) 突合わせ溶接方法及び溶接結合薄鋼板
Spina et al. T-joints of Ti alloys with hybrid laser-MIG welding: macro-graphic and micro-hardness analyses
JP2004195528A (ja) マグネシウム又はマグネシウム合金のレーザ照射アーク溶接方法
JP2005138153A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金材の溶接方法
JP5489005B2 (ja) 溶接方法
JP5483553B2 (ja) レーザ・アーク複合溶接法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110920