JP2005040853A - レーザ溶接方法 - Google Patents

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Seiji Kumazawa
誠二 熊澤
Koji Funemi
浩司 船見
Fusako Kumagai
芙佐子 熊谷
Shinsuke Fukuda
真介 福田
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Abstract

【課題】 内容物を収容した容器の溶接時に、溶接に起因する品質不良の発生を防止しつつ、レーザのエネルギ密度およびレーザの照射位置と内容物との間の距離を短縮できるレーザ溶接方法を提供することである。
【解決手段】 電極体3を収容した電池ケース1のフランジ部1bと蓋2とをレーザ溶接を用いて封止する。照射するレーザ5のエネルギ密度は、所望の溶接強度を確保するために十分な深さの溶接部6を生じさせる熱量を与えるように設定される。レーザ5の照射位置は、溶接のために与えた熱量が電極体3に伝導されても、電極体3が熱影響により変質しないように電極体3から距離Lcだけ離れた位置に照射される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、臨界温度以上に昇温されると変質する内容物を格納する容器を、当該内容物を変質させることなく溶接封止するレーザ溶接方法に関し、より特定的には、密閉型電池の電池ケースと蓋と溶接するレーザ溶接方法に関する。
ノート型パソコンや携帯電話を始めとする電子機器は、小型化、薄型化、および軽量化が求められている。これらの電子機器の電源として用いられるリチウムイオン電池などの二次電池も、電子機器と同様に小型化、薄型化、および軽量化が求められている。二次電池の代表例としては、鉛蓄電池やニッカド電池に対して高い体積エネルギ密度を有するリチウムイオン電池が挙げられる。
リチウムイオン電池は、一般的には、鉄やアルミニウム等の金属からなる電池ケースに電極体が封入された構造を有する。電極体は、リチウムイオンを吸蔵および放出する物質を含む正極および負極の間に絶縁体であるセパレータを挟んで渦巻状に巻回して構成される。
図10に、上述の電池の側断面を模式的に示す。電池200は、電池ケース1、蓋2、及び電極体3に大別される。電池ケース1は、電極体3の外形状に応じた内形状を有する収容部1aと、当該収容部1aの開口部の周囲に所定の幅Lで延在するフランジ部1bとを有する。なお、電池ケース1は、好ましくは、所定の板厚t1を有する1枚の金属板をプレス加工して形成されるが、鋳造や機械加工によって製造されることもある。蓋2は好ましくは、所定の板厚t2を有する金属板によって、電池ケース1のフランジ部1bの外形と概ね同形に構成される。
電池200は、概ね以下に述べる手順で完成される。先ず、電池ケース1の収容部1aに、電極体3が収容される。この場合、電極体3と収容部1aの内周壁との間は、図10に示すように所望の間隙gを有していても良いし、間隙無く密着しても良い。また、電極体3の上端は、フランジ部1bの上端より所定の高さだけ低く設定されていてもよいし、フランジ部1bの上端と同じ高さであってもよい。
次に、電池ケース1の収容部1aに電極体3を収容した状態で、フランジ部1bの外形と概ね重なるように蓋2を電池ケース1の開口部に載置する。さらに、レーザ5をフランジ部1bと重なる部分の蓋2に照射して、フランジ部1bと蓋2とを開口部の周囲で連続的に溶接することにより電池ケース1の開口部を封止する。レーザ5は、所定の直径を有するスポット光であり、そのエネルギに応じて照射範囲に熱量を与える。離間距離Lcは電極体3とレーザ5の照射範囲の中心との間の距離を示す。このため、フランジ部1bの幅Lは、電極体3から離間距離Lcだけ離れた位置にレーザ5を照射可能な用に設定される。溶接部6は、レーザ5が照射されたことにより溶融され、再凝固した蓋2およびフランジ部1bの一部である(例えば、特許文献1参照)。
セパレータは、一般的にポリプロピレンなどの合成樹脂製であり、所定の温度よりも高温になると変質する。蓋2とフランジ部1bを溶接するために、レーザ5の照射範囲に与えられた熱量は、照射部の周囲に伝導される。伝導された熱量によってセパレータが加熱され、所定の臨界温度よりも高温になると、セパレータは変質し、溶融または破損する。
図10に示したセパレータの変質部7は、溶接のために与えられた熱量によってセパレータが変質した範囲を示す。セパレータ変質部7において、セパレータが溶融または破損すると、正極と負極とが短絡するため、電池200は不良品になってしまう。
このため、従来のレーザ溶接方法は、レーザ5の照射位置とセパレータとの間の距離を十分に長くして、レーザの照射位置とセパレータとの間の蓋2および電池ケースの熱容量を増加させるとともに放熱される熱量を増加させ、セパレータへ伝導される熱量を抑制している。これにより、密封性および所望の溶接強度を確保するに十分な熱量を電池ケース1および蓋2へ与えても、セパレータが熱影響により変質しないようにしている。(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−213286号公報 特開2000−294202号公報
しかし、レーザ5の照射位置と電極体との間の距離Lcが長いほど、セパレータへ伝導される熱量を低減できるが、同時にフランジ部1bの幅Lが長くなる。このため、電池ケース1の外形が大型化し、電池200の体積エネルギ密度が低下してしまう。
電池ケース1の外形を小型化して、電池全体の容積を減少させるためには、フランジ部1bの幅Lは短いほうがよい。しかし、フランジ部1bの幅Lを短くした結果、レーザ5の照射位置とセパレータとの離間距離Lcが短縮されると、セパレータへ伝導される熱量が増加して、セパレータの温度が臨界温度以上に達して変質するという問題が生じる。一方、セパレータの変質を防止するために、溶接のために与える熱量を減少させ過ぎると、溶接部の密封性が不十分になってしまう。
このように、溶接方法に関する品質不良(密封性不良、セパレータの変質)の原因は、レーザ5の照射によって与えられる熱量、および当該熱量のセパレータへの熱伝導が関連している。レーザ5の照射によって与えられ、セパレータに伝導される熱量は、蓋2、電池ケース1、電池ケース1と電極体3との間隙gおよびこれらの熱物性などが影響しており、これらの影響をすべて勘案して、溶接のために与える熱量および、レーザ5の照射位置を決定して、密閉性の不良およびセパレータへの熱影響を防止しつつ、体積エネルギ密度を向上させることは困難である。
それゆえに、本発明の目的は、容器を溶接するために与える熱量に起因する当該容器の内容物の変質を防止しつつ、レーザの照射位置と内容物との間の距離を短縮できるレーザ溶接方法を提供することである。
開口部を有する容器に、内容物を収容して、当該開口部を蓋で覆い、レーザを照射することで容器と蓋とを溶接し、当該開口部を封止するレーザ溶接方法であって、
レーザのエネルギ密度を制御することで、容器と蓋とを所望の強度で接合するエネルギ密度制御ステップと、
レーザを発生するレーザ発生ステップと、
レーザを照射することによって内容物に伝導される熱量を予め測定しておき、この熱量を基に内容物から離間距離だけ離れた位置にレーザを照射するレーザ照射ステップとを備える。
本発明によれば、照射するレーザのエネルギ密度および照射位置を制御することによって、内容物に伝導される熱量を抑制し、溶接に起因する品質(接合強度および内容物の性質)の不良の発生を防止しつつ、レーザの照射位置と内容物との間の距離を最適化できる。
本発明の実施の形態に係るレーザ溶接方法について具体的に説明する前に、まず本発明の基本概念を説明する。従来の技術で説明したように、電池ケースに蓋を溶接して作成される電池において、溶接方法に起因する品質不良の種類は、溶接部の密封性の不良と、溶接部からの熱影響によるセパレータの変質である。
熱影響によるセパレータの変質の原因は、レーザの照射範囲に与えられた熱量が伝導されて、セパレータが加熱されることである。具体的には、レーザの照射範囲に与えられる熱量が大きいほど熱伝導によってセパレータに伝導される熱量が大きくなり、セパレータの温度がより高くなる。また、レーザの照射位置とセパレータとの間の離間距離が短いほど、セパレータに対して伝導される熱量が大きくなり、セパレータの温度がより高くなる。つまり、セパレータに伝導される熱量には、レーザの照射によって与えられる熱量と、レーザの照射位置からセパレータまでの距離とがそれぞれ影響している。
ここで、レーザの照射範囲に与えられる熱量をQcとし、熱量Qcが伝導された結果、レーザの照射範囲の中心から距離Lcだけ離れた位置のセパレータが加熱されたときの温度をTcとして、溶接に起因する品質不良とこれらのパラメータとの関係を説明する。
電池ケース1と蓋2との間の密封性を確保するような大きさの溶接部6を生じさせるための必要最小限の熱量をQbとすると、溶接部に与える熱量Qcは、式(1)で表される。
Qc=Qb+Qα … (1)
式(1)においてQαは、電池ケース1と蓋2との間の密封性を確保するような大きさの溶接部6を生じさせるための必要最小限の熱量Qbに対して余分に与えられる熱量である。
溶接部6における密封性の不良の原因は、レーザ5によって与えられる熱量が少ないために、溶接部6の溶融深さが電池ケース1と蓋2との間の密封性を確保するために必要な深さに達していないことである。つまり、溶接部6における密封性を確保するためには、Qαの値が0以上でなければならない。
Qαが大きくなるほど、溶接部の深さは深くなるが、一方、セパレータに伝導される熱量も増加し、セパレータの温度が所定の温度に達すると熱影響によってセパレータが変質してしまう。このため、セパレータに熱影響による変質を生じさせないQαの許容最大値Qαmaxを特定して、QαをQαmax以下にする必要がある。つまり、Qαの値が0以上かつQαmax以下になるようにレーザの出力を制御すれば、溶接に起因する品質不良は防止できる。
上述したように、セパレータの熱影響による変質は、溶接部に与えられた熱量が熱伝導によってセパレータへ伝導されてセパレータの温度が上昇することに起因する。このため、セパレータが変質しない臨界温度をTbとすると、溶接部に与えられた熱量が伝導されたときのセパレータの温度を臨界温度Tb以下に保つ必要がある。このため、実際に溶接部に与えられた熱量が伝導されるときのセパレータの温度Tcは、式(2)で表される。
Tc=Tb−Tα … (2)
式(2)において、Tαは、臨界温度Tbと実際の溶接時の温度Tcとの差分である。熱影響によるセパレータの変質を防ぐためには、Tαの値は0以上にする必要がある。
また、溶接のために与えられる熱量がQbのとき、熱量Qbが伝導された結果としてセパレータの温度が臨界温度Tbになるような溶接部とセパレータとの離間距離をLbとすると、溶接部6とセパレータとの離間距離Lcは、式(3)で表される。
Lc=Lb+Lα … (3)
式(3)において、Lαは、溶接のために与える熱量をQbとする場合に、熱影響によるセパレータの変質を生じることなく短縮可能な離間距離の長さを示している。換言すれば、QαおよびTαの値を削減して0に近づけることによって、Lαを0に近づけ、離間距離Lcの値をより小さくすることが可能になる。
なお、上述のごとく、電極体3は電池ケース1の収容部1aの内周壁との間に間隙gを有する場合と、間隙無く密着する場合とがある。間隙gを有する場合、一般的に、電極体3と電池ケース1とが密着する場合と比較して、間隙gによって電極体3と電池ケース1との間の断熱性が高くなる。このため、収容部1aの内周面と電極体3とが密着している場合と比較して、電極体3に伝導される熱量を抑制でき、ひいては離間距離Lcを短縮できる。つまり、離間距離Lcをより短縮するためには、間隙gを有する場合の方が適しているため、以下、間隙gを有する場合について説明する。
なお、電極体3と収容部1aの内周壁とが密着している場合は、セパレータへの熱影響を防止するために、間隙gを有する場合と比較して、離間距離Lcをより長く設定する必要があるが、照射するレーザのエネルギと離間距離Lcの最適な関係を求める場合に本発明を適用できる。
本発明に係るレーザ溶接方法は、溶接部の強度およびセパレータへの熱影響を評価して上記Qα、TαおよびLαの値を最適化することにより、レーザ5の照射エネルギおよび照射位置を最適化するものである。また、レーザ5の照射エネルギおよび照射位置を最適化することにより、レーザ5の照射位置と内容物との距離を短縮し、ひいては、電池の体積エネルギ密度を増加させるものである。
本発明は、内容物を収容した容器をレーザ溶接するものならば、電池に限らず、例えばコンデンサなどを作成するためのレーザ溶接方法に用いられる。以下、密閉型電池を例に、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るレーザ溶接方法を用いて作成される電池について説明する。図1は、本実施の形態に係るレーザ溶接方法で作成される電池100の側断面を模式的に示す。電池100は、電池ケース1、蓋2、及び電極体3に大別される。電池ケース1は、電極体3の外形状に応じた内形状を有する収容部1aと、当該収容部1aの開口部の周囲に所定の幅Lで延在するフランジ部1bとを有する。なお、電池ケース1は、好ましくは、所定の板厚t1を有する1枚の金属板をプレス加工して形成されるが、鋳造や機械加工によって製造されることもある。蓋2は好ましくは、所定の板厚t2を有する金属板によって、電池ケース1のフランジ部1bの外形と概ね同形に構成される。
電池ケース1および蓋2は、所望の強度、形状安定性、耐腐食性、耐溶剤性、および生産性が得られる金属でできている。例えば、鉄、アルミニウム、亜鉛、チタン、あるいはこれらの合金が考えられるが、加工性および経済性の面からステンレス鋼が好ましい。電極体3は、正極および負極をセパレータを挟んで渦巻状に巻回したものである。
電極体3は、リチウムイオンを吸蔵および放出する物質を含む正極および負極の間に絶縁体であるセパレータを挟んで渦巻状に巻回して構成される。電極体3と収容部1aの内周壁との間は、図1に示すように所望の間隙gを有していても良いし、間隙無く密着しても良い。また、電極体3の上端は、フランジ部1bの上端より所定の高さだけ低く設定しても良いし、フランジ部1bの上端と同じ高さであっても良い。
離間距離Lcは、レーザ5の照射範囲の中心から電極体3までの距離である。離間距離Lcは、後述する実験により、溶接部6を生じさせるためにレーザ5の照射範囲に与えられる熱量が電極体3のセパレータに伝導されても、セパレータの温度がセパレータを変質させない臨界温度Tbに達しないような距離に設定される。
フランジ部1bの長さLは、少なくとも電極体3から離間距離Lcだけ離れた位置にレーザ5の照射範囲が確保できる長さに設定される。
この電池100は、以下のように、作成される。まず、電極体3が、電池ケース1の収容部1bに収容される。電極体3の正極および負極は、リード線を介して、電池ケース1に設けられる端子(図示せず)にそれぞれ接続される。蓋2は、電池ケース1の開口部を塞ぎ、かつ折りフランジ部1bに接するように電池ケース1に載置される。
さらに、フランジ部1bと接する部分の蓋2に対して、レーザ5が照射される。レーザ5の照射範囲付近は、レーザ5によって加熱されて溶融される。溶融される範囲は、レーザ5のエネルギ密度によって変化し、レーザ5の照射範囲よりも小さい場合もあれば、大きい場合もある。溶融された範囲は、レーザ5の照射エネルギの低下または停止によって、融点以下の温度になると凝固して溶接部6を生じる。その結果、フランジ部1bと蓋2とが溶接される。レーザ5の照射位置を移動させて、フランジ部1bに沿って連続的に溶接部6を生じさせることにより、フランジ部1bと蓋2との間を密閉する。
図2を参照して、溶接部6の溶融幅Wおよび溶融深さDについて説明する。溶融幅Wは、レーザ5が照射された蓋2の表面における溶接部6の幅である。溶融幅Wは、レーザ照射装置のファイバの直径、結像比および焦点位置などの光学的設定でおおむね決まる。実際には、レーザ5の照射エネルギを大きくすると、レーザ5の照射範囲に与えられる熱量が増加するため、熱伝導によって照射範囲の周囲が加熱され、溶融幅Wは長くなる。
溶融深さDは、レーザ5が照射された溶接部6の深さである。レーザの照射エネルギを大きくするほど、与えられる熱量が増加するため、溶融深さDが深くなる。なお、後述する実験において、溶融深さDが、蓋2の板厚t2の1.2倍以上であれば電池ケース1と蓋2との間の密封が安定して行われることを見出した。
レーザ5は、照射範囲の単位面積あたりのレーザのエネルギを示すエネルギ密度が調節可能に発生されて蓋2に照射される。レーザ5の種類は、好ましくはYAGレーザであるが、炭酸ガスレーザや半導体レーザであっても構わない。YAGレーザは、ファイバによる伝送が可能なため、出力の制御および加工面での照射面積を小さくすることが容易である点で好ましい。
レーザ5は、パルス波、連続波およびパルス波と連続波のハイブリッドのいずれであってもよい。連続波の場合は、照射面積と照射位置の移動速度から単位面積あたりのエネルギを計算すればよい。なお、パルスYAGレーザは、10ms以下の短時間でピークパワーを得ることができるため、短時間で照射範囲に所定の熱量を与えることができる。レーザの照射時間が短い方が、照射中に照射範囲の周囲に伝導される熱量を抑制できるため、パルスYAGレーザは、より少ない熱量で電池ケース1と蓋2とを溶接できる点で、さらに好ましい。
図3は、所定の間隔でパルスレーザを照射して電池ケース1と蓋2とを溶接した電池100を蓋2側から見た図である。パルスレーザの1回の照射によって生じた各溶接部6は、蓋2の表面においておおむね円形をしている。溶接部6を蓋2の外周に沿って、互いに重なりながら連続して生じさせることにより、開口部を密封する。
図4を参照して、溶接部6の重なりの程度について説明する、図4は、各溶接部6のほぼ中心を通る線分(図3のA1−A2)に沿った溶接部6の断面図である。図4において、Wは、1つのパルスレーザによって生じた溶接部6の溶融幅Wである。また、bは、隣り合う2つの溶接部6の間隔である。溶接部6の重なりの程度は、上記aおよびbから以下の式(4)で算出されるパルス重なり率OLで表される。
OL(%)=(W−b)÷W×100 …(4)
また、溶融部6の溶融深さは、レーザ5の照射範囲のおおむね中央において最大となる。図4における最大溶融深さD1は、パルス毎に生じた溶接部6の溶融深さのうち、最も深い溶融深さを示す。重なり溶融深さD2は、互いに隣り合う2つの溶接部6の重なる範囲において、最も深い溶融深さの値である。電池ケース1の開口部の周囲に連続して形成された溶接部6全体で電池ケース1と蓋2との間を封止するためには、重なり溶融深さD2は少なくとも、蓋2の板厚t2よりも深い必要がある。
最大溶融深さD1、差なり溶融深さD2、およびパルス重なり率OLとの関係について、最大溶融深さD1を蓋2の板厚t2の1.2倍にする場合、パルス重なり率OLが少なくとも30%であれば、重なり溶融深さD2が蓋2の板厚t2よりも深くなることを見出した。
なお、パルス重なり率が大きいほど、照射されたレーザの単位面積あたりのエネルギが増加するため、パルス毎のエネルギ密度が同じでも、熱影響によるセパレータの変質が生じやすくなる。例えば、1500J/cm 以下のパルスYAGレーザを照射して、溶接幅Wを600μm以下とし、最大溶融深さD1に対する溶融幅Wの割合が1から5の範囲となる条件では、重なり率OLが70%を超えると、単位面積あたりの照射エネルギが大きくなり、セパレータに熱影響による変質が生じることを見出した。
図5に、レーザの照射位置と電極体3との離間距離を固定して、セパレータを変質させることなく蓋2と電池ケース1とを封止できる熱量Qcを与えるレーザ5のエネルギ密度の範囲を求めるべく実施した実験結果を示す。同実験において、蓋2として板厚0.2mm、縦60mm、横35mmの長方形のステンレス鋼製の板材が用いられた。電池ケース1は、蓋2と同一の板厚のステンレス鋼板を絞り加工して作成された。フランジ部1bの長さLを5mmとし、フランジ部1bの外形が蓋2の外形と重なるように収容部1aおよびフランジ部1bを形成した。
電極体3として、リチウム含有コバルト酸化物を用いた正極と、有機高分子化合物を用いた負極とでポリプロピレン製のセパレータを挟み、渦巻状に巻回したものを用いた。この時、電極体3からフランジ部1bの根本(収容部1aの外壁面におけるフランジ部1bとの当接部)までの距離は1mmとした。つまりフランジ部の外周端から電極体3間での長さを、6mmに設定した。
電極体3を電池ケース1に収容して、電極体3の正極および負極と電池ケース1に形成した2つの端子とをそれぞれリード線で接続した。そして、蓋2を電池ケース1のフランジ部1bの外形が重なるように載置して、治具で固定した。
パルスYAGレーザ照射装置の光学的な設定は、ファイバ直径Fを400μm、結像比を1:1(スポット光の直径:400μm)、および焦点位置を蓋2の表面とした。そして、レーザのスポット光の中心を蓋2の外周から0.4mm内側の位置に沿って移動させながら、パルスYAGレーザを重なり率60%で照射した。つまり、本実験においては、レーザの照射範囲(スポット光)の中心と電極体3との間の離間距離Lcは5.6mmに設定されている。
照射するレーザのエネルギ密度を変更して、上記の手順で電池を作成した。作成した各電池について、溶接部6の溶融幅Wおよび溶融深さDを測定するとともに、密封性およびセパレータへの熱影響の有無を検査した。溶接部6の溶融幅Wおよび溶融深さDは、溶接部6の表面および断面において測定された。電池ケース1と蓋2との間の密封性については、溶接後に蓋2に穴をあけて圧縮空気を電池内部に送り込み、2kgf/cm の空気圧で溶接部が破壊されない場合は、密封性が良好であると判断した。セパレータへの熱影響の有無は、セパレータを観察して、変質が見られたものを熱影響ありと判断した。
図5に示すように、1300J/cm 未満のエネルギ密度でレーザ5を照射した場合、溶接部の密封性が不良であった。また、この場合のセパレータへの熱影響は観察されなかった。つまり、溶接部6に与えられた熱量Qcは溶接部6において密封性を確保できる溶融深さDを与える必要最小限の熱量Qbよりも小さい。すなわち、上述の式1におけるQαは負の値になっている。
1300J/cm 以上、1500J/cm 以下のエネルギ密度でレーザ5を照射した場合、溶接部の密封性が良好であり、かつセパレータへの熱影響も観察されなかった。つまり、1300J/cm 以上、1500J/cm 以下の範囲内のエネルギ密度のレーザ5を照射することによって与えられる熱量Qcは、Qb以上であり、つまりQαの値は0以上になる。
溶接部6において密封できる溶接部6を生じさせる必要最小限の熱量Qbを与える、すなわちQα=0となるようなレーザ5のエネルギ密度は、1200J/cm から1300J/cm の間であるということが分かる。
また、本実験において、溶融深さDが蓋2の板厚t2の1.2倍以上の場合には、密封性は良好であった。
また、1300J/cm 以上、1500J/cm 以下の範囲のエネルギ密度でレーザ5を照射した場合には、セパレータの熱影響による変質が見られなかったことから、1500J/cm 以下のエネルギ密度でレーザ5を照射した場合、セパレータの温度は臨界温度Tbに達していないことが分かる。つまり、上述の式(1)においてQαは、セパレータに熱影響による変質を生じさせないQαの許容最大値Qαmax以下である。
次に、1600J/cm 以上のエネルギ密度でレーザ5を照射した場合、セパレータの熱影響が見られた。つまり、レーザによって与えられる熱量の増大とともに、セパレータに伝導される熱量も増大し、セパレータの温度Tcが臨界温度Tbよりも高くなっておいることが分かる。また、このときのQαは、セパレータに熱影響による変質を生じさせないQαの許容最大値Qαmaxよりも大きい値になっている。
以上のように、本実験において設定した離間距離Lcにおいては、1300J/cm 以上、1500J/cm 以下のエネルギ密度でレーザ5を照射することにより、セパレータに熱影響による変質を生じさせることなく、溶接部の密封性を確保できる溶接を実施することができる。
また、本実験における離間距離Lcにおいて、セパレータの温度が臨界温度Tbに達する熱量Qc(つまり、式2におけるQα=Qαmax)を与えるレーザ5のエネルギ密度は、1500J/cm 以上1600J/cm 未満の範囲内であることが分かる。このため、照射するレーザのエネルギ密度を、1500J/cm 以下に設定した場合、Qαの値は、確実にQαmaxより小さくなる。つまり、エネルギ密度1500J/cm 以下のレーザを照射した場合、熱伝導によって加熱されたセパレータの温度は、臨界温度Tbよりも低くなっている。このため、照射するレーザのエネルギ密度を、1500J/cm 以下に設定した場合、セパレータに熱影響を与えることなく、離間距離Lcを本実験において設定した値(5.6mm)よりも短縮することが可能であることが分かる。
離間距離Lcをより短縮するためには、例えば、レーザのエネルギ密度を1300J/cm に固定して、レーザ5の照射位置を変更して本実験と同様の実験を行うことにより、セパレータに熱影響を与える離間距離Lcの範囲を求めることができる。
なお、レーザのエネルギ密度を1200J/cm から1300J/cm の間でより細かく変更して実験を実施することにより、Qαをより小さくするレーザのエネルギ密度を求めることができる。
また、離間距離Lcの値を変更して本実験と同様の実験を行うことにより、所望のLcの値に対して品質不良を生じることなく、溶接を行うためのレーザ5のエネルギ密度の範囲を求めることができる。
(実施例1)
図6に、蓋2の板厚を変えて、エネルギ密度と密封性およびセパレータへの熱影響との関係を求めるべく上記の実験と同様の条件で実施した実験結果を示す。図6に示すように、蓋2の板厚に対して、溶接部の溶融深さが1.2倍以上であれば、溶接部の密封性が確保されることが分かる。また、1500J/cm 以下のエネルギ密度でレーザを照射した場合、それぞれの板厚の蓋2に対して、セパレータへの熱影響は生じなかった。
(実施例2)
図7に、レーザ照射装置のファイバの径を600μmに変更して実施例1と同様の条件で実施した実験結果を示す。1500J/cm 以下の各エネルギ密度でレーザを照射した場合、それぞれ記載した板厚の蓋2に対して、良好な密封性を得、かつ熱影響によるセパレータの変質は生じなかった。
なお、本実施の形態では、ステンレス鋼製の電池ケースおよび蓋を溶接する場合について述べたが、ニッケルメッキされた鉄およびアルミニウムを用いて同様の実験を行った。結果、照射したレーザの波長における吸収率の差に起因して、溶融深さについて差が生じたが、上述の実施例と同様の結果が得られた。
また、本実施の形態では、蓋2にレーザ5を照射する場合について述べたが、フランジ部1bにレーザ5を照射することとしてもよい。
また、本実施の形態では、図1に示すような構造の電池100において、蓋2にレーザを照射する場合について説明したが、図8(A)に示すように、電池ケース1のフランジ部1bと蓋2との境目を含む端面に向けて、レーザを照射して溶接してもよい。また図8(B)に示すように、フランジ部1bにレーザを照射してもよい。これらの場合も、本実施の形態と同様の実験を実施して、レーザのエネルギ密度および溶接部とセパレータとの間の距離を決定すればよい。
また、本発明の実施の形態では、電池ケース1と蓋2とを溶接することにより接合することとした。これに代えて、加熱または加熱後に冷却することにより接触するものを接合する接合剤8を電池ケース1のフランジ部1bと蓋2との間に配置して、レーザを照射して接合剤8を加熱することにより、電池ケース1と蓋2とを接合することとしてもよい。接合剤8は、例えば、半田などの金属、および熱硬化性接着剤などである。上記のような接合剤を用いる場合でも、接合のために与える熱量の過不足により、接合強度の不足またはセパレータへの熱影響が生じる。このため、本実施の形態と同様の実験により、接合のために与える熱量を与える最適なレーザ照射条件を求めることができる。
また、本実施の形態に係るレーザ溶接方法は、図1および図8に示した構造の電池に限らず、例えば、図9(A)、(B)、および(C)に示す構造の電池についても同様の実験によって、最適なレーザ照射条件を求めることができ、実験を実施した結果、本実施の形態と同様の結果が得られた。
なお、本実施の形態において、エネルギ密度および離間距離Lcは、ポリプロピレン製のセパレータを含む内容物を収容したステンレス鋼製の電池ケース1と蓋2とを溶接する場合の最適値を求めたものである。しかしながら、他の材質の電池ケース、蓋、および挿入物においても、同様の実験によって本発明に係るレーザ溶接方法を実施するための、最適なレーザ照射条件を求めることができる。従って、ポリプロピレン以外の内容物を挿入したステンレス鋼以外の電池ケースと蓋とを内容物に熱影響を与えることなく溶接する技術概念は、本発明の技術思想に含まれる。
本発明に係るレーザ溶接方法を用いて作成される電池の断面を示す図 図1に示した溶接部の溶融幅および溶融深さを示す図 パルスレーザを用いて製作した図1に示した電池を、蓋の方向から見た図 図3に示した溶接部の断面図 パルスレーザを用いて作成した電池におけるレーザのエネルギ密度とセパレータへの熱影響および溶接部の密封性の関係を示す表 異なる板厚の蓋に対する、400μmのファイバから照射するレーザの最適エネルギ密度の例を示す表 異なる板厚の蓋に対する、600μmのファイバから照射するレーザの最適エネルギ密度の例を示す表 レーザの照射位置を変更した、レーザ溶接方法の例 電池ケースと蓋とを重ね合わせる部分の形状を変更した電池の例 従来のレーザ溶接方法を用いて作成される電池の断面図
符号の説明
D 溶融深さ
D1 溶融最大深さ
D2 重なり部溶融深さ
W 溶融幅
T1 フランジ部の板厚
T2 蓋の板厚
L フランジ部の長さ
Lc レーザの照射範囲の中心と電極体との離間距離
1 電池ケース
1a 収容部
1b フランジ部
2 蓋
3 電極体
5 レーザ
6 溶接部
7 セパレータの変質部
8 接合剤
100、200 電池

Claims (17)

  1. 開口部を有する容器に、内容物を収容して、当該開口部を蓋で覆い、レーザを照射することで容器と蓋とを溶接し、当該開口部を封止するレーザ溶接方法であって、
    前記レーザのエネルギ密度を制御することで、前記容器と前記蓋とを所望の強度で接合するエネルギ密度制御ステップと、
    前記レーザを発生するレーザ発生ステップと、
    前記レーザを照射することによって前記内容物に伝導される熱量を予め測定しておき、この熱量を基に前記内容物から離間距離だけ離れた位置に前記レーザを照射するレーザ照射ステップとを備える、レーザ溶接方法。
  2. 前記エネルギ密度制御ステップは、前記容器と前記蓋とを所望の強度で接合する最小の熱量を与えるべく前記レーザのエネルギ密度を制御することを特徴とする、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  3. 前記離間距離は、前記レーザを照射することによって前記内容物に伝導される熱量に基づいて前記内容物の所望の性質が失われない最小限の離間距離に設定されることを特徴とする、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  4. 前記容器および前記蓋の材質が金属であることを特徴とする、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  5. 前記レーザ照射ステップは、前記蓋に前記レーザを照射し、レーザの照射位置から前記容器と前記蓋とが接する面までの蓋の厚さが0.2mm以下であることを特徴とする、請求項4に記載のレーザ溶接方法。
  6. 前記レーザ照射ステップは、前記容器に前記レーザを照射し、レーザの照射位置から前記容器と前記蓋とが接する面までの前記容器の厚さが0.2mm以下であることを特徴とする、請求項4に記載のレーザ溶接方法。
  7. 前記レーザエネルギ密度は、1500J/cm 以下であることを特徴とする、請求項5および請求項6のいずれかに記載のレーザ溶接方法。
  8. 前記レーザの照射により前記容器および前記蓋が溶融され、前記レーザ照射後に凝固した溶接部の溶融幅は、0.6mm以下であることを特徴とする、請求項7に記載のレーザ溶接方法。
  9. 前記溶接部の溶融深さに対する溶融幅の割合は、1以上5以下であることを特徴とする、請求項8に記載のレーザ溶接方法。
  10. 前記金属は、ステンレス鋼であることを特徴とする、請求項7に記載のレーザ溶接方法。
  11. 前記レーザは、YAGレーザであることを特徴とする、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  12. 前記レーザをパルス駆動するパルス駆動ステップをさらに有する、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  13. 前記レーザを前記容器の開口部に沿って移動させるレーザ移動ステップをさらに備える、請求項12に記載のレーザ溶接方法。
  14. 前記エネルギ密度制御ステップは、蓋の厚さの1.2倍以上の溶融深さの溶接部を生じさせるように前記レーザのエネルギ密度を制御し、
    前記レーザ照射ステップは、前記蓋に レーザを照射し、
    前記レーザ移動ステップは、パルス重なり率が30%以上になるように、前記レーザを移動させることを特徴とする、請求項13に記載のレーザ溶接方法。
  15. 前記レーザを連続駆動する連続駆動ステップをさらに有する、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  16. 前記レーザをパルス駆動と連続駆動のハイブリッドで駆動するハイブリッド駆動ステップをさらに有する、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
  17. 前記レーザを前記容器の開口部に沿って移動させるレーザ移動ステップをさらに備える、請求項15および請求項16のいずれかに記載のレーザ溶接方法。
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