JP4038047B2 - 衝突面が表面処理された電磁的アクチュエータを有しかつ電磁的アクチュエータと相互接続する端子コネクタを有するモジュラー燃料インジェクタ - Google Patents

衝突面が表面処理された電磁的アクチュエータを有しかつ電磁的アクチュエータと相互接続する端子コネクタを有するモジュラー燃料インジェクタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は燃料インジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
公知の燃料噴射システムの例は、内燃機関において燃焼させたい所定量の燃料を供給するためにインジェクタを使用する。供給される燃料の量は、エンジン速度、エンジン負荷、エンジンエミッション等の多数のエンジンパラメータに基づき変化される。
【0003】
公知の電子式燃料噴射システムの例は、エンジンパラメータのうちの少なくとも1つを監視し、燃料を供給するためにインジェクタを電気的に動作させる。公知のインジェクタの例は、バルブを作動させるために、電磁コイル、圧電素子、又は磁歪材料を使用する。
【0004】
インジェクタのための公知のバルブの例は、シートに対して可動な閉鎖部材を含んでいる。閉鎖部材がシートにシールするように接触した時には、インジェクタを流過する燃料流が遮断され、閉鎖部材がシートから離反させられた時には、燃料がインジェクタを流過させられる。
【0005】
公知のインジェクタの例は、閉鎖部材をシートに向かって押し付ける力を提供するばねを含んでいる。この押付け力は、シートに対する閉鎖部材の移動の動的特性を設定するために調整可能である。
【0006】
公知のインジェクタの例は、燃料流から粒子を分離するためのフィルタを有しており、燃料源へのインジェクタの接続部においてシールを有している。
【0007】
公知のインジェクタのこのような例は、多数の欠点を有している。公知のインジェクタの例は、実質的に汚染物質が存在しない環境において完全に組み立てられなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の課題は、燃料インジェクタをモジュール構造にすることにより、バルブグループとコイルグループとを別個に組み立てかつ試験することができるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、燃料インジェクタは複数のモジュールを有することができ、各モジュールは、個別に組み立てかつ試験することができる。本発明の1つの実施例によれば、モジュールは、流体取扱いサブアセンブリと、電気的サブアセンブリとを含むことができる。これらのサブアセンブリは、本発明による燃料インジェクタを提供するために、後で組み立てられることができる。
【0010】
本発明は、内燃機関と共に使用するための燃料インジェクタを提供する。燃料インジェクタは、バルブグループサブアセンブリと、コイルグループサブアセンブリとを有している。バルブグループサブアセンブリは、第1の端部と第2の端部との間に延びた長手方向軸線を有する管アセンブリを有している。管アセンブリには、入口管面を有した入口管が設けられており;管アセンブリの第2の端部に固定されたシートが設けられており、該シートが開口を画定しており;管アセンブリ内に配置された可動子アセンブリが設けられており、該可動子アセンブリが可動子面を有しており、可動子面又は入口管面のうちの少なくとも一方が長手方向軸線に対してほぼ傾斜した第1の部分を有しており;可動子アセンブリをシートに向かって押し付ける部材が設けられており;管アセンブリ内に配置された調整管が設けられており、調整管が、部材に係合しかつ部材の押付け力を調整するようになっており;第1の取付け部分が設けられている。コイルグループサブアセンブリには、少なくとも1つの電気端子が設けられており;可動子アセンブリをシートに対して移動させるように動作可能なソレノイドコイルが設けられており、ソレノイドコイルが、少なくとも1つの電気端子から軸方向に間隔を置いて配置されており;少なくとも1つの電気端子に軸方向で接続された端子コネクタが設けられており、端子コネクタが、少なくとも1つの電気端子とソレノイドコイルとを電気的に接続させており;第1の取付け部分に定置に接続された第2の取付け部分が設けられている。
【0011】
本発明は、燃料インジェクタを組み立てる方法をも提供する。この方法は、バルブグループサブアセンブリを提供し、コイルグループサブアセンブリを提供し、バルブグループサブアセンブリをコイルグループサブアセンブリ内に挿入し、第1及び第2の取付け部分を接続することから成る。バルブグループサブアセンブリは、第1の端部と第2の端部との間に延びた長手方向軸線を有する管アセンブリを含む。管アセンブリに、入口管面を有する入口管が設けられており;管アセンブリの第2の端部に固定されたシートが設けられており、シートが開口を画定しており;シートと管アセンブリとの間の相対的な軸方向位置を設定するために、管アセンブリ内に所定の距離だけテレスコープ式に配置されたリフトスリーブが設けられており;管アセンブリ内に配置された可動子アセンブリが設けられており、可動子アセンブリが可動子面を有しており、可動子面又は入口管面のうちの少なくとも一方が、長手方向軸線に対してほぼ傾斜した第1の部分を有しており;可動子アセンブリをシートに向かって押し付ける部材が設けられており;管アセンブリに配置された調整管が設けられており、調整管が、部材に係合しかつ部材の押付け力を調整するようになっており;第1の取付け部分が設けられている。コイルグループサブアセンブリに、少なくとも1つの電気端子が設けられており;可動子アセンブリをシートに対して移動させるように動作可能なソレノイドコイルが設けられており、ソレノイドコイルが、少なくとも1つの電気端子から軸方向に間隔を置いて配置されており;少なくとも1つの電気端子に軸方向で接続された端子コネクタが設けられており、端子コネクタが、少なくとも1つの電気端子とソレノイドコイルとを電気的に接続させており;第2の取付け部分が設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】
ここに組み込まれかつこの明細書の一部を構成している添付の図面は、本発明の実施例を示しており、前記の概略的な説明と以下の詳細な説明と相俟って、本発明の特徴を説明するために働く。
【0013】
図1〜図4を参照すると、ソレノイド作動式燃料インジェクタ100は、内燃機関(図示せず)において燃焼させたい所定量の燃料を供給する。燃料インジェクタ100は、第1のインジェクタ端部238と第2のインジェクタ端部239との間に長手方向軸線A−Aに沿って延びており、バルブグループサブアセンブリ200とパワーグループサブアセンブリ300とを有している。バルブグループサブアセンブリ200は、流体取扱い機能を行い、例えば、燃料流路を画定しかつインジェクタ100を通る燃料流を遮断する。パワーグループサブアセンブリ300は、電気的機能を行い、例えば、電気信号を、インジェクタ100に燃料を流過させるための駆動力に変換する。
【0014】
図1及び図2を参照すると、バルブグループサブアセンブリ200は、第1の管アセンブリ端部200Aと第2の管アセンブリ端部200Bとの間に長手方向軸線A−Aに沿って延びた管アセンブリを有している。管アセンブリは、少なくとも入口管210と、非磁性シェル230と、バルブボディ240とを有している。入口管210は、第1の管アセンブリ端部200Aの近傍の第1の入口管端部を有している。入口管210の第2の端部は、非磁性シェル230の第1のシェル端部に接続されている。非磁性シェル230の第2のシェル端部は、バルブボディ240の第1のバルブボディ端部に接続されている。バルブボディ240の第2のバルブボディ端部は、第2の管アセンブリ端部200Bの近傍に設けられている。入口管210は、深絞りプロセス又はロール作業によって形成することができる。入口管210の第2の入口管端部に磁極片を一体的に形成するか、又は図示したように、入口管210の一部に別個の磁極片220を結合することができる。磁極片220は、非磁性シェル230の第1のシェル端部に結合することができる。非磁性シェル230は、非磁性ステンレス鋼、例えば300シリーズステンレス鋼から成るか、同様の構造的及び磁気的特性を有するあらゆる他の材料から形成することができる。
【0015】
管アセンブリの第2の端部にはシート250が取り付けられている。シート250は、燃料インジェクタの長手方向軸線A−A上にセンタリングされた開口を画定しており、この開口を燃料が流過し、内燃機関(図示せず)へ流入することができる。シート250は、開口を包囲したシール面を有している。バルブボディ240の内部に面したシール面は、円錐台形又は凹面形であることができ、仕上げ面を有することができる。少なくとも1つの正確にサイズ決め及び向き付けされたオリフィスを提供し、これにより、特定の燃料スプレーパターンを得るために、オリフィスディスク254をシート250に関連して使用することができる。
【0016】
可動子アセンブリ260が管アセンブリに配置されている。可動子アセンブリ260は、強磁性を有する第1の可動子アセンブリ端部、若しくは可動子部分262と、シール部分を有する第2の可動子アセンブリ端部とを有している。可動子アセンブリ260は、磁性部分若しくは“可動子”262が磁極片220に対向するように管アセンブリに配置されている。シール部分は、閉鎖部材264、例えば球形バルブエレメントを有しており、この閉鎖部材は、シート250及びシール面252に対して可動である。閉鎖部材264は、図1及び図2に示したような閉鎖状態と、開放状態(図示せず)との間を可動である。閉鎖状態においては、閉鎖部材264は、流体が開口を流過しないようにするために、シール面252に接触する。開放状態においては、閉鎖部材264は、開口に流体を流過させるようにシート250から離反させられる。可動子アセンブリ260は、強磁性部分又は可動子部分262を閉鎖部材264に接続する別個の中間部分266を有していてもよい。中間部分又は可動子管266は、様々な技術によって製造することができ、例えば、プレートを丸めて継目を溶接するか、ブランクを深絞りしてシームレス管を形成することができる。中間部分266は、有利には、その能力により、燃料インジェクタ100の磁気回路からの漏れ磁束を低減する。この能力は、中間部分又は可動子管266が非磁性であることができ、これにより磁性部分又は可動子262を強磁性の閉鎖部材264から磁気的に切断することができることにより提供される。強磁性の閉鎖部材は、強磁性部分又は可動子部分262から切断されているので、漏れ磁束が低減され、これにより、磁気回路の効率を改善する。
【0017】
可動子の応答を改善し、衝突面における摩耗を低減し、また個々の端部221と261との間の作業エアギャップの変化を低減するために、図2B及び図2Cに示したように、端部221又は261の少なくとも一方に表面処理を提供することができる。表面処理は、コーティング、めっき又ははだ焼きを含むことができる。コーティング又はめっきは、硬質クロムめっき、ニッケルめっき又はケロナイトコーティングを含むことができるが、これらに限定されない。他方で、はだ焼きは、窒化、浸炭、浸炭窒化、青化法、火炎焼入れ、火花焼入れ又は高周波焼入れを含むことができるが、これらに限定されない。
【0018】
表面処理は、通常、それぞれの端部上に少なくとも1つの耐摩耗性材料の層を形成する。しかしながら、これらの層は、それぞれの部分の周面と半径方向端面との間の接合部等の、鋭い縁部が存在する箇所においてはどこでも、本質的により厚くなる傾向がある。さらに、このように厚くなることにより、端部の半径方向外縁において不均一な接触面が生じる。しかしながら、少なくとも1つの端部が、長手方向軸線A−Aに対してほぼ傾斜した面263を有しながら、端部221,261の少なくとも一方に耐摩耗性の層を形成することにより、両端部は互いに実質的に合致して接触する。
【0019】
図2Bに示したように、端部221,261は、長手方向軸線A−Aに対してほぼ対称的である。さらに図2Cに示したように、少なくとも一方の端部の面263は、ほぼ円錐形、円錐台形、回転楕円面状又は軸線A−Aに対してほぼ傾斜した面であることができる。
【0020】
表面処理は可動子アセンブリ260の強磁性部分又は磁極片220の物理的及び磁気的特性に影響するので、適切な材料、例えば、マスク、コーティング又は保護カバーが、表面処理中に個々の端部221,261以外の領域を包囲する。表面処理が完了すると材料は除去され、前もって被覆されていた領域は表面処理によって影響されない。
【0021】
少なくとも1つの軸方向に延びた貫通ボア267と、可動子アセンブリ260の壁部を貫通した少なくとも1つの開口268は、燃料を可動子アセンブリ260に流過させることができる。開口268は、あらゆる形状であることができるが、非円形、例えば軸方向に細長いと有利であり、これにより気泡の通過を容易にする。例えば、シートを実質的に管に丸めることによって形成された別個の中間部分266の場合、開口268は、丸められたシートの突き当たっていない縁部の間に画定された、軸方向に延びたスリットであることができる。開口268により、流体は、少なくとも1つの貫通ボア267とバルブボディ240の内部との間を通流することができる。したがって、開放状態においては、燃料は、貫通ボア267から、開口268、バルブボディ240の内部、閉鎖部材264の周囲、及び開口を通って、エンジン(図示せず)内へ通流させられることができる。
【0022】
閉鎖部材264を提供する球形バルブエレメントの場合、球形バルブエレメントは、球形バルブエレメントの直径よりも小さな直径において可動子アセンブリ260に接続されることができる。このような接続は、球形バルブエレメントの、シートと接触する側とは反対側において行われる。シートの近傍において管アセンブリに下部可動子ガイド257を配置することができ、この下部可動子ガイド257は、球形バルブエレメントの直径に摺動可能に係合する。下部可動子ガイドは、軸線A−Aに沿った可動子アセンブリ260の整合を容易にすることができる。
【0023】
管アセンブリには弾性部材270が配置されており、この部材270は可動子アセンブリ260をシートに向かって付勢している。フィルタアセンブリ282はフィルタ284Aを有しており、調整管280も管アセンブリに配置されている。フィルタアセンブリ282は、第1の端部と第2の端部とを有している。フィルタ284Aは、フィルタアセンブリ282の第1の端部に配置されており、管アセンブリの第1の端部の近傍に、弾性部材270から離れて配置されているが、調整管280は、ほぼ、管アセンブリの第2の端部の近傍に配置されている。調整管280は、弾性部材270に係合し、管アセンブリに対する部材の付勢力を調整する。特に、調整管280は反応部材を提供し、この反応部材に対して弾性部材270が反応し、これにより、パワーグループサブアセンブリ300への通電が遮断されるとインジェクタバルブ100を閉鎖する。調整管280の位置は、調整管280の外面と管アセンブリの内面との間の締りばめによって入口管210に対して保持することができる。したがって、入口管210に対する調整管280の位置は、可動子アセンブリ260の所定の動特性を設定するために使用することができる。択一的に、図2Aに示したように、円錐タイプのフィルタアセンブリ282の代わりに、調整管280A及びカップを逆さにした形状のフィルタリングエレメント284Bから成るフィルタアセンブリ282′を使用することができる。
【0024】
バルブグループサブアセンブリ200を以下のように組み立てることができる。非磁性シェル230は、入口管210及びバルブボディ240に接続される。フィルタアセンブリ282又は282′は、軸線A−Aに沿って入口管210の第1の入口管端部から挿入される。次いで、弾性部材270及び可動子アセンブリ260(前もって組み立てられている)が、軸線A−Aに沿ってバルブボディ240の第2のバルブボディ端部から挿入される。調整管280を、弾性部材に接するように所定の距離だけ入口管210内へ挿入することができる。入口管210に対する調整管280の位置決めは、弾性部材の動特性を調整するために、例えば、噴射パルス中に可動子アセンブリ260が浮いたり弾んだりしないことを保証するために使用することができる。
【0025】
次いで、シート250及びオリフィスディスク254は、軸線A−Aに沿って、バルブボディ240の第2のバルブボディ端部から挿入される。図2D又は図2Eにそれぞれ示したように、インジェクタリフト高さを設定するためにリフトスリーブ255又はクラッシュリング256を使用することができる。リフトスリーブ255又はクラッシュリング256は交換可能であるが、リフトスリーブ255が有利である。なぜならば、リフトスリーブを軸線A−Aに沿っていずれかの軸方向に移動させることによって調整することができるからである。この場合、インジェクタのリフトを調査するために、入口管端部200A又はオリフィスからプローブを挿入することができる。インジェクタリフトが適正であれば、リフトスリーブ255及びシート250がバルブボディ240に固定される。シート250及びリフトスリーブ255は公知の慣用の取付け技術によってバルブボディ240に固定されるが、この取付け技術は、例えば、レーザ溶接、圧着、摩擦溶接、又は慣用の溶接を含んでおり、レーザ溶接であると有利である。その後、シート250及びオリフィスプレート254を、互いに又はバルブボディ240に、レーザ溶接、圧着、摩擦溶接、慣用の溶接等の公知の取付け技術によって固定することができる。
【0026】
図1及び図3に示したように、パワーグループサブアセンブリ300は、電磁コイル310と、少なくとも1つの端子320(有利な実施例によれば2つ)と、ハウジング330と、オーバモールド340とを有している。電磁コイル310は、ワイヤを有しており、このワイヤは、ボビン314に巻き付けることができ、ボビン314に支持された電気接点322に電気的に接続することができる。通電されると、コイルは、可動子アセンブリ260を開放状態に向かって移動させる磁束を生ぜしめ、これにより、燃料が開口を流過することができる。電磁コイル310への通電を遮断することにより、弾性部材270は可動子アセンブリ260を閉鎖状態へ戻し、これにより、燃料流を遮断する。各電気端子320は、軸方向に延びた接点部分324を介して、コイル310の個々の電気接点322と電気的に接続されている。磁束のための戻り経路を提供するハウジング330は、主として、電磁コイル310を包囲した強磁性の円筒体332と、この円筒体から軸線A−Aに向かって延びたフラックスワッシャ334とを有している。ワッシャ334は、円筒体と一体的に形成することも別個に取り付けることもできる。ハウジング330は、コイルへの通電が遮断されるときに生じる虞がある過電流を防止するために、孔、スロット330A又はその他の形状的特徴を有することができる。付加的に、ボビン314のためのマウンティングレリーフを提供するために、ハウジング330には、ホタテ貝状の周縁部331が設けられている。オーバモールド340は、電磁コイル310と、少なくとも1つの電気端子320と、ハウジング330との相対的な向き及び位置を維持する。オーバモールド340は、電気的なハーネスコネクタ部分321を形成することもでき、このハーネスコネクタ部分において、端子320の一部が露出されている。端子320及び電気的なハーネスコネクタ部分321は、対応するコネクタ、例えば車両ワイヤリングハーネス(図示せず)の一部と係合することができ、これにより、電磁コイル310に通電するためにインジェクタ100を電源(図示せず)に容易に接続することができる。
【0027】
有利な実施例によれば、電磁コイル310によって生ぜしめられた磁束は、磁極片220、磁極片220と磁気的な可動子部分262との間の作業エアギャップ、磁気的な可動子部分262とバルブボディ240との間の非励振エアギャップ、ハウジング330、及びフラックスワッシャ334から成る回路を流れる。
【0028】
コイルグループサブアセンブリ300は以下のように製作することができる。図3Bに示したように、プラスチックボビン314は、少なくとも1つの電気接点322を備えて成形することができる。電磁コイル310のためのワイヤ312は、プラスチックボビン314に巻き付けられ、電気接点322に接続される。次いで、ハウジング330が、電磁コイル310及びボビン314ユニットに被せられる。ボビン314には、少なくとも1つの保持プロング314Aを形成することができ、この保持プロングは、オーバモールド340と共に、一旦オーバモールドが形成されるとボビン314をハウジングに対して固定するために利用される。端子320は適切な輪郭に予め曲げられているので、予め整合させられた端子320は、電気的なサブアセンブリのためにポリマが型(図示せず)に注入又は噴射された場合に、ハーネスコネクタ321と整合する。次いで、端子320は、軸方向に延びた部分324を介して、個々の電気接点322に電気的に接続される。次いで、完成したボビン314は、ホタテ貝状の縁部331によって適切な向きでハウジング330内に配置される。次いで、コイル/ボビンユニットと、ハウジング330と、端子320との相対的なアセンブリを維持するためにオーバモールド340が形成される。オーバモールド340は、インジェクタのための構造上のケースをも提供し、所定の電気的及び熱的な絶縁特性を提供する。別個のカラーを例えば接着によって接続することができ、このカラーは、用途に応じた特性、例えば、インジェクタ100の向き付け特徴又は識別特徴を提供することができる。したがって、オーバモールド340は、適切なカラーを付加することによって修正することができるユニバーサル構造を提供する。製造コスト及び在庫管理コストを低減するために、コイル/ボビンユニットは種々異なる用途に対して同じであることができる。特定の管アセンブリ長さ、取付け構成、電気コネクタ等に適合するように、端子320及びオーバモールド340(又は使用されているならばカラー)のサイズ及び形状を変更することができる。
【0029】
択一的に、図3Aに示したように、1片オーバモールド340の代わりに2片オーバモールドを使用することができる。2片オーバモールドは、用途が特定されることができる第1のオーバモールド片341と、全ての用途に対して普遍的であることができる第2のオーバモールド片342とを提供する。第1のオーバモールドは第2のオーバモールドに接着され、これらは、インジェクタのための電気的及び熱的な絶縁体として作用することができる。付加的に、ハウジング330の一部は、オーバモールド340の端部を越えて軸方向に延びていることができ、Oリングを保持するためのフランジが形成されていることができる。
【0030】
特に図1及び図4に示したようにバルブグループサブアセンブリ200は、コイルグループサブアセンブリ300に挿入されることができる。次いで、弾性部材270が入口管210の入口端部から挿入される。インジェクタ100は、2つのモジュラーサブアセンブリから形成されており、これらのモジュラーサブアセンブリは、別個に組み立てられかつ試験され、次いで、インジェクタ100を形成するように結合することができる。バルブグループサブアセンブリ200及びコイルグループサブアセンブリ300は、接着剤、溶接、又は別の同様の結合方法によって固定することができる。有利な実施例によれば、オーバモールドを貫通した孔360は、ハウジング330を露出させ、ハウジング330をバルブボディ240にレーザ溶接、例えば連続波レーザ溶接するためのアクセスを提供する。
【0031】
第1のインジェクタ端部238は、燃料を供給するために、燃料レール(図示せず)と流体接続されている。第1のインジェクタ端部238を燃料レール(図示せず)にシールするために、及び、インジェクタ100と内燃機関(図示せず)との間の接続部において液密シールを提供するために、Oリング290を使用することができる。
【0032】
動作時には、電磁コイル310が通電され、これにより、磁気回路に磁束が生ぜしめられる。磁束は、可動子アセンブリ260を(有利な実施例によれば軸線A−Aに沿って)磁極片220に向かって移動させ、すなわち作業エアギャップを閉鎖する。可動子アセンブリ260のこの移動は、閉鎖部材264をシート250から離反させ、これにより、流体は、(燃料レール、図示せず)から、入口管、貫通ボア267、バルブボディ240に設けられた開口、シート250と閉鎖部材264との間、シート250に設けられた開口、最後にオリフィスディスク254を通って、内燃機関(図示せず)内へ流れることができる。電磁コイル310への通電が遮断されると、可動子アセンブリ260は弾性部材270の付勢力によって移動させられて閉鎖部材264をシートに継続的に係合させ、これにより、インジェクタ100を通る燃料流を停止させる。
【0033】
図5を参照すると、有利な組立プロセスを以下のように行うことができる。
【0034】
1.予め組み立てられたバルブボディ及び非磁性スリーブが、バルブボディを上方に向けながら配置される。
【0035】
2.スクリーンリテーナ、例えばリフトスリーブが、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリ内に装入される。
【0036】
3.下部スクリーンを、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリ内に装入することができる。
【0037】
4.予め組み立てられたシート及びガイドアセンブリが、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリ内に装入される。
【0038】
5.シート/ガイドアセンブリが、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリ内の所望の位置にまで押し込まれる。
【0039】
6.バルブボディが、例えばハーメチックラップシールを形成する連続波レーザによってシートに溶接される。
【0040】
7.バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリに対して第1の漏れ試験が行われる。この試験は、ニューマチック式に行うことができる。
【0041】
8.非磁性スリーブが上方に位置するようにバルブボディ/非磁性スリーブアセンブリが反転される。
【0042】
9.可動子アセンブリが、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリに装入される。
【0043】
10.磁極片が、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリに装入され、リフト前位置にまで押し込まれる。
【0044】
11.バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリをダイナミックに、例えばニューマチック式にパージする。
【0045】
12.リフトを設定する。
【0046】
13.非磁性スリーブが、例えば仮付け溶接によって磁極片に溶接される。
【0047】
14.非磁性スリーブが、例えばハーメチックラップシールを形成する連続波レーザによって磁極片に溶接される。
【0048】
15.リフトを検証する。
【0049】
16.バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリにばねが装入される。
【0050】
17.バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリにフィルタ/調整管が装入され、プレ・キャリブレーション(予備校正)位置にまで押し込まれる。
【0051】
18.燃料グループサブアセンブリをほぼ確立するために、バルブボディ/非磁性スリーブアセンブリに入口管が接続される。
【0052】
19.燃料グループサブアセンブリを所望の全長にまで軸方向に押し込む。
【0053】
20.入口管が、例えばハーメチックラップシールを形成する連続波レーザによって磁極片に溶接される。
【0054】
21.燃料グループサブアセンブリに対して第2の漏れ試験が行われる。この試験はニューマチック式に行うことができる。
【0055】
22.シートが上方に位置するように燃料グループサブアセンブリが反転される。
【0056】
23.オリフィスが打ち抜かれ、シートに装入される。
【0057】
24.オリフィスが、例えばハーメチックラップシールを形成する連続波レーザによってシートに溶接される。
【0058】
25.燃料グループサブアセンブリ/オリフィスの周方向の向きが、“ルック/オリエント/ルック”手段によって確立することができる。
【0059】
26.燃料グループサブアセンブリが、(予め組み立てられた)パワーグループサブアセンブリに挿入される。
【0060】
27.パワーグループサブアセンブリが、燃料グループサブアセンブリに対して所望の軸方向位置にまで押し込まれる。
【0061】
28.燃料グループサブアセンブリ/オリフィス/パワーグループサブアセンブリの周方向の向きが、検証されることができる。
【0062】
29.パワーグループサブアセンブリが、部分番号、連続番号、性能データ、ロゴ等の情報をレーザマークされることができる。
【0063】
30.高圧電気試験を行う。
【0064】
31.パワーグループサブアセンブリのハウジングが、バルブボディに仮付け溶接される。
【0065】
32.下部Oリングを装着することができる。択一的に、この下部Oリングを、試験後オペレーションとして装着することができる。
【0066】
33.上部Oリングが装着される。
【0067】
34.完全に組み立てられた燃料インジェクタを反転する。
【0068】
35.インジェクタを試験リグへ引き渡す。
【0069】
リフトを設定するために、すなわち適切なインジェクタリフト距離を保証するために、少なくとも4つの異なる技術を利用することができる。第1の技術によれば、バルブボディ240の、下部ガイド257とバルブボディ240との間に挿入されたクラッシュリング256を変形させることができる。第2の技術によれば、バルブボディ240と非磁性シェル230との相対的軸方向位置を、2つの部材が互いに固定される前に調節することができる。第3の技術によれば、非磁性シェル230と磁極片220との相対的軸方向位置を、2つの部材が固定される前に調節することができる。第4の技術によれば、リフトスリーブ255を、バルブボディ240内で軸方向に移動させることができる。リフトスリーブ技術が使用されるならば、リフトスリーブの位置を、リフトスリーブを軸方向に移動させることによって調節することができる。リフト距離を、試験プローブを用いて測定することができる。リフトが正しいならば、スリーブは、例えばレーザ溶接によってバルブボディ240に溶接される。次いで、バルブボディ240は、溶接、有利にはレーザ溶接によって入口管210アセンブリに取り付けられる。組み立てられた燃料グループサブアセンブリ200は次いで、例えば、漏れに関して試験される。
【0070】
図5に示したように、リフト設定作業は、他の作業と同じ速度で進行することはできない。したがって、単一製造ラインを、複数(2つが示されている)の平行リフト設定ステーションに分割することができ、後で単一製造ラインに再合流されることができる。
【0071】
(a)ハウジング330、(b)端子320を備えたボビンアセンブリ、(c)フラックスワッシャ334及び(d)オーバモールド、を含むことができるパワーグループサブアセンブリの製造は、燃料グループサブアセンブリとは別個に行うことができる。
【0072】
有利な実施例によれば、ワイヤ312は、少なくとも1つの電気接点322が成形された予め形成されたボビン314に巻き付けられる。ボビンアセンブリは、予め形成されたハウジング330に挿入される。磁極片220とハウジング330との間の磁束のための戻り経路を提供するために、ボビンアセンブリにフラックスワッシャ334が取り付けられる。軸方向に延びたコネクタ部分324を有する、予め曲げられた端子320は、電気接点部分322に接続され、ろう付け、はんだ付け、又は有利には抵抗溶接される。ここで、部分的に組み立てられたパワーグループアセンブリが型(図示せず)内に配置される。予め曲げられた形状により、端子は、ポリマが型内に注入又は射出された場合に、ハーネスコネクタ321に関して適切な向きに位置決めされる。択一的に、図3Aに関して説明した2片オーバモールドを形成するために、2つの別個の型(図示せず)を使用することができる。組み立てられたパワーグループサブアセンブリ300は、ソレノイドの引張力、コイル抵抗、及びソレノイドが飽和された場合の電圧降下を決定するために、試験台に取り付けることができる。
【0073】
パワーグループサブアセンブリ300への燃料グループサブアセンブリ200の挿入は、パワーグループサブアセンブリ300に対する燃料グループサブアセンブリ200の相対的な周方向の向きを設定することを含むことができる。挿入作業は、“トップダウン”又は“ボトムアップ”の2つの方法のうちの一方によって行うことができる。トップダウンによれば、パワーグループサブアセンブリ300が燃料グループサブアセンブリ200の上部から下方へスライドされ、ボトムアップによれば、パワーグループサブアセンブリ300が燃料グループサブアセンブリ200の底部から上方へスライドされる。入口管210アセンブリが漏斗状に拡開した第1の端部を有している場合には、ボトムアップ法が要求される。これらの状況においても、漏斗状に拡開した第1の端部によって保持されたOリング290は、燃料グループサブアセンブリ200をパワーグループサブアセンブリ300に滑り込ませる前にパワーグループサブアセンブリ300の周囲に位置決めすることができる。パワーグループサブアセンブリ300に燃料グループサブアセンブリ200を挿入した後、これらの2つのアセンブリは、例えばレーザ溶接等の溶接によって互いに固定される。有利な実施例によれば、オーバモールド340は、ハウジング330の一部を露出させる開口360を有している。この開口360は、バルブボディ240に対してハウジング330を溶接するために溶接を行うためのアクセスを提供する。もちろん、サブアセンブリを互いに固定するために他の方法を使用することができる。最後に、燃料インジェクタのそれぞれの端部にOリング290を装着することができる。
【0074】
有利な実施例を組み立てる方法及び有利な実施例自体は製造上の利点及び利益を提供すると考えられる。例えば、モジューラ構造により、バルブグループサブアセンブリのみがクリーンルーム環境において組み立てられればよい。パワーグループサブアセンブリ300は、このような環境の外で別個に組み立てることができるので、製造コストを低減する。また、サブアセンブリのモジュール性は、バルブアセンブリとコイルアセンブリとを別個に組立て前に試験することができる。完全に組み立てられたインジェクタを廃棄するのではなく、試験不合格の個々のサブアセンブリのみが廃棄されるので、製造コストが低減される。さらに、ユニバーサルコンポーネント(例えば、コイル/ボビンユニット、非磁性シェル230、シート250、閉鎖部材264、フィルタ/リテーナアセンブリ282等)を使用することにより在庫管理コストが低減され、用途に応じたインジェクタの適時組立て(just-in-time assembly)を可能にする。特定の用途のために変更する必要があるコンポーネント、例えば端子320及び入口管210のみを別個に貯蔵する必要がある。別の利点は、電磁コイル310内に、すなわち可動子アセンブリ260と磁極片220との間に、作業エアギャップを配置することによって、巻き数を低減することができる。使用されるワイヤ312の量におけるコスト節約に加え、所要の磁束を生ぜしめるために必要なエネルギが少なくなり、コイルに蓄積する熱が少なくなる(この熱は、インジェクタの一貫した動作を保証するために散逸されなければならない)。さらに別の利点は、モジューラ構造により、オリフィスディスク254を組立てプロセスのより遅い段階において、組立てプロセスの最終ステップとしてさえも、取り付けることができることである。オリフィスディスク254のこの適時組立てにより、動作要求に応じて広範囲なバルブボディの選択が可能となる。モジュールアセンブリの別の利点は、パワーグループサブアセンブリ300のアウトソーシング構造を含み、これは、クリーンルーム環境において生じる必要はない。パワーグループサブアセンブリ300がアウトソーシングされなくとも、付加的なクリーンルーム空間を提供するコストが低減される。
【0075】
所定の実施例を引用して有利な実施例を開示したが、添付の請求項に定義したように本発明の範囲から逸脱することなしに、記載された実施例に対する多数の修正及び変更が可能である。すなわち、本発明は記載の実施例に限定されず、請求項及び請求項の均等物の文言によって定義された完全な範囲を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料インジェクタの縦断面図である。
【図2】図1に示した燃料インジェクタの流体取扱いサブアセンブリを示す縦断面図である。
【図2A】図2に示した流体取扱いサブアセンブリの変化実施例を示す縦断面図である。
【図2B】電磁的な燃料インジェクタの衝突面の端部の表面形状を示している。
【図2C】電磁的な燃料インジェクタの衝突面の端部の表面形状を示している。
【図2D】インジェクタリフトの設定に関する2つの変化実施例を示している。
【図2E】インジェクタリフトの設定に関する2つの変化実施例を示している。
【図3】図1に示した燃料インジェクタの電気的サブアセンブリを示す縦断面図である。
【図3A】図1の電気的サブアセンブリのための2つのオーバモールドを示す縦断面図である。
【図3B】図3の電気的サブアセンブリのコンポーネントを示す分解図である。
【図4】図2及び図3に示した流体取扱いサブアセンブリと電気的サブアセンブリとの組立てを示す等角図である。
【図5】本発明のモジュラー燃料インジェクタを組み立てる方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 燃料インジェクタ、 200 バルブグループアセンブリ、 200A 第1の管アセンブリ端部、 200B 第2の管アセンブリ端部、 210入口管、 220 磁極片、 221 端部、 230 非磁性シェル、 238 第1のインジェクタ端部、 239 第2のインジェクタ端部、 240バルブボディ、 250 シート、 252 シール面、 254 オリフィスディスク、 255 リフトスリーブ、 256 クラッシュリング、 260 可動子アセンブリ、 261 端部、 262 強磁性部分又は可動子部分、 263 面、 264 閉鎖部材、 266 中間部分又は可動子管、 267 貫通ボア、 268 開口、 270 弾性部材、 280,280A 調整管、 282,282′ フィルタアセンブリ、 284A フィルタ、 284B フィルタリングエレメント、 290 Oリング、 300 パワーグループアセンブリ、 310 電磁コイル、 312 ワイヤ、 314 ボビン、 320 端子、 321 ハーネスコネクタ、 322 電気接点、 324 接点部分、 330 ハウジング、 331 孔およびスロット、 334 フラックスワッシャ、 340 オーバモールド、 360 孔

Claims (17)

  1. 内燃機関と共に使用するための燃料インジェクタにおいて、
    バルブグループサブアセンブリと、コイルグループサブアセンブリとが設けられており、
    前記バルブグループサブアセンブリには、
    第1の端部と第2の端部との間に延びた長手方向軸線を有する管アセンブリが設けられており、該管アセンブリが、入口管面を備えた入口管を有しており、
    管アセンブリの第2の端部に固定されたシートが設けられており、該シートが開口を画定しており、
    該シートと前記管アセンブリとの間の相対的な軸方向位置を設定するために管アセンブリ内に所定の距離だけテレスコープ式に配置されたリフトスリーブが設けられており、
    管アセンブリ内に配置された可動子アセンブリが設けられており、該可動子アセンブリが可動子面を有しており、該可動子面又は前記入口管面の少なくとも一方が、前記長手方向軸線に対してほぼ傾斜した第1の部分を有しており、
    前記可動子アセンブリをシートに向かって押し付ける部材が設けられており、
    前記管アセンブリ内に配置された調整管が設けられており、該調整管が、前記部材に係合しかつ該部材の押付け力を調整するようになっており
    記コイルグループサブアセンブリには、
    前記可動子アセンブリを前記シートに対して移動させるように動作可能なソレノイドコイルが設けられており
    前記可動子が、磁性部分とシール部分との間に中間部分を有しており、該中間部分が、磁性部分とシール部分とを磁気的に切断するようになっていることを特徴とする、燃料インジェクタ。
  2. 前記管アセンブリ内に配置されたフィルタが設けられており、該フィルタが前記調整管に接続されている、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  3. 前記フィルタが、前記長手方向軸線に関して円錐形である、請求項2記載の燃料インジェクタ。
  4. 前記フィルタが、カップを逆さにした形状である、請求項2記載の燃料インジェクタ。
  5. 前記第1の部分が、ほぼアーチ状である、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  6. 前記第1の部分が、ほぼ円錐台形である、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  7. 前記可動子面が、硬化されている、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  8. 前記可動子面が、熱処理されている、請求項7記載の燃料インジェクタ。
  9. 前記可動子面が、めっきされている、請求項7記載の燃料インジェクタ。
  10. 前記入口管が、第1の管部分と、該第1の管部分に接続された第2の管部分とを有している、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  11. 前記管アセンブリに非磁性シェルが設けられており、該非磁性シェルが、該非磁性シェルから前記長手方向軸線に向かって延びたガイドを有している、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  12. 前記シートの近傍に配置された下部可動子ガイドが設けられており、該下部可動子ガイドが、前記可動子アセンブリを長手方向軸線に関してセンタリングするようになっている、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  13. 前記バルブグループサブアセンブリが、前記長手方向軸線を中心に対称的である、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  14. 前記管アセンブリが、バルブボディとシェルとを有しており、前記バルブボディが、前記長手方向軸線に対してほぼ横方向の面において前記シェルに係合している、請求項13記載の燃料インジェクタ。
  15. 前記管アセンブリが、バルブボディとシェルとを有しており、前記バルブボディが、前記長手方向軸線に対してほぼ平行な環状の面に沿って前記シェルに係合している、請求項13記載の燃料インジェクタ。
  16. 燃料インジェクタを製作する方法において、
    バルブグループサブアセンブリを提供し、該バルブグループサブアセンブリに、
    第1の端部と第2の端部との間に延びた長手方向軸線を有する管アセンブリが設けられており、該管アセンブリが、入口管面を備えた入口管を有しており、
    前記管アセンブリの第2の端部に固定されたシートが設けられており、該シートが開口を画定しており、
    該シートと前記管アセンブリとの間の相対的な軸方向位置を設定するために、該管アセンブリ内に所定の距離だけテレスコープ式に配置されたリフトスリーブが設けられており、
    管アセンブリ内に配置された可動子アセンブリが設けられており、該可動子アセンブリが可動子面を有しており、該可動子面又は前記入口管面のうちの少なくとも一方が、前記長手方向軸線に対してほぼ傾斜した第1の部分を有しており、
    前記可動子が、磁性部分とシール部分との間に中間部分を有しており、該中間部分が、磁性部分とシール部分とを磁気的に切断するようになっており、
    前記可動子アセンブリを前記シートに向かって押し付ける部材が設けられており、
    前記管アセンブリ内に配置された調整管が設けられており、該調整管が、前記部材に係合しかつ該部材の押付け力を調整するようになっており
    イルグループサブアセンブリを提供し、該コイルグループサブアセンブリに、
    可動子アセンブリをシートに対して移動させるように動作可能なソレノイドコイルが設けられており
    記バルブグループサブアセンブリを前記コイルグループサブアセンブリ内に挿入することを特徴とする、燃料インジェクタを製作する方法。
  17. 前記可動子が、少なくとも1つの半径方向の面を有しており、該少なくとも1つの半径方向の面を被覆し、可動子面を硬化させる、請求項16記載の方法。
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