JP2016125362A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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守康 後藤
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Abstract

【課題】 ニードルに作用する開弁方向の力を大きくし、可動コアの摩耗を低減可能な燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】 燃料噴射弁1の噴孔を開閉するニードル40は、開弁時に可動コア50と衝突する鍔部43を有している。鍔部43の径方向外側には可動コア50と鍔部43との間に隙間430を形成する隙間形成部材63が設けられている。可動コア50が隙間430を利用して加速しつつ鍔部43に衝突すると、比較的大きな開弁方向の力がニードル40に作用する。また、ニードル40の往復移動は、ニードル40の鍔部43側の端部に設けられる摺動部材60を介して固定コア30に案内される。ニードル40が挿通される可動コア50の往復移動は、ニードル40及び摺動部材60を介して固定コア30に案内される。このとき、可動コア50の外壁505とハウジング20の内壁211、221との間には隙間200が形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関(以下、「エンジン」という)に燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
従来、ハウジングが有する噴孔をニードルの往復移動によって開閉しハウジング内の燃料を外側に噴射する燃料噴射弁が知られている。例えば、特許文献1には、コイル、コイルの内側に設けられる固定コア、固定コアの噴孔側に設けられる可動コア、可動コアとは別体に設けられるニードル、可動コア及びニードルを閉弁方向に付勢するスプリングを備え、ニードルが弁座に当接しているときニードルが有するストッパと可動コアとの間に隙間が形成される燃料噴射弁が記載されている。
特許4637930号明細書
特許文献1に記載の燃料噴射弁では、コイルが形成する磁界によって可動コアが固定コアに吸引されると、可動コアは、ニードルのストッパと可動コアとの間の隙間を利用して加速しつつ開弁方向に移動した後、ニードルのストッパに衝突する。これにより、特許文献1に記載の燃料噴射弁では、ニードルに作用する開弁方向の力(以下、「開弁力」という)が比較的大きくなる。しかしながら、特許文献1に記載の燃料噴射弁では、可動コアは、外壁がハウジングの内壁に摺動し内壁がニードルの外壁に摺動しつつニードルのストッパに衝突するため、可動コアが当該隙間を利用して加速するとき、ハウジングの内壁との摺動及びニードルの外壁との摺動による摩擦抵抗が可動コアに作用する。このため、開弁力を大きくすることが困難になるおそれがある。
また、特許文献1の燃料噴射弁では、可動コアの外壁がハウジングの内壁と摺動するため、可動コアの外壁が摺動により摩耗するおそれがある。可動コアが摩耗すると、可動コアの吸引特性が変化したり、可動コアの摩耗により発生する摩耗粉がニードルと弁座との間に噛み込まれたりするおそれがある。また、ニードルは、噴孔とは反対側の端部より噴孔側に位置するニードルの中間部と噴孔側の端部とがハウジングに摺動しているため、ニードルの往復移動が不安定になるおそれがある。
本発明の目的は、ニードルに作用する開弁方向の力を大きくし、可動コアの摩耗を低減可能な燃料噴射弁を提供することにある。
本発明は、燃料噴射弁であって、燃料が噴射される噴孔を有するハウジングと、往復移動可能なようハウジングに収容され噴孔の周囲に形成される弁座から離間または弁座に当接すると噴孔を開閉するニードル部と、ニードル部の弁座に当接可能な端部とは反対側の端部の径方向外側に設けられる鍔部と、鍔部の噴孔側に設けられニードル部が挿通される挿通孔を有し外壁がハウジングの内壁との間に第一隙間を形成しつつ挿通孔の内壁がニードル部の外壁と摺動可能な可動コアと、電力が供給されると可動コアを固定コア側に吸引可能なコイルと、外壁が固定コアの内壁と摺動するよう鍔部の噴孔とは反対側に設けられる第一摺動部と、外壁がニードル部の内壁または第一摺動部の内壁と摺動するよう第一摺動部またはニードル部に設けられる第二摺動部と、第一摺動部と可動コアとの間に設けられ鍔部と可動コアとの間及び鍔部と第一摺動部との間の少なくとも一方に隙間を形成する隙間形成部材と、第一摺動部を閉弁方向に付勢する第一付勢部材と、第一付勢部材の付勢力より小さい付勢力で可動コアを開弁方向に付勢する第二付勢部材と、を備える。
本発明の燃料噴射弁は、ニードル部と弁座とが当接し、かつ、鍔部の噴孔とは反対側の端面と第一摺動部の噴孔側の端面とが当接しているとき、鍔部の噴孔側の端面と可動コアの噴孔とは反対側の端面との間には第二隙間が形成されることを特徴とする。
本発明の燃料噴射弁では、隙間形成部材は、鍔部と可動コアとの間及び鍔部と第一摺動部との間の少なくとも一方に隙間を形成する。ニードル部と弁座とが当接し、かつ、鍔部の噴孔とは反対側の端面と第一摺動部の噴孔側の端面とが当接しているとき、鍔部の噴孔側の端面と可動コアの噴孔とは反対側の端面との間には第二隙間が形成されている。コイルに電力が供給され可動コアが固定コアに吸引されると、可動コアは、第二隙間を利用して開弁方向に加速しつつ移動し、鍔部に当接する。これにより、鍔部の径方向内側に設けられているニードル部に比較的大きな開弁力を作用させることができる。
また、本発明の燃料噴射弁では、ニードル部の鍔部が設けられている側の端部には第一摺動部及び第二摺動部が設けられている。第二摺動部は、ニードル部または第一摺動部と摺動しつつ第一摺動部またはニードル部に設けられている。また、第一摺動部は、外壁が固定コアの内壁と摺動するよう鍔部の噴孔とは反対側に設けられる。また、挿通孔を有する可動コアは、挿通孔に挿通されているニードル部の外壁に摺動しており、可動コアのハウジング内での往復移動はニードル部によって案内される。さらに、可動コアの外壁とハウジングの内壁との間には第一隙間が形成されている。これにより、可動コアがハウジングの内壁と摺動する場合に比べ、可動コアに作用する摩擦抵抗が小さくなる。したがって、摩擦抵抗によって可動コアの開弁方向への移動速度が遅くなることを防止し、開弁力をさらに大きくすることができる。
また、本発明の燃料噴射弁では、可動コアの外壁とハウジングの内壁との間に第一隙間が形成されているため、可動コアの外壁の摩耗を低減することができる。これにより、可動コアの外壁の摩耗によって可動コアと固定コアとの間の吸引特性が変化したり、可動コアの外壁の摩耗によって発生する摩耗粉がニードルと弁座との間に噛み込まれたりすることを防止することができる。
また、本発明の燃料噴射弁では、ニードル部の往復移動は、ニードル部の鍔部が設けられている側の端部が第一摺動部及び第二摺動部を介して固定コアに案内されている。これにより、ニードル部は、ハウジング内で安定して往復移動することができる。
本発明の第一実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 図1のII部拡大図である。 本発明の第一実施形態による燃料噴射弁の作用を説明する断面図である。 本発明の第一実施形態による燃料噴射弁の作用を説明する断面図であって、図3とは異なる作用を説明する断面図である。 本発明の第二実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 本発明の第三実施形態による燃料噴射弁の断面図である。 本発明の第四実施形態による燃料噴射弁の断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による燃料噴射弁1を図1〜4に示す。なお、図1〜4には、ニードル40が弁座250から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座250に当接する方向である閉弁方向を図示する。
燃料噴射弁1は、例えば図示しない直噴式ガソリンエンジンの燃料噴射装置に用いられ、燃料としてのガソリンを高圧でエンジンに噴射供給する。燃料噴射弁1は、ハウジング20、ニードル40、可動コア50、固定コア30、摺動部材60、隙間形成部材63、コイル35、「第一付勢部材」としての第一スプリング31、「第二付勢部材」としての第二スプリング32などを備える。
ハウジング20は、図1に示すように、第一筒部材21、第二筒部材22、第三筒部材23及び噴射ノズル25から構成されている。第一筒部材21、第二筒部材22及び第三筒部材23は、いずれも円筒状に形成され、第一筒部材21、第二筒部材22、第三筒部材23の順に同軸となるよう配置され、互いに接続している。
噴射ノズル25は、第一筒部材21の第二筒部材22とは反対側の端部に設けられている。噴射ノズル25は、例えばマルテンサイト系ステンレスなどの金属により有底筒状に形成されており、第一筒部材21に溶接されている。噴射ノズル25は、所定の硬度を有するよう焼入れ処理が施されている。
噴射ノズル25は、ハウジング20の中心軸CA0を対称軸として線対称に形成されている。噴射ノズル25は、ハウジング20の内側と外側とを連通する噴孔26が複数有する。噴孔の内側開口の縁には、弁座250が形成されている。
ニードル40は、例えばマルテンサイト系ステンレスなどの金属により形成されている。ニードル40は、噴射ノズル25の硬度と同程度の硬度を有するよう焼入れ処理が施されている。
ニードル40は、ハウジング20の内側に往復移動可能に収容されている。ニードル40は、軸部41、「ニードル部の弁座に当接可能な端部」としてのシール部42、摺接部44、鍔部43などを有する。軸部41、シール部42、摺接部44及び鍔部43は、一体に形成される。軸部41、シール部42及び摺接部44は、特許請求の範囲に記載の「ニードル部」に相当する。
軸部41は、固定コア30側の端部が筒状に形成されている棒状の部位である。軸部41の固定コア30側の端部は、噴射ノズル25の内側に向かう燃料が流れる流路400を有する。流路400は、流路400の噴孔26側において軸部41が有する孔411と連通している。すなわち、孔411は、流路400と軸部41の外部とを連通する。流路400の噴孔26とは反対側の開口の内縁部413は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が大きくなるよう形成されている。
シール部42は、軸部41の噴孔26側の端部に弁座250に当接可能に設けられている。ニードル40は、シール部42が弁座250から離間または弁座250に当接すると噴孔26を開閉し、ハウジング20の内側と外側とを連通または遮断する。
軸部41とシール部42との間には摺接部44が設けられている。摺接部44は、円筒状に形成され、外壁441の一部が面取りされている。摺接部44は、外壁441の面取りされていない部分が噴射ノズル25の内壁と摺接可能である。これにより、ニードル40は、噴孔26側の端部の往復移動が案内される。
鍔部43は、略円環状に形成され、軸部41の固定コア30側の端部の径方向外側に設けられている。鍔部43の外径は軸部41の外径より大きい。鍔部43の噴孔26とは反対側の端部の外縁部433は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が小さくなるよう形成されている。
可動コア50は、例えばフェライト系ステンレスなどの磁性材料により略筒状に形成されている。可動コア50は、固定コア30の噴孔26側にハウジング20に対して往復移動可能に設けられている。可動コア50の外壁505と第一筒部材21の内壁211及び第二筒部材22の内壁221との間には「第一隙間」として隙間200が形成されている。
可動コア50は、軸部41が挿通される挿通孔500を有している。挿通孔500の内壁は、軸部41の外壁412と摺動している。
挿通孔500の固定コア30側は、鍔部43の噴孔26側の「鍔部の噴孔側の端面」としての鍔部端面431及び固定コア30の噴孔26側の端面に対向する「可動コアの噴孔とは反対側の端面」としての可動コア当接面501を有する。可動コア当接面501には、耐摩耗性に優れた膜、例えば、硬質クロムめっき膜が施されている。燃料噴射弁1では、シール部42と弁座250とが当接し、かつ、図2に示すように鍔部43の噴孔26とは反対側の端面432と後述する第一摺動部61とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア当接面501との間には「第二隙間」として隙間430が形成される。可動コア50は、可動コア50の固定コア30側と噴孔26側とを連通する複数の連通路502を有する。複数の連通路502は、中心軸CA0上の点を中心とする仮想円の円周上に等間隔に位置する。
固定コア30は、ハウジング20の第三筒部材23と溶接され、ハウジング20の内側に固定されるよう設けられている。固定コア30は、固定コア本体部301及び固定コア摺動部302を有している。
固定コア本体部301は、例えばフェライト系ステンレスなどの磁性材料から形成されている。固定コア本体部301は、磁気安定化処理が施され、後述するコイル35が形成する磁界内に設けられている。
固定コア摺動部302は、固定コア本体部301の噴孔26側の端部の内側に設けられている筒状部材である。固定コア摺動部302は、表面に例えばクロムめっきを施し、第一摺動部61や可動コア当接面501の硬度と同程度の硬度を有している。固定コア摺動部302は、図2に示すように、噴孔26側の端面303が固定コア本体部301の噴孔26側の端面304より噴孔26側に位置している。これにより、可動コア50が開弁方向に移動すると、可動コア50の可動コア当接面501と固定コア摺動部302の端面303とが当接し、可動コア50の開弁方向への移動が規制される。
摺動部材60は、固定コア摺動部302の内側に設けられる。摺動部材60は、第一摺動部61及び第二摺動部62を有する。第一実施形態による燃料噴射弁1では、第一摺動部61と第二摺動部62とは一体に形成される。
第一摺動部61は、鍔部43の噴孔26とは反対側に設けられている略環状の部位である。第一摺動部61は、径方向外側の外壁611が固定コア摺動部302の内壁と摺動するよう設けられている。
第一摺動部61の噴孔26側の端部の外縁部612は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。第一摺動部61の鍔部43とは反対側の端部は、第一スプリング31の一端が挿入される環状の溝613を有する。また、第一摺動部61の径方向外側の端部は、第一摺動部61の噴孔26とは反対側と第一摺動部61の噴孔26側とを連通する「第一流路」としての連通路614を複数有する。
第二摺動部62は、第一摺動部61の径方向内側に設けられている略筒状の部位である。第二摺動部62は、径方向外側の外壁621と流路400の内壁401とが摺動するよう設けられている。
第二摺動部62は、中心軸CA0の方向に第二摺動部62を貫通する貫通孔622を有する。貫通孔622は、第二摺動部62の噴孔26とは反対側と流路400とを連通する。第二摺動部62の噴孔26側の端部の外縁部623は、噴孔26側から噴孔26と反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。
隙間形成部材63は、第一摺動部61と可動コア50との間に設けられる環状部材である。隙間形成部材63は、噴孔26側の端面631が可動コア当接面501に当接し、噴孔26とは反対側の端面632が第一摺動部61の噴孔26側の端面615に当接するよう設けられている。隙間形成部材63は、内壁633が鍔部43の径方向外側の外壁434と摺動するよう設けられている。
隙間形成部材63の噴孔26側の端部の内縁部634は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が小さくなるよう形成されている。また、隙間形成部材63の噴孔26とは反対側の端部の内縁部635は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が大きくなるよう形成されている。また、隙間形成部材63の噴孔26側の端部及び噴孔26とは反対側の端部は、隙間形成部材63の内側と外側とを連通する「第二流路」として連通路636、637を有している。
隙間形成部材63の中心軸CA0方向の長さは、鍔部43の中心軸CA0方向の長さより長い。これにより、鍔部端面431と可動コア当接面501との間、または、鍔部43の端面432と第一摺動部61の端面615との間には隙間430、610が形成される。(隙間430は図2参照。隙間610は図3、4参照)
コイル35は、筒状に形成され、主に第二筒部材22及び第三筒部材23の径方向外側を囲むよう設けられている。コイル35は、電力が供給されると周囲に磁界を形成する。磁界が形成されると、固定コア30、可動コア50、第一筒部材21、第三筒部材23及びホルダ17の内部に磁気回路が形成される。
第一スプリング31は、一端が第一摺動部61の溝613に挿入されている。第一スプリング31の他端は、固定コア30の内側に圧入固定されているアジャスティングパイプ11の噴孔26側の端面111に当接している。第一スプリング31は、ニードル40を弁座250の方向、すなわち、閉弁方向に付勢している。
第二スプリング32は、一端が第一筒部材21の内壁に当接するよう設けられている。第二スプリング32の他端は、可動コア50の噴孔26側の端面503に当接している。第二スプリング32は、可動コア50を弁座250とは反対の方向に付勢している。
本実施形態では、第二スプリング32の付勢力は、第一スプリング31の付勢力より小さくなるよう設定されている。これにより、コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40のシール部42は、弁座250に当接した状態、すなわち、閉弁状態となる。
第三筒部材23の第二筒部材22側とは反対の端部には、筒状の燃料導入パイプ12が圧入及び溶接されている。燃料導入パイプ12の内側には、フィルタ13が設けられている。フィルタ13は、燃料導入パイプ12の導入口14から流入した燃料に含まれる異物を捕集する。
燃料導入パイプ12及び第三筒部材23の径方向外側は、樹脂によりモールドされている。当該モールドされている部分はコネクタ15を有する。コネクタ15には、コイル35へ電力を供給するための端子16がインサート成形されている。また、コイル35の径方向外側には、コイル35を覆うよう筒状のホルダ17が設けられている。
燃料導入パイプ12の導入口14から流入する燃料は、固定コア30の内側、アジャスティングパイプ11の内側、貫通孔622、流路400、孔411、第一筒部材21と軸部41との間を流れ、噴射ノズル25の内側に導かれる。また、アジャスティングパイプ11の内側を流れる燃料の一部は、連通路614、可動コア50と固定コア30との間、連通路502、第一筒部材21と軸部41との間を流れ、噴射ノズル25の内部に導かれる。
次に、燃料噴射弁1の製造方法について、特に、摺動部材60及び隙間形成部材63が関連する工程について説明する。
ハウジング20の内側に設けられる可動コア50の挿通孔500に挿通されているニードル40に隙間形成部材63を組み付ける。このとき、隙間形成部材63を第三筒部材23の燃料導入パイプ12が設けられる側の開口からハウジング20の内側に入れ、ハウジング20の内側に固定されている固定コア30の内側を通って鍔部43の外壁434に摺動するよう設ける。
次に、摺動部材60を隙間形成部材63と同じく第三筒部材23の燃料導入パイプ12が設けられる側の開口からハウジング20の内側に入れる。このとき、第一摺動部61を固定コア30の内壁に摺動させつつ、第二摺動部62をニードル40の孔411に挿入し、第二摺動部62とニードル40とが摺動可能に設ける。
その後、第三筒部材23の燃料導入パイプ12が設けられる側の開口から第一スプリング31及びアジャスティングパイプ11をハウジング20の内側に入れる。第一スプリング31の一端を第一摺動部61の溝613に挿入し、他端をアジャスティングパイプ11の端面111に当接させ、固定コア30に対するアジャスティングパイプ11の位置を調整する。
次に、燃料噴射弁1の作用について、図2〜4に基づいて説明する。
コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40のシール部42は、弁座250に当接している。このとき、ニードル40、可動コア50、摺動部材60、及び、隙間形成部材63は、図2に示す位置関係となっている。具体的には、固定コア30と可動コア50との間には磁気吸引力が発生していないため、固定コア30と可動コア50との間には隙間が形成されている。また、第一摺動部61の端面615と軸部41及び鍔部43とが当接しているため、隙間430が形成されている。隙間430には、燃料通路18を流れる燃料が満たされている。
コイル35に電力が供給され固定コア30と可動コア50との間に磁気吸引力が発生すると、可動コア50は、隙間430の中心軸CA0方向の長さに相当する距離を加速しつつ開弁方向に移動し、可動コア当接面501が鍔部端面431に衝突する(図3参照)。このとき、隙間430の燃料は、連通路636を通って固定コア30と可動コア50との間に速やかに流出する。また、第一摺動部61の端面615と鍔部43の端面432との間には隙間610が形成される。このとき、隙間610には連通路637を通って燃料が流入する。
さらに、可動コア50は、固定コア30と可動コア50との間の磁気吸引力によって可動コア当接面501と鍔部端面431とが当接したまま開弁方向に移動する。これにより、シール部42が弁座250から離間し、噴孔26が開く。噴孔26が開くと、噴射ノズル25の内側に導かれている燃料が噴孔26を通って外部に噴射される。開弁方向に移動する可動コア50が図4に示すように固定コア摺動部302に当接すると、可動コア50及びニードル40の開弁方向への移動が停止する。
コイル35への電力の供給が停止すると、固定コア30と可動コア50との間に発生している磁気吸引力が消滅するため、摺動部材60及び可動コア50は、第一スプリング31の付勢力と第二スプリング32の付勢力との差によって閉弁方向に移動する。このとき、ニードル40は、閉弁方向に作用する燃料の圧力によって図4に示す可動コア50、摺動部材60との相対的な位置関係を維持したまま閉弁方向に移動する。
ニードル40がさらに閉弁方向に移動しシール部42と弁座250が当接すると、ニードル40の閉弁方向への移動が停止し噴孔26が閉じられる。摺動部材60及び可動コア50は、シール部42と弁座250が当接した後も閉弁方向に移動し、第一スプリング31の付勢力によって図2に示す状態に戻る。
(a)第一実施形態による燃料噴射弁1は、シール部42が弁座250に当接し、かつ、第一摺動部61と軸部41及び鍔部43とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア当接面501との間に隙間430を有している。燃料噴射弁1では、可動コア50は、コイル35に電力が供給されると隙間430の中心軸CA0方向の長さに相当する距離を加速した後、ニードル40に衝突する。これにより、燃料噴射弁1では、ニードル40に比較的大きな開弁力を作用させることができる。
(b)また、ニードル40の鍔部43を有する側の端部の往復移動は、第一摺動部61及び第二摺動部62を介して固定コア30に案内されている。また、可動コア50は、挿通孔500に挿通されているニードル40の外壁412に摺動しており、可動コア50の往復移動はニードル40に案内されている。これにより、可動コア50の外壁505と第一筒部材21の内壁211及び第二筒部材22の内壁221との間には隙間200を有しているように、可動コア50の往復移動を案内するために可動コア50の外壁505とハウジング20の内壁211、221とを摺動させることが不要となり、可動コアの外壁とハウジングの内壁とが摺動する場合に比べ、可動コア50に作用する摩擦抵抗を小さくすることができる。したがって、ハウジング20の内壁211、221との摩擦によって可動コア50の開弁方向への移動速度が遅くなることを防止し、ニードル40に作用する可動コア50の開弁力を大きくすることができる。
(c)また、可動コア50に作用する摩擦抵抗が小さくなるため、可動コア50の摩耗を低減することができる。これにより、可動コア50の摩耗によって変形する可動コア50と固定コア30との吸引特性の変化を防止するととともに、可動コア50の摩耗によって発生する摩耗粉がニードル40と弁座250との間に噛み込まれたりすることを防止することができる。
(d)特許文献1に記載の燃料噴射弁では、ニードルの往復移動は、噴孔とは反対側の端部より噴孔側に位置するニードルの中間部と噴孔側の端部とがハウジングに摺動することによって案内されている。また、ニードルの噴孔とは反対側の端部は、可動コアを介して案内されている。可動コアは、外壁がハウジングの内壁と摺動しているため、摩耗するおそれがある。可動コアが摩耗すると、ニードルの噴孔とは反対側の端部の往復移動が不安定になり、所望の燃料噴射ができないおそれがある。
第一実施形態による燃料噴射弁1では、ニードル40は、噴孔26側の端部に位置する摺接部44が第一筒部材21に摺動している。また、鍔部43が設けられる側の端部の往復移動は、第二摺動部62及び第一摺動部61を介して固定コア30に案内されている。したがって、ニードル40の二つの端部は、ハウジング20または固定コア30によって往復移動が案内されるため、ニードル40の往復移動を安定させることができる。
(e)隙間形成部材63は、摺動部材60とは別部材であるため、隙間形成部材63を容易に高い精度で作ることができる。これにより、燃料噴射弁1の製造工数を低減するとともに、鍔部43、隙間410、610の中心軸CA0方向の長さを高い精度で設定することができるため可動コア50がニードル40に衝突するときの移動速度を高い精度で設定することができる。
(f)また、隙間形成部材と摺動部材とを一体のカップ状に形成する場合、隙間形成部材と摺動部材とによって形成される隅の加工が難しくなる。この隅が曲面状になると、鍔部の弁座とは反対側の端面と第一摺動部の弁座側の端面とが当接する前に鍔部の弁座とは反対側の端部の外縁部が当該隅に当接し、隙間430の大きさがばらつく。第一実施形態による燃料噴射弁1では、隙間形成部材63と摺動部材60とは別部材であるため、隅が曲面状になることはない。これにより、隙間430の大きさのばらつきを低減することができる。
(g)燃料噴射弁1では、第一摺動部61と第二摺動部62とが摺動部材60として一体に形成されている。これにより、燃料噴射弁1を構成する部品の点数を低減することができる。
(h)隙間形成部材63は、噴孔26側の端部の内縁部634が噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が小さくなるよう形成されている。また、鍔部43は、噴孔26とは反対側の端部の外縁部433が噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が小さくなるよう形成されている。これにより、燃料噴射弁1を製造するとき、鍔部43に隙間形成部材63を容易に組み付けることができる。
(i)また、隙間形成部材63は、内壁633が鍔部43の径方向外側の外壁434と摺動するよう設けられている。これにより、隙間形成部材63の姿勢を安定させることができる。
(j)固定コア30の内壁に摺動する第一摺動部61は、噴孔26側の端部の外縁部612が噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。これにより、燃料噴射弁1を製造するとき、摺動部材60を固定コア30の内側に容易に挿入することができる。
(k)流路400の内壁401と摺動する第二摺動部62は、噴孔26側の端部の外縁部623が噴孔26側から噴孔26と反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。また、流路400の噴孔26とは反対側の開口を形成する内縁部413は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が大きくなるよう形成されている形成されている。これにより、燃料噴射弁1を製造するとき、第二摺動部62を流路400に容易に挿入することができ、摺動部材60を容易にニードル40に組み付けることができる。
(l)また、内縁部413が噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が大きくなるよう形成されていることによって第一摺動部61と第二摺動部62とによって形成される隅が曲面状となっていても第一摺動部61の端面615と鍔部43の端面432とを確実に当接させることができる。これにより、第一摺動部61と第二摺動部62とによって形成される隅の加工精度を低くすることができる。
(m)また、燃料噴射弁1を製造するとき、摺動部材60は、第一摺動部61が固定コア30の内壁に摺動した後に第二摺動部62が流路400の内壁401に摺動するようニードル40に組み付けられる。これにより、摺動部材60を組み付ける前のニードル40が中心軸CA0に対して傾いていても摺動部材60の二箇所の摺動する部位が順番に摺動していくため、摺動部材60を容易に組み付けることができる。
(n)第一摺動部61が有する連通路614は、第一摺動部61の噴孔26とは反対側と第一摺動部61の噴孔26側とを連通する。これにより、導入口14側の燃料と固定コア30と可動コア50との間の燃料とが確実に行き来するようになり、摺動部材60が中心軸CA0方向に移動するときの燃料による粘性抵抗を低減することができる。したがって、当該連通路を有しない場合に比べ、噴孔26の開閉における応答性を向上することができる。
(o)隙間形成部材63が有する連通路636、637は、隙間形成部材63の内側と外側とを連通する。連通路636は、隙間430と連通可能に形成されており、連通路637は、隙間610と連通可能に形成されている。隙間形成部材63に対するニードル40の移動によって隙間430、610の体積が変化するとき、隙間430、610から隙間形成部材63の外側に燃料が流出または隙間形成部材63の外側から隙間430、610に流入する。これにより、ニードル40が中心軸CA0方向に移動するときの燃料による粘性抵抗を低減することができる。したがって、当該連通路を有しない場合に比べ、燃料の粘性抵抗によって可動コア50の開弁方向への移動速度が遅くなることを防止し、ニードル40に作用する可動コア50の開弁力をさらに大きくすることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態による燃料噴射弁を図5に基づいて説明する。第二実施形態は、二つの摺動部材を備える点が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図5には、ニードル40が弁座250から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座250に当接する方向である閉弁方向を図示する。
第二実施形態による燃料噴射弁2の要部断面図を図5に示す。燃料噴射弁2は、「第一摺動部」としての第一摺動部材71、「第二摺動部」としての第二摺動部材72、隙間形成部材63などを備える。
第一摺動部材71は、鍔部43の噴孔26とは反対側に設けられている略環状の部材である。第一摺動部材71は、径方向外側の外壁711が固定コア摺動部302の内壁と摺動するよう設けられている。
第一摺動部材71は、第二摺動部材72が挿通される挿通孔716を有している。挿通孔716を形成する第一摺動部材71の噴孔26側の端部の内縁部717は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が小さくなるよう形成されている。また、第一摺動部材71の噴孔26側の端部の外縁部712は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。
第一摺動部材71の鍔部43とは反対側は、第一スプリング31の一端が挿入される環状の溝713を有する。また、第一摺動部材71の径方向外側の端部は、第一摺動部61の噴孔26とは反対側と第一摺動部61の噴孔26側とを連通する「第一流路」としての連通路714を複数有する。
第二摺動部材72は、第一摺動部材71の径方向内側に設けられている略筒状の部材である。第二摺動部材72は、第一摺動部材71の挿通孔716に嵌合し固定され、径方向外側の外壁721と流路400の内壁401とが摺動するよう設けられている。
第二摺動部材72は、中心軸CA0の方向に第二摺動部材72を貫通する貫通孔722を有する。貫通孔722は、第二摺動部62の噴孔26とは反対側と流路400とを連通する。第二摺動部材72の噴孔26側の端部の外縁部723は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。また、第二摺動部材72の噴孔26とは反対側の端部の外縁部724は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が小さくなるよう形成されている。
隙間形成部材63は、第一摺動部材71と可動コア50との間に設けられる。隙間形成部材63は、噴孔26側の端面631が可動コア当接面501に当接し、噴孔26とは反対側の端面632が第一摺動部材71の噴孔26側の端面715に当接するよう設けられている。
第二実施形態による燃料噴射弁2は、シール部42が弁座250に当接し、かつ、第一摺動部材71と軸部41及び鍔部43とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア当接面501との間に隙間430を有している。これにより、ニードル40に比較的大きな開弁力を作用させることができる。また、ニードル40の鍔部43を有する側の端部は、第一摺動部材71及び第二摺動部材72を介して固定コア30に案内されている。また、可動コア50は、ニードル40によって案内されている。これにより、ハウジング20との摩擦によって可動コア50の開弁方向への移動速度が遅くなることを防止することができる。したがって、第二実施形態は、第一実施形態の効果(a)〜(f)、(h)〜(k)、(m)〜(o)を奏する。
(p)また、第二実施形態では、固定コア30に摺動する第一摺動部材71とニードル40に摺動する第二摺動部材72とが別部材となっている。これにより、それぞれ別々に環状の部材と筒状の部材とを製造することができるため、断面が略T字状となる第一実施形態の摺動部材60に比べ、容易に作ることができる。したがって、燃料噴射弁2の製造コストを低減することができる。
(q)また、第二実施形態では、ニードル40に摺動する第二摺動部材72と第一摺動部材71とが別部材から形成されている。これにより、燃料噴射弁2の製造工程において、第二摺動部材72を流路400に挿入した後第一摺動部材71を固定コア30の内側に挿入するとき、第二摺動部材72の流路400の内壁401との摺動による変形が第一摺動部材71に影響しない。これにより、第一摺動部材71は、固定コア30の内壁と確実に摺動し、ニードル40の噴孔26とは反対側の端部を確実に案内することができる。
(r)また、第一摺動部材71の噴孔26側の端部の内縁部717は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が小さくなるよう形成されている。これにより、燃料噴射弁2を製造するとき、第二摺動部材72を第一摺動部材71の挿通孔716に容易に挿入することができ、第一摺動部材71と第二摺動部材72とを容易に組み付けることができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態による燃料噴射弁を図6に基づいて説明する。第三実施形態は、第一摺動部材の形状及び隙間形成部材が摺動する部位が異なる点が第二実施形態と異なる。なお、第二実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図6には、ニードル40が弁座250から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座250に当接する方向である閉弁方向を図示する。
第三実施形態による燃料噴射弁3の要部断面図を図6に示す。燃料噴射弁3は、第一摺動部材71、隙間形成部材83などを備える。
第一摺動部材71は、第二摺動部材72が挿通される挿通孔716を有している。挿通孔716に挿通される第二摺動部材72は、ニードル40に対して嵌合し固定され、第一摺動部材71と摺動する。第三実施形態の第一摺動部材71は、挿通孔716の径方向外側に第一摺動部材71の噴孔26とは反対側と第一摺動部材71の噴孔26側とを連通する「第一流路」としての連通路718を複数有する。
隙間形成部材83は、第一摺動部材71と可動コア50との間に設けられる環状部材である。第三実施形態では、隙間形成部材83は、噴孔26側の端面831が可動コア当接面501に当接し、噴孔26とは反対側の端面832が第一摺動部材71の噴孔26側の端面715に当接するよう設けられている。隙間形成部材83は、外壁833が固定コア摺動部302の内壁と摺動するよう設けられている。
隙間形成部材83の噴孔26側の端部の外縁部834は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。また、隙間形成部材83の噴孔26とは反対側の端部の外縁部835は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が小さくなるよう形成されている。隙間形成部材83の噴孔26側の端部は、隙間形成部材83の内側と外側とを連通する「第二流路」として連通路836を有している。また、隙間形成部材83は、内側に鍔部43の外壁434と形成する「第三流路」としての連通路837を有している。
隙間形成部材83の中心軸CA0方向の長さは、鍔部43の中心軸CA0方向の長さより長い。これにより、鍔部端面431と可動コア当接面501との間、または、鍔部43の端面432と第一摺動部材71の端面715との間には隙間が形成される。鍔部端面431と可動コア当接面501との間の隙間430と、端面432と端面715との間の隙間とは、連通路837によって連通可能である。
第三実施形態による燃料噴射弁3は、シール部42が弁座250に当接し、かつ、第一摺動部材71と軸部41及び鍔部43とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア当接面501との間に隙間430を有している。これにより、ニードル40に比較的大きな開弁力を作用させることができる。また、ニードル40の鍔部43を有する側の端部は、第一摺動部材71及び第二摺動部材72を介して固定コア30に案内されている。また、可動コア50は、ニードル40によって案内されている。これにより、ハウジング20との摩擦によって可動コア50の開弁方向への移動速度が遅くなることを防止することができる。可動コア50の開弁力の低下を防止することができる。したがって、第三実施形態は、第一実施形態の効果(a)〜(f)、(h)、(j)〜(k)、(m)〜(o)及び第二実施形態の効果(p)〜(r)を奏する。
(s)また、隙間形成部材83は、外壁833が固定コア摺動部302の内壁と摺動するよう設けられている。これにより、隙間形成部材83の姿勢を安定させることができる。
(t)また、隙間形成部材83は、隙間430と端面432と端面715との間の隙間とを連通する連通路837を有する。これにより、隙間形成部材83に対するニードル40の移動によって隙間430や端面432と端面715との間の隙間の体積が変化するとき、端面432と端面715との間の隙間の燃料は、連通路837、836を介して隙間形成部材83の外側とに出入りする。これにより、ニードル40が中心軸CA0方向に移動するときの燃料による粘性抵抗を低減することができる。したがって、ニードル40に作用する可動コア50の開弁力をさらに大きくすることができる。
(第四実施形態)
次に、本発明の第四実施形態による燃料噴射弁を図7に基づいて説明する。第四実施形態は、ニードル及び摺動部材の形状、並びに、隙間形成部材に摺動する部位が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図7には、ニードル40が弁座250から離間する方向である開弁方向、及び、ニードル40が弁座250に当接する方向である閉弁方向を図示する。
第四実施形態による燃料噴射弁4の要部断面図を図7に示す。燃料噴射弁4は、第一摺動部材91、ニードル40、隙間形成部材93などを備える。
第一摺動部材91は、鍔部43の噴孔26とは反対側に設けられている略環状の部材である。第一摺動部材91は、径方向外側の外壁911が固定コア摺動部302の内壁と摺動するよう設けられている。第一摺動部材91は、ニードル40の一部が挿通される挿通孔916を有している。挿通孔916の噴孔26側の開口を形成する第一摺動部材91の噴孔26側の端部の内縁部917は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が小さくなるよう形成されている。また、第一摺動部材91の噴孔26側の端部の外縁部912は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。
第一摺動部材91の鍔部43とは反対側は、第一スプリング31の一端が挿入される環状の溝913を有する。第四実施形態の第一摺動部材91は、挿通孔916の径方向外側に第一摺動部材91の噴孔26とは反対側と第一摺動部材71の噴孔26側とを連通する「第一流路」としての連通路918を複数有する。
ニードル40は、軸部41、シール部42、摺接部44、鍔部43、第二摺動部45、ばね座部46などから形成されている。軸部41、シール部42、摺接部44、鍔部43及び第二摺動部45は、一体に形成される。
第二摺動部45は、軸部41の鍔部43が設けられる側の端部から開弁方向に突出するよう設けられている。第二摺動部45は、略筒状の部位であって、径方向外側の外壁451と第一摺動部材91の挿通孔916の内壁とが摺動するよう設けられている。第二摺動部45は、中心軸CA0の方向に第二摺動部45を貫通する貫通孔452を有する。貫通孔452は流路400と連通する。第二摺動部45の噴孔26とは反対側の端部の外縁部454は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が小さくなるよう形成されている。
ばね座部46は、摺接部44と鍔部43との間であって軸部41の径方向外側に設けられる略環状の部位である。ばね座部46は、軸部41と一体となって往復移動可能に軸部41に固定されている。ばね座部46には、「第二付勢部材」としての第二スプリング33の一端が当接する。第二スプリング33の他端は、可動コア50の端面503に当接している。第二スプリング33は、第一実施形態と比較して連通路502を有していない可動コア50を弁座250とは反対の方向に付勢している。
本実施形態では、第二スプリング33の付勢力は、第一スプリング31の付勢力より小さくなるよう設定されている。これにより、コイル35に電力が供給されていないとき、ニードル40のシール部42は、弁座250に当接した状態、すなわち、閉弁状態となる。
隙間形成部材93は、第一摺動部材91と可動コア50との間に設けられる環状部材である。隙間形成部材93は、噴孔26側の端面931が可動コア当接面501に当接し、噴孔26とは反対側の端面932が第一摺動部材91の噴孔26側の端面915に当接するよう設けられている。隙間形成部材93は、外壁933が固定コア摺動部302の内壁と摺動するよう設けられている。
隙間形成部材93の噴孔26側の端部の外縁部934は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が大きくなるよう形成されている。また、隙間形成部材93の噴孔26とは反対側の端部の外縁部935は、噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて外径が小さくなるよう形成されている。また、隙間形成部材93の噴孔26側の端部は、隙間形成部材93の内側と外側とを連通する「第二流路」として連通路936を有している。また、隙間形成部材93は、内側に鍔部43の外壁434と形成する「第三流路」としての連通路937を有している。
隙間形成部材93の中心軸CA0方向の長さは、鍔部43の中心軸CA0方向の長さより長い。これにより、鍔部端面431と可動コア当接面501との間、または、鍔部43の端面432と第一摺動部材91の端面915との間には隙間が形成される。鍔部端面431と可動コア当接面501との間の隙間430と端面432と端面915との間の隙間とは、連通路937によって連通可能である。
第四実施形態による燃料噴射弁4は、シール部42が弁座250に当接し、かつ、第一摺動部材91の端面915と軸部41及び鍔部43とが当接しているとき、鍔部端面431と可動コア当接面501との間に隙間430を有している。これにより、ニードル40に比較的大きな開弁力を作用させることができる。また、ニードル40の鍔部43を有する側の端部は、第二摺動部45及び第一摺動部材91を介して固定コア30に案内されている。また、可動コア50は、ニードル40によって案内されている。これにより、ハウジング20との摩擦によって可動コア50の開弁方向への移動速度が遅くなることを防止することができる。したがって、第四実施形態は、第一実施形態の効果(a)〜(f)、(h)、(j)、(m)〜(o)及び第三実施形態の効果(s)〜(t)を奏する。
燃料噴射弁4では、軸部41と第二摺動部45とがニードル40として一体に形成されている。これにより、燃料噴射弁4を構成する部品の点数を低減することができる。
また、内縁部917の噴孔26側から噴孔26とは反対側に向かうにつれて内径が小さくなるよう形成されていることによって軸部41と第二摺動部45とによって形成される隅が曲面状となっていても第一摺動部材91の端面915と鍔部43の端面432とを確実に当接させることができる。これにより、軸部41と第二摺動部45とによって形成される隅の加工精度を低くすることができる。
(その他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、「第一摺動部」の噴孔側の端部の外縁部及び内縁部、「第二摺動部」の噴孔側の端部の外縁部及び噴孔とは反対側の端部の外縁部、軸部の流路の噴孔とは反対側の開口を形成する内縁部、鍔部の噴孔とは反対側の端部の外縁部は、噴孔側から噴孔とは反対側に向かうにつれて内径または外径が変化する、いわゆる、テーパ状に形成されているとした。しかしながら、テーパ状に形成されなくてもよい。
(イ)第一、二実施形態では、隙間形成部材は鍔部の内壁に摺動するとした。第三、四実施形態では、隙間形成部材は固定コアの内壁に摺動するとした。しかしながら、隙間形成部座が摺動する部位はこれに限定されない。第一、二実施形態の構成において固定コアの内壁に摺動してもよいし、第三、四実施形態の構成において鍔部の内壁に摺動してもよい。
(ウ)隙間形成部材は、端部の外縁部または内縁部が噴孔側から噴孔とは反対側に向かうにつれて内径または外径が変化する、いわゆる、テーパ状に形成されているとした。しかしながら、テーパ状に形成されなくてもよい。
(エ)上述の実施形態では、「第一摺動部」は、「第一流路」を有するとした。「第二摺動部」は、「第二流路」及び「第三流路」を有するとした。しかしながら、これらの部位または部材は、これらの流路を有していなくてもよい。
(オ)上述の実施形態では、軸部と鍔部とは一体に形成されるとした。しかしながら、別部材であってもよい。
(カ)第一〜三実施形態では、可動コアは連通路を有するとした。しかしながら、第四実施形態のように連通路を有していなくてもよい。
(キ)第一〜三実施形態では、第二スプリングは、噴孔側の一端が第一筒部材の内壁に当接するよう設けられているとした。しかしながら、第四実施形態のように、摺接部と鍔部との間であって軸部の径方向外側に固定される規制部に当接するようにしてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1、2、3、4・・・燃料噴射弁、
20 ・・・ハウジング、
200 ・・・隙間(第一隙間)、
26 ・・・噴孔、
30 ・・・固定コア、
35 ・・・コイル、
41 ・・・軸部(ニードル部)、
42 ・・・シール部(ニードル部の弁座に当接可能な端部)、
43 ・・・鍔部、
430 ・・・隙間(第二隙間)、
431 ・・・鍔部端面(鍔部の噴孔側の端面)、
44 ・・・摺接部(ニードル部)、
45 ・・・第二摺動部、
50 ・・・可動コア、
500 ・・・挿通孔、
501 ・・・可動コア当接面(可動コアの噴孔とは反対側の端面)、
61 ・・・第一摺動部、
62、72・・・第二摺動部材(第二摺動部)、
63、83、93・・・隙間形成部材、
71、91・・・第一摺動部材(第一摺動部)。

Claims (16)

  1. 燃料が噴射される噴孔(26)、及び、前記噴孔の周囲に形成される弁座(250)を有するハウジング(20)と、
    往復移動可能なよう前記ハウジングに収容され、前記弁座から離間または前記弁座に当接すると前記噴孔を開閉するニードル部(41、42、44)と、
    前記ニードル部の前記弁座に当接可能な端部(42)とは反対側の端部の径方向外側に設けられる鍔部(43)と、
    前記ハウジング内に固定される筒状の固定コア(30)と、
    前記鍔部の前記噴孔側に設けられ、前記ニードル部が挿通される挿通孔(500)を有し、外壁(505)が前記ハウジングの内壁(211、221)との間に第一隙間(200)を形成しつつ前記挿通孔の内壁が前記ニードル部の外壁(412)と摺動可能な可動コア(50)と、
    電力が供給されると前記可動コアを前記固定コア側に吸引可能なコイル(35)と、
    外壁が前記固定コアの内壁と摺動するよう前記鍔部の前記噴孔とは反対側に設けられる第一摺動部(61、71、91)と、
    外壁が前記ニードル部の内壁または前記第一摺動部の内壁と摺動するよう前記第一摺動部または前記ニードル部に設けられる第二摺動部(45、62、72)と、
    前記第一摺動部と前記可動コアとの間に設けられ、前記鍔部と前記可動コアとの間及び前記鍔部と前記第一摺動部との間の少なくとも一方に隙間を形成する隙間形成部材(63、83、93)と、
    前記第一摺動部を閉弁方向に付勢する第一付勢部材(31)と、
    前記第一付勢部材の付勢力より小さい付勢力で前記可動コアを開弁方向に付勢する第二付勢部材(32、33)と、
    を備え、
    前記ニードル部と前記弁座とが当接し、かつ、前記鍔部の前記噴孔とは反対側の端面(432)と前記第一摺動部の前記噴孔側の端面(615、715、915)とが当接しているとき、前記鍔部の前記噴孔側の端面(431)と前記可動コアの前記噴孔とは反対側の端面(501)との間には第二隙間(430)が形成されることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記第二摺動部は、前記第一摺動部または前記ニードル部と一体に形成され、外壁が前記ニードル部の内壁または前記第一摺動部の内壁に摺動することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記第二摺動部は、前記第一摺動部及び前記ニードル部とは別体に形成されており、前記第一摺動部の内壁または前記ニードル部の内壁に嵌合するよう設けられ、外壁が前記ニードル部の内壁または前記第一摺動部の内壁に摺動することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記第二摺動部は、前記噴孔とは反対側の端部の外縁部(454、724)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記第一摺動部は、前記噴孔側の端部の内縁部(717、917)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記第二摺動部は、前記噴孔側の端部の外縁部(623、723)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記第一摺動部は、前記噴孔側の端部の外縁部(612、712、912)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記ニードル部は、前記第一摺動部側の端部の内縁部(413)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  9. 前記鍔部は、前記第一摺動部側の端部の外縁部(433)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  10. 前記隙間形成部材は、内壁(633)が前記鍔部の外壁(434)と摺動、または、外壁(833、933)が前記固定コアの内壁と摺動することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  11. 前記隙間形成部材は、前記噴孔側の端部の内縁部(634)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて小さくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  12. 前記隙間形成部材は、前記噴孔側の端部の外縁部(834、934)の前記ハウジングの中心軸(CA0)に垂直な方向の大きさが前記中心軸に沿って前記噴孔側から前記噴孔とは反対側に向かうにつれて大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  13. 前記第一摺動部は、前記第一摺動部の前記噴孔側と前記第一摺動部の前記噴孔とは反対側とを連通する第一流路(614、714、718、918)を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  14. 前記隙間形成部材は、内側と外側とを連通する第二流路(636、637、836、936)を有することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  15. 前記隙間形成部材は、前記鍔部との間に前記鍔部の噴孔側と、前記噴孔とは反対側とを連通する第三流路(837、937)を有することを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  16. 前記ニードル部の前記弁座に当接可能な端部と前記鍔部との間であって前記ニードル部の径方向外側に設けられ、前記ニードル部と一体に往復移動可能なばね座部(46)を備え、
    前記第二付勢部材は、一端が前記可動コアに当接し、他端が前記ばね座部に当接するよう設けられることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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