JP2016064496A - プラスチックフィルム打ち抜き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックフィルム打ち抜き装置において、打ち抜きかす13が確実に排除されるようにする。
【解決手段】プラスチックフィルム1がオス刃2とメス刃3間に挟まれ、オス刃2およびメス刃3によってプラスチックフィルム1が打ち抜かれ、打ち抜きかす13が貫通孔6に挿入される。さらに、オス刃2によって打ち抜きかす13が押され、打ち抜きかす13がメス刃3の裏面5から突出する。さらに、真空排気源8およびエア吸入孔9によってエアが吸入され、フード7に気流14が生じ、気流14によって打ち抜きかす13が排除される。
【選択図】図1

Description

この発明は、プラスチックフィルムを打ち抜くプラスチックフィルム打ち抜き装置に関する。
たとえば、プラスチックフィルムによってプラスチック袋を製造する製袋機において、プラスチックフィルムに透孔を形成するとき、プラスチックフィルム打ち抜き装置によってプラスチックフィルムが打ち抜かれることが多い。
プラスチックフィルム打ち抜き装置では、特許文献1に記載されているように、貫通孔がメス刃に形成され、オス刃がメス刃に向かって移動し、貫通孔に挿入される。したがって、プラスチックフィルムをオス刃とメス刃間に挟み、オス刃およびメス刃によってプラスチックフィルムを打ち抜くことができ、プラスチックフィルムに透孔を形成することができる。
この場合、プラスチックフィルムが打ち抜かれたとき、プラスチックフィルムに打ち抜きかすが生じ、オス刃および打ち抜きかすが貫通孔に挿入されるが、オス刃に打ち抜きかすが付着するという問題がある。したがって、特許文献1の装置では、エア流路がオス刃に形成され、エアがエア流路から噴出し、打ち抜きかすに吹き付けられ、噴出エアによって打ち抜きかすが排除される。
しかしながら、エアをエア流路から噴出させ、打ち抜きかすに吹き付けても、打ち抜きかすがオス刃からはがれず、排除されないことがある。このため、オス刃が貫通孔から引き抜かれるとき、オス刃によって打ち抜きかすが引き出され、プラスチックフィルムに打ち抜きかすが混入することがある。
その理由は貫通孔にあるのではないかと考えられる。オス刃および打ち抜きかすが貫通孔に挿入されたとき、エアを打ち抜きかすに吹き付けても、貫通孔によって打ち抜きかすが拘束され、その動作が制限される。このため、打ち抜きかすがオス刃からはがれにくいのではないかと考えられるものである。
なお、特許文献2に記載されているように、製袋機では、普通、プラスチックフィルムが長さ方向に間欠送りされ、間欠送り毎に、プラスチックフィルムが一時的に停止しているとき、ヒートシール装置およびカッタによってプラスチックフィルムがヒートシールされ、クロスカットされ、プラスチック袋が製造される。プラスチックフィルム打ち抜き装置も同様である。プラスチックフィルムの間欠送り毎に、プラスチックフィルムが一時的に停止しているとき、プラスチックフィルム打ち抜き装置によってプラスチックフィルムが打ち抜かれる。
したがって、この発明は、プラスチックフィルム打ち抜き装置において、打ち抜きかすが確実に排除されるようにすることを目的とする。
実開平6−5898号公報 特許第3655627号公報
この発明によれば、オス刃がメス刃と組み合わされ、メス刃は表面および裏面をもつ。そして、メス刃の表面において、オス刃がメス刃に対向する。さらに、貫通孔がメス刃に形成され、メス刃の裏面において、筒状のフードが貫通孔のまわりに形成される。貫通孔はオス刃を挿入するためのものである。フードは貫通孔よりも大きい。さらに、真空排気源がフードに接続され、真空排気源によってフードが真空排気され、エア吸入孔がフードに形成される。さらに、オス刃がメス刃に向かって移動し、貫通孔に挿入され、プラスチックフィルムがオス刃とメス刃間に挟まれ、オス刃およびメス刃によってプラスチックフィルムが打ち抜かれる。したがって、打ち抜きかすが貫通孔に挿入される。さらに、オス刃によって打ち抜きかすが押され、打ち抜きかすがメス刃の裏面から突出する。さらに、真空排気源およびエア吸入孔によってエアが吸入され、フードに気流が生じ、気流によって打ち抜きかすが排除される。
好ましい実施例では、オス刃がメス刃を突き抜け、その裏面から突出し、オス刃によって打ち抜きかすが突出する。
オス刃がメス刃の裏面に達し、オス刃によって打ち抜きかすが突出するようにしてもよい。
さらに、気流によって打ち抜きかすがずれ、オス刃が貫通孔から引き抜かれるとき、打ち抜きかすがメス刃の裏面に係合し、オス刃からはがれ、排除される。
エア吸入孔をメス刃の裏面に近接させ、気流がメス刃の裏面に沿って生じるようにすることが好ましい。
さらに、エア吸入孔の幅がオス刃の幅に対応するか、またはそれよりも大きいことが好ましい。
さらに、エア吸入孔の幅が4mmであるか、またはそれよりも大きいことが好ましい。
さらに、オス刃は二股の刃先を有する。そして、オス刃の幅方向において、二股の刃先が間隔を置いて形成される。さらに、気流の方向がオス刃の厚さ方向に選定され、二股の刃先間において、エアがオス刃と打ち抜きかす間を流れる。したがって、打ち抜きかすがオス刃からはがれやすい。
エア流路をオス刃に形成し、エア供給源をエア流路に接続する。そして、エアをエア流路から噴出させ、打ち抜きかすに吹き付け、気流および噴出エアによって打ち抜きかすを排除するようにしてもよい。
気流に代えて、噴出エアによって打ち抜きかすを排除することも考えられる。
Aはこの発明の実施例を示す縦断面図、BはAのプラスチックフィルムが打ち抜かれた状態を示す縦断面図である。 Aは図1のフードの横断面図、Bは他の実施例の横断面図である。 Aは図1の打ち抜き刃の正面図、BはAの打ち抜き刃の側面図、CはAの打ち抜き刃の底面図である。 Aは図1のエア吸入孔の説明図、Bは他の実施例を示す説明図である。 Aは他の実施例を示す正面図、BはAの打ち抜き刃の側面図、CはAの打ち抜き刃の底面図である。 Aは他の実施例を示す縦断面図、Bは他の実施例を示す縦断面図、Cは他の実施例を示す縦断面図、Dは他の実施例を示す縦断面図である。
以下、この発明の実施例を説明する。
図1はこの発明にかかる装置を示す。この装置は製袋機のプラスチックフィルム打ち抜き装置であり、プラスチックフィルム1を打ち抜くためのもので、オス刃2およびメス刃3を有し、メス刃3は表面4および裏面5をもつ。そして、メス刃3の表面4において、オス刃2がメス刃3に対向する。さらに、貫通孔6がメス刃3に形成され、メス刃3の裏面5において、筒状のフード7が貫通孔6のまわりに形成される。貫通孔6はオス刃2を挿入するためのものである。フード7は貫通孔6よりも大きく、貫通孔6から間隔Sを置いて位置する。その間隔Sは貫通孔6よりも大きい。
この実施例では、メス刃3はディスク状のもので、フード7は円筒状をなし、垂直に配置される。そして、フード7の上端において、メス刃3によってフード7が閉じられる。メス刃3はフード7と一体のもので、貫通孔6はフード7と同心である。さらに、その上方にオス刃2が配置される。
オス刃2および貫通孔6は亀甲型のものである。フード7に角筒状のものを使用してもよく、他の形状のものを使用してもよい。
さらに、真空排気源8がフード7に接続され、真空排気源8によってフード7が真空排気され、エア吸入孔9がフード7に形成される。この実施例では、真空排気源8は集塵機からなり、エア吸入孔9はメス刃3の裏面5に近接する。
さらに、駆動機構10がオス刃2に連結され、駆動機構10によってオス刃2が操作され、オス刃2がメス刃3に向かって移動し、貫通孔6に挿入される。駆動機構10はエアシリンダ、モータなどのアクチュエータからなる。
さらに、エア流路11がオス刃2に形成され、エア供給源12がエア流路11に接続される。エア供給源12はコンプレッサからなる。
そして、プラスチックフィルム1がオス刃2とメス刃3間に導かれる。さらに、特許文献2に記載されているように、プラスチックフィルム1が長さ方向に間欠送りされ、間欠送り毎に、プラスチックフィルム1が一時的に停止しているとき、ヒートシール装置およびカッタによってプラスチックフィルム1がヒートシールされ、クロスカットされ、プラスチック袋が製造される。さらに、間欠送り毎に、プラスチックフィルム1が一時的に停止しているとき、駆動機構10によってオス刃2が移動し、プラスチックフィルム1がオス刃2とメス刃3間に挟まれ、オス刃2およびメス刃3によってプラスチックフィルム1が打ち抜かれる。
さらに、この装置では、プラスチックフィルム1が打ち抜かれたとき、プラスチックフィルム1に打ち抜きかす13が生じ、オス刃2および打ち抜きかす13が貫通孔6に挿入される。さらに、オス刃2によって打ち抜きかす13が押され、打ち抜きかす13がメス刃3の裏面5から突出する。さらに、真空排気源8およびエア吸入孔9によってエアが吸入され、フード7に気流14が生じ、気流14によって打ち抜きかす13が排除される。
この実施例では、オス刃2がメス刃3を突き抜け、その裏面5から突出し、オス刃2によって打ち抜きかす13が突出する。したがって、打ち抜きかす13を確実に突出させることができる。そして、気流14が打ち抜きかす13に作用し、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれ、排除される。
さらに、真空排気源8によってエアが吸入されるが、真空排気源8は集塵機からなる。したがって、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれ、落下し、集塵機に吸引され、回収される。
したがって、この装置の場合、オス刃2および打ち抜きかす13が貫通孔6に挿入されるが、打ち抜きかす13が排除されるとき、打ち抜きかす13はメス刃3の裏面5から突出する。したがって、貫通孔6内ではなく、フード7内で打ち抜きかす13が排除され、貫通孔6によって打ち抜きかす13が拘束されることはない。さらに、貫通孔6は打ち抜きかす13に対応する大きさであるが、フード7はそれよりも大きく、フード7によって打ち抜きかす13が拘束されることもなく、その動作は制限されない。この結果、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれやすく、排除されやすい。
さらに、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれなかったとしても、打ち抜きかす13が気流14を受け、気流14によって打ち抜きかす13がずれる。したがって、その後、オス刃2が貫通孔6から引き抜かれるとき、打ち抜きかす13がメス刃3の裏面5に係合し、オス刃2からはがれ、排除される。
この実施例では、エア吸入孔9はメス刃3の裏面5に近接し、気流14はメス刃3の裏面5に沿って生じる。したがって、打ち抜きかす13が気流14を受けたとき、気流14によって打ち抜きかす13がはがれやすい。はがれなかったとしても、気流14によって打ち抜きかす13がずれないことはなく、オス刃2が貫通孔6から引き抜かれるとき、打ち抜きかす13がメス刃3の裏面5に係合する。したがって、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれ、排除される。
エア吸入孔9がフード7に形成されるが、図2に示すように、その方向はフード7の半径方向である(図2A)。フード7の接線方向であってもよい(図2B)。
この装置は製袋機のプラスチックフィルム打ち抜き装置である。そして、プラスチックフィルム1によってプラスチック袋が製造されるが、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれず、排除されないとき、プラスチックフィルム1に打ち抜きかす13が混入するという問題がある。特に、製造されたプラスチック袋に食品を充填するとき、この問題は深刻である。したがって、打ち抜きかす13が確実にはがれ、排除されるようにする必要がある。
この観点に立ち、発明者は排除される打ち抜きかす13とエア吸入孔9の大きさの関係について研究し、実験した。
なお、図1の実施例では、真空排気源8に集塵機が使用され、集塵機およびエア吸入孔9によってエアが吸入されるが、エア吸入孔9が小さいほど、吸入されるエアの流速が高く、流量は小さいことは当然である。反対に、エア吸入孔9が大きいほど、吸入されるエアの流速は低く、流量は大きい。ちなみに、実験によれば、集塵機によってエアが吸入され、その負圧が2.6kPaであり、エア吸入孔9が丸孔であり、その直径が2mmであるとき、吸入されるエアの流速は47.8m/sであり、流量は9L/minであった。エア吸入孔9の直径が4mmであるとき、吸入されるエアの流速は41.1m/secであり、流量は31L/minであった。エア吸入孔9の直径が6mmであるとき、吸入されるエアの流速は27.1m/secであり、流量は46L/minであった。
そして、吸入されるエアの流速および流量が打ち抜きかす13に影響し、打ち抜きかす13が排除されるかどうか決定されると考えられるが、実験では、図3に示すように、図1の実施例と同様、オス刃2に亀甲型のものを使用した。その幅(W1)は4mmであり、厚さ(T)は2mmである。さらに、オス刃2は二股の刃先15を有し、刃先15はV字状のものである。そして、オス刃2の幅方向において、二股の刃先15が間隔を置いて形成される。さらに、エア吸入孔9によってエアが吸入され、気流14が生じるが、気流14の方向をオス刃2の幅方向ではなく、厚さ方向に選定した。この場合、二股の刃先15によってV字状のみぞが形成され、エアがV字状のみぞに沿って流れ、二股の刃先15間において、エアがオス刃2と打ち抜きかす13間を流れる。したがって、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれやすい。
さらに、実験では、まず、エア吸入孔9をフード7に形成せず、オス刃2によってプラスチックフィルム1を打ち抜き、これを計6000回繰り返した。この実験において、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれず、排除されなかったとき、製袋機内において、オス刃2の下流位置で打ち抜きかす2が落下するが、打ち抜きかす13が落下した回数は計9回に及んだ。次に、エア吸入孔9として丸孔を形成し、その直径を2mmに選定し、前回と同様、オス刃2によってプラスチックフィルム1を打ち抜き、これを計6000回繰り返したところ、打ち抜きかす13が落下した回数は計5回であった。
さらに、エア吸入孔9の直径を4mmに選定し、前回と同様、オス刃2によってプラスチックフィルム2を打ち抜き、これを計6000回繰り返したところ、打ち抜きかす13が落下した回数は1回であった。さらに、エア吸入孔9の直径を6mmに選定し、前回と同様、オス刃2によってプラスチックフィルム1を打ち抜き、これを計6000回繰り返したところ、打ち抜きかす2が落下することはなかった。念のため、再度6000回繰り返したが、やはり、打ち抜きかす2が落下することはなかった。
実験の結果、エア吸入孔9の直径が2mmのとき、流速は高いが、流量が不足し、打ち抜きかす13を排除する効果は低いことがわかった。一方、オス刃2の幅(W1)は4mmであるが、エア吸入孔9の直径が4mmであるとき、打ち抜きかす13の排除効果が高く、打ち抜きかす13が排除されないことはきわめてまれで、エア吸入孔9の直径が6mmのとき、打ち抜きかす2が排除されないことはまったくないことがわかった。
したがって、図4に示すように、オス刃2の幅(W1)に対するエア吸入孔9の幅(W2)が重要と考えられる。幅(W2)はオス刃2の幅方向のエア吸入孔9の大きさである。丸孔のエア吸入孔9の場合、幅(W2)はエア吸入孔9の直径である(図4A)。エア吸入孔9に楕円状のものを使用することも考えられ、その幅(W2)は楕円の長辺の長さであり、オス刃2の幅方向のエア吸入孔9の大きさである(図4B)。そして、エア吸入孔9の幅(W2)がオス刃2の幅(W1)に対応するか、またはそれよりも大きいとき、打ち抜きかす13を確実に排除することができるという結論が得られた。
したがって、図1の実施例でも、オス刃2は二股の刃先15を有し、刃先15はV字状に形成される。そして、オス刃2の幅方向において、二股の刃先15が間隔を置いて形成される。さらに、気流14の方向がオス刃2の厚さ方向に選定され、二股の刃先15間において、エアがオス刃2と打ち抜きかす13間を流れる。したがって、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれやすい。
さらに、図1の実施例でも、エア吸入孔9の幅(W2)が4mmであるか、またはそれよりも大きい。一方、オス刃2の幅(W1)は4mmである。したがって、エア吸入孔9の幅(W2)がオス刃2の幅(W1)に対応するか、またはそれよりも大きい。したがって、打ち抜きかす13を確実に排除することができる。
オス刃2および貫通孔6は丸型のものであってもよく、その断面は円形状であってもよい。さらに、図5に示すように、丸型のオス刃2に二股の刃先15を形成し、刃先15をV字状に形成し、気流14の方向をオス刃2の厚さ方向に選定してもよい。この場合、二股の刃先15間において、エアがオス刃2と打ち抜きかす13間を流れ、打ち抜きかす13がオス刃2からはがれやすい。そして、エア吸入孔9の幅(W2)がオス刃2の幅(W1)に対応するか、またはそれよりも大きいようにすればよい。
オス刃2は菱型であってもよく、他の形状であってもよい。
さらに、図1の実施例では、オス刃2がメス刃3を突き抜け、その裏面5から突出するようにしたものを説明したが、必ずしもその必要はない。オス刃2がメス刃3の裏面5に達し、オス刃2によって打ち抜きかす13が突出するようにしてもよい。オス刃2がメス刃3の裏面5に達しなくても、打ち抜きかす13がメス刃3の裏面5から突出するようにすれば、気流14によって打ち抜きかす13を排除することができ、問題はない。
さらに、図1の実施例では、エア供給源12がエア流路11に接続されることは前述したとおりである。したがって、エアがエア流路11から噴出し、打ち抜きかす13に吹き付けられ、気流14および噴出エアによって打ち抜きかす13がはがれ、排除される。
気流14に代えて、噴出エアによって打ち抜きかす13を排除することも考えられる。
図6に示すように、エア吸入孔9を適宜傾斜させることも考えられる(図6A)。エアがフード7の外面から内面に向かって吸入され、進行するが、その方向において、エア吸入孔9を適宜拡大することも考えられる(図6B)。反対に、エア吸入孔9を適宜縮小させることも考えられる(図6C)。この場合、フード7の内面において、エア吸入孔9の幅(W2)がオス刃2の幅(W1)に対応するか、またはそれよりも大きいようにすることが好ましい。エア吸入孔9をオリフィス状に形成してもよい(図6D)。
1 プラスチックフィルム
2 オス刃
3 メス刃
4 表面
5 裏面
6 貫通孔
7 フード
8 真空排気源
9 エア吸入孔
10 駆動機構
11 エア流路
12 エア供給源
13 打ち抜きかす
14 気流

Claims (10)

  1. 表面および裏面をもつメス刃と、
    前記メス刃の表面において、前記メス刃に対向するオス刃と、
    前記メス刃に形成され、前記オス刃が挿入される貫通孔と、
    前記貫通孔よりも大きく、前記メス刃の裏面において、前記貫通孔のまわりに形成された筒状のフードと、
    前記フードに接続され、前記フードを真空排気する真空排気源と、
    前記フードに形成されたエア吸入孔と、
    前記オス刃を前記メス刃に向かって移動させ、前記貫通孔に挿入し、プラスチックフィルムが前記オス刃とメス刃間に挟まれ、前記オス刃およびメス刃によって前記プラスチックフィルムが打ち抜かれ、打ち抜きかすが前記貫通孔に挿入され、前記オス刃によって前記打ち抜きかすが押され、前記打ち抜きかすが前記メス刃の裏面から突出するようにする駆動機構とからなり、
    前記真空排気源およびエア吸入孔によってエアが吸入され、前記フードに気流が生じ、前記気流によって前記打ち抜きかすが排除されるようにしたことを特徴とするプラスチックフィルム打ち抜き装置。
  2. 前記オス刃が前記メス刃を突き抜け、その裏面から突出し、前記オス刃によって前記打ち抜きかすが突出するようにした請求項1に記載の装置。
  3. 前記オス刃が前記メス刃の裏面に達し、前記オス刃によって前記打ち抜きかすが突出するようにした請求項1に記載の装置。
  4. 前記気流によって前記打ち抜きかすがずれ、前記オス刃が前記メス刃から引き抜かれるとき、前記打ち抜きかすが前記メス刃の裏面に係合し、前記オス刃からはがれ、排除されるようにした請求項1に記載の装置。
  5. 前記エア吸入孔を前記メス刃の裏面に近接させ、前記気流が前記メス刃の裏面に沿って生じるようにした請求項1に記載の装置。
  6. 前記エア吸入孔の幅が前記オス刃の幅に対応するか、またはそれよりも大きい請求項1に記載の装置。
  7. 前記エア吸入孔の幅が4mmであるか、またはそれよりも大きい請求項1に記載の装置。
  8. 前記オス刃は二股の刃先を有し、前記オス刃の幅方向において、前記二股の刃先が間隔を置いて形成され、前記気流の方向が前記オス刃の厚さ方向に選定され、前記二股の刃先間において、エアが前記オス刃と打ち抜きかす間を流れ、前記打ち抜きかすが前記オス刃からはがれやすいようにした請求項1に記載の装置。
  9. エア流路を前記オス刃に形成し、エア供給源を前記エア流路に接続し、エアを前記エア流路から噴出させ、前記打ち抜きかすに吹き付け、前記気流および噴出エアによって前記打ち抜きかすを排除するようにした請求項1に記載の装置。
  10. 表面および裏面をもつメス刃と、
    前記メス刃の表面において、前記メス刃に対向するオス刃と、
    前記メス刃に形成され、前記オス刃が挿入される貫通孔と、
    前記貫通孔よりも大きく、前記メス刃の裏面において、前記貫通孔のまわりに形成された筒状のフードと、
    前記オス刃に形成されたエア流路と、
    前記エア流路に接続されたエア供給源と、
    前記オス刃を前記メス刃に向かって移動させ、前記貫通孔に挿入し、プラスチックフィルムが前記オス刃とメス刃間に挟まれ、前記オス刃およびメス刃によって前記プラスチックフィルムが打ち抜かれ、打ち抜きかすが前記貫通孔に挿入され、前記オス刃によって前記打ち抜きかすが押され、前記打ち抜きかすが前記メス刃の裏面から突出するようにする駆動機構とからなり、
    エアを前記エア流路から噴出させ、前記打ち抜きかすに吹き付け、噴出エアによって前記打ち抜きかすを排除するようにしたことを特徴とするプラスチックフィルム打ち抜き装置。
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