JP2002346986A - 打抜きプレス加工用金型 - Google Patents

打抜きプレス加工用金型

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JP2002346986A
JP2002346986A JP2002135158A JP2002135158A JP2002346986A JP 2002346986 A JP2002346986 A JP 2002346986A JP 2002135158 A JP2002135158 A JP 2002135158A JP 2002135158 A JP2002135158 A JP 2002135158A JP 2002346986 A JP2002346986 A JP 2002346986A
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JP
Japan
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die
punching
hole
punch
punched
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Application number
JP2002135158A
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English (en)
Inventor
Shinji Nakano
真治 中野
Yasuo Kuboki
保夫 窪木
Osamu Miyazaki
修 宮崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打抜きカスを強制的に金型外に排出し、さら
に高速プレス加工時のカス詰まりを防止することが可能
な打抜きプレス加工用金型を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ダイブッシュ5の一端に設けた加工孔1
4の近傍にダイプレート4のパンチ対向面で外部と連通
し外気を取り入れる外気導入孔11を設けた構成とする
ことで、エアーの流れを作り、打抜きカス2を金型より
強制的に排出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス加工におけ
る打抜きカスの排出を、確実に行うことができる、打抜
きプレス加工用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の打抜きプレス加工用装置について
以下に図面を用いて説明する。
【0003】図3は同従来例において、上方向打抜きカ
スの排出方法について説明するための、プレス金型装置
の構成要部断面図であり、下型のパンチプレート36に
保持されている先端に切刃35を持つパンチ31と、上
型の伏せたL字状排出孔38を設けた上プレート34に
包合固定されたプレート33と、このプレート33に保
持されている、前記排出孔38の一端に先端出口が接続
された打抜き孔37を中心に設けたダイブッシュ32よ
り構成されている。前記ダイブッシュ32により打抜か
れた材料1の打抜きカス2は、金型外部に設置され、排
出孔38の他端に接続されている真空ポンプなど(図示
せず)により、真空圧すなわち負圧にて打抜き孔37・
排出孔38を経て金型より排出される。
【0004】図4は他の従来例において下方向打抜きカ
スの排出方法について説明するためのプレス金型装置の
構成要部断面図であり、上型(図示せず)に保持されて
いる先端に切刃54を持つパンチ41と、送出孔49を
設けたダイプレート43の中央に保持固着されている、
中心部の打抜き孔51の側面と送出孔49との間に逆流
を防ぐために鋭角とした吹出孔50を持つダイブッシュ
42より構成されている。前記ダイブッシュ42によっ
て打抜かれた材料1の打抜きカス2は、金型外部に設置
されて、接続管46を経由してダイホルダー45の中心
の排出孔53に接続されている真空ポンプなど(図示せ
ず)により、真空圧すなわち負圧にて打抜き孔51とバ
ッキングプレート44に設けた排出孔52および排出孔
53を経て金型より排出される。
【0005】なおダイホルダー45とバッキングプレー
ト44はダイプレート43と積層され固着されており、
さらにより排出を確実なものとするためにパンチ41の
先端の切刃54近くのダイブッシュ42の吹出孔50よ
り、エアー送出機構(図示せず)・流入孔47・送出孔
48・送出孔49を経由したエアーを吹き出し、打抜き
カスを吹き落とすように構成されたものであった。
【0006】また図5に示すようにパンチ41の先端よ
り送出穴39を通してエアーを吹き出す構造や、図6に
示すように打抜きカスをはらい落とすため、パンチ41
の先端に弾性材で成る例えばウレタンゴム40を接着す
る構成や、図7に示すように上下摺動自在にエジェクタ
ーピン55とスプリング56およびスクリュープラグ5
7をパンチ41の中に組み込み、打抜きカスをはらい落
とす構成などを、打抜きカス2の排出をより一層確実な
ものとするため、前記の図3あるいは図4の構成装置に
加えた構造・構成となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成・装置では、真空ポンプなどがプレス金型の外に
しか設置できないため、打抜きを行っている箇所から離
れており、プレートなどのスキマにより真空ポンプによ
る真空圧すなわち負圧が低下してしまい、打抜きカスを
完全に金型より排出することが困難であり、さらに上方
向打抜きの場合は打抜きカスを重力に対抗して上方向に
排出しなければならず下方向打抜きに比べて不利であっ
た。
【0008】また下方向打抜きのダイブッシュ42の吹
出孔50からのエアー吹き出しや、パンチ41の送出穴
39からのエアー吹き出し、ウレタンゴム40、エジェ
クターピン55などを追加させても打抜きカス排出に対
して、補助的な役割にしかなり得ず、充分に金型より打
抜きカスを排出することが困難であるという課題を有し
たものであった。
【0009】本発明は前記従来の課題を解決しようとす
るもので、上方向打抜きカスあるいは下方向打抜きカス
を強制的に金型外に排出することが可能な打抜きプレス
加工用金型を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による打抜きプレス加工用金型は、ダイブッシ
ュの空洞部にダイプレートのパンチ対向面側から外気を
とり入れる外気導入孔を設け、エアーの流れを作るよう
にし、打抜きカスを金型より強制的に排出するようにし
たものである。
【0011】この構成により上方向打抜きカスおよび下
方向打抜きカスを、打抜きカス発生箇所に近い位置で負
圧と外気導入孔からのエアー圧すなわちエアー流れによ
り、打抜きカスを強制的に金型の外へ排出することがで
きるため、バリ方向などの関係より材料を挿入しなおし
て、2面の金型にて加工することによって必要な部分の
バリ方向を指定方向にしていたものを、1面の金型にて
上方向と下方向の打抜きを行うことによって必要な部分
のバリ方向を指定通りにすることが可能となり、さらに
打抜きカスを強制的に金型より排出するため、高速の加
工でのカス詰まりの防止もでき、より高速プレス加工が
可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は同実施の形態において、打抜きカス
の排出方法について説明するために示した、上方向打抜
きプレス金型装置の構成要部断面図であり、上方向打抜
きのための、上型の上プレート3の下に固定された、ダ
イプレート4に包合保持されたダイブッシュ5と、下型
のパンチプレート12に保持された、先端に切刃13を
持つパンチ6と空洞部10の一端に設けた加工孔14に
より材料1の打抜きが完了し、打抜きカス2が空洞部1
0内の切刃13の上面にある状態を示している。
【0014】上プレート3には外部からエアーを高い圧
力すなわち高速で吹き込む、大径管部7が横方向にあけ
られており、その中央部分に小径管部8が、左右の大径
管部7の断面積より小さな断面積で設けられており、こ
の小径管部8の中央部の一端部分に打抜きカス2が通る
傾斜空洞部9が、エアーの逆流や乱流を防ぐために、小
径管部8のエアー送出方向に対して鋭角になるように設
けられており、傾斜空洞部9の他端は空洞部10の一端
に接続されている。
【0015】さらにエアーの流れを作るために、ダイブ
ッシュ5の空洞部10の一端に設けられた、パンチ6の
先端の切刃13が、挿通する加工孔14の近傍部分に、
例えば打抜きカス2よりも小さい直径の外気導入孔11
を設けて、外気を吸い込むことができるようにしてい
る。
【0016】図2は同じく、下方向打抜きプレス金型装
置の構成要部断面図であり、下型のダイホルダー23と
バッキングプレート22およびダイプレート21は積層
かつ固定されており、ダイプレート21に包合保持され
た、ダイブッシュ24と上型の(図示せず)パンチ25
と空洞部29の一端に設けた加工孔14により材料1の
打抜きが行われ、打抜きカス2が空洞部29内の切刃2
0の下面にある状態を示している。
【0017】図1と同じようにバッキングプレート22
に、外部からエアーを高い圧力すなわち高速で吹き込
む、大径管部26と小径管部27が横方向にあけられて
おり、同じく、バッキングプレート22に傾斜空洞部2
8が、ダイブッシュ24には空洞部29と外気導入孔3
0が設けられている。
【0018】前記のような構成装置において、高圧エア
ーを大径管部7あるいは大径管部26に印加することに
より、打抜きカス発生部分の近くの空洞部10あるいは
空洞部29を負圧状態にし、さらにエアーの流れを発生
させて、打抜きカス2を強制的に金型より排出すること
ができるようになる。
【0019】なお、前記実施の形態では取り数を1列取
りとしたが、2列取り、3列取りあるいはそれ以上の取
り数においても、さらに上方向、下方向の打抜きが同一
金型内にて加工する場合においても、本発明の打抜きプ
レス加工用装置により打抜きカスの排出が確実にできる
ことは言うまでもない。また、プレス加工時に発生する
粉体の排出や、横方向打抜きカスの排出もでき、打抜か
れたものが打抜きカスでなく製品とすることも可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明による打抜きプレス
加工用金型は、外気導入孔より導入したエアーの流れに
より強制的に打抜きカスを排出することができるため、
簡単な構成で上方向に下方向とほとんど同じに打抜きカ
スを排出することもでき、さらに高速プレス加工時のカ
ス詰まりの発生を防ぐことができるため、高速プレス加
工ができ、生産性の向上が可能となるという貢献度の大
きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の打抜きプレス加工用装
置における上方向打抜きプレス金型装置の構成要部断面
【図2】同他の実施の形態の打抜きプレス加工用装置に
おける下方向打抜きプレス金型装置の構成要部断面図
【図3】従来例の打抜きプレス加工用装置における上方
向打抜きプレス金型装置の構成要部断面図
【図4】同他の従来例の下方向打抜きプレス金型装置の
構成要部断面図
【図5】従来例のパンチ先端形状を示す部分断面図
【図6】他の従来例のパンチ先端形状を示す部分断面図
【図7】他の従来例のパンチの構成を示す断面図
【符号の説明】
1 材料 2 打抜きカス 3 上プレート 4 ダイプレート 5 ダイブッシュ 6 パンチ 7 大径管部 8 小径管部 9 傾斜空洞部 10 空洞部 11 外気導入孔 12 パンチプレート 13 切刃 14 加工孔 20 切刃 21 ダイプレート 22 バッキングプレート 23 ダイホルダー 24 ダイブッシュ 25 パンチ 26 大径管部 27 小径管部 28 傾斜空洞部 29 空洞部 30 外気導入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C021 FD07 3C060 AA04 BA01 BD01 BE07 BG20 4E048 AC01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工材を打抜き加工するパンチを摺動
    自在に保持するパンチプレートと対向配置されたダイプ
    レートに保持され、一端に前記パンチがはまり込む加工
    孔およびこの加工孔の近傍に前記ダイプレートのパンチ
    対向面側で外部と連通し外気を導く外気導入孔とを設け
    た打抜きプレス加工用金型。
JP2002135158A 2002-05-10 2002-05-10 打抜きプレス加工用金型 Pending JP2002346986A (ja)

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