WO2003106066A1 - ダイ及びダイ装置 - Google Patents

Abstract

ワークを打抜くためのダイ孔９を備えたダイ本体１１内に、前記ダイ孔９に連通した排出孔１３を備えた中子１５を設け、前記排出孔１３の下方向に指向して流体を噴出する複数の流体噴出口２５を前記中子１５に設けると共に、前記流体噴出口２５へ圧縮流体を流入するための流入口２７を前記ダイ本体１１に設けた構成であり、前記中子１３は樹脂により構成してあり、かつ前記排出孔は下側が大径となるテーパ孔に形成してある。そして、前記ダイ本体１１の外周面に、前記流入口２７と連通した周溝２９を設けた。

Description

明細書

ダイ及びダイ装置 技術分野

本発明は、 パンチプレスに使用 されるダイ及びダイ装 置に係 り 、 さ らに詳細には、 ノ ンチと ダイ と によってヮ ーク から打抜かれたブラ ンク ， スク ラ ップ等の打抜き片 が前記パンチと一体的に上昇する こ と （カ ス上 り ） を防 止する こ と のでき るダイ及びダイ装置に関する。 背景技術

従来、 パンチプレスにおいて、 パンチと ダイ と によつ て板状のワーク の打抜き加工を行 う と き、 パンチの上昇 時に と き と して打抜き片が一体的に上昇する こ と (力ス 上り ） が知 られている。 ワーク上面に打抜き片が上昇し た状態において続けてワ ー ク の打抜き加工を行 う と 、 目 U 記打抜き片を間に してワー ク の打抜き加工を行 う こ とが あ り 、 パンチ等が損傷する こ と がある。

そこで、 打抜き片が上昇する こ と を防止するために、 ダイ のダイ孔内に種々 の細工を施した り 、 ダイ の下方に おいて打抜き片を吸引する こ と な どが行われている。 打 抜き片を下方向に吸引する構成の先行例と して、 例えば 日本国公報の実公昭 5 2 - 5 0 4 7 5 号公報に開示され ている技術がある。 前記第 1 先行例においては、 ダイ を上面に装着したダ ィホルダーに、 前記ダィ において打抜かれた打抜き片を 落下する排出孔を設け、 こ の排出孔内に下方向に指向 し てエアーを噴出するエア孔を傾斜して設けた構成である < そ して、 前記エア孔から排出孔内にエアを下方向に指向 して噴射する こ と によ り 、 前記排出孔の上部から空気を 吸引する ものである。

上述のごと き構成においては、 エア孔の加工が難しい と共に、 エア孔の位置からダイ のダイ孔までの距離が大 き く 、 吸引効果が充分でないと い う 問題がある。

上記第 1 先行例の他、 第 2 先行例と して、 特許第 3 2 4 5 9 3 5 号公報、 第 3 先行例と して、 特開平 5 — 5 7 6 8 7 号公報に開示されている技術が存在する。

前記第 2 先行例及ぴ第 3 先行例の構成においては、 円 筒形状のダイ の周面から排出孔に至る傾斜したエアー噴 出孔は、 前記ダイ の外周面であって、 ダイ の軸心に沿つ た切断端面図で表現する と、 ダイ の軸心と平行な直線で 表わされる部分力、らカ Bェしてある。したがって、従来は、 前記エアー噴出孔の加工が厄介であ り 、 高価な構成であ る、 とい う 問題がある。 また前記エアー噴出孔が深穴加 ェの場合には、 細く 長い ドリ ルが必要であ り 、 エアー噴 出孔の加工開始時に ドリ ル先端が加工位置から逃げ易 く ド リ ルが曲って折損し易レヽと い う 問題がある。

本発明は上述の課題を解決するためになされたもので その 目 的は、 打抜き片が上昇する こ と を防止する こ と が でき るダイ及ぴダイ装置を提供する こ と にある。 発明の開示

上記目 的を達成するために本発明に基づ く 第 1 ァス ぺク トのダイ は、 以下を含む ： ワーク を打抜く ためのダ ィ孔を備えたダイ本体 ； 及び前記ダイ本体内に設け られ る 中子であって、 前記ダイ孔に連通 した排出孔を有して いる ； 上記構成において、 前記排出孔の下方向に指向 し て流体を斜めに噴出する複数の流体噴出 口 を前記中子に 設ける ； 及ぴ前記流体噴出 口へ圧縮流体を流入するため の流入口 を前記ダイ本体に設ける。

本発明に基づく 第 2 ァスぺ ク ト のダイ は、 前記第 1 ァ スぺタ ト のダイ において、 前記中子は榭脂であ り ； 及ぴ 前記排出孔は、 下側が大径と なる よ う にテーパ孔に形成 されている。

本発明に基づく 第 3 ァス ぺク ト のダイ は、 前記第 1 ァ スぺク ト又は第 2 ァスぺク トのダイ において、 前記ダイ 本体の外周面に、 前記流入口 と連通した周溝が形成され て レヽる。

本発明に基づく 第 4 ア ス ペク ト のダイ装置は、 以下を 含む ： ワーク を打抜く ためのダイ孔を備えたダイ本体 ； 及び前記ダイ本体を着脱可能に保持するため のダイ装着 孔が形成されたダィ ホルダ ； 上記構成において、 前記ダ ィ孔において打抜かれた打抜き片を下方向へ吸引する負 圧発生部を、 前記ダイ本体に設ける ； 前記負圧発生部に 4 対して圧縮流体を流入するため の流入口 を前記ダイ本体 に設ける ； 及び前記流入口 に対して圧縮流体を供給する ための流体供給孔を前記ダイ ホルダに設ける。

本発明に基づく 第 5 ァスぺク ト のダイ装置は、 前記第 4 ァスぺ ク トのダイ装置において、 前記ダイ装着孔の上 部及び下部に、 圧縮流体の漏れを防止するため の シール 部を設ける。

従って、 上記第 1 乃至第 3 ァスぺク ト のダイ並びに第 4及び第 5 ァスぺク ト のダイ装置によれば、 ダイ におけ る凹部内に樹脂製の中子を嵌合した構成である こ と によ り ダイの軽量化を図る こ と ができ る。

更に、 ダイ のダイ孔において打抜かれた打抜き片を吸 引落下するため の負圧発生部を前記ダイ孔に近接して形 成する こ と が容易であ り 、 前述 したごと き従来の問題を 解消 し得る ものである。

本発明 に基づ く 第 6 ァス ぺ ク ト のダイ は、 以下を含 む ： ダイ 孔を上部に備えたダイ本体 ； 前記ダイ本体内に 形成された排出孔であって、 前記排出孔は、 前記ダイ孔 よ り 大径である ； 及び前記ダイ本体の外周面に形成され る穿孔工具係止部 ； 上記構成において、 前記穿孔工具係 止部に、 前記排出孔の下方向へ指向 してエアーを噴出す るためのエアー噴出孔が斜めに形成されている。

本発明に基づく 第 7 ァスぺク ト のダイは、 前記第 6 ァ スぺク ト のダイ において、 前記穿孔工具係止部は、 ダイ 本体の外周面に形成した周溝の一部である。 本発明に基づく 第 8 ァスぺク ト のダイ は、 前記第 6 又 は第 7 ァスぺク ト のダイ において、 前記穿孔工具係止部 は、 ダイ本体の外周面にザダ リ 加工によって形成された 傾斜面である。

本発明に基づ く 第 9 ァス ぺ ク ト のダイ は、 以下を含 む ： ダイ孔を上部に備えたダイ本体 ； 及ぴ前記ダイ本体 内に形成された排出孔であって、 前記排出孔は、 前記ダ ィ孔よ り 大径である ； 上記構成において、 前記排出孔に 連通して前記ダイ本体に形成 した貫通穴にア ウ ターピー スを嵌合して設ける ； 及ぴ前記ア ウターピース に、 前記 排出孔の下方向へ指向 してエアーを噴出するためのエア 一嘖出孔が斜めに形成されている。

本発明に基づく 第 1 0 ア ス ペク ト のダイ は、 以下を含 む ： ダイ孔を上部に備えたダイ本体 ； 及ぴ前記ダイ本体 内に形成された排出孔であって、 前記排出孔は、 前記ダ ィ孔よ り 大径である ； 上記構成において、 前記ダイ本体 の内周面に、 穿孔工具係止部を設ける ； 及び前記穿孔ェ 具係止部に、 前記排出孔の下方向へ指向 してエアーを噴 出するためのエアー噴出孔が斜めに形成されている。

本発明に基づく 第 1 1 ァスぺク ト のダイ は、 前記第 1 0 ァスぺク ト のダイ において、 前記穿孔工具係止部は、 前記ダイ本体の内周面に形成した内周溝の一部又はザグ リ 加工部或はテーパ面である。

本発明に基づく 第 1 2 ァスぺク トのダイ は、 前記第 1 0 又は第 1 1 ァスぺク ト のダイ において、 前記エアー噴 出孔は、 前記ダイ本体の外周面から形成した連絡孔と接 続されている。

従って、 上記第 6 乃至第 1 2 ァスぺ ク ト のダイ によれ ば、 ダイ におけるダイ本体に対して傾斜したエアー噴出 孔を容易に加工する こ と ができ る ものであって、 前述し たごと き従来の問題を解消 し得る ものである。 図面の簡単な説明

図 1 は、 本発明の実施の形態に係る ダイ及びダイ装置 の断面説明図である。

図 2 は、 本発明のダイ の第 2実施形態を示す説明図で ある。

図 3 は、 本発明のダイ の第 3 実施形態を示す説明図で ある。

図 4 A及び図 4 Bは、 本発明のダイ の第 4 実施形態を 示す説明図である。

図 5 A及び図 5 B は、 本発明のダイ の第 5実施形態を 示す説明図である。

図 6 A及び図 6 Bは、 本発明のダイ の第 6 実施形態を 示す説明図である。

図 7 A及ぴ図 7 B は、 本発明のア ウターピース の説明 図である。

図 8 A、 図 8 B及ぴ図 8 Cは、 本発明のダイ の第 7 実 施形態を示す説明図である。

図 9 A及ぴ図 9 B は、 本発明のダイ の第 8 実施形態を 示す説明図である。

図 1 0 は、 本発明のダイ の第 9 実施形態を示す説明図 である。

図 1 1 は、 本発明のダイ の第 1 0 実施形態を示す説明 図である。

図 1 2 は、 本発明のダイ の第 1 0 実施形態を一部改変 した例を示す説明図である。

図 1 3 は、 本発明のダイ の第 1 0 実施形態を更に一部 改変した例を示す説明図である。

図 1 4 は、 本発明のダイ装置の第 1 1 実施形態におけ るダイ ホノレダ一 の底面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の実施の形態について図面を参照して詳 細に説明する。

図 1 を参照するに、 本発明の実施の形態に係るダイ装 置 1 は、 タ レ ッ トノ ンチプレス等の ご と き適宜のノ ンチ プ レ ス （図示省略） に取付けたダイベー ス 3 を備えてお り 、 こ のダイベー ス 3 上には複数のダイ 5 を着脱自在に 備えたダイ ホルダ 7 が着脱可能に装着 してある。

前記ダイ 5 は、 パンチ （図示省略） と協働 して板状の ワーク を打抜く ためのダイ孔 9 を上部に備えたダイ本体 1 1 内に、 上記ダイ孔 9 に連通した排出孔 1 3 を備えた 中子 1 5 を備えた構成である。 すなわち、 ダイ本体 1 1 には、 前記ダイ孔 9 に連通した大径の凹部 1 7 が形成し てあ り 、こ の凹部 1 7 内に前記中子 1 5 が嵌入してある。 前記中子 1 5 は適宜の樹脂よ り なる ものであって、 こ の中子 1 5 の下部外周面には前記凹部 1 7 の下部内周面 に形成した周溝 1 9 に係合した凸条部 2 1 が設けてあ り 、 前記凹部 1 7 から 中子 1 5 が容易に抜け出ないよ う に構 成してある。 さ らに、 前記中子 1 5 の上部外周面には周 溝 2 3形成 してあ り 、 こ の周溝 2 3 には、 複数の流体噴 出口 2 5 が連通 してある。

上記複数の流体噴出口 2 5 は排出孔 1 3 の周方向に等 間隔に設けてあ り 、 かつ前記排出孔 1 3 の下方向に指向 して圧縮空気を噴出する よ う に傾斜して設けてある。 そ して、 前記ダイ本体 1 1 には、 前記流体噴出 口 2 5 へ圧 縮空気を流入するための複数の流入口 2 7 が設けてあ り 、 かっこの流入口 2 7 に連通した周溝 2 9 が前記ダイ本体 1 1 の外周面に形成してある。なお、流体噴出 口 2 5 は、 こ の流体噴出口 2 5 から噴出 された圧縮空気が排出孔 1 3 内において旋回流と なる よ う に、 排出孔 1 3 の軸心に 対して径方向に変位した位置を指向 して圧縮空気を噴出 する構成と しても良いものである。

前記ダイ装置 1 において、 前記ダイ 5 を着脱自在に嵌 合したダイ装着孔 3 1 を備えた前記ダイ ホルダ 7 には、 前記ダイベース 3 に設けた圧縮空気供給孔 3 3 と連通 し た流体供給孔 3 5 が設けてあ り 、こ の流体供給孔 3 5 は、 前記各ダイ装着孔 3 1 に装着 した前記ダイ 5 の周溝 2 9 と対応する位置において前記各ダイ装着孔 3 1 に連通 し てある。 そ して、 前記各ダイ装着孔 3 1 の上部及ぴ下部 には、 前記ダイ装着孔 3 1 の内周面と ダイ本体 1 1 の外 周面と の間の間隙から圧縮空気が漏れる こ と を防止する ために、 シール部と して O リ ング 3 7 を設ける こ と が望 ま しい。

以上のごと き構成において、 ダイベース 3 に設けた圧 縮空気供給孔 3 3 をコ ンプ レ ッ サー等の圧力源 （図示省 略）に接続し、流体供給孔 3 5 へ圧縮空気を供給する と 、 圧縮空気はダイ本体 1 1 の流入口 2 7 から内部へ流入し 流体噴出 口 2 5 から排出孔 1 3 の下方向へ向けて圧縮空 気が噴出される。

したがって、 前記流体噴出 口 2 5 カゝら排出孔 1 3 の下 方向へ指向 して噴出される圧縮空気によって生じる下方 向への空気の流れによ り 、 ダイ孔 9 から外部の空気が吸 引 される態様と なる。 すなわち、 前記ダイ孔 9 に近接し た下側に負圧が発生する こ と と なる。 よって、 ダイ 5 上 に板状のワーク を位置決め し、 パンチ （図示省略） と ダ ィ 5 と の協働によって上記ワーク に打抜き加工を行う と ワーク からダイ孔 9 内へ打抜かれたブラ ンク， ス ク ラ ッ プ等の打抜き片は下方向へ吸引 される態様と な り 、 下方 向に吸引 され、 ダイベース 3 の排出孔 3 Hから外部へ排 出 される ものであ り 、 前記パンチの上昇時に一体的に上 昇する こ と （カス上 り ） が防止される ものである。

既に理解される よ う に、 前記実施の形態によれば、 排 出孔 1 3 内の下方向へ指向 して圧縮空気を噴出する流体 噴出口 2 5 はダイ 5 内に設けてあ り 、 こ の流体噴出 口 2 5 から圧縮空気を噴出する こ と によ る空気の流れによつ て負圧と なって外気を吸引する部分はダイ 5 のダイ孔 9 に近接する こ と と な り 、 前記ダイ 孔 9 からの打抜き片の 下方向への吸引作用を効果的に行 う こ と ができ るもので ある。

また、 前記ダイ本体 1 1 の外周面に、 流入口 2 7 と連 通した周溝 2 9 が設けてある こ と によ り 、 各流入口 2 7 への圧縮空気の供給を均等的に行 う こ と ができ る も ので ある。 そ して、 ダイ本体 1 1 の凹部 1 7 内に樹脂製の中 子 1 5 を設けた構成であるから、 ダイ 5 の軽量化を図る こ と ができ る。 さ らに、 前記中子 1 5 が樹脂製である こ と によ り 、 傾斜した流体噴出 口 2 5等の加工が容易なも のである。

さ らに、 ダイ ホルダ 7 のダイ装着孔 3 1 の上部及ぴ下 部にシール部が設けてある こ と によ り 、 ダイ装着孔 3 1 からの圧縮空気の漏れを防止でき、 圧縮空気の圧力低下 を防止でき る ものである。

と ころで、 前記各ダイ 5 は個別に使用 される ものであ つて同時に使用 される こ と はないので、 各ダイ装着孔 3 1 と流体供給孔 3 5 と を切換弁 （図示省略） を介して個 別に接続し、 使用するダイ 5 に対応して各ダイ装着孔 3 1 に圧縮空気を個別に供給する こ とが望ま しいが、 圧力 源の容量が大き く 、 各ダイ装着孔 3 1 に圧縮空気を同時 に供給しても問題を生じる こ と がない場合には、 各ダイ 装着孔 3 1 に対して圧縮空気を同時に供給する構成であ つても良いものである。

尚、 前記傾斜した流体噴出 口 2 5 の直径は、 前記流入 口 2 7 の直径よ り も小さ く 設定しても、 同 じに設定して も よい。 前記流体噴出 口 2 5 の直径を前記流入口 2 7 の 直径よ り も小さ く 設定する と 、 前記流体噴出 口 2 5 内の 圧縮空気の流速が高ま り 、 前記ダイ孔 9 からの打抜き片 の下方向への吸引作用を、 更に効果的に行 う こ とができ る ものである。

図 2 はダイ 5 の第 2 の実施形態を示すもので、 この第 2 の実施形態においては、 ダイ本体 1 1 の凹部 1 7 内に 密着した状態に嵌入した樹脂製の中子 3 9 は、 ダイ本体 1 1 に着脱可能に螺着固定した位置決めピン 4 1 及ぴダ ィ本体 1 1 に着脱可能に取付けた供給パイ プ 4 3 によ つ て固定されている。 そ して、 前記中子 3 9 の中央部には ダイ孔 9 に上部が連通 し下側が大径と なるテーパ状の排 出孔 4 5 が設けてある。

上記排出孔 4 5 内の下方向に指向 して圧縮空気を噴出 するために、 前記中子 3 9 の上部付近には排出孔 4 5 の 下方向に指向 した複数の流体噴出口 4 7 が設けてある。 なお、 こ の流体噴出 口 4 7 から噴出された圧縮空気が排 出孔 4 5 内において旋回流を生じる構成であっても良い。 そ して、 前記供給パイ プ 4 3 から供給された圧縮空気を 前記流体噴出口 4 7 へ導く ために、 前記中子 3 9 の外周 面の複数箇所には上面に至る上下方向の溝 4 9 が形成し てあ り 、 かつ中子 3 9 の上面には、 前記各溝 4 9 と前記 各流体噴出 口 4 7 と を連通する複数の連通溝 5 1 が水平 に形成してある。

このよ う に、 上面に設けた連通溝 5 1 と流体噴出 口 4 7 と を連通 した構成においては、 傾斜した流体噴出 口 4 7 の出口 を比較的高い位置に設ける こ と ができ る こ と と な り 、 よ り 効果的にカ ス上 り を防止する こ と ができ る も のである。

上記構成において、 複数箇所に設けた各供給パイ プ 4 3 の穴 4 3 Hを経て各溝 4 9 内へ圧縮空気を供給する と 、 中子 3 9 に設けた複数の流体噴出 口 4 7 から排出孔 4 5 の下方向へ指向 して圧縮空気が噴出 され、 前述同様にダ ィ孔 9 において打抜かれた打抜き片が下方向へ吸引落下 される こ と と な り 、 前述した実施形態と 同様の効果を奏 する ものである。

尚、 前記供給パイ プ 4 3 の下方の管路 4 0 を環状に形 成して、 前記各溝 4 9 に連通させる こ と によ り 前記各供 給パイ プ 4 3 を 1 本に設定する態様も可能である。

そ して、 前記排出孔 4 5 がテーパ孔に形成されている こ と によ り 、 お 出孔 4 5 の空気の流れは下部よ り も上部 側の方が高速と な り 、 ダイ孔 9 からの打抜き片の吸引落 下をよ り 効果的に行 う こ と ができ る ものである。

図 3 はダイ 5 の第 3 の実施形態を示すも ので、 こ のダ ィ 5 は、 基本的には図 1 に示したダイ と 同様の構成であ るので、 同一機能を奏する部分には同一符号を付する こ 7674

13 と と して重複した説明は省略する。 こ のダイ 5 において は、 中子 1 5 の上面と 中子 1 5 を揷入した凹部 1 7 の上 面と の間から圧縮空気が漏れるのを防止すべく 、 前記中 子 1 5 の上部に O リ ング等のシール部材 5 3 を設けたも のである。

したがって、 ダイ孔 9 の下側への空気の漏れがなく 、 上 記ダイ 孔 9 の下側に負圧部をよ り 効果的に生じせしめる こ と ができ る。

次いで、 図を参照 して本発明の第 4 の実施形態に係る ダイ について説明する。

図 4 を参照するに、 本発明の第 4 の実施形態に係るダ ィ 1 0 1 は、 ダイ孔 1 0 3 を上部に備えた円筒形状のダ ィ本体 1 0 5 内に前記ダイ孔 1 0 3 よ り も大径の排出孔 1 0 7 を備えた構成であって、 前記ダイ本体 1 0 5 の外 周面の上部側には、 エアー噴出孔 1 1 3 を加工する と き に、 エアー噴出孔 1 1 3 を加工する穿孔工具の先端部が 滑らないよ う に係止する穿孔工具係止部が形成してある。 すなわち、 前記穿孔工具係止部の一例と して、 前記ダイ 本体 1 0 5 の外周面には、 前記ダイ本体 1 0 5 の軸心側 が高く なる傾斜面 1 0 9 が形成してある。 上記傾斜面 1 0 9 を形成する構成と して、 図 4 においては、 断面形状 が円弧状 （ C形状） の周溝 1 1 1 にて例示 してある。 し かし、 周溝 1 1 1 と しては、 断面形状が V形状を呈する 構成でも良いものである。 なお、 上記周溝 1 1 1 は、 ダ ィ本体 1 0 5 の外周面の一部又は全周に形成しても良い ものである。

そ して、 前記傾斜面 1 0 9 には、 前記排出孔 1 0 7 の 下方向へ指向 してエアーを噴出するために形成した複数 のエアー噴出孔 1 1 3 の入口 が周方向に等間隔に配置し て設け られている。 前記エアー噴出孔 1 1 3 の軸心は、 前記傾斜面 1 0 9 と直交する構成である こ と が望ま しい。 よ り 正確には、 前記傾斜面 1 0 9 は断面形状が円弧状の 曲面にて例示してあるので、 前記エアー噴出孔 1 1 3 の 軸心と 断面形状が円弧状の曲面と の交点における接線と 前記エアー噴出孔 1 1 3 の軸心と が直交する構成である こ とが望ま しレヽものである。 しカゝし、 必ずしも前記接線 と軸心と が直交する必要はなく 、 許容範囲においてある 程度傾斜していても良いものである。

既に理解される よ う に、 前記エアー噴出孔 1 1 3 は、 穿孔工具係止部と しての傾斜面 1 0 9 の部分において穿 孔加工される ものであるから、 ド リ ルに推力を付与して 加工を行 う と き に先端部に生じる分力は小さ なも のであ り 、 穿孔加工を行 う 穿孔工具と して細く 長い ド リ ルを使 用 した場合であっても、 ド リ ルの先端部が傾斜面 1 0 9 に対して滑り を生じる こ と なく 係止 した態様と な り 、 穿 孔加工時に ド リ ル先端部に作用する分力によって加工位 置から ド リ ル先端部が逃げる こ と を抑制でき る こ と と な り 、 ド リ ル等の穿孔工具を折損する こ と な く エアー噴出 ，, 孔 1 1 3 の加工を容易に行 う こ と ができ る ものである。

また、 周溝と しては、 断面形状がコ字形状 （ U字形状） の溝とする こ とができ る。 この場合、 上記溝はダイ本体 1 0 5 の外周面の全周に亘つて設ける必要はな く 、 必要 な箇所にのみ設ければ足 り る ものであるが、 全周に亘っ て設けて も良いものである。 なお、 上記のごと き溝は、 ダイ本体 1 0 5 の外周面の一部を例えばフ ライ ス工具等 によ って切削する こ と によって形成する こ と ができ る も のである。

上述の ごと く 断面形状がコ字形状の溝をダイ本体 1 0 5 の外周面に形成した構成においては、 平面が交差する 角の部分に ド リ ル等の穿孔工具の先端部を位置せしめて 穿孔加工を行 う こ と によ り 、 上記 ド リ ルの先端部は先端 部に作用する分力によって滑 り を生じる こ と な く 係止さ れた態様と な り 、 ダイ本体 1 0 5 に傾斜したエアー噴出 孔 1 1 3 を容易に加工する こ と ができ る ものである。

なお、 エアー噴出孔 1 1 3 を加工する場合、 穿孔工具 と しては、 ドリ ル等の切削工具に限る こ と な く 、 例えば 細いパイ プ材を電極と して放電加工を行 う こ と によって もエアー噴出孔 1 1 3 の加工を行 う こ と ができ る もので あ り 、この場合には、電極が穿孔工具と なる ものである。

図 5 は本発明の第 5 の実施形態を示すも ので、 前述し た構成と 同一機能を奏する構成部分には同一符号を付す る こ と と して重複した説明は省略する。 こ の第 5 の実施 形態においては、ダイ本体 1 0 5 の外周面の複数箇所に、 例えばェン ドミル等のごと き回転切削工具によってザグ リ加工を行 う こ と によ り 、 前記穿孔工具係止部を形成し たものである。 すなわち、 ザダ リ 加工部 1 1 5 の底の部 分に前記傾斜面 1 0 9 に相当する傾斜面 1 1 7 を形成し た構成である。

上記構成においては、 例えばェン ド ミ ル等のごと き フ ラ イ ス工具の軸心をダイ本体 1 0 5 の軸心に対して適宜 に傾斜した状態においてダイ本体 1 0 5 の外周面にザグ リ 加工部 1 1 5 を加工する と き、 前記傾斜面 1 1 7 は平 面に形成される ものである。 したがって、 エアー噴出孔 1 1 3 を前記傾斜面 1 1 7 に直交する よ う に加工する こ と ができ、 細く 長い ド リ ルであっても先端部に分力によ る滑 り を生じる よ う なこ と がな く 、 折損を生じる こ と な く 容易に穿孔加工を行い得る ものである。 すなわち、 穿 孔工具と して の ド リ ルの先端部を滑 り を生じる こ と な く 係止した形態でもって穿孔加工を行 う こ と ができ る もの である。

図 6 は本発明に係る第 6 の実施形態を示すも ので、 前 述した構成と 同一機能を奏する構成部分には同一符号を 付する こ と と して重複した説明は省略する。 こ の第 6 の 実施形態においては、 ダイ 1 0 1 におけるダイ本体 1 0 5 の複数箇所に縦長の貫通穴 1 1 9 を形成し、 こ の貫通 穴 1 1 9 に、 図 7 に示すよ う に、 予めエアー嘖出孔 1 2 1 を斜めに加工したゴム製又は樹脂製のア ウ ターピース 1 2 3 を嵌合した構成である。

上記構成によれば、 予めエアー嘖出孔 1 2 1 を備えた 樹脂製のア ウターピース 1 2 3 を、 ダイ本体 1 0 5 に形 成 した貫通穴 1 1 9 に嵌合固定する構成であるから、 ェ ァー噴出孔 1 2 1 を備えたダイ 1 0 1 を容易に製作する こ と ができ る も のである。

なお、 前記ア ウターピース 1 2 3 が比較的軟く 加工し 易い樹脂製である場合には、 ダイ本体 1 0 5 の前記貫通 穴 1 1 9 に前記ア ウターピース 1 2 3 を嵌合固定した後 にエアー噴出孔 1 2 1 を穿孔加工する こ と も可能である。

図 8 は本発明に係る第 7 の実施形態を示すも ので、 前 述した構成と 同一機能を奏する構成部分には同一符号を 付する こ と と して重複した説明は省略する。 こ の第 4 の 実施形態においては、 ダイ本体 1 0 5 における排出孔 1 0 7 の内周面に穿孔工具係止部を備えた場合を例示する もので、 図 8 Aは、 上記穿孔工具係止部 と して前記周溝 1 1 1 に相当する内周溝 1 2 5 を形成 し、 こ の周溝 1 2 5 の部分にエアー嘖出孔 1 1 3 を加工した場合を示 し、 図 8 Bは、 穿孔工具係止部 と して形成したテーパ面 1 2 7 にエアー噴出孔 1 1 3 を形成した場合を例示する もの である。 そ して、 図 8 Cは、 前記ザダ リ 加工部 1 1 5 と 同様のザダ リ 加工部 1 2 9 を穿孔工具係止部と してダイ 本体 1 0 5 の内周面に形成し、 こ のザダリ 部 1 2 9 にェ ァー噴出孔 1 1 3 を形成した場合を例示する も のである。

上記構成においても、 エアー噴出孔 1 1 3 の穿孔加工 時に、 穿孔工具を折損する よ う な分力が作用する こ と な く 、 エアー噴出孔 1 1 3 の加工を容易に行い得る も ので ある。 図 9 は本発明に係る第 8 の実施形態を示すもので、 前 述した構成と 同一機能を奏する構成部分には同一符号を 付する こ と と して重複した説明は省略する。 こ の第 8 の 実施形態においては、 ダイ孔 1 0 3 を備えたダイチップ 1 3 1 をダイ本体 1 0 5 に備えた構成であって、 前記ダ ィチップ 1 3 1 と干渉しない位置にエアー噴出孔 1 1 3 を形成した構成である。

図 9 Aは、 穿孔工具係止部と してのテーパ面 1 2 7 に エアー噴出孔 1 1 3 を形成し、 図 9 B は、 穿孔工具係止 部と しての周溝の段部 （角部） 1 3 3 にエアー噴出孔 1 1 3 を形成 した場合を例示する ものである。

上記構成においても、 エアー噴出孔 1 1 3 の加工時に 穿孔工具を分力によって折損する よ う なこ と がな く 、 ェ ァー噴出孔 1 1 3 を容易に加工する こ と ができ る もので ある。また、ダイ チップ 1 3 1 を備えた構成であっても、 何等の問題な く エアー噴出孔 1 1 3 を加工する こ とがで き る ものである。

図 1 0 は本発明に係る第 9 の実施形態を示すも ので、 図 9 Aに示 した実施形態の一部を変形した形態を示すも のである。 こ の実施形態においては、 エアー噴出孔 1 1 3 を、 ダイ本体 1 0 5 の外周面から形成した連絡孔 1 3 5 と接続した構成である。

上記構成によれば、 エアー噴出孔 1 1 3 の径に比較し て連絡孔 1 3 5 の径を大き く でき る と共に、 エアー噴出 孔 1 1 3 の長さ を比較的短く でき 、 かつダイ本体 1 0 5 の軸心に対 してエアー噴出孔 1 1 3 の傾斜角を急傾斜に 形成する こ とが可能であ り 、 エアー噴出孔 1 1 3 から噴 出するエアーによってダイ孔 1 0 3 内の打ち抜きカスを 下方向へ吸引する効果をよ り 効果的に行 う こ と ができ る も のである。

図 1 1 は本発明に係る第 1 0 の実施形態を示すも ので、 ダイ 2 0 1 は、 周溝 2 1 1 と複数のエアー嘖出口 2 1 3 が形成されている。 そ して、 ダイ ホルダー 2 0 7 に形成 された流体供給路から前記周溝 2 1 1 を巡ってエアーが 前記エアー噴出 口 2 1 3 に流入する。 前記複数のエアー 噴出 口 2 1 の直径は、 前記ダイ ホルダー 2 0 7 に形成 された流体供給路の直径よ り も小さ く 設定されている。 従って、 前記ダイ ホルダー 2 0 7 に形成された流体供給 路から前記複数のエアー噴出口 2 1 3 に流入するエアー は流速を增加 して前記エアー噴出口 2 1 3 から噴出する。 これによ り 、 ダイ孔 2 0 3 からの打抜き片の下方向への 吸引作用を、更に効果的に行 う こ と ができ る ものである。

尚、 前記周溝 2 1 1 の断面積と前記複数のエアー噴出 口 2 1 3 の内の 1 つの断面積と の関係においても、 前記 エアー噴出口 2 1 3 の断面積が、 前記周溝 2 1 1 の断面 積よ り も小さ く 設定されたほ う が望ま しい。 つま り 、 前 記エアー噴出 口 2 1 3 の断面積を、 前記周溝 2 1 1 の断 面積よ り も小さ く 設定する こ と によ り 、 ダイ孔 2 0 3 力、 らの打抜き片の下方向への吸引作用を、 更に効果的に行 う こ と ができ る ものであ る。 図 1 2 は本発明に係る前記第 1 0 の実施形態の一部を 改変 した態様を示すも ので、 ダイ本体 3 0 5 のエアー噴 出口 3 1 3 を先端に進むに従い細 く 形成して、 ノ ズル形 状に したも のである。 こ の構成によ り 、 前記エアー噴出 口 3 1 3 の先端では、 エアーの流速が更に向上する も の である。

図 1 3 は、 本発明に係る前記第 1 0 の実施形態の一部 を更に改変 した態様を示すも ので、 ダイ本体 4 0 5 のェ ァー噴出 口 4 1 3 を先端側と周溝側と で 2 段に段差を設 けてある。 こ の形態では、 上述のエアー噴出 口 3 1 3 よ り も機械加工が容易であるにもかかわらず、 同様の効果 を奏するのである。 つま り 、 エアー噴出 口 を、 直径の比 較的大きいエアー噴出 口 4 1 3 と 、 直径の比較的小さい エアー噴出 口 4 1 5 と の二段階に形成してある。従って、 異なる径の ド リ ルを 2種類使い分けて切削加工する こ と によ り 、 前記エアー噴出口 4 1 3 、 4 1 5 を さん孔する こ と ができ る。

図 1 4 は、 本発明に係る第 1 1 の実施形態のダイ装置 のダイ ホルダー 7 を底面側から示すものである。これは、 図 1 に示すダイ ホルダー 7 の流体供給路 3 6 を一部改変 したも のである。 流体供給孔は、 流体供給孔 3 5 の両側 に、 2 つの流体供給孔 5 8 1 、 5 8 1 が形成されてレ、る。 そ して、 前記各々の流体供給孔 5 8 1 には各々のダイ の 位置まで延伸 して屈曲 した溝 5 7 5 、 5 7 5 が形成され てレヽる。 当該溝 5 7 5 、 5 7 5 は、 ダイベース 3 の上面 と密着する こ と で管路を形成する。 そ して、 その管路を 経由 して、 前記ダイホルダー 7 に形成された流体供給路 5 8 3 、 5 8 3 までエアーが進行して、 ダイ に形成され た周溝に当該エアーが流入する のである。

なお、日本国特許出願第 2 0 0 2 — 1 7 7 2 1 1 号（ 2 0 0 2年 6 月 1 8 日 出願） 及び同特許出願第 2 0 0 3 — 1 4 2 2 6 7 号 （ 2 0 0 3 年 5 月 2 0 日 出願） の全内容 が、 参照に よ り 、 本願明細書に組み込まれている。

こ の発明は前述の発明の実施の形態に限定される こ と なく 、 適宜な変更を行 う こ と によ り 、 その他の態様で実 施し得る ものである。

Claims

請求の範囲

1 . ダイ が、 以下を含む ：

ワーク を打抜く ためのダイ孔を備えたダイ本体 ； 及び 前記ダイ本体内に設けられる 中子であって、 前記ダイ 孔に連通 した排出孔を有している ；

上記構成において、 前記排出孔の下方向に指向 して流 体を斜めに噴出する複数の流体噴出口 を前記中子に設け る ； 及ぴ

前記流体噴出口へ圧縮流体を流入するための流入口 を 前記ダイ本体に設ける。

2 . 請求の範囲第 1 項のダイ において、

前記中子は榭脂であ り ； 及び

前記排出孔は、 下側が大径と なる よ う にテーパ孔に形 成されている。

3 . 請求の範囲第 1 項のダイ において、

前記ダイ本体の外周面に、 前記流入口 と連通 した周溝 が形成されている。

4 . ダイ 装置が、 以下を含む ：

ワーク を打抜く ためのダイ孔を備えたダイ本体 ； 及び 前記ダイ本体を着脱可能に保持するためのダイ装着孔 が形成されたダィ ホノレダ ； 上記構成において、

前記ダイ孔において打抜かれた打抜き片を下方向へ吸 引する負圧発生部を、 前記ダイ本体に設ける ；

前記負圧発生部に対して圧縮流体を流入するための流 入口 を前記ダイ本体に設ける ； 及び

前記流入口 に対して圧縮流体を供給するための流体供 給孔を前記ダイ ホルダに設ける。

5 . 請求の範囲第 4項のダイ装置において、

前記ダイ装着孔の上部及ぴ下部に、 圧縮流体の漏れを 防止するための シール部を設ける。

6 . ダイ が、 以下を含む ：

ダイ孔を上部に備えたダイ本体 ；

前記ダイ本体内に形成された排出孔であって、 前記排 出孔は、 前記ダイ孔よ り 大径である ； 及ぴ

前記ダイ本体の外周面に形成される穿孔工具係止部 ； 上記構成において、

前記穿孔工具係止部に、 前記排出孔の下方向へ指向 し てエアーを噴出するためのエアー噴出孔が斜めに形成さ れている。

7 . 請求の範囲第 6 項のダイ において、

前記穿孔工具係止部は、 ダイ本体の外周面に形成した 周溝の一部である。

8 . 請求の範囲第 6 項のダイ において、

前記穿孔工具係止部は、 ダイ本体の外周面にザダ リ 加 ェによって形成された傾斜面である。

9 . ダイ が、 以下を含む ：

ダィ孔を上部に備えたダイ本体 ； 及ぴ

前記ダイ本体内に形成された排出孔であって、 前記排 出孔は、 前記ダイ孔よ り 大径である ；

上記構成において、

前記排出孔に連通 して前記ダイ本体に形成 した貫通穴 にア ウターピースを嵌合して設ける ； 及び

前記ア ウターピース に、 前記排出孔の下方向へ指向 し てエアーを噴出するためのエアー嘖出孔が斜めに形成さ れている。

1 0 . ダイ は、 以下を含む ：

ダイ孔を上部に備えたダイ本体 ； 及び

前記ダイ本体内に形成された排出孔であって、 前記排 出孔は、 前記ダイ孔よ り 大径である ；

上記構成において、

前記ダイ本体の内周面に、 穿孔工具係止部を設ける ； 及び

前記穿孔工具係止部に、 前記排出孔の下方向へ指向 し てエアーを噴出するためのエアー噴出孔が斜めに形成さ れている。

1 1 . 請求の範囲第 1 0項のダイ において、

前記穿孔工具係止部は、 前記ダイ本体の内周面に形成 した内周溝の一部又はザダ リ 加工部或はテーパ面である。

1 2 . 請求の範囲第 1 0項のダイ において、

前記エアー噴出孔は、 前記ダイ本体の外周面から形成 した連絡孔と接続されている。

1 3 . ダイ が、 以下を含む ：

ワーク を打抜く ためのダイ 孔を上部に備えたダイ本体 であって、 前記ダイ本体の下部には、 前記ダイ孔に連通 した排出孔が形成されている ；

前記ダイ本体の外周に設け られる環状の周溝 ； 及び 前記ダイ本体に設けられる複数の流体噴出 口であって 前記流体噴出 口 は、 前記排出孔の下方向に指向 して流体 を斜めに噴出する よ う に傾斜している ；

上記構成において、

前記複数の流体噴出口 の各々 は、 前記周溝から前記排 出孔まで貫通 した管路である ； 及ぴ

前記流体噴出 口の断面積は、 前記環状の周溝の断面積 よ り 小さ く 設定されている。

1 4 . ダイ装置が、 以下を含む ワーク を打抜く ためのダイ孔を上部に備えたダイ本体 であって、 前記ダイ本体の下部には、 前記ダィ孔に連通 した排出孔が形成されている ；

前記ダイ本体を着脱可能に保持するためのダイ装着孔 が形成されたダィ ホルダ ；

前記ダイ ホルダに形成される流体供給孔であって、 圧 縮流体を前記ダイ本体側に供給する流体供給孔 ； 及び 前記ダイ本体に設け られる複数の流体噴出 口であって 前記流体噴出 口 は、 前記流体供給孔から供給される圧縮 流体を前記排出孔の下方向に指向 して斜めに噴出する ； 上記構成において、

前記流体噴出 口 の断面積は、 前記ダイ ホルダに形成さ れた前記流体供給孔の断面積よ り 小さ く 設定されている

1 5 . ダイ が、 以下を含む ：

ワーク を打抜く ためのダイ孔を備えたダイ 本体 ； 及び 前記ダイ本体内に設け られる中子であって、 前記ダイ 孔に連通 した排出孔を有している ；

上記構成において、 前記排出孔の下方向に指向 して流 体を斜めに噴出する複数の流体噴出 口 を前記中子に設け る ；

前記流体噴出口へ圧縮流体を流入するための流入口 を 前記ダイ本体に設ける ； 及ぴ

前記流体噴出口 の断面積は、 前記ダイ本体に設け られ た前記流入口 の断面積よ り 小さ く 設定されている。

1 6 . ダイ が、 以下を含む ：

ワーク を打抜く ためのダイ孔を上部に備えたダイ本体 であって、 前記ダイ本体の下部には、 前記ダイ 孔に連通 した排出孔が形成されている ； 及び

前記ダイ本体に設け られる複数の流体噴出口であって . 前記流体噴出 口 は、 前記ダィ本体側に供給される圧縮流 体を前記排出孔の下方向に指向 して斜めに噴出する よ う に傾斜してレ、る ；

上記構成において、

前記流体噴出口 の断面積は、 流体供給口 の断面積よ り 小さ く 設定されている。

1 7 . ダイ が、 以下を含む ：

ワーク を打抜く ためのダイ孔を上部に備えたダイ本体 であって、 前記ダイ本体の下部には、 前記ダイ孔に連通 した排出孔が形成されている ； 及ぴ

前記ダイ本体に設け られる複数の流体噴出口であって 前記流体噴出 口は、 前記ダイ本体側に供給される圧縮流 体を前記排出孔の下方向に指向 して斜めに噴出する よ う に傾斜している ；

上記構成において、

前記流体噴出口 の断面積は、 前記圧縮流体を前記ダイ 本体側に供給するために、 前記ダイ本体を着脱可能に保 持するダイ ホルダに形成された流体供給口 の断面積よ り