JP3349756B2 - パンチングプレス - Google Patents

パンチングプレス

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JP3349756B2
JP3349756B2 JP08985993A JP8985993A JP3349756B2 JP 3349756 B2 JP3349756 B2 JP 3349756B2 JP 08985993 A JP08985993 A JP 08985993A JP 8985993 A JP8985993 A JP 8985993A JP 3349756 B2 JP3349756 B2 JP 3349756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンチングプレスに
係り、更に詳細には、パンチ,ダイを支承する金型ホル
ダを一体的に設け、パンチ、ダイの同芯度を確保したパ
ンチングプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパンチングプレスの金型ホルダと
しては、金型選択を行なうために、上下に分割されたタ
レット式ホルダや、基部はボルト等により固定されてい
るが、先端は扇型に開いているホルダ、あるいは上下の
フレームは一体構造であるC形形状のフレーム内部に
X,Y軸方向のワーク位置決め装置が装着されていると
共に、前記フレームの先端に設けたパンチホルダとダイ
ホルダとの間隙が広く開いている構造が採用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチングプレスで、パンチ,ダイの上下同芯を精
度良く保持するには、上下が分離されたタレット式ホル
ダでは、分離した状態で回転するので精度を良好に保持
することが困難である。また、扇型ホルダでは、見かけ
は固定しているが、固定支持部に対し扇型に開いた金型
ホルダ部が大きく、プレス加工時の負荷、振動に対して
変形が生じ易く精度保持が困難であった。更に、C型を
した一体構造のフレームに設けられたパンチホルダ、ダ
イホルダでは、C型フレームが外部熱により熱変位が生
じ易く、パンチとダイの同芯精度を精度良く保持するこ
とは困難であった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、パンチ、ダイを備えた金型ホルダを一体化し固
定することにより、パンチ、ダイの同芯度の精度向上を
図ったパンチングプレスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ワークを支持するテーブルとワークを
把持してX,Y軸方向へ移動自在なワーク位置決め装置
とを備えたパンチングプレスにして、パンチングプレス
のフレームに、複数のパンチとダイを支承して一体的に
形成した金型ホルダを設け、前記各パンチ直上にストラ
イカを設け、この各ストライカを押圧するラムシリンダ
をX,Y軸方向へ移動自在に設け、前記金型ホルダに設
けたダイを支承するダイホルダとダイとの間に弾性変形
部材を設け、この弾性変形部材を介してダイをダイホル
ダに固定する流体圧作動のダイ固定装置を設けると共
に、ダイ下部にカス上り防止用のエアーブロー装置を設
けてパンチングプレスを構成した。
【0006】また、前記パンチプレスにおいて、前記ワ
ークを支持するテーブル内、センタテーブルを複数個に
分割した分割テーブルとし、各分割テーブルは独立して
設けられ、前記ワーク位置決め装置のY軸方向への移動
と共に分割テーブルを上下させる上下移動装置を設けた
り、前記ワーク位置決め装置がX,Y軸方向へ移動する
ためのガイド部材のガイド部を、U型一体構造とするこ
と、あるいは前記ダイ下部にカス上り防止用のエアーブ
ロー装置を設けてなることが望ましいものである。
【0007】
【作用】この発明のパンチングプレスを採用することに
より、複数のパンチとダイを備えた金型ホルダを一体的
に形成し、この金型ホルダをパンチングプレスのフレー
ムに設け、各パンチの直上にストライカをそれぞれ設け
て、このストライカを選択して所望するストライカを
X,Y軸方向へ移動自在なラムシリンダにより押圧して
パンチング加工が施される。このため、金型ホルダに設
けたパンチとダイとの隙間はせまくでき、十分な強度を
持たせることができるのでパンチとダイの同芯度は確保
される。
【0008】また、ダイを支承するダイホルダとダイと
の間に弾性変形部材が介装され、流体圧作動のダイ固定
装置により弾性変形部材を収縮せしめてダイを強固にダ
イホルダに固定するので、ダイの移動がなくパンチとダ
イの同芯度は確保される。
【0009】更に、ダイの下部にはエアーブロー装置が
設けられ、カス上りは防止される。なお更に、ワークを
支持するテーブルの内、センタテーブルを分割し分割テ
ーブルとし、ワーク位置決め装置がY軸方向へ移動する
際、分割テーブルがワーク位置決め装置に当接しないよ
う、上下方向へ分割テーブルを移動自在としたので、ワ
ークは分割テーブル上を常時平面的に載置される。
【0010】更に、前記ワーク位置決め装置のX,Y軸
方向へ移動するためのガイド部材のガイド部は、一体U
型構成となっている。このため、組付精度の向上と部品
点数の低減が図られる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図9および図10を参照するに、パンチン
グプレス1は、C型形状をした本体フレーム3を備えて
なり、この本体フレーム3の一部を構成する下部フレー
ム5には、ワークWを支持するセンタテーブル7が設け
てある。このセンタテーブル7の左右(図10において
左右側)両側にはワークWを支持する可動テーブル9が
設けてあり、一対の可動テーブル9はY軸方向(図9に
おいて左右方向)へ移動自在となっている。
【0013】前記センタテーブル7,可動テーブル9に
支持されたワークWのX軸方向(図10において左右方
向)、Y軸方向の移動位置決めを行なうため、ワーク位
置決め装置11が設けてある。より詳細には、前記可動
テーブル9にはワーク位置決め装置11の一部を構成す
るキャレッジベース13がX軸方向へ延伸して設けてあ
り、このキャレッジベース13にはワークWを把持する
クランプ装置15を備えたキャレッジ17が設けられ、
このキャレッジ17はX軸方向へ延伸したX軸送りネジ
19に螺合され、X軸送り用モータ21の駆動によりキ
ャレッジ17はX軸方向へ移動されることになる。
【0014】また、前記可動テーブル9と一体的に設け
たキャレッジベース13には、Y軸送りネジ23が螺合
され、Y軸送り用モータ25の駆動によりキャレッジベ
ース13はY軸方向へ移動されることになる。
【0015】上記構に成より、X軸送り用モータ21,
Y軸送り用モータ25を適宜に駆動せしめることによ
り、ワーク位置決め装置11のクランプ装置15にて把
持されたワークWはX,Y軸方向へ移動し、所望する加
工位置に位置決めすることができる。
【0016】前記下部フレーム5の先端上面に金型ホル
ダ27が固定して設けられていて、この金型ホルダ27
はC型形状を成したフレーム29にて構成され、このフ
レーム29の上部フレーム31に複数列にして複数個の
パンチPと、このパンチPを打撃するストライカ33が
複数列にして複数個配設されている。また、フレーム2
9の下部フレーム35には前記パンチPと相対してダイ
Dが装着されている。なお、前記ストライカ33は上部
フレーム31上に設けたブラケット37に支承されてい
る。
【0017】一方、ストライカ33の直上にはラムシリ
ンダ39がX軸方向へ移動自在に設けられている。より
詳細には、図11を併せて参照するに、本体フレーム3
の一部を構成する上部フレーム41の先端側上部近傍に
X軸方向へ延伸してラムシリンダ移動用送りネジ43が
設けられている。このラムシリンダ移動用送りネジ43
は、ラムシリンダX軸移動用モータ45(図11参照)
より例えばタイミングベルトとプーリ等の回転部材47
を介して回転される。
【0018】前記上部フレーム41に一体的に支持ブロ
ック49が設けられ、この支持ブロック49の下面に設
けたガイドブロック51に係合してラムキャリア53が
X軸方向へ移動自在に装着されている。そして、このラ
ムキャリア53に設けたナット部材55が前記ラムシリ
ンダ移動用送りネジ43に螺合している。また、ラムキ
ャリア53の下部にY軸方向へ延伸したガイドブロック
57が設けられ、このガイドブロック57にラムシリン
ダ39が垂設され、ラムシリンダ39は流体圧作動のシ
リンダ59によりY軸方向へ移動自在となっている。
【0019】前記ラムシリンダ39は、既に公知の構成
であり詳細な図示と説明を省略するが、流体圧作動によ
りラムシリンダ39のピストンロッド61を上下動させ
る構成である。なお、符号62は制御盤である。
【0020】上記構成により、ラムシリンダ39は前記
ストライカ33の直上に位置し、所望のストライカ33
の位置へ位置決めするため、ラムシリンダX軸移動用モ
ータ45を駆動せしめ、回転伝達部材47を介してラム
シリンダ移動用送りネジ43を回転させ、ラムシリンダ
39をX軸方向へ移動させる。そしてシリンダ59を作
動せしめラムシリンダ39を所望するストライカ33の
列に位置決めして、ラムシリンダ39を作動せしめピス
トンロッド61によりストライカ33を押圧し、ストラ
イカ33を介してパンチPを打撃しワークWに所望のパ
ンチング加工が施される。
【0021】次に、本実施例の主要部である金型ホルダ
27とセンタテーブル7とワーク位置決め装置11のガ
イド部材について、更に詳細に説明する。
【0022】金型ホルダ27は、図1および図2を参照
するに、前述したごとく金型ホルダ27はC型形状を成
したフレーム29の上部フレーム31に複数列(本実施
例では2列)にして複数個のパンチPが設けられ、フレ
ーム29の下部フレーム35には、パンチPと相対して
ダイDが装着されている。
【0023】パンチPは、上部フレーム31に係止され
たパンチホルダ63にパンチガイド部材65を介して装
着されていて、パンチPの構成は既に公知の構成のもの
であるため詳細な図示と説明を省略する。
【0024】更に、パンチPの上部には金型ホルダ27
の上部フレーム31上に設けたブラケット37に、パン
チPのそれぞれの上部に当接するストライカ33が設け
られている。このストライカ33はブラケット37に形
成した円筒穴67内を上下に移動自在となっており、ス
トライカ33の下部にストッパプレート69が設けられ
ていると共に、ストライカ33の上端に形成したフラン
ジ部33Aとブラケット37との間にコイルスプリング
のごとき弾機71が装着され、常時ストライカ33を上
方向に付勢している。
【0025】なお、ストライカ33の上下方向には図示
を省略したが穴が貫通していて、この穴を介してパンチ
Pにエアーを供給し金型冷却およびカス落しが行なわれ
る。上記構成により、ラムシリンダ39の作動により選
択されたストライカ33を押圧し、パンチPを打撃して
ワークWに所望のパンチング加工が施される。このた
め、複数設けた金型の選択が容易にでき、ワークWの移
動範囲も小さくなり、且つ、ストライカ33は円筒穴6
7でガイドされているためパンチPを垂直に打撃できる
ので、パンチPとダイDのクリアランスに片寄りが生ず
ることがない。更にパンチPの交換はパンチホルダ63
が片側より組付け取外しが可能で、交換が簡単にでき
る。
【0026】前記金型ホルダ27の下部フレーム35に
設けたダイDは、一体化されたダイホルダ73に装着さ
れ、このダイホルダ73はホルダ部73Aと支持ブロッ
ク73Bとが一体的となって構成されていて、支持ブロ
ック73B内には円筒状の筒75が装着され、ホルダ部
73A内にはダイ固定装置77を介してダイDが設けら
れている。なお、複数列(本実施例では2列)に設けた
ダイDの手前側のダイDは上下移動可能となり、前記下
部フレーム35に形成した切欠部79内に設けた楔体8
1A,81Bの押し引きにより前記筒75を上下に移動
するよう構成されている。
【0027】上記構成により、ダイホルダ73を一側に
より組込み、離脱することができ、ダイ交換を簡単化す
ると共に楔体81A,81Bを操作することにより筒7
5を介して前列側のダイDを上下動させる。上下方向の
ダイDを動かす理由は、前記ワーク位置決め装置11の
クランプ装置15の下爪部が後列のダイDに近づくと、
前列のダイDと干渉するために、この前列のダイDを下
げて干渉をさけ加工範囲を拡大するためである。
【0028】前記ダイ固定装置77は図2を参照する
に、前記筒75の上面にダイケース83が設けられ、ダ
イケース83の底部には抜き穴85が複数設けられてい
ると共に、ダイケース83の内面にキー溝87が形成さ
れ、このキー溝87にダイDに係止したピン89が挿入
され、ダイDの回り止めとなっている。更に、ダイケー
ス83の外周には弾性変形部材91として一部薄肉部9
1Aとなったブッシュが装着され、弾性変形部材91は
前記ホルダ部73A内に組込まれている。なお、符号9
3はシール部材である。なお更に、前記弾性変形部材9
1の薄肉部91Aが形成する流体圧室95に連通する圧
力流体路97がホルダ部73Aに穿設されている。
【0029】上記構成により、図示を省略したが機外に
設けた圧力流体発生源より圧力流体として例えば油圧を
圧力流体路97を経て流体圧室95内へ供給すると、弾
性変形部材91の薄肉部91Aは内側へ弾性変形し、ダ
イD,ダイケース83,ダイホルダ73のホルダ部73
Aとの間の隙間を零に締め付けることができる。なお、
流体圧の供給はパンチ信号と同期しており、パンチPに
より打抜き作業が行なわれるとき、すなわち、ダイDの
固定が必要なときに流体圧が供給されるように制御され
ている。このため、ダイDの中心がくるうことなくダイ
Dの固定ができる。
【0030】前記筒75には、エアーブロー装置99が
設けられている。すなわち、筒75の外周より内部に向
って傾斜したノズル穴101Aが複数個所に形成され、
図示を省略したが機外に設けた圧縮空気源よりダイホル
ダ73の支持ブロック73Bに設けた流路101Bを経
てノズル穴101Aから圧縮空気が筒75の内部に噴出
される。なお、圧縮空気の供給、停止はパンチPと作動
と同期している。
【0031】上記構成により、打抜きが始まると同期し
て圧縮空気が供給され、ノズル穴101Aより噴出した
圧縮空気はダイD内部の気圧を低下させ抜きカスを下方
へ排出することができる。このため、抜きカスがパンチ
側に引かれてダイD上に乗るカス上りが防止できると共
に、パンチPの動作と同期しているためエアー消費量を
減少させることができる。
【0032】上述したごとく、金型ホルダ27を一体化
してパンチングプレス1の本体フレーム3の下部フレー
ム5上に設け、金型ホルダ27に装着されたパンチPと
ダイDの隙間を最小とし、パンチPを打撃するストライ
カ33を別置きのブラケット37に形成した円筒穴67
内に挿着し、ダイDをダイ固定装置77にて固定せしめ
た。このため、パンチPとダイDの同芯度を確実に保持
することができる。
【0033】次に、前記センタテーブル7について詳細
に説明する。
【0034】図3乃至図6を参照するに、センタテーブ
ル7はY軸方向に分割された複数個の分割テーブル10
3A〜103Dで構成されている。なお、本実施例では
4個に分割したが、個数を限定するものではない。この
各分割テーブル103A〜103Dは同一構成のもので
あるから、一つの分割テーブル103Aについて構成を
説明する。図4に詳細が示されているごとく、本体フレ
ーム3の下部フレーム5に支柱105が設けられ、この
支柱105に支壁107がボルト等により固着されてい
る。
【0035】支壁107の側面にはテーブル取付ブラケ
ット109が固着されていて、図5および図6に詳細が
示されているごとく、テーブル取付ブラケット109に
は、分割テーブル103Aの下面より垂下した支持棒1
11が装着され、この支持棒111にはコイルスプリン
グのごとき弾機113が巻装され、分割テーブル103
Aは常時上方向へ付勢されている。更に、上下移動装置
115として支壁107に揺動自在にボルト等に装着さ
れた第1リンク117が設けられ、この第1リンク11
7の片端には軸119を介して第2リンク121が揺動
自在に装着されている。
【0036】この第2リンク121の両端にはカムフォ
ロワ123を支承するカムフォロワ用軸125が設けら
れ、このカムフォロワ軸125に連結軸127が設けら
れて、連結軸127の他端は分割テーブル103Aを貫
通した皿ビス129が螺合し、分割テーブル103Aは
連結軸127に固着している。
【0037】一方、分割テーブル103Aの両側に設け
られた可動テーブル9は、図4に詳細が示されているご
とく、左右の可動テーブル9はキャレッジベース13に
一体的に設けられ、可動テーブル9の下部には複数個の
カムフォロワ131が設けられ、このカムフォロワ13
1は下部フレーム5に設けたガイドレール133を挾
み、ガイドレール133上をY軸方向へ可動テーブル9
は走行自在となっている。この可動テーブル9の内面側
と上部近傍にドグ135がブラケット137を介して設
けられている。なお、ドグ135の取付位置は、ワーク
位置決め装置11のクランプ装置15の下爪15Aの先
端に分割テーブル103Aが当らない位置、すなわち、
ドグ135にてカムフォロア123を押し下げ分割テー
ブル103Aを下降させる位置に設けるものとする。
【0038】上記構成により、ワーク位置決め装置11
のクランプ装置15にてワークWを把持し、ワークWに
パンチング加工をすべく加工位置へワークWを移行させ
ると、ワーク位置決め装置11と共にY軸方向へ移行す
る可動テーブル9に設けたドグ135にて、最初の分割
テーブル103Aに設けた上下移動装置115を構成す
る一部材であるカムフォロワ123を下方向へ押圧す
る。カムフォロワ123の下降により第1リンク11
7,第2リンク121を介して弾機113の弾撥力に抗
して分割テーブル103Aを下降させるので、クランプ
装置15の下爪15Aは分割テーブル103Aに当接す
ることなくY軸方向へ移行が可能となる。
【0039】このように順次分割テーブル103B,1
03C,103Dを下降させることにより、ワークWを
把持したクランプ装置15を加工位置へ近ずけることが
できる。
【0040】このため、従来のセンタテーブルは、テー
ブル上面に多数のフリーベアリングを装着して、ワーク
をフリーベアリングで支承していたので、特にワークが
軟質材とか薄板の場合では、フリーベアリングが無い所
では垂れ下ってしまい、加工時に寸法のくるいが生じて
いた。この不都合を解消したものであり、分割テーブル
103A〜103Dの高さを一定とし、平面上をワーク
Wをすべらすためにワークの垂れ下がりが無く、加工精
度の向上を図ることができる。
【0041】次に、前記ワーク位置決め装置11のガイ
ド部材について、更に詳細に説明する。
【0042】図7および図8を参照するに、ワーク位置
決め装置11としてキャレッジベース13がX軸方向へ
延伸して設けられ、このキャレッジベース13内にキャ
レッジ17がX軸送りネジ19に螺合して設けられ、こ
のX軸送りネジ19の回転によりキャレッジ17はキャ
レッジベース13上をX軸方向へ移動自在となってい
る。
【0043】このキャレッジベース13とキャレッジ1
7との摺動部は、図8に詳細が示されているごとく、ガ
イド部材であるキャレッジベース13はU型形状を一体
構造のもので、内面に設けた複数個の鋼球139が転動
するガイド部141Aは研磨仕上げされている。前記鋼
球139を介して装着されたキャレッジ17のガイド部
141Bも同様に研磨仕上げがなされている。なお、上
述したガイド部材としてのキャレッジベース13と同一
構成でワーク位置決め装置11をY軸方向へ移動させる
ためのガイド部材として図7に示されているごとく、キ
ャレッジベース13の下部に設けた摺動子143と、こ
の摺動子143が摺動してY軸方向へ移動するガイドベ
ース145とが設けられているが、その構成は前述した
キャレッジベース13とキャレッジ17との組み合せと
同一であるため説明を省略する。上記構成により、従来
のキャレッジベースはガイドとベース材という2部品で
構成されているが、本実施例ではU型一体構成で摺動部
を研磨仕上げしたことにより、部品点数の削減と組み立
て精度の向上が図られ、円滑な移行とワークWの精度良
い位置決めが可能となる。
【0044】上述したごとく、金型ホルダ27をU型一
体構造としパンチPとダイDとの隙間を最小としたこと
により、パンチPとダイDの同芯度を確保することがで
き、また、センタテーブル7を複数に分割し、ワーク位
置決め装置11のクランプ装置15のY軸方向への移動
につれて分割テーブル103を順次下降させ、クランプ
装置15との干渉を避け、ワークWを水平に保持したた
め、加工精度の向上を図ることができる。更に、ワーク
位置決め装置11のガイド部材であるキャレッジベース
13およびガイドベース145を一体構造とし、各ガイ
ド部141A、141Bを研磨仕上げしたことにより精
度の良いワーク位置決めを可能にすることができる。
【0045】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。例えば、本実施例で
は、パンチングプレス7の本体フレーム3をC型形状と
して説明したが、一体構成の門型フレームでも、両端を
タイロッドで結合した門型フレームでも可能であり、セ
ンタテーブル7を分割テーブル103A〜103Dとし
上下移動自在に設けた構成、および、ワーク位置決め装
置11のキャレッジベース13の構成は、パンチングプ
レス1を対象とするものでなく、他の機種にも採用が可
能である。
【0046】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、一体的に形成した金型ホ
ルダをパンチングプレスのフレームに設け、金型ホルダ
にパンチとダイを装着し、ダイを固定する固定装置とカ
ス上り防止のエアーブロー装置を設けたので、パンチと
ダイとの隙間を小さくでき、パンチとダイの支持部を強
固にしたので、パンチとダイの同芯度を確実に保持する
ことができる。
【0047】また、センタテーブルを分割してワーク位
置決め装置のY軸方向への移動に伴って上下動自在に設
けたので、ワークを常に水平に保持することができ加工
精度の向上を図ることができる。
【0048】更に、ワーク位置決め装置のガイド部材を
一体構成としたことにより、ワークの位置決め精度と部
品点数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、金型ホルダの断面図
である。
【図2】図1におけるII矢視部の拡大断面図である。
【図3】この発明の主要部を示し、センタテーブルの側
面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った拡大断面図であ
る。
【図5】図3におけるV矢視部の拡大側面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】この発明の主要部を示し、図9におけるVII 矢
視部の拡大側面図である。
【図8】図7におけるキャレッジをキャレッジベースへ
組み込んだ断面説明図である。
【図9】この発明を実施する一実施例のパンチングプレ
スの概略構成を示す側面説明図である。
【図10】図9の左側より見た正面説明図である。
【図11】図9におけるXI矢視部の拡大側面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 パンチングプレス 3 本体フレーム 5 下部フレーム 7 センタテーブル 9 可動テーブル 11 ワーク位置決め装置 13 キャレッジベース 27 金型ホルダ 33 ストライカ 39 ラムシリンダ 73 ダイホルダ 77 ダイ固定装置 91 弾性変形部材 99 エアーブロー装置 103A〜103D 分割テーブル 115 上下移動装置 141 ガイド部 145 ガイドベース P パンチ D ダイ W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B21D 43/00 B21D 43/00 K (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 28/04 B21D 28/24 B21D 28/34 B21D 37/14 B21D 43/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを支持するテーブルとワークを把
    持してX,Y軸方向へ移動自在なワーク位置決め装置と
    を備えたパンチングプレスにして、パンチングプレスの
    フレームに、複数のパンチとダイを支承して一体的に形
    成した金型ホルダを設け、前記各パンチ直上にストライ
    カを設け、この各ストライカを押圧するラムシリンダを
    X,Y軸方向へ移動自在に設け、前記金型ホルダに設け
    たダイを支承するダイホルダとダイとの間に弾性変形部
    材を設け、この弾性変形部材を介してダイをダイホルダ
    に固定する流体圧作動のダイ固定装置を設けてなること
    を特徴とするパンチングプレス。
  2. 【請求項2】 前記ワークを支持するテーブルの内、セ
    ンターテーブルを複数個に分割した分割テーブルとし、
    各分割テーブルは独立して設けられ、前記ワーク位置決
    め装置のY軸方向への移動と共に分割テーブルを上下さ
    せる上下移動装置を設けてなることを特徴とする請求項
    1記載のパンチングプレス。
  3. 【請求項3】 前記ワーク位置決め装置がX,Y軸方向
    へ移動するためのガイド部材のガイド部を、U型一体構
    造としたことを特徴とする請求項1記載のパンチングプ
    レス。
  4. 【請求項4】 前記ダイ下部にカス上り防止用のエアー
    ブロー装置を設けてなることを特徴とする請求項1記載
    のパンチングプレス。
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