JP2016053348A - 内燃機関の排気管バルブシステム - Google Patents
内燃機関の排気管バルブシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016053348A JP2016053348A JP2014180298A JP2014180298A JP2016053348A JP 2016053348 A JP2016053348 A JP 2016053348A JP 2014180298 A JP2014180298 A JP 2014180298A JP 2014180298 A JP2014180298 A JP 2014180298A JP 2016053348 A JP2016053348 A JP 2016053348A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- exhaust
- pipe valve
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/04—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning exhaust conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N13/00—Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
- F01N13/08—Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/1065—Mechanical control linkage between an actuator and the flap, e.g. including levers, gears, springs, clutches, limit stops of the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/08—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
- F02D9/10—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
- F02D9/109—Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps having two or more flaps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2240/00—Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being
- F01N2240/36—Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being an exhaust flap
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2390/00—Arrangements for controlling or regulating exhaust apparatus
- F01N2390/02—Arrangements for controlling or regulating exhaust apparatus using electric components only
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2390/00—Arrangements for controlling or regulating exhaust apparatus
- F01N2390/08—Arrangements for controlling or regulating exhaust apparatus using mechanical components only, e.g. actuated manually
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2590/00—Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines
- F01N2590/04—Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for motorcycles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
【課題】構成の簡素化を図りつつ、排気系に対する優れた制御性能を実現する内燃機関の排気管バルブシステムを提供する。
【解決手段】複数の排気管バルブとこれらの排気管バルブの開閉操作を行うための操作手段であるアクチュエータユニット13とを有し、操作手段は、ワイヤケーブル14,15を介して複数の排気管バルブにそれぞれ接続され、それらを開閉する少なくとも2つの操作部である第1プーリ18及び第2プーリ19を備え、少なくとも1つの操作部は、操作手段の所定の作動範囲においてそのケーブルを動作させない非作動領域を持つ。
【選択図】図6
【解決手段】複数の排気管バルブとこれらの排気管バルブの開閉操作を行うための操作手段であるアクチュエータユニット13とを有し、操作手段は、ワイヤケーブル14,15を介して複数の排気管バルブにそれぞれ接続され、それらを開閉する少なくとも2つの操作部である第1プーリ18及び第2プーリ19を備え、少なくとも1つの操作部は、操作手段の所定の作動範囲においてそのケーブルを動作させない非作動領域を持つ。
【選択図】図6
Description
本発明は、例えば自動二輪車等の車両の内燃機関であるエンジンにおいて、エキゾーストパイプ内の排気制御を行う排気管バルブシステムに関するものである。
この種の車両において排気管の途中に排気管バルブを設け、排気通路を開閉することで排気効率を向上するようにした排気制御装置が配置される。例えば特許文献1には排気管に排気制御弁を設け、排気性能を向上しようとするものが開示されている。
自動二輪車等において排気管に、エンジンの異なる回転域で作動する2つの排気管バルブを設けることも可能である。従来、通常ではこのように2つの排気管バルブを設ける場合、それらの排気管バルブは電子制御されたアクチュエータによってそれぞれ駆動される。このように2つの排気管バルブをエンジン回転数に応じたより適正な排気制御が可能になる。
従来では、例えば上述の例のように2つの排気管バルブを設ける場合、各排気管バルブの駆動制御のために独立したアクチュエータを設けていた。このように複数のアクチュエータを設けると、装置構成が複雑化するばかりかコストも大幅に増加せざるを得ない。
本発明はかかる実情に鑑み、構成の簡素化を図りつつ、排気系に対する優れた制御性能を実現する内燃機関の排気管バルブシステムを提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の排気管バルブシステムは、排気管の中間部に設けられた排気管バルブを開閉することで、排気管内の排気流量を調節する内燃機関の排気管バルブシステムであって、複数の前記排気管バルブとこれらの排気管バルブの開閉操作を行うための操作手段とを有し、前記操作手段は、ケーブルを介して複数の前記排気管バルブにそれぞれ接続され、それらを開閉する少なくとも2つの操作部を備え、少なくとも1つの操作部は、前記操作手段の所定の作動範囲においてそのケーブルを動作させない非作動領域を持つことを特徴とする。
また、本発明の内燃機関の排気管バルブシステムにおいて、前記操作部の非作動領域において、該操作部とそのケーブルとの接続が遮断されることを特徴とする。
また、本発明の内燃機関の排気管バルブシステムにおいて、前記非作動領域を持つ前記操作部とは別の操作部は、前記操作手段の全作動範囲においてそのケーブルを常時動作させることを特徴とする。
本発明によれば、開閉制御されるべき制御対象部位である排気管バルブを各別に制御するのではなく、単一のアクチュエータで制御する構造としたことにより、装置の部品点数を削減して装置構成を簡素化すると共に、コストダウンを図ることができる。
以下、図面に基づき、本発明による内燃機関の排気管バルブシステムにおける好適な実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る自動二輪車100の側面図である。先ず図1を用いて、自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、図1を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
図1は、本発明に係る自動二輪車100の側面図である。先ず図1を用いて、自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、図1を含め、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
図1において、鋼製あるいはアルミニウム合金材でなるメインフレーム101の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された左右一対のフロントフォーク103が設けられる。これらのフロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105を有する。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されると共に、前輪106上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106には、これと一体回転するブレーキディスク108が付設される。
メインフレーム101はステアリングヘッドパイプ102の後部に接続され、更に後方に向けて左右一対が二又状に分岐し、それぞれが後下がりに傾斜して延出する。メインフレーム101の後部付近から、後上りに適度に傾斜してシートレール101Aが延出し、後述するシートを支持する。なお、メインフレーム101やシートレール101Aにより車体フレームが構成される。また、メインフレーム101の後部にはスイングアーム109が揺動可能に結合すると共に、両者間にリヤショックアブソーバ110が装架される。スイングアーム109の後端には後輪111が回転可能に支持される。後輪111は、後述するエンジンの動力を伝達するチェーン112が巻回されたドリブンスプロケット113を介して、回転駆動されるようになっている。後輪111の直近周囲にはその前上部付近を覆うインナフェンダ114が設けられると共に、そのインナフェンダ114の上方にはリヤフェンダ115が配置される。
メインフレーム101に搭載されたエンジンユニット116(図1、点線部)には、図示しない燃料供給装置からの燃料とエアクリーナからの空気とが混合されてなる混合気が供給される。エンジン内での燃焼後の排気ガスがエキゾーストパイプ117を通って排気される。本実施形態において、エンジンは例えば4サイクル多気筒、典型的には4気筒エンジンであってよい。それぞれの気筒のエキゾーストパイプ117はエンジンユニット116の下側にて結合し、その後車両右側に後部付近に支持されたマフラ118から排気される。
また、エンジンユニット116の上方には燃料タンク119が搭載され、燃料タンク119の後方にシート120が連設される。このシート120は、ライダシート120Aとタンデムシート120Bとを含む。ライダシート120A及びタンデムシート120Bに対応して、フートレスト121及びフートレストもしくはピリオンステップ122が配置される。なお、この例では車両左側において、前後方向略中央下部に図示しないプロップスタンドを有している。
更に図1において、123はヘッドランプ、124はスピードメータ、タコメータあるいは各種インジケータランプ等を含むメータユニット、125はステー126を介してハンドルバー104に支持されるバックミラーである。
車両外装において、フェアリング127及びサイドカウル128によって車両の主に前部及び側部が覆われ、車両後部にはサイドカバーあるいはシートカウル129が被着し、これらの外装部材により所謂、流線型を有する車両の外観フォルムが形成される。
なお、図1に示されるようにドーム状もしくは甲羅状を呈する燃料タンク119は、メインフレーム101の上側全体を上部から蓋うようにメインフレーム101上に搭載支持される。更にエンジンユニット116の上側には、吸気装置に清浄空気を供給するためのエアクリーナ130が配置される。エアクリーナ130によって清浄化された空気は吸気装置によって吸気され、その後図1のようにインテークパイプ131内にて燃料が混合され、混合気としてエンジンユニット116に供給される。
次に、図2及び図3は、この実施形態におけるエンジンユニット116まわりの具体的な構成例を示している。この例では並列4気筒としたエンジンユニット116において、前傾して配置されたシリンダブロック132の上側にシリンダヘッド133及びシリンダヘッドカバー134が順に結合し、一方、シリンダブロック132の下方にはクランクケース135が一体的に結合する。また、クランクケース135の下部にはオイルパン136が付設される。なお、エンジンユニット116の気筒配列は、左から右に向けて♯1気筒、♯2気筒、♯3気筒及び♯4気筒とする。エンジンユニット116は複数のエンジンマウントを介してメインフレーム101に懸架されることでメインフレーム101と一体的に結合し、それ自体でメインフレーム101の剛性部材として作用する。
ここで、♯1気筒のエキゾーストパイプ117と♯2気筒のエキゾーストパイプ117が合流部137で合流し、♯3気筒のエキゾーストパイプ117と♯4気筒のエキゾーストパイプ117が合流部138で合流する。更に、合流部137及び合流部138が相互に合流することで、♯1〜♯4気筒の4本のエキゾーストパイプ117がオイルパン136の略左下方にて単一の集合管139に集合する。集合管139は接続パイプ140を介してマフラ118に接続される。後述するように集合管139には、本発明の排気管バルブシステムに係る排気管バルブが装着される。
また、♯1及び♯4気筒の左右両端のエキゾーストパイプ117(117A,117D)が連通管141を介して相互に連通する。この連通管141は、これら左右両端のエキゾーストパイプ117の後側に水平に架け渡される。♯2及び♯3気筒のエキゾーストパイプ117(117B,117C)が連通管142を介して相互に連通する。この連通管142は、♯2及び♯3気筒のエキゾーストパイプ117の間に挟まれるように架け渡され、連通管141に対して斜め前上方に位置して配置される。後述するように連通管141及び連通管142には、本発明の排気管バルブシステムに係る排気管バルブが装着される。
上述のようにエキゾーストパイプ117(117A〜117D)から合流部137及び合流部138を経て、集合管139から接続パイプ140を介してマフラ118に至る排気系が構成される。そして、この排気系の排気制御を行うべく排気制御装置10を含んでなる排気管バルブシステムを備える。排気制御装置10はかかる排気系おける異なる部位にて排気制御を行う少なくも2種類の排気管バルブを有し、これらの排気管バルブを単一のアクチュエータにより開閉駆動する。
本実施形態において、本発明の適用部位はエキゾーストパイプ117と集合管139とし、具体的な制御対象として図4のように集合管139には排気管バルブ11(第1の排気管バルブ)が装着され、また、図5のように連通管141及び連通管142には排気管バルブ12(第2の排気管バルブ)が装着される。そして、これらの適用部位の排気制御を行うアクチュエータユニット13を備える。この例ではアクチュエータユニット13はメインフレーム101、より具体的には図2に示されるように左側のメインフレーム101を利用して、これに搭載支持される。アクチュエータユニット13は後述するように、これらの排気管バルブ11,12の開閉操作を行うための本発明の操作手段として機能し、ワイヤケーブル14,15を介して複数の排気管バルブ11,12にそれぞれ接続され、それらを開閉する少なくとも2つの操作部を備える。排気管バルブ11を回転駆動することで集合管139を開閉制御し、排気管バルブ12を回転駆動することで連通管141及び連通管142を開閉制御することができるようになっている。
更に、アクチュエータユニット13について具体的に説明する。図6はアクチュエータユニット13の斜視図、図7はその側面図、図8はその正面図である。アクチュエータユニット13において、本体16上には回転軸17のまわりに回転可能に支持され、本発明の操作部として機能する第1プーリ18及び第2プーリ19を有し、これら第1プーリ18及び第2プーリ19によってワイヤケーブル14,15を巻き取るようになっている。第1プーリ18及び第2プーリ19のそれぞれ外周部にはワイヤケーブル14,15を巻回するためのガイド溝18a,19aが形成されている。本体16には駆動源である例えばステッピングモータが内蔵され、車載のECUによりエンジン回転数等との関係で該ステッピングモータが制御されるようになっている。これにより第1プーリ18及び第2プーリ19が所定タイミング、方向及び量(角度)で回転駆動される。
第1プーリ18に巻回されるワイヤケーブル14は2本1組で構成される。この場合、図9(A),(B)に示すようにワイヤケーブル14の端子20はそれぞれ第1プーリ18の係止穴21に保持される。組をなすワイヤケーブル14の2本のうち一方が巻き取られると、他方が繰り出されるようになっている。
集合管139に装着された排気管バルブ11は、図4のように回転軸22により回転可能に支持される。回転軸22の詳細図示については省略するが、その一端側に従動プーリ23が取り付けられ、アクチュエータユニット13の作動によりこの従動プーリ23が回転制御される。なお、図4のようにワイヤケーブル14の他方の端子24が従動プーリ23の係止穴(図示せず)に保持されるようになっている。また、従動プーリ23にはリターンスプリング25が付帯しており、その弾力により回転軸22を排気管バルブ11の閉じ方向に付勢している。
第2プーリ19に巻回されるワイヤケーブル15は、図9(C)に示すようにその端子26が第2プーリ19の係止穴27に保持される。ここで、係止穴27は第2プーリ19の周方向に沿って所定長さを有する長穴として形成され、端子26は係止穴27の長方向の両端部間で相対的に移動可能である。
前述したように連通管141及び連通管142に排気管バルブ12が装着され、また、図5に示されるように連通管141及び連通管142の間に跨って連結パイプ28が設けられ、この連結パイプ28内に回転軸29が回転可能に軸支される。連通管141及び連通管142にそれぞれ装着された排気管バルブ12は、回転軸29上に取り付けられる。つまり、2つの排気管バルブ12は単一の回転軸29により同軸に配置支持され、同期タイミングで作動するようになっている。回転軸29の詳細図示については省略するが、その一端側、この例では連通管141側に従動プーリ30が取り付けられ、アクチュエータユニット13の作動によりこの従動プーリ30が回転制御される。なお、図4に示されるようにワイヤケーブル15の他方の端子31が従動プーリ30の係止穴(図示せず)に保持される。また、従動プーリ30にはリターンスプリング32が付帯しており、その弾力により回転軸29を排気管バルブ12の閉じ方向に付勢している。
次に、本発明の排気管バルブシステムにおける排気制御装置10による排気制御の具体例を説明する。ここで、排気管バルブ11及び排気管バルブ12の基本動作において、集合管139の排気管バルブ11は、エンジン始動時の最低開度が所定開度に設定されている。この最低開度はエンジン仕様等によっても異なり、ある程度自由度を持つ。一方、排気管バルブ12はエンジン始動時には全閉しており、エンジン始動後、所定のエンジン回転数で次第に開いくようになっている。
エンジン始動後、図10(A)のようにアクチュエータユニット13の回転軸17が駆動され、第1プーリ18及び第2プーリ19とも矢印α(回転角度も意味する)のように回転する。本実施形態において、エンジン出力(PS)は例えば図11に示す例のようにエンジン回転数(低中速域I及び高速域II)(Ne)に応じて変化する。このようなエンジン出力特性に対応させてアクチュエータユニット13を駆動し、これにより排気管バルブ11,12が開閉される。エンジン回転の低中速域Iにおいて排気管バルブ11は第1プーリ18の回転でワイヤケーブル14を介して、初期の最低開度から角度α回転して全開し、即ち開度100%になる。
この間、ワイヤケーブル15の端子26が第2プーリ19の係止穴27内で実質的に静止しており、第1プーリ18及び第2プーリ19が角度α回転後、図10(B)のように係止穴27の一端側(第2プーリ19の回転方向後方側)に当接する。更に、アクチュエータユニット13の回転軸17が駆動され、この状態から第1プーリ18及び第2プーリ19とも矢印β(回転角度も意味する)のように回転する。エンジン回転の高速域IIにおいて、図10(C)のように排気管バルブ12は第2プーリ19の回転でワイヤケーブル15を介して開き始めると共に、排気管バルブ11は全開状態に維持される。
本発明において、一方の操作部である第1プーリ18はアクチュエータユニット13の全作動範囲においてワイヤケーブル14を常時動作させる。他方の操作部である第2プーリ19は、アクチュエータユニット13の所定の作動範囲(角度α)においてワイヤケーブル15との接続が遮断され、つまりワイヤケーブル15を動作させない非作動領域を持つ。
このように本発明によれば、特別な操作手段の動作制御や特定の操作部の動作を制限するためのストッパ機構等を設けることなく、この例では2つの排気管バルブ11,12をそれぞれ段階的に容易且つ的確に制御することができる。このため簡素な構成でありながら、適時に適量の排気流量調節が可能になり、エンジンでの燃焼状態を有効に改善できて出力及び燃料性能等を向上することができる。また、複数の排気管バルブ11,12を単一のアクチュエータユニット13により操作可能であるため、装置の部品点数を減らして整備性や生産性等を向上する等の効果がある。
上述のようにエンジン回転数に応じて排気管バルブ11,12の開度を制御する。これらの排気管バルブ11,12を開閉する際の開閉速度は、アクチュエータユニット13のステッピングモータの駆動制御によって、遅速を適宜調整することができる。また、特に第2プーリ19の係止穴27の大きさ(長さ)や位置等は適宜変更可能であり、本例では排気管バルブ12の開閉タイミング等を必要に応じて設定可能である。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態では制御対象として2つの排気管バルブ11,12を制御する場合を説明したが、上記と同様に構成された第3、第4のプーリを増設することで第3、第4の制御対象を設定することも可能である。
また、本発明の排気制御装置は、2気筒あるいは4気筒以上の多気筒エンジンに対しても適用可能である。
上記実施形態では制御対象として2つの排気管バルブ11,12を制御する場合を説明したが、上記と同様に構成された第3、第4のプーリを増設することで第3、第4の制御対象を設定することも可能である。
また、本発明の排気制御装置は、2気筒あるいは4気筒以上の多気筒エンジンに対しても適用可能である。
10 排気制御装置、11,12 排気管バルブ、13 アクチュエータユニット、14,15 ワイヤケーブル、16 本体、17 回転軸、18 第1プーリ、19 第2プーリ、20 端子、21 係止穴、22 回転軸、23 従動プーリ、24 端子、25 リターンスプリング、26 端子、27 係止穴、28 連結パイプ、29 回転軸、30 従動プーリ、31 端子、32 リターンスプリング。
Claims (3)
- 排気管の中間部に設けられた排気管バルブを開閉することで、排気管内の排気流量を調節する内燃機関の排気管バルブシステムであって、
複数の前記排気管バルブとこれらの排気管バルブの開閉操作を行うための操作手段とを有し、
前記操作手段は、ケーブルを介して複数の前記排気管バルブにそれぞれ接続され、それらを開閉する少なくとも2つの操作部を備え、
少なくとも1つの操作部は、前記操作手段の所定の作動範囲においてそのケーブルを動作させない非作動領域を持つことを特徴とする内燃機関の排気管バルブシステム。 - 前記操作部の非作動領域において、該操作部とそのケーブルとの接続が遮断されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気管バルブシステム。
- 前記非作動領域を持つ前記操作部とは別の操作部は、前記操作手段の全作動範囲においてそのケーブルを常時動作させることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気管バルブシステム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014180298A JP2016053348A (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 内燃機関の排気管バルブシステム |
DE102015114355.0A DE102015114355A1 (de) | 2014-09-04 | 2015-08-28 | Abgasrohrventilsystem eines Verbrennungsmotors |
US14/842,159 US9863328B2 (en) | 2014-09-04 | 2015-09-01 | Exhaust pipe valve system of internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014180298A JP2016053348A (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 内燃機関の排気管バルブシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016053348A true JP2016053348A (ja) | 2016-04-14 |
Family
ID=55358608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014180298A Pending JP2016053348A (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 内燃機関の排気管バルブシステム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9863328B2 (ja) |
JP (1) | JP2016053348A (ja) |
DE (1) | DE102015114355A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWD213968S (zh) * | 2020-08-28 | 2021-09-11 | 伊戈爾 阿克拉波維奇 | 消聲器 |
TWD215164S (zh) * | 2020-08-28 | 2021-11-11 | 伊戈爾 阿克拉波維奇 | 消聲器 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6443674A (en) | 1987-08-08 | 1989-02-15 | Shimizu Construction Co Ltd | Vertical movement vibration-damping mechanism in large span frame |
JP4537556B2 (ja) | 2000-03-31 | 2010-09-01 | 本田技研工業株式会社 | 排気制御弁 |
JP4015353B2 (ja) | 2000-03-31 | 2007-11-28 | 本田技研工業株式会社 | 排気制御弁 |
JP2011064105A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
JP5895577B2 (ja) * | 2012-02-14 | 2016-03-30 | スズキ株式会社 | エンジンの排気制御装置 |
JP2014180298A (ja) | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Seiko Epson Corp | 指アシスト装置 |
-
2014
- 2014-09-04 JP JP2014180298A patent/JP2016053348A/ja active Pending
-
2015
- 2015-08-28 DE DE102015114355.0A patent/DE102015114355A1/de not_active Ceased
- 2015-09-01 US US14/842,159 patent/US9863328B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20160069278A1 (en) | 2016-03-10 |
DE102015114355A1 (de) | 2016-03-10 |
US9863328B2 (en) | 2018-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1880934B1 (en) | Motorcycle | |
US10526982B2 (en) | Internal combustion engine with supercharger for saddle-ride type vehicle | |
JP4717586B2 (ja) | 燃料噴射式エンジン、及びこれを備える自動二輪車 | |
JP5091062B2 (ja) | 車両用エンジン | |
JP2008088877A (ja) | V型内燃機関の吸気装置 | |
JP2015098220A (ja) | 自動二輪車の吸気ダクト装置 | |
WO2018163909A1 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP5874527B2 (ja) | 自動二輪車の吸気制御装置 | |
JP2014066158A (ja) | 可変気筒エンジンの排気装置 | |
JP2016053348A (ja) | 内燃機関の排気管バルブシステム | |
JP5625631B2 (ja) | エンジンのスロットル装置 | |
JP6149705B2 (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
JP5895577B2 (ja) | エンジンの排気制御装置 | |
JP5915209B2 (ja) | 内燃機関の潤滑構造 | |
JP2011025763A (ja) | 自動二輪車 | |
JP6551132B2 (ja) | エンジンの排気制御装置 | |
JP7241236B2 (ja) | 鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置 | |
JP2013204512A (ja) | エンジンのスロットル装置 | |
JP2009243303A (ja) | 内燃機関のスロットルボディ構造 | |
KR100856984B1 (ko) | 내연기관의 감압장치 | |
JP2000344168A (ja) | 自動二輪車におけるラジエータのフィラーネック取付構造 | |
JP2005273611A (ja) | スロットル装置及び自動二輪車 | |
JP5691695B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
JP2013155647A (ja) | 3次元カム用カムハウジング構造 | |
JP2014125919A (ja) | 自動二輪車の吸気系 |