JP7241236B2 - 鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両、特に鞍乗型車両に搭載された内燃機関の吸気装置に関する。
内燃機関の吸気通路において、スロットル弁の下流側に、2分割された吸気通路の一方側への吸気供給をコントロールして、燃焼室内の混合気にタンブル渦を発生させるタンブルコントロール弁を加えた吸気装置が、例えば下記特許文献1に示されている。
しかし、下記特許文献1においては、横断面が円形断面をなす吸気通路を平板状の仕切部材で2分割しており、タンブル渦を発生させるための吸気を送給するタンブル通路の横断面が半円形であり、吸気速度を上げるためには改良の余地があった。
また、タンブル通路の横断面を管路抵抗の少ない円形断面としたものが、例えば下記特許文献2に示されている。
しかし、下記特許文献2のものは、タンブル通路の入口の周囲にタンブルコントロール弁が設けられるためタンブル通路の入口の円形の横断面の大きさが限られ、タンブル通路への吸気量に制約が生じる恐れがあった。
日本国特開2016-07206号公報(図4、図7、図11~図13) 日本国特許6268604号公報(図2、図4、図6)
本発明は、かかる従来技術に鑑み成されたものであって、
スロットル弁に加えタンブルコントロール弁等の吸気制御弁を備え、吸気通路にタンブル通路を設けた鞍乗型車両用内燃機関において、タンブル通路への吸気の確保と吸気速度の向上が図れる吸気装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、
内燃機関の燃焼室への吸入空気が通過する吸気通路に設けられ、任意の開度に制御されて吸入空気量を制御するスロットル弁と、同スロットル弁より下流側に設けられ、通路方向に沿って主通路とタンブル通路とに分割された前記吸気通路の前記主通路の通路断面を開閉して、前記主通路への吸気供給を制御するタンブルコントロール弁とを備えた鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置において、
前記吸気通路は、内部を通路方向に二分する仕切壁を備え、前記タンブル通路は、下流端側の横断面が下流端まで円弧状の前記仕切壁によって円形断面に画成され、上流端の横断面が直線状の前記仕切壁で前記円形断面の径よりも最大径が大径の半円形状に画成され、前記上流端の横断面の断面面積が、下流端側の横断面の断面面積よりも大きいことを特徴とする鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置である。
上記構成によれば、
吸気通路全体の横断面形状を大径化することなく、タンブル通路の上流端の横断面の断面面積が確保されて、タンブル通路への吸気の流入流量を確保できるとともに、下流端側のタンブル通路の横断面が管路抵抗の少ない円形断面なので、タンブル通路を流れる吸気の流速を増加させることができ、タンブル性能が向上する。
本発明の好適な実施形態によれば、
前記タンブル通路の横断面は、前記上流端の半円形状の横断面から前記下流端側の円形断面の横断面まで通路方向に沿って徐々に変形して連続している。
そのため、タンブル通路において、半円形状の横断面から円形断面の横断面まで徐々に横断面が変形して、断面面積が絞られることで、吸気抵抗増加を極力抑えながら流速を増加させることができる。
本発明の好適な実施形態によれば、
前記タンブル通路は、前記下流端側の所定長さの範囲の横断面が下流端まで円形断面である。
そのため、円形断面のタンブル通路を下流端までの所定長さ設けることで、整流区間を設けたこととなり、吸気が整流され吸気性能が向上する。
本発明の好適な実施形態によれば、
前記タンブルコントロール弁のタンブル弁板は、前記主通路の横断面を全て塞ぐ半円形状に構成される。
そのため、タンブルコントロール弁が、主通路側を確実に閉じることができるため、タンブル通路側への吸気流量を確保できる。
本発明の好適な実施形態によれば、
シリンダ軸線方向視で、前記吸気通路の下流端の中心延長仮想線が、シリンダ中心を指向しないものにおいて、前記タンブル通路は、下流端の中心延長仮想線がシリンダ中心に指向するように、湾曲している。
そのため、タンブル通路を通過して燃焼室に流入する吸気を、シリンダ中心に向けて導けるので、燃焼室の中央にタンブル流を起こすことができ、タンブル性能が向上する。
本発明の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置によれば、
吸気通路全体の横断面形状を大径化することなく、タンブル通路の上流端の横断面の断面面積が確保されて、タンブル通路への吸気の流入流量を確保できるとともに、下流端側のタンブル通路の横断面が管路抵抗の少ない円形断面なので、タンブル通路を流れる吸気の流速を増加させることができ、タンブル性能が向上する。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 図1中の自動二輪車に搭載された内燃機関の右側面断面図である。 図1中III-III矢視による自動二輪車の中央要部の平面断面図である。 図3中IV矢視による、燃料タンク、シート、リヤサイドカバーを外し、タンブル弁装置、スロットルボディ、コネクティングチューブの周辺を、右側方斜め上方から見た自動二輪車の中央要部の右側斜視図である。 図2に示される主通路6Aとタンブル通路6Bとに仕切られた吸気通路6をなす吸気ポート43の空間自体を、物体のごとく表現した、その断面図である。 図2中VI-VI矢視による、吸気通路に沿う、スロットルボディ、タンブル弁装置およびシリンダヘッドの平面断面図である。 図2中VII-VII矢視による、スロットルボディ、タンブル弁装置およびシリンダヘッドを後方上部から見た断面斜視図である。
図1から図7に基づき、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置につき説明する。
本実施形態において内燃機関は鞍乗型車両に搭載されており、本実施形態において鞍乗型車両は自動二輪車である。
なお、本明細書および請求の範囲の記載における前後左右上下等の向きは、本実施形態の内燃機関を搭載した自動二輪車等鞍乗型車両の、車両の向きに従うものとする。また、図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、UPは車両上方を、それぞれ示す。
図1は本発明の実施形態に係る自動二輪車1の右側面図である。
図2は、図1中の自動二輪車1に搭載された内燃機関の右側面断面図である。
自動二輪車(本発明における「鞍乗型車両」)1の車体フレーム2は、前端を構成するヘッドパイプ20と、ヘッドパイプ20から後下がりに延出した後、湾曲して更に下方へ延出する垂下部21aを有する一本のメインフレーム21と、メインフレーム21の湾曲部から後方へ延出する左右一対のシートレール22と、ヘッドパイプ20から車幅中央を下方に延出する一本のダウンフレーム23と、メインフレーム21の垂下部21aの下部に取り付けられた左右一対のピボットプレート24と、ピボットプレート24から後上がりに延出しシートレール22の車両前後方向略中央部に接続する左右一対のリヤフレーム25とを備えている。
ヘッドパイプ20には、下部に前輪11を支持するフロントフォーク12が回動自在に取り付けられ、メインフレーム21には、燃料タンク13が取り付けられる。ピボットプレート24には、スイングアーム14が上下に揺動自在に支持される。また、シートレール22には、シート15や左右一対のリヤサイドカバー10aが取り付けられる。
ヘッドパイプ20の前方には、ヘッドライトやフロントウインカ等を一体に備えたフロントカウル10bが支持される。フロントフォーク12の下部には、前輪11を上方から覆うフロントフェンダ10cが支持される。スイングアーム14は、後端部に後輪16を回転可能に支持する。スイングアーム14の後部には、リヤクッションユニット17の下端が取り付けられ、リヤクッションユニット17の上端は、リヤフレーム25とシートレール22との接続部近傍に取り付けられる。
シート15は、運転者と同乗者が着座可能な前後に長い二人用タンデムシートに形成されている。ピボットプレート24の下部には、自動二輪車1を駐車するためのサイドスタンド19と図示しないセンタースタンド、運転者が足を置くステップ18A、および同乗者が足を置くピリオンステップ18Bを支持するステップブラケット18C等が取り付けられる。
ダウンフレーム23の下部にはエンジンハンガ26が固着され、エンジンハンガ26と、左右一対のピボットプレート24とによって、内燃機関3と変速機5とを一体に備えたパワーユニット4が支持される。
内燃機関3は、クランク軸31を収容するクランクケース30と、クランクケース30の上部にシリンダ軸線Xをやや前傾して締結されるシリンダ部32を備える。
シリンダ部32は、クランクケース30側から、シリンダブロック33、シリンダヘッド34、ヘッドカバー35を備えて構成される。
内燃機関3は、側面視でメインフレーム21とダウンフレーム23とによって囲まれる領域内に配置される。
シリンダブロック33は、やや前傾して立ち上がるようにしてクランクケース30に取り付けられ、クランクケース30の前部がエンジンハンガ26に支持され、クランクケース30の後部がピボットプレート24に支持される。
シリンダヘッド34の後面には、タンブル弁装置7を介してスロットルボディ8が接続され、スロットルボディ8の上流にコネクティングチューブ85を介してエアクリーナ86が接続される。
また、シリンダヘッド34の前面には排気管39が接続され、排気管39の下流にマフラー40が接続される。エアクリーナ86は、シートレール22、メインフレーム21、およびリヤフレーム25で囲まれる側面視で三角形状の領域内に配置される。
エアクリーナ86の上半部は左右両側を、樹脂材料からなる左右一対のリヤサイドカバー10aで覆われる。
リヤサイドカバー10aは、燃料タンク13の後部の一部に側面視で重なり、燃料タンク13の後部から後方に延びてシート15の下方に延出し、シート15の後下端まで延びる。図1に示すように、リヤサイドカバー10aによって、燃料タンク13の後下部とシート15の下縁が外観視不能に覆われ、外観性が向上している。また、リヤサイドカバー10aによってシートレール22の車幅方向外側を覆い、これによって外観性が向上している。
なお、図1中、符号10dは、リヤフェンダである。
図2は、図1のパワーユニット4を取出して、図1に示すと略同じ配向により示す、パワーユニット4の右側面断面図である。
パワーユニット4における内燃機関3は、シリンダ部32をなすシリンダブロック33、シリンダヘッド34およびヘッドカバー35が、図2に左半面の断面が示されるように、シリンダ軸線Xをやや前傾させて、クランクケース30上に設けられている。
クランクケース30は、左ケース半体30Lが、図示しない右ケース半体との合わせ面30aを図示手前に向けて示される。
クランクケース30の後部の内部には、クランク軸31と平行なメイン軸51、カウンタ軸52を有する変速機5が備えられている。
内燃機関3の運転に伴うクランク軸31の回転は、図示しない変速クラッチを介してメイン軸51に伝達され、メイン軸51とカウンタ軸52とに設けられた図示しない変速ギヤ群によって変速されてカウンタ軸52に伝達される。
カウンタ軸52は内燃機関3の、すなわちパワーユニット4の、出力軸となっており、カウンタ軸52の左軸端に嵌装された駆動スプロケット53と、後輪軸16aに嵌装された従動スプロケット54との間には、駆動チェーン55が掛け渡され、後輪16が走行駆動される。
シリンダブロック33のシリンダボア33a内を往復動するピストン36は、コネクティングロッド37により、クランク軸31のクランクピン31aと連結されている。
シリンダブロック33のシリンダボア33a内に摺動自在に嵌合されるピストン36の頂面36aと、頂面36aが対向するシリンダヘッド34の燃焼室天井面34aとの間には、燃焼室38が構成される。
本実施形態において内燃機関3は、単気筒でSOHC型式の2バルブシステムを採用しており、シリンダヘッド34に動弁機構9が設けられている。
動弁機構9を覆うように、シリンダヘッド34にはヘッドカバー35が重ねられて被せられる。
動弁機構9に動弁のための動力伝達を行うため、図示しない無端状のカムチェーンが、クランクケース30、シリンダブロック33、シリンダヘッド34のクランク軸31方向の一方側(本実施形態において図2図示向う側)に設けられた図示しないカムチェーン室を通って、カム軸91とクランク軸31との間に掛け回され、カム軸91はクランク軸31に同期してその1/2の回転速度で回転する。
なお、シリンダヘッド34において前記カムチェーン室と反対側(クランク軸51方向の他方側、本実施形態において図2図示手前側)から燃焼室38内に向かって点火プラグ88が嵌挿されている(図4参照)。
シリンダ軸線Xをやや前傾したシリンダ部32のシリンダヘッド34において、燃焼室天井面34aに開口したと排気弁口42吸気弁口41からは、各々排気ポート44と吸気ポート43が互いに前後に離れる方向に湾曲しながら延出して形成される。
吸気ポート43の上流端は、シリンダヘッド34の後方に向けて開口し、断熱板部材62を挟んでタンブル弁装置7と接続して、タンブル弁装置7の上流側に、弾性インシュレータ61を介してスロットルボディ8が接続される。スロットルボディ8の上流側にはコネクティングチューブ85を介してエアクリーナ86が順次接続される(図1参照)。
すなわち、コネクティングチューブ85、スロットルボディ8の通気路80、弾性インシュレータ61の通気路60、タンブル弁装置7の通気路70、断熱板部材62の開口63、吸気ポート43を通して、エアクリーナ86から吸気を燃焼室38まで送る連続した吸気通路6が構成されている。
なお、弾性インシュレータ61は、本実施形態に示す好ましい例として、断熱性と弾性を有するゴム部材で形成される。
しかし、弾性インシュレータ61は、断熱性と弾性を有する部材構成であれば、金属部材や樹脂部材が混在したものでもよく、断熱性と弾性を有する部材に他の部材が接続して接続管状に構成されたものであってもよい。
排気ポート44の下流端は、シリンダヘッド34の前方に向けて開口し、排気管39に連結され、排気管39は、パワーユニット4の下方に回り込んだのち、後輪16の右側方のマフラー40に接続する(図1参照)。
シリンダヘッド34内における吸気ポート43の湾曲外壁部43aに一体に円筒状の吸気弁ガイド45が嵌着され、吸気弁ガイド45に摺動可能に支持された吸気弁47が、吸気ポート43の燃焼室38に臨む吸気弁口41を開閉する。
また、シリンダヘッド34内における排気ポート44の湾曲外壁部44aに一体に嵌着された排気弁ガイド46に摺動可能に支持された排気弁48が、排気ポート44の燃焼室38に臨む排気弁口42を開閉する。
吸気弁47および排気弁48はその傘部47a、48aが、いずれも燃焼室38に臨む吸気弁口41、排気弁口42を閉じるように、弁ばね49により上方に付勢されているが、カム軸91の吸気カム、排気カムに当接揺動する吸気ロッカアーム93、排気ロッカアーム94によって、吸気弁47、排気弁48のステムエンド47b、48bが押し下げられて、所定のタイミングで吸気弁47、排気弁48が開弁し、吸気ポート43と燃焼室38、また、排気ポート44と燃焼室38が連通し、所定のタイミングの吸気、排気がなされる。
以上のような本実施形態の内燃機関3においては、燃焼室38でのより好ましい燃焼を得るために、燃焼室38において燃料・空気混合気のタンブル流T、すなわち縦回転を与えるための吸気装置が構成されている。
スロットルボディ8は、その通気路80、すなわち吸気通路6の流れ方向Fと垂直で略水平に配向するスロットル弁軸81aによってスロットルボディ8内に回転自在に軸支されて任意の開度に制御されて通気路80の通路面積を可変制御し、吸入空気量を制御し、また、通気路80を開閉し得るスロットル弁81を備えている。
また、吸気通路6の流れ方向Fにおいてスロットル弁81の下流側には、タンブル弁装置7の通気路70が接続し、通気路70、すなわち吸気通路6の流れ方向Fと垂直で、略水平に配向しスロットル弁軸81aと平行なタンブル弁軸71aによってタンブル弁装置7内に回転自在に軸支され、任意の開度に制御されるタンブルコントロール弁71を備えている。
そして、タンブルコントロール弁71より下流側の吸気通路6は、通路方向に沿って仕切壁65によって主通路6Aとタンブル通路6Bとに二分され、仕切壁65の上流端部65aに隣接してタンブルコントロール弁71のタンブル弁軸71aが設けられている。
スロットル弁81より下流側の、円形横断面の通気路70に設けられたタンブルコントロール弁71は、バタフライ式のもので、タンブル弁軸71aと、タンブル弁軸71aに共に回転するようボルト締め固定され上方に半円状をなすタンブル弁板71bを有している。
タンブルコントロール弁71は、図2図示において反時計回りに開弁方向に回転可能となっているとともに、図示しない復帰ばねにより、タンブル弁板71bが通気路70の内面70aに接するタンブル弁閉止位置に位置するように時計回りに閉弁方向に付勢されている。
また、スロットルボディ8の吸気通路6、すなわち通気路80に設けられたスロットル弁81もバタフライ式のもので、スロットル弁軸81aと、スロットル弁軸81aに共に回転するようボルト締め固定された円板状のスロットル弁板81bとを有する。
スロットル弁81は、図2図示において時計回りに開弁方向に回転可能となっているとともに、図示しない復帰ばねにより、スロットル弁板81bが通気路80の内面80aに接する全閉位置に位置するように閉弁方向に反時計回りに付勢されている。
本実施形態において、吸気通路6は、タンブル弁装置7から吸気ポート43へと続けて仕切壁65によって、上下に仕切られ、下側に画成されたタンブル通路6Bと、タンブル通路6Bを除く主通路6Aとに仕切られている。
仕切壁65は、上流端部65aを有するタンブル弁装置側仕切壁65Aと、断熱板部材側仕切壁65Bと、吸気ポート側仕切壁65Cが連続して位置して構成される。
図2中に2点鎖線で横断面A、D、Fを示すように、タンブル通路6Bは、タンブル弁装置7から吸気ポート43へ縦通する仕切壁65により横断面が変化する。
すなわち、仕切壁65の上流端部65a近傍の吸気ポート43の入口部43bでは、吸気通路6を上下に区画することで、横断面Aに示すように下側の略半円形状に画成される。
なお、仕切壁65の上流端部65aから吸気ポート43の入口部43bまでは、横断面Aに示すと同様に主通路6Aとタンブル通路6Bとが仕切られている。
吸気ポート43内を進むと、下流側に進むに従って吸気ポート側仕切壁65Cの横断面が円弧状に変化し、横断面Dに示すようにタンブル通路6Bの横断面が円形断面をなすように形成される。
また、吸気ポート側仕切壁65Cの下流端部65bまでタンブル通路6Bの横断面は横断面Fに示すように円形断面を維持される。
そして、横断面Dから横断面Fまでのタンブル通路6Bの側面視における中心線Zは、吸気弁口41の排気弁口42に近い側の開口縁41aと吸気弁47の傘部47aとの間に向けて指向するように設定されている。
なお、スロットルボディ8には、スロットル弁81より下流側の吸気通路6、すなわち通気路80に上方外部から貫通して、斜め下流側に向けて燃料を噴射供給する(2図中、模式的に示す噴射線J参照)ように配置された燃料噴射弁87が取り付けられる。
そのため、タンブル通路6Bを流れる吸入空気を、吸気弁47の傘部47aの上方を通過させたうえで、吸気弁口41の排気弁口42に近い側の開口縁41aとの間からシリンダボア32a内に効率的に流入させることができるため、燃焼室38内においてタンブル流Tが発生しやすくすることができる。すなわち、タンブル通路6Bは、タンブル流Tを発生させるための吸気の流路となる。
タンブルコントロール弁71は、上方に設けられたタンブル弁板71bによって、それよりも下流側の吸気通路6で、吸気流を分割する上下一対の主通路6A、タンブル通路6Bのうちの主通路6Aの通路断面を開閉し、主通路6Aへ吸気供給を制御するものであり、吸気通路6の主通路6Aとタンブル通路6Bとの吸気配分が制御される。
すなわち、タンブルコントロール弁71の閉止位置では、タンブル弁軸71aの上部に半円状をなすタンブル弁板71bが円形横断面の通気路70の内面70aの上部に当接することで、タンブル弁板71bが主通路6Aの入口開口6Aaを覆うように位置して吸気流の流入を閉止ないし抑制し、吸気流はタンブル通路6B側に導かれ、タンブル通路6Bから吸気が、燃料噴射弁87からの燃料を伴って混合気としてシリンダボア32a内に流入する。
内燃機関3が低負荷運転の場合、スロットル弁81が絞られて、吸気量が低減するが、タンブルコントロール弁71により吸気を殆どタンブル通路6Bに通すことで、燃焼室38内に流入する吸気流速を高めることができて、燃焼室38で発生する吸気のタンブル流Tを強化しつつ燃焼室38内の燃料燃焼を良好に維持できるものとなる。
図2において2点鎖線で示されるタンブル流Tは、ピストン36が2点鎖線で示されるようにシリンダボア33a内を下降したときの燃焼室38内のタンブル流Tを、模式的に示すものである。
また、内燃機関3が高負荷運転となるにつれ、スロットル弁81が開き、吸気量が増大するが、タンブルコントロール弁71を開方向に回転して主通路6Aへの吸気流の流入を増加させる。
そして、スロットル弁81とタンブルコントロール弁71が、図2中2点鎖線で示すように、吸気通路6の流れ方向Fに平行に位置し、吸気通路6を流れる吸気流は、スロットル弁81とタンブルコントロール弁71に邪魔されることなく、十分な吸気量が主通路6Aにもタンブル通路6Bにも流れて、ともに燃料噴射弁87からの燃料を伴って混合気として、燃焼室38に向かうことができる。
本実施形態では、スロットル弁81は、運転者の操作と内燃機関3の状況に基づいて図示しないエンジンコントロールユニット(ECU)がスロットル弁81のアクチュエータ82を起動することで回動され、弁の位置決め、開閉がなされる。
本実施形態では、アクチュエータ82は電動モータを主に構成されるが、図2、図4に示されるようにスロットル弁軸81aと電動モータ軸、すなわちアクチュエータ軸心82aはオフセットしているので、その間に歯車機構等の適宜な伝動部83を備えている(図3参照)。
また、タンブルコントロール弁71は、内燃機関3の状況に基づいて図示しないエンジンコントロールユニット(ECU)がタンブルコントロール弁71のアクチュエータ72を起動することで回動され、弁の位置決め、開閉がなされる。本実施形態において、アクチュエータ72は、電動モータを主に構成される。
図1中III-III矢視による自動二輪車1の中央要部の平面断面図である図3に示されるように、本実施形態においては、シリンダヘッド34の後部に開口する吸気ポート43には、断熱板部材62を挟んでタンブル弁装置7が締結接続されている。
タンブル弁装置7は、吸気流上流側が弾性インシュレータ61を介してスロットルボディ8と接続し、スロットルボディ8にはさらに上流側がコネクティングチューブ85が接続してエアクリーナ86に接続しているが、図3においては、スロットルボディ8の通気路80とスロットル弁81を備える本体8a(図1、図2参照)とコネクティングチューブ85は、図1中III-III矢視断面より上方、すなわち図3図示手前側に位置するので、図3上に、2点鎖線で示されている。
したがって図3において、スロットルボディ8に関しては、アクチュエータ82と、スロットル弁軸81aへの伝動部83が断面として示され、スロットル弁81を備えるスロットルボディ8の本体8aは、アクチュエータ82の上方に位置する。
また、タンブル弁装置7に関しては、アクチュエータ72と、通気路70およびタンブルコントロール弁71が断面として示される。
また、図4は、図3中IV矢視による、燃料タンク13、シート15、リヤサイドカバー10aを外し、タンブル弁装置7、スロットルボディ8、コネクティングチューブ85の周辺を、右側方斜め上方から見た自動二輪車1の中央要部の右側斜視図である。
本実施形態では、スロットル弁81を備えたスロットルボディ8の本体8aの上流側に接続するコネクティングチューブ85の上流側は、エアクリーナ86の側面86b、すなわち車両側方を向く面に接続している。
本実施形態のように、シリンダ部32とエアクリーナ86の間に、タンブルコントロール弁71とスロットル弁81が直列に備えられる場合、タンブル弁装置7やスロットルボディ8を通る吸気通路6が長くなり、コネクティングチューブ85を従来のようにエアクリーナ86の前面86a側に接続しようとすると、シリンダ部32とエアクリーナ86の間の距離を過度に長く設定して車体が大型化するか、シリンダ部32とエアクリーナ86の間に吸気通路6を形成する管部を備えるコネクティングチューブ85自体や、タンブル弁装置7やスロットルボディ8の接続が折れ曲がり、その角度がきつくなった場合、吸気性能に影響を生じる恐れがある。
しかし、コネクティングチューブ85の上流側をエアクリーナ86の側面86bに接続したので、通常のシリンダ部32とエアクリーナ86の距離においても、コネクティングチューブ85を滑らかに接続でき、吸気の流れがスムーズになり吸気が整流されるため、吸気性能が向上する。
また本実施形態では、図4に示されるように、断熱板部材62を挟んでシリンダヘッド34の後部の吸気ポート43に締結接続されたタンブル弁装置7と、スロットルボディ8とは、接続管としての弾性インシュレータ61によって中継接続されている。
すなわち、スロットル弁81を備えたスロットルボディ8と、タンブルコントロール弁71を備えたタンブル弁装置7との間の吸気通路6の少なくとも一部分を構成し、すなわち流体的に中継し、且つ断熱性を有すとともに、スロットルボディ8とタンブル弁装置7との相対的な変位を許容する弾性を有する接続管としての弾性インシュレータ61を備えている。
本実施形態においては、タンブル流Tを効果的に発生させるためのタンブル通路6Bの形状を備えている。
図5は、図2に示される主通路6Aとタンブル通路6Bとに仕切られた吸気通路6をなす吸気ポート43の空間自体を、物体のごとく表現して、その断面を示すものである。
図中上部に示される縦断面は、図2中の、吸気ポート側仕切壁65Cで主通路6Aとタンブル通路6Bとに仕切られた吸気通路6をなす吸気ポート43である。
吸気通路6の横断面Aは、図2中の横断面Aと同じく、吸気ポート43の入口部43bにおける横断面であり、吸気ポート側仕切壁65Cの上流端部65Caでの吸気通路6の横断面である。吸気通路6は、横断面が直線状の上流端部65Caの吸気ポート側仕切壁65Cで、タンブル通路6Bが吸気通路6の全断面の下側の略半円形状に画成される。
なお、仕切壁65の上流端部65aから吸気ポート43の入口部43bまでは、タンブル弁装置側仕切壁65Aと断熱板部材側仕切壁65Bによって、横断面Aに示すと同様に主通路6Aとタンブル通路6Bとが仕切られている。
横断面Bと横断面Cは、吸気ポート側仕切壁65Cの横断面が徐々に円弧状に変形し、タンブル通路6Bが徐々に横長の長円形断面に変形し、さらに円形断面に変形する途中の横断面である。
横断面Dは、図2中の横断面Dと同じく、下流端6Bb側のタンブル通路6Bが、円弧状の吸気ポート側仕切壁65Cによって円形断面に画成された吸気ポート43の横断面である。
横断面Eは、横断面Dの下流側においても断面円弧状の吸気ポート側仕切壁65Cによってタンブル通路6Bは円形断面に維持されていることを示す。
吸気ポート側仕切壁65Cの下流端部65bにおけるタンブル通路6Bの下流端6Bbにおける吸気ポート43の横断面Fが、図2中に2点鎖線で示されるように、タンブル通路6Bは、下流端6Bb側の横断面が吸気ポート側仕切壁65Cの下流端部65bまで円弧状の吸気ポート側仕切壁65Cによって円形断面に画成されている。
横断面Gに示されるように、タンブル通路6Bが主通路6Aと合流した後の吸気通路6、すなわち吸気ポート43は、ほぼ円形断面の横断面となり吸気弁口41に臨んでいる。
そして、タンブル通路6Bの上流端6Ba(図2参照)の横断面は、横断面Aと同様に、横断面が直線状のタンブル弁装置側仕切壁65Aで、下流端6Bb(図5参照)側の円形断面(横断面D~横断面F参照)の径よりも最大径が大径の半円形状に画成されており、タンブル通路6Bの上流端6Baの横断面の断面面積は、下流端6Bb側の円形断面の断面面積より大きく形成される。
そのため、吸気通路6全体の横断面形状を大径化することなく、タンブル通路6Bの上流端6Baの横断面は横断面Aと同様の断面面積が確保されて、タンブル通路6Bへの吸気の流入流量を確保できるとともに、下流端6Bb側のタンブル通路6Bの横断面(横断面D~横断面F参照)が管路抵抗の少ない円形断面なので、タンブル通路6Bを流れる吸気の流速を増加させることができ、タンブル性能が向上している。
また、タンブル通路6Bの、上流端6Ba(図2参照)の半円形状の横断面(横断面A参照)から下流端6Bb(図5参照)側の円形断面の横断面(横断面D参照)までは、通路方向に沿って徐々に変形して連続している(横断面B、横断面C参照)。
そのように、タンブル通路6Bが、半円形状の横断面(横断面A参照)から円形断面の横断面(横断面D参照)まで徐々に横断面が変形して、断面面積が絞られることで、吸気抵抗増加を極力抑えながらタンブル通路6Bの吸気の流速を増加させることができるようになっている。
そして、タンブル通路6Bは、下流端6Bb側の所定長さの範囲の横断面(横断面D~横断面F参照)が下流端6Bbまで円形断面をなしている。
そのように、横断面が円形断面のタンブル通路6Bを下流端6Bbまでの所定長さ設けることで整流区間を設けたこととなり、吸気が整流され吸気性能が向上している。
また、図2で説明したように、タンブルコントロール弁71のタンブル弁板71bは半円形状に構成されており、回動端がタンブル弁装置7の円形横断面の通気路70の内面70aに当接して、主通路6Aの横断面(横断面A参照)を全て塞ぐことができる。
そのため、タンブルコントロール弁71が、主通路6A側を確実に閉じることができるため、内燃機関3の低負荷運転時にタンブル通路6B側への吸気流量が確保される。
図6は、図2中VI-VI矢視による、吸気通路6に沿う、スロットルボディ8、タンブル弁装置7およびシリンダヘッド34の平面断面図である。
図7は、図2中VII-VII矢視による、スロットルボディ8、タンブル弁装置7およびシリンダヘッド34を後方上部から見た断面斜視図である。
図6、図7に示されるように、スロットルボディ8の通気路80、弾性インシュレータ61の通気路60、タンブル弁装置7の通気路70、およびシリンダヘッド34の吸気ポート43は、上方から見て直線状に連続する吸気通路6を形成しており、吸気ポート43の下流端43cは吸気弁口41に至っている。
一般に単気筒2バルブ内燃機関では、シリンダ軸線X方向視で、吸気弁口41の中心と排気弁口42の中心とを結ぶ弁口中心間仮想線Mは、シリンダ軸線Xと交差する。
本実施形態においては、シリンダ軸線X方向視で、吸気ポート43は弁口中心間仮想線Mに対して傾斜して設けられており、吸気弁口41に至る吸気通路6の下流端6bの、すなわち吸気ポート43の下流端43cの中心延長仮想線Iは、弁口中心間仮想線Mに対して傾斜角θを有し、吸気弁口41の左右中央を指向するが、シリンダ中心Oを指向しない。
その一方、内燃機関3の低負荷時に燃焼室38内でのタンブル流Tを強化し、燃焼室38内の燃料燃焼を良好にするための吸気を送り込むタンブル通路6Bは、吸気弁口41の左右中央ではなく、燃焼室38の左右中央、すなわちシリンダボア33aの左右中央を指向させたほうが燃焼室38の左右中央に吸気を送り込むことができ、タンブル流Tをより効果的に強化できる。
したがって、本実施形態のタンブル通路6Bは、吸気ポート43の方向に対して湾曲しており、シリンダ軸線X方向視で、下流端6Bbの中心延長仮想線Uがシリンダ中心Oを指向するように形成されている。
そのため、タンブル通路6Bを通過して燃焼室38に流入する吸気を、シリンダ中心Oに向けて導けるので、燃焼室38の中央にタンブル流Tを起こすことができ、タンブル性能が向上している。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能であり、本発明の要旨の範囲で、鞍乗型車両、内燃機関等が、多様な態様で実施されるものを含むことは勿論である。
なお、説明の便宜上、図示の実施形態の左右配置のものについて説明したが、左右配置の異なるものであっても、発明の要旨の範囲であれば本発明に含まれる。
1…自動二輪車(本発明における「鞍乗型車両」)、2…車体フレーム、3…内燃機関、4…パワーユニット、5…変速機、6…吸気通路、6A…主通路、6Aa…入口開口、6B…タンブル通路、6Ba…上流端、6Bb…下流端、7…タンブル弁装置、8…スロットルボディ、8a…本体、20…ヘッドパイプ、21…メインフレーム、21a…垂下部、23…ダウンフレーム、24…ピボットプレート、26…エンジンハンガ、30…クランクケース、31…クランク軸、32…シリンダ部、33…シリンダブロック、33a…シリンダボア、34…シリンダヘッド、34a…燃焼室天井面、36…ピストン、36a…頂面、38…燃焼室、41…吸気弁口、41a…開口縁、42…排気弁口、43…吸気ポート、43a…湾曲外壁部、43b…入口部、43c…下流端、45…吸気弁ガイド、47…吸気弁、47a…傘部、60…通気路、61…弾性インシュレータ、65…仕切壁、65a…上流端部、65b…下流端部、65A…タンブル弁装置側仕切壁、65B…断熱板部材側仕切壁、65C…吸気ポート側仕切壁、70…通気路、70a…内面、71…タンブルコントロール弁、71a…タンブル弁軸、71b…タンブル弁板、72…(タンブルコントロール弁71の)アクチュエータ、80…通気路、80a…内面、81…スロットル弁、81a…スロットル弁軸、81b…スロットル弁板、82…(スロットル弁81の)アクチュエータ、82a…アクチュエータ軸心、85…コネクティングチューブ、86…エアクリーナ、86b…側面(本発明における「車両側方に向く面」)、87…燃料噴射弁、X…シリンダ軸線、O…シリンダ中心、Y…車両左右中心線、Z…(横断面Dから横断面Fまでのタンブル通路6Bの)中心線、T…タンブル流、F…(吸気通路6の)流れ方向、J…噴射線、A~G…(吸気通路6の)横断面、M…弁口中心間仮想線、I…(吸気通路6の下流端6bの)中心延長仮想線、U…(タンブル通路6Bの下流端6Bbの)中心延長仮想線

Claims (4)

  1. 内燃機関(3)の燃焼室(38)への吸入空気が通過する吸気通路(6)に設けられ、任意の開度に制御されて吸入空気量を制御するスロットル弁(81)と、
    同スロットル弁(81)より下流側に設けられ、通路方向に沿って主通路(6A)とタンブル通路(6B)とに分割された前記吸気通路(6)の前記主通路(6A)の通路断面を開閉して、前記主通路(6A)への吸気供給を制御するタンブルコントロール弁(71)とを備えた鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置において、
    前記吸気通路(6)は、内部を通路方向に二分する仕切壁(65)を備え、
    前記タンブル通路(6B)は、下流端(6Bb)側の横断面が下流端(6Bb)まで円弧状の前記仕切壁(65)によって円形断面に画成され、上流端(6Ba)の横断面が直線状の前記仕切壁(65)で前記円形断面の径よりも最大径が大径の半円形状に画成され、
    前記上流端(6Ba)の横断面の断面面積が、下流端(6Bb)側の横断面の断面面積よりも大きく、
    シリンダ軸線(X)方向視で、前記吸気通路(6)の下流端(6b)の中心延長仮想線(I)が、シリンダ中心(O)を指向しないものにおいて、前記タンブル通路(6B)は、下流端(6Bb)の中心延長仮想線(U)がシリンダ中心(O)に指向するように、湾曲していることを特徴とする鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
  2. 前記タンブル通路(6B)の横断面は、前記上流端(6Ba)の半円形状の横断面から前記下流端(6Bb)側の円形断面の横断面まで通路方向に沿って徐々に変形して連続していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
  3. 前記タンブル通路(6B)は、前記下流端(6Bb)側の所定長さの範囲の横断面が下流端まで円形断面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
  4. 前記タンブルコントロール弁(71)のタンブル弁板(71b)は、前記主通路(6A)の横断面を全て塞ぐ半円形状に構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両用内燃機関の吸気装置。
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