JP2016049869A - オイルセパレータ - Google Patents

オイルセパレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2016049869A
JP2016049869A JP2014176075A JP2014176075A JP2016049869A JP 2016049869 A JP2016049869 A JP 2016049869A JP 2014176075 A JP2014176075 A JP 2014176075A JP 2014176075 A JP2014176075 A JP 2014176075A JP 2016049869 A JP2016049869 A JP 2016049869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
oil
oil separator
reservoir
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014176075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6280842B2 (ja
Inventor
卓也 杉尾
Takuya Sugio
卓也 杉尾
裕昭 川浪
Hiroaki Kawanami
裕昭 川浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabtesco Automotive Corp
Original Assignee
Nabtesco Automotive Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabtesco Automotive Corp filed Critical Nabtesco Automotive Corp
Priority to JP2014176075A priority Critical patent/JP6280842B2/ja
Priority to US15/505,794 priority patent/US10843112B2/en
Priority to PCT/JP2015/074512 priority patent/WO2016031985A1/ja
Priority to DE112015003971.6T priority patent/DE112015003971T5/de
Publication of JP2016049869A publication Critical patent/JP2016049869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6280842B2 publication Critical patent/JP6280842B2/ja
Priority to US17/070,560 priority patent/US11198080B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができるオイルセパレータを提供する。【解決手段】オイルセパレータ3は、筐体3aと筐体3a内に設けられた衝突材3bとを備え、油分を含む空気を筐体3a内に導入して衝突材3bに衝突させることによって、導入された空気から油分を分離してドレン溜め部3cに回収する。オイルセパレータ3は、ドレン溜め部3cに溜まったドレンを加熱する冷却水循環回路40と、ドレン溜め部3cと油を利用するエンジン6のオイルパン6aとを接続するドレン供給ホース30と、ドレン供給ホース30の流路を開閉する制御バルブ30aと、ドレン溜め部3cに溜まったドレンをエンジン6のオイルパン6aに送出する送出条件を満たしたことを判定するカウンタ21とを備える。制御バルブ30aは、カウンタ21が送出条件を満たしたと判定したときにドレン供給ホース30の流路を開く。【選択図】図1

Description

本発明は、機器を通過した空気に含まれる油分を分離するオイルセパレータに関する。
トラック、バス、建機等の車両は、コンプレッサから送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。コンプレッサから送出される圧縮空気には、大気中に含まれる水分やコンプレッサ内を潤滑する油分が含まれている。この水分や油分を含む圧縮空気が各システム内に侵入すると、錆の発生やゴム部材の膨潤を招き、当該システムの作動不良の原因となる。このため、上記コンプレッサの下流には、圧縮空気から水分や油分を除去するためのエアドライヤが設けられている。
エアドライヤでは、圧縮空気を乾燥剤に通過させて水分や油分を除去するロード運転と、乾燥剤に捕捉された水分や油分を外部に排出することによって乾燥剤を再生するアンロード運転とが行われる。アンロード運転の際にエアドライヤから排出される空気には、水分と油分とが含まれている。このため、最近では、環境負荷を考慮して、エアドライヤから排出される空気から油分を分離して回収するオイルセパレータを設けることが提案されている。
オイルセパレータは、水分や油分を含んだ空気を衝突材に衝突させることにより気液分離を行う。この気液分離によって、水分や油分が除去された空気は外部に放出され、空気と分離された水分や油分は、ドレンとしてオイルセパレータ内のドレン溜め部に回収される(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−234632号公報
ところで、上記特許文献1に記載のオイルセパレータでは、ドレンがオイルセパレータ内のドレン溜め部に回収されるので、回収されたドレンの量がドレン溜め部の容積に達すると、ドレンの回収ができなくなる。このため、溜まったドレンをオイルセパレータから定期的に回収する必要があるが、この回収作業等のメンテナンス作業の回数は少ないことが望まれている。そこで、分離したドレンの回収作業の回数を抑制するオイルセパレータが求められている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができるオイルセパレータを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決するオイルセパレータは、筐体と前記筐体内に設けられた衝突材とを備え、油分を含む空気を前記筐体内に導入して前記衝突材に衝突させることによって、導入された空気から油分を分離してドレン溜め部に回収するオイルセパレータにおいて、前記ドレン溜め部に溜まったドレンを加熱する加熱装置と、前記ドレン溜め部と油を利用する外部装置とを接続する接続管と、前記接続管の流路を開閉する開閉装置と、前記ドレン溜め部に溜まったドレンを前記外部装置に送出する送出条件を満たしたことを判定する判定装置と、を備え、前記開閉装置は、前記判定装置が前記送出条件を満たしたと判定したときに前記接続管の流路を開くことをその要旨としている。
上記構成によれば、オイルセパレータのドレン溜め部に溜まったドレンを、油を利用する外部装置に送出することで、オイルセパレータが分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、送出条件を満たすまでドレン溜め部にドレンを留めて、ドレン溜め部に溜まったドレンを加熱するので、ドレンから水分を蒸発させて、ドレンに含まれる水分の割合を減らしたドレンを外部装置に供給することができる。
上記オイルセパレータについて、前記判定装置は、前記油分を含む空気の前記筐体への導入回数を計測するカウンタを含み、前記送出条件は、ドレンが所定量溜まるために必要な導入回数以上であることであることが好ましい。
上記構成によれば、カウンタによって油分を含む空気の筐体への導入回数を計測して、導入回数以上であればドレンがドレン溜め部に所定量溜まるので、開閉装置が接続管の流路を開いてドレンを外部装置に送出する。これにより、油分を含む空気の導入回数によってドレンの送出を制御することができる。
上記オイルセパレータについて、前記判定装置は、前記ドレン溜め部内のドレンの量を計測する計測センサを含む、前記送出条件は、ドレンが前記ドレン溜め部に所定量以上溜まっていることであることが好ましい。
上記構成によれば、計測センサによってドレン溜め部に溜まったドレンの量を計測して、ドレンが所定量以上であれば、開閉装置が接続管の流路を開いてドレンを外部装置に送出する。これにより、ドレン溜め部に溜まったドレンの量によってドレンの送出を制御することができる。
上記オイルセパレータについて、前記判定装置は、前記ドレン溜め部内のドレンに含まれる水分量を計測する水分センサを含み、前記送出条件は、前記ドレン溜め部内のドレンに含まれる水分量が所定割合以下であることであることが好ましい。
上記構成によれば、水分センサによってドレン溜め部に溜まったドレンに含まれる水分量を計測して、ドレンに含まれる水分量が所定割合以下であれば、開閉装置が接続管の流路を開いてドレンを外部装置に送出する。これにより、ドレン溜め部に溜まったドレンに含まれる水分量によってドレンの送出を制御することができる。
上記オイルセパレータについて、前記加熱装置は、内燃機関を冷却する冷却水の循環回路を含み、前記循環回路は、前記筐体を経由することで前記ドレン溜め部を加熱することが好ましい。
上記構成によれば、内燃機関を備えた車両に搭載されたオイルセパレータであれば、内燃機関に設けられる冷却水の循環回路をオイルセパレータまで引き込めばよいので、新たな加熱装置を装着する必要がなく、内燃機関の排熱を有効活用することができる。
上記オイルセパレータについて、前記加熱装置は、コンプレッサで圧縮された圧縮空気が通過する供給管を含み、前記供給管は、前記筐体を経由することで前記ドレン溜め部を加熱することが好ましい。
上記構成によれば、コンプレッサを備えた車両に搭載されたオイルセパレータであれば、コンプレッサで生成される圧縮空気が通過する供給管をオイルセパレータまで引き込めばよいので、新たな加熱装置を装着する必要がなく、圧縮空気が有する熱を有効活用することができる。
本発明によれば、分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。
オイルセパレータの第1の実施形態の概略構成を示すブロック図。 オイルセパレータの第2の実施形態の概略構成を示すブロック図。 オイルセパレータの第3の実施形態の内部構造を示すブロック図。 オイルセパレータの第4の実施形態の加熱装置の構成を示すブロック図。 オイルセパレータの変形例の概略構成を示すブロック図。
(第1の実施形態)
以下、図1を参照して、オイルセパレータの第1の実施形態について説明する。
図1に示されるように、トラック、バス、建機等の車両は、コンプレッサ1から送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。このため、エア系統のコンプレッサ1の下流には、圧縮空気中の油水分を除去し、乾燥された空気を提供するためのエアドライヤ2が設けられている。エアドライヤ2内には、乾燥剤が設けられている。エアドライヤ2は、圧縮空気を乾燥剤に通過させて水分や油分を除去するロード運転と、乾燥剤に捕捉された水分や油分を外部に排出することによって乾燥剤を再生するアンロード運転とを行う。エアドライヤ2は、ロード運転によって乾燥した乾燥圧縮空気をシステムタンク4に送出する。システムタンク4は、ブレーキやサスペンション等の各システムに圧縮空気を供給する。システムタンク4の圧力が所定値に達すると、エアドライヤ2の図示しないガバナが駆動することでコントロールエアが導入される。エアドライヤ2は、コントロールエアによってエキゾストバルブ2aが開放されるアンロード運転を行う。エアドライヤ2は、エキゾストバルブ2aが開放されると、圧縮空気が逆流して、水分とともに油分も含まれる空気(パージエア)を排出口2bから送出する。
エア系統のコンプレッサ1の下流には、環境負荷を考慮してオイルセパレータ3が設けられている。特に、オイルセパレータ3は、エアドライヤ2の排出口2bにエアドライヤ接続ホース20を介して接続され、エアドライヤ2内の乾燥剤を再生する際に排出されるパージエアから油水分を分離して回収する。
オイルセパレータ3は、衝突方式で気液分離するオイルセパレータである。オイルセパレータ3の筐体3a内には、油水分を含んだパージエアが衝突する複数の衝突材3bが設けられている。この衝突方式のオイルセパレータ3は、油水分を含んだパージエアを衝突材3bに衝突させてパージエアから油水分を分離し、排出口3dから清浄エアを排出する。パージエアから分離された油水分を含む液体を以下ではドレンと記載する。オイルセパレータ3には、分離したドレンを溜めるドレン溜め部3cが設けられている。
オイルセパレータ3は、回収されたドレンの量がドレン溜め部3cの容積に達すると、ドレンの回収ができなくなる。そこで、オイルセパレータ3は、油を利用する外部装置として例えばエンジン6に還元する。さらに、オイルセパレータ3では、ドレン溜め部3cに溜まったドレンを加熱することで水分を蒸発させて、ドレンに含まれる水分の割合を減らしている。オイルセパレータ3は、ドレンから水分を十分蒸発させるために、送出条件を満たしたと判定するまでドレン溜め部3cにドレンを留める。そして、オイルセパレータ3は、送出条件を満たしたと判定したときにドレン溜め部3cから外部装置にドレンを送出する。
エンジン6には、潤滑油を溜めるオイルパン6aが設けられている。オイルパン6aに溜まった潤滑油は、エンジン6内を循環するとともに、コンプレッサ1内を循環する。
オイルセパレータ3のドレン溜め部3cは、エンジン6のオイルパン6aとドレン供給ホース30を介して接続されている。ドレン溜め部3cに溜まったドレンは、エンジン6のオイルパン6aに供給される。ドレン供給ホース30は、接続管に相当する。ドレン供給ホース30には、流路を開閉する開閉装置としての制御バルブ30aが設けられている。ドレン溜め部3cに溜まったドレンは、加熱装置としての冷却水循環回路40によって加熱される。冷却水循環回路40は、オイルセパレータ3の筐体3aを巻回し、熱がオイルセパレータ3の筐体3aに伝達されるようになっている。冷却水循環回路40には、エンジン6の熱を吸収して加熱された冷却水が通過する。加熱された冷却水から熱がオイルセパレータ3の筐体3aに伝達されて、ドレン溜め部3cのドレンを加熱する。
オイルセパレータ3は、パージエアの筐体3aへの導入回数が、ドレンが所定量溜まるために必要な回数以上であることを送出条件として、ドレンをエンジン6のオイルパン6aに送出する。すなわち、エアドライヤ2の排出口2bには、パージエアの排出を計数する判定装置としてのカウンタ21が設置されている。カウンタ21は、エキゾストバルブ2aが開放した回数を計測する。一度の開放によって排出されるパージエアの量及びパージエアに含まれる油水分の量は凡そわかるので、ドレンの所定量に基づいて必要な導入回数が決定される。カウンタ21は、計測したパージエアの排出回数が所定回数に達すると、制御バルブ30aを開放させる。そして、カウンタ21は、制御バルブ30aを開放から一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。なお、カウンタ21は、計測したパージエアの排出回数が所定回数に達するまでは、制御バルブ30aを閉鎖させる。
次に、図1を参照して、上記のように構成されたオイルセパレータの作用について説明する。
図1に示されるように、コンプレッサ1は、エンジン6の駆動によって圧縮空気を発生させて、エアドライヤ2に圧縮空気を送出する。エアドライヤ2は、コンプレッサ1から導入された圧縮空気を乾燥剤に通過させて、圧縮空気に含まれる水分や油分を除去するロード運転を行い、乾燥圧縮空気をシステムタンク4に送出する。システムタンク4は、各システムに圧縮空気を供給する。一方、エアドライヤ2は、システムタンク4の圧力が所定値に達すると、ガバナによってコントロールエアが導入されて、乾燥剤を再生させるアンロード運転を行い、圧縮空気を逆流させて、排出口2bから水分とともに油分も含まれるパージエアを送出する。オイルセパレータ3の排出口2bから送出されたパージエアは、エアドライヤ接続ホース20を介してオイルセパレータ3に導入される。
オイルセパレータ3は、油水分を含んだパージエアが導入されると、筐体3a内に設けられた衝突材3bにパージエアが衝突することでパージエアから油水分を分離する。パージエアから油水分が分離された清浄エアは、排出口3dから排出される。一方、パージエアから分離された油水分は、ドレン溜め部3cにドレンとして回収される。ドレン溜め部3cは冷却水循環回路40によって巻回されて加熱されているので、ドレン溜め部3cに溜まったドレンは冷却水循環回路40によって加熱される。
そして、エアドライヤ2に設けられたカウンタ21がパージエアの排出回数を計測し、排出回数が所定回数に達すると、カウンタ21が制御バルブ30aを開放させる。オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンは、制御バルブ30aが開放されると、ドレン供給ホース30が連通され、ドレン供給ホース30によってエンジン6のオイルパン6a内に供給される。カウンタ21は、制御バルブ30aを開放してから一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。
このように、オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンを加熱された冷却水によって加熱することで水分量を減らしたドレンを外部装置であるエンジン6のオイルパン6aに供給する。よって、オイルセパレータ3が分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、パージエアの排出回数をカウンタ21によって計測して、パージエアの排出回数が所定回数に達してから制御バルブ30aを開放することで、ドレンが所定量溜まってからエンジン6のオイルパン6aに送出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンを、油を利用するエンジン6のオイルパン6aに送出することで、オイルセパレータ3が分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、送出条件を満たすまでドレン溜め部3cにドレンを留めて、ドレン溜め部3cに溜まったドレンを加熱するので、ドレンから水分を蒸発させて、ドレンに含まれる水分の割合を減らしたドレンをエンジン6のオイルパン6aに供給することができる。
(2)カウンタ21によって油分を含む空気の筐体3aへの導入回数を計測して、導入回数以上であればドレンがドレン溜め部3cに所定量溜まるので、制御バルブ30aがドレン供給ホース30の流路を開いてドレンをエンジン6のオイルパン6aに送出する。これにより、油分を含む空気の導入回数によってドレンの送出を制御することができる。
(3)エンジン6を備えた車両に搭載されたオイルセパレータ3であれば、エンジン6に設けられる冷却水循環回路40をオイルセパレータ3まで引き込めばよいので、新たな加熱装置を装着する必要がなく、エンジン6の排熱を有効活用することができる。
(第2の実施形態)
以下、図2を参照してオイルセパレータの第2の実施形態について説明する。この実施形態のオイルセパレータは、カウンタを流量センサに替えた点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2に示されるように、エアドライヤ2の排出口2bには、パージエアの排出を計測する判定装置として流量センサ22が設置されている。流量センサ22は、排出口2bを通過するパージエアの量を計測する。流量センサ22は、計測したパージエアの流量が増加して所定量に達すると、制御バルブ30aを開放させる。排出されるパージエアに含まれる油水分の量は凡そわかるので、ドレン溜め部3cの規定量に基づいてパージエアの所定量が決定される。そして、流量センサ22は、制御バルブ30aを開放から一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。なお、流量センサ22は、計測したパージエアの流量が所定量に達するまでは、制御バルブ30aを閉鎖させる。
次に、図2を参照して、上記のように構成されたオイルセパレータの作用について説明する。
図2に示されるように、エアドライヤ2に設けられた流量センサ22がパージエアの排出量を計測し、排出量が所定量に達すると、カウンタ21が制御バルブ30aを開放させる。オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンは、制御バルブ30aが開放されると、ドレン供給ホース30が連通され、ドレン供給ホース30によってエンジン6のオイルパン6a内に供給される。流量センサ22は、制御バルブ30aを開放してから一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。
このように、オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンを、加熱された冷却水によって加熱することで水分量を減らしたドレンを外部装置であるエンジン6のオイルパン6aに供給する。よって、オイルセパレータ3が分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、パージエアの流量を流量センサ22によって計測して、パージエアの流量が所定量に達してから制御バルブ30aを開放することで、ドレンが規定量溜まってからエンジン6のオイルパン6aに送出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(3)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(4)流量センサ22によって油分を含むパージエアのエアドライヤ2からの排出量を計測して、流量が所定量に達すれば、ドレンがドレン溜め部3cに規定量溜まるので、制御バルブ30aがドレン供給ホース30の流路を開いてドレンをエンジン6のオイルパン6aに送出する。これにより、油分を含むパージエアの排出量によってドレンの送出を制御することができる。
(第3の実施形態)
以下、図3を参照してオイルセパレータの第3の実施形態について説明する。この実施形態のオイルセパレータは、オイルセパレータのドレン溜め部3cに溜まったドレン自体の量を送出条件とする点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図3に示されるように、オイルセパレータ3のドレン溜め部3cは、二重構造になっており、外側容器31の内側に内側容器32が設置されている。ドレンは、内側容器32に溜められる。内側容器32は、外側容器31に対してばね33によって支持されている。外側容器31の内底には、重量センサ34が設置されている。所定量のドレンが溜まると、ばね33の付勢力に抗して底面側へ内側容器32が下がり、重量センサ34によって所定量のドレンが溜まったことが検出される。重量センサ34は、計測したドレンの重量が増加して所定量に達すると、制御バルブ30aを開放させる。そして、重量センサ34は、制御バルブ30aを開放から一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。なお、流量センサ22は、計測したパージエアの流量が所定量に達するまでは、制御バルブ30aを閉鎖させる。
次に、図2を参照して、上記のように構成されたオイルセパレータの作用について説明する。
図2に示されるように、オイルセパレータ3に設けられた重量センサ34がドレン溜め部3cに溜まったドレンの重量を計測し、重量が所定量に達すると、重量センサ34が制御バルブ30aを開放させる。オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンは、制御バルブ30aが開放されると、ドレン供給ホース30が連通され、ドレン供給ホース30によってエンジン6のオイルパン6a内に供給される。重量センサ34は、制御バルブ30aを開放してから一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。
このように、オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンを、加熱された冷却水によって加熱することで水分量を減らしたドレンを外部装置であるエンジン6のオイルパン6aに供給する。よって、オイルセパレータ3が分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、ドレンの重量を重量センサ34によって計測して、ドレンの重量が所定量に達してから制御バルブ30aを開放することで、ドレンが所定量溜まってからエンジン6のオイルパン6aに送出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(3)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)重量センサ34によってドレン溜め部3cに溜まったドレンの重量を計測して、ドレンが所定量以上であれば、制御バルブ30aがドレン供給ホース30の流路を開いてドレンをエンジン6のオイルパン6aに送出する。これにより、ドレン溜め部3cに溜まったドレンの量によってドレンの送出を制御することができる。
(第4の実施形態)
以下、図4を参照してオイルセパレータの第4の実施形態について説明する。この実施形態のオイルセパレータは、オイルセパレータのドレン溜め部3cに溜まったドレンに含まれる水分量を送出条件とする点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に示されるように、オイルセパレータ3のドレン溜め部3cには、ドレンに含まれる水分量を計測する水分センサ35が設置されている。水分センサ35は、計測したドレンの水分量が減って所定量に達すると、制御バルブ30aを開放させる。そして、水分センサ35は、制御バルブ30aを開放から一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。なお、水分センサ35は、計測したパージエアの流量が所定量に達するまでは、制御バルブ30aを閉鎖させる。
冷却水循環回路40は、ドレン溜め部3cを巻回せず、フィン部材41を設けている。フィン部材41は、ドレン溜め部3cの側面に対向する位置に設置されている。フィン部材41は、加熱された冷却水が通過することで、フィン部分から熱を放出し、ドレン溜め部3cを加熱する。
次に、図4を参照して、上記のように構成されたオイルセパレータの作用について説明する。
図4に示されるように、オイルセパレータ3に設けられた水分センサ35がドレン溜め部3cに溜まったドレンに含まれる水分量を計測し、水分量が所定量に達すると、水分センサ35が制御バルブ30aを開放させる。オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンは、制御バルブ30aが開放されると、ドレン供給ホース30が連通され、ドレン供給ホース30によってエンジン6のオイルパン6a内に供給される。水分センサ35は、制御バルブ30aを開放してから一定時間経過後に制御バルブ30aを閉鎖させる。
このように、オイルセパレータ3のドレン溜め部3cに溜まったドレンを、加熱された冷却水によって加熱することで水分量を減らしたドレンを外部装置であるエンジン6のオイルパン6aに供給する。よって、オイルセパレータ3が分離したドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、ドレンの水分量を水分センサ35によって計測して、ドレンの水分量が所定割合に達してから制御バルブ30aを開放することで、ドレンの水分量が所定割合に減ってからエンジン6のオイルパン6aに送出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(3)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)水分センサ35によってドレン溜め部3cに溜まったドレンに含まれる水分量を計測して、ドレンに含まれる水分量が所定割合以下であれば、制御バルブ30aがドレン供給ホース30の流路を開いてドレンをエンジン6のオイルパン6aに送出する。これにより、ドレン溜め部3cに溜まったドレンに含まれる水分量によってドレンの送出を制御することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもができる。
・上記第1の実施形態では、エキゾストバルブ2aが開放した回数をカウンタ21が計測した。しかしながら、排出口2bを通過するパージエアの通過回数をカウンタ21が計測してもよい。
・上記第3の実施形態において、ドレン溜め部3cに溜まったドレンの重量を重量センサ34が計測して、所定量に達したときに制御バルブ30aを開放させてもよい。
・上記第3の実施形態では、ドレン溜め部3cに溜まったドレンの重量を計測したが、ドレン溜め部3cに溜まったドレンの容量が所定量に達したか否かを検出するセンサを設けてもよい。
・上記実施形態では、各センサが制御バルブ30aの開放から一定時間経過後に閉鎖するようにしたが、制御バルブ30a自身が開放から一定時間経過後に閉鎖してもよい。
・上記第1〜3の実施形態では、冷却水循環回路40をドレン溜め部3cに巻回させたが、第4の実施形態のようにフィン部材41を設けてもよい。なお、巻回させた上でフィン部材41を更に設けてもよい。
・上記第4の実施形態では、フィン部材41を設けたが、第1〜3の実施形態のように冷却水循環回路40をドレン溜め部3cに巻回させてもよい。なお、巻回させた上でフィン部材41を更に設けてもよい。
・上記実施形態では、加熱装置としてエンジン6の冷却水循環回路40を採用した。しかしながら、図5に示されるように、冷却水循環回路40に替えて、コンプレッサ1で発生させた圧縮空気が通過する供給管としての圧縮空気供給ホース10を加熱装置としてもよい。このような構成によれば、コンプレッサ1を備えた車両に搭載されたオイルセパレータ3であれば、コンプレッサ1で生成される圧縮空気が通過する圧縮空気供給ホース10をオイルセパレータ3まで引き込めばよいので、新たな加熱装置を装着する必要がなく、圧縮空気が有する熱を有効活用することができる。
・上記実施形態において、電熱ヒータ等の他の加熱装置をドレン溜め部3cに設けてもよい。
1…コンプレッサ、2…エアドライヤ、2a…エキゾストバルブ、2b…排出口、3…オイルセパレータ、3a…筐体、3b…衝突材、3c…ドレン溜め部、3d…排出口、4…システムタンク、6…エンジン、6a…オイルパン、10…圧縮空気供給ホース、20…エアドライヤ接続ホース、21…カウンタ、22…流量センサ、30…ドレン供給ホース、30a…制御バルブ、31…外側容器、32…内側容器、33…ばね、34…重量センサ、35…水分センサ、40…冷却水循環回路、41…フィン部材。

Claims (6)

  1. 筐体と前記筐体内に設けられた衝突材とを備え、油分を含む空気を前記筐体内に導入して前記衝突材に衝突させることによって、導入された空気から油分を分離してドレン溜め部に回収するオイルセパレータにおいて、
    前記ドレン溜め部に溜まったドレンを加熱する加熱装置と、
    前記ドレン溜め部と油を利用する外部装置とを接続する接続管と、
    前記接続管の流路を開閉する開閉装置と、
    前記ドレン溜め部に溜まったドレンを前記外部装置に送出する送出条件を満たしたことを判定する判定装置と、を備え、
    前記開閉装置は、前記判定装置が前記送出条件を満たしたと判定したときに前記接続管の流路を開く
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 前記判定装置は、前記油分を含む空気の前記筐体への導入回数を計測するカウンタを含み、
    前記送出条件は、ドレンが所定量溜まるために必要な導入回数以上であることである
    請求項1に記載のオイルセパレータ。
  3. 前記判定装置は、前記ドレン溜め部内のドレンの量を計測する計測センサを含む、
    前記送出条件は、ドレンが前記ドレン溜め部に所定量以上溜まっていることである
    請求項1に記載のオイルセパレータ。
  4. 前記判定装置は、前記ドレン溜め部内のドレンに含まれる水分量を計測する水分センサを含み、
    前記送出条件は、前記ドレン溜め部内のドレンに含まれる水分量が所定割合以下であることである
    請求項1に記載のオイルセパレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記加熱装置は、内燃機関を冷却する冷却水の循環回路を含み、
    前記循環回路は、前記筐体を経由することで前記ドレン溜め部を加熱する
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記加熱装置は、コンプレッサで圧縮された圧縮空気が通過する供給管を含み、
    前記供給管は、前記筐体を経由することで前記ドレン溜め部を加熱する
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
JP2014176075A 2014-08-29 2014-08-29 オイルセパレータ Active JP6280842B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176075A JP6280842B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 オイルセパレータ
US15/505,794 US10843112B2 (en) 2014-08-29 2015-08-28 Oil separator and compressed air drying system
PCT/JP2015/074512 WO2016031985A1 (ja) 2014-08-29 2015-08-28 オイルセパレータ及び圧縮空気乾燥システム
DE112015003971.6T DE112015003971T5 (de) 2014-08-29 2015-08-28 Ölabscheider und Drucklufttrocknungssystem
US17/070,560 US11198080B2 (en) 2014-08-29 2020-10-14 Oil separator and compressed air drying system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176075A JP6280842B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 オイルセパレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016049869A true JP2016049869A (ja) 2016-04-11
JP6280842B2 JP6280842B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=55657710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176075A Active JP6280842B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 オイルセパレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6280842B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108067076A (zh) * 2017-03-31 2018-05-25 佛山市南海天仕达制冷设备有限公司 一种高效油烟冷凝净化分离回收系统
JP2020189252A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 三輪精機株式会社 油回収装置
JP2021090902A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 日野自動車株式会社 オイルセパレータ及び油水排出方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04187957A (ja) * 1990-11-21 1992-07-06 Toshiba Corp 冷凍サイクル装置
JP2014028361A (ja) * 2012-07-02 2014-02-13 Nabtesco Automotive Corp オイルセパレータ
JP2014091059A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Nabtesco Automotive Corp オイルセパレータ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04187957A (ja) * 1990-11-21 1992-07-06 Toshiba Corp 冷凍サイクル装置
JP2014028361A (ja) * 2012-07-02 2014-02-13 Nabtesco Automotive Corp オイルセパレータ
JP2014091059A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Nabtesco Automotive Corp オイルセパレータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108067076A (zh) * 2017-03-31 2018-05-25 佛山市南海天仕达制冷设备有限公司 一种高效油烟冷凝净化分离回收系统
JP2020189252A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 三輪精機株式会社 油回収装置
JP7281791B2 (ja) 2019-05-20 2023-05-26 三輪精機株式会社 油回収装置
JP2021090902A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 日野自動車株式会社 オイルセパレータ及び油水排出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6280842B2 (ja) 2018-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6652587B2 (ja) 圧縮空気供給システム
JP6238382B2 (ja) オイルセパレータ
WO2013129495A1 (ja) オイルセパレータ
WO2014006928A1 (ja) オイルセパレータ
JP6576911B2 (ja) 圧縮空気乾燥システム及び圧縮空気乾燥システムの再生方法
JP6280842B2 (ja) オイルセパレータ
JP6622184B2 (ja) 圧縮空気乾燥システム
WO2015182582A1 (ja) 圧縮空気乾燥システム
JP6153223B2 (ja) エア供給システム
JP6609550B2 (ja) オイルセパレータ及び車両用油分分離システム
JP5973185B2 (ja) オイルセパレータ
JP6622193B2 (ja) エアドライヤ
JP5876709B2 (ja) エア供給システム
JP6345541B2 (ja) オイルセパレータ
JP2017131889A (ja) エア系統
JP6138530B2 (ja) エア供給システム
JP2020104068A (ja) 空気供給システム
JP2014008471A (ja) オイルセパレータ
JP6247351B2 (ja) オイルセパレータ
JP5973186B2 (ja) オイルセパレータ
JP5967825B2 (ja) エア供給システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6280842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250