JP2014008471A - オイルセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができるオイルセパレータを提供する。
【解決手段】オイルセパレータは、筐体11内に導入した油分を含む空気を衝突材に衝突させることで油分を分離して回収する。オイルセパレータは、筐体11に設けられたドレン排出口17に接続され、筐体11内に溜まったドレンを溜める増設タンク4を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、機器を通過した空気に含まれるオイルを分離するオイルセパレータに関する。
トラック、バス、建機等の車両は、エンジンと直結したコンプレッサから送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。この圧縮空気には、大気中に含まれる水分やコンプレッサ内を潤滑する油分が含まれている。この水分や油分を含む圧縮空気が各システム内に侵入すると、錆やゴム部材(Oリング等)の膨潤を招き作動不良の原因となる。このため、エア系統のコンプレッサの下流には、圧縮空気中の水分や油分を除去するためのエアドライヤが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
エアドライヤ内には、フィルタ、シリカゲルやゼオライト等の乾燥剤が設けられている。そして、エアドライヤは、水分を除去する除湿作用と、乾燥剤に吸着させた水分を取り除き外部に放出する再生作用とを行う。
ところで、乾燥剤の再生時にエアドライヤから放出される空気には水分とともに油分も含まれるため、環境負荷を考慮してエア系統のコンプレッサの下流にオイルセパレータを設けることを考えている。
オイルセパレータは、水分や油分を含んだ空気が衝突する複数の衝突板を筐体内に設けた衝突板方式のものがある(例えば、特許文献2参照)。この衝突板方式のオイルセパレータは、空気を衝突板に衝突させて気液分離を行うことで油分を回収し、清浄エアを排出する。
特開平10−296038号公報 特開2008−2377号公報
ところで、上記のオイルセパレータはシリンダヘッド用であるため、オイルセパレータの底部から分離した油分をシリンダヘッドに戻している。しかしながら、発明者らは、エア系統のコンプレッサの下流にオイルセパレータを設けることを考えているので、オイルセパレータの筐体内部に空気から分離した油分を溜めることとなる。そして、オイルセパレータの容積に達したら、油分をオイルセパレータから除去する必要がある。しかしながら、油分の回収等のメンテナンスは、少ない回数で済むことが望まれている。そこで、溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができるオイルセパレータが求められていた。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができるオイルセパレータを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、筐体内に導入した油分を含む空気を衝突材に衝突させることで油分を分離して回収するオイルセパレータにおいて、前記筐体に設けられたドレン排出口に接続され、前記筐体内に溜まったドレンを溜める増設タンクを設けることをその要旨としている。
同構成によれば、増設タンクを設けたので、分離したドレンを筐体とは別に溜めることができる。このため、溜めることができるドレンの総量を増やすことができ、ひいては溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のオイルセパレータにおいて、前記増設タンクは、車両に設けられた巻き込み防止部材に取り付けられることをその要旨としている。
同構成によれば、増設タンクが車両に設けられる巻き込み防止部材に取り付けられる。このため、増設タンクは作業者の手が届く場所に位置することになるので、増設タンクに溜まったドレンの回収作業が容易である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオイルセパレータにおいて、前記増設タンクの入口を前記ドレン排出口よりも下方に設置することをその要旨としている。
同構成によれば、増設タンクの入口をドレン排出口よりも下方に設置したので、筐体に溜まったドレンを重力に任せて自然に移送させることができる。よって、増設タンクを設置して、筐体と増設タンクとを接続するだけで、増設タンクに移送させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、前記増設タンクは、断熱材によって覆われていることをその要旨としている。
同構成によれば、増設タンクが断熱材によって覆われているので、ドレン中の水分が凍結することを抑制することができ、水分の凍結によって排出が困難になることを抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、前記筐体から前記増設タンクへドレンを送出するポンプを備えることをその要旨としている。
同構成によれば、筐体から増設タンクへポンプによってドレンを送出するので、筐体から増設タンクにドレンを確実に移送させることができる。また、増設タンクの入口がドレン排出口よりも下方に設置できない場合でも、筐体から増設タンクへドレンを移送させることができる。
本発明によれば、オイルセパレータにおいて、溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るエア系統におけるオイルセパレータの設置位置を示すブロック図。 オイルセパレータ本体の外部構造を示す側面図。 オイルセパレータ本体および増設タンクを示す正面図。 増設タンクの断面図。 増設タンクの下面図。 本発明の別例に係る増設タンクの断面図。 本発明の別例に係るエア系統におけるオイルセパレータの設置位置を示すブロック図。
以下、本発明のオイルセパレータをエアドライヤの排気系統に具体化した一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1に示されるように、トラックは、コンプレッサ1から送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。このため、エア系統のコンプレッサ1の下流には、圧縮空気中の油水分を除去し、乾燥空気を提供するためのエアドライヤ2が設けられている。エアドライヤ2内には、乾燥剤が設けられている。そして、エアドライヤ2は、油水分を除去する除湿作用と、乾燥剤に吸着させた油水分を取り除き外部に放出する再生作用とを行う。
そこで、本実施例では、乾燥剤の再生時にエアドライヤ2から放出される空気(パージエア)には水分とともに油分も含まれるため、環境負荷を考慮してエア系統のコンプレッサ1の下流にオイルセパレータ本体3を設ける。特に、オイルセパレータ本体3は、エアドライヤ2の排気系統に設けられ、エアドライヤ2を再生する際に排出されるパージエアから油水分を分離して回収する。
オイルセパレータ本体3は、油水分を含んだ空気が衝突する複数の衝突材を筐体内に設けた衝突方式である。この衝突方式のオイルセパレータ本体3は、油水分を含んだ空気を衝突材に衝突させて気液分離を行うことで油分を回収し、清浄エアを排出する。分離された油水分を以下ではドレンと記載する。
オイルセパレータ本体3には、オイルセパレータ本体3の筐体内に溜まったドレンを別途溜める増設タンク4が接続されている。この増設タンク4は、オイルセパレータ本体3の筐体内にある程度ドレンが溜まると、オイルセパレータ本体3からドレンが重力によって移送される。
図2に示されるように、オイルセパレータ本体3は、水平方向に延出した直方体状の筐体11を備えている。筐体11の長手方向の対向する正面12と背面13とには、導入口14と排出口16とがそれぞれ形成されている。すなわち、オイルセパレータ本体3は、図2の右側から左側へ空気が通過するようになっている。
筐体11の底面40には、板状のドレン連通板43を支持する支持部材(支持柱41、段差部42)が複数設けられている。ドレン連通板43は、複数の支持柱41と複数の段差部42によって筐体11内に架設されている。筐体11内のドレン連通板43の上方部分は、導入口14から導入された空気を通過させる膨張室として機能する。一方、筐体11内のドレン連通板43の下方部分は、膨張室で空気から分離した油水分(ドレン)を溜めるドレン溜め部45として機能する。ドレン溜め部45は、ドレンをドレン連通板43の下面まで溜めることができる。
ドレン連通板43の上面の導入口14と排出口16との中央には、オリフィス孔30aが形成された板状の隔壁30が取り付けられている。オリフィス孔30aは隔壁30の上部に一箇所形成されている。この隔壁30は、オリフィス孔30aによってオリフィスとして機能する。そして、筐体11内のドレン連通板43の上方部分は、この隔壁30によって、導入口14側を一次膨張室31と、排出口16側を二次膨張室32とに水平方向において区画されている。一次膨張室31と二次膨張室32とには、ウレタンフォーム(スポンジ等)33がそれぞれ設置されている。導入口14から導入された空気は、ウレタンフォーム33に衝突することによって空気から油水分が分離される。すなわち、ウレタンフォーム33は、空気に含まれる油水分を捕獲する。ウレタンフォーム33が衝突材に相当する。
ドレン連通板43には、一次膨張室31と二次膨張室32とにおいて分離された油水分をドレン溜め部45に通過させるための複数のドレン連通孔44が形成されている。ドレン連通孔44は、各膨張室31,32に対して少なくとも1つ形成されている。ウレタンフォーム33に衝突することによって空気から分離された油水分は、ドレン連通板43の上面を流れていずれかのドレン連通孔44からドレン溜め部45に落下する。
ドレン連通板43の下面には、ドレン溜め部45に溜まったドレンの流れを規制する2枚のバッフル板46が取り付けられている。バッフル板46は、幅方向に延出して形成されている。バッフル板46は、ドレン溜め部45に溜まったドレンが車両の加速度の変化によって動くことを規制し、ドレンの跳ね上げを抑制する。
また、筐体11の上面には開口部18が形成されている。開口部18は、長方形状の蓋19によって閉蓋されている。蓋19と筐体11とは、複数のボルト21とナットとによって締め付け固定されている。蓋19は、収容されたウレタンフォーム33等の移動を規制する。
筐体11内の排出口16側の底面40には、加熱手段としてのヒータ26を収容する収容部23が設けられている。収容部23には、筐体11の背面13に開口し、ヒータ26を挿入する挿入部24が形成されている。ヒータ26は、円柱状であって、筐体11の背面13から収容部23に挿入して設置されている。ヒータ26は、電源に接続されている。
また、筐体11の背面13の挿入部24の上方には、サーモスタット27を取り付ける取付穴25が形成されている。サーモスタット27は、取付穴25に取り付けられ、電源とヒータ26に接続されている。サーモスタット27は、ドレン溜め部45の温度を検出して、ヒータ26の加熱を制御する。ヒータ26によってドレン溜め部45を加熱することで、ドレン溜め部45の底面に溜まったドレンに含まれる水分を極力蒸発させ、油分の濃度が高いドレンを生成する。
筐体11の正面12の上部には、筐体11の流路断面積よりも小さい流路断面積の導入部15が形成されている。導入口14は、この導入部15に形成されている。導入口14の先端には、円筒状の取付部材51が固定されている。取付部材51の先端には、エアドライヤ2に接続されたホース50の先端が接続されている。導入部15の正面には、筐体11内から導入口14へのドレンの逆流を規制する規制板53が立設されている。
筐体11の側面には、ドレンを排出するドレン排出口17が形成されている。ドレン排出口17は、ドレン溜め部45の上側、すなわちドレン連通板43の近傍に形成されている。このため、ドレン溜め部45に溜まったドレンは、ある程度の量、すなわちドレン排出口17に達すると、ドレン排出口17を介してドレン溜め部45から排出される。
排出口16には、排出口16から水平方向へ突出して上方へ曲がったL字状のエルボ部材60が取り付けられている。エルボ部材60の基端が排出口16に螺着されている。
図3に示されるように、オイルセパレータ本体3は、一対の板状の取付部材8を介してボルト21とナット22とによってラダーフレーム等のフレーム9に固定されている。オイルセパレータ本体3と増設タンク4とは、ホース70によって接続されている。ホース70の一端は、オイルセパレータ本体3のドレン排出口17に接続されている。
図4及び図5に示されるように、増設タンク4は、ドレンを収容する有底円筒状の本体容器71と、本体容器71の開口部を閉蓋する蓋72とを備えている。本体容器71には、増設タンク4を持ち上げる取手73が取り付けられている。蓋72には、内部に連通した円柱状の入口ポート74が設けられている。入口ポート74には、ホース70の他端が接続されている。入口ポート74は、ドレン排出口17よりも下方に位置している。このため、オイルセパレータ本体3のドレン溜め部45に溜まったドレンは、ドレン排出口17に達すると、重力によって自然にドレン排出口17からホース70を通過して増設タンク4に移送される。
本体容器71の下面には、内部に連通した円柱状の排出ポート75が設けられている。排出ポート75には、連通を開閉できるボールコック76が取り付けられている。ボールコック76は、レバー76aが操作されることで連通が開閉され、ドレンの排出と停止とを行う。
増設タンク4の本体容器71には、車体に取り付けるΩ字状の取付部材77が2個締付固定されている。取付部材77の開口部分には、円筒状のスペーサ78が装着されて、締付量が規定されている。スペーサ78は、取付部材77に形成された装着孔77aにボルト21が貫装されて、ナット22によって締付固定されている。
図3に示されるように、取付部材77は、トラックの車体10に装着された巻き込み防止部材としてのサイドガード80に固定されている。サイドガード80は、足回りのタイヤ間の空間に物が巻き込まれることを防止するために取り付けられる。サイドガード80は、車体10にボルト21で固定されて車体10から下垂された矩形状のステー81と、ステー81に溶着されて車体10の延長方向に延びる矩形状のバー82とを備えている。増設タンク4に取り付けられた取付部材77は、ボルト21とナット22とによってサイドガード80のバー82に固定されている。
次に、前述のように構成されたオイルセパレータの作用について説明する。
図2に示されるように、エアドライヤ2から排出されたパージエアがオイルセパレータ本体3に導入される。パージエアには、油水分が含まれた空気である。
導入口14から一次膨張室31内に導入された空気は、ウレタンフォーム33によって油水分が捕獲されながら通過する。このとき、ウレタンフォーム33に衝突した油水分が空気から分離される。ウレタンフォーム33によって捕獲された水分と油分とを含むドレンは、ウレタンフォーム33内をつたってドレン連通板43の上面に達し、ドレン連通板43に形成されたドレン連通孔44からドレン溜め部45に落下して、ドレン溜め部45に溜まる。
一次膨張室31のウレタンフォーム33を通過した空気は、隔壁30のオリフィス孔30aに向かい通過する。このとき、オリフィス孔30a以外の隔壁30に衝突した油水分が空気から分離される。隔壁30に衝突して分離されたドレンは、隔壁30をつたってドレン連通板43の上面に達し、ドレン連通板43に形成されたドレン連通孔44からドレン溜め部45に落下して、ドレン溜め部45に溜まる。
隔壁30のオリフィス孔30aを通過した空気は、二次膨張室32のウレタンフォーム33によって油水分が捕獲されながら通過する。このとき、ウレタンフォーム33に衝突した油水分が空気から分離される。ウレタンフォーム33によって捕獲された水分と油分とを含むドレンは、ウレタンフォーム33内をつたってドレン連通板43の上面に達し、ドレン連通板43に形成されたドレン連通孔44からドレン溜め部45に落下して、ドレン溜め部45に溜まる。
二次膨張室32のウレタンフォーム33を通過した空気は、排出口16から油分を含まない清浄エアとなって外部に排出される。
図3に示されるように、ドレン溜め部45に溜まったドレンは、ヒータ26によって加熱されてドレン内の水分が蒸発される。そして、ドレンがドレン排出口17に達するほど溜まると、重力によって自然にドレン排出口17から排出され、ホース70内を通過して増設タンク4内に移送される。
増設タンク4に溜まったドレンを回収する際には、作業者が手を伸ばしてボールコック76のレバー76aを操作してボールコック76を開通することで、ドレンが排出される。増設タンク4の下にバケツ等を置くことでドレンを回収することができる。
よって、オイルセパレータ本体3によって分離して回収できる油分の量が増設タンク4の容量分増加させることができるので、溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができる。また、オイルセパレータ本体3のドレン排出口17よりも入口ポート74が下方に位置するように増設タンク4をサイドガード80に取り付けたので、重力によって自然にドレン溜め部45から増設タンク4へドレンを移送させることができ、作業者が容易にドレンを回収することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)増設タンク4を設けたので、分離したドレンを筐体11とは別に溜めることができる。このため、溜めることができるドレンの総量を増やすことができ、ひいては溜まったドレンの回収作業の回数を抑制することができる。
(2)増設タンク4が車両に設けられるサイドガード80に取り付けられる。このため、増設タンク4は作業者の手が届く場所に位置することになるので、増設タンク4に溜まったドレンの回収作業が容易である。
(3)増設タンク4の入口ポート74をドレン排出口17よりも下方に設置したので、筐体11に溜まったドレンを重力に任せて自然に移送させることができる。よって、増設タンク4を設置して、筐体11と増設タンク4とを接続するだけで、増設タンク4に移送させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、増設タンク4を巻き込み防止部材であるサイドガード80に取り付けたが、巻き込み防止部材に限らず、サイドメンバやラダーフレーム等の他の部材に取り付けてもよい。
・上記実施形態では、オイルセパレータ本体3の筐体11のドレン排出口17をドレン連通板43の近傍に形成したが、ドレン排出口17を底側に形成してもよい。この場合、例えばドレンが溜まることで所定の圧力が掛かった際に自動的に開弁する弁をドレン排出口17に設けてもよい。
・上記構成において、増設タンク4の本体容器71にドレンの容量を確認するためののぞき窓を設けてもよい。このようにすれば、増設タンク4に溜まったドレンの量を確認することができる。
・上記構成において、ホース70を透明な材料で形成してもよい。このようにすれば、ドレンが容量以上に増設タンク4に溜まっているか否かを確認することができる。
・上記実施形態では、蓋19によってウレタンフォーム33の移動を規制した。しかしながら、ウレタンフォーム33が固定されていれば、蓋19による移動規制をなくしてもよい。
・上記実施形態では、一次膨張室31と二次膨張室32とにウレタンフォーム33を設置したが、エアドライヤ2(コンプレッサ1)から排出される油水分量によって、ウレタンフォーム33を変更したり、一部を省略したりしてもよい。
・上記実施形態において、オイルセパレータ本体3の筐体11内の構造は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、ヒータ26によってドレン溜め部45を加熱したが、ドレン溜め部45に溜められたドレン自体を直接加熱してもよい。この場合、正確な温度制御を行うために、サーモスタット27を筐体11の内壁に設置するのが望ましい。このようにすれば、ヒータ26からドレンへの熱伝達が高く、ドレンを間接的に加熱するよりも効率良く加熱することができる。
・上記構成において、ヒータ26の数量は必要に応じて変更可能である。
・上記構成において、図6に示されるように、増設タンク4の本体容器71を断熱材79によって覆ってもよい。このようにすれば、増設タンク4が断熱材によって覆われているので、ドレン中の水分が凍結することを抑制することができ、水分の凍結によって排出が困難になることを抑制できる。
・上記構成において、図7に示されるように、オイルセパレータ本体3と増設タンク4との間にポンプ5を設けて強制的にドレン溜め部45から増設タンク4へドレンを移送してもよい。このようにすれば、筐体11のドレン溜め部45から増設タンク4へポンプ5によってドレンを送出するので、筐体11から増設タンクにドレンを確実に移送させることができる。
・上記実施形態では、増設タンク4を円筒状の容器としたが、増設タンク4の形状は設置スペースや容量に合わせて適宜変更可能である。また、取付部材77の形状も適宜変更可能である。
・上記実施形態では、オイルセパレータ本体3をエア系統のコンプレッサ1の下流であるエアドライヤ2の排気系統に設けた。しかしながら、オイルセパレータ本体3をエア系統のコンプレッサ1の下流であってエアドライヤ2の上流に設けてもよい。このようにすれば、コンプレッサ1の潤滑油等が含まれる空気から油分を分離して、清浄エアをエアドライヤ2に供給することができる。よって、エアドライヤ2に設けられる乾燥剤における油分による劣化を抑制することができる。
・上記実施形態では、車両としてトラックに本発明を適用したが、バスや建機等の車両に適用してもよい。
1…コンプレッサ、2…エアドライヤ、3…オイルセパレータ本体、4…増設タンク、8…取付部材、9…フレーム、10…車体、11…筐体、12…正面、13…背面、14…導入口、15…導入部、16…排出口、17…ドレン排出口、18…開口部、19…蓋、21…ボルト、23…収容部、24…挿入部、25…取付穴、26…ヒータ、27…サーモスタット、30…隔壁、30a…オリフィス孔、31…一次膨張室、32…二次膨張室、33…衝突材としてのウレタンフォーム、40…底面、41…支持柱、42…段差部、43…ドレン連通板、44…ドレン連通孔、45…ドレン溜め部、46…バッフル板、50…ホース、51…取付部材、53…規制板、60…エルボ部材、70…ホース、71…本体容器、72…蓋、73…取手、74…入口ポート、75…排出ポート、76…ボールコック、76a…レバー、77…取付部材、77a…装着孔、78…スペーサ、80…巻き込み防止部材としてのサイドガード、81…ステー、82…バー。

Claims (5)

  1. 筐体内に導入した油分を含む空気を衝突材に衝突させることで油分を分離して回収するオイルセパレータにおいて、
    前記筐体に設けられたドレン排出口に接続され、前記筐体内に溜まったドレンを溜める増設タンクを設ける
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 請求項1に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記増設タンクは、車両に設けられた巻き込み防止部材に取り付けられる
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  3. 請求項1又は2に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記増設タンクの入口を前記ドレン排出口よりも下方に設置する
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記増設タンクは、断熱材によって覆われている
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記筐体から前記増設タンクへドレンを送出するポンプを備える
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
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