JP6211300B2 - オイルセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、エアドライヤから流入したパージエアに含まれるオイルを分離するオイルセパレータに関する。
トラック、バス、建機等の車両は、エンジンと直結したコンプレッサから送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。この圧縮空気には、大気中に含まれる水分やコンプレッサ内を潤滑する油分が含まれている。この水分や油分を含む圧縮空気が各システム内に侵入すると、錆やゴム部材(Oリング等)の膨潤を招き作動不良の原因となる。このため、エア系統のコンプレッサの下流には、圧縮空気中の水分や油分を除去するためのエアドライヤが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
エアドライヤ内には、シリカゲルやゼオライト等の乾燥剤、フィルタが設けられている。そして、エアドライヤは、水分を除去する除湿作用と、乾燥剤に吸着させた水分を取り除き外部に放出する再生作用とを行う。
特開平10−296038号公報
ところで、乾燥剤の再生時にエアドライヤから放出される空気には水分とともに油分も含まれるため、環境負荷を考慮してエア系統のコンプレッサの下流にオイルセパレータを設けることが考えられている。このオイルセパレータは、油分を含んだ空気が衝突する衝突材を筐体内に設け、油分を分離して回収し、油分を除去した清浄エアを排出する装置である。
ここで、エアドライヤにおいて乾燥剤を再生させるアンロード運転時には、パージタンク内の圧力であるパージ圧によってオイルセパレータ内にパージエアが勢い良く流入する。パージエアがオイルセパレータ内に勢い良く流入すると、分離した油分を含むドレンに圧力が掛かることで、ドレンがドレン排出口から外部に流出するおそれがある。そこで、外部へのドレンの流出を抑制したオイルセパレータが求められている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部へのドレンの流出を抑制したオイルセパレータを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決するオイルセパレータは、エアドライヤから筐体内に流入したパージエアを衝突材に衝突させることで油分を分離して油分を含むドレンを回収し、清浄エアを排出するオイルセパレータにおいて、前記パージエアから分離した油分を含むドレンを排出するドレン排出口に接続されたドレンホースと、前記ドレンホースの先端部を少なくとも前記エアドライヤのアンロード運転時に閉蓋するとともに、着脱可能に固定する固定部材と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、ドレンを排出するドレン排出口に接続されたドレンホースの先端部を少なくともエアドライヤのアンロード運転時に固定部材が閉蓋する。このため、エアドライヤのアンロード運転時にパージ圧によってオイルセパレータ内にパージエアが勢い良く流入して、分離した油分を含むドレンに圧力が掛かってもドレンがオイルセパレータの外部に流出することを抑制できる。また、ドレンホースの先端部は固定部材から着脱可能に固定されるので、ドレンを排出する際には、固定部材からドレンホースの先端部を取り外して、ドレンを排出することができる。
上記オイルセパレータについて、前記ドレンホースの先端部は、前記固定部材に対して鉛直方向上向きに固定されることが好ましい。
同構成によれば、ドレンホースの先端部が固定部材に対して鉛直方向上向きに固定されるので、ドレンホース内のドレンがドレンホースの先端部から流出することを抑制できる。
上記オイルセパレータについて、前記固定部材は、エアドライヤのアンロード運転時に閉じて、アンロード運転時以外に開く排出弁を備えることが好ましい。
同構成によれば、エアドライヤのパージ圧によってパージエアがオイルセパレータ内に勢い良く流入するアンロード運転時に固定部材の排出弁を閉じるので、排出弁から外部にドレンが流出することを防止できる。また、アンロード運転時以外に固定部材の排出弁を開くので、ドレンホース内のドレンの水面を筐体内のドレンの水面に一致させて、ドレンホースの先端部を固定部材から取り外さずに筐体内のドレン量を確認することができる。
上記オイルセパレータについて、前記固定部材は、ドレンの流れを抑制する絞り部材を備えることが好ましい。
同構成によれば、固定部材に絞り部材を備えたので、パージ圧によってパージエアがオイルセパレータ内に勢い良く流入してドレンに圧力が掛かったとしても、ドレンの流れが絞り部材によって抑制されることで、ドレンがオイルセパレータの外部に流出することを抑制できる。
上記オイルセパレータについて、前記筐体内を加圧する加圧装置を接続する加圧装置接続部を備えることが好ましい。
同構成によれば、加圧装置接続部に加圧装置を接続して、筐体内を加圧することで、ドレンの排出を促進して排出時間を短縮できる。
本発明によれば、オイルセパレータの外部へのドレンの流出を抑制できる。
第1の実施形態のエア系統におけるオイルセパレータの設置位置を示すブロック図。 オイルセパレータの取付状態及びオイルセパレータとエアドライヤとの接続状態を示す図。 オイルセパレータの導入口及び排出口の位置を示す上面図。 オイルセパレータの蓋の内部を示す下面図。 オイルセパレータの内部構造を示す図3の5−5断面図。 オイルセパレータの内部構造を示す図3の6−6断面図。 ドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。 ドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。 第2の実施形態のドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。 第3の実施形態のドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す側面図。 ドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。 別例のドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。 別例のドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。 別例のドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造を示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図8を参照して、オイルセパレータの第1の実施形態について説明する。
図1に示されるように、トラック、バス、建機等の車両は、コンプレッサ1から送られる圧縮空気を利用してブレーキやサスペンション等のシステムを制御している。このため、エア系統のコンプレッサ1の下流には、圧縮空気中の油水分を除去し、乾燥空気を提供するためのエアドライヤ2が設けられている。エアドライヤ2内には、乾燥剤が設けられている。そして、エアドライヤ2は、油水分を除去する除湿作用と、乾燥剤に吸着させた油水分を取り除き外部に放出する再生作用とを行う。
そこで、本実施例では、乾燥剤の再生時にエアドライヤ2から放出される空気(パージエア)には水分とともに油分も含まれるため、環境負荷を考慮してエア系統のコンプレッサ1の下流にオイルセパレータ3を設ける。特に、オイルセパレータ3は、エアドライヤ2の排気系統に設けられ、エアドライヤ2を再生する際に排出されるパージエアから油水分を分離して回収する。
オイルセパレータ3は、油水分を含んだ空気が衝突する複数の衝突材を筐体内に設けた衝突方式である。この衝突方式のオイルセパレータ3は、油水分を含んだ空気を衝突材に衝突させて気液分離を行うことで油分を回収し、清浄エアを排出する。分離された油水分を以下ではドレンと記載する。
図2に示されるように、エアドライヤ2は、鉛直上方が閉じた有底円筒状のケース21と、当該ケース21の開口部を閉蓋するとともにケース21を支持する支持部材22とを備えている。支持部材22の下部には、乾燥剤の再生時にパージエアを排出するパージエア排出口23が形成されている。パージエア排出口23には、接続ホース25が接続されるパージエア排出カバー24が取り付けられている。接続ホース25は、オイルセパレータ3に接続されている。なお、エアドライヤ2の支持部材22には、コンプレッサ1で圧縮された圧縮空気を導入する導入口(図示略)が設けられるとともに、乾燥圧縮空気を排出する排出口(図示略)が設けられている。
オイルセパレータ3は、鉛直方向に延出した有底円筒状の筐体としてのケース31と、当該ケース31の開口部を閉蓋する蓋32とを備えている。ケース31の底部31aには、溜まったドレンを排出するためのドレン排出口33が設けられている。ドレン排出口33には、ドレンを取り出す際に使用するドレンホース34が接続されている。蓋32には、接続ホース25を介してエアドライヤ2からパージエアを導入する導入口35と、油分を分離した清浄エアを排出する排出口40とが別々に形成されている。導入口35と接続ホース25とは、連結部材27によって接続されている。
オイルセパレータ3の蓋32には、取付部材37が一体に蓋32に対して立設されている。取付部材37は、ボルトによってシャーシ38に固定されている。
また、ドレンホース34の先端部は、車両のシャーシ38等に固定された支持部材60に着脱可能に取り付けられている。すなわち、支持部材60には、固定部材61が固定されている。この固定部材61の下端部には、ドレンホース34の先端部をワンタッチで取り付けるワンタッチカプラ62が固定されている。ドレンホース34の先端部は、ワンタッチカプラ62に挿入することで固定部材61に固定され、ワンタッチカプラ62を操作することで固定部材61から取り外せる。ドレンホース34の先端部は、鉛直方向上向きに固定部材61に装着される。固定部材61には、エアドライヤ2のアンロード運転時のパージ圧によってドレンがオイルセパレータ3の外部に流出することを抑制する排出弁70が設けられている。排出弁70は、エアドライヤ2のアンロード運転時に閉じて、アンロード運転時以外に開く構成となっている。
図3に示されるように、蓋32には、導入口35と排出口40とが同一方向(図中右側)に開口している。そして、導入口35には、連結部材27を介して接続ホース25が接続されている。また、排出口40には、水平方向から鉛直下方へ曲がった接続部材41を介して排出ホース42が接続されている。つまり、連結部材27と接続部材41とが併設されている。排出ホース42の先端開口部は、ケース31側が短く斜めに形成されている。排出ホース42からの清浄エアの排出を容易にしながら、防水性を高めている。
図4に示されるように、蓋32は、鉛直上方が閉じた有底円筒状である。蓋32の導入口35の近傍内壁には、導入口35から導入されたパージエアの進行方向に対して直交するよう2枚の邪魔板46が立設されている。蓋32の内部空間は、導入口35から導入されたパージエアを膨張させる第1膨張室45として機能する。蓋32には、ケース31内から排出口40に連通する連通部32aが形成されている。
図5及び図6に示されるように、ケース31と蓋32との間には、ケース31を閉蓋するとともに、蓋32を閉蓋する円盤状のカバー47が設けられている。カバー47は、ケース31と一緒に蓋32にボルト36によって締結されている。すなわち、蓋32に設けられたフランジ部32bに形成されたねじ孔32cにボルト36が締結される。また、ケース31に設けられたフランジ部31bに形成された貫通孔にボルト36の螺子部が貫通される。カバー47には、ボルト36のねじ部が貫通する貫通孔が形成されている。よって、ケース31のフランジ部31bの貫通孔とカバー47のフランジ部47aの貫通孔とにボルト36のねじ部を貫通して、蓋32のフランジ部32bのねじ孔32cにボルト36を螺着することで、蓋32とカバー47とケース31とが締結されている。カバー47には、ケース31内から排出口40へ連通する連通孔47cが形成されている。
また、蓋32とカバー47とによって形成された空間が第1膨張室45として機能する。カバー47には、スポンジ等のウレタンフォーム50を収容する鉛直上方が閉じた有底円筒状の収容部材48がボルト39によって固定されている。なお、ウレタンフォーム50が衝突材として機能する。収容部材48の上端縁部と下端縁部とには、フランジ部48aとフランジ部48bとが形成されている。収容部材48の上端縁部に形成されたフランジ部48aにボルト39が貫通されて、収容部材48がカバー47に締結されている。カバー47と収容部材48の上面とによって形成された空間が第2膨張室51として機能する。カバー47には、第1膨張室45と第2膨張室51とを連通する複数の貫通孔47bが形成されている。収容部材48の上底部49の中央部分には、複数の貫通孔49aが形成されている。カバー47の貫通孔47bと収容部材48の上底部49の貫通孔49aとは対向しない位置に形成されている。収容部材48の側面の下端部側には、複数の貫通孔48cが径方向に間隔をおいて形成されている。
収容部材48の下端縁部に形成されたフランジ部48bには、収容したウレタンフォーム50を支持する円盤状の支持蓋52がねじ53によって固定されている。支持蓋52は、ケース31の内径とほぼ同径に形成されている。なお、収容部材48の上底部49と支持蓋52とによって形成された空間が第3膨張室59として機能する。支持蓋52には、ウレタンフォーム50によって除去された油水分を落下させる複数の貫通孔52aが形成されている。よって、ケース31内の下部がドレン溜め部54として機能する。
図7及び図8に示されるように、固定部材61には、弁体73が流入口71と排出口72との間を移動可能な移動空間が形成され、弁体73と付勢ばね74とが設けられている。弁体73は、付勢ばね74よって流入口71側に付勢され、流入口71と排出口72との両方を塞がない位置に調整されている(図7参照)。そして、弁体73は、付勢ばね74の付勢力よりも大きい力(圧力)が掛かると、排出口72を塞ぐ(図8参照)。よって、排出弁70は、弁体73に掛かる力が付勢ばね74の付勢力よりも小さい状態では排出口72からエア等が排出され、弁体73に掛かる力が付勢ばね74の付勢力よりも大きい状態では排出口72からエア等が排出されない。
次に、前述のように構成されたオイルセパレータ3の作用について説明する。
図2に示されるように、エアドライヤ2から排出されたパージエアがオイルセパレータ3に導入される。パージエアは、油水分が含まれた空気である。
図4に示されるように、導入口35から導入されたパージエアは、邪魔板46に衝突して邪魔板46に沿ってオイルセパレータ3内に導入され、第1膨張室45内で膨張する。
図5に示されるように、第1膨張室45内で膨張した空気は、カバー47に形成された貫通孔47bから第2膨張室51に進入する。第2膨張室51内で膨張した空気は、収容部材48の上底部49の貫通孔49aから第3膨張室59内に進入し、ウレタンフォーム50に衝突した油水分が空気から分離される。ウレタンフォーム50によって捕獲された水分と油分とを含むドレンは、ウレタンフォーム50内を伝って支持蓋52の上面に達し、支持蓋52の貫通孔52aからドレン溜め部54に落下して、ドレン溜め部54に溜まる。ドレン溜め部54に溜まったドレンは、ドレン排出口33からドレンホース34内に進入する。
ところで、パージエアがエアドライヤ2内に勢い良く流入すると、ドレン溜め部54に溜まったドレンに圧力が掛かかる。このとき、ドレンホース34内のドレンが押圧されると、排出弁70の弁体73に圧力が掛かり、弁体73が排出口72を塞ぐ。よって、外部へのドレンの流出を防ぐことができる。また、パージエアの流入がないときには、固定部材61内に排出口72から大気が流入して、ドレンホース34内のドレンは、ドレン溜め部54のドレンと同じ高さに位置させることができる。よって、ドレンホース34内のドレンが見えれば、ドレン溜め部54のドレンの量を確認することができる。
一方、図6に示されるように、収容部材48の上底部49の貫通孔49aから収容部材48内に進入して油水分が分離された空気は、収容部材48の側面の貫通孔48cからケース31内に進入する。ケース31内に進入した空気は、カバー47の連通孔47cと蓋32の連通部32aとを通過して排出口40から接続部材41を介して排出ホース42に流入して大気に排出される。よって、ケース31内に進入した空気は、ドレン溜め部54のドレンにほとんど触れることなく、排出口40から排出される。排出口40から排出される空気は、油分を含まない清浄エアとなっている。
ドレン溜め部54に溜まったドレンを排出する際には、ワンタッチカプラ62を操作することでドレンホース34の先端部をワンタッチカプラ62から取り外して、ドレンホース34の先端部をドレン溜め部54のドレンの水面よりも低くすることで排出できる。ここで、ドレンを排出する際に、排出口40の接続部材41から排出ホース42を取り外して、コンプレッサ等の加圧装置を接続して、ケース31内を加圧することで、ドレンの排出を促進して排出時間を短縮してもよい。なお、排出口40が加圧装置接続部に相当する。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ドレンを排出するドレン排出口33に接続されたドレンホース34の先端部をエアドライヤ2のアンロード運転時に固定部材61が閉蓋する。このため、エアドライヤ2のアンロード運転時にパージ圧によってオイルセパレータ3内にパージエアが勢い良く流入して、分離した油分を含むドレンに圧力が掛かってもドレンがオイルセパレータ3の外部に流出することを抑制できる。また、ドレンホース34の先端部は固定部材61から着脱可能に固定されるので、ドレンを排出する際には、固定部材61からドレンホース34
の先端部を取り外して、ドレンを排出することができる。
(2)ドレンホース34の先端部が固定部材61に対して鉛直方向上向きに固定されるので、ドレンホース34内のドレンがドレンホース34の先端部から流出することを抑制できる。
(3)エアドライヤ2のパージ圧によってパージエアがオイルセパレータ3内に勢い良く流入するアンロード運転時に固定部材61の排出弁70を閉じるので、排出弁70から外部にドレンが流出することを防止できる。また、アンロード運転時以外に固定部材61の排出弁70を開くので、ドレンホース34内のドレンの水面をケース31内のドレンの水面に一致させて、ドレンホース34の先端部を固定部材61から取り外さずにケース31内のドレン量を確認することができる。
(4)加圧装置接続部としての排出口40に加圧装置を接続して、ケース31内を加圧することで、ドレンの排出を促進して排出時間を短縮できる。
(第2の実施形態)
以下、図9を参照して、オイルセパレータの第2の実施形態について説明する。この実施形態のオイルセパレータは、ドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態のオイルセパレータは、第1の実施形態のオイルセパレータとほぼ同様の構成を備えている。
図9に示されるように、固定部材80には、段状の挿通穴81と、挿通穴81に連通するオリフィス孔82とが形成されている。挿通穴81は、固定部材80基端側が開口し、先端側が閉じている。オリフィス孔82は、挿通穴81の先端側において連通している。挿通穴81には、弁体としての鋼球83が嵌装されている。鋼球83は、付勢ばね84によって固定部材80の先端側へ付勢されている。鋼球83は、挿通穴81の段部81aに着座することで、挿通穴81を塞ぐ。付勢ばね84は、鋼球83が段部81aに着座するように付勢しつつ、車両の振動によって鋼球83が段部81aから外れるように付勢している。よって、鋼球83が段部81aから外れている状態ではオリフィス孔82を介してエアが入出し、鋼球83が段部81aに着座している状態ではドレンホース34のドレンが外部に流出しない。
次に、前述のように構成された固定部材80の作用について説明する。
図9に示されるように、パージエアがエアドライヤ2内に勢い良く流入すると、ドレン溜め部54に溜まったドレンに圧力が掛かる。このとき、ドレンホース34内のドレンが押圧されると、鋼球83に圧力が掛かり、鋼球83が挿通穴81を塞ぐ。よって、外部へのドレンの流出を防ぐことができる。また、パージエアの流入がないときには、車両の振動によって鋼球83が段部81aから外れることでオリフィス孔82から大気が流入して、ドレンホース34内のドレンは、ドレン溜め部54のドレンと同じ高さに位置させることができる。よって、ドレンホース34内のドレンが見えれば、ドレン溜め部54のドレンの量を確認することができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(4)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)固定部材80の鋼球83が挿通穴81の段部81aに着座することでドレンホース34内のドレンが外部に流出することを防止できる。また、車両の振動によって鋼球83が段部81aから外れることでドレンホース34内にオリフィス孔82から大気を自動で取り入れることができる。
(第3の実施形態)
以下、図10及び図11を参照して、オイルセパレータの第3の実施形態について説明する。この実施形態のオイルセパレータは、ドレンホースの先端部を固定する固定部材の構造が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態のオイルセパレータは、第1の実施形態のオイルセパレータとほぼ同様の構成を備えている。
図10に示されるように、固定部材90の先端部には、固定部材90に接続されたドレンホース34内に手動で大気を取り入れる手動操作部91が設けられている。手動操作部91は、取り外し可能なキャップ92によって被覆されている。
図11に示されるように、手動操作部91には、段状の貫通孔93が形成されている。貫通孔93には、円筒状の押圧部材94が嵌装されている。押圧部材94の側方には、押圧部材94の貫通孔94aに連通する連通孔94bが設けられている。押圧部材94の下部には、貫通孔93の段部93aに係合する放射状の突起94cが形成されている。押圧部材94の側面の突起94cの上部には、貫通孔93の内面に当接して貫通孔93を塞ぐシール部材94dが環装されている。貫通孔93には、押圧部材94を手動操作部91の先端側へ付勢する付勢ばね95が収容されている。押圧部材94は、付勢ばね95によって貫通孔93を常時塞いでいる。押圧部材94を押圧すると、手動操作部91の貫通孔93から押圧部材94の連通孔94bと貫通孔94aとを通過することで外部とエアが入出可能となる。よって、通常時には押圧部材94が貫通孔93を塞ぐのでドレンホース34内のドレンが外部に流出しない、手動操作時には押圧部材94が貫通孔93を塞がないのでドレンホース34内にエアを入出させることができる。
次に、前述のように構成された固定部材80の作用について説明する。
図11に示されるように、パージエアがエアドライヤ2内に勢い良く流入すると、ドレン溜め部54に溜まったドレンに圧力が掛かる。このとき、固定部材90の手動操作部91は、押圧部材94が貫通孔93を塞いでいるので、ドレンホース34内のドレンの外部への流出を防ぐことができる。また、ドレンホース34内のドレンの量を確認したいときには、押圧部材94を押圧することで、ドレンホース34内と大気とを連通してエアを入出させることができる。よって、ドレンホース34内のドレンは、ドレン溜め部54のドレンと同じ高さに位置させることができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(4)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)固定部材90の手動操作部91を手動操作しなければ、固定部材90は塞がれているので、ドレンホース34内のドレンが外部に流出することを防止できる。また、必要なときには手動操作部91の押圧部材94を操作することで、手動操作部91の貫通孔93を開いて、ドレンホース34内に大気を取り入れることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、固定部材61に排出弁70を設けたが、排出弁70に代えて常に閉蓋する密閉栓を固定部材61に設けてもよい。例えば、図12に示されるように、固定部材61の先端部に密閉栓63を装着する。そして、図13に示されるように、ドレン溜め部54のドレン量を確認する際には、ドレンホース34の先端部を固定部材61のワンタッチカプラ62から取り外す。このようにすれば、簡単な構成でドレンホース34の先端部からドレンが流出することを抑制できるとともに、ドレン溜め部54のドレン量を確認することもできる。
・上記実施形態では、固定部材61に排出弁70を設けたが、排出弁70に代えて、絞り部材を設けてもよい。例えば、図14に示されるように、固定部材61の収容空間64に絞り部材66を収容する。すなわち、収容空間64とほぼ同じ大きさのスポンジ等のウレタンフォーム65を収容空間64に挿入し、収容空間64の先端側に絞り部材66を設置する。絞り部材66としては、メンブレンフィルタ、防水透湿性素材等を採用してもよい。このようにすれば、パージエアがケース31内に勢い良く流入することによってドレンに圧力が掛かったとしても、ドレンの流れが絞り部材66によって抑制されることで、ドレンがオイルセパレータ3の外部に流出することを抑制できる。
・上記構成において、固定部材61に排出弁70と絞り部材66との両方を設けてもよい。
・上記実施形態では、ドレンを排出する際に排出口40に加圧装置を接続する加圧装置接続部としたが、ケース31に加圧装置を接続する接続部を設けてもよい。
・上記実施形態では、第1膨張室45と第2膨張室51と第3膨張室59をオイルセパレータ3に設けたが、第1膨張室45と第2膨張室51と第3膨張室59の少なくとも1つにしてもよい。
・上記実施形態では、ドレンホース34に目盛りを設けてもよい。
・上記実施形態では、ウレタンフォーム50の上流や下流、膨張室45,51内に不織布フィルタ等の部材を配置してもよい。このようにすれば、オイル成分の除去率を向上させることができる。さらに、不織布フィルタ等の部材に静電気を帯びさせてもよい。このようにすれば、オイル成分の除去率を更に向上させることができる。
・上記実施形態では、衝突材としてウレタンフォーム50を採用したが、クラッシュド
アルミ等の他の部材を採用してもよい。
・上記実施形態において、ドレン溜め部54に溜まったドレンを加熱して、水分を蒸発させるためのヒータを設置してもよい。ヒータは、図示しないサーモスタットによって加熱を制御する。ヒータは、ケース31を加熱しても、ドレン溜め部54に溜められたドレン自体を直接加熱してもよい。ヒータの数量は必要に応じて変更可能である。
1…コンプレッサ、2…エアドライヤ、3…オイルセパレータ、21…ケース、22…支持部材、23…パージエア排出口、24…パージエア排出カバー、25…接続ホース、27…連結部材、31…筐体としてのケース、31a…底部、31b…フランジ部、32…蓋、32a…連通部、32b…フランジ部、33…ドレン排出口、34…ドレンホース、35…導入口、36…ボルト、37…取付部材、38…シャーシ、39…ボルト、40…排出口、41…接続部材、42…排出ホース、45…第1膨張室、46…邪魔板、47…カバー、47a…フランジ部、47b…貫通孔、47c…連通孔、48…収容部材、48a…フランジ部、48b…フランジ部、48c…貫通孔、49…上底部、49a…貫通孔、50…衝突材としてのウレタンフォーム、51…第2膨張室、52…支持蓋、52a…貫通孔、53…ねじ、54…ドレン溜め部、59…第3膨張室、60…支持部材、61…固定部材、62…ワンタッチカプラ、63…密閉栓、64…収容空間、65…スポンジ、66…絞り部材、70…排出弁、71…流入口、72…排出口、73…弁体、74…付勢ばね、80…固定部材、81…挿通穴、81a…段部、82…オリフィス孔、83…鋼球、84…付勢ばね、90…固定部材、91…手動操作部、92…キャップ、93…貫通孔、93a…段部、94…押圧部材、94a…貫通孔、94b…連通孔、94c…突起、94d…シール部材、95…付勢ばね。

Claims (5)

  1. エアドライヤから筐体内に流入したパージエアを衝突材に衝突させることで油分を分離して油分を含むドレンを回収し、清浄エアを排出するオイルセパレータにおいて、
    前記パージエアから分離した油分を含むドレンを排出するドレン排出口に接続されたドレンホースと、
    前記ドレンホースの先端部を少なくとも前記エアドライヤのアンロード運転時に閉蓋するとともに、着脱可能に固定する固定部材と、を備え
    前記固定部材は、エアドライヤのアンロード運転時に閉じて、アンロード運転時以外に開く排出弁を備える
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  2. エアドライヤから筐体内に流入したパージエアを衝突材に衝突させることで油分を分離して油分を含むドレンを回収し、清浄エアを排出するオイルセパレータにおいて、
    前記パージエアから分離した油分を含むドレンを排出するドレン排出口に接続されたドレンホースと、
    前記ドレンホースの先端部を少なくとも前記エアドライヤのアンロード運転時に閉蓋するとともに、着脱可能に固定する固定部材と、を備え
    前記固定部材は、ドレンの流れを抑制する絞り部材を備える
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  3. 前記ドレンホースの先端部は、前記固定部材に対して鉛直方向上向きに固定される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。
  4. 請求項1に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記固定部材は、ドレンの流れを抑制する絞り部材を備える
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のオイルセパレータにおいて、
    前記筐体内を加圧する加圧装置を接続する加圧装置接続部を備える
    ことを特徴とするオイルセパレータ。
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