JP2021090902A - オイルセパレータ及び油水排出方法 - Google Patents

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【課題】油水の排出を迅速に行うこと。【解決手段】オイルセパレータ10は、ドレン液を貯留すると共に、ドレン液を排出するための排出口1aと、空気の導入に係る開口1b,開口1cとが形成されたキャッチタンク1と、排出口1aに接続されたホース5と、ホース5に設けられ、排出口1aからのドレン液がホース5を介して排出される排出状態と排出されない排出停止状態とを切り替え可能に構成されたドレンコック4と、空気に衝突することによって空気に含まれるドレン液を分離するサブフィルタ3が開口1bを塞ぐように設けられ、開口1b及びサブフィルタ3を介してキャッチタンク1の内部に空気を導入可能に構成された第1空気導入部8と、開口1cを開閉可能なバルブ6を有し、開口1cが開状態とされることにより、開口1cからキャッチタンク1の内部に空気を導入可能に構成された第2空気導入部9とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、オイルセパレータ及び油水排出方法に関する。
トラック等の車両は、エンジンと直結したコンプレッサから送られる圧縮空気を利用して、ブレーキ等のシステムを制御している。このような圧縮空気には、大気中に含まれる水分やコンプレッサ内を潤滑する油分が含まれている。水分及び油分が含まれた圧縮空気が各システム内に入ると、錆の発生及びOリング等のゴム部材の膨張を招き、作動不良の原因となる。このため、コンプレッサの下流には、圧縮空気中の水分及び油分を除去するためのエアドライヤが設けられる。
エアドライヤは、水分を除去する乾燥剤及び油分を捕捉するフィルタを備えている。エアドライヤから排出される空気には水分及び油分が含まれているため、エアドライヤのドレン排出口にはオイルセパレータ(例えば特許文献1参照)が設けられる。オイルセパレータにおいては、空気がフィルタに衝突することにより、空気に含まれる水分及び油分が分離される。分離された油水はオイルセパレータのキャッチタンク内に回収され、油分を除去した清浄空気は外部に放出される。
特開2016−215130号公報
オイルセパレータのキャッチタンクには、フィルタによって空気から分離された油水を排出するためのドレン排出口が形成されている。そして、ドレン排出口には、ドレンコックが設けられたホースが接続されている。このような構成によれば、ドレンコックを開くことにより、ドレン排出口からホースに油水が流れ込み、油水が排出される。ここで、ドレンコックを開いた状態においては、キャッチタンク内部が一時的に負圧になる。このことで、ホースに油水が流れ込みにくくなり、ホースを介した油水の排出を迅速に行うことができない場合がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、油水の排出を迅速に行うことができるオイルセパレータ及び油水排出方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るオイルセパレータは、油水を貯留すると共に、油水を排出するための排出口と、空気の導入に係る第1の開口及び第2の開口とが形成されたキャッチタンクと、排出口に接続されたホースと、ホースに設けられ、排出口からの油水がホースを介して排出される排出状態と排出されない排出停止状態とを切り替え可能に構成されたドレンコックと、空気に衝突することによって空気に含まれる油水を分離するフィルタ部が第1の開口を塞ぐように設けられ、第1の開口及びフィルタ部を介してキャッチタンクの内部に空気を導入可能に構成された第1空気導入部と、第2の開口を開閉可能なバルブを有し、第2の開口が開状態とされることにより、第2の開口からキャッチタンクの内部に空気を導入可能に構成された第2空気導入部と、を備える。
本発明の一態様に係るオイルセパレータでは、キャッチタンクの排出口に接続されたホースにドレンコックが設けられており、また、キャッチタンクの内部に空気を導入可能な構成として、第1空気導入部及び第2空気導入部が備わっている。ここで、ドレンコックによって排出口からの油水がホースを介して排出される排出状態とされた場合(ドレンコックが開いた状態とされた場合)には、キャッチタンクの内部が一時的に負圧になる。この状態においては、ホースに油水が流れ込みにくくなる。キャッチタンクの内部が大気圧とされることによって負圧が解消されるものの、例えば、油水を分離するフィルタ部が第1の開口を塞ぐように設けられている第1空気導入部のみからキャッチタンクの内部に空気を導入する場合においては、空気の導入量が小さいため、負圧が解消されるまでに時間を要してしまう。このことで、ホースを介した油水の排出を迅速に行うことができないことが考えられる。この点、本発明の一態様に係るオイルセパレータでは、第1空気導入部に加えて、第2空気導入部が備わっている。第2空気導入部では、第2の開口が開状態となるようにバルブが設定されることにより、フィルタ部等に第2の開口が塞がれることなく、効率的に、第2の開口からキャッチタンクの内部に空気が導入される。このように、本発明の一態様に係るオイルセパレータでは、第2空気導入部が備わっていることによって、油水の排出時において迅速にキャッチタンクの内部が大気圧とされ、油水の排出を迅速に行うことができる。
第2空気導入部による第2の開口からの空気導入量は、第1空気導入部による第1の開口及びフィルタ部を介した空気導入量よりも多くてもよい。このように、第2空気導入部からの空気導入量を多くすることによって、油水の排出時において迅速にキャッチタンクの内部が大気圧とされ、油水の排出を迅速に行うことができる。
第2空気導入部の前記バルブは、ドレンコックが、排出状態となるように操作されることに連動して、第2の開口を開状態としてもよい。これにより、ドレンコックの操作に合わせて第2の開口を円滑且つ容易に開放することができる。
本発明の一態様に係る油水排出方法は、上述したオイルセパレータを利用した油水排出方法であって、ドレンコックを操作することによって、排出状態とし、ホースを介した油水の排出を開始する第1工程と、第1工程に合わせて、バルブによって第2の開口が開状態とされ、第2空気導入部によるキャッチタンクの内部への空気の導入を開始する第2工程と、を含む。このように、油水の排出が開始されることに合わせて第2空気導入部によるキャッチタンク内部への空気の導入が開始されることにより、油水の排出時において迅速にキャッチタンクの内部が大気圧とされ、油水の排出を迅速に行うことができる。
第2工程では、第1工程においてドレンコックが操作されて排出状態とされたことによるキャッチタンクの内部の想定負圧レベルが所定レベル以上である場合に、第2空気導入部によるキャッチタンクの内部への空気の導入を開始してもよい。これにより、キャッチタンクの内部の負圧レベルが高いと思われる場合に限定して、第2空気導入部による空気の導入が開始されることとなる。このことで、油水排出処理に関して必要十分な処理を行うことができる。
本発明によれば、油水の排出を迅速に行うことができる。
本実施形態に係るオイルセパレータの模式図である。 油水排出処理を示すフローチャートである。 比較例に係るオイルセパレータの模式図である。
以下、実施形態に係るオイルセパレータ及びドレン液(油水)排出方法について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[オイルセパレータ]
図1は、本実施形態に係るオイルセパレータ10の模式図である。オイルセパレータ10は、例えばトラック等の車両に設けられるエアドライヤのドレン排出口に設けられている。トラック等の車両は、エンジンと直結したコンプレッサから送られる圧縮空気を利用して、ブレーキ等のシステムを制御している。このような圧縮空気には、大気中に含まれる水分やコンプレッサ内を潤滑する油分が含まれている。水分及び油分が含まれた圧縮空気が各システム内に入ると、錆の発生及びOリング等のゴム部材の膨張を招き、作動不良の原因となる。このため、コンプレッサの下流には、圧縮空気中の水分及び油分を除去するためのエアドライヤが設けられる。エアドライヤは、水分を除去する乾燥剤及び油分を捕捉するフィルタを備えている。エアドライヤから排出される空気には水分及び油分が含まれているため、上述したように、エアドライヤのドレン排出口にオイルセパレータ10が設けられている。
オイルセパレータ10は、図1に示されるように、キャッチタンク1と、メインフィルタ2と、サブフィルタ3(フィルタ部)と、ドレンコック4と、ホース5と、バルブ6と、接続部7と、を備えている。オイルセパレータ10は、接続部7を介してエアドライヤのドレン排出口に接続されている。接続部7は、例えば接続用のホース等である。図1において、一点鎖線の矢印は、エアドライヤ作動時の空気の流れ(通常の空気の流れ)を示している。エアドライヤ作動時の空気は、エアドライヤのドレン排出口から接続部7を通ってキャッチタンク1の内部に流入する。流入した空気は、油分及び水分を含んだ空気(パージエア)である。パージエアは、メインフィルタ2及びサブフィルタ3を経て、油分及び水分を含む液体であるドレン液(油水)と清浄空気とに気液分離される。オイルセパレータ10は、分離した清浄空気をキャッチタンク1の開口1b(第1の開口)からキャッチタンク1の外部に排出する。また、オイルセパレータ10は、分離したドレン液(油水)を、キャッチタンク1内に貯留する。
キャッチタンク1は、ドレン液(油水)を貯留すると共に、ドレン液を排出するための排出口1aと、空気の導入(流入)に係る開口1b(第1の開口)及び開口1c(第2の開口)とが形成されたタンクである。キャッチタンク1は、例えば円筒状に形成されている。キャッチタンク1は、下端に底部1xを有している。底部1xは、例えば丸底である。底部1xには排出口1aが形成されている。キャッチタンク1の内側には、ドレン液(油水)を貯留する空間である貯留部1yが設けられている。貯留されたドレン液は、底部1xに形成された排出口1aから外部に排出される。開口1bにはサブフィルタ3が設けられている。開口1cにはバルブ6が設けられている。
メインフィルタ2は、空気が通過する多数の細孔を有し、空気に衝突することによって空気に含まれるドレン液(油水)を空気から分離するフィルタである。メインフィルタ2は、例えば多数の気泡を有するスポンジ(ウレタンフォーム等)、金属の線材や金属箔等の金属材を成形したものであって多数の細孔を有するもの(クラッシュドアルミ等)、又はガラス繊維等から構成されていてもよい。メインフィルタ2は、キャッチタンク1の内部の領域であって貯留部1yの上方の領域に設けられている。
サブフィルタ3は、開口1bを塞ぐように設けられている。サブフィルタ3は、空気が通過する多数の細孔を有し、空気に衝突することによって空気に含まれるドレン液(油水)を空気から分離するフィルタである。サブフィルタ3は、例えば多数の気泡を有するスポンジ(ウレタンフォーム等)、金属の線材や金属箔等の金属材を成形したものであって多数の細孔を有するもの(クラッシュドアルミ等)等から構成されていてもよい。サブフィルタ3は、メインフィルタ2と同じ材料で構成されていてもよいし、異なる材料で構成されていてもよい。メインフィルタ2に加えて、空気の排出口である開口1bを塞ぐようにサブフィルタ3が設けられることにより、メインフィルタ2によって十分に気液分離ができなかった場合であってもサブフィルタ3で適切に気液分離を行うことができ、パージエアに対する気液分離の精度を向上させることができる。
ホース5は、キャッチタンク1の排出口1aに接続されている。ドレンコック4は、ホース5に設けられている。詳細には、ドレンコック4は、ホース5における排出口1aに接続された側と反対の側の端部に設けられている。ドレンコック4は、開閉操作が行われることにより、排出口1aからのドレン液がホース5を介して排出される排出状態と、排出されない排出停止状態とを切り替え可能に構成されている。
バルブ6は、例えばブリーザーバルブである。ブリーザーバルブとしては、例えばエアタンクに取り付けられるドレンバルブが用いられる。バルブ6は、開口1cに設けられている。バルブ6は、開口1cを開閉可能に構成されている。バルブ6によって開口1cが開状態とされている場合には、開口1cを介してキャッチタンク1に空気が導入される。バルブ6によって開口1cが閉状態とされている場合には、開口1cからはキャッチタンク1に空気が導入されない。バルブ6は、ドレンコック4が排出状態(排出口1aからのドレン液がホース5を介して排出される状態)となるように操作されることに連動して、自動的に開口1cを開状態としてもよい。この場合、バルブ6は、例えばワイヤを介してドレンコック4に接続されることにより、ドレンコック4の操作に連動して自動的に開口1cを開状態としてもよい。また、バルブ6は、例えばコントローラ(不図示)から制御されることにより、ドレンコック4の操作に連動して自動的に開口1cを開状態としてもよい。
ここで、ドレンコック4を開いて、排出状態とされた場合においては、キャッチタンク1の内部の貯留部1yが一時的に負圧となる。このことにより、ホース5にドレン液が流れ込みにくくなり、ホース5を介したドレン液の排出を迅速に行うことができない場合がある。この場合、貯留部1yが大気圧とされることにより負圧が解消される。貯留部1yを大気圧とすべく、キャッチタンク1の内部に空気を導入する構成として、本実施形態のオイルセパレータ10は、第1空気導入部8と、第2空気導入部9とを備える。
第1空気導入部8は、サブフィルタ3が開口1bを塞ぐように設けられ、開口1b及びサブフィルタ3を介してキャッチタンク1の内部に空気を導入可能に構成された部分である。第1空気導入部8によって導入される空気の流れは、図1の太い矢印で示される。第2空気導入部9は、開口1cを開閉可能なバルブ6を有し、開口1cが開状態とされることにより、開口1cからキャッチタンク1の内部に空気を導入可能に構成された部分である。第1空気導入部8では、開口1b及びサブフィルタ3を介してキャッチタンク1の内部に空気が導入されるのに対して、第2空気導入部9では、開口1cからキャッチタンク1の内部に空気が導入される。第2空気導入部9による開口1cからの空気導入量は、サブフィルタ3を介さない分、当然に、第1空気導入部8による開口1b及びサブフィルタ3を介した空気導入量よりも多い。
[ドレン液排出処理]
次に、上述したオイルセパレータ10を利用したドレン液(油水)排出処理(排出方法)について、図2を参照して説明する。図2は、ドレン液排出処理を示すフローチャートである。なお、図2の処理が開始される前提として、キャッチタンク1にはドレン液が貯留されているとする。
図2に示されるように、最初に、ドレンコック4を操作することによって、排出状態とし、ホース5を介したドレン液(油水)の排出を開始する(ステップS1:第1工程)。つづいて、ステップS1においてドレンコック4が操作されて排出状態とされたことによるキャッチタンク1の内部の想定負圧レベルが所定レベル以上であるか否かを判定する(ステップS2)。想定負圧レベルは、例えばサブフィルタ3の目詰まり状態(使用期間等から特定される目詰まり状態)に基づいて特定される負圧の度合いである。使用期間が長くサブフィルタ3の目詰まりが悪化しているほど、第1空気導入部8による空気導入量は小さくなり負圧の解消が遅れるため、想定負圧レベルが高いと推定される。
ステップS2において想定負圧レベルが所定レベル以上であると判定された場合には、バルブ6によって開口1cが開状態とされ、第2空気導入部9によるキャッチタンク1の内部への空気の導入を開始する(ステップS3:第2工程)。一方で、ステップS2において想定負圧レベルが所定レベル以上でないと判定された場合には、ステップS3の処理が行われない。
そして、例えば所定の時間間隔で、ドレン液の排出が完了しているかを判定し(ステップS4)、完了するまでは排出処理が継続して行われ、完了するとドレン液排出処理が終了する。
[作用効果]
次に、本実施形態に係るオイルセパレータ10及びドレン液(油水)排出方法の作用効果について説明する。
図3は、比較例に係るオイルセパレータ100の模式図である。オイルセパレータ100は、第2空気導入部9を備えていない点において、オイルセパレータ10と構成上異なっている。図3に示される比較例に係るオイルセパレータ100において、ドレンコック4によって排出口1aからのドレン液がホース5を介して排出される排出状態とされた場合(ドレンコック4が開いた状態とされた場合)には、キャッチタンク1の内部が一時的に負圧になる。この状態においては、ホース5に油水が流れ込みにくくなる。キャッチタンク1の内部が大気圧とされることによって負圧が解消されるものの、ドレン液を分離するサブフィルタ3が開口1bを塞ぐように設けられている第1空気導入部8のみからキャッチタンク1の内部に空気を導入する本構成においては、空気の導入量が小さいため、負圧が解消されるまでに時間を要してしまう。このことで、ホース5を介したドレン液の排出を迅速に行うことができないことが考えられる。
これに対して、本実施形態に係るオイルセパレータ10は、図1に示されるように、ドレン液を貯留すると共に、ドレン液を排出するための排出口1aと、空気の導入に係る開口1b,開口1cとが形成されたキャッチタンク1と、排出口1aに接続されたホース5と、ホース5に設けられ、排出口1aからのドレン液がホース5を介して排出される排出状態と排出されない排出停止状態とを切り替え可能に構成されたドレンコック4と、空気に衝突することによって空気に含まれるドレン液を分離するサブフィルタ3が開口1bを塞ぐように設けられ、開口1b及びサブフィルタ3を介してキャッチタンク1の内部に空気を導入可能に構成された第1空気導入部8と、開口1cを開閉可能なバルブ6を有し、開口1cが開状態とされることにより、開口1cからキャッチタンク1の内部に空気を導入可能に構成された第2空気導入部9と、を備える。
本実施形態に係るオイルセパレータ10では、第1空気導入部8に加えて、第2空気導入部9が備わっている。第2空気導入部9では、開口1cが開状態となるようにバルブ6が設定されることにより、サブフィルタ3等に開口1cが塞がれることなく、効率的に、開口1cからキャッチタンク1の内部に空気が導入される。このように、本実施形態に係るオイルセパレータ10では、第2空気導入部9が備わっていることによって、ドレン液の排出時において迅速にキャッチタンク1の内部が大気圧とされ、ドレン液の排出を迅速に行うことができる。
第2空気導入部9による開口1cからの空気導入量は、第1空気導入部8による開口1b及びサブフィルタ3を介した空気導入量よりも多くてもよい。このように、第2空気導入部9からの空気導入量を多くすることによって、ドレン液の排出時において迅速にキャッチタンク1の内部が大気圧とされ、ドレン液の排出を迅速に行うことができる。
第2空気導入部9のバルブ6は、ドレンコック4が、排出状態となるように操作されることに連動して、開口1cを開状態としてもよい。これにより、ドレンコック4の操作に合わせて開口1cを円滑且つ容易に開放することができる。
本実施形態に係るドレン液排出方法は、上述したオイルセパレータ10を利用したドレン液排出方法であって、ドレンコック4を操作することによって、排出状態とし、ホース5を介したドレン液の排出を開始する第1工程と、第1工程に合わせて、バルブ6によって開口1cが開状態とされ、第2空気導入部9によるキャッチタンク1の内部への空気の導入を開始する第2工程と、を含む。このように、ドレン液の排出が開始されることに合わせて第2空気導入部9によるキャッチタンク1内部への空気の導入が開始されることにより、ドレン液の排出時において迅速にキャッチタンク1の内部が大気圧とされ、ドレン液の排出を迅速に行うことができる。
第2工程では、第1工程においてドレンコック4が操作されて排出状態とされたことによるキャッチタンク1の内部の想定負圧レベルが所定レベル以上である場合に、第2空気導入部9によるキャッチタンク1の内部への空気の導入を開始してもよい。これにより、キャッチタンク1の内部の負圧レベルが高いと思われる場合に限定して、第2空気導入部9による空気の導入が開始されることとなる。このことで、ドレン液排出処理に関して、必要十分な処理を行うことができる。
1…キャッチタンク、1a…排出口、1b…開口(第1の開口)、1c…開口(第2の開口)、3…サブフィルタ、4…ドレンコック、5…ホース、6…バルブ、8…第1空気導入部、9…第2空気導入部、10…オイルセパレータ。

Claims (5)

  1. 油水を貯留すると共に、前記油水を排出するための排出口と、空気の導入に係る第1の開口及び第2の開口とが形成されたキャッチタンクと、
    前記排出口に接続されたホースと、
    前記ホースに設けられ、前記排出口からの前記油水が前記ホースを介して排出される排出状態と排出されない排出停止状態とを切り替え可能に構成されたドレンコックと、
    空気に衝突することによって空気に含まれる油水を分離するフィルタ部が前記第1の開口を塞ぐように設けられ、前記第1の開口及び前記フィルタ部を介して前記キャッチタンクの内部に空気を導入可能に構成された第1空気導入部と、
    前記第2の開口を開閉可能なバルブを有し、前記第2の開口が開状態とされることにより、前記第2の開口から前記キャッチタンクの内部に空気を導入可能に構成された第2空気導入部と、を備えるオイルセパレータ。
  2. 前記第2空気導入部による前記第2の開口からの空気導入量は、前記第1空気導入部による前記第1の開口及び前記フィルタ部を介した空気導入量よりも多い、請求項1記載のオイルセパレータ。
  3. 前記第2空気導入部の前記バルブは、前記ドレンコックが、前記排出状態となるように操作されることに連動して、前記第2の開口を開状態とする、請求項1又は2記載のオイルセパレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載されたオイルセパレータを利用した油水排出方法であって、
    前記ドレンコックを操作することによって、前記排出状態とし、前記ホースを介した前記油水の排出を開始する第1工程と、
    前記第1工程に合わせて、前記バルブによって前記第2の開口が開状態とされ、前記第2空気導入部による前記キャッチタンクの内部への空気の導入を開始する第2工程と、を含む油水排出方法。
  5. 前記第2工程では、前記第1工程において前記ドレンコックが操作されて前記排出状態とされたことによる前記キャッチタンクの内部の想定負圧レベルが所定レベル以上である場合に、前記第2空気導入部による前記キャッチタンクの内部への空気の導入を開始する、請求項4記載の油水排出方法。
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