JP2016046419A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の小型化が図られる半導体装置を提供する。
【解決手段】P型の半導体基板SUBにN型埋め込み領域NBRおよびP型埋め込み領域PBRを介在させてP型エピタキシャル成長層PELが形成されている。P型エピタキシャル成長層PELには、カソード領域KR、アノード領域ARおよびN型シンカー領域NSRが形成されている。アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとを電気的に分離する分離領域STRの表面には、抵抗素子REが形成されている。抵抗素子REの一端部が、アノード領域ARおよびN型シンカー領域NSRのそれぞれに電気的に接続され、他端部が接地電位に電気的に接続されている。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、保護素子としてダイオードを備えた半導体装置に好適に利用できるものである。
半導体装置では、サージまたは静電気等によって特定の素子が破壊されてしまうのを阻止するために、保護素子が形成される。そのような保護素子の一つとして、FID(Full Isolation Diode)と称されているダイオードがある。この種の半導体装置を開示した特許文献として、特許文献1および特許文献2がある。
この半導体装置では、P型の半導体基板にN型埋め込み領域およびP型埋め込み領域を介在させてP型エピタキシャル成長層が形成されている。そのP型エピタキシャル成長層に、互いに間隔を隔ててカソード領域(N型)とアノード領域(P型)が形成されている。また、P型エピタキシャル成長層を貫通してN型埋め込み領域に達するN型シンカー領域が形成されている。
このダイオードを備えた半導体装置では、N型埋め込み領域にN型シンカー領域が電気的に接続され、そのN型シンカー領域が、ダイオードのアノード領域に電気的に接続(短絡)されていることで、カソード領域から半導体基板へのリーク電流が抑制される効果も有している。
ところが、半導体装置にサージ等が入ってきた場合には、半導体基板とカソード領域との双方にサージによる電流が流れ込むことがある。このとき、寄生PNPトランジスタの動作によって、半導体基板からアノード領域へ電流が流れ込むとともに、アノード領域へ流れ込んだ電流が、寄生NPNトランジスタのベース電流となって、寄生NPNトランジスタの動作が加速される。その結果、カソード領域からN型埋め込み領域を経てN型シンカー領域へ大電流が流れて、最終的にダイオードが破壊されることがある。
このようなダイオードの破壊を阻止するために、半導体装置では、アノード領域に抵抗素子を電気的に接続させて、寄生PNPトランジスタおよび寄生NPNトランジスタの動作を抑制する対策が講じられていた。
特開平10−74958号公報 特開平11−121768号公報
しかしながら、従来の半導体装置では、次のような問題点があった。ダイオードの破壊を抑制するための抵抗素子は、ダイオード等を覆う絶縁膜上に形成される配線を介して、ダイオードが形成されている領域とは別の領域に形成されている。このため、抵抗素子を配置するための領域が余分に必要になり、半導体装置の小型化を阻止する要因の一つとされていた。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付の図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る半導体装置は、第1導電型の半導体基板と、第1導電型のエピタキシャル成長層と、第2導電型の第1埋め込み領域と、第1導電型の第2埋め込み領域と、第2導電型の第1不純物領域と、第1導電型の第2不純物領域と、第2導電型の第3不純物領域と、その第2不純物領域と第3不純物領域とを電気的に分離し、エピタキシャル成長層の部分に形成された分離領域とを備えている。第3不純物領域は、抵抗素子を介して接地電位に電気的に接続されている。抵抗素子は分離領域に形成されている。
他の実施の形態に係る半導体装置は、第1導電型の半導体基板と、第1導電型のエピタキシャル成長層と、第2導電型の第1埋め込み領域と、第1導電型の第2埋め込み領域と、第2導電型の第1不純物領域と、第1不純物領域を取り囲むように形成された第1導電型の第2不純物領域と、第2不純物領域を取り囲むように、エピタキシャル成長層の表面から第1埋め込み領域にわたり形成された第2導電型の第3不純物領域と、第2不純物領域と第3不純物領域とを電気的に分離し、エピタキシャル成長層の部分に沿って形成された分離領域とを備えている。第3不純物領域は、抵抗素子を介して接地電位に電気的に接続されている。抵抗素子は分離領域に形成されている。
一実施の形態に係る半導体装置によれば、半導体装置の小型化に寄与することができる。
他の実施の形態に係る半導体装置によれば、半導体装置の小型化に寄与することができる。
各実施の形態に係る半導体装置の平面レイアウトを示す平面図である。 実施の形態1に係る半導体装置における被保護素子形成領域および保護素子形成領域を示す断面図である。 同実施の形態において、保護素子形成領域の平面構造を示す平面図である。 同実施の形態において、図3に示す断面線IV−IVにおける断面図である。 同実施の形態において、半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図5に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図6に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図7に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図8に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図9に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図10に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図11に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図12に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図13に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図14に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後に行われる工程を示す断面図である。 第1比較例に係る半導体装置の断面図である。 第1比較例に係る半導体装置の問題点を説明するための図である。 第2比較例に係る半導体装置の断面図である。 第2比較例に係る半導体装置の平面レイアウトを示す平面図である。 同実施の形態において、抵抗値とダイオードの耐圧との関係を評価するための方法と、その結果を示す図である。 同実施の形態において、抵抗素子のディメンジョンを説明するための平面図である。 実施の形態2に係る半導体装置における保護素子形成領域の平面構造を示す平面図である。 同実施の形態において、図23に示す断面線XXIV−XXIVにおける断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置における保護素子形成領域の平面構造を示す平面図である。 同実施の形態において、図25に示す断面線XXVI−XXVIにおける断面図である。 各実施の形態において、変形例に係る抵抗素子の平面パターンを示す平面図である。
近年、電子機器の多機能化に対応するために、バイポーラ素子、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子、DMOS(Double-Diffused MOS)素子等を一つのチップに搭載させた半導体装置がある。そのような半導体装置の平面構造(レイアウト)の一例を図1に示す。
図1に示すように、半導体チップSD(半導体装置)では、ほぼ中央の大部分の領域を占めるように、電源回路PC、ドライバー回路DC、ロジック回路LCおよびBG回路BG等が配置されている。半導体チップSDの周辺には、高耐圧素子の一つとして、たとえば、ドライバとしての高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタHVNが配置されている。
その高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタHVNをサージまたは静電気等から保護するための保護素子として、ダイオードFIDが形成されている。ダイオードFIDは、高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタHVNが形成された被保護素子形成領域PPEに隣接するように配置された保護素子形成領域PAEに形成されている。
以下、各実施の形態において、高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタHVN等の被保護素子を保護するダイオードFIDが形成された保護素子形成領域PAE等の構造について、具体的に説明する。
実施の形態1
ここでは、高耐圧素子等の被保護素子を保護するダイオードを備えた半導体装置の第1例について説明する。
図2に示すように、半導体基板SUBに、互いに隣り合うように、被保護素子形成領域PPEと保護素子形成領域PAEとが規定されている。被保護素子形成領域PPEには、被保護素子の一例としての、ゲート電極GE、ドレイン領域DRおよびソース領域SRを含む高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタHVNが形成されている。保護素子形成領域PAEには、保護素子としてのダイオードFIDが形成されている。
半導体装置では、サージ等に伴って、半導体基板SUB側から入ってくる電流と、カソード領域KR側から入ってくる電流とによって、ダイオードFIDが破壊されるのを抑制するために、N型シンカー領域NSRと接地電位との間に抵抗素子REが接続されている。その抵抗素子REは、N型シンカー領域NSRとアノード領域ARとを電気的に分離する分離領域STRに配置されている。
次に、半導体装置における、ダイオードFIDが形成された保護素子形成領域PAEの構造について詳しく説明する。
図3および図4に示すように、P型の半導体基板SUBにN型埋め込み領域NBR(第1埋め込み領域)およびP型埋め込み領域PBR(第2埋め込み領域)を介在させてP型エピタキシャル成長層PELが形成されている。P型埋め込み領域の不純物濃度は、P型エピタキシャル成長層PELの不純物濃度よりも高く設定されている。
P型エピタキシャル成長層PELの表面から所定の深さにわたり、カソード領域KR(第1不純物領域)が形成されている。カソード領域KRは一方向に延在するように形成されている。カソード領域KRの表面には、不純物濃度が比較的高いN型高濃度領域HNRが形成されている。カソード領域KRと距離を隔てて、P型エピタキシャル成長層PELの表面から所定の深さにわたり、アノード領域AR(第2不純物領域)が形成されている。アノード領域ARは、カソード領域KRを取り囲むように配置されている。アノード領域ARの表面には、不純物濃度が比較的高いP型高濃度領域HPRが形成されている。
また、P型エピタキシャル成長層PELを貫通してN型埋め込み領域NBRに達するN型シンカー領域NSR(第3不純物領域)が形成されている。N型シンカー領域NSRは、アノード領域ARを取り囲むように配置されている。N型シンカー領域NSRの表面には、不純物濃度が比較的高いN型高濃度領域HNRが形成されている。
カソード領域KRとアノード領域ARとの間には、カソード領域KRとアノード領域ARとを電気的に分離する分離領域STRが形成されている。また、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとの間には、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとを電気的に分離する分離領域STRが形成されている。分離領域STRは、P型エピタキシャル成長層PELの表面に形成された比較的浅いトレンチSTCに分離絶縁膜SIFを充填することによって形成されている。
アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとを電気的に分離する分離領域STRの表面には、抵抗素子REが形成されている。抵抗素子REは、幅Wをもって、一方向(X方向)に延在するように形成されている。抵抗素子REの一端部はアノード領域ARの側に配置され、他端部はN型シンカー領域NSRの側に配置されている。
カソード領域KRおよびアノード領域ARを含むダイオードFIDが形成された領域を取り囲むように、分離領域DTRが形成されている。分離領域DTRは、P型エピタキシャル成長層PELの表面からN型埋め込み領域NBRを貫通してp型の半導体基板SUBの領域に達する比較的深いトレンチDTCに、分離絶縁膜DIFを充填することによって形成されている。
ダイオードFIDおよび抵抗素子RE等を覆うように、絶縁膜IFが形成されている。絶縁膜IFの表面には、カソード配線KW、アノード配線AW、中継配線MWおよびシンカー配線SWがそれぞれ形成されている。カソード配線KWは、プラグPGを介してカソード領域KR(N型高濃度領域HNR)に電気的に接続されている。アノード配線AWは、プラグPGを介してアノード領域AR(P型高濃度領域HPR)と抵抗素子REの一端部とにそれぞれ電気的に接続されている。
中継配線MWは、プラグPGを介して抵抗素子REの他端部に電気的に接続されている。シンカー配線SWは、プラグPGを介してN型シンカー領域NSRに電気的に接続されている。中継配線MWは、中間配線MW等よりもさらに上層に形成された上層配線UW1を介して接地電位に電気的に接続されている。アノード配線AWとシンカー配線SWとが、上層配線UW2を介して電気的に接続されている。
次に、保護素子形成領域PAEの平面構造(パターン)について、もう少し詳しく説明する。図3に示すように、カソード領域KRは、Y方向に延在するように形成されている。アノード領域ARには、カソード領域KRを挟み込むようにX方向に距離を隔てて互いに対向し、それぞれY方向に延在する2つの領域ARR、ARLがある。N型シンカー領域NSRには、Y方向に延在して、アノード領域ARの領域ARRに対向する領域NSRRと、Y方向に延在して、アノード領域ARの領域ARLに対向する領域NSRLとがある。
抵抗素子REは、領域ARRと領域NSRRとを電気的に分離する分離領域の部分に配置されている抵抗素子RERと、領域ARLと領域NSRLとを電気的に分離する分離領域の部分に配置されている抵抗素子RELとを有している。第1例に係る、ダイオードFIDを備えた半導体装置は上記のように構成される。
次に、上述した半導体装置の製造方法の一例について説明する。なお、ここでは、便宜上、ダイオードが形成される保護素子形成領域を示しながら説明するが、実際の製造工程では、図示されていない他の領域に形成される素子または配線等と同時に形成されることになる。
まず、図5に示すように、P型の半導体基板SUBが用意される。次に、図6に示すように、半導体基板SUBにおける所定の領域にN型の不純物を注入することによって、N型埋め込み領域NBRが形成される。また、半導体基板SUBにおける所定の領域にP型の不純物を注入することによって、P型埋め込み領域PBRが形成される。
次に、図7に示すように、エピタキシャル成長法によって、P型エピタキシャル成長層PELが形成される。P型エピタキシャル成長層の不純物濃度は、P型埋め込み領域PBRの不純物濃度よりも低く設定される。次に、図8に示すように、P型エピタキシャル成長層PELにおける所定の領域にN型の不純物を注入することによって、P型エピタキシャル成長層PELの表面からN型埋め込み領域NBRに達するN型シンカー領域NSRが形成される。
次に、図9に示すように、P型エピタキシャル成長層PELにおける所定の領域にトレンチSTCが形成され、そのトレンチSTCに分離絶縁膜SIFを充填することによって、分離領域STRが形成される。
次に、図10に示すように、P型エピタキシャル成長層PELにおける所定の領域にN型の不純物を注入することによって、P型エピタキシャル成長層PELの表面から所定の深さにわたりカソード領域KRが形成される。また、P型エピタキシャル成長層PELにおける所定の領域にP型の不純物を注入することによって、P型エピタキシャル成長層PELの表面から所定の深さにわたりアノード領域ARが形成される。アノード領域ARは、カソード領域KRを取り囲むように形成される。また、N型シンカー領域NSRは、アノード領域ARを取り囲むように位置する(図3参照)。
次に、分離領域STR等を覆うように、ポリシリコン膜(図示せず)が形成される。そのポリシリコン膜に、所定の写真製版処理とエッチング処理が施される。こうして、図11に示すように、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRを電気的に分離する分離領域STRの表面に抵抗素子REが形成される。次に、図12に示すように、カソード領域KRおよびN型シンカー領域NSRのそれぞれの表面に、不純物濃度が比較的高いN型高濃度領域HNRが形成される。また、アノード領域ARの表面に、不純物濃度が比較的高いP型高濃度領域HPRが形成される。
次に、所定の写真製版処理とエッチング処理が施される。これにより、図13に示すように、N型シンカー領域NSR(分離領域STR)の表面から、N型埋め込み領域NBRを貫通して、半導体基板SUBのP型の領域の部分に達する、深いトレンチDTCが形成される。次に、図14に示すように、トレンチDTCを充填するととともに、抵抗素子RE等を覆うように、絶縁膜IFが形成される。トレンチDTCに充填された絶縁膜IFの部分は分離絶縁膜DIFとなる。なお、トレンチDTCに充填される絶縁膜と、抵抗素子RE等を覆う絶縁膜とを分けて形成するようにしてもよい。
次に、絶縁膜IFに所定の写真製版処理とエッチング処理を施すことにより、図15に示すように、N型高濃度領域HNR、P型高濃度領域HPR、抵抗素子REをそれぞれ露出するコンタクトホールCHが形成される。次に、図16に示すように、コンタクトホールCHのそれぞれに導電性膜を形成することによって、プラグPGが形成される。次に、絶縁膜IFを覆うように導電性膜(図示せず)が形成される。その導電性膜に所定の写真製版処理とエッチング処理を施すことによって、カソード配線KW、アノード配線AW、シンカー配線SWおよび中継配線MWが形成される。
カソード配線KWは、プラグPGを介してカソード領域KRと電気的に接続されている。アノード配線AWは、プラグPGを介してアノード領域ARと電気的に接続されている。また、アノード配線AWは、プラグPGを介して抵抗素子REの一端側に電気的に接続されている。中継配線MWは、プラグPGを介して抵抗素子の他端側に電気的に接続されている。シンカー配線SWは、プラグPGを介してN型シンカー領域NSRと電気的に接続されている。アノード配線AWは、カソード配線KWを取り囲むように形成されている。また、シンカー配線SWは、アノード配線AWを取り囲むように形成されている。
次に、アノード配線AW、シンカー配線SWおよび中継配線MWの上層に、さらに上層配線UW1、UW2が形成される。アノード配線AWとシンカー配線SWとが上層配線UW2によって電気的に接続される。また、中継配線MWが上層配線UW1によって接地電位に電気的に接続される。こうして、半導体装置の主要部分が形成される。
上述した、ダイオードFIDを備えた半導体装置では、抵抗素子REが保護素子形成領域PAEに位置する分離領域STRに配置されていることで、ダイオードFIDの破壊を抑制しながら、半導体装置の小型化に寄与することができる。このことについて、比較例に係る半導体装置と対比して説明する。
まず、初めに、抵抗素子が配置される理由について、抵抗素子を備えていない半導体装置について説明する。図17に示すように、半導体基板CSUBに、互いに隣り合うように、被保護素子形成領域CPPEと保護素子形成領域CPAEとが規定されている。被保護素子形成領域CPPEには、たとえば、高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタCHVNが形成されている。保護素子形成領域CPAEには、ダイオードCFIDが形成されている。
P型の半導体基板CSUBにN型埋め込み領域CNBRおよびP型埋め込み領域CPBRを介在させてP型エピタキシャル成長層CPELが形成されている。P型エピタキシャル成長層CPELの表面から所定の深さにわたり、カソード領域CKRが形成されている。カソード領域CKRの表面には、不純物濃度が比較的高いN型高濃度領域CHNRが形成されている。
カソード領域CKRと距離を隔てて、P型エピタキシャル成長層CPELの表面から所定の深さにわたり、アノード領域CARが形成されている。アノード領域CARの表面には、不純物濃度が比較的高いP型高濃度領域CHPRが形成されている。P型エピタキシャル成長層CPELを貫通してN型埋め込み領域CNBRに達するN型シンカー領域CNSRが形成されている。N型シンカー領域CNSRの表面には、不純物濃度が比較的高いN型高濃度領域CHNRが形成されている。
カソード領域CKRとアノード領域CARとの間には、分離領域CSTRが形成されている。また、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとの間には、分離領域CSTRが形成されている。分離領域CSTRは、P型エピタキシャル成長層CPELの表面に形成された比較的浅いトレンチに分離絶縁膜CSIFを充填することによって形成されている。ダイオードCFIDが形成された領域を取り囲むように、分離領域CDTRが形成されている。分離領域CDTRは、比較的深いトレンチCDTCに、分離絶縁膜CDIFを充填することによって形成されている。
ダイオードCFID等を覆うように、絶縁膜CIFが形成されている。絶縁膜CIFの表面には、カソード配線CKW、アノードシンカー配線ASWがそれぞれ形成されている。カソード配線CKWは、プラグCPGを介してカソード領域CKRに電気的に接続されている。アノードシンカー配線ASWは、プラグCPGを介してアノード領域CARとN型シンカー領域CNSRとに電気的に接続されている。
このような半導体装置では、サージまたは静電気等によってダイオードCFIDが破壊されることがある。図18に示すように、ダイオードCFIDが形成された保護素子形成領域CPAEに流れ込んでくるサージ等の電流には2つの成分がある。一つは、被保護素子形成領域の被保護素子から半導体基板側へ抜け、半導体基板を伝って保護素子形成領域CPAEへ流れてくる成分(成分A)であり、他の一つは、被保護素子領域の表面側からカソード配線CKWを伝って保護素子形成領域CPAEへ流れてくる成分(成分B)である。
成分Aによって半導体基板の電位が上がると、寄生PNPトランジスタTRPが動作して、アノード領域CARへ電流が流れる。一方、成分Bによってカソード領域CKRへ流れ込んだ電流は、寄生NPNトランジスタTRNの動作によって、N型埋め込み領域CNBRを経てN型シンカー領域CNSRに流れ込む。このとき、アノード領域CARへ流れ込んだ電流(ホール)が、寄生NPNトランジスタTRNのベース電流として流れ、寄生NPNトランジスタTRNの動作が加速されることになり、カソード領域CKRからN型シンカー領域CNSRに大電流が流れ込むことになる。その結果、最終的にダイオードCFIDが破壊されてしまうことになる。
このようなダイオードCFIDの破壊を回避するために、図19に示すように、アノード領域CARと電気的に接続されているアノードシンカー配線ASWと接地電位との間に抵抗素子CREが電気的に接続される。抵抗素子CREが接続されることで、抵抗素子がない場合と比べて、半導体基板CSUBとアノード領域CARとの電位差を小さくすることができる。
これにより、P型埋め込み領域CPBRとアノード領域CARとの電位差も縮められることになる。このため、サージ等による電流が半導体基板側から入ってきたとしても、電流は、半導体基板CSUBからアノード領域CARへは流れにくくなり、寄生PNPトランジスタTRPの動作が抑制されるとともに、寄生NPNトランジスタTRNの動作が加速されるのも抑制される。その結果、ダイオードCDICが破壊されるのを抑制することができる。
ところが、比較例に係る半導体装置では、次のような問題があった。図20に示すように、比較例に係る半導体チップCSDでは、まず、電源回路CPC、ドライバー回路CDC、ロジック回路CLCおよびBG回路CBG等が、ほぼ中央の大部分の領域を占めるように配置されている。高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタHVNが形成された被保護素子形成領域CPPEとダイオードCFIDが形成された保護素子形成領域CPAEとは、半導体チップCSDの周辺の領域に点在するように配置されている。
抵抗素子CREは、保護素子形成領域CPAEの側方の領域に形成されている。抵抗素子CREは、その保護素子形成領域CPAEに対応して配置されるため、半導体チップCSDでは、そのような抵抗素子CREを配置するための領域を余分に確保する必要があり、これが、半導体装置の小型化を阻害する要因の一つとなっていた。
比較例に係る半導体装置に対して、実施の形態1に係る半導体装置では、図1〜図4に示すように、抵抗素子REは、保護素子形成領域PAEに位置する分離領域STRの表面に形成されている。これにより、保護素子形成領域PAEとは別の領域に抵抗素子REを配置するための領域を確保する必要がなくなる。その結果、半導体装置の小型化に寄与することができる。
次に、その抵抗素子REの抵抗値について説明する。発明者らは、アノード領域に電気的に接続される抵抗素子の抵抗値とダイオードの耐圧との関係を、P型の半導体基板に印加する電圧を変えて評価した。図21(上側の図)に示すように、抵抗素子の抵抗値を0〜2000Ωの範囲内で変化させた。また、半導体基板に印加する電圧を、0V、+1V、+1.1V、+1.5V、+2.0Vとした。その結果のグラフを同図(下側の図)に示す。
グラフに示されるように、半導体基板に電圧が印加された場合には、抵抗素子の抵抗値が高くなるにしたがい、ダイオードの耐圧が向上することがわかる。この評価結果より、抵抗値としては、低くても抵抗値2000Ω(2kΩ以上)の抵抗素子を接続することで、半導体基板に+2.0Vの電圧が印加された状態で、ダイオードの耐圧が低下するのを抑えられることが判明した。
実施の形態に係る半導体装置では、この知見に基づいて、図22に示される所望のサイズの抵抗素子が設定される。ここで、シート抵抗値をRs、幅をW、長さをLとすると、抵抗値Rrは、次の式によって表される。
Rr=L/W×Rs
なお、抵抗素子RERおよび抵抗素子RELのそれぞれの長さは、長さLの半分の長さ(L/2)に設定されることになる。
実施の形態2
ここでは、高耐圧素子等の被保護素子を保護するダイオードを備えた半導体装置の第2例について説明する。
図23および図24に示すように、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとを電気的に分離する分離領域STRの表面には、抵抗素子REが形成されている。抵抗素子REの一端部はアノード領域ARの側に配置され、他端部はN型シンカー領域NSRの側に配置されている。
その抵抗素子RE等を覆うように、絶縁膜IFが形成されている。絶縁膜IFの表面には、カソード配線KW、アノード配線AW、中継配線MWおよびシンカー配線SWがそれぞれ形成されている。カソード配線KWは、プラグPGを介してカソード領域KR(N型高濃度領域HNR)に電気的に接続されている。アノード配線AWは、プラグPGを介してアノード領域AR(P型高濃度領域HPR)と抵抗素子REの一端部とにそれぞれ電気的に接続されている。
シンカー配線SWは、プラグPGを介してN型シンカー領域NSRに電気的に接続されている。中継配線MWは、プラグPGを介して、抵抗素子REの一端部と他端部との間の中間部に電気的に接続されている。中継配線MWは、中継配線MWよりもさらに上層に形成された上層配線UW1を介して、接地電位に電気的に接続されている。
抵抗素子REでは、N型シンカー領域NSRに電気的に接続されている抵抗素子REの他端部と、中継配線MWが電気的に接続されている抵抗素子REの中間部との間の抵抗値が、実施の形態1において説明したように、2000Ω(2kΩ)以上に設定されている。なお、これ以外の構成については、図3および図4に示す半導体装置と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
上述した半導体装置は、プラグPG、シンカー配線SWおよび上層配線UW1のパターンが異なる他は、実施の形態1において説明した製造方法と実質的に同じ製造方法によって形成される。
上述した半導体装置では、ダイオードFIDが破壊されるのを阻止する抵抗素子REは、保護素子形成領域PAEに位置する分離領域STRの表面に形成されている。これにより、実施の形態1において説明した比較例に係る半導体装置のように、保護素子形成領域PAEとは別の領域に抵抗素子を配置するための領域を確保する必要がなくなる。その結果、半導体装置の小型化に寄与することができる。
さらに、上述した半導体装置では、アノード領域ARは、アノード配線AWを介して抵抗素子REの一端部に電気的に接続され、N型シンカー領域NSRは、シンカー配線SWを介して抵抗素子REの他端部に電気的に接続されている。これにより、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとが、上層配線を介することなく電気的に接続させることができ、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとを容易に電気的に接続させることが可能になる。
実施の形態3
ここでは、高耐圧素子等の被保護素子を保護するダイオードを備えた半導体装置の第3例について説明する。
図25および図26に示すように、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとを電気的に分離する分離領域STRの表面には、抵抗素子REが形成されている。抵抗素子REの一端部はアノード領域ARの側に配置され、他端部はN型シンカー領域NSRの側に配置されている。抵抗素子REの抵抗値は、実施の形態1において説明したように、2000Ω以上に設定されている。
その抵抗素子RE等を覆うように、絶縁膜IFが形成されている。絶縁膜IFの表面には、カソード配線KW、アノード配線AWおよびシンカー配線SWがそれぞれ形成されている。カソード配線KWは、プラグPGを介してカソード領域KR(N型高濃度領域HNR)に電気的に接続されている。アノード配線AWは、プラグPGを介してアノード領域AR(P型高濃度領域HPR)と抵抗素子REの一端部とにそれぞれ電気的に接続されている。
シンカー配線SWは、プラグPGを介してN型シンカー領域NSRと抵抗素子REの他端部とに電気的に接続されている。アノード配線AWは、アノード配線AWよりもさらに上層に形成された上層配線UW1を介して、接地電位に電気的に接続されている。なお、これ以外の構成については、図3および図4に示す半導体装置と同様なので、同一部材には同一符号を付し、必要である場合を除きその説明を繰り返さないこととする。
上述した半導体装置は、シンカー配線SWおよび上層配線のパターンが異なる他は、実施の形態1において説明した製造方法と実質的に同じ製造方法によって形成される。
上述した半導体装置では、ダイオードFIDが破壊されるのを阻止する抵抗素子REは、保護素子形成領域PAEに位置する分離領域STRの表面に形成されている。これにより、実施の形態1において説明した比較例に係る半導体装置のように、保護素子形成領域PAEとは別の領域に抵抗素子を配置するための領域を確保する必要がなくなる。その結果、半導体装置の小型化に寄与することができる。
また、上述した半導体装置の抵抗素子REでは、抵抗素子REの一端部に接地電位が電気的に接続され、他端部にN型シンカー領域NSRが電気的に接続されている。このため、抵抗素子REの中間部に接地電位が電気的に接続され、他端部にN型シンカー領域NSRが電気的に接続されている場合と比較すると、抵抗素子REが配置される領域のサイズ(面積)が同じであれば、抵抗値をより高く設定することが可能になる。一方、抵抗素子REの抵抗値を同じ抵抗値に設定しようとすれば、抵抗素子REを配置する領域のサイズをより小さくすることができ、半導体装置の小型化にさらに貢献することが可能になる。
なお、上述した半導体装置では、ダイオードFIDのアノード領域ARが接地電位に電気的に接続されている。このため、抵抗素子REの抵抗値には上限値が要求される。このことについて説明する。
実施の形態1において説明したように、ダイオードFIDの破壊を回避するために、半導体基板SUBとアノード領域ARとの電位差を小さくする必要があり、そのために、N型シンカー領域NSRと接地電位との間に抵抗素子REが電気的に接続される。
この抵抗素子REの抵抗値が高くなると、アノード領域ARとN型シンカー領域NSRとの電位差が大きくなり、接合リーク電流が懸念される。発明者らの評価によれば、抵抗素子REの抵抗値が50000Ω以下であることが望ましい。したがって、上述した半導体装置では、抵抗素子REの抵抗値は、2000Ω(2kΩ)以上50000Ω(50kΩ)以下に設定することが望ましいことがわかった。
(変形例)
上述した各実施の形態に係る半導体装置では、抵抗素子REのパターンとして、矩形状(長さL/2、幅W)のパターンを例に挙げて説明したが、抵抗素子REのパターンとしては矩形状のパターンに限られるものではない。たとえば、図27に示すように、蛇行パターンの抵抗素子REであってもよい。
なお、各実施の形態においてそれぞれ説明した半導体装置の構成は、必要に応じて適宜組み合わせるようにしてもよい。また、抵抗素子として、ポリシリコン膜から形成される抵抗素子を例に挙げたが、抵抗値を制御できる膜であれば、ポリシリコン膜に限られない。さらに、被保護素子として、高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタを例に挙げたが、被保護素子としては、これに限られるものではない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
SD 半導体チップ、SUB 半導体基板、NBR N型埋め込み領域、PBR P型埋め込み領域、PEL P型エピタキシャル成長層、NSR N型シンカー領域、NSRR 領域、NSRL 領域、KR カソード領域、AR アノード領域、ARR 領域、ARL 領域、HNR N型高濃度領域、HPR P型高濃度領域、STC トレンチ、 SIF 分離絶縁膜、STR 分離領域、DTC トレンチ、DIF 分離絶縁膜、DTR 分離領域、PF ポリシリコン膜、RE 抵抗素子、RER 抵抗素子、REL 抵抗素子、IF 絶縁膜、CH コンタクトホール、PG プラグ、AW アノード配線、KW カソード配線、SW シンカー配線、MW 中継配線、UW1、UW2 上層配線、PC 電源回路、DC ドライバー回路、LC ロジック回路、BG BG回路、PAE 保護素子形成領域、FID ダイオード、PPE 被保護素子形成領域、HVN 高耐圧Nチャネル型MOSトランジスタ、SR ソース領域、DR ドレイン領域、GE ゲート電極。

Claims (12)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板を覆うように形成された第1導電型のエピタキシャル成長層と、
    前記半導体基板と前記エピタキシャル成長層との間に形成された第2導電型の第1埋め込み領域と、
    前記第1埋め込み領域と前記エピタキシャル成長層との間に形成された第1導電型の第2埋め込み領域と、
    前記エピタキシャル成長層の表面から第1深さにわたり形成された第2導電型の第1不純物領域と、
    前記第1不純物領域と距離を隔てられ、前記エピタキシャル成長層の表面から第2深さにわたり形成された第1導電型の第2不純物領域と、
    前記第2不純物領域と距離を隔てられ、前記エピタキシャル成長層の表面から前記第1埋め込み領域にわたり形成された第2導電型の第3不純物領域と、
    前記第2不純物領域と前記第3不純物領域とを電気的に分離し、前記エピタキシャル成長層の部分に形成された分離領域と
    を備え、
    前記第3不純物領域は、抵抗素子を介して接地電位に電気的に接続され、
    前記抵抗素子は前記分離領域に形成された、半導体装置。
  2. 前記抵抗素子は、一端部および他端部を含み、
    前記一端部は前記第2不純物領域の側に配置され、
    前記他端部は前記第3不純物領域の側に配置され、
    前記一端部に前記第3不純物領域および前記第2不純物領域が電気的に接続され、
    前記他端部に前記接地電位が電気的に接続された、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記抵抗素子は、
    一端部および他端部と
    前記一端部と前記他端部との間に位置する中間部と
    を含み、
    前記一端部は前記第2不純物領域の側に配置され、
    前記他端部は前記第3不純物領域の側に配置され、
    前記一端部に前記第2不純物領域が電気的に接続され、
    前記他端部に前記第3不純物領域が電気的に接続され、
    前記中間部に前記接地電位が電気的に接続された、請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記抵抗素子の抵抗値は2000Ω以上に設定された、請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記抵抗素子はポリシリコン膜によって形成された、請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記抵抗素子は、一端部および他端部を含み、
    前記一端部は前記第2不純物領域の側に配置され、
    前記他端部は前記第3不純物領域の側に配置され、
    前記一端部に前記第2不純物領域および前記接地電位が電気的に接続され、
    前記他端部に前記第3不純物領域が電気的に接続された、請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記抵抗素子の抵抗値は2000Ω以上50000Ω以下に設定された、請求項6記載の半導体装置。
  8. 前記抵抗素子はポリシリコン膜によって形成された、請求項7記載の半導体装置。
  9. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板を覆うように形成された第1導電型のエピタキシャル成長層と、
    前記半導体基板と前記エピタキシャル成長層との間に形成された第2導電型の第1埋め込み領域と、
    前記第1埋め込み領域と前記エピタキシャル成長層との間に形成された第1導電型の第2埋め込み領域と、
    前記エピタキシャル成長層の表面から第1深さにわたり形成された第2導電型の第1不純物領域と、
    前記第1不純物領域を取り囲むように、前記エピタキシャル成長層の表面から第2深さにわたり形成された第1導電型の第2不純物領域と、
    前記第2不純物領域を取り囲むように、前記エピタキシャル成長層の表面から前記第1埋め込み領域にわたり形成された第2導電型の第3不純物領域と、
    前記第2不純物領域と前記第3不純物領域とを電気的に分離し、前記エピタキシャル成長層の部分に沿って形成された分離領域と
    を備え、
    前記第3不純物領域は、抵抗素子を介して接地電位に電気的に接続され、
    前記抵抗素子は前記分離領域に形成された、半導体装置。
  10. 前記第1不純物領域は一方向に延在するように形成され、
    前記第2不純物領域は、前記第1不純物領域を挟み込むように互いに対向して、前記一方向にそれぞれ延在する第1延在部および第2延在部を含み、
    前記第3不純物領域は、
    前記一方向に延在して前記第2不純物領域の前記第1延在部と対向する第3延在部と、
    前記一方向に延在して前記第2不純物領域の前記第2延在部と対向する第4延在部と
    を含み、
    前記分離領域は、
    前記第1延在部と前記第3延在部との間に位置する部分を含む第1分離部と、
    前記第2延在部と前記第4延在部との間に位置する部分を含む第2分離部と
    を有し、
    前記抵抗素子は、
    前記第1分離部に配置された第1抵抗部と
    前記第2分離部に配置された第2抵抗部と
    を含む、請求項9記載の半導体装置。
  11. 前記抵抗素子の平面パターンは矩形状パターンを含む、請求項9または10に記載の半導体装置。
  12. 前記抵抗素子の平面パターンは蛇行パターンを含む、請求項9または10に記載の半導体装置。
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