JP2016044015A - キャリア剥離装置 - Google Patents

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敏治 岸村
石田 剛
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剛 石田
中山 幸徳
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幸徳 中山
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    • B28B13/00Feeding the unshaped material to moulds or apparatus for producing shaped articles; Discharging shaped articles from such moulds or apparatus
    • B28B13/04Discharging the shaped articles
    • B28B13/06Removing the shaped articles from moulds

Abstract

【課題】キャリアの表面にフレキシブルパネルが形成された複合パネルからキャリアを効率よく剥離するキャリア剥離装置を提供する。【解決手段】上キャリア101、パネル102および下キャリア103からなる複合パネル100を載置する保持テーブル10と、保持テーブル10に設けられ、上下動可能な第1軸体部13および第1軸体部13の端部に設けられた第1粘着部14を有する第1粘着昇降ピン12Aと、保持テーブル10に設けられ、上下動可能な第2軸体部13および第2軸体部13の端部に設けられた第2粘着部14を有する第2粘着昇降ピン12Bと、第3粘着部23およびゴム吸着部24を有する弓状の剥離テーブル21と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、キャリア剥離装置に関し、特に、キャリアの表面にフレキシブルパネルが形成された複合パネルからキャリアを剥離するキャリア剥離装置に関する。
フレキシブルOLED(Organic Light-Emitting Diode;有機発光ダイオード)パネル等のフレキシブルパネルの生産工程として、キャリアガラスの表面に成膜し、成膜されたキャリアガラスを成膜面で貼り合わせることにより、両面をキャリアガラスで挟まれたフレキシブルパネルの複合パネルを形成し、その後、複合パネルからキャリアガラスを剥離することでフレキシブルパネルを生産する方法が考案されている。このため、割れ易いキャリアガラスを安定して高速に剥離するキャリア剥離装置が求められている。
このようなキャリアの剥離に関して、特許文献1(特開2004−17623号公報)には、セラミックグリーンシートがキャリアフィルムの表面に形成された複合シートにおいて、前記セラミックグリーンシートから前記キャリアフィルムを剥離するためのキャリアフィルム剥離方法であって、前記複合シートの端部から途中までの区間において前記セラミックグリーンシートから分離した前記キャリアフィルムの一部分である剥がし代を形成する剥がし代形成工程と、前記剥がし代の領域のうち前記端部を避けた位置に、外周面に粘着性を有する粘着ロールを押し当てて前記キャリアフィルムを保持した後に、前記粘着ロールを回転させて前記キャリアフィルムを前記セラミックグリーンシートから引き剥がすキャリアフィルム除去工程とを含む、キャリアフィルム剥離方法が開示されている(請求項1参照)。
また、特許文献2(特許第4482757号公報)には、台紙上に連続して貼付されたシート材を、その下面に保持して剥離エッジと被貼付物との間を直動可能な貼付ヘッドによって、前記剥離エッジ位置で前記台紙から剥離するシート材貼付装置(台紙からシート材を剥離する剥離装置)が開示されている(請求項1参照)。
特開2004−17623号公報 特許第4482757号公報
引用文献1に開示された剥離方法では、粘着ロールを用いてキャリアフィルムを剥離するため、粘着ロールから剥離したキャリアフィルムを除去する必要がある。このため、剥がし代形成工程と、キャリアフィルム除去工程と、に分けて、キャリアフィルム除去工程においてキャリアフィルムの端部が粘着ロールに保持されていない状態とすることにより、粘着ロールからキャリアフィルムを除去可能な構成となっている。しかしながら、引用文献1に開示された剥離方法では、キャリアフィルムの剥離に要する時間が長くなるため、生産性を向上させることが困難である。
また、引用文献2に開示された剥離方法では、剥離エッジを用いて台紙からシート材を剥離するため、これを、両面をキャリアガラスで挟まれたフレキシブルパネルからキャリアガラスを剥離する工程に適用すると、許容曲げ限界を超えて、キャリアガラスやフレキシブルパネルが破損するおそれがある。
そこで、本発明は、キャリアの表面にフレキシブルパネルが形成された複合パネルからキャリアを効率よく剥離するキャリア剥離装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、上キャリア、パネルおよび下キャリアからなる複合パネルを載置する保持テーブルと、前記保持テーブルに設けられ、上下動可能な第1軸体部および該第1軸体部の端部に設けられた第1粘着部を有する第1粘着昇降ピンと、前記保持テーブルに設けられ、上下動可能な第2軸体部および該第2軸体部の端部に設けられた第2粘着部を有する第2粘着昇降ピンと、第3粘着部およびゴム吸着部を有する弓状の剥離テーブルと、を備えることを特徴とするキャリア剥離装置。
本発明によれば、キャリアの表面にフレキシブルパネルが形成された複合パネルからキャリアを効率よく剥離するキャリア剥離装置を提供することができる。
複合パネルおよび本実施形態に係るキャリア剥離装置の模式図である。 本実施形態に係るキャリア剥離装置の剥離動作を示すフローチャートである。 上キャリアガラスを剥離する様子を示したキャリア剥離装置の動作図である。 剥離した上キャリアガラスを剥離テーブルから回収する様子を示したキャリア剥離装置の動作図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪複合パネル≫
まず、本実施形態に係るキャリア剥離装置1を説明する前に、複合パネル100について図1を用いて説明する。図1は、複合パネル100および本実施形態に係るキャリア剥離装置1の模式図である。
図1に示すように、複合パネル100は、上キャリアガラス101と、フレキシブルパネル102と、下キャリアガラス103と、が積層されて構成されている。即ち、複合パネル100は、フレキシブルパネル102の両面をキャリアガラス101,103で挟まれた構造を有している。
≪キャリア剥離装置≫
次に、本実施形態に係るキャリア剥離装置1について説明する。ここで、本実施形態に係るキャリア剥離装置1は、複合パネル100(フレキシブルパネル102)から上キャリアガラス101を剥離する装置である。
図1に示すように、本実施形態に係るキャリア剥離装置1は、保持テーブル10と、剥離ユニット20と、基台部30と、制御部(図示せず)と、で構成されている。
保持テーブル10は、真空吸着部11と、粘着昇降ピン12と、スライド移動機構15と、を備えている。
真空吸着部11は、保持テーブル10の上面に形成されている。複合パネル100が保持テーブル10の上面に載置された状態において、真空吸着部11は、減圧手段(図示せず)を用いて保持テーブル10の上面と複合パネル100の下面との間を減圧することにより、複合パネル100を保持テーブル10の上面に真空吸着することができるようになっている。なお、制御部(図示せず)は、減圧手段(図示せず)の動作を制御することにより、真空吸着部11における複合パネル100の真空吸着および解除を制御することができるようになっている。
粘着昇降ピン12は、駆動部(図示せず)により上下動する軸体部13と、軸体部13の上端部に設けられた粘着部材からなる粘着部14と、を有している。複合パネル100が保持テーブル10の上面に載置された状態において、粘着昇降ピン12は、駆動部(図示せず)を用いて軸体部13を上昇させることにより、粘着部14を複合パネル100の下面に粘着させ、複合パネル100を保持することができるようになっている。また、駆動部(図示せず)を用いて軸体部13を下降させることにより、粘着部14を複合パネル100の下面から剥がして、複合パネル100の保持を解除することができるようになっている。なお、制御部(図示せず)は、駆動部(図示せず)の動作を制御することにより、粘着昇降ピン12の上下動を制御することができるようになっている。
また、粘着昇降ピン12は、後述する剥離テーブル21による上キャリアガラス101の剥離方向(図1において左右方向)にみて、真空吸着部11の両側に設けられている。以下の説明において、図1において真空吸着部11の左側の粘着昇降ピン12を粘着昇降ピン12Aと称するものとし、図1において真空吸着部11の右側の粘着昇降ピン12を粘着昇降ピン12Bと称するものとする。なお、粘着昇降ピン12の数は、2つに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
スライド移動機構15は、保持テーブル10の下端に形成されており、基台部30のガイドレール31に沿って保持テーブル10をM1方向(図1において左右方向)に移動させることができるようになっている。具体的には、保持テーブル10は、スライド移動機構15により、図1において実線で示す位置(複合パネル100を保持テーブル10にセットする位置)である原点位置と、図1において二点鎖線で示す位置(後述する剥離ユニット20により複合パネル100から上キャリアガラス101を剥離する位置)である剥離位置とを、移動することができるようになっている。なお、制御部(図示せず)は、スライド移動機構15の動作を制御することにより、保持テーブル10のM1方向(図1において左右方向)の移動を制御することができるようになっている。
剥離ユニット20は、基台部30から立設した支持柱32で揺動自在に支持されており、また、伸縮可能な直動駆動アクチュエータ33により支持されている。これにより、直動駆動アクチュエータ33を伸縮することにより、剥離ユニット20の左側端部をM2方向(図1において略上下方向)に移動させることができるようになっている。具体的には、直動駆動アクチュエータ33を伸ばすことにより剥離ユニット20を図1において実線で示す位置である上昇位置(跳ね上げ位置)に移動させ、直動駆動アクチュエータ33を縮めることにより剥離ユニット20を図1において二点鎖線で示す位置である下降位置に移動させることができるようになっている。なお、制御部(図示せず)は、直動駆動アクチュエータ33の動作を制御することにより、剥離ユニット20のM2方向(図1において略上下方向)の移動を制御することができるようになっている。
剥離ユニット20は、剥離テーブル21と、ローラユニット25と、ガイドレール28と、を備えている。
剥離テーブル21は、弓状板部22と、粘着部23と、ゴム吸着部24と、を有している。弓状板部22は、湾曲した板部材である。弓状板部22の下面には、粘着部材からなる粘着部23と、ゴムシートからなるゴム吸着部24と、が設けられている。
ここで、粘着部23は、後述する剥離テーブル21による上キャリアガラス101の剥離方向(図1において左右方向)の前側(図1において左側)に配置されており、ゴム吸着部24は、剥離方向の中間部から後側(図1において右側)に配置されている。換言すれば、保持テーブル10が剥離位置(図1において二点鎖線で示す保持テーブル10の位置)にある場合、真空吸着部11より左側の粘着昇降ピン12Aと対応する位置に粘着部23が設けられ、真空吸着部11と対応する位置および真空吸着部11より右側の粘着昇降ピン12Bと対応する位置にゴム吸着部24が設けられている。さらに換言すれば、剥離ユニット20を跳ね上げ可能に支持する支持柱32から離れた側に粘着部23が設けられ、支持柱32に近い側にゴム吸着部24が設けられている。
なお、剥離テーブル21は、剥離テーブル係止手段29(後述する図3参照)で制限された範囲内であれば内部を自由に動くことができるようになっており、また、剥離ユニット20を跳ね上げた際にも剥離テーブル係止手段29により剥離ユニット20をとともに剥離テーブル21も跳ね上げられるようになっている。
ローラユニット25は、下方に設けられたローラ26と、上方に設けられたスライド移動機構27と、を有している。スライド移動機構27は、ガイドレール28に沿ってローラユニット25をM3方向(図1において略左右方向)に移動させることができるようになっている。なお、制御部(図示せず)は、スライド移動機構27の動作を制御することにより、ローラユニット25のM3方向(図1において略左右方向)の移動を制御することができるようになっている。そして、ローラユニット25がM3方向に移動する際、ローラ26が剥離テーブル21(弓状板部22)の上面と接しながら移動することにより、剥離テーブル21の端部がM4方向(図1において略上下方向)に移動するようになっている。
制御部(図示せず)は、真空吸着部11の減圧手段(図示せず)と、粘着昇降ピン12(12A,12B)の駆動部(図示せず)と、保持テーブル10のスライド移動機構15と、ローラユニット25のスライド移動機構27と、直動駆動アクチュエータ33と、を制御することにより、キャリア剥離装置1による剥離動作の全体を制御することができるようになっている。
≪キャリア剥離装置による剥離動作≫
次に、本実施形態に係るキャリア剥離装置1の動作について、図2から図4を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るキャリア剥離装置1の剥離動作を示すフローチャートである。図3は、上キャリアガラス101を剥離する様子を示したキャリア剥離装置1の動作図である。図4は、剥離した上キャリアガラス101を剥離テーブル21から回収する様子を示したキャリア剥離装置1の動作図である。
なお、図2に示す制御の開始時において、保持テーブル10は原点位置にあり、粘着昇降ピン12は下降位置にあり、剥離ユニット20は上昇位置(跳ね上げ位置)にあり、ローラユニット25は剥離テーブル21の粘着部23の位置にいるものとする。また、真空吸着部11の減圧手段(図示せず)は停止しているものとする。
まず、キャリア剥離装置1の外部に設けられた搬送手段(図示せず)により複合パネル100が保持テーブル10の上面に載置される。
ステップS1において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10の上に複合パネル100が載置されたか否かを判定する。複合パネル100が載置されていない場合(S1・No)、載置されるまでステップS1を繰り返す。複合パネル100が載置された場合(S1・Yes)、制御部(図示せず)の処理はステップS2に進む。
ステップS2において、制御部(図示せず)は、粘着昇降ピン12の駆動部(図示せず)を制御して、粘着昇降ピン12を上昇させる。これにより、粘着部14を複合パネル100の下面に粘着させ、複合パネル100を保持する。
ステップS3において、制御部(図示せず)は、真空吸着部11の減圧手段(図示せず)を制御して、保持テーブル10の上面と複合パネル100の下面との間を減圧する。これにより、複合パネル100を保持テーブル10の上面に真空吸着する。
ステップS4において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10のスライド移動機構15を制御して、複合パネル100を保持した保持テーブル10を原点位置から剥離位置まで移動させる。
ステップS5において、制御部(図示せず)は、直動駆動アクチュエータ33を制御して、剥離ユニット20を上昇位置(跳ね上げ位置)から下降位置に移動させる。ここで、ローラユニット25は剥離テーブル21の粘着部23の位置にいるため、剥離ユニット20を下降させることにより、図3(a)に示すように、剥離テーブル21の粘着部23が複合パネル100(上キャリアガラス101)の端部を含む上面に押しつけられ(図3(a)の矢印参照)、上キャリアガラス101が剥離テーブル21の粘着部23に吸着される。
ステップS6において、制御部(図示せず)は、ローラユニット25のスライド移動機構27を制御して、ローラユニット25を剥離方向(図3(b)の矢印参照)に移動させる。ここで、図3(b)に示すように、ローラユニット25が剥離方向(図3(b)の矢印参照)に移動することにより、剥離テーブル21は、弓状板部22の湾曲形状に沿って上キャリアガラス101の上を移動する。この際、弓状板部22の湾曲形状により、粘着部23が持ち上げられた状態となる。一方、下キャリアガラス103の下面は、粘着昇降ピン12(12A,12B)の粘着部14および真空吸着部11により保持されている。このため、粘着部23と吸着した上キャリアガラス101の端部(図3(b)において左側)を起点として、上キャリアガラス101はフレキシブルパネル102から剥離される。
ステップS7において、制御部(図示せず)は、ローラユニット25のスライド移動機構27を制御して、ローラユニット25を剥離方向(図3(b)の矢印参照)の終端部まで移動させて停止する。これにより、図3(c)に示すように、上キャリアガラス101の上面は、剥離テーブル21の粘着部23とゴム吸着部24に吸着された状態となる。なお、上キャリアガラス101が剥離されたフレキシブルパネル102および下キャリアガラス103を以下の説明において複合パネル100Aと称するものとする。
ステップS8において、制御部(図示せず)は、直動駆動アクチュエータ33を制御して、剥離ユニット20を下降位置から上昇位置(跳ね上げ位置)に移動させる。ここで、上キャリアガラス101は、剥離テーブル21の粘着部23およびゴム吸着部24により保持される。なお、ローラユニット25が図3(c)に示す位置で停止しているため、剥離テーブル21の粘着部23の側は弓状板部22の湾曲形状により、ゴム吸着部24の側よりも持ち上げられた状態となっており、さらに、粘着部23が剥離ユニット20を跳ね上げ可能に支持する支持柱32から離れた側に設けられているので、剥離ユニット20を上昇位置(跳ね上げ位置)に移動させた状態においても粘着部23がゴム吸着部24よりも高い位置となるようになっている。このため、上キャリアガラス101の上側を吸着力の高い粘着部23で吸着し、中間部から下側をゴム吸着部24により吸着することができる構造となっている。これにより、上キャリアガラス101は、保持テーブル10に保持された複合パネル100Aから、完全に剥離される。
ステップS9において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10のスライド移動機構15を制御して、複合パネル100Aを保持した保持テーブル10を剥離位置から原点位置まで移動させる。
ステップS10において、制御部(図示せず)は、真空吸着部11の減圧手段(図示せず)を制御して、真空吸着部11の真空吸着を解除するとともに、粘着昇降ピン12の駆動部(図示せず)を制御して、粘着昇降ピン12を下降させる。これにより、粘着昇降ピン12の粘着部14が複合パネル100Aの下面から離れ、複合パネル100Aの保持が解除される。
ステップS10の後、キャリア剥離装置1の外部に設けられた搬送手段(図示せず)により複合パネル100Aが保持テーブル10の上面から回収される。
ステップS11において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10の上から複合パネル100Aが回収されたか否かを判定する。複合パネル100Aが回収されていない場合(S11・No)、回収されるまでステップS11を繰り返す。複合パネル100Aが回収された場合(S11・Yes)、制御部(図示せず)の処理はステップS12に進む。
ステップS12において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10のスライド移動機構15を制御して、空の保持テーブル10を原点位置から剥離位置まで移動させる。
ステップS13において、制御部(図示せず)は、粘着昇降ピン12の駆動部(図示せず)を制御して、粘着昇降ピン12を上昇させる。
ステップS14において、制御部(図示せず)は、直動駆動アクチュエータ33を制御して、剥離ユニット20を上昇位置(跳ね上げ位置)から下降位置に移動させる。ここで、ローラユニット25は剥離テーブル21のゴム吸着部24の側の位置にいるため、剥離ユニット20を下降させることにより、図4(a)に示すように、保持テーブル10の粘着昇降ピン12Bの粘着部14が上キャリアガラス101の下面に押しつけられ(図4(a)の矢印参照)、上キャリアガラス101が粘着昇降ピン12Bの粘着部24に吸着される。
ステップS15において、制御部(図示せず)は、ローラユニット25のスライド移動機構27を制御して、ローラユニット25を回収方向(図4(b)の矢印参照)に移動させる。ここで、図4(b)に示すように、ローラユニット25が回収方向(図4(b)の矢印参照)に移動することにより、上キャリアガラス101を吸着した剥離テーブル21は、弓状板部22の湾曲形状に沿って保持テーブル10の上を移動する。この際、弓状板部22の湾曲形状により、剥離テーブル21のゴム吸着部24の側が持ち上げられた状態となる。ここで、剥離テーブル21のゴム吸着部24の吸着力よりも粘着昇降ピン12Bの粘着部14の吸着力の方が強いため、上キャリアガラス101が剥離テーブル21から剥離される。
ステップS16において、制御部(図示せず)は、ローラユニット25のスライド移動機構27を制御して、ローラユニット25を回収方向(図4(b)の矢印参照)の終端部まで移動させて停止する。これにより、図4(c)に示すように、上キャリアガラス101の下面は、粘着昇降ピン12Aの粘着部14と粘着昇降ピン12Bの粘着部14に吸着された状態となる。即ち、上キャリアガラス101は、保持テーブル10に吸着された状態となる。
ステップS17において、制御部(図示せず)は、直動駆動アクチュエータ33を制御して、剥離ユニット20を下降位置から上昇位置(跳ね上げ位置)に移動させる。ここで、剥離テーブル21の粘着部23の吸着力よりも粘着昇降ピン12A,12Bの粘着部14の吸着力の方が強いため、上キャリアガラス101が剥離テーブル21から剥離される。これにより、上キャリアガラス101は、剥離テーブル21から完全に剥離される。
ステップS18において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10のスライド移動機構15を制御して、上キャリアガラス101を保持した保持テーブル10を剥離位置から原点位置まで移動させる。
ステップS19において、制御部(図示せず)は、粘着昇降ピン12の駆動部(図示せず)を制御して、粘着昇降ピン12を下降させる。これにより、粘着昇降ピン12の粘着部14が上キャリアガラス101の下面から離れ、上キャリアガラス101の保持が解除される。
ステップS19の後、キャリア剥離装置1の外部に設けられた搬送手段(図示せず)により上キャリアガラス101が保持テーブル10の上面から回収される。
ステップS20において、制御部(図示せず)は、保持テーブル10の上から上キャリアガラス101が回収されたか否かを判定する。上キャリアガラス101が回収されていない場合(S20・No)、回収されるまでステップS20を繰り返す。上キャリアガラス101が回収された場合(S20・Yes)、制御部(図示せず)の処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係るキャリア剥離装置1によれば、複合パネル100から上キャリアガラス101を安定して高速に剥離することができる。また、本実施形態に係るキャリア剥離装置1の剥離動作は、粘着昇降ピン12の駆動部(図示せず)、スライド移動機構15、スライド移動機構27、直動駆動アクチュエータ33による往復動運動で実現することができ、特許文献1のような複雑な制御を要せず、装置の耐久性を高めることができる。
≪変形例≫
なお、本実施形態に係るキャリア剥離装置1は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態に係るキャリア剥離装置1の保持テーブル10は、真空吸着部11を備えているものとして説明したが、これに限られるものではなく、真空吸着部11を備えていなくてもよい。
また、ステップS15において、上キャリアガラス101を保持テーブル10に吸着させた後に、真空吸着部11を動作させてさらに真空吸着するようにしてもよい。これにより、ステップS17において、剥離ユニット20を上昇位置(跳ね上げ位置)に移動させた際、剥離テーブル21の粘着部23の吸着力よりも、粘着昇降ピン12A,12Bの粘着部14の吸着力および真空吸着部11の真空吸着力の和の方を確実に強くすることができるので、上キャリアガラス101を確実に剥離テーブル21から剥離することができる。
1 キャリア剥離装置
10 保持テーブル
11 真空吸着部
12,12A,12B 粘着昇降ピン
13 軸体部(第1軸体部、第2軸体部)
14 粘着部(第1粘着部、第2粘着部)
15 スライド移動機構
20 剥離ユニット
21 剥離テーブル
22 弓状板部
23 粘着部(第2粘着部)
24 ゴム吸着部
25 ローラユニット
26 ローラ
27 スライド移動機構
28 ガイドレール
29 剥離テーブル係止手段
30 基台部
31 ガイドレール
32 支持柱
33 直動駆動アクチュエータ(跳ね上げ手段)
100、100A 複合パネル
101 上キャリアガラス(上キャリア)
102 フレキシブルパネル(パネル)
103 下キャリアガラス(下キャリア)
M1 方向(保持テーブルの移動方向)
M2 方向(剥離ユニット端部の移動方向)
M3 方向(ローラユニットの移動方向)
M4 方向(剥離テーブル端部の移動方向)

Claims (5)

  1. 上キャリア、パネルおよび下キャリアからなる複合パネルを載置する保持テーブルと、
    前記保持テーブルに設けられ、上下動可能な第1軸体部および該第1軸体部の端部に設けられた第1粘着部を有する第1粘着昇降ピンと、
    前記保持テーブルに設けられ、上下動可能な第2軸体部および該第2軸体部の端部に設けられた第2粘着部を有する第2粘着昇降ピンと、
    第3粘着部およびゴム吸着部を有する弓状の剥離テーブルと、を備える
    ことを特徴とするキャリア剥離装置。
  2. 前記第1粘着昇降ピンおよび前記第2粘着昇降ピンを上昇させて、前記第1粘着部および前記第2粘着部で前記複合パネルの前記下キャリアを保持するとともに、
    前記剥離テーブルの前記第3粘着部で前記複合パネルの前記上キャリアに押し付けて吸着させ、
    前記剥離テーブルを該剥離テーブルの形状に沿って前記上キャリアの上を移動させることにより、前記上キャリアを剥離する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャリア剥離装置。
  3. 前記第1粘着昇降ピンは、前記剥離テーブルの前記第3粘着部の側に設けられ、
    前記第2粘着昇降ピンは、前記剥離テーブルの前記ゴム吸着部の側に設けられており、
    前記保持テーブルから前記パネルおよび前記下キャリアを回収した後に、
    前記第1粘着昇降ピンおよび前記第2粘着昇降ピンを上昇させて、
    前記剥離テーブルに吸着した前記上キャリアを前記剥離テーブルの前記ゴム吸着部の側で前記第2粘着昇降ピンの前記第2粘着部に押し付けて吸着させ、
    前記剥離テーブルを該剥離テーブルの形状に沿って前記保持テーブルの上を移動させることにより、前記上キャリアを前記保持テーブルに吸着させる
    ことを特徴とする請求項2に記載のキャリア剥離装置。
  4. スライド移動機構によりガイドレールに沿って往復動可能なローラユニットを更に備え、
    該ローラユニットにより前記剥離テーブルが該剥離テーブルの弓状の形状に沿って移動する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のキャリア剥離装置。
  5. 前記剥離テーブルおよび前記ローラユニットを有する剥離ユニットを跳ね上げ可能な跳ね上げ手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のキャリア剥離装置。
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