JP4482757B2 - シート材貼付装置 - Google Patents

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本発明はシート材貼付装置に係り、シール材、クッション材、機能フィルム等の粘着シート材を、被貼付物の所定位置に、気泡やしわ等を発生させずに精度よく貼付けるようにしたシート材貼付装置に関する。
一般にラベラー等と呼ばれる、粘着面を有するシート材、フィルム、ラベル等を被貼付物としてのワークの所定位置に連続して貼り付けることができるシート状体の貼付装置などでは、ロール状に巻回され、表面に剥離層が形成された台紙(セパレータ)上に一定の間隔で仮貼付されたシート材、フィルム、ラベル等(以下、シート材と記す。)を、剥離エッジ等の所定位置で、台紙の巻き取り動作に合わせて台紙から貼付ヘッドの吸着面に転写するように、同期剥離させ、その後、吸着面にシート材を吸着保持させた状態で貼付ヘッドを、被貼付物としてのワークの所定位置まで移動し、貼付ヘッドに付帯された貼付ローラ等によりワークの所定位置にシート材の貼付けを行うようになっている。
図5は、従来のシート材貼付装置50および同装置によるワーク60へのシート材51の貼付作業を模式的に示した行程順序図である。この種のシート材貼付装置50では、同図に示したように、巻き取りリール52による台紙53の巻き取り動作に伴って、供給ローラ54から繰り出された台紙53上に連続して仮貼付されているシート材51が剥離エッジ55の先端に供給される。そしてシート材51端部が剥離エッジ55の先端に達するのと同期をとって、上方に設けられたリニアスライドレール56に沿って貼付ヘッド57が剥離エッジ55先端に移動し、台紙53上に仮貼付されているシート材51を剥離するようになっている(行程I)。その後、シート材51を吸着面58に保持した状態でワーク60が載置されているベース61上方まで移動し(行程II)、ワーク60の所定位置にシート材51を貼付するようになっている。このとき貼付ヘッド57の一部には貼付ローラ59が装備されている。この貼付ローラ59は、シート材51がワーク60の貼付位置に到達した段階でシート材51の表面まで降下し、貼付ヘッド57が前方へ移動する際、ワーク60の表面に軽く貼付されたシート材51の表面を押圧するようにしてシート材51をワーク60に確実に貼付するようになっている(行程III)。
ところが、上述の従来のシート材貼付装置では、図6(a)に示したように、粘着シート材51と貼付ヘッド57の吸着面58との隙間Cを0.05〜0.2mm程度に精度よく調整する必要がある。この隙間Cが不十分であると、貼付ヘッド57がシート材51に強く当接してしまい、同期剥離が行えない。一方、隙間Cが大きい場合には同期剥離は可能であるが、貼付ヘッド57の吸着力が不十分となり、シート材51を貼付ヘッド57の吸着面に吸着保持できないという問題が生じる。また、貼付ヘッド57と粘着シート材51との隙間のため、剥離後に貼付ヘッド57とシート材51とがずれるおそれもある。
図7(a)は吸着ヘッドによるシート材51の正常な吸着保持状態を示した概略説明図である。この種の貼付装置では、シート材51の吸着保持状態を保つための貼付ヘッドと剥離エッジ部に送られる台紙との同期をとり、シート材51を剥離させるタイミング調整(以下、同期剥離調整と記す。)は煩雑で難しい。すなわち、特にシート材51が剥離され、貼付ヘッド57の所定位置に吸着保持できるように、台紙を送る速度・加速時間と貼付ヘッド57を位置決め移動させる速度・加速時間を調整して、両者の同期剥離調整を行わなければならない。しかし、同期剥離調整後に粘着シート材51の厚み・粘着強度、台紙の厚みが原因で、剥離後に貼付ヘッド57と粘着シート材51が図7(b),(c)に示したように、前後方向でずれてしまうおそれもある。
図7(b),(c)に示した状態で貼付ヘッド57によってワーク60へのシート材51の貼付作業を行った場合、たとえば同図(b)に示した吸着保持状態で貼付動作を行うように動作すると、シート材51端部が貼付ローラの下方にないため、貼付ローラ59はシート材51を押さえることができない。このため、ワーク60への確実な貼付が図れないという問題がある。一方、同図(c)の状態で貼付動作をすると、貼付ローラ59がシート材51の端部51aを押圧できないので、この部分に気泡が入ったり、シート材端部51aにめくれが生じるおそれもある。
また、シート材51を吸着したまま貼付ローラ59で押さえながら貼付ヘッド57を前進させる機構となっているため、シート材51との摩擦によりシート材51に引張力が作用し、引張変形が生じる原因にもなる。
上述した問題点を解決するために、出願人は、貼付ヘッドの形状、吸着動作および貼付ヘッドの一連の動作について着目し、開発を行った。その際、先行技術として貼付ヘッドの形状に類似した形状からなる偏光板支持体が開示されていることがわかっている(特許文献1参照)。特許文献1には所定の曲率の円弧状の偏光板支持面を有する偏光板支持体が開示されている。この偏光板支持体は支持面に真空吸引孔が形成されており、偏光板を曲面に沿って保持できるようになっている。
特開2002−182031公報参照。
ところが、特許文献1に開示された装置は、所定位置にある単板の偏光板を偏光板支持体の支持面に真空吸着する構成からなっているため、図5に示したような台紙上に連続して供給されるシート材を貼付ヘッドで同期剥離調整して行われる動作等は一切考慮されていない。また、薄いシート材を台紙から真空吸着により保持すると、シート材貼付時にシート材を保持していた真空吸引孔の位置に気泡が生じ、シート材をワーク表面に均一にきれいに貼れない。このため、上述の形状の支持体を貼付ヘッドにそのまま適用しても、シート材貼付装置としての目的が達成できないことが予想される。そこで、本発明の目的は上述の問題点を解消し、シール材、クッション材、機能フィルム等の粘着シート材を、被貼付物の所定位置に、気泡やしわ等を発生させずに精度よく貼付することができるようにしたシート材貼付装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のシート材貼付装置は、台紙上に連続して貼付されたシート材を、その下面に保持して剥離エッジと被貼付物との間を直動可能な貼付ヘッドによって、前記剥離エッジ位置で前記台紙から剥離し、前記シート材を保持した前記貼付ヘッドを前記被貼付物位置まで移動し、前記貼付ヘッドに保持されたシート材を、前記被貼付物の所定位置に貼付するようにしたシート材貼付装置において、前記貼付ヘッドは、円弧状部の外側面に粘着層が形成されたシート材保持面を有し、支持部を支点として往復回動可能に前記支持部に吊持され、その動作は、(1)前記シート材保持面が前記台紙上に貼付されたシート材の一端に当接し、前記台紙が巻き取られるのに同期して、前記粘着層の表面を前記シート材に沿って接触させつつ回動し、前記シート材を前記台紙から剥離して前記粘着層の表面に粘着保持して前記被貼付物位置まで直動移動し、(2)前記被貼付物と前記シート材とが位置合わせされた状態で、前記シート材を前記被貼付物に粘着させつつ直動移動して回動し、前記シート材を前記粘着層表面から剥離して前記被貼付物表面に貼付することを特徴とする。
前記シート材保持面の粘着層は、粘着性ゴム板が前記貼付ヘッドの円弧状部の外側面に接着されてなり、前記粘着層表面の粘着力は、前記台紙と前記シート材との間の粘着力より大きく、かつ前記シート材と前記被貼付物との間の粘着力より小さくすることが好ましい。
前記貼付ヘッドは、前記剥離エッジと前記被貼付物との間の上方に架設されたリニアスライドレールに沿って往復移動可能なスライダに、昇降可能に吊持されたベースに設けられた支持部を回動中心として往復回動可能に吊持させることが好ましい。
前記貼付ヘッドは、前記ベースに設けられた駆動手段を介して往復回動時の傾角が制御できるようにすることが好ましい。

以上に述べたように、本発明によれば、シート材の剥離作業において、台紙送りの簡単な調整のみで、シート材を台紙から、位置ずれ等を生じることなく精度よく確実に剥離でき、また、貼付作業時には、粘着シート材に変形や気泡が生じないように、精度よく貼付することができるという効果を奏する。
以下、本発明のシート材貼付装置の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシート材貼付装置1の構成を示した正面図である。このシート材貼付装置1のうち、貼付ヘッドユニット10は、スライダ3を介して部分的に示したリニアスライドレール2上を、図示しないステッピングモータで高精度に位置決め可能に移動できる状態でリニアスライドレール2に吊持されている。一方、その下方には図5に示したものと同様の公知の剥離エッジ5が配置されている。この剥離エッジ5の先端位置には、テープ状の台紙6上に所定間隔をあけて連続して仮貼付されたシート材7が、供給リール(図5参照)から、巻取り側の駆動手段(図示せず)により所定のタイミングで供給されるようになっている。そしてこの剥離エッジ5の先端部でシート材7が剥離された後に台紙6は、鋭角に折り返され、図示しない駆動モータで回転動作する巻取りリール8に巻回されるようになっている。一方、ワーク30及びワーク30が載置されるベース31の位置および形状は図5の従来例の場合と同様である。
以下、本発明のシート材貼付装置1の構成のうち、貼付ヘッドユニット10の構成について、図1を参照して説明する。貼付ヘッドユニット10は、図示しないステッピングモータ等の駆動源による制御運転により、水平に架設されたリニアスライドレール2上を高精度に位置決め可能に矢印方向に往復動するスライダ3に一体的に吊持され、スライダ3に垂直に吊持されたベースプレート昇降シリンダ12と、このベースプレート昇降シリンダ12のシリンダロッド12aの下端に水平をなすように固着されたベースプレート11と、ベースプレート11の下面に設けられた回動支持軸13回りに回動可能に吊りロッド14を介して吊持された貼付ヘッド15と、ベースプレート11の上面に回動支持部16を介して下端部を中心として全体が回動可能に取り付けられた貼付ヘッド回動シリンダ17とから構成されている。貼付ヘッド回動シリンダ17は、図1に示したように、シリンダロッド17aの先端が貼付ヘッド15の上面端部15aにピン結合されており、シリンダロッド17aの加圧が解放された状態における伸長動作およびこの伸長動作に伴う貼付ヘッド回動シリンダ17が回動支持部16で傾いて、貼付ヘッド15の回動動作が実現するようになっている。
以下、貼付ヘッドユニット10のうち、貼付ヘッド15の構成について詳述する。貼付ヘッド15はベースプレート11の下面に取り付けられ、玉軸受が装着された回動支持軸13に、回動可能に吊りロッド19を介して吊持されている。その形状は、下面が回動支持部を中心とした半径の円弧状曲面をなし、曲面が紙面方向に延在する金属製あるいは合成樹脂製加工品からなる。そしてその曲面には粘着性ゴムが貼付されシート材保持面20が形成されている。このシート材保持面20を構成する粘着性ゴムは、下面側により強力な接着剤で貼付ヘッド15に固着されており、本実施例では粘着性シリコーンゴム、ウレタンゴムが使用されている。この粘着性ゴムは図2各図に示したように、剥離エッジ5の所定位置の台紙6上に仮貼付されたシート材7にシート材保持面20を所定の押圧力で当接させることで、シート材7と台紙6との間の粘着力より大きな粘着力を発揮してシート材7を台紙6から剥離してシート材保持面20にシート材7を粘着保持させることができる。
[シート材剥離動作]
ここで、上述の貼付ヘッド15の回動に伴う台紙6上のシート材7の剥離動作の同期剥離調整について図2各図を参照して説明する。
まず、図1に示した初期状態からベースプレート昇降用シリンダ12のシリンダロッド12aを伸長させてベースプレート11および貼付ヘッド15を所定の傾いた角度をなした状態で、貼付ヘッド15のシート材保持面20と、剥離エッジ5位置の台紙6上のシート材7の端部とが位置合わせされ、当接する位置まで降下させる(図2(a))。このときシート材7がたとえばスポンジ状のクッション材等、軟質樹脂からなる変形しやすい柔軟な材料の場合には、貼付ヘッド15が材料を押圧してシート材7が厚み方向に潰れたり、変形したりしないように貼付ヘッド15の位置調整を行うことが好ましい。貼付ヘッド15をシート材7に所定接触圧で押圧した状態で、貼付ヘッド回動シリンダ17のシリンダロッド17aへの加圧を解放状態にする。この状態で台紙巻取りモータ8(図1参照)を駆動し、台紙6を矢印方向に巻き取る(図2(b))。この台紙6の巻取り動作に伴い、剥離エッジ5の先端位置で貼付ヘッド15のシート材保持面20に粘着していたシート材7は、台紙6が剥離エッジ5先端で折り返されるのに同期を取りながら台紙6上から剥離しはじめ、図2(b)→(c)に示したように、1枚分のシート材7が完全に剥離し、貼付ヘッド15が剥離エッジ5から離れるように回動した状態で、台紙巻取りモータ8(図1)を停止する。
なお、剥離エッジ5から離れた状態で、貼付ヘッド15を図2(c)の状態から図2(a)の状態に戻すには、図示しない圧源からの制御運転により、貼付ヘッド回動シリンダ17のシリンダロッド17aを縮退させることにより、貼付ヘッド15は回動支持軸13を回動中心として図2(c)→図2(a)で示したように、回動することができる。また、シリンダロッド17aの伸長動作のための圧源としては、空圧源、油圧源等、貼付装置に装備するシリンダロッドの仕様(容量、ロッドストローク)に合致したものを適宜使用することができる。また、貼付ヘッドに所定の回動動作を付与する駆動手段として、上述のシリンダロッドに代えて、シリンダロッドと同様あるいは代替動作を実現可能な駆動伝達機構を備えた回転モータ等を採用することもできる。
以下、貼付ヘッド15に吸着保持させたシート材7を、被貼付対象であるワーク30の表面の所定位置に貼付するまでの一連の行程を図3,図4の各図を参照して説明する。なお、図3,図4各図においては、図の簡単化のために各シリンダロッドを線図で略記し、その線図の該当個所に図1,図2各図と同一符号を付して説明する。
[貼付ヘッドユニットの移動動作]
図2(c)に示したように、1枚分のシート材7を剥離し、貼付ヘッド15のシート材保持面20に粘着保持させた状態で、ベースプレート昇降シリンダ12のシリンダロッド12aを縮退し、貼付ヘッドユニット10をある程度上昇させた後(図3(a))、貼付ヘッド回動シリンダ17のシリンダロッド17aを縮退して、貼付ヘッド15を初期状態(図1)の向きに戻す。この状態を保持して貼付ヘッドユニット10のスライダ3をリニアスライドレール2に沿い、ワーク30が載置されたベース31の上方まで貼付ヘッドユニット10を移動させる(図3(c))。このとき、本実施例では、あらかじめワーク30の載置位置が制御部に入力されているため、スライダ3の移動量はあらかじめ設定されており、高精度でワーク30上方の所定位置まで移動することができる。なお、スライダ3の移動量を公知の位置センサあるいはCCDカメラ等の位置検出手段33(図1)を用いて原位置を検知して、そのデータを駆動源の制御部にフィードバックさせてスライダ3の移動量を制御することも可能である。
[シート材のワークへの貼付動作]
スライダ3の移動により貼付ヘッドユニット10をワーク30上方まで移動させた状態(図3(c))でのシート材7の貼付動作について、図4各図を参照して説明する。図3(c)の状態にある貼付ヘッドユニット10のベースプレート昇降シリンダ12のシリンダロッド12aを伸長して貼付ヘッドユニット10を降下させる。このとき、前述したように、シート材7が厚みのある軟質材料等の場合には、ワーク表面30aとシート材7の厚み分と降下量とを考慮して貼付ヘッドユニット10の降下量(ベースプレート昇降シリンダ12のシリンダロッドの伸長量)を調整することが好ましい。このときシート材保持面20に粘着されたシート材7の端部とワーク表面30aのシート材貼付位置の端部とを高精度に位置合わせした状態で貼付ヘッドユニット10を降下させることができる。この状態から、シート材保持面20に粘着されたシート材7をワーク表面30aに所定接触圧で押圧させた状態で、貼付ヘッド回動シリンダ17のシリンダロッド17aへの加圧を解放状態にする。この状態からリニアスライドレール2上のスライダ3を剥離エッジ5側に後退させる。このとき、貼付ヘッド15の下面が回動支持軸13を中心とした半径の円弧を形成していることから(図4(d)→図4(e))で示したように後退させる際、シート材保持面20に粘着されたシート材7は均一な押圧力でワーク表面30aに押圧される。このときシート材7のワーク30との粘着力がシート材保持面20側との粘着力より強力であるため、スライダ3の後退に伴い、シート材7はシート材保持面20から剥離して、所定の押圧力によりシート材7の下面側の粘着力によりワーク表面30aに転写されるように密着して貼付される。ワーク表面30aにシート材7が貼付された後、ベースプレート昇降用シリンダ12のシリンダロッド12aを縮退して貼付ヘッドユニット10を上昇させる。(図4(f))。その後、貼付ヘッド回動シリンダ17のシリンダロッド17aを縮退することで貼付ヘッド15の位置を初期状態(図1)に戻すとともに、貼付ヘッドユニット10が剥離エッジ5上に位置するように、スライダ3を後退させて貼付ヘッドユニット10を次行程の同期剥離位置の上方まで移動した状態で一行程(1サイクル)が完了する。
本実施例では、貼付ヘッド15の円弧状をなすシート材保持面20は、回動支持軸13を中心とした半径Rからなるように設定されていたので、貼付ヘッドユニット10を吊持するスライダ3がリニアスライドレール2に沿って移動する際に、回動支持軸13とワーク表面30aに当接するシート材保持面20との距離は常に一定に保持できた。シート材7が厚く、曲げにくい材料の場合には、この半径を大きくして曲率をゆるくしたシート材保持面20を形成することが好ましい。その際は、シート材7の剥離動作におけるスライダ3の前進、シート材7の貼付動作におけるスライダ3の後退時にベースプレート昇降シリンダ12のシリンダロッドの伸長量を調整(縮退させる)ことでシート材保持面20とワーク表面30aに貼付されるシート材7の押圧力を一定にすることが好ましい。
本発明の一実施例のシート材貼付装置の全体構成を示した概略構成図。 シート材貼付装置の貼付ヘッドの回動動作(同期剥離時)を示した動作説明図。 シート材貼付装置によるシート材貼付作業手順を示した作業説明図(その1)。 シート材貼付装置によるシート材貼付作業手順を示した作業説明図(その2)。 従来のシート材貼付装置の一例の全体構成を示した概略構成図。 図5に示した装置における剥離エッジ位置での貼付ヘッドとシート材との位置関係を示した説明図。 図5に示した装置における貼付ヘッドによるシート材の吸着状態を示した説明図。
符号の説明
1 シート材貼付装置
2 リニアスライドレール
3 スライダ
5 剥離エッジ
6 台紙
7 シート材
10 貼付ヘッドユニット
12 ベースプレート昇降シリンダ
13 回動支持軸
15 貼付ヘッド
17 貼付ヘッド回動シリンダ
20 シート材保持面
30 ワーク
31 ベース

Claims (4)

  1. 台紙上に連続して貼付されたシート材を、その下面に保持して剥離エッジと被貼付物との間を直動可能な貼付ヘッドによって、前記剥離エッジ位置で前記台紙から剥離し、前記シート材を保持した前記貼付ヘッドを前記被貼付物位置まで移動し、前記貼付ヘッドに保持されたシート材を、前記被貼付物の所定位置に貼付するようにしたシート材貼付装置において、
    前記貼付ヘッドは、円弧状部の外側面に粘着層が形成されたシート材保持面を有し、支持部を支点として往復回動可能に前記支持部に吊持され、その動作は、
    (1)前記シート材保持面が前記台紙上に貼付されたシート材の一端に当接し、前記台紙が巻き取られるのに同期して、前記粘着層の表面を前記シート材に沿って接触させつつ回動し、前記シート材を前記台紙から剥離して前記粘着層の表面に粘着保持して前記被貼付物位置まで直動する、
    (2)前記被貼付物と前記シート材とが位置合わせされた状態で、前記シート材を前記被貼付物に粘着させつつ直動移動して回動し、前記シート材を前記粘着層表面から剥離して前記被貼付物表面に貼付することを特徴とするシート材貼付装置。
  2. 前記シート材保持面の粘着層は、粘着性ゴム板が前記貼付ヘッドの円弧状部の外側面に接着されてなり、前記粘着層表面の粘着力は、前記台紙と前記シート材との間の粘着力より大きく、かつ前記シート材と前記被貼付物との間の粘着力より小さいことを特徴とする請求項1記載のシート材貼付装置。
  3. 前記貼付ヘッドは、前記剥離エッジと前記被貼付物との間の上方に架設されたリニアスライドレールに沿って往復直動可能なスライダに、昇降可能に吊持されたベースに設けられた支持部を回動中心として往復回動可能に吊持されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のシート材貼付装置。
  4. 前記貼付ヘッドは、前記ベースに設けられた駆動手段を介して往復回動時の傾角が制御可能なことを特徴とする請求項3記載のシート材貼付装置。
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