JP4643512B2 - シート貼付装置及び貼付方法 - Google Patents

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Description

本発明はシート貼付装置及び貼付方法に係り、更に詳しくは、半導体ウエハ等の板状部材にシートを貼付する際に、剥離シートに仮着された接着シートを所定位置で剥離できるようにするとともに、接着シートの張力を適性に保って板状部材に貼付することのできるシート貼付装置及び貼付方法に関する。
従来より、半導体ウエハ(以下、単に、「ウエハ」と称する)には、その回路面を保護するための保護シートを貼付したり、裏面にダイボンディング用の接着シートを貼付したりすることが行われている。
このようなシートの貼付方法としては、帯状の剥離シートに帯状の接着シートが仮着された原反を用い、前記剥離シートと接着シートとを剥離して当該接着シートをウエハに貼付した後に、ウエハ外周に沿ってカットする貼付方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。同特許文献においては、原反を構成する剥離シートと接着シートの各リード端を、それぞれローラに固定しておき、これらローラの回転により剥離シートと接着シートとの剥離と、剥離後の接着シートの巻き取りを行うものとなっている。
特開2003−209084号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシート貼付装置にあっては、剥離シートと接着シートとの剥離位置の監視や、剥離された接着シートの張力監視を行う特別な構成は採用されていない。従って、剥離が行われるべき位置に対して剥離遅れが生じたり、或いは、接着シートの張力に過不足を生じさせる場合がある。
これを簡略的に説明すると、例えば、図8に示されるように、剥離シートPSに接着シートSが仮着された原反Lの繰出経路上にピールプレート100を配置し、剥離シートPSをピールプレート100の先端で急激に反転させて図示しない巻取ローラで剥離シートPSを巻き取ることで接着シートSの剥離を行い、剥離された接着シートSを押圧ローラ101によりテーブルT上のウエハWに接着シートSを貼付する場合、ピールプレート100の先端位置で剥離ができないときに、同図中二点鎖線で示されるように、接着シートSに付随してしまう領域を生じることとなる。このような症状は、巻取ローラに巻取トルク不足等の不具合がある場合や、剥離シートPSに接着シートSが強固に仮着されている場合等が要因と考えられる。そのため、押圧ローラ101で接着シートSを板状部材Wに貼付するときに、剥離シートPSが接着シートSとウエハWとの間に挟み込まれてしまう、という不都合をもたらすこととなる。また、接着シートSの張力に過不足があると、ウエハWに接着シートSを貼付したあとに、ウエハWに反り変形や、貼付された接着シートSに皺を生じさせてしまう、という不都合を招来する。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、剥離シートと接着シートとの剥離が所定位置で適性に行われているか否かを監視して常に適性位置での剥離を実現することのできるシート貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、接着シートの張力を検出可能とし、適性張力にてシートを板状部材に貼付することのできるシート貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
更に、本発明の目的は、剥離シートを剥離する際に剥離シートが剥離ユニットに加える張力と、接着シートを板状部材に貼付する際に接着シートが剥離ユニットに加える張力、つまり、2つの張力を単一の検出装置で検出可能とすることで装置構成の簡略化を達成することのできるシート貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を支持して当該原反を繰出可能に設けたシート繰出ユニットと、前記原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離ユニットと、前記剥離シートが剥離された後の接着シートを押圧して板状部材の面に貼付する押圧ユニットと、各ユニットを所定制御する制御手段とを備えたシート貼付装置において、
前記剥離シートを接着シートから剥離する際に、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、当該検出張力を前記制御手段に出力する検出装置を更に含み、
前記制御手段は、前記検出張力が予め設定された値となるように所定の制御を行う、とう構成を採っている。
また、本発明は、剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を支持して当該原反を繰出可能に設けたシート繰出ユニットと、前記原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離ユニットと、前記剥離シートが剥離された後の接着シートを押圧して板状部材の面に貼付する押圧ユニットと、各ユニットを所定制御する制御手段とを備えたシート貼付装置において、
前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付する際に、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、当該検出張力を前記制御手段に出力する検出装置を更に含み、
前記制御手段は、前記検出張力が予め設定された値となるように所定の制御を行う、という構成を採っている。
更に、本発明は、剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を支持して当該原反を繰出可能に設けたシート繰出ユニットと、前記原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離ユニットと、前記剥離シートが剥離された後の接着シートを押圧して板状部材の面に貼付する押圧ユニットと、各ユニットを所定制御する制御手段とを備えたシート貼付装置において、
前記剥離シートを接着シートから剥離する際に、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力と、前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付する際に、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力とを検出し、それら検出張力を前記制御手段に出力する単一の検出装置を更に含み、
前記制御手段は、前記検出張力が予め設定された値となるように所定の制御を行う、という構成を採るとよい。
また、前記シート剥離装置において、前記検出装置は、ロードセルにより構成されている。
更に、前記剥離ユニットはピールプレートを含み、前記剥離シートが当該ピールプレートを先端部から基端部に向けて引っ張る力を張力として前記検出装置により検出される、という構成を採ることができる。
また、本発明は、剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を繰り出すとともに、剥離ユニットを介して剥離シートと接着シートとを剥離し、剥離シートが剥離された後の接着シートを板状部材の面に臨む位置に繰り出した状態で当該接着シートを押圧して貼付するシート貼付方法において、
前記剥離シートを接着シートから剥離するときに、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、
当該検出張力が予め設定された値となるように制御しつつ前記剥離を行う、という方法を採っている。
更に、本発明は、剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を繰り出すとともに、剥離ユニットを介して剥離シートと接着シートとを剥離し、剥離シートが剥離された後の接着シートを板状部材の面に臨む位置に繰り出した状態で当該接着シートを押圧して貼付するシート貼付方法において、
前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付するときに、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、
当該検出張力が予め設定された値となるように制御しつつ前記接着シートを前記板状部材に貼付する、という方法を採ることができる。
また、本発明は、剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を繰り出すとともに、剥離ユニットを介して剥離シートと接着シートとを剥離し、剥離シートが剥離された後の接着シートを板状部材の面に臨む位置に繰り出した状態で当該接着シートを押圧して貼付するシート貼付方法において、
前記剥離シートを接着シートから剥離するときに、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力と、前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付するときに、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力とを単一の検出装置を用いて検出し、
それら検出張力が予め設定された値となるように制御しつつ前記剥離を行うとともに前記接着シートを板状部材に貼付する、という方法を採るとよい。
本発明によれば、剥離シートを接着シートから剥離する際に、剥離シートが剥離ユニットに加える張力を検出装置により検出する構成とし、当該検出張力が設定値となるように制御手段による制御が行われるため、剥離シートの剥離が遅れてしまうような不都合を未然に回避することが可能となり、これにより、剥離シートが接着シートと板状部材との間に挟まれてしまうような不都合を防止することができる。
また、押圧部材が接着シートを板状部材に貼付する際に、接着シートが剥離ユニットに加える張力を検出装置により検出し、当該検出張力が設定値となるように制御手段による制御が行われるため、過大な張力が付与された場合において、接着シートを板状部材に貼付した後の当該板状部材の反り変形を防止することができる。この一方、張力不足を生じたまま接着シートが板状部材に貼付された場合の皺の発生若しくは空気の混入を防止することができる。
更に、剥離シートを剥離する際に剥離シートが剥離ユニットに加える張力と、接着シートを板状部材に貼付する際に接着シートが剥離ユニットに加える張力、つまり、2つの張力を単一の検出装置により検出できるようにした構成では、センサ数を削減して装置構成の簡略化を達成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係るシート貼付装置の概略正面図が示され、図2には、その概略斜視図が示されている。これらの図において、シート貼付装置10は、ベース11の上部位置において、剥離シートPSに接着シートSが仮着された帯状の原反Lを支持するとともに、当該原反Lを繰出可能に設けたシート繰出ユニット12と、前記剥離シートPSと接着シートSとを剥離するピールプレートPPと接着シートSの張力を検出する張力検出用ローラ40とを含む剥離ユニット13と、板状部材としてのウエハWを支持するテーブルTと、ウエハWの上面に臨む位置に繰り出された接着シートSに押圧力を付与して当該接着シートSをウエハWに貼付する押圧ユニット62を構成する押圧ローラ14と、ウエハWに接着シートSを貼付した後に当該ウエハWの外縁に沿って接着シートSを切断するカッター15と、ウエハWの外側の不要接着シートS1をテーブルTの上面から剥離する剥がし装置16と、不要接着シートS1を巻き取る巻取装置17と、前記各ユニットを所定制御する制御手段としてのコントローラ18とを備えて構成されている。
前記シート繰出ユニット12は、ロール状の原反Lを支持する支持ローラ20と、剥離シートPSのリード端が固定される回収ローラ23と、前記支持ローラ20と回収ローラ23との間に配置された複数のガイドローラ25〜29と、剥離シートPSをピンチローラ31とで挟み込み、モータM1によって巻取力を付与する巻取ローラ30と、ガイドローラ25,26間に配置されたバッファローラ33と、ガイドローラ27,28間に配置された検出装置としてのロードセル35と、前記ピールプレートPP、張力検出用ローラ40、ガイドローラ27,28,29及びロードセル35を一体的に支持する貼付角度維持手段37とを備えて構成されている。なお、前記ガイドローラ27,29には、ブレーキシュー32,42が併設されており、これらブレーキシュー32,42は、接着シートSをウエハWに貼付する際に、シリンダ38、48によって対応するガイドローラ27,29に対して進退することによって接着シートSを挟み込んでその繰出を抑制するようになっている。
前記ロードセル35は、図3及び図4に示されるように、後述するスライド板43間に位置する横桟90に取り付けられている。張力検出用ローラ40とピールプレートPPは、支持アーム91、ブラケット92により連結されて剥離ユニット13を形成し、ブラケット92が前記ロードセル35にガイドロッド95を併設して支持されている。
前記貼付角度維持手段37は、前記押圧ローラ14と相互に作用してウエハWに対する接着シートSの貼付角度θを一定に保つように構成されている。この貼付角度維持手段37は、ガイドローラ27,28,29、ロードセル35、張力検出用ローラ40、ピールプレートPP、ブレーキシュー32,42,シリンダ38,48及びこれらを支える一対のスライド板43により構成された繰出ヘッド49と、当該繰出ヘッド49を上下に案内する一対のガイドレール45と、繰出ヘッド49に昇降力を付与する一対の単軸ロボット46とを備えて構成されている。ガイドレール45及び単軸ロボット46は傾斜姿勢に配置されており、この傾斜角度に沿って繰出ヘッド49が昇降可能となっている。
前記テーブルTは、図5に示されるように、平面視略方形の外側テーブル51と、平面視略円形の内側テーブル52とにより構成されている。外側テーブル51は内側テーブル52を受容可能な凹状に設けられているとともに、単軸ロボット54を介してベース11に対して昇降可能に設けられている。この一方、内側テーブル52は、単軸ロボット56を介して外側テーブル51に対して昇降可能に設けられている。従って、外側テーブル51と内側テーブル52は、一体的に昇降可能であるとともに、相互に独立して昇降可能とされ、これにより、接着シートSの厚み、ウエハWの厚みに応じて所定の高さ位置に調整できるようになっている。
前記押圧ローラ14は、門型フレーム57を介して支持されている。門型フレーム57の上面側には、シリンダ59が設けられており、これらシリンダ59の作動により押圧ローラ14が上下に昇降可能に設けられている。なお、門型フレーム57は、図2に示されるように、単軸ロボット60及びガイドレール61を介して同図中X方向に移動可能に設けられている。ここにおいて、前記押圧ローラ14,門型フレーム57,シリンダ59,単軸ロボット60及びガイドレール61により押圧ユニット62が構成されている。
前記カッター15は、テーブルTの上方位置で図示しない昇降装置を介して昇降可能に設けられている。このカッター15は、回転中心軸65に固定された回転アーム66と、この回転アーム66に支持されたカッター刃67とにより構成され、当該カッター刃67を回転中心軸65回りに回転させることで、ウエハWの外縁に沿って接着シートSを切断できるようになっている。なお、カッター15に関しては、本出願人により出願された特願2006−15783号記載のロボットからなる切断装置を用いることもできる。
前記切断によってウエハWの外側に生じる不要接着シートS1の剥がし装置16は、図1及び図6及び図7に示されるように、小径ローラ70と、大径ローラ71とにより構成されている。これら小径ローラ70及び大径ローラ71は、移動フレームFに支持されている。この移動フレームFは、図2中Y軸方向沿って相対配置された前部フレームF1と、この前部フレームF1に連結部材73を介して連結された後部フレームF2とからなり、後部フレームF2は、単軸ロボット75に支持されている一方、前部フレームF1は、前記ガイドレール61に支持され、これにより、移動フレームFは、図2中X方向に移動可能となっている。大径ローラ71は、図1に示されるように、アーム部材74に支持され、シリンダ78によって小径ローラ70に対して離間、接近する方向に変位可能とされている。
前記巻取装置17は、図1に示されるように、移動フレームFに支持された駆動ローラ80と、回転アーム84の自由端側に支持され、ばね85を介して駆動ローラ80の外周面に接して不要接着シートS1をニップする巻取ローラ81とにより構成されている。駆動ローラ80の軸端には、駆動モータMが配置されており、当該モータMの駆動により、駆動ローラ80が回転し、巻取ローラ81がこれに追従回転することで不要接着シートS1が巻き取られるようになっている。なお、巻取ローラ81は、巻取量が増大するに従って、ばね85の力に抗して図1中右方向へ回転することとなる。
次に、本実施形態における接着シートSの貼付方法について、図6及び図7をも参照しながら説明する。
初期設定において、支持ローラ20から繰り出される原反Lは、ピールプレートPPの先端位置を剥離ポイントとして剥離シートPSと接着シートSが剥離され、剥離シートPSのリード端は、ガイドローラ28,29を経由して巻取ローラ30とピンチローラ31間を通紙して回収ローラ23に固定される。この一方、接着シートSのリード端は、押圧ローラ14,剥がし装置16を経由して巻取装置17の巻取ローラ81に固定される。この際、ピールプレートPPは、最上昇位置(図1、図6(A)参照)にあり、当該ピールプレートPPと押圧ローラ14との間の接着シートSは、図1に示されるように、ウエハWの面に臨む位置に繰り出された状態で、所定の貼付角度θとなるように設定されている。
図示しない移載装置を介してテーブルT上にウエハWがセットされた状態で貼付動作が開始される。なお、貼付動作に先立って、ガイドローラ27、29にはブレーキシュー32,42が当接して接着シートSの繰り出しが抑制される。そして、テーブルTが静止した状態で、押圧ローラ14が回転しながらウエハW上を図6中左側に移動する。この押圧ローラ14の移動に伴って、接着シートSには張力が加わり、剥離ユニット13を構成する張力検出用ローラ40が図1中X軸方向において右側へ引っ張られることとなる。そこでロードセル35がその張力を検出してコントローラ18に検出張力を出力する。これにより、コントローラ18が、単軸ロボット46に動作指令を出し、所定の張力を維持するために貼付角度維持手段37を使って接着シートSの張力を緩和する方向、つまり、繰出ヘッド49を斜め下方へ下げるように制御する。これによりウエハWに所定の張力で接着シートSが貼付されることとなる。
図6(D)、(E)に示されるように、接着シートSの貼付が完了すると、カッター15が下降してウエハWの外周縁に沿って接着シートSの切断を行い、その後にカッター15は上昇して初期位置(図1参照)に復帰する。
次いで、ウエハWが図示しない移載装置を介してテーブルTから取り去られると、図7(A)に示されるように、押圧ローラ14が上昇し、剥がし装置16を構成する小径ローラ70及び大径ローラ71が左側に移動するとともに、巻取装置17の駆動ローラ80が駆動して不要接着シートS1を巻き取ることで、ウエハW回りの不要接着シートS1をテーブルTの上面から剥離することができる。
そして、ブレーキシュー32,42がガイドローラ27,29から離れるとともに、駆動ローラ80がロックされた状態で、繰出ヘッド49、剥がし装置16、巻取装置17が初期位置に復帰動作する。この復帰動作が開始されると原反Lに繰出力が付与されて当該原反Lが繰り出されるとともに同時に巻取ローラ30と回収ローラ23が回転し、前記剥離ポイントで剥離シートPSと接着シートSとの剥離が行われる。この際、巻取ローラ30の回転によって巻取力が付与されることで、剥離シートPSが剥離ユニット13を構成するピールプレートPPに対して張力つまり、図1中X軸方向において左向きの力が加えられることとなる。そこで、ロードセル35がその張力を検出してコントローラ18に検出張力を出力する。これにより、コントローラ18が、巻取ローラ30を駆動するモータM1に動作指令を出し、所定の張力を維持するように制御する。つまり、検出張力が設定値よりも小さいときは、巻取ローラ30による巻取トルクを強めるようにモータM1に指令を出す一方、設定値よりも大きいときは、巻取トルクを弱めるようにモータM1に指令を出す。これにより、剥離シートPSが前記剥離ポイントで確実に剥離される。このようにして剥離シートPSの剥離が行われることで、新しい接着シートSがピールプレートPPの先端から押圧ローラ14との間に引き出され、新たにセットされるウエハWに備えることとなる。
従って、このような実施形態によれば、剥離シートPSと接着シートSとの剥離が行われる際の当該剥離シートPSの張力を検出し、また、ウエハWに接着シートSを貼付する際の当該接着シートSの張力を検出する構成としたことで、剥離遅れを確実に防止することができるとともに、接着シートSの張力不足による気泡混入や、張力過大によるウエハの反り変形を効果的に防止できる、という効果を得る。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
例えば、前記実施形態では、接着シートSの張力をロードセル35が検出して当該検出張力を一定に保つように貼付角度維持手段37を介して繰出ヘッド49を斜め下方へ下降させる構成としたが、貼付角度維持手段37を採用することなく張力を調整することが可能である。
また、検出装置としてロードセル35を用いたが、他のセンサ類を用いてもよく、更に、剥離ユニット13を構成するピールプレートPPに代えてローラを用いることを妨げない。
また、板状部材はウエハに限らず、他の板状部材にシート、フィルムを貼付する構成にも適用することができる。
本実施形態に係るシート貼付装置の概略正面図。 前記シート貼付装置の概略斜視図。 繰出ヘッドにおける要部概略斜視図。 繰出ヘッドの概略正面図。 テーブルの概略断面図。 接着シートの貼付動作説明図。 剥がし装置による不要接着シートの剥離動作説明図。 従来例の不都合を説明するための概略説明図。
符号の説明
10 シート貼付装置
12 シート繰出ユニット
13 剥離ユニット
14 押圧ローラ(押圧ユニット)
18 コントローラ(制御手段)
35 ロードセル(検出装置)
40 張力検出用ローラ
L 原反
PP ピールプレート
PS 剥離シート
S 接着シート
W ウエハ(板状部材)

Claims (8)

  1. 剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を支持して当該原反を繰出可能に設けたシート繰出ユニットと、前記原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離ユニットと、前記剥離シートが剥離された後の接着シートを押圧して板状部材の面に貼付する押圧ユニットと、各ユニットを所定制御する制御手段とを備えたシート貼付装置において、
    前記剥離シートを接着シートから剥離する際に、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、当該検出張力を前記制御手段に出力する検出装置を更に含み、
    前記制御手段は、前記検出張力が予め設定された値となるように所定の制御を行うことを特徴とするシート貼付装置。
  2. 剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を支持して当該原反を繰出可能に設けたシート繰出ユニットと、前記原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離ユニットと、前記剥離シートが剥離された後の接着シートを押圧して板状部材の面に貼付する押圧ユニットと、各ユニットを所定制御する制御手段とを備えたシート貼付装置において、
    前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付する際に、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、当該検出張力を前記制御手段に出力する検出装置を更に含み、
    前記制御手段は、前記検出張力が予め設定された値となるように所定の制御を行うことを特徴とするシート貼付装置。
  3. 剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を支持して当該原反を繰出可能に設けたシート繰出ユニットと、前記原反を繰り出す途中で剥離シートと接着シートとを剥離する剥離ユニットと、前記剥離シートが剥離された後の接着シートを押圧して板状部材の面に貼付する押圧ユニットと、各ユニットを所定制御する制御手段とを備えたシート貼付装置において、
    前記剥離シートを接着シートから剥離する際に、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力と、前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付する際に、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力とを検出し、それら検出張力を前記制御手段に出力する単一の検出装置を更に含み、
    前記制御手段は、前記検出張力が予め設定された値となるように所定の制御を行うことを特徴とするシート貼付装置。
  4. 前記検出装置は、ロードセルであることを特徴とする請求項1,2又は3記載のシート貼付装置。
  5. 前記剥離ユニットはピールプレートを含み、前記剥離シートが当該ピールプレートを先端部から基端部に向けて引っ張る力を張力として前記検出装置により検出されることを特徴とする請求項1、3又は4記載のシート貼付装置。
  6. 剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を繰り出すとともに、剥離ユニットを介して剥離シートと接着シートとを剥離し、剥離シートが剥離された後の接着シートを板状部材の面に臨む位置に繰り出した状態で当該接着シートを押圧して貼付するシート貼付方法において、
    前記剥離シートを接着シートから剥離するときに、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、
    当該検出張力が予め設定された値となるように制御しつつ前記剥離を行うことを特徴とするシート貼付方法。
  7. 剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を繰り出すとともに、剥離ユニットを介して剥離シートと接着シートとを剥離し、剥離シートが剥離された後の接着シートを板状部材の面に臨む位置に繰り出した状態で当該接着シートを押圧して貼付するシート貼付方法において、
    前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付するときに、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力を検出し、
    当該検出張力が予め設定された値となるように制御しつつ前記接着シートを前記板状部材に貼付することを特徴とするシート貼付方法。
  8. 剥離シートに接着シートが仮着された帯状の原反を繰り出すとともに、剥離ユニットを介して剥離シートと接着シートとを剥離し、剥離シートが剥離された後の接着シートを板状部材の面に臨む位置に繰り出した状態で当該接着シートを押圧して貼付するシート貼付方法において、
    前記剥離シートを接着シートから剥離するときに、前記剥離シートが前記剥離ユニットに加える張力と、前記押圧部材が接着シートを板状部材に貼付するときに、前記接着シートが前記剥離ユニットに加える張力とを単一の検出装置を用いて検出し、
    それら検出張力が予め設定された値となるように制御しつつ前記剥離を行うとともに前記接着シートを板状部材に貼付することを特徴とするシート貼付方法。
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