JP2016044013A - 印刷装置および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】積載装置に排紙可能な印刷装置で複数のジョブを処理する場合に、処理効率を向上させる印刷装置を提供する。【解決手段】積載装置に排紙する第1のジョブの実行による排紙枚数に基づいて、積載された用紙をユーザ取り出しのための位置までスライドさせる積載装置の動作によって積載装置への排紙が中断される前に、積載装置と異なるフィニッシャの排紙準備を行う。フィニッシャでの排紙準備が行われると、フィニッシャに排紙する第2のジョブを実行する。【選択図】図7
Description
本発明は、積載装置に排紙可能な印刷装置および制御方法に関する。
先行するジョブが製本等の後処理を行っている間に、後続するジョブを製本等の後処理を行う排紙装置とは別の排紙装置に排紙する構成が知られている(特許文献1)。また、スタッカ等の大容量の積載装置には、スタッカ内に用紙積載用の積載トレイと、用紙束を装置外に排出する排出トレイを備えるものがある。このような積載装置は、用紙満載時に自動的に排出トレイを装置外に排出することで、積載トレイへの用紙の積載を連続的に行う構成が知られている。
特許文献1では、先行するジョブの部単位での印刷処理が完了すると、先行するジョブの処理を中断して、後続ジョブの処理を開始する。また、先行するジョブの部単位での製本処理の完了通知を受けると、後続するジョブの処理を中断して、先行するジョブの残りの処理を再開する。
通常、排紙装置が排紙処理を開始するためには、排紙装置が排紙処理のための準備を行う必要がある。そのため、先行するジョブから後続するジョブ、または後続するジョブから先行するジョブへ排紙装置を切り替える際には、直ちに排紙処理を開始することができない。一方、スタッカ等の大容量の積載装置において、積載トレイから排出トレイへの切り替え、及び積載トレイへ用紙の積載を再開するまでの間は、スタッカへの排紙を中断する必要がある。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。本発明は、上記の点に鑑み、積載装置に排紙可能な印刷装置において複数のジョブを処理する場合に、処理効率を向上させる印刷装置および制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る印刷装置は、排紙された用紙を積載する第1の積載部と、前記第1の積載部に積載された用紙を、前記第1の積載部からユーザ取り出しのための位置までスライド可能な第2の積載部とを備える積載装置に排紙可能な印刷装置であって、前記積載装置に排紙する第1のジョブと、前記積載装置と異なるフィニッシャに排紙する第2のジョブの実行を制御する第1の制御手段と、前記第1のジョブの実行による排紙枚数に基づいて、前記積載された用紙をユーザ取り出しのための位置までスライドさせる動作によって前記積載装置への排紙が中断される前に、前記フィニッシャの排紙準備を行う第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段は、前記第2の制御手段により前記フィニッシャでの排紙準備が行われると、前記第2のジョブを実行することを特徴とする。
本発明によれば、スタッカに排紙可能な印刷装置において複数のジョブを処理する場合に、処理効率を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、印刷システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、印刷装置100は、情報処理装置101と、LAN等のネットワーク102を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク102は有線ネットワークであっても良いし、無線ネットワークであっても良い。印刷装置100は、印刷用紙等の記録媒体に、インクジェット記録方式や電子写真記録方式等により印刷を行う。印刷装置100は、原稿を光学的に読み取る読取機能や、コピー機能、FAX機能等が一体化されたMFP(MultiFunctionalPrinter)であっても良い。以下、印刷100をMFPとして説明する。情報処理装置101は、例えば、汎用的なPCであり、CPU、ディスプレイ、キーボード、ポインティングデバイス、ハードディスクドライブ(HDD)、メモリ、ネットワーク通信用のインタフェース等を有する。情報処理装置101は、印刷装置100が印刷可能なデータフォーマット、例えばPDLデータに変換したジョブデータを印刷装置100に送信する。印刷装置100は、情報処理装置101から送信されたジョブデータに基づき印刷を行う。
図1は、印刷システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、印刷装置100は、情報処理装置101と、LAN等のネットワーク102を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク102は有線ネットワークであっても良いし、無線ネットワークであっても良い。印刷装置100は、印刷用紙等の記録媒体に、インクジェット記録方式や電子写真記録方式等により印刷を行う。印刷装置100は、原稿を光学的に読み取る読取機能や、コピー機能、FAX機能等が一体化されたMFP(MultiFunctionalPrinter)であっても良い。以下、印刷100をMFPとして説明する。情報処理装置101は、例えば、汎用的なPCであり、CPU、ディスプレイ、キーボード、ポインティングデバイス、ハードディスクドライブ(HDD)、メモリ、ネットワーク通信用のインタフェース等を有する。情報処理装置101は、印刷装置100が印刷可能なデータフォーマット、例えばPDLデータに変換したジョブデータを印刷装置100に送信する。印刷装置100は、情報処理装置101から送信されたジョブデータに基づき印刷を行う。
図2は、印刷装置100の構成を示す図である。印刷装置100は、MFP本体200と、スタッカ(積載装置)205と、フィニッシャ209とを含む。図2に示すように、MFP本体200の後段にスタッカ205が接続され、さらに、フィニッシャ209が接続されており、MFP本体200は、スタッカ205とフィニッシャ209に排紙可能である。
MFP本体200の上部に設けられている自動原稿給送装置(ADF:AutoDocumentFeeder)は、原稿を一枚ずつ読取部に供給する。MFP本体200に設けられている給紙カセット202、203、204は、MFP本体200の印刷部(プリンタエンジン)で印刷するための用紙を収納する。その収納されている用紙は、給紙/搬送ローラ等によって、MFP本体200の印刷部まで搬送される。
スタッカ205は、MFP本体200で印刷された用紙を、スタッカ部206に排紙する。スタッカ部206は、一般的に、一度に大量の用紙を排出する際に用いられる。スタッカ部206は、リフトトレイ207と排出トレイ208とを有する。リフトトレイ207は、スタッカ部206に排紙される用紙を積載する。排出トレイ208は、リフトトレイ207に所定量、積載された用紙束をスタッカ205外部に排出する。リフトトレイ207と排出トレイ208の構成については後述する。サンプルトレイ212は、MFP200で印刷された用紙を排出する。サンプルトレイ212は、例えば、スタッカ部206に大量に排出されている用紙の画像をユーザがサンプル印刷により確認したい場合に用いられる。
フィニッシャ209は、中綴じ製本やステープル処理等の各種フィニッシング処理を、MFP本体200で印刷された用紙に実行し、排紙トレイ210又は211に排紙する。フィニッシャ209は、シート処理装置や中綴じ製本装置とも呼ばれる。
以上のように、印刷装置100においては、MFP本体200で印刷された用紙を、スタッカ205に排紙することができ、また、フィニッシャ209に排紙することもできる。スタッカ205に設けられた用紙搬送パス切替部213は、スタッカ205に搬送された用紙を、スタッカ部206、サンプルトレイ212、スタッカ205の後段(つまり、フィニッシャ209)のそれぞれに用紙出力先を切り替える。
図3は、スタッカ部206の動作を説明するための図である。図3(A)は、リフトトレイ207及び排出トレイ208をスタッカ部206の上面から見た図である。図3(B)〜(I)は、リフトトレイ207及び排出トレイ208をスタッカ部206左面から見た図である。
図3(A)に示すように、リフトトレイ207(第1の積載部)及び排出トレイ208(第2の積載部)は、互いに格子状に交差するように構成される。さらに、排出トレイ208は、ユーザ取り出し可能な位置までスライド可能に構成されている。リフトトレイ207に積載された用紙は、排出トレイ208にスライドして自動的に積み替えられる。図3(B)に示すように、用紙の積載開始時には、リフトトレイ207はスタッカ部206の積載開始位置(最上部)にあり、排出トレイ208はスタッカ部206の内部にある。
図3(C)に示すように、用紙300の積載が開始すると、リフトトレイ207は、積載量に応じて徐々に降下する。降下の距離や時間は、用紙の坪量によって異なる。図3(D)に示すように、リフトトレイ207が満載となって最下部まで降下すると、用紙300は、排出トレイ208に自動的に積み替えられる。これは、リフトトレイ207と排出トレイ208が図3(A)に示すように、互いに格子状に交差するように構成されているからである。
図3(E)に示すように、用紙300が排出トレイ208に積み替えられると、排出トレイ208は、スタッカ部206の外部へスライドする。図3(F)に示すように、排出トレイ208がスタッカ部206の外部へスライドすると、リフトトレイ207は積載開始位置まで上昇する。図3(G)に示すように、リフトトレイ207が積載開始位置まで上昇すると、用紙の積載が再開される。
図3(H)に示すように、スタッカ部206の外部へスライドした排出トレイ208上の用紙束がユーザにより取り出されると、排出トレイ208はスタッカ部206内部へ戻る。図3(I)に示すように、リフトトレイ207の積載及び降下中に、排出トレイ208がスタッカ部206内部のホームポジションに戻ることで、リフトトレイ207への用紙の積載を連続的に行うことができる。
図4は、印刷装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。印刷装置100は、CPU401、ROM402、RAM403、HDD404と、ネットワークインタフェース(I/F)405と、ユーザインタフェース(UI)406を備える。それらは、内部バス400を介して相互に接続されている。
CPU401は、ROM402またはHDD404に記憶されている各種プログラムをRAM403に読み出して(ロードして)、例えば、本実施形態の動作を実行する。RAM403は、CPU401が動作するために必要なワークメモリとして利用され、例えば、データや変数等を一時的に記憶する。HDD404は、RAM403にロードする前のプログラムや各種データを保存する。ネットワークI/F405は、ネットワーク102上の情報処理装置101との間で通信を実行するための通信インタフェースである。UI406は、不図示の各種ボタンやタッチパネル等を備え、例えば、ユーザからの各指示操作を受け付けたり、動作モード等、印刷装置100の状態を表示する。
プリンタ407は、印刷対象の画像データを用紙上に印刷する印刷部である。図4のCPU401〜プリンタ407は、図2のMFP本体200に対応する。スタッカ205、フィニッシャ209は、MFP本体200の後段に順に接続されると、プリンタ407と専用バス408で電気的に接続され、相互に通信が可能となる。
図5は、印刷装置100のソフトウェア構成を示すブロック図である。図5に示す各ブロックは、ROM402に格納されたプログラムをCPU401が実行することにより実現される。CPU401により、通信部501、操作部502、制御部503、印刷部504、印刷データ管理部505、スタッカ制御部506、フィニッシャ制御部507が実現される。
通信部501は、ネットワークI/F405を介して他の機器との間の通信を行う。操作部502は、UI406からユーザの各種指示操作を受け付けたり、印刷装置100の状態(動作モードや、ジョブ実行ステータス等)をUI406へ表示する。制御部503は、印刷装置100に投入されたジョブデータに基づき各種制御を行う。印刷部504は、プリンタ407を制御して印刷を行う。印刷データ管理部505は、制御部503によりジョブデータからビットマップ変換された画像データをHDD404へ格納する。スタッカ制御部506は、印刷部504で印刷された用紙をスタッカ205へ排紙するよう制御する。フィニッシャ制御部507は、印刷部504で印刷された用紙をフィニッシャ209へ排紙するよう制御する。
制御部503は、ジョブ情報解析部508、PDLデータ解析部509、データ描画部510、ジョブ情報管理部511、中間データ管理部512、出力制御部513、を有する。ジョブ情報解析部508は、ジョブデータのジョブ情報の解析処理を行う。PDLデータ解析部509は、ジョブデータの各ページデータを解析し、ディスプレイリスト等の中間データへの変換処理を行う。また、PDLデータ解析部509は、変換処理された中間データをRAM103内の中間データ管理部512へ蓄積保存する。
データ描画部510は、中間データ管理部512に蓄積保存された中間データを、ページ単位のビットマップデータへ変換処理し、印刷データ管理部505へ蓄積保存する。ジョブ情報管理部511は、ジョブ情報解析部508で解析されたジョブ情報及び印刷装置100で処理される印刷ジョブの各種ステータスの管理を行う。中間データ管理部512は、PDLデータ解析部509で変換処理された中間データを記憶する。出力制御部513は、ページ単位のビットマップデータをビデオ信号へ変換処理し、印刷部504での画像形成及び給紙処理に同期させて画像転送処理を行う。
図6は、印刷装置100におけるジョブの出力処理を説明するための図である。図6は、先行するジョブ1をスタッカ部206へ出力し、スタッカ部206の出力中断中に、後続するジョブ2をフィニッシャ209の排紙トレイ211へ出力する例を示している。
制御部503は、先行するジョブ1をスタッカ部206へ出力中である工程601において、中断予告を通知する予め設定されたタイミングを監視している。後述するが、中断予告を通知するタイミングは、出力対象の用紙に対するスタッカ部206の能力情報(積載可能枚数等)から決定される。
中断予告を通知するタイミングに達すると、制御部503は、工程602で、フィニッシャ制御部507へフィニッシャ出力準備(排紙準備)を行わせる。そして、制御部503は、先行するジョブ1のスタッカ部206への出力が中断されると、工程603で、後続するジョブ2をフィニッシャ209の排紙トレイ211へ出力する。
そして、制御部503は、工程604でのスタッカ部206への出力中断中に、フィニッシャ209の排紙トレイ211への出力枚数が所定枚数に達したら、工程605で、先行するジョブ1のスタッカ部206への出力を再開する。後述するが、スタッカ部206への出力中断中にフィニッシャ209の排紙トレイ211への出力枚数は、スタッカ部206の能力情報、出力対象の用紙に対するMFP本体200/スタッカ205/フィニッシャ209の用紙搬送性能値から決定される。
以降、工程606〜工程609も、工程602〜工程605と同様に行われる。上記のように、本実施形態では、スタッカ中断予告時にフィニッシャ出力準備を行うことで、スタッカ中断時に直ちにフィニッシャ出力を開始することができ、ジョブ1、ジョブ2のトータルの出力時間を短縮することができ、処理効率を向上させることができる。
図7は、印刷装置100におけるジョブの出力処理を示すフローチャートである。図7の各処理は、例えば、CPU201がROM202に格納されたプログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。
S701において、制御部503は、ジョブ情報管理部511に記憶されているジョブ情報を読み出す。このときに読み出されるのは、ジョブ1、ジョブ2の実行順の場合、ジョブ1がスタッカ部206に出力するジョブであり、ジョブ2がスタッカ部206以外(例えば、フィニッシャ209)に出力するジョブである場合である。
S702において、制御部503は、ジョブ情報管理部511から読み出したジョブ情報に基づいて、図7の処理対象ジョブを決定する。その際に、制御部503は、ジョブ1について既にS713の処理を実行した場合であれば、ジョブ2を処理対象ジョブとして決定する。また、ジョブ2について既にS716の処理を実行した場合であれば、再度、ジョブ1を処理対象ジョブとして決定する。
S703において、制御部503は、S702で決定されたジョブ(以下、処理対象ジョブ)は処理すべき全てのページの出力が完了しているか否かを判定する。ここで、全ページ出力完了していると判定された場合には、図7の処理を終了する。一方、全ページ出力完了していないと判定された場合には、S704に進む。
S704において、制御部503は、処理対象ジョブのジョブ情報に基づき、出力処理を行うべきページ枚数を決定する。例えば、まだ出力処理が行われていない場合には、全ページとなる。S705において、制御部503は、処理対象ジョブのジョブ情報に基づき、出力処理を行う開始ページを決定する。例えば、まだ出力処理が行われていない場合には、第1ページとなる。
S706において、制御部503は、処理対象ジョブのジョブ情報に基づき、処理対象ジョブの出力先がスタッカ部206であるか否かを判定する。ここで、スタッカ部206であると判定された場合にはS707に進み、スタッカ部206でないと判定された場合にはS714に進む。
S707において、制御部503は、処理対象ジョブの出力中断を行うページ及び出力中断予告を行うページを決定し、ジョブ情報管理部511に保存する。出力中断を行うページ及び出力中断予告を行うページは、例えば、以下の情報に基づいて決定される。出力中断予告を行うページは、出力中断を行うページから所定のページ数を差し引いて決定するようにしても良い。
・処理対象ジョブの残り出力枚数(元ページ数×部数−出力済枚数)
・スタッカ制御部506で管理されるスタッカ部206の能力情報(用紙種類(坪量)毎の積載可能枚数)
・操作部502から入力された、指定部数若しくは指定枚数毎の用紙排出設定値(例えば、100部ごとに排出トレイ208により排出される等)
例えば、処理対象ジョブの残り出力枚数が3000枚で、スタッカ部206の積載可能枚数が1000枚の場合に、出力中断を行うページは、1000ページ目と2000ページ目と決定される。また、例えば、処理対象ジョブの残り出力枚数が1000枚で、1部100ページを3部ごとに排出トレイ208により排出すると設定されている場合、出力中断を行うページは、300ページ目、600ページ目、900ページ目と決定される。
・スタッカ制御部506で管理されるスタッカ部206の能力情報(用紙種類(坪量)毎の積載可能枚数)
・操作部502から入力された、指定部数若しくは指定枚数毎の用紙排出設定値(例えば、100部ごとに排出トレイ208により排出される等)
例えば、処理対象ジョブの残り出力枚数が3000枚で、スタッカ部206の積載可能枚数が1000枚の場合に、出力中断を行うページは、1000ページ目と2000ページ目と決定される。また、例えば、処理対象ジョブの残り出力枚数が1000枚で、1部100ページを3部ごとに排出トレイ208により排出すると設定されている場合、出力中断を行うページは、300ページ目、600ページ目、900ページ目と決定される。
S708において、制御部503は、処理対象ジョブの出力中断中に後続ジョブの出力処理を行うページ枚数(排紙枚数)を決定し、ジョブ情報管理部511に保存する。後続ジョブの出力を行うページ枚数は、例えば、以下の情報に基づいて決定される。
・スタッカ制御部506で管理されている、スタッカ部206内の排出トレイ208のホームポジションから用紙束のユーザ取り出し位置までの移動時間
・スタッカ制御部506で管理されている、リフトトレイ207の最下部位置から積載開始位置までの移動時間
・出力制御部513で管理されている、MFP本体200の用紙搬送性能値
・スタッカ制御部506で管理されている、スタッカ205の用紙搬送性能値
・フィニッシャ制御部507で管理されている、フィニッシャ209の用紙搬送性能値
MFP本体200の用紙搬送性能値とは、例えば、印刷された用紙がスタッカ205に給紙されるまでの、MFP本体200内の1枚当たりの用紙搬送時間である。また、スタッカ205の用紙搬送性能値とは、例えば、用紙がフィニッシャ209に給紙されるまでの、スタッカ205内の1枚当たりの用紙搬送時間である。また、フィニッシャ209の用紙搬送性能値とは、例えば、排紙トレイ210又は211に排出するまでの、フィニッシャ209内の1枚当たりの用紙搬送時間である。
・スタッカ制御部506で管理されている、リフトトレイ207の最下部位置から積載開始位置までの移動時間
・出力制御部513で管理されている、MFP本体200の用紙搬送性能値
・スタッカ制御部506で管理されている、スタッカ205の用紙搬送性能値
・フィニッシャ制御部507で管理されている、フィニッシャ209の用紙搬送性能値
MFP本体200の用紙搬送性能値とは、例えば、印刷された用紙がスタッカ205に給紙されるまでの、MFP本体200内の1枚当たりの用紙搬送時間である。また、スタッカ205の用紙搬送性能値とは、例えば、用紙がフィニッシャ209に給紙されるまでの、スタッカ205内の1枚当たりの用紙搬送時間である。また、フィニッシャ209の用紙搬送性能値とは、例えば、排紙トレイ210又は211に排出するまでの、フィニッシャ209内の1枚当たりの用紙搬送時間である。
S709において、制御部503は、印刷データ管理部505から、1ページ分の画像データを読み出し、出力制御部513、スタッカ制御部506を介して、スタッカ部206へ出力する。
S710において、制御部503は、出力対象のページが、S707で算出した出力中断予告ページであるか否かを判定する。ここで、出力中断予告ページであると判定された場合にはS711に進む。S711において、制御部503は、フィニッシャ制御部507に対してフィニッシャ209の出力準備を指示する。そして、フィニッシャ制御部507は、フィニッシャ209に対して、スリープ復帰、ウォーミングアップ等の出力準備を指示する。S711の処理後は、S709に戻る。
S710で出力中断予告ページでないと判定された場合、S712に進む。S710で出力中断予告ページでないと判定された場合には、出力中断予告ページにまだ達していない場合と、出力中断予告ページには既に達しているものの出力中断ページにはまだ達していない場合とが含まれる。
S712において、制御部503は、出力対象のページが出力中断ページであるか否かを判定する。ここで、出力対象のページが出力中断ページであると判定された場合にはS713に進み、出力中断ページでないと判定された場合にはS709に戻る。
S713において、制御部503は、スタッカ制御部506に対して、用紙束の排出を指示する。そして、スタッカ制御部506は、スタッカ205に対し、排出トレイ207の排出動作を指示する。S713の処理後、処理対象ジョブの出力済みページ枚数を、ジョブ情報管理部511に保存する。その後、後続のジョブ(ジョブ2)を新たに処理対象ジョブとしてS701からの処理を繰り返す。
S706で処理対象ジョブの出力先がスタッカ部206でないと判定された場合、例えば出力先がフィニッシャ209であった場合、S714において、制御部503は、フィニッシャ制御部507を介して、フィニッシャ209へ出力を行う。
S715において、制御部503は、出力ページ枚数が、S708で決定されたページ枚数(中断中出力ページ枚数)に達したか否かを判定する。ここで、中断中出力ページ枚数に達していないと判定された場合、S714の処理を繰り返す。一方、中断中出力ページ数に達していると判定された場合、S716において、制御部503は、処理対象ジョブの出力済みページ枚数を、ジョブ情報管理部511に保存する。S715においては、フィニッシャ209への出力ページ残数が予め定められた閾値以下である場合、フィニッシャ209への出力を全ページ完了するようにしても良い。S716の処理後、S701に戻る。
図8は、ジョブ情報を管理するためのジョブ管理テーブルの一例を示す図である。図8に示すように、ジョブ管理テーブル800には、該当するジョブデータの、ジョブID801、ステータス802、入力情報803、出力情報804、データ格納先805が管理されている。データ格納先805には、印刷データ管理部505へのリンク情報が記述されている。また、入力情報803には、用紙出力先806、ページ数807、部数808が管理されている。用紙出力先806、ページ数807、部数808には、ジョブ情報解析部508及びPDLデータ解析部509から取得される情報が格納される。また、出力情報804には、出力制御部513から取得される情報である、用紙出力先809、処理済ページ数810、処理済部数811、処理済出力枚数812が格納される。また、ジョブ管理テーブルには、図7のS707で決定された中断予告ページ813、S708で算出された中断中出力ページ枚数814が格納されている。
ジョブID=“1”は、ページ数807=20ページのジョブデータで、用紙出力先809=“スタッカ”へ出力中であり、処理済部数811=“150”部、処理済出力枚数812=“3000”枚で、ステータス802=“中断中”であることを示す。また、ジョブID=“2”は、用紙出力先809=“トレイ1”へ出力中であり、処理済出力枚数812=“90”枚で、ステータス802=“プリント中”であることを示している。
また、ジョブID=“4”、ジョブID=“5”は、ジョブID=“2”の出力完了後に、中断中の処理対象ジョブとなる。処理開始時点でジョブID=“2”の出力用紙がトレイ1に残っている場合には”トレイ2”への出力、残っていない場合には”トレイ1”への出力となるが、現時点では用紙出力先809=“未確定”となっている。
制御部503は、図8のジョブ管理テーブルを参照して、S702で処理対象ジョブを決定する。図8は、制御部503がジョブID=1のジョブについてS713までの処理を行った後に、S701に戻り、ジョブID=2のジョブについてS714の処理を行っている場合の状態を示している。
以上のように、先行するジョブ1をスタッカ205へ出力し、スタッカ205への出力中に、スタッカ中断予告を行ってフィニッシャ出力準備を行い、スタッカ205の出力中断中に、後続するジョブ2を、フィニッシャ209の排紙トレイ211へ出力する。
図9は、UI406に表示されるジョブ状態表示画面の一例を示す図である。図9に示すように、ジョブ状態表示画面900には、印刷データ一覧901として、該当するジョブデータの、ジョブID902、ジョブ名903、ステータス904、出力先905、出力先の成果物の状態906が表示されている。例えば、ジョブID=“1”は、ステータス904=“中断中”であるが、出力先の成果物の状態906=“取り出し可”となっている。つまり、ユーザは、ジョブ1の成果物(用紙束)をスタッカ205から取り出してオフライン処理を実行可能であることを確認することができる。
以上により、スタッカへの出力を連続的に行いながら、スタッカの処理中断中にフィニッシャへの出力を行う場合には、スタッカ中断予告時にフィニッシャ出力準備を行うことで、スタッカ中断時に直ちにフィニッシャ出力を開始することができる。その結果、ジョブ1、ジョブ2のトータル出力時間を短縮することができ、処理効率を向上させることができる。
[第2の実施形態]
本実施形態においては、スタッカ出力ジョブに後続する複数のジョブに優先度(優先順位)を設定し、設定された優先度に基づいて、スタッカ出力ジョブの処理中断中に処理できる処理対象ジョブを決定する。
本実施形態においては、スタッカ出力ジョブに後続する複数のジョブに優先度(優先順位)を設定し、設定された優先度に基づいて、スタッカ出力ジョブの処理中断中に処理できる処理対象ジョブを決定する。
図10は、本実施形態におけるジョブの優先順位の判定処理を示すフローチャートである。図10の各処理は、例えば、CPU201がROM202に格納されたプログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。
S1001において、制御部503は、各ジョブの中間データが中間データ管理部512へ蓄積保存されると、ジョブ情報管理部511からジョブ情報を読み出す。S1002において、制御部503は、読み出したジョブ情報(出力先806)から、当該ジョブの出力先がスタッカ205であるか否かを判定する。ここで、出力先がスタッカ205であると判定された場合には、図10の処理を終了する。一方、出力先がスタッカ205でないと判定された場合には、S1003に進む。
S1003において、制御部503は、当該ジョブに先行するジョブがスタッカ出力ジョブ(スタック部206に出力するジョブ)である場合に、そのスタッカ出力処理中に排出処理による中断が発生するか否かを判定する。本判定は、例えば、スタッカ部206の能力情報(用紙種類(坪量)毎の積載可能枚数)、先行ジョブの用紙情報、ページ数/部数から算出される出力枚数に基づいて行われる。例えば、出力枚数が積載可能枚数より多い場合には、中断が発生すると判定される。
ここで、スタッカ出力処理中に排出動作による中断が発生すると判定された場合、S1004に進む。S1004において、制御部503は、S708で説明したような情報と、当該ジョブの用紙情報、ページ数/部数から算出される出力枚数とから、スタッカ出力処理中断中において、フィニッシャ出力で当該ジョブ全体の出力が完了できるか否かを判定する。ここで、当該ジョブ全体の出力が完了できると判定された場合には、S1006において、制御部503は、当該ジョブの出力優先度を「1」に決定し、ジョブ情報管理部511に保存する。一方、当該ジョブ全体の出力が完了できないと判定された場合にはS1005に進む。
S1005において、制御部503は、当該ジョブの所定のフィニッシング単位での出力が完了できるか否かを判定する。所定のフィニッシング単位とは、例えば、ステープルで束ねられる束単位である。ここで、当該ジョブの束単位での出力が完了できると判定された場合、S1007において、制御部503は、当該ジョブの出力優先度を「2」に決定し、ジョブ情報管理部511に保存する。一方、当該ジョブの束単位での出力が完了できないと判定された場合、S1008において、制御部503は、当該ジョブの出力優先度を「3」に決定し、ジョブ情報管理部511に保存する。
S1004、S1005では、さらに、出力制御部513で管理される給紙カセットの用紙残量や、定期的に実施されるキャリブレーション等の実行情報に基づいて、ジョブ全体またはフィニッシング単位の出力が完了できるか否かを判定するようにしても良い。
図11は、ジョブ優先順を管理するジョブ管理テーブルの一例を示す図である。図11に示すように、ジョブ管理テーブル800には、図8の各情報に加えて、出力優先度1101が管理されている。
図12は、ジョブ優先順に基づく処理対象ジョブの決定処理を示すフローチャートである。図12の各処理は、例えば、CPU201がROM202に格納されたプログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。
S1201において、制御部503は、スタッカ制御部506からスタッカ部206への排紙出力が開始されると、ジョブ情報管理部511からジョブ情報の読み出し処理を行う。S1202において、制御部503は、読み出したジョブ情報(出力先806)から、出力先がスタッカ部206以外で出力待機中の全てのジョブについて判定が完了したか否かを判定する。ここで、完了したと判定された場合にはS1203に進み、完了していないと判定された場合にはS1208に進む。
S1203において、制御部503は、現在着目しているジョブの出力優先度は「1」であるか否かを判定する。ここで、出力優先度が「1」であると判定された場合にはS1209に進み、当該ジョブを処理対象ジョブとして決定する。一方、出力優先度が「1」でないと判定された場合にはS1204に進む。
S1204において、制御部503は、当該ジョブの出力優先度は「2」であるか否かを判定する。ここで、出力優先度が「2」であると判定された場合にはS1206に進み、制御部503は、出力優先度が「2」以上のジョブが、最優先ジョブ一時記憶領域に記憶済みであるか否かを判定する。最優先ジョブ一時記憶領域は、例えば、RAM403内に確保される。S1206で出力優先度が「2」以上のジョブが最優先ジョブ一時記憶領域に記憶済みであると判定された場合には、S1201からの処理を繰り返す。一方、出力優先度が「2」以上のジョブが最優先ジョブ一時記憶領域に記憶されていないと判定された場合には、S1207に進む。S1207において、制御部503は、当該ジョブの情報を最優先ジョブ一時記憶領域内に最優先ジョブとして格納し、その後、S1201からの処理を繰り返す。その際に、既に最優先ジョブが記憶されていた場合には当該ジョブとして最優先ジョブが更新される。
S1204で出力優先度が「2」でないと判定された場合にはS1205に進み、制御部503は、当該ジョブの出力優先度は「3」であるか否かを判定する。ここで、出力優先度が「3」であると判定された場合にはS1206に進み、制御部503は、出力優先度が「3」以上のジョブが、最優先ジョブ一時記憶領域に記憶済みであるか否かを判定する。S1206で出力優先度が「3」以上のジョブが最優先ジョブ一時記憶領域に記憶済みであると判定された場合には、S1201からの処理を繰り返す。一方、出力優先度が「3」以上のジョブが最優先ジョブ一時記憶領域に記憶されていないと判定された場合には、S1207に進む。S1207において、制御部503は、当該ジョブの情報を最優先ジョブ一時記憶領域内に最優先ジョブとして格納し、その後、S1201からの処理を繰り返す。その際に、既に最優先ジョブが記憶されていた場合には当該ジョブとして最優先ジョブが更新される。
S1205で出力優先度が「3」でないと判定された場合には、S1201からの処理を繰り返す。
S1202で、出力先がスタッカ部206以外で出力待機中の全てのジョブについて判定が完了したと判定された場合には、S1208において、制御部503は、最優先ジョブ一時記憶領域に記憶されたジョブがあるか否かを判定する。ここで、あると判定された場合には、S1209において、制御部503は、当該ジョブを、スタッカ出力ジョブの出力中断中に処理する処理対象ジョブとして決定する。一方、S1208でないと判定された場合には、図12の処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、スタッカ出力ジョブに後続する各ジョブについて優先度を設定し、その優先度に基づいて処理対象ジョブを決定する。
[第3の実施形態]
本実施形態では、スタッカ出力ジョブのスタッカ出力による処理中断中に、スタッカ出力ジョブの後続ページを、スタッカ部206以外の他の排紙装置へ出力することで、スタッカ出力ジョブのトータルの出力時間を短縮する。
本実施形態では、スタッカ出力ジョブのスタッカ出力による処理中断中に、スタッカ出力ジョブの後続ページを、スタッカ部206以外の他の排紙装置へ出力することで、スタッカ出力ジョブのトータルの出力時間を短縮する。
図13は、ジョブ状態を表示するジョブ状態表示画面の一例を示す図である。図13(A)のジョブ状態表示画面900には、スタッカ出力ジョブの実行の際にスタッカ出力による処理中断が発生するか否かを示す中断情報1301が表示されている。ここで、ユーザが中断情報1301を選択することにより、図13(B)に示すような、当該ジョブの処理モード選択画面1302が表示される。
処理モード選択画面1302上で、ユーザにより「しない」ボタン1303が選択された場合、当該ジョブをスタッカ部206のみに出力し、他の排紙装置への出力を行わない。また、ユーザにより「出力先:自動」ボタン1304が選択された場合、当該ジョブをスタッカ部206へ出力すると共に、後続ページを、スタッカ部206以外の他の排紙装置へ出力する。
また、ユーザにより「出力先:トレイ1」ボタン1305が選択された場合、当該ジョブはスタッカ部206へ出力すると共に、後続する特定ページを、ユーザの選択によるトレイ211へ出力する。また、ユーザにより「出力先:トレイ2」ボタン1306が選択された場合、当該ジョブをスタッカ部206へ出力すると共に、後続する特定ページを、ユーザの選択によるトレイ210へ出力する。
処理モード選択画面1302上で「しない」ボタン1303以外が選択され、決定ボタン1306が押下されると、ジョブ状態表示画面900は、図13(C)のように表示される。つまり、ジョブ状態表示画面900には、当該ジョブの第2の出力先(出力先2)を示す表示1309と、出力先2での成果物の状態を示す表示1310とが表示される。
図14は、本実施形態におけるジョブの出力処理を説明するための図である。以下、スタッカ出力ジョブ(ジョブ3)を先頭ページからスタッカ部206へ出力すると共に、スタッカ部206の出力中断中に、ジョブ3の最終ページから逆順で、フィニッシャ209の排紙トレイ211へ出力する例を説明する。
図14(A)に示す工程1401において、制御部503は、ジョブ3の先頭ページからスタッカ部206へ出力している間、中断予告を通知する予め設定されたタイミングを監視する。ここで、中断予告を通知するタイミングについては、第1の実施形態における説明と同じである。
中断予告を通知するタイミングに達すると、工程1402において、制御部503は、フィニッシャ制御部507へフィニッシャ出力準備1406を行わせる。そして、制御部503は、ジョブ3のスタッカ部206への出力が中断されると、工程1403において、ジョブ3を最終ページから逆順で、フィニッシャ209の排紙トレイ211へ出力する。また、ジョブ状態表示画面900へ出力先の成果物の状態906を“取り出し可”に表示し、ユーザにスタッカ部206の用紙束1410の取り出しを促す。
制御部503は、工程1404でのスタッカ部206への出力中断中に、フィニッシャ209の排紙トレイ211への排紙枚数が所定のページ枚数に達したら、工程1405において、ジョブ3のスタッカ部206への出力を再開する。
以降、スタッカ部206への出力中断が再度発生する場合には、工程1406〜1409を、工程1402〜1405と同様に行う。その際、ジョブ状態表示画面900で、出力先2の成果物の状態1310を“出力中”に表示し、ユーザに、排紙トレイ211上の用紙束1413の取り出しを行わせない。スタッカ部206への出力中断が発生しなくなれば、ジョブ状態表示画面900で、出力先2の成果物の状態1310を“取り出し可”に表示し、ユーザに、排紙トレイ211上の用紙束1414の取り出しを促す。
以上の処理の結果、ユーザは、排紙トレイ211上の用紙束1414と、スタッカ部206へ出力された用紙束1410〜1412とを、図14(B)に示すように合わせることにより、ジョブ3の出力成果物として取得することができる。また、スタッカ出力ジョブについて、スタッカ出力の処理中断中に後続の特定ページを、スタッカ以外の他の排紙装置へ出力することで、スタッカ出力ジョブのトータルの出力時間を短縮することができる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 印刷装置: 101 情報処理装置: 401 CPU: 402 ROM: 403 RAM
Claims (9)
- 排紙された用紙を積載する第1の積載部と、
前記第1の積載部に積載された用紙を、前記第1の積載部からユーザ取り出しのための位置までスライド可能な第2の積載部とを備える積載装置に排紙可能な印刷装置であって、
前記積載装置に排紙する第1のジョブと、前記積載装置と異なるフィニッシャに排紙する第2のジョブの実行を制御する第1の制御手段と、
前記第1のジョブの実行による排紙枚数に基づいて、前記積載された用紙をユーザ取り出しのための位置までスライドさせる動作によって前記積載装置への排紙が中断される前に、前記フィニッシャの排紙準備を行う第2の制御手段と、を備え、
前記第1の制御手段は、前記第2の制御手段により前記フィニッシャでの排紙準備が行われると、前記第2のジョブを実行することを特徴とする印刷装置。 - 前記第1の制御手段は、前記第2のジョブの実行による前記フィニッシャへの排紙枚数が第1の所定枚数に達すると、前記第2のジョブの実行を中断し、前記第1のジョブの実行を再開することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記第1の所定枚数は、前記積載装置への排紙の中断中で前記フィニッシャに排紙可能な枚数であることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 前記第2の制御手段は、前記積載装置への排紙枚数が前記積載装置の積載可能枚数に基づく枚数に達すると、前記フィニッシャの排紙準備を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 前記第2のジョブは、前記第1のジョブと異なるジョブであり、
前記第2のジョブは、前記第1のジョブの後に実行される複数のジョブから優先順位に基づいて決定されたジョブであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 前記優先順位は、前記積載装置への排紙の中断中で全ての用紙を排紙することができるジョブであるか否かに基づいて決定されることを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
- 前記優先順位はさらに、前記積載装置への排紙の中断中で所定のフィニッシング単位で排紙を終了することができるジョブであるか否かに基づいて決定されることを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
- 前記第1のジョブと前記第2のジョブは、同じジョブであり、
前記第1の制御手段は、前記動作によって前記積載装置への排紙が中断されると、当該ジョブの最終ページから逆順に前記フィニッシャに排紙するように当該ジョブを実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。 - 排紙された用紙を積載する第1の積載部と、
前記第1の積載部に積載された用紙を、前記第1の積載部からユーザ取り出しのための位置までスライド可能な第2の積載部とを備える積載装置に排紙可能な印刷装置において実行される制御方法であって、
前記積載装置に排紙する第1のジョブと、前記積載装置と異なるフィニッシャに排紙する第2のジョブの実行を制御する第1の制御工程と、
前記第1のジョブの実行による排紙枚数に基づいて、前記積載された用紙をユーザ取り出しのための位置までスライドさせる動作によって前記積載装置への排紙が中断される前に、前記フィニッシャの排紙準備を行う第2の制御工程と、を有し、
前記第1の制御工程では、前記第2の制御工程において前記フィニッシャでの排紙準備が行われると、前記第2のジョブを実行することを特徴とする制御方法。
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