JP2020083606A - 後処理装置 - Google Patents

後処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020083606A
JP2020083606A JP2018224533A JP2018224533A JP2020083606A JP 2020083606 A JP2020083606 A JP 2020083606A JP 2018224533 A JP2018224533 A JP 2018224533A JP 2018224533 A JP2018224533 A JP 2018224533A JP 2020083606 A JP2020083606 A JP 2020083606A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
recording medium
stacking
control unit
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018224533A
Other languages
English (en)
Inventor
豊泉 輝彦
Teruhiko Toyoizumi
輝彦 豊泉
岡本 晃
Akira Okamoto
晃 岡本
達雄 石塚
Tatsuo Ishizuka
達雄 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2018224533A priority Critical patent/JP2020083606A/ja
Publication of JP2020083606A publication Critical patent/JP2020083606A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】コストの増大及び生産性の低下を抑制しつつ、記録媒体の整合性を維持させることができる後処理装置を提供する。【解決手段】画像形成装置本体3の後段側に配置され、画像形成装置本体3から排出された記録媒体Pに後処理を行う後処理装置5は、記録媒体Pの主排出口43から排出される記録媒体Pが積載される積載トレイ70と、積載トレイ70が記録媒体Pを積載させることが完了した積載完了状態になった場合、主排出口43から排出される記録媒体Pが積載されるバッファトレイ63と、バッファトレイ63の位置を制御する制御部と、を含む。制御部は、積載トレイ70が積載完了状態から記録媒体Pを積載させることが可能な積載可能状態になり、且つバッファトレイ63に積載された記録媒体Pが積載トレイ70に受け渡された場合、主排出口43からバッファトレイ63を退避させる。【選択図】図1

Description

本開示は、後処理装置に関する。
近年、複写機又はプリンタ等の画像形成装置は高速化の傾向にあり、連続して大量の印刷物を出力することが頻繁に行われている。連続して大量の印刷物を出力するシステムとして、例えば大量の印刷物を積載可能な後処理装置を画像形成装置に接続した画像形成システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような後処理装置は、積載動作が中断されれば、画像形成装置のダウンタイムとなるので、記録媒体を積載可能なトレイを少なくとも2つ設けることにより、生産性の低下を抑制するものが提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2014−114109号公報 特開2009−269303号公報 特開2017−071490号公報
特許文献1に記載のような従来技術は、画像形成装置に接続された複数の後処理装置の何れかに画像形成装置から排出される記録媒体を積載させる。よって、記録媒体の生産性の低下を抑制できるが、複数の後処理装置を設置させることによるコストは増大する。特許文献2,3に記載のような従来技術は、複数の後処理装置の何れかを記録媒体の積載箇所として選択させるのではなく、1つの後処理装置の中に記録媒体の積載箇所の選択肢を複数設ける構成である。よって、記録媒体の生産性の低下を抑制しつつ、複数の後処理装置を設定させることによるコストを抑制できるが、異なる排出口から異なる積載箇所に記録媒体を積載させるため、記録媒体の整合性が維持されない虞がある。したがって、上記のような従来技術では、コストの増大及び記録媒体の生産性の低下を抑制しつつ、記録媒体の整合性を維持させることができない状況である。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、コストの増大及び記録媒体の生産性の低下を抑制しつつ、記録媒体の整合性を維持させることができるようにするものである。
本開示の一側面である後処理装置は、画像形成装置本体の後段側に配置され、前記画像形成装置本体から排出された記録媒体に後処理を行う後処理装置であって、前記記録媒体の主排出口から排出される前記記録媒体が積載される積載トレイと、前記積載トレイが前記記録媒体を積載させることが完了した積載完了状態になった場合、前記主排出口から排出される前記記録媒体が積載されるバッファトレイと、前記バッファトレイの位置を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記積載トレイが前記積載完了状態から前記記録媒体を積載させることが可能な積載可能状態になり、且つ前記バッファトレイに積載された前記記録媒体が前記積載トレイに受け渡された場合、前記主排出口から前記バッファトレイを退避させる。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記積載トレイは、前記主排出口から排出される前記記録媒体の排出方向と前記記録媒体の上面上で直交する直交方向に沿って第1のピッチで設けられた昇降アーム、を備え、前記バッファトレイは、前記積載トレイの昇降に伴う前記昇降アームの軌跡上からずれた位置に設けられ、前記直交方向に沿って第2のピッチで設けられた補助アーム、を備え、前記第1のピッチは、前記補助アームの幅よりも大きいものであり、前記第2のピッチは、前記昇降アームの幅よりも大きいものであり、前記制御部は、前記バッファトレイに積載される前記記録媒体を前記昇降アームのそれぞれに受け渡させる場合、前記昇降アームのそれぞれが前記補助アームのそれぞれと少なくともすれ違うまで前記積載トレイを上昇させる、ことが好ましい。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記バッファトレイは、前記補助アームを回動軸で回動自在に支持する支持部、をさらに備え、前記制御部は、前記バッファトレイに前記記録媒体を積載させる場合、前記補助アームのそれぞれが前記支持部から立設するまで前記回動軸を中心として前記補助アームを回動させる、ことが好ましい。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記補助アームは、第1補助アームと、前記第1補助アームをスライド自在に収納する第2補助アームと、を備え、前記制御部は、前記バッファトレイに前記記録媒体を積載させる場合、前記排出方向に沿って前記第1補助アームを前記第2補助アームから突出させる、ことが好ましい。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記制御部は、前記積載トレイが排紙フル位置に到達した場合、又は前記画像形成装置本体の印刷ジョブの完了通知を受け取った場合、前記積載トレイが前記積載完了状態になったと判定する、ことが好ましい。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記制御部は、前記昇降アームの最上面が、前記補助アームの最上面以上の位置となった場合、前記バッファトレイを退避させる、ことが好ましい。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記制御部は、前記バッファトレイに積載される前記記録媒体の積載枚数が増えるにつれ、前記バッファトレイを下降させる、ことが好ましい。
また、本開示の一側面である後処理装置において、前記制御部は、前記積載トレイに積載させる前記記録媒体の主積載可能枚数を増加させるにつれ、前記バッファトレイに積載させる前記記録媒体の副積載可能枚数を減少させる、ことが好ましい。
本開示の一側面によれば、コストの増大及び記録媒体の生産性の低下を抑制しつつ、記録媒体の整合性を維持させることができる。
本開示の実施形態に係る画像形成装置を正面からみた断面構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る積載トレイ70及びバッファトレイ63を上方から見た図である。 本開示の実施形態に係る後処理装置5の機能構成を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る積載トレイ70への記録媒体Pの積載完了後のバッファトレイ63の動作概略の一例を示す図である。 本開示の実施形態に係るバッファトレイ63が主排出口43から退避する動作概略例を示す図である。 本開示の実施形態に係る積載トレイ70への記録媒体Pの積載が排紙フル位置Fに到達後のバッファトレイ63の動作概略例を示す図である。 本開示の実施形態に係る記録媒体Pの再積載開始に要する準備時間の一例を示す図である。 本開示の実施形態に係るバッファトレイ63の制御例を説明するフローチャートである。 本開示の実施形態に係る積載完了判定処理を説明するフローチャートである。 本開示の実施形態に係るバッファトレイ63による積載準備処理を説明するフローチャートである。 本開示の実施形態に係る積載トレイ70への記録媒体Pの積載完了後のバッファトレイ63の動作概略の他の一例を示す図である。 本開示の実施形態に係る記録媒体の再積載開始に要する準備時間の他の一例を示す図である。 本開示の実施形態に係るバッファトレイ63による積載処理を説明するフローチャートである。
以下、図面に基づいて本開示の実施形態を説明するが、本開示は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本開示の実施形態に係る画像形成装置を正面からみた断面構成を示す図である。画像形成装置は、画像形成装置本体3と、画像形成装置本体3の後段側に配置された後処理装置5とから構成される。画像形成装置は、原稿Tを光学的に読み取りその複製画像を記録媒体P上に形成するコピー機能又はパーソナルコンピュータ等の外部端末から印刷ジョブを受信し、対応する画像を記録媒体P上に形成して出力するプリント機能等を備えるデジタル複合機と称される装置である。
画像形成装置本体3は、原稿Tの画像を読み取るスキャナ部11と、原稿トレイ12aに載置された原稿Tを1枚ずつスキャナ部11の原稿読み取り位置へ繰り出す自動原稿送り部12と、記録媒体P上に画像を形成して出力するプリンタ部13と、操作表示部17とを備えている。スキャナ部11は、具体的には、原稿Tに光を照射する光源と、原稿Tをその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサー11aと、原稿Tからの反射光をラインイメージセンサー11aに導いて結像させるレンズ及びミラーからなる光学経路等で構成されている。スキャナ部11は、自動原稿送り部12によって原稿Tを搬送することにより原稿Tを読み取り位置に対して相対移動させながら読み取る流し読み形式のほか、原稿Tをプラテンガラス上に載置した状態で読み取ることができる。
プリンタ部13は、画像形成用の記録媒体Pを蓄えるための複数の給紙トレイ14と、記録媒体P上に画像を形成する画像形成部15と、給紙トレイ14から記録媒体Pを繰り出し、画像形成部15を通過させて後段の後処理装置5に排出する搬送部16等で構成されている。画像形成部15は、感光体21、帯電装置22、レーザーユニット23、現像装置24、転写装置25、分離装置26、クリーニング装置27及び定着装置28等で構成され、電子写真プロセスによって画像を記録媒体P上に形成する。感光体21は、円筒形状を成すと共に、不図示の駆動機構により一定方向として方向Aに回転させられる。感光体21は、方向Aに回転中、帯電装置22によるコロナ放電によって一様に帯電した後、レーザーユニット23から画像データに応じてオンオフされるレーザー光の走査を受けてその表面に静電潜像が形成される。現像装置24は、感光体21の表面に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する。
搬送部16は、給紙トレイ14から記録媒体Pを繰り出して搬送し、方向Bに沿って、感光体21と転写装置25との間に、画像形成装置本体3が記録媒体Pに画像の形成を開始させる開始タイミングで記録媒体Pを送り込む。転写装置25は、感光体21の表面に形成されているトナー像を、搬送部16によって搬送されてきた記録媒体P上に静電的に転写する。分離装置26は、除電により感光体21から記録媒体Pを分離させる。クリーニング装置27は、トナーを除去するためのブレード等が設けられ、転写後に感光体21に残ったトナーをそのブレード等で擦って除去する。トナー像が転写された記録媒体Pは、さらに方向Cに沿って搬送され、定着装置28を通る際に加圧及び加熱されることにより、トナー像が記録媒体P上に固着され、方向Dに沿って、後処理装置5に排出させられる。なお、画像形成部15は電子写真方式以外の他の方式で記録媒体P上に画像を形成する構成であってもよい。
後処理装置5は、筐体40、バッファトレイ63、積載トレイ70及び排出トレイ80等を備え、画像形成装置本体3から排出された記録媒体Pに後処理を行うものである。筐体40は、画像形成装置本体3から排出された記録媒体Pが搬入される搬入口41と、画像形成装置本体3から排出された記録媒体Pが搬出される搬出口42とを備えている。搬入口41と搬出口42との間には、主経路47、副経路48及び搬送経路49が設けられている。主経路47は下流側に主排出口43が設けられている。主排出口43は、画像形成装置本体3から排出される記録媒体Pの排出位置となる。積載トレイ70は、筐体40の内部領域に配置されているため、積載トレイ70が主排出口43まで移動させられることで、記録媒体Pの積載が開始される。つまり、積載トレイ70は、主排出口43から排出される記録媒体Pが積載される排紙トレイとして機能するものである。副経路48は下流側に副排出口44が設けられている。副排出口44側にはサブトレイ61が設けられている。サブトレイ61は、筐体40の上部表面に設けられ、筐体40の外部に露出した排紙トレイとして機能するものである。主経路47と、主経路47以外とを切り替えるには、主経路47と主経路47以外との分岐点に設けられた主切替部45が利用される。副経路48と、搬送経路49とを切り替えるには、副経路48と搬送経路49との分岐点に設けられた副切替部46が利用される。
積載トレイ70は、支持部材71、背面部材72、規制部材73及び昇降アーム74を備えている。昇降アーム74は、主排出口43から排出される記録媒体Pの排出方向E(図2を用いて後述する)と記録媒体Pの上面上で直交する直交方向J(図2を用いて後述する)に沿って第1のピッチで背面部材72に複数設けられている。昇降アーム74の基部と背面部材72とには、昇降アーム74ごとに規制部材73が設けられている。支持部材71は、背面部材72の両端に設けられ、ガイドレール51に沿って主排出口43から排出トレイ80まで記録媒体Pの積載方向に積載トレイ70を案内可能である。支持部材71は、例えば、不図示の長ベルト等で保持され、駆動力が長ベルト等を介して伝達されることで、積載トレイ70が昇降自在となっている。
排出トレイ80は、底板部材81と、主排出口43から排出される記録媒体Pの排出方向E(図2を用いて後述する)と記録媒体Pの上面上で直交する直交方向J(図2を用いて後述する)に沿って第2のピッチで底板部材81に複数設けられた突起部材82とを備え、底板部材81が移動台90の上に配置されている。排出トレイ80は、筐体40の内部領域に収容自在であって、積載トレイ70に積載された記録媒体Pが印刷物受渡位置で受け渡された場合、筐体40の外に排出されるトレイとして機能するものである。移動台90は、台座部91、底面側伝達部92、側面側伝達部93L及び側面側伝達部93R等を備えている。底面側伝達部92、側面側伝達部93L及び側面側伝達部93Rは、例えば、不図示のプーリーベルト、ウォームギア及び平歯等の組み合わせから構成され、駆動力を伝達させるものである。よって、底面側伝達部92、側面側伝達部93L及び側面側伝達部93Rは、台座部91を支持しつつ、駆動力を台座部91に伝達することで、台座部91を筐体40の内外に移動させるものである。なお、昇降アーム74のそれぞれが突起部材82のそれぞれの間にある状態が、積載トレイ70に積載された記録媒体Pを排出トレイ80に受け渡す印刷物受渡位置に相当する位置となる。つまり、印刷物受渡位置は、昇降アーム74のそれぞれが突起部材82のそれぞれの間にある位置に設定されている。よって、排出トレイ80の高さYは、積載トレイ70の高さXよりも高くなっていることで、積載トレイ70に積載された記録媒体Pを排出トレイ80に受け渡すのが容易となっている。なお、台座部91の上面から排出トレイ80の高さYを含み、且つ排出トレイ80全体を含む領域が排出トレイ80が収容されるトレイ収容領域Gに設定されている。よって、トレイ収容領域Gは、印刷物受渡位置が含まれるものである。
図2は、本開示の実施形態に係る積載トレイ70及びバッファトレイ63を上方から見た図である。図2(A)は、補助アーム63aのそれぞれが支持部63cから立設していない状態を示す。図2(B)は、補助アーム63aのそれぞれが支持部63cから立設している状態を示す。図2において、排出方向Eは、図1の主排出口43から排出される記録媒体Pが排出される向きを示す。また、図2において、直交方向Jは、排出方向Eと記録媒体Pの上面上で直交する向きを示す。バッファトレイ63は、積載トレイ70が記録媒体Pを積載させることが完了した積載完了状態となった場合、主排出口43から排出される記録媒体Pが積載されるものである。バッファトレイ63は、補助アーム63a、背面部63b及び支持部63cを備えている。補助アーム63aは、積載トレイ70の昇降に伴う昇降アーム74の軌跡上からずれた位置に設けられ、主排出口43から排出される記録媒体Pの排出方向Eと記録媒体Pの上面上で直交する直交方向Jに沿って第2のピッチで背面部63bに複数設けられたものである。支持部63cは、背面部63bを介して、補助アーム63aを回動軸Vで回動自在に支持するものである。
補助アーム63aは、第1補助アーム63a1及び第2補助アーム63a2を備えている。第2補助アーム63a2は、第1補助アーム63a1をスライド自在に収納するものである。また、補助アーム63aは、第3補助アーム63a3及び第4補助アーム63a4をさらに備えている。第3補助アーム63a3は、第2補助アーム63a2をスライド自在に収納するものである。第4補助アーム63a4は、第3補助アーム63a3をスライド自在に収納するものである。つまり、積載させる記録媒体Pのサイズに応じて、第1補助アーム63a1、第2補助アーム63a2及び第3補助アーム63a3の少なくとも何れか1つをスライドさせればよい。なお、第2のピッチは、昇降アーム74の幅よりも大きいものである。また、昇降アーム74同士の間隔である第1のピッチは、補助アーム63aの幅よりも大きいものである。
図3は、本開示の実施形態に係る後処理装置5の機能構成を示すブロック図である。後処理装置5は、制御部201、本体排出位置検知部211、下降停止位置検知部212、トレイ排出検知部213、トレイ取出検知部214、排紙フル位置検知部215、トレイ収容検知部216、積載準備可能位置検知部217、補助アーム位置検知部218、操作部221、記憶部222、表示部223、計時部224、通信部225、昇降駆動部231、排出駆動部232及び位置調整駆動部233をさらに備えている。制御部201は、ROM、RAM、CPU及びI/Oインターフェース等から構成され、主切替部45、副切替部46、主経路47、副経路48、搬送経路49、表示部223、計時部224、通信部225、昇降駆動部231、排出駆動部232及び位置調整駆動部233を制御する。昇降駆動部231は、画像形成装置本体3から排出される記録媒体Pの排出位置と、記録媒体Pの排出位置の下方にあるトレイ収容領域Gとの間で、積載トレイ70を昇降させる。よって、制御部201は、昇降駆動部231を介して積載トレイ70の位置を制御自在である。
本体排出位置検知部211は、積載トレイ70の位置が記録媒体Pの排出位置に配置されているか否かを検知するものであり、主排出口43の周囲に配置され、例えば、光電センサーにより構成されている。下降停止位置検知部212は、積載トレイ70の下降動作を停止させるトレイ停止位置を検知するものであり、印刷物受渡位置と、トレイ待機位置とにそれぞれ配置され、例えば、それぞれが光電センサーにより構成されている。印刷物受渡位置は、上記で説明したように、積載トレイ70に積載された記録媒体Pを排出トレイ80に受け渡す位置であって、積載トレイ70が排出トレイ80に嵌め合わされる位置に設定されている。トレイ待機位置は、筐体40の内部領域のうち、排出トレイ80のトレイ収容領域Gの外側に設定されている。トレイ待機位置は、具体的には、トレイ収容領域Gの高さ以上に設定されている。
トレイ排出検知部213は、移動台90が排出トレイ80を筐体40の外に排出しているか否かを検知するものであり、移動台90の下方又は周囲に配置され、例えば、光電センサーにより構成されている。トレイ取出検知部214は、排出トレイ80が台座部91から離れたか否かを検知するものであり、台座部91の上面に配置され、例えば、光電センサーにより構成されている。排紙フル位置検知部215は、積載トレイ70が排紙フル位置F(図6を用いて後述する)にあるか否かを検知するものであり、トレイ待機位置よりも上に配置され、例えば、光電センサーにより構成されている。トレイ収容検知部216は、移動台90が排出トレイ80を筐体40の内部領域に収容し、且つ排出トレイ80が台座部91の上に配置されたか否かを検知するものであり、台座部91及び移動台90に配置され、例えば、光電センサーにより構成されている。
積載準備可能位置検知部217は、図4を用いて後述する積載準備可能位置H1、図6を用いて後述する積載準備可能位置H2及び図11を用いて後述する積載準備可能位置H3等のような積載準備可能位置Hまで積載トレイ70の昇降アーム74が下降されたか否かを検知するものであり、例えば、光電センサーにより構成されたものが複数設けられている。補助アーム位置検知部218は、例えば支持部63cに設けられ、補助アーム63aのそれぞれが支持部63cから立設しているか否かを検知するものであり、例えば、光電センサーにより構成されている。バッファトレイ63は、位置調整駆動部233により位置調整されるものである。具体的には、位置調整駆動部233は、補助アーム63a、第1補助アーム63a1、第2補助アーム63a2、第3補助アーム63a3及び第4補助アーム63a4並びにバッファトレイ63のそれぞれの位置を調整するものである。なお、トレイ収容検知部216は、トレイ排出検知部213と、トレイ取出検知部214とのそれぞれの検知結果を用いて構成してもよい。また、積載準備可能位置検知部217を設けることなく、積載トレイ70の移動時間により積載準備可能位置Hを検知してもよい。具体的には、積載トレイ70の昇降による移動速度は一定であるので、積載トレイ70の移動位置に対応する積載トレイ70の移動時間に基づき、積載準備可能位置Hを検知すればよい。積載トレイ70の移動時間は、計時部224が計時すればよい。
操作部221は、例えば、タッチパネル又はハードキーから構成され、ユーザーの各種操作を受け付ける。計時部224は、例えば、RTC(Real−Time Clock)回路から構成され、各種時間を計時する。記憶部222は、例えば、半導体メモリから構成されている。表示部223は、例えば、液晶ディスプレイから構成されている。昇降駆動部231は、具体的には、不図示の長ベルト等を介して支持部材71を昇降させることにより積載トレイ70を昇降させる。排出駆動部232は、具体的には、底面側伝達部92、側面側伝達部93L及び側面側伝達部93Rを介して駆動力を台座部91に伝達させ、移動台90を移動させることで、排出トレイ80を筐体40の内外に移動させる。位置調整駆動部233は、具体的には、不図示の電動機及びアクチュエーター等から構成されている。
図4は、本開示の実施形態に係る積載トレイ70への記録媒体Pの積載完了後のバッファトレイ63の動作概略の一例を示す図である。図4(a)は、積載トレイ70が積載完了状態になった場合の一例を示す。図4(a)の一例では、制御部201は、画像形成装置本体3の印刷ジョブの完了通知を受け取った場合、積載トレイ70が積載完了状態になったと判定する。図4(b)は、積載トレイ70が積載準備可能位置H1に到達した一例を示す。図4(b)の一例では、制御部201は、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させる場合、補助アーム63aのそれぞれが支持部63cから立設するまで回動軸Vを中心として補助アーム63aを回動させる。図4(c)は、次の印刷ジョブの開始に伴い、バッファトレイ63を延伸させる一例を示す。図4(c)の一例では、制御部201は、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させる場合、図2の排出方向Eに沿って、第1補助アーム63a1を第2補助アーム63a2から突出させ、第2補助アーム63a2を第3補助アーム63a3から突出させ、第3補助アーム63a3を第4補助アーム63a4から突出させる。
図4(d)は、バッファトレイ63に記録媒体Pが積載されている間に積載トレイ70から記録媒体Pが取り出された一例を示す。図4(d)の一例では、制御部201は、バッファトレイ63に積載される記録媒体Pの積載枚数が増えるにつれ、バッファトレイ63を下降させる。なお、図4(d)に示すように、側面側伝達部93Lに含まれる側面側伝達部93La、側面側伝達部93Lb及び側面側伝達部93Lcにより、台座部91が機外に排出されることで、記録媒体Pが受け渡された排出トレイ80が機外に排出される。機外は、筐体40の外が該当する。図4(e)は、積載トレイ70の上昇が開始される一例を示す。図4(e)の一例では、制御部201は、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させる場合、昇降アーム74のそれぞれが補助アーム63aのそれぞれと少なくともすれ違うまで積載トレイ70を上昇させる。図4(f)は、バッファトレイ63から積載トレイ70に記録媒体Pが受け渡される一例を示す。図5は、本開示の実施形態に係るバッファトレイ63が主排出口43から退避する動作概略例を示す図である。図4(f)及び図5の一例では、制御部201は、昇降アーム74の最上面が、補助アーム63aの最上面以上の位置となった場合、バッファトレイ63を退避させる。つまり、制御部201は、積載トレイ70が積載完了状態から記録媒体Pを積載させることが可能な積載可能状態になり、且つバッファトレイ63に積載された記録媒体Pが積載トレイ70に受け渡された場合、主排出口43からバッファトレイ63を退避させる。
図6は、本開示の実施形態に係る積載トレイ70への記録媒体Pの積載が排紙フル位置Fに到達後のバッファトレイ63の動作概略例を示す図である。図6(a)は、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達した場合を示す。図6(a)の一例では、制御部201は、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達した場合、積載トレイ70が積載完了状態になったと判定する。図6(b)は、積載トレイ70が下降してバッファトレイ63がセットされた一例を示す。図6(b)に示すように、積載トレイ70は、積載準備可能位置H2まで下降させられる。なお、制御部201は、積載トレイ70に積載させる記録媒体Pの主積載可能枚数を増加させるにつれ、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの副積載可能枚数を減少させる。
図7は、本開示の実施形態に係る記録媒体Pの再積載開始に要する準備時間の一例を示す図である。図7において、トレイ下降初期時間は、積載トレイ70を積載準備可能位置H1又は積載準備可能位置H2のような積載準備可能位置Hまで下降させるのに要する時間である。積載準備可能位置H1及び積載準備可能位置H2は、積載トレイ70に積載される記録媒体Pの積載量に応じて決定されるものである。図7に示すように、バッファトレイ63が有る場合であれば、積載トレイ70を印刷物受渡位置まで下降させずに次の印刷ジョブにより排出される記録媒体Pの積載を開始できるため、合計時間は短縮されている。なお、積載準備可能位置Hは、積載準備可能位置H1及び積載準備可能位置H2の総称である。
図8は、本開示の実施形態に係るバッファトレイ63の制御例を説明するフローチャートである。ステップS11において、制御部201は、記録媒体Pの積載動作を開始させる。ステップS12において、制御部201は、積載完了判定処理を実行し、ステップS13の処理に移行する。図9を用いて制御完了判定処理を説明する。図9は、本開示の実施形態に係る積載完了判定処理を説明するフローチャートである。ステップS31において、制御部201は、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達したか否かを判定する。制御部201は、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達したと判定する場合(ステップS31;Y)、ステップS33の処理に移行する。制御部201は、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達していないと判定する場合(ステップS31;N)、ステップS32の処理に移行する。ステップS32において、制御部201は、画像形成装置本体3の印刷ジョブの完了通知を受け取ったか否かを判定する。制御部201は、画像形成装置本体3の印刷ジョブの完了通知を受け取ったと判定する場合(ステップS32;Y)、ステップS33の処理に移行する。制御部201は、画像形成装置本体3の印刷ジョブの完了通知を受け取っていないと判定する場合(ステップS32;N)、積載完了判定処理を終了する。ステップS33において、制御部201は、積載トレイ70が積載完了状態になったと判定し、ステップS34の処理に移行する。ステップS34において、制御部201は、積載完了フラグを1に設定し、積載完了判定処理を終了する。なお、積載完了判定フラグは、デフォルトでは1以外が設定されていると想定する。
図8に戻る。ステップS13において、制御部201は、積載完了判定フラグが1であるか否かを判定する。制御部201は、積載完了判定フラグが1であると判定する場合(ステップS13;Y)、ステップS14の処理に移行する。制御部201は、積載完了判定フラグが1でないと判定する場合(ステップS13;N)、ステップS12の処理に戻る。ステップS14において、制御部201は、記録媒体Pの排出を停止させる。例えば、後処理装置5から画像形成装置本体3に画像形成装置本体3による記録媒体Pへの画像形成を停止させる。ステップS15において、制御部201は、積載トレイ70の下降を開始させ、ステップS16の処理に移行する。ステップS16において、制御部201は、積載トレイ70がバッファトレイ63の積載準備可能位置Hまで到達したか否かを判定する。制御部201は、積載トレイ70がバッファトレイ63の積載準備可能位置Hまで到達したと判定する場合(ステップS16;Y)、ステップS17の処理に移行する。制御部201は、積載トレイ70がバッファトレイ63の積載準備可能位置Hまで到達していないと判定する場合(ステップS16;N)、ステップS16の処理を継続する。
ステップS17において、制御部201は、積載準備処理を実行し、ステップS18の処理に移行する。図10を用いて積載準備処理を説明する。図10は、本開示の実施形態に係るバッファトレイ63による積載準備処理を説明するフローチャートである。ステップS41において、制御部201は、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させるか否かに応じて以降の処理を決定する。制御部201は、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させる場合(ステップS41;Y)、ステップS42の処理に移行する。制御部201は、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させない場合(ステップS41;N)、ステップS41の処理を継続する。ステップS42において、制御部201は、積載トレイ70に積載させる記録媒体Pの主積載可能枚数が設定されたか否かを判定する。制御部201は、積載トレイ70に積載させる記録媒体Pの主積載可能枚数が設定されたと判定する場合(ステップS42;Y)、ステップS43の処理に移行する。制御部201は、積載トレイ70に積載させる記録媒体Pの主積載可能枚数が設定されていないと判定する場合(ステップS42;N)、ステップS42の処理を継続する。
ステップS43において、制御部201は、記録媒体Pの積載に要する占有空間から主積載可能枚数を除いたものをバッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの副積載可能枚数に設定し、ステップS44の処理に移行する。ここでいう占有空間は、後処理装置5の筐体40内部のうち、積載トレイ70又はバッファトレイ63の昇降方向上に想定される記録媒体Pが占める空間である。ステップS44において、制御部201は、主積載可能枚数が増加したか否かを判定する。制御部201は、主積載可能枚数が増加したと判定する場合(ステップS44;Y)、ステップS45の処理に移行し、ステップS45において、制御部201は、主積載可能枚数を増加させるにつれ、副積載可能枚数を減少させ、ステップS46の処理に移行する。制御部201は、主積載可能枚数が増加していないと判定する場合(ステップS44;N)、ステップS46の処理に移行する。
ステップS46において、制御部201は、補助アーム63aが支持部63cから立設しているか否かを判定する。制御部201は、補助アーム63aが支持部63cから立設していると判定する場合(ステップS46;Y)、ステップS48の処理に移行する。制御部201は、補助アーム63aが支持部63cから立設していないと判定する場合(ステップS46;N)、ステップS47の処理に移行する。ステップS47において、制御部201は、補助アーム63aのそれぞれが支持部63cから立設するまで回動軸Vを中心として補助アーム63aを回動させ、ステップS48の処理に移行する。ステップS48において、制御部201は、補助アーム63aのうち第1補助アーム63a1を第2補助アーム63a2から突出させ、ステップS49の処理に移行する。ステップS49において、制御部201は、補助アーム63aが記録媒体Pよりも短いか否かを判定する。制御部201は、補助アーム63aが記録媒体Pよりも短いと判定する場合(ステップS49;Y)、ステップS50の処理に移行する。制御部201は、補助アーム63aが記録媒体Pよりも短くない、すなわち、補助アーム63aが記録媒体P以上の長さであると判定する場合(ステップS49;N)、積載準備処理を終了する。なお、補助アーム63aと、記録媒体Pとの長さの比較は、記録媒体Pの排出方向Eに沿った方の長さを比較する。
ステップS50において、制御部201は、補助アーム63aのうち第2補助アーム63a2を第3補助アーム63a3から突出させ、ステップS51の処理に移行する。ステップS51において、制御部201は、補助アーム63aが記録媒体Pよりも短いか否かを判定する。制御部201は、補助アーム63aが記録媒体Pよりも短いと判定する場合(ステップS51;Y)、ステップS52の処理に移行する。制御部201は、補助アーム63aが記録媒体Pよりも短くない、すなわち、補助アーム63aが記録媒体P以上の長さであると判定する場合(ステップS51;N)、積載準備処理を終了する。ステップS52において、制御部201は、補助アーム63aのうち第3補助アーム63a3を第4補助アーム63a4から突出させ、積載準備処理を終了する。なお、ステップS46からステップS47を経ずにステップS48に移行する状態を図11に示す。図11は、本開示の実施形態に係る積載トレイ70への記録媒体Pの積載完了後のバッファトレイ63の動作概略の他の一例を示す図である。図11(a)は、補助アーム63aが支持部63cから立設している状態を示す。図11(b)は、積載トレイ70が積載準備可能位置H3に到達し、補助アーム63aが延伸された状態を示す。図11に示すように、補助アーム63aを回動させなかった場合の積載準備に要する時間について図12に示す。図12は、本開示の実施形態に係る記録媒体Pの再積載開始に要する準備時間の他の一例を示す図である。図12に示すように、補助アーム63aの回動制御をしない分だけ、準備時間はさらに短縮されている。なお、積載準備可能位置Hは、積載準備可能位置H1及び積載準備可能位置H2だけでなく、積載準備可能位置H3も含めた総称である。
図8に戻る。ステップS18において、制御部201は、積載処理を実行し、ステップS19の処理に移行する。図13を用いて積載処理を説明する。図13は、本開示の実施形態に係るバッファトレイ63による積載処理を説明するフローチャートである。ステップS61において、制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの積載枚数が増えたか否かを判定する。制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの積載枚数が増えたと判定する場合(ステップS61;Y)、ステップS62の処理に移行する。制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの積載枚数が増えていないと判定する場合(ステップS61;N)、ステップS61の処理を継続する。ステップS62において、制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの積載枚数が増えるにつれ、バッファトレイ63に積載された記録媒体Pの積載枚数の増加分に応じて、バッファトレイ63を下降させ、積載処理を終了する。
図8に戻る。ステップS19において、制御部201は、排出トレイ80が機外に排出されたことが検知されているか否かを判定する。制御部201は、排出トレイ80が機外に排出されたことが検知されていると判定する場合(ステップS19;Y)、ステップS22の処理に移行する。制御部201は、排出トレイ80が機外に排出されたことが検知されていないと判定する場合(ステップS19;N)、ステップS20の処理に移行する。ステップS20において、制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの副積載可能枚数に到達したか否かを判定する。制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの副積載可能枚数に到達したと判定する場合(ステップS20;Y)、ステップS21の処理に移行する。制御部201は、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの副積載可能枚数に到達していないと判定する場合(ステップS20;N)、ステップS18の処理に戻る。ステップS21において、制御部201は、記録媒体Pの排出を停止させ、ステップS19の処理に戻る。
ステップS22において、制御部201は、積載トレイ70の上昇を開始させ、ステップS23の処理に移行する。ステップS23において、制御部201は、昇降アーム74のそれぞれが補助アーム63aのそれぞれとすれ違うまで積載トレイ70が上昇したか否かを判定する。制御部201は、昇降アーム74のそれぞれが昇降アーム74のそれぞれとすれ違うまで積載トレイ70が上昇したと判定する場合(ステップS23;Y)、ステップS24の処理に移行する。制御部201は、昇降アーム74のそれぞれが補助アーム63aのそれぞれとすれ違うまで積載トレイ70が上昇していないと判定する場合(ステップS23;N)、ステップS23の処理を継続する。
ステップS24において、制御部201は、昇降アーム74の最上面が補助アーム63aの最上面以上の位置になったか否かを判定する。制御部201は、昇降アーム74の最上面が補助アーム63aの最上面以上の位置になったと判定する場合(ステップS24;Y)、ステップS25の処理に移行する。制御部201は、昇降アーム74の最上面が補助アーム63aの最上面以上の位置になっていないと判定する場合(ステップS24;N)、ステップS24の処理を継続する。ステップS25において、制御部201は、バッファトレイ63を退避させ、処理を終了する。
以上の説明から、本実施形態において、積載トレイ70に記録媒体Pを積載させることができない場合、記録媒体Pはバッファトレイ63に積載される。また、積載トレイ70に記録媒体Pを積載させることができ、且つバッファトレイ63に積載された記録媒体Pが積載トレイ70に受け渡された場合、バッファトレイ63は記録媒体Pの主排出口43から退避させられる。よって、積載トレイ70に記録媒体Pを積載させることができなかったとしても、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させることで積載動作を早期に再開させることができる。また、積載トレイ70に記録媒体Pを積載させることができるときには、バッファトレイ63を主排出口43から退避させて積載トレイ70に記録媒体Pの積載を継続させることができる。よって、積載トレイ70及びバッファトレイ63の何れかにより、共通の主排出口43から排出される記録媒体Pの積載を継続させることができるので、連続して排出されて積載される記録媒体Pの整合性が乱れない。また、1つの後処理装置5の中に記録媒体Pの積載箇所の選択肢を複数設けることができるため、複数の後処理装置5を設置させることによるコストの増大を抑制することができる。したがって、コストの増大及び記録媒体Pの生産性の低下を抑制しつつ、記録媒体Pの整合性を維持させることができる。
また、本実施形態において、バッファトレイ63に積載される記録媒体Pを昇降アーム74のそれぞれに受け渡させる場合、昇降アーム74のそれぞれが補助アーム63aのそれぞれと少なくともすれ違うまで積載トレイ70が上昇させられる。よって、昇降アーム74のそれぞれが補助アーム63aのそれぞれとすれ違うとき、バッファトレイ63に積載された記録媒体Pは、積載トレイ70に受け渡される。したがって、複数の記録媒体Pの積載方向に沿って記録媒体Pの束がバッファトレイ63から積載トレイ70に受け渡されるので、複数の記録媒体Pの積載方向の整合性が乱されることなく積載トレイ70に記録媒体Pを受け渡すことができる。
また、本実施形態において、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させる場合、補助アーム63aのそれぞれが支持部63cから立設するまで回動軸Vを中心として補助アーム63aが回動させられる。よって、主排出口43から排出される記録媒体Pの排出方向Eと直交する直交方向Jとなる後処理装置5の機械幅を増やすことなくバッファトレイ63を後処理装置5の内部に設けることができる。したがって、画像形成装置全体の設置スペースを増やすことなく、記録媒体Pの生産性の低下を抑制しつつ、記録媒体Pの整合性を維持させることができる。
また、本実施形態において、バッファトレイ63に記録媒体Pが積載させられる場合、記録媒体Pの排出方向Eに沿って第1補助アーム63a1が第2補助アーム63a2から突出させられる。よって、バッファトレイ63を積載可能状態に設定するのに要する合計時間を短縮することができる。したがって、装置全体の生産性を向上させることができる。
また、本実施形態において、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達した場合、又は画像形成装置本体3の印刷ジョブの完了通知を受け取った場合、積載トレイ70が積載完了状態になったと判定される。積載トレイ70が積載完了状態になった場合、バッファトレイ63に記録媒体Pが積載されるので、積載トレイ70が排紙フル位置Fに到達した場合及び画像形成装置本体3の印刷ジョブの完了通知を受け取った場合の何れかの場合をトリガーとすることができる。よって、積載トレイ70が積載完了状態になったとしても、主排出口43から排出される記録媒体Pの積載をバッファトレイ63に継続させることができる。したがって、生産性の低下を特に顕著に抑制させることができる。
また、本実施形態において、昇降アーム74の最上面が、補助アーム63aの最上面以上の位置となった場合、バッファトレイ63の退避が開始させられる。昇降アーム74の最上面が、補助アーム63aの最上面以上の位置となれば、バッファトレイ63に積載された記録媒体Pは、積載トレイ70に受け渡される。記録媒体Pが積載トレイ70に受け渡されれば、バッファトレイ63に一時的に記録媒体Pを積載させる必要はない。よって、バッファトレイ63が退避可能状態となるので、バッファトレイ63を退避させれば、主排出口43から排出される記録媒体Pの積載に伴う積載トレイ70の下降領域を確保させることができる。したがって、バッファトレイ63と積載トレイ70との積載動作の連係が速やかに実行されるため、主排出口43から排出される記録媒体Pの排出動作を画像形成装置本体3に速やかに再開させることができる。
また、本実施形態において、バッファトレイ63に積載される記録媒体Pの積載枚数が増えるにつれ、バッファトレイ63が下降させられる。よって、バッファトレイ63に積載される記録媒体Pの積枚枚数が増えたとしても、バッファトレイ63は下降されていくので、記録媒体Pの主排出口43が記録媒体Pで塞がれることが回避される。また、バッファトレイ63の上方に一定の空間を確保することができるので、バッファトレイ63が下降して積載トレイ70に到達するまでは、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させ続けることができる。したがって、バッファトレイ63に記録媒体Pを積載させ続けることができるので、積載トレイ70が積載完了状態になったとしても、バッファトレイ63により生産性の低下を抑制させることができる。
また、本実施形態において、積載トレイ70に積載させる記録媒体Pの積載可能枚数を増加させるにつれ、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの積載可能枚数が減少させられる。よって、積載トレイ70が積載完了状態である間、バッファトレイ63に積載させる記録媒体Pの積載可能枚数に到達するまではバッファトレイ63に積載トレイ70と同様の積載動作を行わせることができる。したがって、記録媒体Pの積載に要する占有空間を有効活用することができる。
以上、本開示に係る後処理装置5を本実施形態に基づいて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態においては、画像形成装置が画像形成装置本体3と後処理装置5とから構成される一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、画像形成装置本体3の前段側に不図示の大容量給紙装置が配置されていてもよい。このような構成の場合、搬送部16が不図示の大容量給紙装置から記録媒体Pを繰り出すこともできる。
また、本実施形態においては、後処理装置5にサブトレイ61が設けられている一例について説明したが、サブトレイ61は後処理装置5に設けられていなくてもよい。また、本実施形態においては、後処理装置5に排出トレイ80及び移動台90が設けられている一例について説明したが、排出トレイ80及び移動台90は後処理装置5に設けられていなくてもよい。排出トレイ80及び移動台90が後処理装置5に設けられていない構成である場合、印刷物受渡位置まで下降した積載トレイ70まで不図示の台車を移動させて、積載トレイ70に積載された記録媒体Pを不図示の台車で運べばよい。
また、本実施形態においては、補助アーム63aが、第1補助アーム63a1、第2補助アーム63a2、第3補助アーム63a3及び第4補助アーム63a4を備えている一例について説明したが、特にこれに限定されない。補助アーム63aは、伸縮自在な構成であればよいため、想定される記録媒体Pのサイズに応じて適宜異なる実施形態が可能となる。
3 画像形成装置本体
11 スキャナ部、11a ラインイメージセンサー
12 自動原稿送り部、12a 原稿トレイ
13 プリンタ部、14 給紙トレイ、15 画像形成部
16 搬送部、17 操作表示部
21 感光体、22 帯電装置、23 レーザーユニット、24 現像装置
25 転写装置、26 分離装置、27 クリーニング装置、28 定着装置
5 後処理装置
40 筐体、41 搬入口、42 搬出口、43 主排出口、44 副排出口
45 主切替部、46 副切替部、47 主経路、48 副経路、49 搬送経路
51 ガイドレール、61 サブトレイ
63 バッファトレイ、63a 補助アーム
63a1 第1補助アーム、63a2 第2補助アーム
63a3 第3補助アーム、63a4 第4補助アーム
63b 背面部、63c 支持部
70 積載トレイ、71 支持部材、72 背面部材
73 規制部材、74 昇降アーム
80 排出トレイ、81 底板部材、82 突起部材
90 移動台、91 台座部、92 底面側伝達部
93R,93L,93La,93Lb,93Lc 側面側伝達部
201 制御部、211 本体排出位置検知部、212 下降停止位置検知部
213 トレイ排出検知部、214 トレイ取出検知部、215 排紙フル位置検知部
216 トレイ収容検知部
217 積載準備可能位置検知部、218 補助アーム位置検知部
221 操作部、222 記憶部、223 表示部
224 計時部、225 通信部
231 昇降駆動部、232 排出駆動部、233 位置調整駆動部
T 原稿、P 記録媒体
A,B,C,D 方向、J 直交方向、E 排出方向、X,Y 高さ、V 回動軸
G トレイ収容領域、F 排紙フル位置、H,H1,H2,H3 積載準備可能位置

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体の後段側に配置され、前記画像形成装置本体から排出された記録媒体に後処理を行う後処理装置であって、
    前記記録媒体の主排出口から排出される前記記録媒体が積載される積載トレイと、
    前記積載トレイが前記記録媒体を積載させることが完了した積載完了状態になった場合、前記主排出口から排出される前記記録媒体が積載されるバッファトレイと、
    前記バッファトレイの位置を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記積載トレイが前記積載完了状態から前記記録媒体を積載させることが可能な積載可能状態になり、且つ前記バッファトレイに積載された前記記録媒体が前記積載トレイに受け渡された場合、前記主排出口から前記バッファトレイを退避させる、
    後処理装置。
  2. 前記積載トレイは、
    前記主排出口から排出される前記記録媒体の排出方向と前記記録媒体の上面上で直交する直交方向に沿って第1のピッチで設けられた昇降アーム、
    を備え、
    前記バッファトレイは、
    前記積載トレイの昇降に伴う前記昇降アームの軌跡上からずれた位置に設けられ、前記直交方向に沿って第2のピッチで設けられた補助アーム、
    を備え、
    前記第1のピッチは、
    前記補助アームの幅よりも大きいものであり、
    前記第2のピッチは、
    前記昇降アームの幅よりも大きいものであり、
    前記制御部は、
    前記バッファトレイに積載される前記記録媒体を前記昇降アームのそれぞれに受け渡させる場合、前記昇降アームのそれぞれが前記補助アームのそれぞれと少なくともすれ違うまで前記積載トレイを上昇させる、
    請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記バッファトレイは、
    前記補助アームを回動軸で回動自在に支持する支持部、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記バッファトレイに前記記録媒体を積載させる場合、前記補助アームのそれぞれが前記支持部から立設するまで前記回動軸を中心として前記補助アームを回動させる、
    請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記補助アームは、
    第1補助アームと、
    前記第1補助アームをスライド自在に収納する第2補助アームと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記バッファトレイに前記記録媒体を積載させる場合、前記排出方向に沿って前記第1補助アームを前記第2補助アームから突出させる、
    請求項3に記載の後処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記積載トレイが排紙フル位置に到達した場合、又は前記画像形成装置本体の印刷ジョブの完了通知を受け取った場合、前記積載トレイが前記積載完了状態になったと判定する、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の後処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記昇降アームの最上面が、前記補助アームの最上面以上の位置となった場合、前記バッファトレイを退避させる、
    請求項2〜4の何れか一項に記載の後処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記バッファトレイに積載される前記記録媒体の積載枚数が増えるにつれ、前記バッファトレイを下降させる、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の後処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記積載トレイに積載させる前記記録媒体の主積載可能枚数を増加させるにつれ、前記バッファトレイに積載させる前記記録媒体の副積載可能枚数を減少させる、
    請求項1〜7の何れか一項に記載の後処理装置。
JP2018224533A 2018-11-30 2018-11-30 後処理装置 Pending JP2020083606A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018224533A JP2020083606A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 後処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018224533A JP2020083606A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 後処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020083606A true JP2020083606A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70906335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018224533A Pending JP2020083606A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 後処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020083606A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540137A (en) * 1978-09-09 1980-03-21 Dainippon Printing Co Ltd Paper expeller for sheet printing press
JPS60248560A (ja) * 1984-05-22 1985-12-09 Fuji Photo Film Co Ltd 集積束受渡し方法
JPS6181364A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Hitachi Ltd 紙葉類取扱装置
JPH01313258A (ja) * 1988-06-08 1989-12-18 Hitachi Ltd カット紙印刷装置のスタッカ機構
JPH03115056A (ja) * 1989-09-27 1991-05-16 Mazda Motor Corp シート素材集積装置
JPH08225226A (ja) * 1994-12-22 1996-09-03 Jagenberg Papiertechnik Gmbh 枚葉紙、殊に鱗状に重ねて搬送されてきた紙枚葉紙又はボール紙枚葉紙を積紙するための装置
JP2014114109A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Canon Inc 印刷システム及びその制御方法とプログラム
JP2016044013A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 キヤノン株式会社 印刷装置および制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5540137A (en) * 1978-09-09 1980-03-21 Dainippon Printing Co Ltd Paper expeller for sheet printing press
JPS60248560A (ja) * 1984-05-22 1985-12-09 Fuji Photo Film Co Ltd 集積束受渡し方法
JPS6181364A (ja) * 1984-09-28 1986-04-24 Hitachi Ltd 紙葉類取扱装置
JPH01313258A (ja) * 1988-06-08 1989-12-18 Hitachi Ltd カット紙印刷装置のスタッカ機構
JPH03115056A (ja) * 1989-09-27 1991-05-16 Mazda Motor Corp シート素材集積装置
JPH08225226A (ja) * 1994-12-22 1996-09-03 Jagenberg Papiertechnik Gmbh 枚葉紙、殊に鱗状に重ねて搬送されてきた紙枚葉紙又はボール紙枚葉紙を積紙するための装置
JP2014114109A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Canon Inc 印刷システム及びその制御方法とプログラム
JP2016044013A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 キヤノン株式会社 印刷装置および制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732548B2 (ja) シート排出装置及び画像形成装置
JP5376692B2 (ja) 用紙排出装置及び画像形成装置
JP2019014581A (ja) シート搬送装置
US7845631B2 (en) Transporting device and image forming apparatus
CN111056355B (zh) 纸张堆叠装置及图像形成系统
JP2017024899A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US9796543B2 (en) Feeding apparatus and image forming system including the same
JP2003089454A (ja) 手差し給送装置
JP6600200B2 (ja) 画像形成装置
JP2020083606A (ja) 後処理装置
JP2006089198A (ja) シート堆積装置およびそれを備えてなる画像形成装置
JP2006251060A (ja) 画像形成装置
JP2007150968A (ja) 原稿搬送装置および画像読取装置
JP2002226119A (ja) 画像形成装置の排紙トレー
JP2011026124A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2022149395A (ja) シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法及び搬送制御プログラム
JP4316459B2 (ja) シート仕訳装置およびそれを備えてなる画像形成装置
JP2011111237A (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
JP7271926B2 (ja) 積載装置
JP7334451B2 (ja) 用紙積載装置及び画像形成システム
WO2023276806A1 (ja) 原稿搬送装置
JP4256878B2 (ja) シート供給装置および画像形成装置
JPH10324429A (ja) 給紙装置
JP2006219224A (ja) 画像形成装置
JP2015151216A (ja) シート処理装置、その制御方法、及び該装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230131