JP4316459B2 - シート仕訳装置およびそれを備えてなる画像形成装置 - Google Patents

シート仕訳装置およびそれを備えてなる画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、カール矯正機能を有するシート仕訳装置およびそれを備えてなる画像形成装置に関する。
画像形成装置などから出力されるシートを仕訳して堆積させるシート仕訳装置では、排出されたシートの順序を保持しながら所定位置に整然と堆積させること、即ち良好なスタッキング性が求められる。近年、装置のコンパクト化に伴って、装置の外観形状を“コ”の字型に形成し中央部の空間に排出されたシートを堆積させる複合機が多くなっている。また、プリンタ、コピア、ファックスなどの複数の印字処理モードに応じてシートの排出先を分岐させて仕訳する“可動式ジョブセパレータ”などがシート仕訳装置として装備されることが多い。このようなシート仕訳装置では、容量の限られた空間を印字処理モード別に分割して使用する必要がある。このような複合機、特にジョブセパレータを備えた複合機では、限られた大きさの領域へ排出されるシートについて十分なシート堆積枚数と良好なスタッキング性が得られるシート仕訳装置が特に望まれている。
しかし、例えば画像情報が印字されたシートが排出される場合、前記シート上に画像を印字する画像形成装置がシート上にトナーを転写し、シート上のトナーを溶融して定着させるためにトナーとシートを過熱する電子写真方式の装置である場合、シートの表側と裏側に加えられる熱量の差や、シートの表側と裏側との状態の差で、シートが表裏いずれか一方に曲がる現象が生じる。この状態はカールと呼ばれる。特に、シートの素材が紙の場合、その製造工程で紙の表裏で組織の粗密状態が異なるため、シートに含まれる水分が蒸発しやすい面と蒸発しにくい面ができ、紙を加熱した場合にその熱収縮率が表裏で異なることが知られている。あるいは、画像形成装置が他の方式の装置であっても、画像が形成された側と反対側とでシートの状態が異なるためにカールが発生することがある。
カールしたシートが排出された場合、例えば、堆積されたシートの排紙部側の端がカールしてトレイから浮き上がった状態で堆積されると、排紙部から排出されたシートが堆積されたシートの浮き上がった端部の下へ入ってシートの順序が入れ替わってしまったり、浮き上がったシート端部のために排出シートの経路が遮断されて紙詰まりを発生したりする原因になる。また、排紙トレイにシートが収容できる高さが限られている場合は、シートの曲がりのために収容できる枚数が少なくなってしまう。
これに対して、定着の熱によってカールしたシートの搬送路中での紙詰まりを発生しにくくし、さらに排紙部での整合性を向上するためにシートのカール量を検出し、デカーラを動作させてカールの矯正を行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。前記の実施手法は、特許文献1の図3に示されるように、ローラ間に架橋されたベルトに対し、検出されたシートのカール量に基づく押圧力でデカールローラ3、4を押圧させてカールの矯正を行うものである。
特開昭60−52459号公報
前述のシート仕訳装置では、シートのカールを矯正して十分なシート堆積枚数と良好なスタッキング性の得られる構成が特に望まれている。しかし、カール矯正のために、排出部にカール矯正のための専用機構を設けると、機構が複雑になってしまい、コストの上昇を招くと共に装置が大型化してしまう。
この発明は、カール矯正のための専用機構を設けることなく、単純な構成で排紙トレイに堆積されたシートのカールを矯正することのできるシート仕訳装置を提供する。
この発明は、シートを排出する排出部と底板と天板とから構成される排紙収容部と、底板と天板と間に配置されて上下方向に移動可能な可動トレイと、仕訳条件に応じて、排出部側の可動トレイ端を排出部より底板側の第1シート堆積位置で待機させて可動トレイ上にシートを堆積させ、あるいは前記可動トレイ端を排紙部より天板側の第2シート堆積位置で待機させて底板上にシートを堆積させることにより排出されたシートを仕訳する可動トレイ制御部とを備え、前記可動トレイ制御部が、第1シート堆積位置から天板側へ可動トレイを移動して可動トレイ上に堆積されたシートの天面を天板に接触させて前記シートのカールを矯正し、あるいは第2シート堆積位置から底板側へ可動トレイを移動して底板上に堆積されたシートの天面を可動トレイの下面に接触させて前記シートのカールを矯正するカール矯正機能付シート仕訳装置を提供する。
この発明のシート仕訳装置は、可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上に堆積されたシートの天面を天板に接触させてシートのカールを矯正し、あるいは可動トレイを底板側に移動して底板上に堆積されたシートの天面を可動トレイの下面に接触させてシートのカールを矯正するカール矯正機能を有するので、専用のカール矯正機構を設けることなく単純な構成でシートのカールを矯正することができる。シート仕訳装置がカール矯正機能を有することによって、堆積されたシートの浮き上がった端部の下に排出されたシートが入ってシートの順序が入れ替わったり、シートの曲がりによって紙詰まりが発生したりする不具合の発生頻度を低減することができ、より信頼性の高いシート仕訳装置を実現することができる。また、カール矯正のない場合に比べて、所定容量の空間内により多くのシートを堆積させることができ、シート仕訳装置を小型化することができる。
この発明のシート仕訳装置は、シートを排出する排出部と底板と天板とから構成される排紙収容部と、底板と天板と間に配置されて上下方向に移動可能な可動トレイと、仕訳条件に応じて、排出部側の可動トレイ端を排出部より底板側の第1シート堆積位置で待機させて可動トレイ上にシートを堆積させ、あるいは前記可動トレイ端を排紙部より天板側の第2シート堆積位置で待機させて底板上にシートを堆積させることにより排出されたシートを仕訳する可動トレイ制御部とを備え、前記可動トレイ制御部が、第1シート堆積位置から天板側へ可動トレイを移動して可動トレイ上に堆積されたシートの天面を天板に接触させて前記シートのカールを矯正し、あるいは第2シート堆積位置から底板側へ可動トレイを移動して底板上に堆積されたシートの天面を可動トレイの下面に接触させて前記シートのカールを矯正する。
ここで、シートの仕訳条件とは、排出されるシートに関する種々の条件やユーザの意志によって設定された内容に応じて各シートの排出先を決める条件のことをいう。
可動トレイの移動は、例えばステッピングモータを用いてトレイを駆動することによって実現できるが、これに限定されず、直流モータや他のモータを用いてもよい。また、可動トレイの移動を制御する可動トレイ制御部は、例えばマイクロコンピュータ、マイクロコンピュータが実行する手順を記憶したROMおよびマイクロコンピュータが処理する信号を提供しあるいは出力する入出力回路などによって実現することができるが、これに限定されず、例えばそのすべてを主として論理回路で構成されるASICなどのハードウェアで実現してもよい。
また、独立して移動する可動トレイが複数段ある場合、可動トレイ上に堆積されたシートのカールの矯正は、その上側の可動トレイとシートが堆積された可動トレイの間隔を狭めて堆積されたシートを上側の可動トレイに接触させることによって実現してもよい。
前記可動トレイ制御部は、所定以上の時間間隔で排出される複数のシートを底板上または可動トレイ上に堆積させる際、前のシートの排出後に前記シート堆積位置から排出部に対して他方の側へ可動トレイを移動して堆積されたシートを押さえてカールを矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを前記シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させる排紙間カール矯正動作を実行するように構成してもよい。このようにすれば、複数のシートが時間間隔をおいて排出される場合に、各シートが排出される間にカール矯正を行うことができる。特に、電子写真方式の画像形成装置から排出されるシートを仕訳する装置の場合、定着直後に排出されたシートとトナーはまだ冷え切らずに暖かい状態であってカールが矯正されやすく、排出から相当の時間が経過した後にカール矯正動作を行う場合に比べて大きなカール矯正効果が期待される。
また、可動トレイ制御部は、装置の電源オン後に可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートのカールを矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートのカールを矯正するか、あるいはその両方を行う電源オン時カール矯正動作を実行するように構成してもよい。このようにすれば、シート仕訳装置の電源がオンされたときに排紙トレイにあるシートをカール矯正し、その上に新たに堆積されるシートを安定して堆積させることができる。また、電源オン時は、シート仕訳装置へシートを排出する装置が初期化動作をおこなうので、当該装置が初期化動作を実行している間は時間的な余裕があることを利用し、長時間のカール矯正動作を行って十分なカール矯正を行うようにすることができる。
また、この発明は、前述のシート仕訳装置を備えてなる画像形成装置を提供する。この発明の画像形成装置は、前述のシート仕訳装置を備えるので、排出されたシートのカールによってシートの順序が入れ替わったり、紙詰まりが発生したりする不具合の発生頻度を低減することができ、より信頼性の高い画像形成装置を実現することができる。また、カール矯正のない場合に比べて、所定容量の空間内により多くのシートを堆積させることができる。
さらにこの発明の画像形成装置は、可動トレイ制御部が、印刷ジョブの開始後、最初のシートを排出する前と最後のシートを排出した後のいずれか一方または両方において可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートのカールを矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートのカールを矯正するか、あるいはその両方を行うジョブ時カール矯正動作を実行してもよい。
ここで、印刷ジョブとは、画像形成装置からの一連の画像を設定された条件で印刷処理して排出し終えるまでの一連の処理のことをいう。例えば、印刷データが複数ページからなる場合は、印刷を開始してから全てのページを印刷して排出し終えるまでが一つの印刷ジョブである。さらに、複数部の印刷が指定された場合は、複数部をすべて印刷して排出し終えるまでが1つの印刷ジョブである。即ち、ユーザが画像形成装置に実行させる印刷処理のまとまった1単位のことである。
このようにすれば、一連の画像を処理する印刷ジョブの前後にもカール矯正ができるので、ユーザにとって画像形成装置に実行させる印刷処理の単位である印刷ジョブ毎にカール矯正を行って、良好な状態でシートを堆積させることができる。
さらにまた、この発明は、前述の排紙間カール矯正動作を実行するシート仕訳装置を備えた画像形成装置であって、印刷ジョブの実行中、最初のシートを排出する前と最後のシートを排出した後のいずれか一方または両方において可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートをカール矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートをカール矯正するか、あるいはその両方を行うジョブ時カール矯正動作をさらに実行し、排紙間カール矯正動作よりも、ジョブ時カール矯正動作のカール矯正時間が長いことを特徴とする画像形成装置を提供する。このようにすれば、印刷ジョブ中の各シート排出の間は、シート排出の時間に大きな影響を与えないように短時間でカール矯正動作を行い、印刷ジョブ中の各シート排出の間に比べてカール矯正の処理時間に余裕のある印刷ジョブの前後については、より大きなカール矯正効果が得られるようにより長時間のカール矯正動作を行うことができる。
また、この発明は、前述の排紙間カール矯正動作を実行するシート仕訳装置を備えた画像形成装置であって、可動トレイ制御部が、装置の電源オン後に可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートをカール矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートをカール矯正するか、あるいはその両方を行う電源オン時カール矯正動作をさらに実行し、排紙間カール矯正動作よりも、電源オン時カール矯正動作のカール矯正時間が長いことを特徴とする画像形成装置を提供する。このようにすれば、印刷ジョブ中の各シート排出の間は、シート排出の時間に大きな影響を与えないように短時間でカール矯正動作を行い、印刷ジョブ中の各シート排出の間に比べてカール矯正の処理時間に余裕のある電源オン後については、より大きなカール矯正効果が得られるようにより長時間のカール矯正動作を行うことができる。
以下、図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳述する。
(実施の形態1)
この実施の形態では、この発明のシート仕訳装置を備えてなる画像形成装置の一形態の全体構造について以下に説明する。
図3は、この実施の形態の画像形成装置の構成例を示す説明図である。図3に示すように、この実施の形態の画像形成装置は、大別してスキャナー部、印字部、および、その他の部位であるシート搬送部から構成されている。
スキャナー部は、原稿に光を照射し、その反射光から、原稿の画像に応じた画像データを生成するものである。印字部は、スキャナー部が生成した画像データに基づいて可視像を形成し、この可視像を所定の転写シート(シート)に印字するものである。シート搬送部は、印字部にシートを供給するとともに、印字済のシートを排紙するためのものである。さらに、シート搬送部は、本画像形成装置の特徴的な構成であるローラ駆動機構を備えているが、この構成については後述する。
次に、本画像形成装置の各部の構成について説明する。まず、スキャナー部について説明する。スキャナー部は、上面に透明なガラスからなる原稿台101を有している。そして、この原稿台101の下方には、スキャナー光学系が配されている。このスキャナー光学系には、露光用光源102、反射鏡103、結像レンズ104と光電変換素子(CCD)105が備えられている。露光用光源102は、原稿台101上に載置された原稿に光を照射するための光源102である。反射鏡103は、原稿からの反射光を、例えば図中に直線で示すように、結像レンズ104およびCCD105へ導くものである。CCD105は、結像レンズ104によって結像された反射光を受光し、この反射光に応じた電気信号を画像信号として生成するものである。
次に、印字部およびシート搬送部について説明する。印字部は、感光体ローラ111、帯電部112、現像部113、転写チャージャ114、定着ローラ115、クリーニング装置116、図示しないレーザースキャンニングユニット(LSU)117と定着紙検知スイッチを備えている。感光体ローラ111は、ドラム形状の感光体ローラ111であり、後述主搬送路121を搬送されるシートが感光体ローラ111と同速度でその表面に接するように回転駆動される。帯電部112は、感光体ローラ111の表面を所定の電位に帯電させるものである。LSU117は、帯電された感光体ローラ111の表面上に、感光体ローラ111の回転軸と平行な方向にレーザー光を走査させて露光することにより、感光体ローラ111の表面に、スキャナー部から読み込まれた原稿の画像信号に応じた静電潜像を形成するものである。現像部113は、LSU117を用いて感光体ローラ111の表面に形成した静電潜像を現像ローラ118によって現像し、感光体ローラ111の表面上にトナー像(顕像)を形成するものである。転写チャージャ114は、感光体ローラ111上のトナー像をシートに転写するものである。定着ローラ115は、印字後のシートに転写された未定着のトナー像を、シート上に熱定着させるものである。定着紙検知スイッチは、シートが定着ローラ115を通過したことを検知するものである。クリーニング装置116は、トナー像がシートに転写された後、感光体ローラ111の表面に残留したトナーを除去するものである。
また、シート搬送部は、主搬送路121、副搬送路122、固定給紙カセット123、ピックアップローラ124、レジストローラ125、ガイド部材126、排紙口127、排紙ローラ128および搬送ローラ129と図示しないレジスト前検知スイッチを備えている。固定給紙カセット123は、印字にかかるシートを収納するためのものである。ピックアップローラ124は、固定給紙カセット123から、シートを1枚毎に出紙するための半月状のローラである。レジスト前検知スイッチは、ピックアップローラ124によって搬送されたシートが主搬送路121上の所定の位置を通過したことを検知し、所定の検知信号を出力するためのものである。レジストローラ125は、主搬送路121を搬送されてきたシートをいったん保持するものである。そして、感光体ローラ111上のトナー像の先端をシートの先端に同期させて転写できるように、感光体ローラ111の回転にあわせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有する。すなわち、レジストローラ125は、レジスト前検知スイッチが出力した検知信号に基づいて、感光体ローラ111上のトナー画像の先端がシートにおける印刷範囲の先端と同期するように、シートを搬送する。
排紙ローラ128は、排紙口127の近傍に備えられ、定着ローラ115から出紙されたシートを、第1排紙トレイ130あるいは第2排紙トレイ131(スキャナー部の下方の、固定給紙カセット123の上部に配置されている可動トレイ)に排出するためのローラである。また、排紙ローラ128は、ガイド部材126および副搬送路122とともに、裏面印字機構としての機能を有する。すなわち、通常の片面印字では、ガイド部材126は、図3におけるB方向に配置され、主搬送路121から排紙ローラ128へシートを搬送できるようになっている。一方、シートの両面に印字を行う場合、シートの第1面に対する印字が終了し、主搬送路121からシートの後端が排出されたときに、ガイド部材126をA方向に回転し、排紙ローラ128から逆送されるシートを副搬送路122へ導くように配置する。排紙ローラ128は、定着ローラ115から出紙されたシートの後端部がガイド部材126を通過するまで順方向(排紙口127からシートを出紙する方向)に回転した後、逆方向に回転する。これにより、シートは、ガイド部材126を通過して副搬送路122へ運ばれ、搬送ローラ129によって再びレジストローラ125まで搬送され、第2面(裏面)に印字がされる。
図4は、図3の画像形成装置において、可動トレイである第2排紙トレイ131の移動制御に関する機能的な構成をしめすブロック図である。図4に示すように、第2排紙トレイ131は、可動トレイを駆動する可動トレイ駆動機構202によって、機械的に移動する。可動トレイ駆動機構202は、例えば、駆動源であるステッピングモータと、ステッピングモータの軸回転をトレイの上下移動に変換するタイミングベルトとプーリーなどから構成されてもよい。あるいは、駆動源はDCモータであってもよく、またトレイの上下移動は、ラック・アンド・ピニオン機構などを用いるものであってもよい。
可動トレイ制御部201は、可動トレイ駆動機構202の駆動源を制御して第2排紙トレイ131を所定のタイミングで所定の位置へ移動させるように制御する。可動トレイ制御部201は、例えば、マイクロコンピュータと入出力回路、モータを駆動するドライバ素子などから構成されてもよい。また、可動トレイ位置検知センサ203は、可動トレイが所定の位置にあることを検知するためのセンサである。そして、前記センサからの信号は、可動トレイ制御部201へ入力される。可動トレイ位置検知センサ203は、たとえば、マイクロスイッチなどであってもよいが、これに限らず、例えば、フォトインタラプタなどのセンサを用いるものであってもよい。
また、シート仕訳装置は、第1排紙トレイ130および第2排紙トレイ131上に堆積されたシートの堆積高さの程度を検知する堆積状態検知センサ204を備えていてもよい。堆積状態検知センサ204は、例えば堆積されたシートの上に接触するアクチュエータと、アクチュエータの傾きを検出するエンコーダから構成することができる。シートの堆積高さの検知は、シート仕訳装置に必ずしも必要ではない。それを示す意味で図4中では点線を用いて堆積状態検知センサ204を記載している。堆積状態検知センサ204からの信号を、可動トレイ制御部201へ入力し、前記センサからの信号を考慮してトレイの上限、下限位置を決めるようにしてもよい。
(実施の形態2)
図1は、この発明の実施のシート仕訳装置の一実施態様を示す説明図である。図1(a)に示すシート仕訳装置は、排出部の排紙ローラ128で搬送されたシートが、第2排紙トレイ131上に堆積される。第2排紙トレイ131は、図示しないトレイ駆動機構によって上下に移動可能であり、排出されたシートを第2排紙トレイ131上に堆積させる場合は、排紙ローラ128よりも下方の位置にその排紙部側の端部を待機させる。一方、排出されたシートを第1排紙トレイ130上に堆積させることもできる。この場合、第2排紙トレイ131は、排紙ローラ128よりも上方のシート堆積位置にその排紙部側の端部を待機させる。シートを第2排紙トレイ131上に堆積させる場合については、後述する。
排出部から排出されたシートSは、カールしている。これは、シートSが例えば、前述の画像形成装置の定着ローラ115を通過するとき、熱が加えられた面のシートが他方の面より収縮するためである。カールの状態は、前述の条件のほかに、シート上に転写されたトナーが定着ローラ115からの熱で溶融した後に固まるときの収縮特性や、シート自体の表裏の含水状態の差などによって影響を受ける。図1(a)に示すシートSは、第2排紙トレイ131に堆積されたシートの端部が浮き上がるような方向にシートSがカールした状態を例示している。前述の条件によっては、逆方向にシートSがカールすることもある。
図1(a)のように、カールしたシートが堆積されると、各シートのコシのためにシート間に隙間ができる。このために、一定の高さ内に堆積されるシートの枚数は、シートがカールしていない場合に比べて少なくなる。そこで、この実施の形態のシート仕訳装置では、所定枚数のシートSが堆積された後に、可動トレイ制御部201が、第2排紙トレイ131を上方に移動させて図1(b)に示すように、天板132との間にシートSを挟むようにする。これによって、カールを延ばすようにシートが機械的に押圧されるので、シートの間隔が圧縮される。なお、第2排紙トレイ131を上方へ移動させる場合、その上限位置を決定する方法はいくつか考えられる。
例えば、図4の可動トレイ駆動機構202に駆動負荷を検出する手段を設け、第2排紙トレイ131を上昇させる場合の駆動負荷が所定の値に達したら上昇を停止するようにしてもよい。このようにすれば、シートの堆積量にかかわらずほぼ一定の力で堆積されたシートを押圧することができる。
あるいは、シートの堆積量にかかわらず所定の位置をトレイの上限位置としてもよい。この場合、シートの最大堆積高さの余裕は確保される必要がある。このようにすれば、シートの堆積量が少ない場合は、堆積量が多い場合に比べて押圧の程度は小さく、押圧というよりはシートを挟む間隔を狭める状態になるが、それでもシートのカールが大きければ、シートは天板132に当接し、ある程度のカール矯正効果が得られるであろう。
あるいは、シート仕訳装置が第2排紙トレイ131上に堆積されたシートの高さの程度を検知する検知手段を備えていれば、検知した高さの程度を考慮してトレイの上限位置を決定してもよい。またあるいは、前述した以外の方法で第2排紙トレイ131の上限位置を決定してもよい。
可動トレイ制御部201は、第2排紙トレイ131を上昇させて第2排紙トレイ131に堆積されたシートSのカールを延ばすように押圧した後、次に排出されるシートのために第2排紙トレイ131をもとのシート堆積位置に戻して待機させる。
次に、シートを第1排紙トレイ130上に堆積する場合のカール矯正動作について説明する。
図2は、図1のシート仕訳装置で、第1排紙トレイ130にシートを堆積させる場合を示す説明図である。図2(a)のように、シートを第1排紙トレイ130上に堆積する場合、第2排紙トレイ131を排紙ローラ128より上方で待機させる。この状態でカールしたシートSが第1排紙トレイ130にされると、各シートのコシのためにシート間に隙間ができる。このために、一定の高さ内に堆積されるシートの枚数は、シートがカールしていない場合に比べて少なくなる。そこで、この実施の形態のシート仕訳装置では、所定枚数のシートSが堆積された後に、可動トレイ制御部201が、第2排紙トレイ131を下方に移動させて図2(b)に示すように、第1排紙トレイ130と第2排紙トレイ131との間にシートSを挟むようにする。これによって、カールを延ばすようにシートが機械的に押圧されるので、シートの間隔が圧縮される。なお、第2排紙トレイ131を下方へ移動させる場合、その下限位置を決定する方法はいくつか考えられる。
例えば、図4の可動トレイ駆動機構202に駆動負荷を検出する手段を設け、第2排紙トレイ131を降下させる場合の駆動負荷が所定の値に達したら降下を停止するようにしてもよい。あるいは、シートの堆積量にかかわらず所定の位置をトレイの下限位置としてもよい。あるいは、シート仕訳装置が第1排紙トレイ130上に堆積されたシートの高さの程度を検知する検知手段を備えていれば、検知した高さの程度を考慮してトレイの上限位置を決定してもよい。あるいは、その他の方法によって第2排紙トレイ131の下限位置を決定してもよい。
可動トレイ制御部201は、第1排紙トレイ131を降下させて第1排紙トレイ130に堆積されたシートSのカールを延ばすように押圧した後、次に排出されるシートのために第2排紙トレイ131をもとのシート堆積位置に戻して待機させる。
可動トレイ制御部201は、第1排紙トレイ130または第2排紙トレイ131に堆積されたシートのカール矯正動作を、例えば、実施の形態1の画像形成装置が、複数頁に渡る印刷を実行する最中に繰り返しシートが排出されるような場合、複数シートの前と後の間に素早く行うようにしてもよい。この場合、全てのシート間でカール矯正動作を行う必要はなく、たとえば所定枚数毎におこなってもよい。そして、カール矯正動作を行う場合は、カール矯正動作がない場合のシート間隔よりも後のシートの排出を遅らせ、カール矯正動作を実行後、第2排紙トレイ131がもとのシート堆積位置に戻るまでの時間を確保してもよい。
あるいは、可動トレイ制御部201は、シート仕訳装置の電源オン後に、カール矯正動作を行うようにしてもよい。電源オンの時点でシートが排紙トレイ上にある場合、装置はそのシートの履歴が判断できない。そこで、カールしたシートが堆積されていることを想定してカール矯正動作を行う。排紙トレイにシートがあるかどうかを検知するセンサを備えている場合は、排紙トレイ上にシートがあればカール矯正動作を実行すればよい。また、電源オン後は、シートが定着ローラ115を通過してすでに冷えた状態と想定し、シート排出間でカール矯正を行う場合に比べ、シートを挟んでカールを延ばす時間を長くしてもよい。これによって、より十分なカール矯正を得ることが期待される。
あるいは、可動トレイ制御部201は、印刷ジョブの前後、即ち印刷ジョブ開始と終了時にカール矯正動作を行うようにしてもよい。
印刷ジョブは、ユーザが実行した一連の処理の単位であり、ジョブ終了ごとにジョブを実行したユーザが排出されたシートを取りにくる確率が高いと考えられる。従って、印刷ジョブ終了後に、排出されたシートのカールをまとめて矯正し、シートのスタッキング性を良好にすることは、ユーザにとって便宜であると考えられる。また、印刷ジョブの開始前に、すでに排紙トレイに堆積されているシートのカール矯正を行うことにより、その上に堆積される当該印刷ジョブによるシートの堆積状態を良好にすることができ、ユーザにとって便宜であると考えられる。
また、印刷ジョブの前後は、次のシートが排出されるまでに時間的な余裕があるので、シート排出の間でカール矯正を行う場合に比べてシートを挟んでカールを延ばす時間を長くしてもよい。これによって、より十分なカール矯正を得ることが期待される。
(実施の形態3)
図5は、可動トレイの移動制御を行う可動トレイ制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、第2排紙トレイ131にシートを堆積させる場合に、前後のシート排出の間に第2排紙トレイ131を上方に移動して第2排紙トレイ131に堆積されたシートのカール矯正を行う動作の制御を示している。
図5のフローチャートに示すように、可動トレイ制御部201は、待機状態で印刷ジョブが開始されたかどうかを調べ(ステップS1)、印刷ジョブが開始されるのを待つ。印刷ジョブが開始されると、ルーチンはステップS2へ進み、排出されるシートを第1排紙トレイ130に堆積させるか、第2排紙トレイ131に堆積させるかを判定する。この判定は、例えば、ユーザが印刷ジョブの条件として明示的に指定してもよいが、実施の形態1のような複合機では、例えばコピーの出力は第1排紙トレイ、プリンタやFAXなどのジョブは第2排紙トレイへ排出するように設定され、印刷ジョブの種類によって決定されてもよい。
シートを第1排紙トレイ130に堆積させる場合、ルーチンはステップS3へ進み、可動トレイ制御部201は、第2排紙トレイ131を排紙ローラ128の上方のシート堆積位置へ移動させる。そして、前記シート堆積位置で排出されるシートを第1排紙トレイ130に堆積させる。シートが排出されるときに、可動トレイ制御部201は、所定枚数のシートが排出されてカール矯正のタイミングが来るのを待つ(ステップS4)。所定枚数の最後のシートが排紙ローラ128を通過したら(ステップS5)、第2排紙トレイを下方へ移動させ、第1排紙トレイ130に堆積されたシートを上方から挟んでカールを延ばし、シートのカールを矯正する(ステップS6)。
このようにして所定の時間、カール矯正の位置に第2排紙トレイ131を配置した後、可動トレイ制御部121は、第2排紙トレイ131をもとの堆積位置へ移動させ、排出される次のシートが堆積されるように第2排紙トレイ131をシート堆積位置で待機させる(ステップS7)。そして、すでに排出されたシートが最後のシートかどうか、即ち次のシートが排出されるかどうかを判定する(ステップS8)。次のシートが排出される場合、ルーチンはステップS4へ進み、次のカール矯正動作まで、所定枚数のシートが排出されるのをカウントする。一方、すでに排出されたシートが最後のシートであり、印刷ジョブが終了する場合、ルーチンはステップS1へ進み、新たな印刷ジョブの開始を待って待機する。以上が、排出されたシートを第1排紙トレイ130に堆積させる場合の可動トレイ制御部201の処理である。
一方、ステップS2の判定において、第2排紙トレイ131にシートを堆積させると判定した場合、ルーチンは、ステップS11へ進み、可動トレイ制御部201は、第2排紙トレイ131を排紙ローラ128の下方のシート堆積位置へ移動させる。そして、前記シート堆積位置で排出されるシートを第2排紙トレイ131に堆積させる。シートが排出されるときに、可動トレイ制御部201は、所定枚数のシートが排出されてカール矯正のタイミングが来るのを待つ(ステップS12)。所定枚数の最後のシートが排紙ローラ128を通過したら(ステップS13)、第2排紙トレイを上方へ移動させ、第2排紙トレイ130に堆積されたシートを天板132との間に挟んでカールを延ばし、シートのカールを矯正する(ステップS14)。
このようにして所定の時間、カール矯正の位置に第2排紙トレイ131を配置した後、可動トレイ制御部121は、第2排紙トレイ131をもとの堆積位置へ移動させ、排出される次のシートが堆積されるように第2排紙トレイ131をシート堆積位置で待機させる(ステップS15)。そして、すでに排出されたシートが最後のシートかどうか、即ち次のシートが排出されるかどうかを判定する(ステップS16)。次のシートが排出される場合、ルーチンはステップS12へ進み、次のカール矯正動作まで、所定枚数のシートが排出されるのをカウントする。一方、すでに排出されたシートが最後のシートであり、印刷ジョブが終了する場合、ルーチンはステップS1へ進み、新たな印刷ジョブの開始を待って待機する。以上が、排出されたシートを第2排紙トレイ131に堆積させる場合の可動トレイ制御部201の処理である。
この発明の実施のシート仕訳装置の一実施態様を示す説明図である。(実施の形態2) 図1のシート仕訳装置で、第1排紙トレイにシートを堆積させる場合を示す説明図である。(実施の形態2) この実施の形態の画像形成装置の構成例を示す説明図である。(実施の形態1) 図3の画像形成装置において、可動トレイである第2排紙トレイ131の移動制御に関する機能的な構成をしめすブロック図である。(実施の形態1) 可動トレイの移動制御を行う可動トレイ制御部の処理手順の一例を示すフローチャートである。(実施の形態3)
符号の説明
101 原稿台
102 露光用光源
103 反射鏡
104 結像レンズ
105 光電変換素子、CCD
111 感光体ローラ
112 帯電部
113 現像部
114 転写チャージャ
115 定着ローラ
116 クリーニング装置
117 LSU
118 現像ローラ
121 主搬送路
122 副搬送路
123 固定給紙カセット
124 ピックアップローラ
125 レジストローラ
126 ガイド部材
127 排紙口
128 排紙ローラ
129 搬送ローラ
130 第1排紙トレイ
131 第2排紙トレイ
201 可動トレイ制御部
202 可動トレイ駆動機構
203 可動トレイ位置検知センサ
204 可動トレイ堆積状態検知センサ

Claims (6)

  1. シートを排出する排出部と底板と天板とから構成される排紙収容部と、
    底板と天板と間に配置されて上下方向に移動可能な可動トレイと、
    仕訳条件に応じて、排出部側の可動トレイ端を排出部より底板側の第1シート堆積位置で待機させて可動トレイ上にシートを堆積させ、あるいは前記可動トレイ端を排紙部より天板側の第2シート堆積位置で待機させて底板上にシートを堆積させることにより排出されたシートを仕訳する可動トレイ制御部とを備え、
    前記可動トレイ制御部は、少なくとも装置の電源オン後に可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートをカール矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートをカール矯正するか、あるいはその両方を行う電源オン時カール矯正動作を実行するよう制御することを特徴とするカール矯正機能付シート仕訳装置。
  2. 前記可動トレイ制御部は、所定以上の時間間隔で排出される複数のシートを可動トレイ上に堆積させる際、前のシートの排出後に第1シート堆積位置から天板側へ可動トレイを移動して可動トレイ上のシートをカール矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを第1シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させるか、あるいはシートを底板上に堆積させる際、前のシートの排出後に第2シート堆積位置から底板側へ可動トレイを移動して底板上のシートをカール矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを第2シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させる排紙間カール矯正動作を実行する請求項1記載のシート仕訳装置。
  3. 請求項1または2に記載のシート仕訳装置を備えてなる画像形成装置。
  4. 可動トレイ制御部は、印刷ジョブの実行中、最初のシートを排出する前と最後のシートを排出した後のいずれか一方または両方において可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートをカール矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートをカール矯正するか、あるいはその両方を行うジョブ時カール矯正動作を実行する請求項3に記載の画像形成装置。
  5. シートを排出する排出部と底板と天板とから構成される排紙収容部と、
    底板と天板と間に配置されて上下方向に移動可能な可動トレイと、
    仕訳条件に応じて、排出部側の可動トレイ端を排出部より底板側の第1シート堆積位置で待機させて可動トレイ上にシートを堆積させ、あるいは前記可動トレイ端を排紙部より天板側の第2シート堆積位置で待機させて底板上にシートを堆積させることにより排出されたシートを仕訳する可動トレイ制御部とを含んでなるシート仕訳装置を備えた画像形成装置であって、
    前記可動トレイ制御部は、
    所定以上の時間間隔で排出される複数のシートを可動トレイ上に堆積させる際、前のシートの排出後に第1シート堆積位置から天板側へ可動トレイを移動して可動トレイ上に堆積されたシートの天面を天板に接触させて前記シートのカールを矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを第1シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させるか、あるいはシートを底板上に堆積させる際、前のシートの排出後に第2シート堆積位置から底板側へ可動トレイを移動して底板上に堆積されたシートの天面を可動トレイの下面に接触させて前記シートのカールを矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを第2シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させる排紙間カール矯正動作を実行するよう制御し、かつ、
    印刷ジョブの実行中、最初のシートを排出する前と最後のシートを排出した後のいずれか一方または両方において可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートをカール矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートをカール矯正するか、あるいはその両方を行うジョブ時カール矯正動作をさらに実行し、
    排紙間カール矯正動作よりも、ジョブ時カール矯正動作のカール矯正時間が長いことを特徴とする画像形成装置。
  6. シートを排出する排出部と底板と天板とから構成される排紙収容部と、
    底板と天板と間に配置されて上下方向に移動可能な可動トレイと、
    仕訳条件に応じて、排出部側の可動トレイ端を排出部より底板側の第1シート堆積位置で待機させて可動トレイ上にシートを堆積させ、あるいは前記可動トレイ端を排紙部より天板側の第2シート堆積位置で待機させて底板上にシートを堆積させることにより排出されたシートを仕訳する可動トレイ制御部とを含んでなるシート仕訳装置を備えた画像形成装置であって、
    所定以上の時間間隔で排出される複数のシートを可動トレイ上に堆積させる際、前のシートの排出後に第1シート堆積位置から天板側へ可動トレイを移動して可動トレイ上に堆積されたシートの天面を天板に接触させて前記シートのカールを矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを第1シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させるか、あるいはシートを底板上に堆積させる際、前のシートの排出後に第2シート堆積位置から底板側へ可動トレイを移動して底板上に堆積されたシートの天面を可動トレイの下面に接触させて前記シートのカールを矯正し、次のシートの排出前に可動トレイを第2シート堆積位置へ戻して排出された次のシートを前のシートの上に堆積させる排紙間カール矯正動作を実行するよう制御し、かつ、
    装置の電源オン後に可動トレイを天板側に移動して可動トレイ上のシートをカール矯正するか、可動トレイを底板側に移動して底板上のシートをカール矯正するか、あるいはその両方を行う電源オン時カール矯正動作をさらに実行し、
    排紙間カール矯正動作よりも、電源オン時カール矯正動作のカール矯正時間が長いことを特徴とする画像形成装置。
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