JP2016037259A - シートスライド装置 - Google Patents

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俊介 黒田
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Abstract

【課題】部品の共用化によって、製造者が管理する部品点数を削減することができるシートスライド装置を提供する。【解決手段】スライダー31の全長をロアレール10の全長の1/2以下に設定しつつ、ロアレール10の車両前端側と車両後端側から前後一対で配置し、且つロアレール10の端部側に対応する一端側にプロテクター32を一体に形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、前後方向にシートを移動させ、着座者が所望する位置にシートを固定することができるシートスライド装置に関する。
シートスライド装置は、車体に固定されるロアレール、シート下面に固定されるアッパーレール、およびアッパーレールがロアレール上を移動する際の摩擦を低減する摩擦低減手段を備えている。
特許文献1に示されるシートスライド装置では、摩擦低減手段として、レールの長手方向に沿って伸びる樹脂材からなる樹脂スライダーが広く用いられている。
また、特許文献2に示されるシートスライド装置では、ロアレール端面から着座者を保護するために、プロテクタがロアレールの両端に端部を覆うように装着されている。
実開平1−73430号公報 特開2010−89689号公報
ところで、特許文献1に記載の技術にあっては、樹脂スライダーがロアレールの全長に渡って配置される構成のため、ロアレールの全長に合わせて、様々な寸法の樹脂スライダーを用意しなければならず、管理する部品点数の増大を招いている。
また、特許文献2に記載の技術にあっても、ロアレールの両端にプロテクタを装着する構成のため、部品点数の増大をもたらしている。
そこで、本願発明は上記事情を考慮し、部品の共用化によって、製造者が管理する部品点数を削減することができるシートスライド装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、車両前後方向に沿って延設されるロアレールと、該ロアレールの長手方向に沿って、該ロアレール上を移動自在に組付けられたアッパーレールと、該ロアレールと該アッパーレールとの間に配置されるスライダーと、該ロアレールの端面を覆うプロテクターとを備えたシートスライド装置であって、前記スライダーは、前記ロアレールの長手方向における1/2以下の長さで形成されるとともに、前記ロアレールの車両前端側と車両後端側から前後一対で配置され、且つ前記ロアレールの端部側に対応する一端側に前記プロテクターが一体に形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシートスライド装置において、前記スライダーの他端側に前記ロアレールの側壁面側に向かって突出する嵌合部と、該嵌合部と対向する該ロアレールの側壁面に、該嵌合部と嵌合可能な嵌合受部とを備えることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1、または請求項2に記載のシートスライド装置において、前記ロアレールは、車両前後方向に延びる長方形形状を具備するロア底壁と、該ロア底壁の車幅方向の両端縁から円弧面で構成されるロア下方円弧部を介して、上方に立設するロア側壁と、これら両ロア側壁の上端縁から円弧面で構成されるロア上方円弧部を介して、対向するロア側壁に向かって該ロア底壁と略平行に延在するロア上壁と、該ロア上壁の内端縁から下方に垂下するロア内壁とを備え、前記アッパーレールは、車体前後方向に延びる長方形形状を具備するアッパー天壁と、該アッパー天壁の車幅方向の両端縁から下方に垂下するアッパー側壁と、該アッパー側壁の下端縁から外側斜め上方に立設するアッパー下方斜壁と、該アッパー下方斜壁の上端縁から該アッパー側壁に向かって斜め上方に立設するアッパー上方斜壁とを備え、前記スライダーは、前記ロア下方円弧部と前記アッパー下方斜壁との間、および前記ロア上方円弧部と前記アッパー上方斜壁との間に配置され、前記ロア下方円弧部と前記アッパー下方斜壁との間に長手方向に沿って配置される円柱状部材からなる下方円柱部と、前記ロア上方円弧部と前記アッパー上方斜壁との間に長手方向に沿って配置される円柱状部材からなる上方円柱部と、該上方円柱部と該下方円柱部とを連結する連結部とを備え、前記プロテクターは、前記ロア側壁と前記ロア下方円弧部、および前記ロア底壁の一部とを少なくとも覆うように形成したことを特徴としている。
請求項1の発明において、ロアレールの長手方向長さの半分よりも短く形成されるとともに、ロアレールの車両前端側と車両後端側から前後一対で配置され、且つロアレールの端部側に対応するスライダーの一端側にプロテクターを一体に形成することで、様々なロアレールに適用することができる。これによって、様々な全長のロアレールに対して、1種類のスライダーで対応が可能になり、部品の共用化を図ることができる。
また、スライダーをロアレールの車両前端側と車両後端側から組付ける構成とすることによって、従来のロアレールの全長に渡ってスライダーを組付ける構成とは異なり、スライダーが途中で引っ掛かりにくくなる等によって、組付性が向上する。
さらに、スライダーの一端側にプロテクタを一体で形成することで、プロテクタを別に設ける必要がなくなるため、部品点数を削減することができる。また、スライダーとは別にプロテクターを組付ける工程が削減されるため、さらに組付性が向上する。
請求項2の発明において、スライダーの他端側に設けられた嵌合部をロアレールの嵌合受部に嵌合させることで、スライダーの他端側をロアレールに確実に固定することができる。これによって、アッパーレールが、スライダーとの摺接代が減少した位置から移動する際にも、スライダーの他端側からの異音の発生を防止することができる。
請求項3の発明において、プロテクターをロアレールのロア底壁の一部とロア下方円弧部、およびロア底壁とを覆うことで、ロアレールの端面から着座者を保護することができる。
本発明の第一実施形態を示す分解斜視図である。 本発明の第一実施形態を示し、組立体の側面図である。 一組の摩擦低減手段を示す斜視図である。 ロアレール上をアッパーレールが摺動する様子を示す組立体の模式図で、(a)は全長が最も長いロアレールに摩擦低減手段を配置し、アッパーレールが車両前方側に位置した状態、(b)は全長が最も長いロアレールに摩擦低減手段を配置し、アッパーレールが車両後方側に位置した状態、(c)は全長が最も短いロアレールに摩擦低減手段を配置し、アッパーレールが車両前方側に位置した状態、(d)は全長が最も短いロアレールに摩擦低減手段を配置し、アッパーレールが車両後方側に位置した状態を表している。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図4に示すように、本実施形態は、モータ41を駆動源とする電動式のシートスライド装置1である。また、本実施形態のシートスライド装置1は、車両の床面上に設置され、車両前後方向に沿って延設されるロアレール10と、シート座部(図示せず)の裏面に設置され、ロアレール10の長手方向に沿って、ロアレール10内を移動自在に組付けられたアッパーレール20と、ロアレール10とアッパーレール20との間に配置される摩擦低減手段30と、着座者の操作によって、アッパーレール20を着座者の所望する位置へ移動させる駆動手段40とを備えている。そして、ロアレール10にアッパーレール20と摩擦低減手段30を組み込んだ組立体1aが、シート座部と床面との間に1組、車両前後方向に沿って平行に配置され、これら組立体1aは駆動手段40によって連係されている。
ロアレール10は、車両前後方向に延びる長方形板形状を具備するロア底壁11aと、ロアレール10の側壁面として、ロア底壁11aの車幅方向の両端縁から、上方に立設する1組のロア側壁11bと、これら両ロア側壁11bの上端縁から、対向する各ロア側壁11bに向かってロア底壁11aと略平行に延在する1組のロア上壁11cと、両ロア上壁11cの内端縁からロア底壁11aに向かって下方に垂下する1組のロア内壁11dとで構成されている。なお、平行に対向するロア内壁11d間の間隔は、ロアレール10内に収容されたアッパーレール20が移動可能なように設定されている。
また、ロア底壁11aと各ロア側壁11bは、円弧面で構成されるロア下方円弧部11eによって、滑らかに連続している。また、各ロア側壁11bと各ロア上壁11cも、円弧面で構成されるロア上方円弧部11fによって、滑らかに連続している。そして、ロア底壁11aは、ロアレール10の底部を構成し、車両床面上に固定する際のロア固定部として、ロアボルト(図示せず)を介して車両の床面上に固定される。
ロアレール10は、その断面形状が、ロア底壁11aに直交する対称軸Xに対して線対称となるように、各部の寸法が設定されている。そして、ロアレール10の断面形状が対称軸Xに対して線対称であることから、ロアレール前端の端面形状と、ロアレール後端の端面形状は同一形状となる。
なお、シートスライド装置1は、搭載される車両の車種、仕様によって要求されるスライド量が異なり、スライド量に応じてロアレール10の全長が設定されている。このため、製造者は、同じ断面形状で、全長が異なるロアレール10を複数種類管理している。
アッパーレール20は、車体前後方向に延びる長方形板形状を具備するアッパー天壁21aと、アッパー天壁21aの車幅方向の両端縁から下方に垂下するアッパー側壁21bと、両アッパー側壁21bの下端縁からそれぞれの外側斜め上方に立設するアッパー下方斜壁21cと、両アッパー下方斜壁21cの上端縁から各アッパー側壁21bに向かって斜め上方に立設するアッパー上方斜壁21dとで構成されている。また、アッパー天壁21aは、シート座部の裏側に固定する際のアッパー固定部として、アッパーボルト(図示せず)等を介して、シート座部の裏側に固定される。
なお、アッパーレール20は、アッパー下方斜壁21cとアッパー上方斜壁21dが、ロアレール10内を車両前後方向に沿って移動可能に配置されるように各部の寸法が設定されている。
摩擦低減手段30は、樹脂材を射出成形することによって、一体に形成されるスライダー31とプロテクター32で構成されている。なお、本実施形態の摩擦低減手段30は、図2における右側のロア側壁11bに沿って配置される右側部材30Rと、左側のロア側壁11bに沿って配置される左側部材30Lとで構成されている。そして、右側部材30R、および左側部材30Lは、スライダー31としての右側スライダー31R、および左側スライダー31Lと、プロテクター32としての右側プロテクター32R、および左側プロテクター32Lが、それぞれ一体に形成されている。
スライダー31(右側スライダー31R、左側スライダー31L)は、図2、図3に示すように、円柱状部材からなる下方円柱部34と、下方円柱部34よりも小径の円柱状部材からなる上方円柱部35を備えている。下方円柱部34は、ロア下方円弧部11eとアッパー下方斜壁21cとの間に長手方向に沿って配置され、上方円柱部35は、ロア上方円弧部11fとアッパー上方斜壁21dとの間に長手方向に沿って配置されている。下方円柱部34には、対向するアッパー下方斜壁21cと接する部位に、アッパー下方斜壁21cから離間するように凹む摩擦低減凹部36が、長手方向に所定の寸法毎に間隔を空けて複数形成されている。また、上方円柱部35にも、対向するアッパー上方斜壁21dと接する部位に、アッパー上方斜壁21dから離間するように凹む摩擦低減凹部36が、下方円柱部34と同様の間隔で、長手方向に沿って複数形成されている。
下方円柱部34と上方円柱部35とは、複数の連結部37によって連結され、下方円柱部34と上方円柱部35との間に、スライダー31の長手方向に沿った長孔状のスリット37aが形成されている。スリット37a部分の下方円柱部34と上方円柱部35が撓むことで、ロアレール10のロア下方円弧部11eとアッパー下方斜壁21cとの間隔、およびロア上方円弧部11fとアッパー上方斜壁21dとの間隔のばらつきが吸収される。また、スリット37aの中間部には、上方円柱部35から下方円柱部34に向かって規制台座37bが形成されている。そして、連結部37と規制台座37bのロア側壁11bに面した側には、固定突起(嵌合部)38、または規制突起39がロア側壁11bに向かって突設されている。固定突起38は、ロアレール10両端部に位置する連結部37に設定され、残りの連結部37と規制台座37bに規制突起39が設定されている。
固定突起38は、L字形状を有する突起からなり、ロア側壁11bに開口する貫通孔からなる固定孔(嵌合受部)13に挿嵌されることで、スライダー31の他端側をロア側壁11b上に固定している。規制突起39は、断面矩形形状を有する突起からなり、ロア側壁11bに開口する貫通孔からなる規制孔14に挿入され、ロア側壁11bの壁面に沿った方向に対して係合することで、スライダー31の変位を規制している。
なお、スライダー31の全長は、製造者が管理する様々な全長のロアレール10の内で、全長が最も短いロアレール10の全長の1/2以下に設定されている。これにより、スライダー31にプロテクター32が一体に形成された摩擦低減手段30を、ロアレール10の車両前端側と車両後端側から、前側摩擦低減手段30Fと後側摩擦低減手段30Bとに2分割し、前後一対で配置することが可能となっている。
プロテクター32(右側プロテクター32R、左側プロテクター32L)は、ロアレールの端面から着座者の足下を保護するために、ロアレール10の両端に配置される。つまり、前側摩擦低減手段30Fを構成する右側スライダー31R、および左側スライダー31Lのロアレールの前端部側に対応する各一端側に、両プロテクター32R,32Lがそれぞれ一体に形成されるとともに、後側摩擦低減手段30Bを構成する右側スライダー31R、および左側スライダー31Lのロアレールの後端部側に対応する各一端側に、両プロテクター32R,32Lがそれぞれ一体に形成されている。本実施形態のプロテクター32は、一方の端面に対して、図2のロアレールの端面における左右のロア側壁11bと、ロア側壁11bに連続するロア下方円弧部11e、およびロア底壁11aの一部とを覆うように形成された左右2部品(右側プロテクター32R、左側プロテクター32L)によって構成されている。
このようなスライダー31とプロテクター32が一体に形成された右側部材30R、および左側部材30Lによって摩擦低減手段30は構成されている。そして、ロアレール10の断面形状が線対称であることから、前側摩擦低減手段30Fと後側摩擦低減手段30Bは、同一形状の部材が共用されている。つまり、摩擦低減手段30は、ロアレール10に組付けられた状態で、長手方向に対して、前側摩擦低減手段30Fと後側摩擦低減手段30Bに2分割されており、1台の組立体1aに対して、同一形状の部材が2組組込まれている。
駆動手段40は、駆動源として駆動力を発生するモータ41と、各アッパーレール20の一端に配置され、モータ41の出力軸41aの回転数を減じる減速機構43と、軸周りに回転自在の状態でアッパーレール20内に、軸支板44を介して軸支され、軸周りに雄ネジが形成されたスクリューシャフト45と、具備する雌ネジ部46aが、スクリューシャフト45の雄ネジ部45aに螺合した状態で、ロアレール10に固定ボルト50で固定される雌ネジ部材46とで構成されている。
また、モータ41は、両アッパーレール20間に配置され、正転、逆転可能に制御される。なお、減速機構43は、モータ41の出力軸41aに連係している。減速機構43は、複数の歯車(図示せず)によって構成されている。
次に、組立体1aの組立手順を示す。まず、スクリューシャフト45が螺合した雌ネジ部材46をロアレール10内に挿入し、固定ボルト50で雌ネジ部材46をロアレール10に固定する。そして、アッパーレール20をロアレール10に挿入する。次に、アッパーレール20とロアレール10の間にスライダー31を挿入しつつ、固定突起38を固定孔13に挿嵌するとともに、規制突起39を規制孔14に挿入する。次に、スクリューシャフト45の両端に軸支板44を組付け、スクリューシャフト45をアッパーレール20に軸支する。そして、減速機構43をアッパーレール20に組付けつつ、スクリューシャフト45に連係させる。さらに、モータ41の出力軸41aを減速機構43に連係させる。
上記構成において、着座者がシートスライド装置1を操作すると、モータ41が駆動して、出力軸41aが回転し、減速機構43を介して、スクリューシャフト45が回転する。スクリューシャフト45と螺合する雌ネジ部材46はロアレール10に固定されているため、スクリューシャフト45を軸支するアッパーレール20がシート(図示せず)とともに、スクリューシャフト45の回転によって、ロアレール10の長手方向(車両前後方向)に沿って移動する。
このような上記構成によって、スライダー31の全長を製造者が管理する様々な全長のロアレール10内で、全長が最も短いロアレール10の1/2以下に設定することで、製造者が管理する全長の最も長いロアレール10にもスライダー31を適用することができる。これによって、様々な全長のロアレール10に対して、1種類の摩擦低減手段30で対応が可能になり、部品の共用化を図ることができる。
また、スライダー31をロアレール10の車両前端側と車両後端側から組付ける構成とすることによって、従来のロアレールの全長に渡ってスライダー31を組付ける構成とは異なり、スライダー31が途中で引っ掛かりにくくなる等によって、組付性が向上する。
そして、スライダー31の一端側にプロテクタを一体で形成することで、プロテクタを別に設ける必要がなくなるため、部品点数を削減することができる。また、スライダー31とは別にプロテクター32を組付ける工程が削減されるため、組付性が向上する。
さらに、摩擦低減手段30を前側摩擦低減手段30Fと後側摩擦低減手段30Bに2分割し、前側摩擦低減手段30Fをロアレール10の前端側に組付け、後側摩擦低減手段30Bをロアレール10の後端側に組付ける構成とすることで、図5に示すように、スライダー31が配置されない領域が、ロアレール10の中央部に形成される。これにより、アッパーレール20とロアレール10が摺接する前方側の摺接端と後方側の摺接端に配置されているため、様々な全長のロアレールに対応が可能になり、ロアレール10とアッパーレール20との間のガタツキを抑制しつつ、部品の共用化を行なうことができる。
また、スライダー31の他端側に設けられた固定突起38をロアレール10の固定孔13に嵌合させることで、スライダー31の他端側をロアレール10に確実に固定することができる。これによって、アッパーレール20が、スライダー31との摺接代が減少した位置から移動する際にも、スライダー31が車両前後方向、および車幅方向にガタつかないため、スライダー31の他端側からの異音の発生を防止することができる。
ロアレール10の断面形状が対称軸Xに対して線対称であることによって、車両前端側と車両後端側から組付けるスライダー31を同一部材とすることができるため、さらなる部品の共用化を図ることができる。
なお、本実施形態の摩擦低減手段30では、右側部材30Rと左側部材30Lが別部品として構成されているが、両部材30R,30Lの右側プロテクター32Rと左側プロテクター32Lが一体となるように成形して、1部品とすることも可能である。そして、このような構成とすることで、製造者が管理する部品点数をさらに削減することができる。
また、本実施形態の摩擦低減手段30では、前側摩擦低減手段30Fと後側摩擦低減手段30Bの全長が同一となるように設定されているが、前側摩擦低減手段30Fの全長を後側摩擦低減手段30Bの全長よりも短くする等、前側と後側で全長が異なる構成としてもよい。
また、本実施形態では、電動式のシートスライド装置に適用した場合の構成について説明したが、手動式のシートスライド装置に適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
1…シートスライド装置
10…ロアレール
11a…ロア底壁
11b…ロア側壁
11c…ロア上壁
11d…ロア内壁
11e…ロア下方円弧部
11f…ロア上方円弧部
13…嵌合受部(固定孔)
20…アッパーレール
21a…アッパー天壁
21b…アッパー側壁
21c…アッパー下方斜壁
21d…アッパー上方斜壁
31…スライダー
32…プロテクター
38…嵌合部(固定突起)
X…対称軸

Claims (3)

  1. 車両前後方向に沿って延設されるロアレールと、
    該ロアレールの長手方向に沿って、該ロアレール上を移動自在に組付けられたアッパーレールと、
    該ロアレールと該アッパーレールとの間に配置されるスライダーと、
    該ロアレールの端面を覆うプロテクターとを備えたシートスライド装置であって、
    前記スライダーは、
    前記ロアレールの長手方向における1/2以下の長さで形成されるとともに、
    前記ロアレールの車両前端側と車両後端側から前後一対で配置され、
    且つ前記ロアレールの端部側に対応する一端側に前記プロテクターが一体に形成されていることを特徴とするシートスライド装置。
  2. 請求項1に記載のシートスライド装置において、
    前記スライダーの他端側に前記ロアレールの側壁面側に向かって突出する嵌合部と、
    該嵌合部と対向する該ロアレールの側壁面に、該嵌合部と嵌合可能な嵌合受部とを備えることを特徴とするシートスライド装置。
  3. 請求項1、または請求項2に記載のシートスライド装置において、
    前記ロアレールは、
    車両前後方向に延びる長方形形状を具備するロア底壁と、
    該ロア底壁の車幅方向の両端縁から円弧面で構成されるロア下方円弧部を介して、上方に立設するロア側壁と、
    これら両ロア側壁の上端縁から円弧面で構成されるロア上方円弧部を介して、対向するロア側壁に向かって該ロア底壁と略平行に延在するロア上壁と、
    該ロア上壁の内端縁から下方に垂下するロア内壁とを備え、
    前記アッパーレールは、
    車体前後方向に延びる長方形形状を具備するアッパー天壁と、
    該アッパー天壁の車幅方向の両端縁から下方に垂下するアッパー側壁と、
    該アッパー側壁の下端縁から外側斜め上方に立設するアッパー下方斜壁と、
    該アッパー下方斜壁の上端縁から該アッパー側壁に向かって斜め上方に立設するアッパー上方斜壁とを備え、
    前記スライダーは、
    前記ロア下方円弧部と前記アッパー下方斜壁との間、および前記ロア上方円弧部と前記アッパー上方斜壁との間に配置され、
    前記ロア下方円弧部と前記アッパー下方斜壁との間に長手方向に沿って配置される円柱状部材からなる下方円柱部と、
    前記ロア上方円弧部と前記アッパー上方斜壁との間に長手方向に沿って配置される円柱状部材からなる上方円柱部と、
    該上方円柱部と該下方円柱部とを連結する連結部とを備え、
    前記プロテクターは、
    前記ロア側壁と前記ロア下方円弧部、および前記ロア底壁の一部とを少なくとも覆うように形成したことを特徴とするシートスライド装置。
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