JP5619346B2 - キャスター旋回規制装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、椅子、家具の如き移動物体の下面に取り付けられ任意の方向に旋回しながら移動物体を滑動することができるキャスターの旋回を規制することができるキャスター旋回規制装置の改良に関するものである。
例えば、家具の下面に取り付けられて家具を任意の方向に滑動する場合、キャスターの車輪の向きが一定の向きになるように規制することが要求されることがあり、このような要求に対応するために、キャスターの車輪保持枠が旋回しないで一定の向きに維持するように規制するキャスター旋回規制装置が用いられている。
従来技術のキャスター旋回規制装置は、キャスターの車輪保持枠を旋回自在に保持する取付け部材とは別個にこのキャスター用取付け部材に隣接して物体の下面に取り付けられた規制装置用取付け部材とこの規制装置用取付け部材に摺動自在に取り付けられ前記車輪保持枠に係合して前記車輪保持枠の旋回を規制する規制位置と前記車輪保持枠から離反して車輪保持枠の旋回を許す規制解除位置との間を進退するように摺動自在に取り付けられた規制部材とから成っている(特許文献1及び2参照)。
このような構造のキャスター旋回規制装置は、キャスターに隣接しているが、キャスターとは別個の位置に設けられているので、キャスター旋回規制装置は、手で規制部材を進退する必要があるため、物体の隅部にはキャスター旋回規制装置が位置し、キャスター自体は、物体の隅部よりも奥の方に設置されることになり、物体を安定状態で滑動したり位置保持したりすることができなくなり、またキャスターとその旋回規制装置付きキャスターの設置面積が大きくなる上に、キャスターとその旋回規制装置との構成部材が別個であるので、組立作業が面倒となる欠点があった。
実開平2−145502号公報 特開平5−254307号公報
本発明が解決しようとする第1の課題は、キャスター自体を物体の隅部に取り付けて物体を安定状態で滑動したり位置保持したりすることができるキャスター旋回規制装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする第2の課題は、キャスターも含めた組立作業を容易にすることができるキャスター旋回規制装置を提供することにある。
本発明の課題解決手段は、
物体の下面に旋回自在に取り付けられた車輪保持枠と前記車輪保持枠に回転自在に支持された車輪とから成るキャスターの前記車輪保持枠の旋回を規制するキャスター旋回規制装置において、
前記車輪保持枠に係合して前記車輪保持枠の旋回を規制するように係合する係合部を有する規制部材と、前記係合部が前記車輪保持枠に係合するように前記規制部材を前記物体の下面に直接又は間接的に着脱自在に保持する保持手段とを備えていること、および、
前記規制部材の前記係合部と前記保持手段の少なくとも一部とが一体であるとともに、その一体のものは、前記車輪保持枠からの係合が解除されるように、前記物体の下面から又は前記車輪保持枠を前記物体の下面に取り付ける取付け部材から取外し可能であること、および、
前記規制部材の前記係合部と前記車輪保持枠とが係合したときには、前記係合部が前記車輪保持枠をその両側から挟みつけて前記車輪保持枠の旋回を規制すること
を特徴とするキャスター旋回規制装置
を提供することにある。
本発明の課題解決手段において、保持手段は、規制部材をキャスターが取り付けられる物体の下面に直接保持してもよいし、物体の下面に取り付けられた固定部材又はキャスターの取付け部材を介して間接的に保持してもよい。
保持手段が規制部材をキャスターの取付け部材に保持する場合、この保持手段は、キャスターの取付け部材に設けられた保持部と規制部材に設けられ保持部に着脱自在に保持される被保持部とから成っている形態とすることができる。
この場合、保持手段の保持部と被保持部とは、それぞれ、1対のレールとこの1対のレールに係合する1対の凹溝の一方と他方とすることができ、例えば、保持部を1対のレールとし、被保持部を1対の凹溝とすることができる。
保持手段は、規制部材を取り付け部材又は固定部材に固定する固定具を含むのが好ましく、この固定具は、例えば、ねじ又は弾性ばねとすることができる。
本発明の課題解決手段において、規制部材の係合部は、キャスターの車輪保持枠の一部に被さるように係合する車輪保持枠係合面であるのが好ましい。
本発明によれば、キャスター旋回規制装置を構成する規制部材やその保持手段は、キャスターとは別個の位置ではなく、キャスターの車輪保持枠付近の物体の下面に直接又はキャスターの下方に設けられた固定部材あるいはキャスターの取付け部材に取り付けられるので、キャスター旋回規制装置の取付け位置は、キャスターの取付け位置又はそれに重合した位置となり、キャスター自体を物体の隅部に取り付けて物体を安定状態で滑動したり、位置保持したりすることができる。
また、キャスター旋回規制装置の取付け位置は、キャスターの取付け位置又はそれに重合した位置となって設置面積が小さくなる上に旋回規制装置の一部がキャスターの構成部材とすることができるので、キャスターを含む組立作業を容易に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、図1及び図2は、本発明のキャスター旋回規制装置20を備えたキャスター10を示し、図1の状態は、キャスター旋回規制装置20の非規制状態であり、図2の状態は、キャスター旋回規制装置20の規制状態である。
キャスター10は、物体1(図1(B)(D)、図2(B)乃至(D),(F)及び図3(B)乃至(E)参照)の下面に固定される取付け部材12と、この取付け部材12に旋回自在に取り付けられた車輪保持枠14と、この車輪保持枠14に回転自在に支持された車輪16とを含んでいる。
取付け部材12は、図3(B)乃至(E)及び図4から解るように、物体1の下面1Bに係合する略四角形の上板12Uとこの上板12Uの下面に取り付けられた略コ字形の下板12Dとから成っている。
上板12Uは、中央に設けられ旋回軸14Sが貫通して支持される軸支持孔12UH1と四隅に設けられ取付け部材12を物体1に取り付ける取付けねじ貫通用の4つのねじ貫通孔12UH2とを有する。
下板12Dは、図5に示すように、一側の立上り片12DRに設けられて後に述べる旋回規制装置の規制部材をねじ(固定具)で固定するねじ孔12DH1と、上板12Uの4つのねじ貫通孔12UH2に整列する4つのねじ貫通孔12DH2とを有する。
取付け部材12は、その4つのねじ貫通孔12U2と12DH2とを貫通する図示しないねじによって物体1に取り付けられる。この取付け部材12の下板12Dの幅は、上板12Uの幅よりも大きく設定されていて下板12Dの両縁端が上板12Uの両側から水平に突出して後に述べるように、旋回規制装置20の保持手段の一部(レール部)を構成している。
車輪保持枠14は、特に、図1(D)、図2(F)及び図3(E)に示すように、取付け部材12の上板12Uの軸支持孔12UH1を貫通し加締め付けして取り付けられた旋回軸14Sにブッシュ14SBを介して回転自在に支持されている。図1(D)から解るように、車輪保持枠14は、その一方側に変位して旋回軸14Sに支持されている。
車輪16は、図1(D)、図2(F)に示すように、回転軸16Sによって車輪保持枠14に回転自在に支持されている。なお、図示していないが、この車輪16は、物体1が移動しないように回転を阻止するロック手段によってロックされる。
本発明のキャスター旋回規制装置20は、キャスター10の車輪保持枠14に係合して車輪保持枠14の旋回を規制する係合部22を有する規制部材24と、この規制部材24の係合部22が車輪保持枠14に係合して車輪16の旋回を規制するように、規制部材24を物体1の下面1Bに着脱自在に保持する保持手段26とを備えている。図1及び図2の形態では、規制部材24は、キャスター10の取付け部材12に保持されるようにしている。
規制部材24の係合部22は、特に、図2(F)から解るように、車輪保持枠14の旋回軸14S側の露出外面14OFを覆うカバー状湾曲規制片24Cの下縁24CEから成っており、この係合部22は、規制部材24の規制位置(図2参照)で車輪保持枠14の下方部分に係合して車輪保持枠14の旋回を阻止している。
図示の形態では、規制部材24の湾曲規制片24Cは、旋回規制位置では車輪支持枠14の露出面(車輪16からはみ出る部分の外面)に被さるように、外面壁24COとその両側に一体に形成された1対の側面壁24CSとから成っている。なお、側面壁24CSは、車輪16に干渉することがないように、円弧状に切欠かれており、この切欠きは、符号24CSNで示されている。
保持手段26は、キャスター10の取付け部材12に設けられた保持部26Aと規制部材24に設けられ保持部26Aに着脱自在に保持される被保持部26Bとから成っている。
図示の形態では、保持部26Aは、キャスタ−10の取付け部材12の下板12Dの上板12Uの両側から水平に突出する側縁から成る1対のレール26ARから成り、被保持部26Bは、規制部材24に設けられ1対のレール26ARに摺動自在に係合する1対の凹溝26BGから成っている。
図示の形態では、1対の凹溝26BGは、規制部材24の湾曲規制片24Cの上縁に一体に水平に延長して形成された左右1対のL字形保持片24Lの相対する内面に形成され、また規制片24Cの外面壁24COの上縁は、このL字形保持片24Lの垂直部分に連続するように延びており、この延長部分には、規制部材24の旋回規制位置で取付け部材12の下板12Dのねじ孔12DH2に整列するねじ貫通孔26BHを有する。
図2及び図4(C)に示すように、規制部材24がキャスター10の旋回規制位置に取り付けられた状態でねじ(固定具)26Tが規制部材24のねじ貫通孔26BHを貫通し取付け部材12のねじ孔12DHにねじ込んでキャスター旋回規制装置20の規制部材24がキャスター10の取付け部材12に取り付けられて固定されるようにしている。
次に、本発明のキャスター旋回規制装置20の使用状態を述べると、キャスター10が取り付けられた物体1を任意の位置に滑動する場合には、図1及び図3に示すように、キャスター10からキャスター旋回規制装置20の規制部材24を取り外し、キャスター10の車輪保持枠14を旋回軸14Sを中心に任意の方向に旋回しながら物体10を押す。
物体1を一定の方向に滑動するか、所定の位置に停止する場合には、キャスター旋回規制装置20の規制部材24をキャスター10に取り付けるが、この取付け作業は、規制片24Cの下縁24CEである係合部22を車輪保持枠16に係合するまで、規制部材24の被保持部26Bの1対の凹溝24BGをキャスター10の取付け部材12の保持部26Aのレール部26ARに嵌合して行われ、その後、被保持部26Bのねじ貫通孔26BHにねじ(固定具)26Tを貫通し、キャスター10の取付け部材12の下板12Dのねじ孔12DH1にねじ込んで規制部材24をキャスター10に固定する。
キャスター旋回規制装置20は、キャスター10に対して進退するだけではなく、キャスター10の取付け部材12に対して着脱自在にして取り付けられるので、非規制位置では、規制部材24は、キャスター10から完全に取り外され、従来技術のように、規制部材をキャスターから後退する位置で保持する必要はなく、従ってキャスター10を物体1の四隅に取り付けることができる。これは、物体1を安定状態で滑動するようにすることができ、また物体1を所定の停止位置で安定した状態で位置保持することができる。
また、この旋回規制装置20付きキャスター10は、キャスター10物体1の下面に着脱自在に取り付けられ、特に旋回規制装置20を非規制状態で物体の下面に保持するように取り付けることを必要としないので、組立作業が容易であることが解る。
本発明の第2の実施の形態によるキャスター旋回規制装置20が図7に示されており、この実施の形態では、旋回軸14Sは、取付け部材12を介することなく、物体1の下面1B(図示せず)に直接取り付けられ、規制部材24を保持する保持手段26は、規制部材24を保持する固定部材26Fを有する。この固定部材26Fは、図7(A)から解るように、略U字形の1つの板の形態であり、規制部材24の保持手段26の保持部26Aであるレール部26ARは、この板状固定部材26Fの両側の端縁を鍔状に下方に折り曲げ成形した部分から成っていることを除いて図1乃至図6の実施の形態と同じであり、この実施の形態の旋回規制装置20も同様の効果を有する。なお、ねじTがねじ込まれるねじ孔26FHは、この固定部材26Fの立上がり片26FRに設けられている。
なお、上記2つの実施の形態では、保持手段26の保持部26Aをレール状とし、被保持部26Bを凹溝状としたが、これらは、逆であってもよい。
本発明の更に他の実施の形態が図8乃至図12に示されており、以下、これらの実施の形態を述べる。
本発明の第3の実施の形態が図8に示されており、この実施の形態では、図7の実施の形態と同様に、旋回軸14Sは、物体1の下面1Bに取り付けられ、キャスター旋回規制装置20の規制部材24は、略コ字形の保持板24Pを有し、この保持板24Pに図1乃至図3の規制部材24と同様のカバー状湾曲規制片24Cが一体に形成されている。保持手段26は、この保持板24Pから成り、この保持板24Pに設けられた4つのねじ貫通孔24PHを貫通して物体の下面(図示せず)にねじ込むねじ(固定具)26Tによって規制部材24を物体の下面に保持し固定している。
この実施の形態において、キャスター10を旋回規制するためには、図8(B)に示すように、規制部材24の保持板24Pのコ字形切欠き24PNに旋回軸14Sが嵌り込むようにして、係合部22が車輪保持枠14に係合するまで規制部材24をキャスター10と物体1の下面1Bとの間に入り込ませ、保持板24Pのねじ貫通孔24PHにねじ26THを貫通し、物体1の下面1Bの相応する位置に予め設けられた4つのねじ孔(図示せず)にねじ込んで規制部材24を物体1の下面1B(図示せず)に取り付ける。旋回規制を解除するためには、4つのねじ26Tを外し、規制部材24をキャスター10と物体1の下面1B(図示せず)との間から引き抜く。
本発明の第4の実施の形態が図9に示されており、この実施の形態では、旋回軸(図示せず)は、略正方形の板状取付け部材12に取付けられ、この取付け部材12は、その四隅にねじ(図示せず)が貫通するねじ貫通孔12Hを有し、これらのねじ貫通孔12Hを貫通するねじを物体1の下面1B(図示せず)にねじ込んでこの物体の下面に固定される。
キャスター旋回規制装置20の規制部材24は、略コ字形の溝24PG付き保持板24Pを有し、この保持板24Pに図1乃至図3の規制部材24と同様のカバー状湾曲規制片24Cが一体に形成されている。保持手段26は、この保持板24Pから成り、この保持板24Pの略コ字形溝24PGに板状取付け部材12が入り込むように規制部材24を板状取付け部材12に嵌め込んで規制部材24をこの取付け部材12を介して物体の下面に保持するようにしている。
取付け部材12と保持板24Pの溝24PGに対応する壁部分とに整列するねじ孔26AH、26BHがそれぞれ設けられ、これらのねじ孔26AH、26BHにねじ26Tをねじ込んで取付け部材12に規制部材24を固定している。
この実施の形態において、キャスター10を旋回規制するためには、図9(B)に示すように、規制部材24の係合部22が車輪保持枠14に係合するまで、規制部材24の保持板24Pの溝24PGに板状取付け部材12が入り込むように規制部材24を取付け部材12に嵌め込ませ、保持板24Pのねじ孔26BHと取付け部材12のねじ孔26AHにねじ26Tをねじ込んで、規制部材24を取付け部材12を介して物体の下面に取り付ける。旋回規制24の規制を解除するためには、ねじ26Tを外し、規制部材24を取付け部材12から引き外す。
本発明の第5の実施の形態が図10に示されており、この実施の形態では、第4の実施の形態の規制部材24のねじ孔26BHに代えて規制部材24の溝24PG付き保持板24Pに板状取付け部材12の4つのねじ貫通孔12Hのうち2つのねじ貫通孔12H(図10(A)の右側の長辺に沿って設けられた2つのねじ貫通孔)に整列した2つのねじ貫通孔24PHが設けられ、板状取付け部材12の他の2つのねじ貫通孔12Hを塞ぐことがないように嵌め込み方向の長さを短くしていることを除いて、第4の実施の形態の規制部材24と同じである。取付け部材12は、旋回非規制状態では、4つのねじ貫通孔12Hに4つのねじ26Tを貫通し、これらのねじ26Tを直接物体1の下面1B(図示せず)にねじ込んでこの物体1の下面1Bに取り付けられる。
一方、キャスター10を旋回規制するためには、取付け部材12から4つのねじ26Tのうち、規制部材24を差し込む方向の手前側の2つねじ26Tを外し、図10(B)に示すように、規制部材24の係合部22が車輪保持枠14に係合するまで、規制部材24の保持板24Pの溝24PGに板状取付け部材12が入り込むように規制部材24を取付け部材12に嵌め込ませ、取付け部材12の4つのねじ貫通孔12Hのうち保持板24Pのねじ貫通孔12Hに整列する2つのねじ貫通孔12Hと保持板24Pのねじ貫通孔24PHとにねじ26Tを貫通し、物体の下面にねじ込んで、規制部材24を取付け部材12と共に物体の下面に取り付ける。旋回規制24の規制を解除するためには、保持板24Pを貫通する2つのねじ26Tを外し、規制部材24を取付け部材12から引き外し、これらの2つのねじ26Tを取付け部材12を介して物体の下面にねじ込んで取付け部材12を物体の下面に取り付ける。
本発明の第6の実施の形態が図11に示され、この実施の形態は、第4の実施の形態のねじ孔26AHに代えて規制部材24の湾曲規制片24Cの外面に縦ねじ貫通孔24CHを有する膨出部24CBを設けてキャスター10の旋回規制状態では、このねじ貫通孔24CHにねじ26Tを貫通し、このねじ26Tを物体1の下面1B(図示せず)の相応する位置に設けられた図示しないねじ孔にねじ込んで規制部材24をこの物体の下面に固定することを除いて第4の実施の形態と同じである。
本発明の第7の実施の形態が図12に示され、この実施の形態は、第4の実施の形態のねじ孔26AHに代えて取付け部材12の両側面に弾性板ばね12Sを取付け、規制部材24の保持板24Pの溝24PGの内面にこれらの弾性板ばね12Sが係入するへこみ24PGRを設けたことを除いて第4の実施の形態と同じである。
この実施の形態において、キャスター10を旋回規制状態にする際には、弾性板ばね12Sが弾性変形しながら規制部材24の保持板24Pの溝24PG内に入り込むように、規制部材24の係合部22が車輪保持枠14に係合するまで規制部材24を取付け部材12に嵌り込ませるが、この時、弾性板ばね12Sがへこみ24PGRに対応してこれらのへこみ24PGR内に係入するので、規制部材24は、取付け部材12を介して物体1の下面1B(図示せず)に固定される。
本発明によれば、キャスター旋回規制装置の規制部材をキャスターの車輪保持枠の下方に位置するように物体の下面に直接又は間接的に着脱自在に取り付けるようにしたので、キャスターを物体の四隅に取り付けて物体を安定に維持することができ、また規制部材は、キャスターの一部を介して又は直接物体の下面に保持するようにしたので、物体への組み付けが容易であり、産業上の利用性が大きい。
本発明の第1の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターの非規制状態を示し、同図(A)乃至(C)は、それぞれ、その上面図、側面図及び下面図であり、また同図(D)は、同図(A)のD−D線断面図である。 図1のキャスターのみを示し、同図(A)乃至(E)は、そえぞれ、その上面図、側面図、正面図、背面図及び下面図であり、また同図(F)は、同図(C)のF−F線断面図である。 本発明の旋回規制装置付きキャスターの規制状態を示し、同図(A)乃至(D)は、それぞれ、その上面図、側面図、正面図及び背面図であり、また同図(E)は、同図(B)のE−E線断面図である。 図1と同様の非規制状態にある旋回規制装置付きキャスターの斜視図である。 キャスターの取付け部材の上板を示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、上面図及び右側面図である。 規制部材を示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、正面図及び背面図である。 本発明の第2の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターを示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、規制状態の下向き斜視図及び非規制状態の上向き斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターを示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、規制状態の下向き斜視図及び非規制状態の上向き斜視図である。 本発明の第4の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターを示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、規制状態の下向き斜視図及び非規制状態の上向き斜視図である。 本発明の第5の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターを示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、規制状態の下向き斜視図及び非規制状態の上向き斜視図である。 本発明の第6の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターを示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、規制状態の下向き斜視図及び非規制状態の上向き斜視図である。 本発明の第7の実施の形態による旋回規制装置付きキャスターを示し、同図(A)及び(B)は、それぞれ、非規制状態の下向き斜視図及び規制状態の上向き斜視図である。
符号の説明
1 物体
1B 下面
10 キャスター
12 取付け部材
12U 上板
12UH1 軸支持孔
12UH2 ねじ貫通孔
12D 下板
12DE 側縁
12DR 立上り片
12DH1 ねじ孔
12DH2 ねじ貫通孔
12H ねじ貫通孔
12S 弾性板ばね(固定具)
14 車輪保持枠
14OF 外面
14S 旋回軸
14SB ブッシュ
16 車輪
16S 回転軸
20 キャスター旋回規制装置
22 係合部
24 規制部材
24C カバー状湾曲規制片
24CE カバー状湾曲規制片24の下縁
24CH 縦ねじ貫通孔
24CB 膨出部
24CO 外面壁
24CS 側面壁
24CSN 切欠き
24P 保持板
24PG 溝
24PGR へこみ
24PH ねじ貫通孔
24PN コ字形切欠き
26 保持手段
26A 保持部
26AH、26BH ねじ孔
26AL 1対のL字形保持片
26AR 1対のレール
26B 被保持部
26BG 1対の凹溝
26BH ねじ貫通孔
26F 固定部材
26FR 立上り片
26FH ねじ孔
26T ねじ(固定具)

Claims (7)

  1. 物体の下面に旋回自在に取り付けられた車輪保持枠と前記車輪保持枠に回転自在に支持された車輪とから成るキャスターの前記車輪保持枠の旋回を規制するキャスター旋回規制装置において、
    前記車輪保持枠に係合して前記車輪保持枠の旋回を規制するように係合する係合部を有する規制部材と、前記係合部が前記車輪保持枠に係合するように前記規制部材を前記物体の下面に直接又は間接的に着脱自在に保持する保持手段とを備えていること、および、
    前記規制部材の前記係合部と前記保持手段の少なくとも一部とが一体であるとともに、その一体のものは、前記車輪保持枠からの係合が解除されるように、前記物体の下面から又は前記車輪保持枠を前記物体の下面に取り付ける取付け部材から取外し可能であること、および、
    前記規制部材の前記係合部と前記車輪保持枠とが係合したときには、前記係合部が前記車輪保持枠をその両側から挟みつけて前記車輪保持枠の旋回を規制すること
    を特徴とするキャスター旋回規制装置。
  2. 請求項1に記載のキャスター旋回規制装置であって、前記保持手段は、前記キャスターの取付け部材に設けられた保持部と前記規制部材に設けられ前記保持部に着脱自在に保持される被保持部とから成っていることを特徴とするキャスター旋回規制装置。
  3. 請求項2に記載のキャスター旋回規制装置であって、前記保持手段の保持部と被保持部とは、それぞれ、1対のレールと前記1対のレールに係合する1対の凹溝の一方と他方であることを特徴とするキャスター旋回規制装置。
  4. 請求項3に記載のキャスター旋回規制装置であって、前記保持部は、前記1対のレールであり、前記被保持部は、前記1対の凹溝であることを特徴とするキャスター旋回規制装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のキャスター旋回規制装置であって、前記保持手段は、前記規制部材を前記取り付け部材に固定する固定具を含むことを特徴とするキャスター旋回規制装置。
  6. 請求項5に記載のキャスター旋回規制装置であって、前記固定具は、ねじ又は弾性ばねであることを特徴とするキャスター旋回規制装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のキャスター旋回規制装置であって、前記規制部材の係合部は、前記キャスターの車輪保持枠の一部に被さるように係合する車輪保持枠係合面であることを特徴とするキャスター旋回規制装置。
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