JP2007216699A - キャスタの旋回規制部材、旋回規制装置、および旋回規制方法 - Google Patents

キャスタの旋回規制部材、旋回規制装置、および旋回規制方法 Download PDF

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Michihiro Hotta
道広 堀田
Tsutomu Kakiuchi
勉 垣内
Hiroyuki Iwata
浩享 岩田
Toshihisa Hioki
寿久 日置
Hiroshi Tomita
浩史 富田
Yoshikazu Shimizu
慶和 清水
Takeshi Sawada
健 澤田
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Abstract

【課題】キャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価であり、かつ汎用性のあるキャスタの旋回規制部材を提供する。
【解決手段】旋回自在なキャスタ20を取り付ける角パイプや丸パイプなどの足(構造部材)27に掛ける掛止部41と、足に取り付けて設ける段付きねじ(係合部材)42に係合して位置決めする例えば孔形状の位置決め部43と、キャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする例えば板状の規制部44とを一体的に形成するキャスタ20の旋回規制部材40である。規制部44には、キャスタ20と接触してその旋回を規制する規制凸部を、例えば半球状に突出して形成するとよい。
【選択図】図4

Description

この発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に取り付けて、それから排出される画像記録済みの記録材に後処理を施す後処理装置などにおいて、キャスタの旋回を規制してその後処理装置などを一定方向にのみ移動可能とするキャスタの旋回規制部材、旋回規制装置、および旋回規制方法に関する。
従来、画像形成装置やその後処理装置などでは、旋回自在なキャスタを備えて全方位に自由に移動可能とし、設置後は簡単に移動しないようにロック機構でロックしてキャスタの回転を規制していた。
ところが、後処理装置などでは、設置後において、用紙ジャムが発生したときなど、画像形成装置から取り外してジャム紙を除去する必要がある。このようなときのため、キャスタの旋回規制装置を備え、キャスタの旋回を規制して後処理装置などを一定方向にのみ移動可能とすることが行われている。
従来、キャスタの旋回規制装置には、キャスタ自体に旋回を規制する機構を設けるものと、キャスタとは別個に旋回を規制する機構を独立して設けるものとがあった。
特許第2811272号公報
しかしながら、キャスタ自体に旋回を規制する機構を設けるものでは、キャスタの構成が複雑となって、キャスタが高価となる問題があった。他方、キャスタとは別個に旋回を規制する機構を独立して設けるものでは、そのキャスタ専用のものとなってしまい汎用性に乏しかった。
そこで、この発明の第1の目的は、キャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価であり、かつ汎用性のあるキャスタの旋回規制部材を提供することにある。
この発明の第2の目的は、キャスタの旋回を規制しながら、キャスタを一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくして、後処理装置などの移動を容易とするキャスタの旋回規制部材を提供することにある。
この発明の第3の目的は、旋回規制部材をキャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価であり、かつ汎用性のあるキャスタの旋回規制装置を提供することにある。
この発明の第4の目的は、旋回規制部材をキャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価であり、かつ汎用性があり、しかも専用の規制部材でキャスタの旋回を確実に規制するキャスタの旋回規制装置を提供することにある。
この発明の第5の目的は、調整可能にキャスタの旋回を規制しながら、キャスタを一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくして、後処理装置などの移動を容易とするキャスタの旋回規制装置を提供することにある。
この発明の第6の目的は、キャスタの旋回をやわらかく規制するキャスタの旋回規制装置を提供することにある。
この発明の第7の目的は、車輪幅の大小に左右されずかつ調整可能に、キャスタの旋回を規制するキャスタの旋回規制装置を提供することにある。
この発明の第8の目的は、車輪幅の大小に左右されずに、キャスタの旋回をやわらかく規制するキャスタの旋回規制装置を提供することにある。
この発明の第9の目的は、車輪幅の大小に左右されずにキャスタの旋回を規制しながら、キャスタを一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくして、後処理装置などの移動を容易とするキャスタの旋回規制部材を提供することにある。
この発明の第10の目的は、安価で、汎用性があるキャスタの旋回規制方法を提供することにある。
この発明の第11の目的は、安価で、かつ汎用性があり、専用の規制部材を用いてキャスタの旋回を確実に規制する旋回規制方法を提供することにある。
この発明の第1の態様は、キャスタの旋回規制部材であって、旋回自在なキャスタを取り付ける角パイプや丸パイプなどの構造部材に掛ける掛止部と、構造部材に一体に設ける係合部または構造部材に取り付けて設ける係合部材に係合して位置決めする例えば孔形状の位置決め部と、キャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする例えば板状の規制部とを一体的に形成するものである。規制部には、キャスタと接触してその旋回を規制する規制凸部を例えば半球状に突出して形成するとよい。
この発明の第2の態様は、キャスタの旋回規制装置であって、第1の態様のキャスタの旋回規制部材を用いてキャスタの旋回を規制するものである。
この発明の第3の態様は、同じくキャスタの旋回規制装置であって、旋回自在なキャスタを取り付ける角パイプや丸パイプなどの構造部材に掛ける掛止部と、構造部材に一体に設ける係合部または構造部材に取り付けて設ける係合部材に係合して位置決めする例えば孔形状の位置決め部と、例えば板状の規制部材支持部とを一体的に形成する旋回規制板を備え、規制部材支持部で、キャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする規制部材を支持するものである。
規制部材としては、例えば、規制部材支持部にねじ付けて出し入れ調整可能に調整ねじを備えたり、規制部材支持部に取り付けて付勢ばねを備えたり、規制部材支持部に取り付けて規制板とその規制板の規制位置を調整する調整ねじとを備えたり、また規制部材支持部に取り付けて規制板とその規制板を付勢する付勢ばねとを備えたりするとよい。規制板には、キャスタと接触してその旋回を規制する規制凸部を例えば半球状に突出して形成するとよい。
この発明の第4の態様は、キャスタの旋回規制方法であって、キャスタの旋回規制部材に位置決め部および規制部とともに一体的に形成する掛止部を、旋回自在なキャスタを取り付ける角パイプや丸パイプなどの構造部材に掛けて、その構造部材に一体に設けるダボなどの係合部または構造部材に取り付けて設ける段付きねじなどの係合部材に例えば孔形状の位置決め部を係合して位置決めし、キャスタの旋回を例えば板状の規制部で直接規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とするものである。
この発明の第5の態様は、同じくキャスタの旋回規制方法であって、キャスタの旋回規制板に位置決め部および規制部材支持部とともに一体的に形成する掛止部を、旋回自在なキャスタを取り付ける角パイプや丸パイプなどの構造部材に掛けて、その構造部材に一体に設けるダボなどの係合部または構造部材に取り付けて設ける段付きねじなどの係合部材に例えば孔形状の位置決め部を係合して位置決めし、例えば板状の規制部材支持部で支持する規制部材によりキャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とするものである。
この発明の第1態様によれば、キャスタの旋回規制部材を、旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材に掛ける掛止部と、構造部材に一体に設ける係合部または構造部材に取り付けて設ける係合部材に係合して位置決めする位置決め部と、キャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする規制部とを一体的に形成するので、キャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価である。
また、そのようなキャスタの旋回規制部材の掛止部を構造部材に掛けて、その構造部材の係合部または係合部材に位置決め部を係合して位置決めし、キャスタの旋回を規制部で直接規制するので、キャスタの種類に関係なく、キャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とすることができ、汎用性のあるキャスタの旋回規制部材を提供することができる。さらに、旋回規制部材を外せば、簡単にキャスタの旋回規制を解除することができる。
規制部に、キャスタと接触してその旋回を規制する規制凸部を形成すると、キャスタと接触する面積を少なくしてキャスタを一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくし、キャスタの旋回を規制しながら、後処理装置などの移動を容易とするキャスタの旋回規制部材を提供することができる。
この発明の第2態様によれば、第1の態様のキャスタの旋回規制部材を用いてキャスタの旋回を規制するキャスタの旋回規制装置であるので、旋回規制部材をキャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価であり、かつ汎用性のあるキャスタの旋回規制装置を提供することができる。
この発明の第3態様によれば、キャスタの旋回規制装置であって、旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材に掛ける掛止部と、構造部材に一体に設ける係合部または構造部材に取り付けて設ける係合部材に係合して位置決めする位置決め部と、規制部材支持部とを一体的に形成する旋回規制板を備え、そのような旋回規制板の規制部材支持部で、キャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする規制部材を支持するので、旋回規制板をキャスタとは別個に設けて構成簡単にして安価であり、かつ汎用性があり、しかも専用の規制部材でキャスタの旋回を確実に規制するキャスタの旋回規制装置を提供することができる。さらに、旋回規制板を外せば、簡単にキャスタの旋回規制を解除することができる。
ここで、規制部材として、規制部材支持部にねじ付けて出し入れ調整可能に調整ねじを備えると、調整可能にキャスタの旋回を規制しながら、キャスタを一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくして、後処理装置などの移動を容易とするキャスタの旋回規制装置を提供することができる。
規制部材として、規制部材支持部に取り付けて付勢ばねを備えると、付勢ばねにより弾性的に制限してキャスタの旋回をやわらかく規制するキャスタの旋回規制装置を提供することができる。
規制部材として、規制部材支持部に取り付けて、規制板とその規制板の規制位置を調整する調整ねじとを備えると、規制板により車輪幅の大小に左右されず、かつ調整ねじにより調整可能に、キャスタの旋回を規制するキャスタの旋回規制装置を提供することができる。
また規制部材として、規制部材支持部に取り付けて、規制板とその規制板を付勢する付勢ばねとを備えると、規制板により車輪幅の大小に左右されず、付勢ばねにより弾性的に制限してキャスタの旋回をやわらかく規制するキャスタの旋回規制部材を提供することができる。
規制板に、キャスタと接触してその旋回を規制する規制凸部を形成すると、車輪幅の大小に左右されずにキャスタの旋回を規制しながら、キャスタを一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくして、後処理装置などの移動を容易とするキャスタの旋回規制部材を提供することができる。
この発明の第4態様によれば、キャスタの旋回規制部材の掛止部を構造部材に掛けて、その構造部材の係合部または係合部材に位置決め部を係合して位置決めし、キャスタの旋回を規制部で直接規制するので、構成簡単にして安価な旋回規制部材を用い、キャスタの種類に関係なくキャスタの旋回を規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする、汎用性のあるキャスタの旋回規制部材を提供することができる。反対に、旋回規制部材を外せば、簡単にキャスタの旋回規制を解除することができる。
この発明の第5態様によれば、キャスタの旋回規制板の掛止部を構造部材に掛けて、その構造部材の係合部または係合部材に位置決め部を係合して位置決めし、規制部材支持部で支持する規制部材によりキャスタの旋回を規制するので、構成簡単にして安価な旋回規制板を用い、キャスタの種類に関係なく専用の規制部材を用いてキャスタの旋回を確実に規制してキャスタを一定方向にのみ走行可能とする、汎用性のあるキャスタの旋回規制部材を提供することができる。反対に、旋回規制板を外せば、簡単にキャスタの旋回規制を解除することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、後処理装置を取り付けたインクジェット式画像形成装置の要部概略構成を示す。
図中符号100は、高速で搬送しながらインクジェット方式により用紙・OHPフィルム等の記録材に画像を記録する画像形成装置であり、符号200は、その画像形成装置100に取り付けて、それから排出される画像記録済みの記録材に後処理を行う後処理装置である。
図示画像形成装置100は、その画像形成部10に、複数のローラ11間に走行ベルト12を掛けまわす記録材搬送手段13、ファン14をまわして矢示方向aに風を発生する記録材吸着手段15、複数のノズルから選択的にインクを噴射するインクジェットヘッド16などを備え、キャスタ17を介して設置面上に載置し、必要に応じて適宜移動可能とする。
そして、ホスト機器からのプリント信号を受けて、不図示の記録材収納カセットから記録材を繰り出して画像形成部10に送り込み、記録材搬送手段13の走行ベルト12上に載せて記録材吸着手段15で吸引して記録材pを走行ベルト12に吸着し、ローラ11の回転にともなう走行ベルト12の走行とともに矢示方向bに搬送する一方、インクジェットヘッド16のノズルからインクを噴射してその搬送する記録材pに文字・図形等の画像を記録する。画像記録後の記録材pは、記録材排出口18から後処理装置200に送り出す。
後処理装置200は、キャスタ20付きスタンド21で支持して画像形成装置100の記録材排出口18位置に取り付ける。スタンド21は、角パイプを横にして形成した一対の足27上に各々、角パイプで形成した支柱28を立てて互いに連結して構成する。そして、一対の足27の両端部の下に、旋回自在なキャスタ20を取り付けてなる。これにより、後処理装置200を全方位に自由に移動可能とし、キャスタ20で任意の位置に設置可能とする。
図2には、後処理装置200の内部機構の全体概略構成を示す。
図示するように、後処理装置200には、画像形成装置100から送り出された画像記録後の記録材pを受け入れて搬送する記録材搬送装置A、ニップ搬送で搬送速度を速めて記録材pをd方向に排出する記録材排出手段B、その記録材排出手段Bで排出した記録材pを受けて排出記録材pを積載する排出記録材受けC、その排出記録材受けCを記録材排出方向と直交する方向にシフトして排出記録材pを仕分けする記録材仕分け手段D、排出記録材受けC上の排出記録材pの積載高さに応じて排出記録材受けCを上下動する受け昇降手段Eなどを備える。
記録材搬送装置Aには、画像形成装置100から送り出された画像記録後の記録材pを受け入れ画像面を上にした状態で走行ベルト23上に載せて搬送する記録材搬送手段24と、画像記録後の記録材pを走行ベルト23上に吸着する記録材吸着手段25とを備えてなる。
ところで、このような後処理装置付きの画像形成装置にあっては、画像形成装置100のキャスタ17や後処理装置200のキャスタ20を旋回自在として全方位に自由に移動自在とし、設置後は、簡単に移動することがないようにキャスタ17・20の車輪の回転をロックできるようにすることが望ましい。
しかしながら、この種の後処理装置付き画像形成装置では、記録材pの搬送ジャムを発生することがあり、そのような場合には、画像形成装置100から後処理装置200を引き離し、ジャムした記録材を除去することが必要とされるときもある。
図3には、画像形成装置100から後処理装置200を矢示方向eに引き離した状態を示す。
後処理装置200は、このように、設置後は簡単に移動しないように、しかし、ジャム処理時には画像形成装置100から容易に引き離すことができるように、キャスタ20の旋回を規制してキャスタ20を一定方向eにのみ走行可能とすることが好ましい。このため、この発明では、設置後に、スタンド21にキャスタ20の旋回規制部材40を取り付けるようにする。
図4には、旋回自在なキャスタ20を取り付ける構造部材であるスタンド21の足27に、キャスタ20の旋回規制部材40を取り付けた状態を示す。図5には、その旋回規制部材40を斜め上から見て示す。
旋回規制部材40は、板金材料を例えばプレス加工でコ字型に折り曲げてなり、図5に示すように、コ字型の掛止部41と、その掛止部41から連続して設ける対向する一対の板状の規制部44と、それら掛止部41から規制部44にかけてあける孔形状の位置決め部43とを一体的に形成する。
段付きねじ42は、足27にねじ付けることにより取り付けて設ける。位置決め部43は、その段付きねじ42の頭部が通過する大きめの長孔43aと、その長孔43aから上向きに連続して設けるスリット状の細孔43bとで構成する。細孔43bは、段付きねじ42のねじ径部が緩みなくはまり込む幅とする。
そして、この旋回規制部材40を取り付けるときは、足27に上から被せて段付きねじ42の頭部を長孔43aに入れ、段付きねじ42のねじ径部を細孔43bに導き、図4に示すように掛止部41を足27に掛けて、段付きねじ42に位置決め部43を係合して位置決めする。
図6(A)には図4の状態を足27の長さ方向から、(B)にはそれと直交する方向から見て示す。
旋回規制部材40を取り付けたときには、図6(A)および(B)から判るとおり、キャスタ20を一対の規制部44で両側から挟んでキャスタ20の旋回を規制部44の板面で直接規制し、キャスタ20が偏心軸45を中心として図6(B)に示す実線状態から旋回することを阻止し、キャスタ20を一定方向(足27の長さ方向)にのみ走行可能とする。
図示例では、例えばM4の大きさの段付きねじ42を用いるとき、その段付きねじ42を保持できるように旋回規制部材40の板厚は、3mm以上とする必要がある。なお、位置決め部43を、構造部材であるキャスタ20の足27に取り付けて設ける段付きねじ42に係合したが、構造部材に取り付けて設ける係合部材に限らず、構造部材自体に一体に突出して設けるダボなどの係合部に係合して位置決めするようにしてもよい。
図7には、他例である旋回規制部材40を用いた、図6(A)に示すと同様なキャスタの旋回規制装置を示す。
図示するように、旋回規制部材40をプレス加工で形成するとき、同時に一対の規制部44の対向する位置に向かい合わせに、半球状に突出して規制凸部46を形成するとよい。そして、その旋回規制部材40を足27に取り付けたとき、規制凸部46がキャスタ20の車輪の回転中心に向かうようにする。このようにすると、規制部44がキャスタ20と接触する面積を少なくしてキャスタ20を一定方向に走行するときの車輪の回転抵抗を少なくし、キャスタ20の旋回を規制しながら、後処理装置200の移動を容易とすることができる。
図8には、キャスタの旋回規制装置の他例を示す。
この例では、板金材料を、例えばプレス加工でコ字型に折り曲げてなる旋回規制板50を用いる。図示するように、旋回規制板50には、コ字型の掛止部51と、その掛止部51から連続して設ける対向する一対の板状の規制部材支持部52と、図示省略するが、前述した位置決め部43と同様に掛止部51から規制部材支持部52にかけてあける孔形状の位置決め部とを一体的に形成する。規制部材支持部52には、外側からねじ付けて出し入れ調整可能に調整ねじ53を備える。
位置決め部は、同様に、段付きねじ42の頭部が通過する大きめの長孔と、その長孔から上向きに連続して設けるスリット状の細孔とで構成する。そして、細孔は、段付きねじ42のねじ径部が緩みなくはまり込む幅とする。
そして、この旋回規制板50を取り付けるときは、同じように、足27に上から被せて段付きねじ42の頭部を長孔に入れ、段付きねじ42のねじ径部を細孔に導き、図8に示すように掛止部51を足27に掛けて、段付きねじ42に位置決め部を係合して位置決めし、調整ねじ53の先端をキャスタ20の車輪の回転中心に向けてそれら先端間で両側から挟んでキャスタ20の旋回を規制し、キャスタ20を一定方向(足27の長さ方向)にのみ走行可能とする。
このようにすると、調整ねじ53で調整可能にキャスタ20の旋回を規制しながら、その調整ねじ53の先端をキャスタ20の車輪の回転中心に当てて、キャスタ20を一定方向(足27の長さ方向)に走行するときの車輪の回転負荷を少なくし、後処理装置などの移動を容易とすることができる。
図9には、キャスタの旋回規制装置のさらに他例を示す。
この例では、旋回規制板50の規制部材支持部52にねじ付けて出し入れ調整可能に備える調整ねじ53に代えて、規制部材支持部52に取り付けて付勢ばね54を備える。このようにすると、付勢ばね54により弾性的に制限してキャスタ20の旋回をやわらかく規制することができる。
図10には、キャスタの旋回規制装置のまたさらに他例を示す。
この例では、旋回規制板50の規制部材支持部52で支持する規制部材として、規制部材支持部52に取り付けて、規制板55と、その規制板55の規制位置を調整する調整ねじ56とを備える。
規制板55は、平板状のベース板57と、その表面に貼り付ける弾性体58と、ベース板57の裏面に立てた複数のピン59とで構成し、複数のピン59をそれぞれ内側から規制部材支持部52の孔に出し入れ自在に挿入して平行移動可能に取り付けてなる。他方、調整ねじ56は、外側から弾性部材支持部52に出し入れ調整自在にねじ付け、先端をベース板57の裏面に接触している。
このようにすると、規制板55の弾性体58により車輪幅の大小に左右されず、かつ調整ねじ56により調整可能に、キャスタ20の旋回を規制することができる。
図11には、キャスタの旋回規制装置のまたさらに他例を示す。
この例では、旋回規制板50の規制部材支持部52で支持する規制部材として、規制部材支持部52に取り付けて、規制板60と、その規制板55を付勢する付勢ばね61とを備える。
規制板60は、平板62と、その裏面に立てた複数のピン63と、抜け止め部材64とで構成し、各ピン63のまわりに付勢ばね61を取り付けてから、複数のピン63をそれぞれ内側から規制部材支持部52の孔に出し入れ自在に挿入して付勢ばね61を伸縮することにより平行移動可能に取り付け、その後、各ピン63の先端に抜け止め部材64を取り付けて抜け止めしてなる。
このようにすることにより、規制板60により車輪幅の大小に左右されず、付勢ばね61により弾性的に制限してキャスタ20の旋回をやわらかく規制することができる。
図12には、図11に示すキャスタの旋回規制装置の変形例を示す。
図示するように、一対の規制板60の平板62に、キャスタ20と接触してその旋回を規制する規制凸部65をキャスタ20の車輪の回転中心に向かうように向かい合わせに形成すると、車輪幅の大小に左右されずにキャスタ20の旋回を規制しながら、キャスタ20を一定方向に走行するときの車輪の回転負荷を少なくして、後処理装置200などの移動を容易とすることができる。
後処理装置を取り付けたインクジェット式画像形成装置の要部概略構成図である。 その後処理装置の内部機構の全体概略構成図である。 その画像形成装置から後処理装置を矢示方向に引き離したときの状態図である。 その旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材であるスタンドの足に、キャスタの旋回規制部材を取り付けた状態図である。 その旋回規制部材の斜視図である。 (A)は図4の状態を足の長さ方向から、(B)はそれと直交する方向から見て示す図である。 他例である旋回規制部材を用いた、図6(A)に示すと同様なキャスタの旋回規制装置を示す図である。 キャスタの旋回規制装置の他例を示す図である。 キャスタの旋回規制装置のさらに他例を示す図である。 キャスタの旋回規制装置のまたさらに他例を示す図である。 キャスタの旋回規制装置のまたさらに他例を示す図である。 図11に示すキャスタの旋回規制装置の変形例を示す図である。
符号の説明
20 キャスタ
27 スタンドの足(構造部材)
40 旋回規制部材
41 掛止部
42 段付きねじ(係合部材)
43 位置決め部
44 規制部
46 規制凸部
50 旋回規制版
51 掛止部
52 規制部材支持部
53 調整ねじ(規制部材)
54 付勢ばね(規制部材)
55 規制板(規制部材)
56 調整ねじ(規制部材)
60 規制板(規制部材)
61 付勢ばね(規制部材)
65 規制凸部

Claims (11)

  1. 旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材に掛ける掛止部と、前記構造部材に一体に設ける係合部または前記構造部材に取り付けて設ける係合部材に係合して位置決めする位置決め部と、前記キャスタの旋回を規制して前記キャスタを一定方向にのみ走行可能とする規制部とを一体的に形成することを特徴とする、キャスタの旋回規制部材。
  2. 前記キャスタと接触してその旋回を規制する規制凸部を前記規制部に形成することを特徴とする、請求項1に記載のキャスタの旋回規制部材。
  3. 請求項1または2に記載のキャスタの旋回規制部材を用いて前記キャスタの旋回を規制することを特徴とする、キャスタの旋回規制装置。
  4. 旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材に掛ける掛止部と、前記構造部材に一体に設ける係合部または前記構造部材に取り付けて設ける係合部材に係合して位置決めする位置決め部と、規制部材支持部とを一体的に形成する旋回規制板を備え、前記規制部材支持部で、前記キャスタの旋回を規制して前記キャスタを一定方向にのみ走行可能とする規制部材を支持することを特徴とする、キャスタの旋回規制装置。
  5. 前記規制部材として、前記規制部材支持部にねじ付けて出し入れ調整可能に調整ねじを備えることを特徴とする、請求項4に記載のキャスタの旋回規制装置。
  6. 前記規制部材として、前記規制部材支持部に取り付けて付勢ばねを備えることを特徴とする、請求項4に記載のキャスタの旋回規制装置。
  7. 前記規制部材として、前記規制部材支持部に取り付けて規制板とその規制板の規制位置を調整する調整ねじとを備えることを特徴とする、請求項4に記載のキャスタの旋回規制装置。
  8. 前記規制部材として、前記規制部材支持部に取り付けて規制板とその規制板を付勢する付勢ばねとを備えることを特徴とする、請求項4に記載のキャスタの旋回規制装置。
  9. 前記キャスタと接触してその旋回を規制する規制凸部を前記規制板に形成することを特徴とする、請求項7または8に記載のキャスタの旋回規制装置。
  10. キャスタの旋回規制部材に位置決め部および規制部とともに一体的に形成する掛止部を、旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材に掛けて、その構造部材に一体に設ける係合部または前記構造部材に取り付けて設ける係合部材に前記位置決め部を係合して位置決めし、前記キャスタの旋回を前記規制部で直接規制して前記キャスタを一定方向にのみ走行可能とすることを特徴とする、キャスタの旋回規制方法。
  11. キャスタの旋回規制板に位置決め部および規制部材支持部とともに一体的に形成する掛止部を、旋回自在なキャスタを取り付ける構造部材に掛けて、その構造部材に一体に設ける係合部または前記構造部材に取り付けて設ける係合部材に前記位置決め部を係合して位置決めし、前記規制部材支持部で支持する規制部材により前記キャスタの旋回を規制して前記キャスタを一定方向にのみ走行可能とすることを特徴とする、キャスタの旋回規制方法。
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