JP2024073094A - 中継搬送装置、給送システム、記録システム、位置調整方法 - Google Patents

中継搬送装置、給送システム、記録システム、位置調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中継搬送装置から記録装置への媒体の受け渡し位置を柔軟に調整する。【解決手段】媒体に記録を行う記録装置と、記録装置の外側に配置されて記録装置へ媒体を給送する給送装置と、の間に位置し、給送装置から給送された媒体を中継して記録装置へ搬送する中継搬送装置は、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、中継ユニットを支持する支持台と中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、連結部は、支持台に対する中継ユニットの位置を調整可能に中継ユニットと支持台とを連結し、支持台に対する中継ユニットの位置を調整することで、媒体受け入れ部に対する媒体排出部の位置が調整される。【選択図】図14

Description

本発明は、記録装置と給送装置との間に配置されて媒体を搬送する中継搬送装置に関する。また本発明は、前記中継搬送装置を備える給送システム及び記録システムに関する。更に本発明は、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法に関する。
特許文献1には、大容量給紙装置を画像形成装置に連結する技術が示されている。特許文献1の大容量給紙装置は、筐体と給紙ユニットとを備えており、搬送ガイドを介して給紙ユニットが筐体に設けられることで、給紙ユニットが筐体に対して移動自由とされている。そして大容量給紙装置を画像形成装置に装着する際、給紙ユニットを支持する搬送ガイドを移動調整して搬送ガイドの貫通孔と画像形成装置の突起とを嵌合させ、これにより画像形成装置のシート紙取り込み位置と給紙ユニットのシート紙排出位置との位置合わせが行われる。この様な構成によれば、重量の重い用紙収納手段に対して軽い給紙ユニットを操作するのみで、画像形成装置と大型給紙装置との紙パスを容易に整合出来るとされている。
特開平11-079430号公報
上記特許文献1記載の大容量給紙装置と画像形成装置とは、上記の様に搬送ガイドの貫通孔と画像形成装置の突起とを嵌合させることで、画像形成装置のシート紙取り込み位置と給紙ユニットのシート紙排出位置との位置合わせが行われる。この為、上記貫通穴と上記突起とが嵌合した後は画像形成装置のシート紙取り込み位置と給紙ユニットのシート紙排出位置との相対位置を微調整することができない。この為、大容量給紙装置と画像形成装置とを接続した状態で大容量給紙装置から画像形成装置へのシート紙の受け渡し位置が不適切であっても、これを矯正することができず、その結果画像形成装置において適切な画像形成が行えない虞がある。
上記課題を解決する為の、本発明の中継搬送装置は、媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、の間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置であって、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整されることを特徴とする。
また本発明の給送システムは、前記中継搬送装置と、前記支持台に支持され、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置とを備えることを特徴とする。
また本発明の給送システムは、前記中継搬送装置と、前記支持台を第1支持台として当該第1支持台とは別の第2支持台に支持され、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置とを備えることを特徴とする。
また本発明の給送システムは、前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、を備えた給送システムであって、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺である第1端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有することを特徴とする。
また本発明の記録システムは、前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置とを備えることを特徴とする。
また本発明の記録システムは、前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備え、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有することを特徴とする。
また本発明の記録システムは、前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備え、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺である第1端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有することを特徴とする。
また本発明の記録システムは、前記給送システムと、前記給送システムによって給送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備えることを特徴とする。
また本発明の位置調整方法は、媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、前記記録装置と前記給送装置との間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置と、を備えた記録システムにおいて、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法であって、前記中継搬送装置は、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される構成であり、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有し、前記位置調整方法は、前記搬送方向に沿った側方端辺と、前記側方端辺と直交する端辺であって前記搬送方向下流の下流端辺と、を有する補正シートの前記下流端辺を前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接させるステップと、前記補正シートの前記側方端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させるステップとを含むことを特徴とする。
また本発明の位置調整方法は、媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、前記記録装置と前記給送装置との間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置と、を備えた記録システムにおいて、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法であって、前記中継搬送装置は、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される構成であり、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有し、前記位置調整方法は、前記搬送方向に沿った側方端辺と、前記側方端辺と直交する端辺であって前記搬送方向下流の下流端辺と、を有する補正シートの前記下流端辺を前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接させるステップと、前記中継ユニットを前記支持台に対して前記搬送方向に沿って移動させるステップと、前記中継ユニットを前記支持台に対して前記幅方向に沿って移動させるステップと、前記補正シートの前記側方端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させるステップとを含むことを特徴とする。
給送システムを含む記録システムの正面図。 記録装置の正面図。 記録装置と第1支持台とを連結する部位の正面図。 記録装置と第1支持台とを連結する他の部位の斜視図。 中継搬送装置、記録装置の一部、給送装置の一部、のこれらの平面図。 中継搬送装置、記録装置の一部、給送装置の一部、のこれらの側断面図。 ベルトユニットの側断面図。 (A)は搬送ベルトの平面図、(B)は吸引プレートの平面図。 上方規制手段の平面図。 上方規制手段を搬送方向から見た図。 (A)は搬送ベルトの回転中心が搬送方向上流にある構成の平面図、(B)は搬送ベルトの回転中心が搬送方向下流にある構成の平面図。 中継搬送装置を支持する支持板を下側から見た平面図。 図13における連結部を拡大した図。 連結部を上側から見た斜視図。 連結部の分解斜視図。 連結部をY-Z平面で切断した断面図。 中継搬送装置を支持する支持板において連結部を取り付ける部位の平面図。 中継搬送装置の底板において連結部を取り付ける部位の平面図。 補正シートによる位置調整方法を説明する為の図。 中継ユニットの位置を調整する位置調整方法の手順を示すフローチャート。 中継搬送装置と給送装置とを一つの支持台で支持する構成を示す図。 中継ユニットと給送装置とを連結する連結部を示す図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る中継搬送装置は、媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、の間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置であって、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整されることを特徴とする。
本態様によれば、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整されることから、前記中継搬送装置から前記記録装置への媒体の受け渡し位置を柔軟に調整することができ、前記記録装置において適切な記録を行うことができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記連結部は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向に沿った前記中継ユニットの移動を許容することを特徴とする。
本態様によれば、前記連結部は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向に沿った前記中継ユニットの移動を許容することから、前記搬送方向における前記中継ユニットと前記記録装置との間隔を調整でき、これにより前記中継ユニットが前記記録装置に媒体を確実に受け渡すことができる。
第3の態様は、第1の態様に記載の中継搬送装置において、前記連結部は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿った前記中継ユニットの移動を許容することを特徴とする。
本態様によれば、前記連結部は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿った前記中継ユニットの移動を許容することから、前記中継ユニットが前記記録装置に媒体を受け渡す際の前記幅方向の位置を調整することができ、ひいては前記記録装置において適切な記録品質を得ることができる。
尚、本態様は上記第1の態様に限らず、上記第2の態様に適用しても良い。
第4の態様は、第1の態様において、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容することを特徴とする。
本態様によれば、前記中継ユニットは、前記支持台の前記支持面に沿って回動可能となることから、前記中継ユニットから前記記録装置へ媒体を受け渡す際の媒体搬送方向を調整することができる。これにより、前記中継ユニットから前記記録装置へ媒体を受け渡す際の斜行を抑制でき、ひいては前記記録装置において適切な記録品質を得ることができる。
尚、本態様は上記第1の態様に限らず、上記第2のまたは第3の態様に適用しても良い。
第5の態様は、第4の態様において、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備えることから、前記給送装置から送り出された媒体が斜行していても、これを補正することができる。そして上記第4の態様即ち前記中継ユニットが回動できることの作用効果と相俟って、前記記録装置に対し媒体を適切な姿勢で受け渡すことができる。
第6の態様は、第5の態様において、前記連結部は、前記支持台に対して固定と回動とが可能であって前記中継ユニットに連結される第1プレートを有することを特徴とする。
本態様によれば、前記第1プレートにより、簡単な構造で前記中継ユニットを回動させることができる。
尚、本態様は上記第5の態様に限らず、上記第4の態様に適用しても良い。
第7の態様は、第6の態様において、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記連結部は、前記支持台に対して固定と前記幅方向に沿った移動とが可能な第2プレートを備え、前記第1プレートは、前記第2プレートを介して前記支持台に対して固定と回動とが可能であるとともに、前記第2プレートに対し固定と前記搬送方向に沿った移動とが可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記連結部は、前記支持台に対して固定と前記幅方向に沿った移動とが可能な第2プレートを備え、前記第1プレートは、前記第2プレートを介して前記支持台に対して固定されることから、前記中継ユニットが前記支持面に沿って回動可能に加えて前記幅方向に沿って移動可能となる。このことにより、前記中継ユニットが前記記録装置に媒体を受け渡す際の前記幅方向の位置を調整することができ、ひいては前記記録装置において適切な記録品質を得ることができる。
そしてまた前記第1プレートは、前記第2プレートに対し固定と前記搬送方向に沿った移動とが可能であることから、前記中継ユニットが更に前記搬送方向に沿って移動可能となる。従って、簡単な構成で前記中継ユニットの前記幅方向及び前記搬送方向に沿った位置と、前記支持面に沿った角度の調整とが可能となる。このことにより、前記搬送方向における前記中継ユニットと前記記録装置との間隔を調整でき、前記中継ユニットが前記記録装置に媒体を確実に受け渡すことができる。
第8の態様は、第7の態様において、前記中継ユニットの底板と前記支持面との間にスペーサーを有し、前記スペーサーと前記支持面との間の摩擦係数、及び前記スペーサーと前記底板との間の摩擦係数は、前記支持面と前記底板との間の摩擦係数より低いことを特徴とする。
本態様によれば、前記中継ユニットの底板と前記支持面との間にスペーサーを有することから、前記中継ユニットの底板と前記支持面とが直接接触する場合に比べて接触面積を減らすことができ、前記中継ユニットが前記支持台に対して動く場合の摩擦抵抗を減らすことができる。
そして前記スペーサーと前記支持面との間の摩擦係数、及び前記スペーサーと前記底板との間の摩擦係数は、前記支持面と前記底板との間の摩擦係数より低いことから、前記中継ユニットが前記支持台に対して動く場合の摩擦抵抗をより一層減らすことができる。
尚、本態様は上記第7の態様に限らず、上記第4から第6の態様のいずれかに適用しても良い。
第9の態様に係る給送システムは、第1の態様に係る前記中継搬送装置と、前記支持台に支持され、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、給送システムにおいて、上述した第1の態様の作用効果が得られる。
尚、本態様は上記第1の態様に限らず、上記第2から第7の態様のいずれかに適用しても良い。
第10の態様に係る給送システムは、第1の態様に係る前記中継搬送装置と、前記支持台を第1支持台として当該第1支持台とは別の第2支持台に支持され、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、給送システムにおいて、上述した第1の態様の作用効果が得られる。
尚、本態様は上記第1の態様に限らず、上記第2から第7の態様のいずれかに適用しても良い。
第11の態様に係る給送システムは、第5の態様に係る前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、を備えた給送システムであって、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有することを特徴とする。
媒体の前記一方の端辺を位置決めする前記規制部に向けて媒体を搬送して斜行を補正する場合には、前記給送装置が前記中継搬送装置に媒体を受け渡す方向と、前記搬送部が媒体を搬送する方向との関係が重要になる。本態様では、前記中継ユニットが前記支持面に沿って回動可能である為、前記給送装置が前記中継搬送装置に媒体を受け渡す方向と、前記搬送部が媒体を搬送する方向とを調整することができ、前記給送装置から前記中継搬送装置へと媒体を適切に受け渡すことができる。
第12の態様は、第10の態様において、前記給送装置と前記中継ユニットとを接続する接続部をさらに備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送装置と前記中継ユニットとを接続する接続部をさらに備えることから、前記給送装置と前記中継ユニットとの位置関係が変化することを抑制できる。特に、前記中継搬送装置を支持する支持台と前記給送装置を支持する支持台とが別々である場合、前記給送装置と前記中継ユニットとの位置関係が変化し易いが、上記接続部により、前記給送装置と前記中継ユニットとの位置関係が変化することを抑制できる。
尚、本態様は上記第10の態様に限らず、上記第9の態様に適用しても良い。
第13の態様は、第9の態様において、前記支持台は、前記中継ユニットの、鉛直方向における位置を調整可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記支持台は、前記中継ユニットの、鉛直方向における位置を調整可能であることから、前記中継ユニットから前記記録装置へ媒体を受け渡す際の鉛直方向位置を調整でき、より適切に前記中継ユニットから前記記録装置へ媒体を受け渡すことができる。
第14の態様は、第10の態様において、前記第1支持台は、前記中継ユニットの、鉛直方向における位置を調整可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1支持台は、前記中継ユニットの、鉛直方向における位置を調整可能であることから、前記中継ユニットから前記記録装置へ媒体を受け渡す際の鉛直方向位置を調整でき、より適切に前記中継ユニットから前記記録装置へ媒体を受け渡すことができる。
第15の態様に係る記録システムは、第1から第8の態様のいずれかに係る前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記中継搬送装置と前記記録装置とを備えた記録システムにおいて、上述した第1から第8の態様のいずれかの作用効果が得られる。
第16の態様に係る記録システムは、第4から第8の態様のいずれかに係る前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備え、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記斜行補正ローラー対の軸方向と前記中継ユニットによる媒体搬送方向とが直交する様に前記中継ユニットを回動させることで、前記斜行補正ローラー対による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が前記中継搬送装置から前記記録装置に受け渡されることを抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
第17の態様に係る記録システムは、第5から第8の態様のいずれかに係る前記中継搬送装置と、前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記斜行補正ローラー対の軸方向と前記中継ユニットによる媒体搬送方向とが直交する様に前記中継ユニットを回動させることで、前記中継ユニットにおいて斜行が抑制された媒体を、斜行補正された状態のままで、前記記録装置へ適切な角度で受け渡すことができる。このことにより、前記斜行補正ローラー対による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が前記中継搬送装置から前記記録装置に受け渡されることを好適に抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
第18の態様は、第15の態様において、前記記録装置は、媒体を載置可能な載置トレイを装着可能な装着部を備え、前記記録装置の前記媒体受け入れ部は、前記載置トレイに載置された媒体を給送可能であり、前記載置トレイを前記装着部から取り外した状態で、前記中継ユニットから前記媒体受け入れ部への媒体の受け渡しが可能となることを特徴とする。
本態様によれば、前記載置トレイを前記装着部から取り外した状態で、前記中継ユニットから前記媒体受け入れ部への媒体の受け渡しが可能となることから前記載置トレイに載置できない種類や量の媒体を前記記録装置内部へ給送可能となり、ユーザビリティが向上する。また前記媒体受け入れ部は、前記載置トレイに載置された媒体を給送可能であり、即ち前記媒体受け入れ部が前記載置トレイから媒体を給送する機能と前記中継ユニットから媒体を受け入れる機能とを兼ねる為、装置のコストアップを抑制できる。
尚、本態様は上記第15の態様に限らず、上記第16のまたは第17の態様に適用しても良い。
第19の態様に係る記録システムは、第9から第14の態様のいずれかに係る前記給送システムと、前記給送システムによって給送された媒体に記録を行う前記記録装置と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、記録システムにおいて、上述した第9から第14の態様のいずれかの作用効果が得られる。
第20の態様に係る位置調整方法は、媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、前記記録装置と前記給送装置との間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置と、を備えた記録システムにおいて、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法であって、前記中継搬送装置は、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される構成であり、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺である第1端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有し、前記位置調整方法は、前記搬送方向に沿った前記第1端辺と前記第1端辺と直交する第2端辺とを有する補正シートの前記第2端辺を前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接させるステップと、前記補正シートの前記第1端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させるステップと、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、前記補正シートの前記第2端辺が前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接した状態で、前記補正シートの前記第1端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させることで、前記中継ユニットにおいて斜行が抑制された媒体を、斜行補正された状態のままで、前記記録装置へ適切な角度で受け渡すことができる。このことにより、前記斜行補正ローラー対による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が前記中継搬送装置から前記記録装置に受け渡されることを好適に抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
第21の態様に係る位置調整方法は、媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、前記記録装置と前記給送装置との間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置と、を備えた記録システムにおいて、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法であって、前記中継搬送装置は、媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される構成であり、前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺である第1端辺を位置決めする規制部と、媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有し、前記位置調整方法は、前記搬送方向に沿った前記第1端辺と前記第1端辺と直交する第2端辺とを有する補正シートの前記第2端辺を前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接させるステップと、前記中継ユニットを前記支持台に対して前記搬送方向に沿って移動させるステップと、前記中継ユニットを前記支持台に対して前記幅方向に沿って移動させるステップと、前記補正シートの前記第1端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させるステップと、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、前記中継ユニットを前記支持台に対して前記搬送方向に沿って移動させることで、前記中継ユニットと前記記録装置との前記搬送方向における相対位置を適切にすることができ、前記中継ユニットから前記記録装置へと媒体を適切に受け渡すことができる。
また前記中継ユニットを前記支持台に対して前記幅方向に沿って移動させることで、前記中継ユニットと前記記録装置との前記幅方向における相対位置を適切にすることができ、前記記録装置へ媒体が受け渡された際の媒体の前記幅方向位置を適切にすることができる。
そして前記補正シートの前記第2端辺が前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接した状態で、前記補正シートの前記第1端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させることで、前記中継ユニットにおいて斜行が抑制された媒体を、斜行補正された状態のままで、前記記録装置へ適切な角度で受け渡すことができる。このことにより、前記斜行補正ローラー対による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が前記中継搬送装置から前記記録装置に受け渡されることを好適に抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
以下、本発明を具体的に説明する。
以下では本発明の一実施形態に係る記録システム1、給送システム2、及び中継搬送装置4を説明する。
各図においてX軸方向は、各装置の奥行き方向であり、また記録用紙に代表される媒体の幅方向である。X軸方向のうち+X方向は装置背面から装置前面に向かう方向であり、-X方向は装置前面から装置背面に向かう方向である。
Y軸方向は、各装置の装置幅方向であり、Y軸方向のうち+Y方向は装置前面と向き合うユーザーから見て左方向となり、-Y方向は右方向となる。また+Y方向は中継搬送装置4における媒体の搬送方向となる。また+Y方向は、後述する中継搬送装置4における媒体の搬送方向となる。
Z軸方向は、各装置の装置高さ方向であり、鉛直方向であって、+Z方向は鉛直上方であり、-Z方向は鉛直下方である。以後の説明では、+Z方向を単に上方、-Z方向を単に下方と称する場合がある。
また以下では、媒体が送られていく方向を搬送方向或いは搬送方向の下流と称し、また搬送方向に対し反対方向を搬送方向の上流と称する場合がある。
図1においては、媒体の搬送経路を破線で示している。記録システム1において媒体は、破線で示す搬送経路を通って搬送される。
<<記録システム、給送システム、及び記録装置の構成>>
図1において記録システム1は、記録装置3、中継搬送装置4、及び給送装置5を備える。中継搬送装置4と給送装置5は、給送システム2を構成する。従って記録システム1は、換言すれば記録装置3と給送システム2とを備える。
記録装置3、中継搬送装置4、及び給送装置5はそれぞれ独立した装置であって、記録装置3は設置面G上に設置され、中継搬送装置4は設置面G上に設置された第1支持台6によって支持され、給送装置5は設置面G上に設置された第2支持台7によって支持されている。そして記録装置3、中継搬送装置4、及び給送装置5は、Y軸方向に沿って並んで配置される。
記録装置3は、媒体に対して液体の一例であるインクを吐出することで記録を行うインクジェットプリンターとして構成され、記録部の一例であるラインヘッド105を備えている。また記録装置3は、装置上部に画像読取装置102を備えた所謂複合機である。
但し記録装置3はインクジェットプリンターに限られず、例えばレーザープリンター、熱転写プリンター、ドットインパクトプリンターなどの他の方式より記録を行う装置であっても良い。
記録装置3は、ラインヘッド105を備える装置本体100の下部に、給送する媒体を収容する媒体収容部101を備えている。媒体収容部101は、鉛直方向に沿って複数の媒体収容カセットを備えて成る。
装置本体100は、媒体を搬送する搬送ローラー対(不図示)を複数備え、ラインヘッド105によって記録の行われた媒体は胴内排出部103へと排出されて、排出トレイ104に積載される。
装置本体100には、記録システム1全体の制御を行う制御部111が設けられている。制御部111は、不図示のCPUや不揮発性メモリ等を備え、記録システム1において実行される全ての制御は、不揮発性メモリに保持された制御プログラムを実行することで実現される。
尚、本実施形態において制御部111は記録装置3に設けられ、記録装置3に接続された中継搬送装置4や、更に中継搬送装置4に接続された給送装置5の制御を行うが、中継搬送装置4と給送装置5がそれぞれ各装置における制御を担う制御部を備え、記録装置3の制御部111、中継搬送装置4の制御部(不図示)、及び給送装置5の制御部(不図示)のこれらが連携して媒体の搬送を行う様に構成されていても良い。
記録装置3は、装置本体100の右側部に受け入れ部としての給送ローラー107と、分離ローラー108とを備えており、装置本体100の右側部から媒体を受け入れ可能に構成されている。給送ローラー107は、設置面Gから所定高さに配置されている。後述する中継搬送装置4は、この給送ローラー107に媒体を供給する。
装置本体100の右側部から媒体を受け入れた場合、媒体は分離ローラー108による分離作用を受けながら給送ローラー107の回転によって斜行補正ローラー対の一例であるレジストローラー対109へ送られる。このとき、媒体先端がレジストローラー対109に突き当てられ、レジストローラー対109と給送ローラー107との間で媒体に撓みが形成されることで媒体の先端がレジストローラー対109に倣い、斜行が補正される。
尚、図2に示す様に装置本体100の右側面の装着部114には載置トレイ113が回転可能且つ着脱可能に設けられる。後述する中継搬送装置4を記録装置3に連結しない場合、載置トレイ113を装着部114に装着し、載置トレイ113に媒体を載置して、載置された媒体を給送ローラー107によって給送することができる。尚、符号112は、給送ローラー107の位置で媒体を支持する媒体支持部である。
後述する中継搬送装置4を記録装置3に連結する場合、載置トレイ113を取り外し、中継搬送装置4を連結する。尚、載置トレイ113は回転することで装置本体100の右側面を形成する閉状態(不図示)と、媒体を載置可能な開状態(図2)とを取り得る様に設けられており、前記開状態において第1支持台6と干渉しない位置にある為、後述する中継搬送装置4を連結する場合必ずしも載置トレイ113を取り外す必要はない。
図1に戻り、中継搬送装置4は、記録装置3と、記録装置3の外側に配置されて記録装置3へ媒体を給送する給送装置5と、の間に位置し、給送装置5から給送された媒体を中継して記録装置3の給送ローラー107へ搬送する装置である。
媒体は給送装置5から中継搬送装置4へと供給され、中継搬送装置4の搬送経路Tkを経て給送ローラー107へ搬送される。詳しくは後述するが、媒体は搬送経路Tkにおいて斜行が補正される。
中継搬送装置4は、鉛直方向において媒体を記録装置3に供給する位置が給送ローラー107に適合する様に第1支持台6によって支持されている。第1支持台6の下側には、記録装置3の右側面に設けられた開閉体110の開閉を許容する空間部6aが形成されている。これにより第1支持台6が開閉体110の開閉を阻害することを回避できる。
開閉体110は装置本体100の右側面の一部を形成し、符号110-1及び二点鎖線で示す様に開くことができ、開くことで媒体収容部101から装置本体100への媒体の搬送経路を開放できる。
ここで、図3及び図4を参照して記録装置3の装置本体100と、中継搬送装置4を支持する第1支持台6と、を連結する手段について説明する。
図3に示す様に第1支持台6は垂直ステー6cを有している。垂直ステー6cは、記録装置3の装置本体100の-Y方向側面と対向するステーである。垂直ステー6cは、図示は省略するがX軸方向に沿って間隔を空けて配置されており、以下に説明する連結フック120と係合ピン121もX軸方向に沿って間隔を空けて配置されている。
垂直ステー6cには連結フック120が回転軸120aを中心に回転可能に設けられている。回転軸120aは、X軸方向に沿って平行な回転軸中心を有する回転軸である。
連結フック120には係合溝120bが形成されている。係合溝120bは、図3に示す連結フック120の状態において下側に向かって溝幅が拡がる様に形成されている。
記録装置3の装置本体100には係合ピン121が設けられていて、連結フック120の係合溝120bに係合ピン121が入り込んだ状態とすることで、記録装置3の装置本体100と、第1支持台6とのY軸方向における相対位置が定まる様に連結される。
次に第1支持台6は、連結フック120が設けられた位置より-Z方向に、図4に示す様に水平ステー6eを有している。水平ステー6eはX軸方向に延びるステーであって、装置本体100の-Y方向側面と対向する位置に設けられている。水平ステー6eには、プレート部材125が設けられている。プレート部材125にはZ軸方向に延びる長孔125aが形成されている。またプレート部材125の下端部から+Y方向即ち記録装置3に向かって延びるガイドレール126が、プレート部材125と一体に設けられている。
記録装置3の装置本体100には、プレート部材128が設けられている。プレート部材128は、不図示の調整手段によって装置本体100に対するZ軸方向の位置を調整可能に設けられている。プレート部材128には-Y方向即ち第1支持台6に向かって突出するボス127が設けられている。
以上の構成において、第1支持台6を記録装置3の装置本体100に向けて+Y方向に移動させると、ボス127が長孔125aに入り込み、これにより記録装置3の装置本体100と、第1支持台6とのX軸方向における相対位置が定まる様に連結される。
尚、符号129はプレート部材128と一体に設けられたガイド部である。一方、ガイドレール126はガイド部129を受け入れ可能な様に凹形状に形成されている。第1支持台6を記録装置3の装置本体100に向けて+Y方向に移動させる際、ガイドレール126内にガイド部129が入り込んだ状態となり、そしてガイドレール126内をガイド部129が相対的に移動することで、長孔125aにボス127が案内される。
尚、第1支持台6の底部において四隅には支持脚6nが設けられている。この支持脚6nはねじ構造によってZ軸方向に伸縮可能に設けられており、これにより第1支持台6全体のZ軸方向高さを調整することができる。符号6mはキャスターであり、第1支持台6を移動させる際の抵抗を軽減することができる。
また図1において符号6bは、第1支持台6において中継搬送装置4を支持する支持板であり、この支持板6bは不図示の支持部によって垂直ステー6c、6dに支持されている。前記支持部はZ軸方向において垂直ステー6c、6dに固定される位置を調整可能である。この様に、前記支持部のZ軸方向における位置を調整することで、支持板6b即ち中継搬送装置4のZ軸方向位置を調整することもできる。
また、支持板6bに対して中継搬送装置4をZ軸方向に変位可能に構成しても良い。
尚、中継搬送装置4は媒体の搬送経路を形成するユニットであって、記録装置3の給送ローラー107に向けて媒体を排出する排出ローラー対26(図5参照)を有する中継ユニット4Aと、連結部150とを有しており、連結部150によって中継ユニット4Aと支持板6bとが連結される。連結部150の構成については後に改めて説明する。
また、第1支持台6と第2支持台7とは、それぞれのX軸方向及びY軸方向における位置関係を調節した上で、不図示の連結部によって連結されている。これにより、給送装置5から中継搬送装置4へ媒体を受け渡す際の媒体の搬送方向を調整でき、給送装置5から中継搬送装置4へ媒体を適切に受け渡すことができる。
尚、給送装置5は不図示の連結部を有し、この連結部によって給送装置5と第2支持台7とが連結されているが、本明細書において給送装置5と第2支持台7とを連結する連結部については説明を省略する。
<<中継搬送装置の構成>>
続いて中継搬送装置4の基本構成について図5~図8を参照して説明する。
中継搬送装置4は、給送装置5から供給された媒体の幅方向における一方の端辺(+X方向の端辺)である第1端辺Ps1を位置決めする第1規制部31と、媒体を第1規制面31aに向けて、搬送方向である+Y方向及び幅方向であるX軸方向と交差する交差方向Dに搬送する搬送部10とを備えている。第1規制部31は、第1端辺Ps1を位置決めする第1規制面31aを有している。第1規制部31と搬送部10は、媒体の斜行を補正する斜行補正手段9を構成する。
図5において符号P-2と符号P-3は、搬送される媒体の一例を示しており、符号P-3で示す媒体は符号P-2で示す媒体の斜行が補正されたものである。
第1規制面31aは媒体の第1端辺Ps1に当接可能であり、Y軸方向に平行であって、Y軸方向に沿って延びている。
第1規制部31は、不図示のガイド部によってガイドされながらX軸方向即ち媒体の幅方向に変位可能に設けられている。第1規制部31の幅方向への変位は、本実施形態ではユーザーの手動操作により行われる。但し第1規制部31の幅方向への変位は、モーターなどの動力によって行われても良いことは勿論である。
本実施形態において搬送部10は、第1搬送部11と、第1搬送部11に対し下流に配置された第2搬送部12とを備えている。
尚、本実施形態において搬送部10は第1搬送部11と第2搬送部12とを備え、即ち複数の搬送部を備えるが、一つの搬送部で構成されても良い。
尚、第1搬送部11が第1規制部31に向けて媒体を搬送する方向を第1方向D1とし、第2搬送部12が第1規制部31に向けて媒体を搬送する方向を第2方向D2とする。第1方向D1と第2方向D2はいずれも交差方向Dの一例である。本実施形態では、第2方向D2は、第1方向D1に沿った方向になっている。
本実施形態において第1搬送部11と第2搬送部12の基本構成は同じであり、各搬送部は回転テーブル14にベルトユニット13を備えている。ベルトユニット13は、搬送ベルト15を備える。但し以降においては第1搬送部11が備える搬送ベルト15を必要に応じて第1搬送ベルト15Aと称し、第2搬送部12が備える搬送ベルト15を必要に応じて第2搬送ベルト15Bと称する場合がある。
回転テーブル14は搬送される媒体を下方から支持する。回転テーブル14は回転軸14aを中心に図5の時計回り方向及び反時計回り方向に回転可能であり、即ち搬送ベルト15は平面視において(+Z方向から見て)回転可能である。そして回転テーブル14の回転によって搬送ベルト15が媒体に搬送力を付与する方向、即ち交差方向Dを変更することができる。
尚、中継ユニット4Aを支持する支持板6bの下側には、図12に示す様に回転ノブ145が回転可能に設けられている。回転ノブ145は回転テーブル14の外周部と係わり合っており、回転ノブ145を手動で回転させることで、回転テーブル14を回転させることができる。
図5において搬送ベルト15は、回転テーブル14の回転軸14aに対し、本実施形態では搬送方向において上流側に設けられている。搬送ベルト15が回転軸14aに対し搬送方向の上流側に設けられているとは、換言すれば、回転軸14aが搬送ベルト15の搬送方向中心より下流側に位置していることであり、回転軸14aが搬送ベルト15の搬送方向中心より下流側に位置しているとは、回転軸14aの軸中心位置が、搬送方向において搬送ベルト15の中心位置より下流側にあることを意味する。
回転軸14aを中心とした回転テーブル14の回転は、本実施形態ではユーザー操作により行われるが、例えばモーター(不図示)などにより回転する構成であっても良い。回転テーブル14を回転させるモーターは、制御部111(図1参照)により制御することができる。この場合、第1搬送部11と第2搬送部12とのそれぞれに対し専用のモーターを設け、それぞれが独立して回転テーブル14を回転させる様に構成されていても良い。
ベルトユニット13は、搬送ベルト15を備え、媒体を搬送ベルト15に吸引して搬送する構成である。より詳しくは図7に示す様にベルトユニット13は駆動プーリー16a及び従動プーリー16b、16c、16dを備え、これらプーリーに搬送ベルト15が掛け回されている。駆動プーリー16aはベルト駆動モーター(不図示)によって図7の反時計回り方向に駆動され、これにより搬送ベルト15が図7の反時計回り方向に周回する。
尚、ベルト駆動モーター(不図示)は第1搬送部11と第2搬送部12のそれぞれに対して設けても良いし、或いは第1搬送部11と第2搬送部12とを一つのベルト駆動モーターで駆動しても良い。
従動プーリー16cはプーリー支持部材21によって支持されている。プーリー支持部材21は回転軸21aを中心に図7の時計回り方向及び反時計回り方向に回転可能に設けられているとともに、不図示の押圧手段、例えばばねによって図7の反時計回り方向に回転する様に押圧されている。これにより従動プーリー16cは搬送ベルト15にテンションを付与する。
搬送ベルト15の内側には吸引部の一例である吸引ブロワ18が設けられている。吸引ブロワ18は圧力室19に負圧を付与する。
圧力室19の上部には吸引プレート20が設けられている。吸引プレート20は従動プーリー16bと駆動プーリー16aとの間で搬送ベルト15を支持する。吸引プレート20には図8(B)に示す様に開口20aが複数形成されている。
また搬送ベルト15には図8(A)に示す様に貫通穴15aが複数形成されており、搬送ベルト15の周回動作に伴って搬送ベルト15の貫通穴15aが吸引プレート20の開口20aと重なることができる様に構成されている。これにより吸引ブロワ18によって圧力室19に負圧が形成されると、吸引プレート20の開口20aと搬送ベルト15の貫通穴15aとを介して媒体が吸引され、媒体が搬送ベルト15に密着して搬送される。
尚、吸引部の一例である吸引ブロワ18は、本実施形態では第1搬送部11と第2搬送部12のそれぞれに設けられている。即ち第1搬送ベルト15Aと第2搬送ベルト15Bのそれぞれに対して別個の吸引部が設けられるので、第1搬送ベルト15Aと第2搬送ベルト15Bのそれぞれにおいて独立した吸引制御が可能となる。
但しこの様な構成に代えて、第1搬送部11と第2搬送部12とで一つの吸引ブロワ18を用いても良い。
中継搬送装置4は、図5に示す様に第1規制部31に対し-X方向に、媒体の第1端辺Ps1の浮き上がりを抑制する上方規制手段38を備えている。図6において上方規制手段38は簡略図示しており、以下では図9、図10を参照して上方規制手段38について説明する。
本実施形態において上方規制手段38は、搬送方向に沿って複数の上方規制部材39を備えている。一つの上方規制部材39に対して搬送方向の両側には支持部材41が設けられており、上方規制部材39は回転軸40を介して支持部材41に対し回転可能に設けられている。上方規制部材39は搬送方向から見て回転可能に設けられ、回転することで媒体に対して進退できる様に設けられている。上方規制部材39は不図示の押圧部材、例えばばねによって図10の反時計回り方向、即ち媒体に対して接触する方向に押圧されている。上方規制部材39の下面が、第1規制面31aと対向する第1端辺Ps1の上方への移動を規制する上方規制面39aとなる。この様に構成された上方規制手段38の作用効果は後に改めて説明する。
中継搬送装置4は、図6に示す様に搬送部10に対して上流に搬送ローラー対25を備えている。搬送ローラー対25は、駆動モーター(不図示)によって駆動される駆動ローラー25aと、従動回転可能な従動ローラー25bとを備えて成る。前記駆動モーターは、制御部111(図1参照)によって制御される。従動ローラー25bは、駆動ローラー25aに対して進退可能であるとともに、不図示の押圧手段、例えばばねによって駆動ローラー25aに向けて押圧されている。
本実施形態において搬送ローラー対25は、図5に示す様に幅方向において一組設けられる。搬送ローラー対25は、幅方向に沿って複数組設けても良いが、本実施形態の様に幅方向において搬送ローラー対25を一組備える構成では、媒体が回転し易くなり媒体へのダメージ付与抑制の観点で好適である。
即ち搬送ローラー対25は、媒体に対し搬送方向の搬送力を付与するが、その下流の搬送部10では媒体に対し搬送方向及び幅方向と交差する交差方向Dの搬送力を付与する為、媒体に対し搬送ローラー対25による搬送力と搬送部10による搬送力とが同時に掛かり、媒体に皺等のダメージが生じる虞がある。しかしながら本実施形態の様に幅方向において搬送ローラー対25を一組備える構成では、媒体が回転し易くなり媒体へのダメージ付与抑制の観点で好適である。
また中継搬送装置4は、図6に示す様に搬送部10に対して下流に排出ローラー対26を備えている。排出ローラー対26は、記録装置3の給送ローラー107に向けて媒体を排出する媒体排出部の一例である。排出ローラー対26は、駆動モーター(不図示)によって駆動される駆動ローラー26aと、従動回転可能な従動ローラー26bとを備えて成る。前記駆動モーターは、制御部111(図1参照)によって制御される。従動ローラー26bは、駆動ローラー26aに対して進退可能であるとともに、不図示の押圧手段、例えばばねによって駆動ローラー26aに向けて押圧されている。
本実施形態において排出ローラー対26は、図5に示す様に幅方向において複数組設けられる。これにより中継搬送装置4によって斜行が補正された媒体が再び斜行することを抑制しながら、媒体を記録装置3に確実に供給することができる。但しこれに限らず、排出ローラー対26を幅方向に一組設けても良い。
尚、駆動ローラー26aの駆動源である駆動モーターは、搬送ローラー対25の駆動ローラー25aと同一であっても良いし、別個であっても良い。
尚、搬送ローラー対25と搬送部10との間で媒体の弛みが生じない様に、搬送部10による+Y方向の媒体搬送速度は、搬送ローラー対25による+Y方向の媒体搬送速度より高速であることが好ましい。同様に搬送部10と排出ローラー対26との間で媒体の弛みが生じない様に、排出ローラー対26による+Y方向の媒体搬送速度は、搬送部10による+Y方向の媒体搬送速度より高速であることが好ましい。
また同様に記録装置3の給送ローラー107と排出ローラー対26との間で媒体の弛みが生じない様に、給送ローラー107による+Y方向の媒体搬送速度は、排出ローラー対26による+Y方向の媒体搬送速度より高速であることが好ましい。
また本実施形態において中継搬送装置4は、図5に示す様に媒体の第1端辺Ps1に対し反対側の第2端辺Ps2の位置を規制可能な第2規制部32を備えている。第2規制部32は、媒体の第2端辺Ps2に当接して第2端辺Ps2の位置を規制可能な第2規制面32aを有している。第2規制面32aはY軸方向に平行であり、Y軸方向に沿って延びている。第2規制部32は、本実施形態では幅方向に移動しない固定構造であるが、幅方向に移動可能に構成されていても良い。
また本実施形態において中継搬送装置4は、第1規制部31に対して搬送方向の下流に配置され、媒体の第1端辺Ps1の位置を規制可能な第1補助ガイド33と、第1補助ガイド33に対し媒体を挟んで反対側に配置され、媒体の第2端辺Ps2の位置を規制可能な第2補助ガイド35とを備えている。
第1補助ガイド33は、媒体の第1端辺Ps1の位置を規制する第1補助ガイド面33aを備えている。また第2補助ガイド35は、媒体の第2端辺Ps2の位置を規制する第2補助ガイド面35aを備えている。第1補助ガイド面33aと第2補助ガイド面35aは、搬送方向に沿って延びている。
第1補助ガイド33と第2補助ガイド35は、記録装置3を構成する媒体支持部112に対し上方に位置しており、不図示のラックピニオン機構を介して幅方向に沿って互いに接近し、或いは互いに離間する方向に変位可能に設けられている。
本実施形態において第1補助ガイド33は、第1規制部31と不図示の連結部を介して連結されており、第1規制部31が幅方向に変位すると、第1補助ガイド33も一体となって幅方向に変位する。そしてこの第1補助ガイド33の変位と連動して、第2補助ガイド35も幅方向に変位する。
幅方向において第1補助ガイド面33aと第2補助ガイド面35aとの間の距離U5は、第1規制面31aと第2規制面32aとの間の距離(U3+U4)より短い。
第1補助ガイド33は、搬送方向の上流端に、搬送方向の上流に向かって媒体の第1端辺Ps1から離れる方向(+X方向)に拡がる媒体受け入れ部34を備えている。また第2補助ガイド35は、搬送方向の上流端に、搬送方向の上流に向かって媒体の第2端辺Ps2から離れる方向(-X方向)に拡がる媒体受け入れ部36を備えている。
<<給送装置の構成>>
次に給送装置5は、媒体を積載する積載部60と、積載部60から媒体を給送する給送部としての給送ローラー63とを備えている。符号P-1は、積載部60に積載される媒体の一例を示している。給送装置5は、上述した様に第2支持台7(図1参照)に支持される。
本実施形態に係る給送装置5は、図5に示す様に媒体の第1端辺Ps1を位置決めする第1給送ガイド面61aを有する第1給送ガイド61と、媒体の第2端辺Ps2を位置決めする第2給送ガイド面62aを有する第2給送ガイド62とを備えている。
第1給送ガイド61と第2給送ガイド62は、不図示のラックピニオン機構を介して幅方向に沿って互いに接近し、或いは互いに離間する方向に変位可能に設けられている。積載部60に媒体をセットするユーザーは、例えば第1給送ガイド61を操作することで第1給送ガイド61と第2給送ガイド62を媒体サイズに合った位置に変位させることができる。
給送ローラー63は、不図示のモーターによって図6の時計回り方向に駆動される。給送ローラー63を駆動するモーターは、制御部111(図1参照)によって制御される。尚、給送ローラー63は、積載部60に積載された媒体に対し接触する状態と、積載部60に積載された媒体から離間する状態とを切り換え可能に設けても良い。その様な給送ローラー63の状態切り換え動作は、不図示のモーターによって実現できる。またこのモーターは、制御部111(図1参照)によって制御できる。
給送ローラー63は、幅方向において後述する第2中心位置X51に配置されている。
図5において位置X43は、記録装置3における媒体幅方向の記録基準位置であり、媒体サイズに拘わらず媒体の幅方向中心となる位置であって、媒体の第1端辺Ps1が第1規制面31aに沿った状態での幅方向中心と一致する。以下、これを第1中心位置X43とする。また位置X51は、積載部60に積載された媒体(P-1)の幅方向における中心位置であり、これを第2中心位置X51とする。また位置X41は、第1規制部31の第1規制面31aの幅方向における位置である。
幅方向において第2中心位置X51と第1規制面31aとの間の距離U2は、第1中心位置X43と第1規制面31aとの間の距離U1より長い。
尚、位置X41は、媒体の幅方向サイズに応じて変化するが、媒体の幅方向サイズに依らず第1中心位置X43は、第2中心位置X51よりも+X方向に位置することとなる。
<<中継搬送装置の作用効果>>
中継搬送装置4は、給送装置5から給送された媒体の第1端辺Ps1を位置決めする為の第1規制面31aを有する第1規制部31と、媒体を第1規制面31aに向けて交差方向Dに搬送する搬送部10とを備えていることから、給送装置5から送り出された媒体が斜行していても、搬送部10によって第1端辺Ps1が第1規制面31aに当接することで斜行が補正される。給送装置5から中継搬送装置4に供給された際に斜行した媒体である媒体P-2は、搬送部10から交差方向Dの搬送力を受けて第1端辺Ps1が第1規制面31aに当接し、第1端辺Ps1が第1規制面31aに沿った状態となり、これにより符号P-3で示す様に媒体の斜行が補正される。またこの様な斜行の補正により、媒体先端をローラー対に当接させて斜行を補正する構成に比べて、幅方向での媒体の位置がばらつき難くなる。以上により、記録装置3において適切な記録を行うことができる。
また記録装置3は、中継搬送装置4から供給された媒体の先端を当接させて斜行補正を行う為のレジストローラー対109を備えており、記録装置3と中継搬送装置4とで異なる手段による斜行補正が行われ、媒体の斜行が適切に補正される。言い換えると、記録装置3に設けられたレジストローラー対109だけでは媒体の幅方向の位置を揃えることが難しい場合があり、中継搬送装置4での斜行補正と併せることで、媒体の斜行が適切に補正される。
また本実施形態では、搬送ベルト15が媒体を吸引して搬送し、媒体を第1規制部31に当てる構成である為、媒体をローラー対でニップして搬送する構成に比べて媒体が回転し易く、媒体の斜行を適切に補正できる。
尚、本実施形態では媒体を搬送ベルト15にエアー吸引する構成であるが、媒体を搬送ベルト15に静電吸着させる構成であっても良い。
また本実施形態では、第1搬送ベルト15Aと第2搬送ベルト15Bの少なくとも二つの搬送ベルトによって媒体の斜行を補正する為、媒体の斜行を補正する為の搬送距離を確保することができ、適切に媒体の斜行を補正することができる。
また仮に1本の搬送ベルトによって媒体の斜行を補正する為の搬送距離を確保しようとすると、搬送方向の上流側では幅方向において第1規制面31aと搬送ベルトとの間の距離が長くなってしまい、第1規制面31aに第1端辺Ps1を押し付ける力が弱くなってしまう。またこの様な不具合を抑制する為に搬送方向に対する搬送ベルトの傾斜角を小さくすると、斜行の補正効果が低下する為、前記搬送距離を長くしなければならず、装置の大型化を招く。しかしながら第1搬送ベルト15Aと第2搬送ベルト15Bの少なくとも二つの搬送ベルトによって媒体の斜行を補正することで、第1規制面31aに第1端辺Ps1を適切に押し付けることができ、ひいては装置の大型化を抑制できる。
尚、搬送方向に沿って搬送ベルトを三つ以上備えていても良いことは勿論である。
また本実施形態において第2搬送部12が第1規制部31に向けて媒体を搬送する方向である第2方向D2は、第1搬送部11が第1規制部31に向けて媒体を搬送する方向である第1方向D1に沿った方向であることから、媒体を安定して搬送できる。
また本実施形態において第1方向D1及び第2方向D2は変更可能であることから、適切な斜行補正を行うことができる。
また本実施形態において第1規制部31は幅方向に移動可能であることから、幅方向のサイズが異なる複数種類の媒体の斜行を補正できる。
また本実施形態では、回転テーブル14即ち搬送ベルト15が、回転軸14aの回転によって交差方向Dを変更可能であることから、媒体の斜行補正の良否に応じて交差方向を変更することで、より適切な斜行補正を行うことができる。
尚、回転軸14aを中心とした搬送ベルト15の回転が、制御部111(図1参照)のもとモーター(不図示)などの動力により行われる構成としても良い。またこの場合、交差方向Dの変更は媒体サイズや媒体種類に応じて制御される様にしても良い。例えば、媒体の剛性が低いほど第1端辺Ps1が第1規制部31に当接した際に撓みが生じて斜行が補正され難く、また媒体にダメージが生じ易い為、媒体の剛性が低いほど搬送方向(Y軸方向)と交差方向Dとの成す角度を小さくすることが好適である。
また上述した様に媒体に対し搬送ローラー対25による+Y方向の搬送力と搬送部10による交差方向Dの搬送力とが同時に掛かると、媒体に皺等のダメージが生じる虞がある為、搬送方向の媒体長さが長いほど、搬送方向(Y軸方向)と交差方向Dとの成す角度を小さくしても良い。
また交差方向Dは媒体の搬送途中で変更しても良く、例えば媒体の搬送が進むに従って搬送方向(Y軸方向)と交差方向Dとの成す角度を大きくしても良い。これにより上記のダメージを抑制しながら、斜行を適切に補正できる。
また本実施形態において搬送ベルト15の回転中心は、搬送方向において搬送ベルト15の下流側にある為、以下の様な作用効果が得られる。以下、この作用効果について図11を参照して説明する。尚、図11以降では、図5に示した構成のうち説明に必要な構成のみを示し、また適宜簡略化して示す場合がある。
図11(A)は、比較例として搬送ベルト15が回転する際の回転中心Raが搬送方向において搬送ベルト15の上流側にある場合を示している。搬送ベルト15は媒体を第1規制部31に向けて搬送する為、搬送ベルト15の下流端と第1規制部31との間の幅方向における距離da1は、搬送ベルト15の上流端と第1規制部31との間の距離da2よりも短い。この為、搬送ベルト15が交差方向Dを変更する為に平面視において回転する際、搬送ベルト15の下流端と第1規制部31とが干渉する虞があり、これによって搬送ベルト15の回転可能範囲が制限され、ひいては交差方向Dの調整範囲が狭くなってしまうこととなる。図11(A)、(B)において符号15-1及び二点鎖線で示す搬送ベルト15は、実線で示す搬送ベルト15より図の反時計回り方向に15°回転した状態を示している。図11(A)の場合、搬送ベルト15の下流端が第1規制部31と干渉してしまう。第1規制面31aに媒体の第1端辺Ps1を突き当てる為には、第1規制面31aの高さ方向(Z軸方向)において搬送ベルト15の上面は第1規制面31aの下端部より上(+Z方向)に位置する必要があり、平面視において図11(A)に示す様に搬送ベルト15の下流端が第1規制部31と干渉してしまう構成は採用できない。
しかしながら本実施形態では、搬送ベルト15の回転中心Raは、搬送方向において搬送ベルト15の下流側にある為、搬送ベルト15が回転する際の下流端の揺動範囲を上流端の揺動範囲よりも狭くすることができ、これによって図11(B)に示す様に搬送ベルト15の下流端が第1規制部31と干渉し難くなる。その為、搬送ベルト15の回転可能範囲を拡げることができ、ひいては交差方向Dの調整可能範囲を拡げることができる。
また本実施形態では、媒体の第2端辺Ps2の位置を規制可能な第2規制面32aを有する第2規制部32を備える。これにより以下の作用効果が得られる。即ち媒体は搬送ベルト15によって第1規制面31aの側に寄せられるが、一例として第1端辺Ps1の下流端が第1規制面31aから離れる様に媒体が回転してしまうと、媒体を搬送ベルト15によって搬送可能な距離を搬送しても、斜行の補正を行いきれなくなる虞がある。尚これは一例であり、上記の様な回転を伴わずに媒体が第1規制面31aから離れる方向に移動してしまう場合もある。また媒体の第1規制面31aから離れる方向への動きは、媒体が第1規制面31aに当接した際に第1規制面31aから反力を受けることによっても生じ得る。しかしながら本実施形態では、媒体の第2端辺Ps2の位置を規制可能な第2規制部32を備えることから、上記の様な不具合の発生を抑制できる。
また本実施形態では、図5に示す様に幅方向における第1中心位置X43と第2規制面32aの位置X42との間の距離である第2距離U4が、第1中心位置X43と第1規制面31aの位置X41との間の距離である第1距離U3より長い。このことにより、給送装置5から斜行した媒体を適切に受け入れることができる。
尚、位置X41は、媒体の幅方向サイズに応じて変化するが、記録装置3において記録可能な最大幅の媒体を搬送する場合であっても第2距離U4が第1距離U3より長くなる様に、第2規制部32の幅方向における位置が設定されている。
また本実施形態では、媒体の上方への移動を規制する上方規制手段38として上方規制部材39(上方規制面39a)を備えることから、以下の作用効果が得られる。即ち媒体の第1端辺Ps1が第1規制面31aに当たった際、媒体が変形すると媒体が回転せず、媒体の斜行を適切に補正することができない虞があり、またジャムが生じる虞もある。図10において符号Pj-3は、第1端辺Ps1が第1規制部31を乗り越える様に上方に変形或いはカールした媒体の一例である。また図10において符号Pj-2は、第1端辺Ps1を含む側端部位が下方に変形或いはカールした媒体の一例である。媒体Pj-2、Pj-3いずれの場合も、変形によって媒体が適切に回転できない虞がある。
しかしながら本実施形態では、媒体の上方への移動を規制する上方規制面39aを備えることから、符号Pj-1で示す媒体の様に第1端辺Ps1が第1規制面31aに適切に当たることができ、ひいては媒体が適切に回転して斜行を補正することができる。
また上方規制面39aを形成する上方規制部材39は、上方規制面39aが媒体に対して進退可能となる様に回転可能に設けられていることから、上方規制部材39が媒体から強い反力を受けた際に回転することで媒体にダメージが形成されることを抑制できる。
尚、上方規制部材39は、不図示の押圧部材、例えばばねによって上方規制面39aが媒体に進出する方向に押圧されている。これにより上方規制部材39が媒体から反力を受けた際に容易に回転してしまうことを抑制でき、ひいては媒体の斜行を適切に補正することができる。
また本実施形態において上方規制部材39は、搬送方向に沿って複数設けられていることから、搬送方向に沿ったより広い範囲で媒体の上方への移動を規制することができる。
また上方規制部材39が搬送方向に沿って複数設けられていることで、搬送方向の位置によって媒体の上方への移動の程度が異なる場合であってもそれに応じて上方規制面39aが変位することができ、ひいては媒体が上方規制面39aに強く接することによって媒体にダメージが形成されることを抑制できる。
尚、上方規制部材39は、媒体の過剰な押圧を抑制する観点において媒体を下方から支持する回転テーブル14との間で所定の隙間を形成し、且つその状態を維持できることが好ましい。前記所定の隙間は、例えば一枚当たりの媒体の厚みの最大値に所定のマージンを加えた値とすることが好ましい。
また上方規制部材39は、媒体に対して進退しない固定構造であっても良い。また搬送方向に沿って複数の上方規制部材39を設ける場合、上記所定の隙間は複数の上方規制部材39の間で異なっていても良い。例えば、媒体の斜行が補正された下流側では、上流側に比べて上記所定の隙間を小さくしても良い。
また搬送方向に沿って適宜の間隔で複数の上方規制部材39を設ける構成に代えて、搬送方向に沿って延設された一つの上方規制部材を用いても良い。
また本実施形態では、図5に示す様に幅方向において第2中心位置X51と第1規制面31aとの間の距離U2が第1中心位置X43と第1規制面31aとの間の距離U1より長くなる様に構成されている。これにより給送装置5から中継搬送装置4へ媒体が供給される際に媒体が第1規制部31に引っ掛かることを抑制できる。
尚、本実施形態では第1給送ガイド61と第2給送ガイド62は媒体の幅方向サイズに応じてユーザーが変位させる部材であり、更に第1規制部31も媒体の幅方向サイズに応じてユーザーが変位させる部材である。従って本実施形態では、距離U2が距離U1より長くなる様に、第1給送ガイド61と第1規制部31とが不図示の連結部材によって連結され、第1給送ガイド61と第1規制部31とが一体に変位する様に構成されている。
但し第1給送ガイド61と第1規制部31とが不図示の連結部材によって連結されない場合であっても、一例として第1給送ガイド61の移動可能領域が第1規制部31の移動可能領域よりも-X方向に設定されていれば、距離U2を距離U1より長くすることができる。
尚、第1給送ガイド61と第1規制部31とが連結されていない構成では、第1規制部31の幅方向における位置を検出する検出手段と第1給送ガイド61の幅方向における位置を検出する検出手段とを設け、二つの検出手段の検出情報をもとに距離U2が距離U1以下である場合には、制御部111(図1参照)が、媒体給送動作を保留するとともに記録装置3が備える表示部(不図示)にその旨のアラートを表示することもできる。
また第1規制部31が制御部111(図1参照)の制御のもとモーター(不図示)の動力により変位する構成である場合、制御部111が把握する媒体サイズに応じ、距離U2が距離U1より長くなる様に第1規制部31の位置を制御しても良い。この場合、第1給送ガイド61が媒体サイズに応じた適切な位置にあることを検出する為に、第1給送ガイド61の幅方向における位置を検出する検出手段を設けることも好適である。そして制御部111は、前記検出手段の検出情報をもとに第1給送ガイド61が媒体サイズに応じた適切な位置にないと判断すると、媒体給送動作を保留するとともに記録装置3が備える表示部(不図示)にその旨のアラートを表示することもできる。
また本実施形態において給送装置5の給送部である給送ローラー63は、幅方向における媒体の第2中心位置X51に接することで媒体を給送可能である。このことにより、給送装置5から送り出される媒体の斜行を抑制できる。
また本実施形態において給送装置5は、媒体の第1端辺Ps1を位置決めする第1給送ガイド61を備え、幅方向において第1給送ガイド61の第1給送ガイド面61aは、第1規制部31の第1規制面31aと第1中心位置X43との間に位置する。このことにより、給送装置5から送り出される媒体(P-1)の第1端辺Ps1の位置が第1規制部31寄りになることを抑制でき、給送装置5から中継搬送装置4へ媒体が供給される際に媒体が第1規制部31に引っ掛かることを抑制できる。
また、幅方向における第1規制面31aと第1給送ガイド面61aとの間の距離が必要以上に長くならず、媒体が給送装置5から中継搬送装置4に供給された後に第1規制部31に適切に当たることができ、ひいては適切に媒体の斜行を補正できる。
また本実施形態において給送装置5は、媒体の第2端辺Ps2の位置を規制可能な第2給送ガイド面62aを有する第2給送ガイド62を更に備えることから、給送装置5から送り出される媒体の斜行を抑制できる。また図5において、幅方向における第1給送ガイド61の第1給送ガイド面61aと第2給送ガイド62の第2給送ガイド面62aとの中間に、第2中心位置X51が位置することから、給送装置5から送り出される媒体の斜行をより良好に抑制できる。
尚、第1給送ガイド61と第2給送ガイド62を備えない構成であっても、積載部60と給送ローラー63とを備えていれば、媒体は積載部60から送り出すことができる。
また本実施形態において第1規制部31によって斜行が補正された媒体は、幅方向において第1補助ガイド33と第2補助ガイド35とで挟まれた状態で記録装置3に供給される。これにより媒体が中継搬送装置4から記録装置3に供給される際の斜行が抑制され、中継搬送装置4での斜行補正効果が適切に維持された状態で媒体を記録装置3に供給することができる。
また本実施形態において第1補助ガイド33は、搬送方向の上流端に媒体受け入れ部34を備えていることから、媒体が第1補助ガイド33に引っ掛かることを抑制できる。また第2補助ガイド35は、搬送方向の上流端に媒体受け入れ部36を備えていることから、媒体が第2補助ガイド35に引っ掛かることを抑制できる。
また本実施形態において第1規制部31並びに第1補助ガイド33及び第2補助ガイド35は、幅方向に移動可能である。これにより幅方向の媒体サイズに対応して適切に斜行を補正できる。
また第1規制部31と第1補助ガイド33は、一体となって幅方向に移動可能である。このことにより第1規制部31と第1補助ガイド33との幅方向における位置ずれを防止でき、媒体が第1規制部31から第1補助ガイド33に移動する際の第1補助ガイド33への引っ掛かりを抑制できる。
但し第1規制部31と第1補助ガイド33は一体に限らず、別体であっても良い。
また本実施形態では、幅方向において第1補助ガイド面33aと第2補助ガイド面35aとの間の距離U5は、第1規制面31aと第2規制面32aとの間の距離(U3+U4)より短い。これにより、媒体が中継搬送装置4から記録装置3に供給される際の斜行を好適に抑制できる。
<<中継搬送装置の変形例>>
上述した中継搬送装置4は、以下の(変形例1)~(変形例13)の様に変形することができる。尚、以降説明する各変形例は、技術的に矛盾が生じない限りどの様に組み合わせても構わない。
(変形例1)
上記実施形態において第1規制部31の幅方向への変位はユーザーの手動操作により行われるが、例えばモーター(不図示)により駆動されるラックピニオン機構(不図示)を用いて第1規制部31が幅方向に変位する構成であっても良い。第1規制部31を変位させるモーターは、制御部111(図1参照)により制御することができる。また制御部111は、印刷データに基づいて媒体サイズを把握できる為、媒体サイズに応じて第1規制部31を適切な位置に変位させることができる。
(変形例2)
搬送ベルト15を、第1規制部31の移動に連動して幅方向に移動可能に構成しても良い。例えば、上記実施形態において搬送部10と第1規制部31とを一体に構成することで、搬送ベルト15を、第1規制部31の移動に連動して幅方向に移動させることができる。
これにより、以下の作用効果が得られる。即ち幅方向において搬送ベルト15と第1規制面31aとの間の距離が長くなると、搬送ベルト15によって媒体の第1端辺Ps1を第1規制面31aに適切に当てることができなくなる虞がある。また逆に幅方向において搬送ベルト15と第1規制面31aとの間の距離が短くなると、幅方向のサイズが大きい媒体の場合には搬送ベルト15から-X方向に外れる領域が増え、その結果媒体を適切に搬送することができなくなる虞がある。従って媒体の斜行を適切に補正しつつ媒体を適切に搬送する為には幅方向における搬送ベルト15と第1規制面31aとの間の距離が重要となるが、搬送ベルト15を、第1規制部31の移動に連動して幅方向に移動可能とすることで、幅方向における搬送ベルト15と第1規制面31aとの間の距離を適切に維持することができ、ひいては媒体の斜行を適切に補正しまた適切に搬送することができる。
(変形例3)
搬送ベルト15を、幅方向に複数設けても良い。搬送ベルト15を幅方向に複数設けることで、幅方向のサイズの大きい媒体を適切に搬送することができる。尚、搬送ベルト15を幅方向に複数設ける場合、搬送方向に二つに限らず、搬送方向に三つ以上設けても良いことは勿論である。
尚、搬送ベルト15を幅方向に複数設ける場合、一つの搬送ベルト15によって媒体を吸引する吸引力を弱くしても良い。
(変形例4)
図5において、第2規制部32を幅方向に沿って移動可能に設けることで、第1距離U3と第2距離U4との差を変更可能としても良い。これにより給送装置5から受け入れる媒体の斜行の程度に応じて第1距離U3と第2距離U4との差を調整することができ、より適切な斜行補正を行うことができる。尚、第1距離U3と第2距離U4との差が大きいほど、斜行の程度が大きい媒体を受け入れることができ、また第1距離U3と第2距離U4との差が小さいほど、媒体が第1規制部31と第2規制部32との間で規制され易く、幅方向の位置が定まり易くなるとともに斜行を抑制できる。
より具体的には、搬送ベルト15によって媒体を搬送可能な搬送方向距離には限りがある為、適切に媒体の斜行を補正する為には、第2距離U4は極力短いほうが好ましい。しかしながら第2距離U4を短くしてしまうと、給送装置5から受け入れる媒体の斜行の程度が大きいと適切に媒体を受け入れることができない。従って給送装置5から受け入れる媒体の斜行に応じ、第1距離U3と第2距離U4との差を調整することで、より適切な斜行補正を行うことができる。
尚、第2規制部32の移動即ち第2距離U4の変更は、ユーザーが手動で行っても良いし、自動で行う様に構成しても良い。第2距離U4の変更を自動で行う場合、例えばモーター(不図示)によって動作するラックピニオン機構(不図示)によって第2規制部32が幅方向に変位する様に構成するとともに、制御部111(図1参照)が媒体サイズに応じて前記モーターを制御する構成を採用できる。例えば、搬送方向の媒体サイズが小さいほど給送装置5から受け入れる媒体の斜行の程度が大きくなり易い為、制御部111(図1参照)が、幅方向の媒体サイズが小さくなるに従って第1距離U3と第2距離U4との差を小さくすることが好適である。
(変形例5)
搬送ベルト15による媒体の吸引力は、第1領域における吸引力を、搬送方向において第1領域よりも下流の第2領域の吸引力より弱くしても良い。これにより、斜行補正の必要性が高い第1領域では媒体が第2領域よりも回転し易く、適切に斜行補正ができる。そして記録装置に対して媒体を確実に供給したい第2領域では媒体を確実に吸引でき、適切に媒体を記録装置3に供給することができる。
尚、吸引力の変更は、搬送ベルト15における単位面積あたりの吸引力を第1領域と第2領域とで異ならせるものであればどの様なものでも良い。例えば、第1領域と第2領域とに対しそれぞれ吸引ブロワ18を設け、吸引ブロワ18の回転数を調整することで吸引力を異ならせるようにしても良い。
また吸引プレート20の開口20aの大きさを調整して吸引力を異ならせる様にしても良い。
(変形例6)
本実施形態の様に第1搬送ベルト15Aに対し搬送方向の上流に、媒体を第1搬送ベルト15Aへ搬送する搬送ローラー対25を備える構成において、第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力、或いは第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力と第2搬送ベルト15Bによる媒体の吸引力とを変更可能としても良い。
即ち第1搬送ベルト15Aに対し搬送方向の上流に搬送ローラー対25を備える場合、媒体が搬送ローラー対25によってニップされている間は媒体が回転し難く、媒体に対し搬送ローラー対25による拘束作用と第1搬送ベルト15Aによる回転作用とが同時に掛かることで媒体に皺等のダメージが生じる虞がある。また媒体の搬送方向長さによっては、更に第2搬送ベルト15Bによる回転作用も同時に掛かることで上記ダメージが生じる虞がある。
従って第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力、或いは第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力と第2搬送ベルト15Bによる媒体の吸引力とを変更可能とすることで、上記の様なダメージが生じる虞がある場合に第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力、或いは第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力と第2搬送ベルト15Bによる媒体の吸引力とを弱くすることができ、ひいては上記のダメージを抑制できる。
尚、吸引力の調整は、吸引ブロワ18の回転数を調整することで変更することができる。吸引力の調整は、ユーザーが不図示の操作パネルを介して行う構成でも良いし、制御部111(図1参照)の制御のもと媒体種類や媒体サイズ等の条件に応じて自動で行う様に構成されても良い。
例えば上記の様なダメージは、媒体の搬送方向長さが長いほど生じ易い為、媒体の搬送方向長さに応じて、即ち媒体長さが長くなるほど吸引力を弱くすることが好適である。例えば、第1の媒体と、当該第1の媒体より搬送方向長さが長い第2の媒体がある場合、第1の媒体を搬送する場合には第1の吸引力とし、第2の媒体を搬送する場合には第1の吸引力より弱い第2の吸引力とする。また上記の様なダメージは、媒体の剛性が低いほど生じ易い為、第1の媒体と、当該第1の媒体より剛性の低い第2の媒体がある場合、第1の媒体を搬送する場合には第1の吸引力とし、第2の媒体を搬送する場合には第1の吸引力より弱い第2の吸引力とする。
その際、第1搬送ベルト15Aと第2搬送ベルト15Bの双方を第2の吸引力としても良いし、或いは第1搬送ベルト15Aのみ第2の吸引力としても良い。更に第1搬送ベルト15Aの中の上流部位のみ第2の吸引力としても良い。
また、第2の媒体の搬送方向後端が搬送ローラー対25から抜けるまで吸引力を第2の吸引力とし、第2の媒体の搬送方向後端が搬送ローラー対25から抜けたら吸引力を第1の吸引力としても良い。
(変形例7)
また媒体長さに拘わらず、第1搬送ベルト15Aによる媒体の吸引力を、第2搬送ベルト15Bによる媒体の吸引力より弱くすることも好適である。これにより斜行補正の必要性が高い第1搬送ベルト15Aの領域では媒体が第2搬送ベルト15Bの領域よりも回転し易く、適切に斜行補正ができる。そして排出ローラー対26に媒体を確実に受け渡したい第2搬送ベルト15Bの領域では媒体が第1搬送ベルト15Aの領域よりも回転し難いが搬送力が大きく、適切に媒体を排出ローラー対26に受け渡すことができる。
(変形例8)
本実施形態の様に第1搬送ベルト15Aに対し搬送方向の上流に、媒体を第1搬送ベルト15Aへ搬送する搬送ローラー対25を備える構成において、搬送ローラー対25を、媒体をニップするニップ状態とニップを解除するニップ解除状態とを切り換え可能に構成した上で、ニップ状態をとる搬送ローラー対25によって搬送される媒体の一部が第1搬送ベルト15Aに吸引された後、搬送ローラー対25がニップ解除状態に切り換わる様に構成しても良い。これにより以下の作用効果が得られる。
即ち媒体が搬送ローラー対25によってニップされている間は媒体が回転し難く、媒体に対し搬送ローラー対25による拘束作用と第1搬送ベルト15Aによる回転作用とが同時に掛かることで媒体に皺等のダメージが生じる虞がある。
しかしながらニップ状態をとる搬送ローラー対25によって搬送される媒体の一部が第1搬送ベルト15Aに吸引された後、搬送ローラー対25がニップ解除状態に切り換わることで、媒体に対し搬送ローラー対25による拘束作用と第1搬送ベルト15Aによる回転作用とが同時に掛かる期間を短くでき、上記のダメージを抑制することができる。
尚、搬送ローラー対25をニップ状態からニップ解除状態へ切り換えるタイミングは、媒体の種類に応じて変更しても良い。例えば媒体の剛性が高い場合は相対的に剛性が低い場合に比べて上記のダメージが生じ難い為、剛性が高い媒体の場合は搬送ローラー対25をニップ状態からニップ解除状態へ切り換えるタイミングを遅くしても良い。これにより、搬送ローラー対25によって媒体を確実に下流に搬送することができる。
尚、ニップ状態をとる搬送ローラー対25によって搬送される媒体の一部が第1搬送ベルト15Aに吸引された後、搬送ローラー対25をニップ解除状態に切り換える場合において、給送装置5の給送ローラー63による媒体の拘束が解除されていることが好ましい。給送装置5の給送ローラー63によって媒体が拘束されていると、媒体が回転し難く、上述した皺等のダメージが生じる虞がある為である。
ここで給送ローラー63による媒体の拘束が解除された状態とは、給送ローラー63が媒体と接していない状態など、第1搬送ベルト15Aの作用によって媒体が回転しようとする際に給送ローラー63から受ける力によって媒体に上記のダメージが生じ難い状態を意味する。従って給送ローラー63が、積載部60に積載された媒体に対し接触する状態と、積載部60に積載された媒体から離間する状態とを切り換え可能である場合には、媒体の先端が搬送ローラー対25にニップされたら、給送ローラー63を媒体から離間させることが好適である。
(変形例9)
第1搬送ベルト15Aによる搬送方向である第1方向D1と第2搬送ベルト15Bによる搬送方向である第2方向D2とに関し、+Y方向即ち搬送方向と第2方向D2とが成す角度を、搬送方向と第1方向D1とが成す角度より小さくしても良い。
これにより斜行補正の必要性が高い第1搬送ベルト15Aの領域では第2搬送ベルト15Bの領域よりも斜行補正の効果が高く、適切に斜行補正ができる。そして排出ローラー対26に媒体を確実に受け渡したい第2搬送ベルト15Bの領域では第1搬送ベルト15Aの領域よりも媒体が搬送方向に近い角度で搬送され、適切に媒体を排出ローラー対26に受け渡すことができる。
尚、第1方向D1と第2方向D2とが異なる場合、第1搬送ベルト15Aによる+Y方向の搬送速度と第2搬送ベルト15Bによる+Y方向の搬送速度とが同じとなる様に、第1搬送ベルト15Aの周回速度と第2搬送ベルト15Bの周回速度とを調整することが好ましい。
(変形例10)
本実施形態の様に第1搬送ベルト15Aに対し搬送方向の上流に、媒体を第1搬送ベルト15Aへ搬送する搬送ローラー対25を備える構成において、搬送方向と第1方向D1とが成す角度を、搬送方向と第2方向D2とが成す角度より小さくしても良い。
既に説明した様に第1搬送ベルト15Aに対し搬送方向の上流に搬送ローラー対25を備える場合、媒体が搬送ローラー対25によってニップされている間は媒体が回転し難く、媒体に対し搬送ローラー対25による拘束作用と第1搬送ベルト15Aによる回転作用とが同時に掛かることで媒体に皺等のダメージが生じる虞がある。
しかしながら搬送方向と第1方向D1とが成す角度を、搬送方向と第2方向D2とが成す角度より小さくすることで、第1搬送ベルト15Aによって媒体に掛かる回転作用が抑制され、上記ダメージの発生を抑制できる。
尚、この様な構成において媒体の搬送方向における長さに応じて搬送方向と第1方向D1とが成す角度及び搬送方向と第2方向D2とが成す角度を調整しても良い。例えば、媒体の搬送方向長さが長いほど、搬送ローラー対25による拘束作用と第1搬送ベルト15Aによる回転作用とが同時に掛かる時間が長くなり、上記のダメージが生じる虞が高い為、媒体の搬送方向長さが長いほど搬送方向と第1方向D1とが成す角度を小さくしても良い。
尚、第1方向D1と第2方向D2とが異なる場合、第1搬送ベルト15Aによる+Y方向の搬送速度と第2搬送ベルト15Bによる+Y方向の搬送速度とが同じとなる様に、第1搬送ベルト15Aの周回速度と第2搬送ベルト15Bの周回速度とを調整することが好ましい。
(変形例11)
第2規制部32を、第1搬送ベルト15Aに対し設けられる上流第2規制部(不図示)と、第2搬送ベルト15Bに対し設けられる下流第2規制部(不図示)とで構成しても良い。そして上流第2規制部と下流第2規制部とを幅方向においてそれぞれ独立して変位可能に構成しても良い。この様に構成することで、第1方向D1と第2方向D2とに応じて適切に媒体の第2端辺Ps2を規制できる。
またこの場合、下流第2規制部は、上流第2規制部よりも第1規制部31に近づけても良い。これにより斜行が補正された媒体の幅方向位置を適切に規制できる。またこの場合、下流第2規制部の上流に、媒体の引っ掛かりを抑制する為の傾斜ガイド面を形成することも好適である。
(変形例12)
第2規制部32を、搬送方向の下流に向かって第1規制部31に近づく様に設けても良い。これにより斜行が補正された媒体の幅方向位置を適切に規制できる。
またこの様な構成において、第2規制部32を、上述した変形例11の様に搬送方向に沿った複数の規制部で構成しても良い。
(変形例13)
媒体の第1規制部31に向けた移動を、搬送方向に対する搬送ベルトの傾斜に加え、回転することで媒体を第1規制部31に寄せるパドル(不図示)で行っても良い。この様なパドルによって媒体が第1規制部31に寄せられる為、媒体の斜行を適切に補正できる。
<<中継ユニットと支持台とを連結する連結部>>
続いて図12以降を参照して中継ユニット4Aと第1支持台6の支持板6bとを連結する連結部150について詳説する。
図12に示す様に支持板6bの下側には、連結部150が露呈している。詳しくは後述するが、支持板6bの下側から連結部150にアクセスすることで、支持板6bに対する中継ユニット4Aの位置を調整することができ、ひいては記録装置3に対する中継ユニット4Aの位置を調整することができる。
尚、以降において中継ユニット4Aの位置の調整とは、中継ユニット4AのY軸方向位置、X軸方向位置、及びX-Y平面での向き(特に第1規制面31aの向き)の調整を含む意味で用いる。但し本実施形態において中継ユニット4Aは、Y軸方向位置、X軸方向位置、及びX-Y平面での向きのこれら全てを調整可能であるものの、本発明がこれに限定されるものではない。
具体的には、本実施形態では連結部150により、中継ユニット4Aが支持板6bに対してY軸方向に移動しない様固定することができ、またY軸方向での固定を解除して支持板6bに対する中継ユニット4AのY軸方向に沿った移動を許容することができる。また連結部150により、中継ユニット4Aが支持板6bに対してX軸方向に移動しない様固定することができ、またX軸方向での固定を解除して支持板6bに対する中継ユニット4AのX軸方向に沿った移動を許容することができる。更に連結部150により、支持板6bに対して中継ユニット4AをX-Y平面で回動しない様固定することができ、また前記回動の固定を解除して支持板6bに対する中継ユニット4AのX-Y平面での回動を許容することができる。
本実施形態において上記の各固定はねじ締結により行い、また上記の各固定の解除はねじ締結を緩めることで行う。
以下、連結部150の構成について更に詳説する。図13~図16に示す様に連結部150は、第1プレート151、第2プレート152、軸153、ねじ155、ねじ156、及びねじ157を備える。
第1プレート151と第2プレート152はX-Y平面に平行な面を成す板材であって、一例として金属材料で形成されている。
軸153はZ軸方向に沿った軸中心を成す軸であって、一例として金属材料で形成され、第1プレート151に対して一体に設けられている。
第2プレート152は、支持板6bの下側から、四つのねじ155によって支持板6bに対し取り付けられる。第1プレート151は、第2プレート152の下側から、四つのねじ156によって第2プレート152に対し取り付けられ、且つ二つのねじ157によって中継ユニット4Aの底板4aと連結される。
更に詳しくは、第2プレート152にはY軸方向に沿って延びる窓穴152fが形成されており、軸153は窓穴152fを通り、また支持板6bに形成された窓穴6p(図17も参照)を通って、底板4aに形成された軸穴4b(図18も参照)に入り込む。軸153は、中継ユニット4Aが支持板6bに対して回動する際の回動軸となる。
第1プレート151には、回転ガイド穴151b、151cが形成されている。回転ガイド穴151b、151cは、軸153の軸中心を中心とした円弧状の穴である。回転ガイド穴151b、151cのそれぞれにはねじ157が通される。また2つのねじ157はそれぞれ更に第2プレート152に形成された窓穴152d、152eを通り、そして中継ユニット4Aの底板4aに形成されたねじ穴4c(図18も参照)に嵌合する。中継ユニット4Aが支持板6bに対して回動する際、ねじ157、157が、回転ガイド穴151b、151c内をそれぞれ相対的に移動する。また中継ユニット4Aが支持板6bに対して回動する際、ねじ157、157が、窓穴152d、152e内をそれぞれ相対的に移動する。
第1プレート151には、Y軸方向に沿って延びる縦ガイド穴151aが複数形成されている。縦ガイド穴151aにはねじ156が通され、ねじ156は第2プレート152に形成されたねじ穴152aに嵌合する。
中継ユニット4Aが支持板6bに対してY軸方向に移動する際、中継ユニット4Aと第1プレート151とは一体に移動する。この場合において、ねじ156は、縦ガイド穴151a内を相対的に移動する。
尚、第1プレート151には+Z方向に突出するボス151dが形成されており、ボス151dは第2プレート152に形成された窓穴152gに入り込む。窓穴152gは、Y軸方向に沿って延びる穴である。中継ユニット4Aが支持板6bに対してY軸方向に移動する際、ボス151dは窓穴152g内を相対的に移動する。第1プレート151は、ボス151dが窓穴152gによってY軸方向に案内されることで、第2プレート152によってY軸方向に案内される。
また中継ユニット4Aが支持板6bに対してY軸方向に移動する際、軸153は窓穴152f内を相対的に移動する。
第2プレート152には、X軸方向に沿って延びる横ガイド穴152cが複数形成されている。横ガイド穴152cにはねじ155が通され、ねじ155は支持板6bに形成されたねじ穴6q(図17参照)に嵌合する。
中継ユニット4Aが支持板6bに対してX軸方向に移動する際、中継ユニット4A、第1プレート151、及び第2プレート152は一体に移動する。この場合において、ねじ155は、横ガイド穴152c内を相対的に移動する。
尚、第2プレート152には+Z方向に突出するボス152bがX軸方向に沿って間隔を空けて形成されている。ボス152bは支持板6bに形成された窓穴6r(図17参照)に入り込む。窓穴6rは、X軸方向に沿って延びる穴である。中継ユニット4A、第1プレート151、及び第2プレート152が支持板6bに対してX軸方向に移動する際、ボス152bは窓穴6r内を相対的に移動する。
第2プレート152は、ボス152bが窓穴6rによってX軸方向に案内されることで、支持板6bによってX軸方向に案内される。
中継ユニット4Aの底板4aと支持板6bとの間には、スペーサー148が設けられる。スペーサー148は、図12に示す様にX軸方向及びY軸方向に沿って適宜の間隔で設けられる。また中継ユニット4Aの底板4aと第2プレート152との間には、図16に示す様にスペーサー149が設けられる。スペーサー149は、図13~図16に示す様に連結部150においてねじ157の位置に設けられる。ねじ157は、スペーサー149を挿通して底板4aのねじ穴4cに嵌合する。
尚、スペーサー148とスペーサー149の厚み(Z軸方向寸法)に関し、スペーサー149の厚みはスペーサー148の厚みよりも支持板6bの厚み分厚い。
図16において符号Saは、支持板6bが中継ユニット4Aを支持する支持面であり、符号Sbは中継ユニット4Aの底板4aにおいて支持板6bと対向する対向面である。また符号Scは、第2プレート152において中継ユニット4Aと対向する対向面である。スペーサー148は、支持面Saと対向面Sbとで挟まれ、中継ユニット4Aを支持する。スペーサー149は、対向面Scと対向面Sbとで挟まれる。
本実施形態においてスペーサー148、149は摺動性が良好な材料により形成されており、一例としてPOM(ポリオキシメチレン)により形成されている。これにより、底板4aの対向面Sbとスペーサー148との間の摩擦係数、及び支持面Saとスペーサー148との間の摩擦係数は、支持面Saと対向面Sbとの間の摩擦係数より小さい。
また底板4aの対向面Sbとスペーサー149との間の摩擦係数、及び第2プレート152の対向面Scとスペーサー149との間の摩擦係数は、底板4aの対向面Sbと第2プレート152の対向面Scとの間の摩擦係数より小さい。
尚、本実施形態においてスペーサー148は、中継ユニット4Aの底板4aに対し取り付けられている。このことにより、中継ユニット4Aが支持板6bに対しX軸方向又はY軸方向に移動する場合、或いは中継ユニット4Aが軸153を中心に回動する場合、スペーサー148と支持面Saとの間で摩擦が生じる。
また中継ユニット4Aが支持板6bに対しY軸方向に移動する場合、第2プレート152の対向面Scとスペーサー149との間で摩擦が生じることとなる。また中継ユニット4Aが軸153を中心に回動する場合、第2プレート152の対向面Scとスペーサー149との間で摩擦が生じることとなる。
尚、スペーサー148は、本実施形態において中継ユニット4Aの底板4aに対し取り付けられているが、支持板6bに対し取り付けられていても良い。また、スペーサー148が、底板4a及び支持板6bのどちらにも取り付けられておらず、底板4a及び支持板6bの間に配置されているだけでも良い。
連結部150は以上の様に構成されていることから、軸153を中心に中継ユニット4Aを回動させる場合には、締結されている二つのねじ157を緩める。これにより軸153を中心とした中継ユニット4Aの回動が許容される為、中継ユニット4Aを回動させることができる。この場合、第2プレート152は動かず、中継ユニット4Aと第1プレート151とが一体となって回動する。
また支持板6bに対し中継ユニット4AをY軸方向に移動させる場合には、締結されている四つのねじ156を緩める。これにより第2プレート152に対する第1プレート151の固定が解除され、第1プレート151のY軸方向への移動が許容されて、中継ユニット4AをY軸方向に移動させることができる。この場合、第2プレート152は動かず、中継ユニット4Aと第1プレート151とが一体となってY軸方向に移動する。
また支持板6bに対し中継ユニット4AをX軸方向に移動させる場合には、締結されている四つのねじ155を緩める。これにより支持板6bに対する第2プレート152の固定が解除され、第2プレート152のX軸方向への移動が許容されて、中継ユニット4AをX軸方向に移動させることができる。この場合、第1プレート151、第2プレート152、及び中継ユニット4Aが一体となってX軸方向に移動する。
そして以上の様に第1支持台6に対する中継ユニット4Aの位置を調整することで、記録装置3に対する中継ユニット4Aの位置を調整することができる。
以下、記録装置3に対する中継ユニット4Aの位置を調整する位置調整方法について図19、図20を参照して更に説明する。
図19において符号Pjsは補正シートであり、符号Pjs1は補正シートPjsにおいて搬送方向に沿った側方端辺であり、符号Pjs2は補正シートPjsにおいて幅方向に沿った端辺のうち搬送方向下流の下流端辺である。
位置調整方法の流れは図20に示されており、先ず連結部150において締結されている各ねじ(155、156、157)を緩める(ステップS101)。次いで補正シートPjsの下流端辺Pjs2をレジストローラー対109のニップ位置に当接させる様にして補正シートPjsをセットする(ステップS102)。図19は補正シートPjsの下流端辺Pjs2をレジストローラー対109のニップ位置に当接させた状態である。
次いで中継ユニット4AをY軸方向に移動させて、中継ユニット4AのY軸方向位置を調整する(ステップS103)。これにより、中継ユニット4Aと記録装置3とのY方向間隔を適切にすることができ、中継ユニット4Aから記録装置3へと媒体を確実に受け渡すことができる。
次いで中継ユニット4AをX軸方向に移動させて、中継ユニット4AのX軸方向位置を調整する(ステップS104)。これにより、中継ユニット4Aと記録装置3とのX軸方向における相対位置を適切にすることができ、記録装置3へ媒体が受け渡された際の媒体のX軸方向位置を適切にすることができる。
尚、中継ユニット4AのX軸方向位置の調整は、テスト印刷を行い、当該テスト印刷の結果をもとに、例えば媒体に対する記録領域の位置即ち媒体に対するラインヘッド105の位置が適切になる様に調整しても良い。
次いで中継ユニット4Aを回動させて、記録装置3に対する中継ユニット4Aの向きを調整する(ステップS105)。この中継ユニット4Aの向きの調整は、補正シートPjsの側方端辺Pjs1が第1規制部31に沿って接する様に、中継ユニット4Aを回動させる。これにより中継ユニット4Aにおいて斜行が抑制された媒体を、斜行補正された状態のままで、記録装置3へ適切な角度で供給することができる。その結果、レジストローラー対109による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が中継搬送装置4から記録装置3に供給されることを好適に抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
以上の様に第1支持台6に対する中継ユニット4Aの位置を調整した後、各ねじ(155、156、157)を締結する(ステップS106)。
尚、上述した各ステップは、適宜順序を入れ替えても良いし、必ずしも全てのステップを実行する必要もない。例えば中継ユニット4AのY軸方向移動、X軸方向移動、回動のこれらのうち、必要なものだけを行っても良いことは勿論である。また、各ねじ(155、156、157)は、全てのステップを実行した後に纏めて締結せずに、各ステップの実行後に、ねじ毎即ち調整した箇所のねじ毎に締結しても良い。
以下、連結部150の作用効果について説明する。
連結部150は、第1支持台6に対する中継ユニット4Aの位置を調整可能に中継ユニット4Aと第1支持台6とを連結する。そして第1支持台6に対する中継ユニット4Aの位置を調整することで、記録装置3に対する中継ユニット4Aの位置が調整される。特に、給送ローラー107に対する排出ローラー対26の位置が調整される。
これにより中継搬送装置4から記録装置3への媒体の受け渡し位置を柔軟に調整することができ、記録装置3において適切な記録を行うことができる。
また連結部150は、中継ユニット4Aにおける媒体の搬送方向(Y軸方向)に沿った中継ユニット4Aの移動を許容する。これにより搬送方向における中継ユニット4Aと記録装置3との間隔を調整でき、中継ユニット4Aが記録装置3に媒体を確実に受け渡すことができる。
また連結部150は、中継ユニット4Aにおける媒体の搬送方向と交差する幅方向(X軸方向)に沿った中継ユニット4Aの移動を許容する。これにより中継ユニット4Aが記録装置3に媒体を受け渡す際の幅方向の位置を調整することができ、ひいては記録装置3において適切な記録品質を得ることができる。
また連結部150は、第1支持台6が中継ユニット4Aを支持する支持面Saに沿った中継ユニット4Aの回動(本実施形態においてX-Y平面での回動)を許容する。これにより中継ユニット4Aから記録装置3へ媒体を受け渡す際の斜行を抑制でき、ひいては記録装置3において適切な記録品質を得ることができる。
また中継ユニット4Aは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段9を備える。これにより給送装置5から送り出された媒体が斜行していても、中継ユニット4Aにおいてこれを補正することができる。そして第1支持台6に対する中継ユニット4Aの回動と相俟って、記録装置3に対し媒体を適切な姿勢で受け渡すことができる。
また連結部150は、第1支持台6に対して固定と回動とが可能であって中継ユニット4Aに連結される第1プレート151を有する。これにより、簡単な構造で中継ユニット4Aを回動させることができる。
尚、本実施形態において第1プレート151は第2プレート152を介して第1支持台6に対し固定と回動とが可能であるが、第1支持台6に対して直接的に固定と回動とが可能であっても良い。
また連結部150は、第1支持台6に対して固定と幅方向に沿った移動とが可能な第2プレート152を備え、第1プレート151は、第2プレート152を介して第1支持台6に対して固定と回動とが可能であるとともに、第2プレート152に対し固定と搬送方向に沿った移動とが可能である。
この様な構成により、中継ユニット4Aが支持面Saに沿って回動可能に加えて幅方向に沿って移動可能となり、中継ユニット4Aが記録装置3に媒体を受け渡す際の幅方向の位置を調整することができ、ひいては適切な記録品質を得ることができる。
そしてまた第1プレート151は、第2プレート152に対し固定と搬送方向に沿った移動とが可能であることから、中継ユニット4Aが更に搬送方向に沿って移動可能となる。このことにより、搬送方向における中継ユニット4Aと記録装置3との間隔を調整でき、中継ユニット4Aが記録装置3に媒体を確実に受け渡すことができる。
尚、連結部150は上記の構成に限らず、第1支持台6に対する中継ユニット4Aの位置を調整可能であればどの様な構成でも良い。
例えば第2プレート152を省略し、第1プレート151を支持板6bに直接取り付けても良い。この場合、第2プレート152に設けられたねじ穴152a、窓穴152d、152e、152f、152g、のこれらは支持板6bに直接形成する。これにより、第1プレート151及び中継ユニット4Aが支持板6bに対してY軸方向に沿って移動できる。但しこの場合、連結部150は中継ユニット4AのX軸方向への移動を許容しない。
またこの様な構成において、第1プレート151の縦ガイド穴151aをX軸方向に沿って延びる様に形成し、また支持板6bに形成する窓穴152d、152e、152f、152g、のこれらもX軸方向に沿って延びる様に形成しても良い。この場合、第1プレート151及び中継ユニット4Aが支持板6bに対してX軸方向に沿って移動できる。但しこの場合、連結部150は中継ユニット4AのY軸方向への移動を許容しない。
また第1プレート151及び第2プレート152をいずれも省略し、中継ユニット4Aを支持板6bに対し直接移動と固定とを実行可能に構成しても良い。しかしながら上記実施形態の様に、第1プレート151及び第2プレート152を用いることで、中継ユニット4Aを簡易な構造で第1支持台6に対してX軸方向及びY軸方向へ移動及び固定可能とすることができ、また回動と固定とを可能にすることができる。
また底板4aの対向面Sbと支持面Saとの間にスペーサー148を有することから、中継ユニット4Aの底板4aと支持面Saとが直接接触する場合に比べて接触面積を減らすことができ、中継ユニット4Aが第1支持台6に対して動く場合の摩擦抵抗を減らすことができる。
またスペーサー148と支持面Saとの間の摩擦係数、及びスペーサー148と対向面Sbとの間の摩擦係数は、支持面Saと対向面Sbとの間の摩擦係数より低いことから、中継ユニット4Aが第1支持台6に対して動く場合の摩擦抵抗をより一層減らすことができる。
尚、本実施形態において中継搬送装置4を支持する第1支持台6と給送装置5を支持する第2支持台7は別体に構成されるが、図21に示す支持台6Aの様に、一つの支持台6Aによって中継搬送装置4と給送装置5とを支持しても良い。
また中継搬送装置4は斜行補正手段9を備え、斜行補正手段9は、給送装置5から給送された媒体の、幅方向における一方の端辺を位置決めする第1規制部31と、媒体を第1規制部31に向けて、搬送方向及び幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部10と、を有する。この様な構成では、給送装置5から中継搬送装置4に媒体を受け渡す方向と、搬送部10が媒体を搬送する方向との関係が重要になる。本態様では、中継ユニット4Aが支持面Saに沿って回動可能である為、給送装置5が中継搬送装置4に媒体を受け渡す方向と、搬送部10が媒体を搬送する方向とを調整することができ、給送装置5から中継搬送装置4へと媒体を適切に受け渡すことができる。
尚、中継ユニット4Aと給送装置5とを、接続部によって接続しても良い。図22は中継ユニット4Aと給送装置5とを接続部によって接続する一例を示しており、符号160は接続部である。接続部160はX軸方向から見てL字状を成す部材であり、一例として金属板材により形成されている。図示は省略するが接続部160はX軸方向に沿って間隔を空けて複数、例えば二つ設けられている。接続部160は、給送装置5の装置本体5aに対してねじ162によって固定され、また中継ユニット4Aのユニット本体4Bに対してねじ161によって固定される。この様な接続部160によれば、給送装置5と中継ユニット4Aとの位置関係が変化することを抑制できる。
特に、中継搬送装置4を支持する支持台(第1支持台6)と給送装置5を支持する支持台(第2支持台7)とが別々である場合、給送装置5と中継ユニット4Aとの位置関係が変化し易いが、上記の様な接続部160によれば、給送装置5と中継ユニット4Aとの位置関係が変化することを抑制できる。
尚、接続部160においてねじ161を挿通させる穴(不図示)、或いはねじ162を挿通させる穴(不図示)をX軸方向に沿った長穴とし、中継ユニット4Aと給送装置5とを接続する際の両者のX軸方向における相対位置を調整できる様にしても良い。また、接続部160においてねじ161を挿通させる穴(不図示)、或いはねじ162を挿通させる穴(不図示)をX軸方向とY軸方向の双方においてねじ外径よりも大きく形成することで、中継ユニット4Aと給送装置5とを接続する際の両者のX軸方向における相対位置及びY軸方向における相対位置を調整できる様にしても良い。またこの様な構成では、給送装置5から中継ユニット4Aへ媒体を受け渡す際の角度も調整することができる。
また第1支持台6は、中継ユニット4Aの、鉛直方向における位置を調整可能であることから、中継ユニット4Aから記録装置3へ媒体を受け渡す際の鉛直方向位置を調整でき、より適切に中継ユニット4Aから記録装置3へ媒体を受け渡すことができる。
尚、中継ユニット4Aの、鉛直方向における位置の調整は、図21に示した支持台6Aにおいても第1支持台6と同様な構成で行うことができる。
また本実施形態において記録装置3は、媒体の斜行を補正するレジストローラー対109を有する。従ってレジストローラー対109の軸方向と中継ユニット4Aによる媒体搬送方向(特に、第1規制面31aの方向)とが直交する様に中継ユニット4Aを回動させることで、レジストローラー対109による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が中継搬送装置4から記録装置3に受け渡されることを抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
尚、第1規制部31に沿った方向に媒体の斜行補正を行う構成では、第1規制部31の位置が媒体側端の位置になるため、ラインヘッド105による記録位置に対して第1規制部31のX軸方向の位置が正確になるように中継ユニット4Aの位置を調整することが好適である。
また第1規制部31に沿って斜行補正された媒体がレジストローラー対109に対して直角に進入することが望ましいため、レジストローラー対109と第1規制部31とが直交するように、中継ユニット4Aの角度を調整することが好適である。
また記録装置3は、媒体を載置可能な載置トレイ113を装着可能な装着部114を備える。給送ローラー107は、載置トレイ113に載置された媒体を給送可能であり、載置トレイ113を装着部114から取り外した状態で、中継ユニット4Aから給送ローラー107への媒体の受け渡しが可能となる。このことにより、載置トレイ113に載置できない種類や量の媒体を記録装置3内部へ給送可能となり、ユーザビリティが向上する。また給送ローラー107は、載置トレイ113に載置された媒体を給送可能であり、即ち給送ローラー107が載置トレイ113から媒体を給送する機能と中継ユニット4Aから媒体を受け入れる機能とを兼ねる為、装置のコストアップを抑制できる。
また記録装置3に対する中継搬送装置4の位置を調整する位置調整方法は、搬送方向に沿った側方端辺Pjs1と搬送方向下流の下流端辺Pjs2を有する補正シートPjsの下流端辺Pjs2をレジストローラー対109のニップ位置に当接させるステップ(図20のステップS102)と、補正シートPjsの側方端辺Pjs1が第1規制部31に沿って接する様に第1支持台6に対して中継ユニット4Aを回動させるステップ(図20のステップS105)とを含む。
これにより中継ユニット4Aにおいて斜行が抑制された媒体を、斜行補正された状態のままで、記録装置3へ適切な角度で受け渡すことができる。その結果、レジストローラー対109による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が中継搬送装置4から記録装置3に受け渡されることを好適に抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
また記録装置3に対する中継搬送装置4の位置を調整する位置調整方法は、補正シートPjsの下流端辺Pjs2をレジストローラー対109のニップ位置に当接させるステップ(図20のステップS102)と、中継ユニット4Aを第1支持台6に対して搬送方向に沿って移動させるステップ(図20のステップS103)と、中継ユニット4Aを第1支持台6に対して幅方向に沿って移動させるステップ(図20のステップS104)と、補正シートPjsの側方端辺Pjs1が第1規制部31に沿って接する様に第1支持台6に対して中継ユニット4Aを回動させるステップ(図20のステップS105)と、を含む。
この様な位置調整方法によれば、中継ユニット4Aを第1支持台6に対して搬送方向に沿って移動させることで、中継ユニット4Aと記録装置3との搬送方向における間隔を適切にすることができ、中継ユニット4Aから記録装置3へと媒体を確実に受け渡すことができる。
また中継ユニット4Aを第1支持台6に対して幅方向に沿って移動させることで、中継ユニット4Aと記録装置3との幅方向における相対位置を適切にすることができ、記録装置3へ媒体が受け渡された際の媒体の幅方向位置を適切にすることができる。
そして補正シートPjsの下流端辺Pjs2がレジストローラー対109のニップ位置に当接した状態で、補正シートPjsの側方端辺Pjs1が第1規制部31に沿って接する様に第1支持台6に対して中継ユニット4Aを回動させることで、中継ユニット4Aにおいて斜行が抑制された媒体を、斜行補正された状態のままで、記録装置3へ適切な角度で受け渡すことができる。このことにより、レジストローラー対109による斜行補正能力を超える様な斜行状態で媒体が中継搬送装置4から記録装置3に受け渡されることを好適に抑制でき、より適切な記録品質を得ることができる。
本発明は上記において説明した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…記録システム、2…給送システム、3…記録装置、4…中継搬送装置、4A…中継ユニット、4B…ユニット本体、4a…底板、4b…軸穴、4c…ねじ穴、5…給送装置、5a…装置本体、6…第1支持台、6a…空間部、6b…支持板、6c、6d…垂直ステー、6e…水平ステー、6m…キャスター、6n…支持脚、6p…窓穴、6q…ねじ穴、6r…窓穴、7…第2支持台、9…斜行補正手段、10…搬送部、11…第1搬送部、12…第2搬送部、13…ベルトユニット、14…回転テーブル、14a…回転軸、15…搬送ベルト、15A…第1搬送ベルト、15B…第2搬送ベルト、15a…貫通穴、16a…駆動プーリー、16b、16c、16d…従動プーリー、18…吸引ブロワ、19…圧力室、20…吸引プレート、20a…開口、21…プーリー支持部材、21a…回転軸、25…搬送ローラー対、25a…駆動ローラー、25b…従動ローラー、26…排出ローラー対、26a…駆動ローラー、26b…従動ローラー、31…第1規制部、31a…第1規制面、32…第2規制部、32a…第2規制面、32b…傾斜ガイド面、33…第1補助ガイド、33a…第1補助ガイド面、34…媒体受け入れ部、35…第2補助ガイド、35a…第2補助ガイド面、36…媒体受け入れ部、38…上方規制手段、39…上方規制部材、39a…上方規制面、40…回転軸、41…支持部材、43…パドル、43a…回転軸、45…支持部材、45a…回転軸、46…ソレノイド、47…媒体検出部、
60…積載部、61…第1給送ガイド、61a…第1給送ガイド面、62…第2給送ガイド、62a…第2給送ガイド面、63…給送ローラー、
100…装置本体、101…媒体収容部、102…画像読取装置、103…胴内排出部、104…排出トレイ、105…ラインヘッド、107…給送ローラー、108…分離ローラー、109…レジストローラー対、110…開閉体、111…制御部、112…媒体支持部、113…載置トレイ、114…装着部、120…連結フック、120a…回転軸、120b…係合溝、121…係合ピン、125…プレート部材、125a…長孔、126…ガイドレール、127…ボス、128…プレート部材、129…ガイド部、145…回転ノブ、148、149…スペーサー、
150…連結部、151…第1プレート、151a…縦ガイド穴、151b、151c…回転ガイド穴、151d…ボス、152…第2プレート、152a…ねじ穴、152b…ボス、152c…横ガイド穴、152d、152e、152f、152g…窓穴、153…軸、155、156、157…ねじ、160…接続部、161、162…ねじ、Pjs…補正シート

Claims (21)

  1. 媒体に記録を行う記録装置と、前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、の間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置であって、
    媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、
    前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、
    前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  2. 請求項1に記載の中継搬送装置において、前記連結部は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向に沿った前記中継ユニットの移動を許容する、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  3. 請求項1に記載の中継搬送装置において、前記連結部は、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する幅方向に沿った前記中継ユニットの移動を許容する、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  4. 請求項1に記載の中継搬送装置において、
    前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容する、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  5. 請求項4に記載の中継搬送装置において、前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備える、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  6. 請求項5に記載の中継搬送装置において、前記連結部は、前記支持台に対して固定と回動とが可能であって前記中継ユニットに連結される第1プレートを有する、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  7. 請求項6に記載の中継搬送装置において、前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記連結部は、前記支持台に対して固定と前記幅方向に沿った移動とが可能な第2プレートを備え、
    前記第1プレートは、前記第2プレートを介して前記支持台に対して固定と回動とが可能であるとともに、前記第2プレートに対し固定と前記搬送方向に沿った移動とが可能である、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  8. 請求項7に記載の中継搬送装置において、前記中継ユニットの底板と前記支持面との間にスペーサーを有し、
    前記スペーサーと前記支持面との間の摩擦係数、及び前記スペーサーと前記底板との間の摩擦係数は、前記支持面と前記底板との間の摩擦係数より低い、
    ことを特徴とする中継搬送装置。
  9. 請求項1に記載の前記中継搬送装置と、
    前記支持台に支持され、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、
    を備える、
    ことを特徴とする給送システム。
  10. 請求項1に記載の前記中継搬送装置と、
    前記支持台を第1支持台として当該第1支持台とは別の第2支持台に支持され、前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、
    を備える、
    ことを特徴とする給送システム。
  11. 請求項5に記載の前記中継搬送装置と、
    前記中継搬送装置に媒体を給送する前記給送装置と、
    を備えた給送システムであって、
    前記斜行補正手段は、
    前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、
    媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有する、
    ことを特徴とする給送システム。
  12. 請求項10に記載の給送システムにおいて、
    前記給送装置と前記中継ユニットとを接続する接続部をさらに備える、
    ことを特徴とする給送システム。
  13. 請求項9に記載の給送システムにおいて、
    前記支持台は、前記中継ユニットの、鉛直方向における位置を調整可能である、
    ことを特徴とする給送システム。
  14. 請求項10に記載の給送システムにおいて、
    前記第1支持台は、前記中継ユニットの、鉛直方向における位置を調整可能である、
    ことを特徴とする給送システム。
  15. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の前記中継搬送装置と、
    前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、
    を備えることを特徴とする記録システム。
  16. 請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の前記中継搬送装置と、
    前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、
    を備え、
    前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有する、
    ことを特徴とする記録システム。
  17. 請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の前記中継搬送装置と、
    前記中継搬送装置によって搬送された媒体に記録を行う前記記録装置と、
    を備え、
    前記斜行補正手段は、
    前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、
    媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、
    前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有する、
    ことを特徴とする記録システム。
  18. 請求項15に記載の記録システムにおいて、
    前記記録装置は、媒体を載置可能な載置トレイを装着可能な装着部を備え、
    前記記録装置の前記媒体受け入れ部は、前記載置トレイに載置された媒体を給送可能であり、
    前記載置トレイを前記装着部から取り外した状態で、前記中継ユニットから前記媒体受け入れ部への媒体の受け渡しが可能となる、
    ことを特徴とする記録システム。
  19. 請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の前記給送システムと、
    前記給送システムによって給送された媒体に記録を行う前記記録装置と、
    を備えることを特徴とする記録システム。
  20. 媒体に記録を行う記録装置と、
    前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、
    前記記録装置と前記給送装置との間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置と、
    を備えた記録システムにおいて、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法であって、
    前記中継搬送装置は、
    媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、
    前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、
    前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される構成であり、
    前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、
    前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、
    前記斜行補正手段は、
    前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、
    媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、
    前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有し、
    前記位置調整方法は、
    前記搬送方向に沿った側方端辺と、前記側方端辺と直交する端辺であって前記搬送方向下流の下流端辺と、を有する補正シートの前記下流端辺を前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接させるステップと、
    前記補正シートの前記側方端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させるステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする位置調整方法。
  21. 媒体に記録を行う記録装置と、
    前記記録装置の外側に配置されて前記記録装置へ媒体を給送する給送装置と、
    前記記録装置と前記給送装置との間に位置し、前記給送装置から給送された媒体を中継して前記記録装置へ搬送する中継搬送装置と、
    を備えた記録システムにおいて、前記記録装置に対する前記中継搬送装置の位置を調整する位置調整方法であって、
    前記中継搬送装置は、
    媒体を搬送する搬送経路を形成するユニットであって、前記記録装置の媒体受け入れ部に向けて媒体を排出する媒体排出部を有する中継ユニットと、
    前記中継ユニットを支持する支持台と前記中継ユニットとを連結する連結部と、
    を備え、
    前記連結部は、前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整可能に前記中継ユニットと前記支持台とを連結し、
    前記支持台に対する前記中継ユニットの位置を調整することで、前記媒体受け入れ部に対する前記媒体排出部の位置が調整される構成であり、
    前記連結部は、前記支持台が前記中継ユニットを支持する支持面に沿った前記中継ユニットの回動を許容し、
    前記中継ユニットは、媒体の斜行を補正する斜行補正手段を備え、
    前記斜行補正手段は、
    前記中継ユニットにおける媒体の搬送方向と交差する方向を幅方向として、前記給送装置から給送された媒体の、前記幅方向における一方の端辺を位置決めする規制部と、
    媒体を前記規制部に向けて、前記搬送方向及び前記幅方向と交差する交差方向に搬送する搬送部と、を有し、
    前記記録装置は、媒体の斜行を補正する斜行補正ローラー対を有し、
    前記位置調整方法は、
    前記搬送方向に沿った側方端辺と、前記側方端辺と直交する端辺であって前記搬送方向下流の下流端辺と、を有する補正シートの前記下流端辺を前記斜行補正ローラー対のニップ位置に当接させるステップと、
    前記中継ユニットを前記支持台に対して前記搬送方向に沿って移動させるステップと、
    前記中継ユニットを前記支持台に対して前記幅方向に沿って移動させるステップと、
    前記補正シートの前記側方端辺が前記規制部に沿って接する様に前記支持台に対して前記中継ユニットを回動させるステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする位置調整方法。
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