JP2009143672A - 紙揃え装置およびこれを用いた印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの紙揃え性能をさらに向上させることができる紙揃え装置を提供する。
【解決手段】シートSの両側に設けられ、シートSの幅方向の位置を揃える前左側紙揃機構47aおよび前右側紙揃機構47bと、これらの動作を制御する幅揃制御部と、を備え、前左側紙揃機構47aおよび前右側紙揃機構47bは、シートSの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間を移動可能に取り付けられた紙揃え板51a,51bと、紙揃え板を規制位置と非規制位置との間で周期的に移動させる揺動用サーボモータと、揺動用サーボモータの位相を検出するロータリエンコーダと、を有し、幅揃制御部は、シートSの進行タイミングを検出する近接スイッチおよびロータリエンコーダからの検出信号を用いて揺動用サーボモータの動作を制御し、紙揃え板を所定のタイミングで規制位置に位置させる。
【選択図】図2
【解決手段】シートSの両側に設けられ、シートSの幅方向の位置を揃える前左側紙揃機構47aおよび前右側紙揃機構47bと、これらの動作を制御する幅揃制御部と、を備え、前左側紙揃機構47aおよび前右側紙揃機構47bは、シートSの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間を移動可能に取り付けられた紙揃え板51a,51bと、紙揃え板を規制位置と非規制位置との間で周期的に移動させる揺動用サーボモータと、揺動用サーボモータの位相を検出するロータリエンコーダと、を有し、幅揃制御部は、シートSの進行タイミングを検出する近接スイッチおよびロータリエンコーダからの検出信号を用いて揺動用サーボモータの動作を制御し、紙揃え板を所定のタイミングで規制位置に位置させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、紙揃え装置およびこれを用いた印刷機に関するものである。
従来の枚葉印刷機の排紙部では、印刷部で印刷されたシートは、たとえば、チェングリッパの爪装置で搬送され、排紙台の上方でくわえを外されることで落下し、排紙台上に積み重ねられる。このとき、落下するシートは、前後方向(シート進行方向)および左右方向(進行方向に直交するシート幅方向)の位置が揃えられ、整列した状態で積み重ねられることが望まれている。
このような枚葉印刷機の排紙部に設けられ、排紙されたシートの積層状態を適正な状態に揃えるための紙揃え装置として、たとえば、特許文献1に記載された紙揃え装置のように、シートの幅方向両側に紙揃え板を備え、この紙揃え板を幅方向に周期的に往復動させることでシートの幅方向位置を揃えるものがある。この紙揃え装置は、揺動機構によって両側の紙揃え板を周期的に往復動(動作幅はたとえば10mm程度)させてシートの両側部をたたいてシートの両側位置を整列する。
しかしながら、上述した特許文献1に記載された紙揃え装置では、たとえば、揺動機構が紙揃え板を一定のタイミングで、かつ、シートの進行タイミング(たとえば、圧胴あるいは中間胴の回転タイミング)と無関係に揺動させるように構成されているので、シートを都合の悪いタイミングでたたくことがあり、かえって紙揃えを悪化させる恐れがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、シートの紙揃え性能をさらに向上させることができる紙揃え装置およびこれを用いた印刷機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる紙揃え装置は、印刷が施されたシートの進行方向両側に設けられ、前記シートを積み重ねる際に該シートの幅方向の位置を揃える少なくとも一対の幅揃手段と、該各幅揃手段の動作を制御する幅揃制御部と、を備え、前記幅揃手段は、前記シートの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間を移動可能に取り付けられた幅揃部材と、該各幅揃部材を前記規制位置と前記非規制位置との間で周期的に移動させるサーボモータと、該サーボモータの位相を検出するモータ位相検出部材と、を有し、前記幅揃制御部は、前記シートの進行タイミングを検出するシート進行タイミング検出部材および前記モータ位相検出部材からの検出信号を用いて前記サーボモータの動作を制御し、前記幅揃部材を所定のタイミングで前記規制位置に位置させることを特徴とする。
すなわち、本発明にかかる紙揃え装置は、印刷が施されたシートの進行方向両側に設けられ、前記シートを積み重ねる際に該シートの幅方向の位置を揃える少なくとも一対の幅揃手段と、該各幅揃手段の動作を制御する幅揃制御部と、を備え、前記幅揃手段は、前記シートの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間を移動可能に取り付けられた幅揃部材と、該各幅揃部材を前記規制位置と前記非規制位置との間で周期的に移動させるサーボモータと、該サーボモータの位相を検出するモータ位相検出部材と、を有し、前記幅揃制御部は、前記シートの進行タイミングを検出するシート進行タイミング検出部材および前記モータ位相検出部材からの検出信号を用いて前記サーボモータの動作を制御し、前記幅揃部材を所定のタイミングで前記規制位置に位置させることを特徴とする。
本発明にかかる紙揃え装置では、幅揃部材を規制位置と非規制位置との間で周期的に移動させるのに、回転位相が調節できるサーボモータを用いているので、サーボモータの回転位相を調節することによって幅揃部材が規制位置に至るタイミングを調節することができる。
幅揃制御部は、シート進行タイミング検出部材によって検出されたシートの進行タイミングに基づいて幅揃部材が規制位置に至る所定のタイミングを設定する。そして、モータ位相検出部材によって検出されるサーボモータの現位相と比較し、幅揃部材が規制位置に至るタイミングが所定のタイミングとなるようにサーボモータの位相を調節する。
なお、所定のタイミングとしては、たとえば、シートが積み重ねられたシートの上に載置されるタイミングが好ましい。
このように、幅揃部材が規制位置に至るタイミングはシートの進行タイミングに対応して調節することができるので、幅揃部材は、常に良好なタイミングで規制位置に至ってシートの幅方向位置を調節することができる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能の劣化を抑制することができる。
幅揃制御部は、シート進行タイミング検出部材によって検出されたシートの進行タイミングに基づいて幅揃部材が規制位置に至る所定のタイミングを設定する。そして、モータ位相検出部材によって検出されるサーボモータの現位相と比較し、幅揃部材が規制位置に至るタイミングが所定のタイミングとなるようにサーボモータの位相を調節する。
なお、所定のタイミングとしては、たとえば、シートが積み重ねられたシートの上に載置されるタイミングが好ましい。
このように、幅揃部材が規制位置に至るタイミングはシートの進行タイミングに対応して調節することができるので、幅揃部材は、常に良好なタイミングで規制位置に至ってシートの幅方向位置を調節することができる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能の劣化を抑制することができる。
なお、この場合、シートの進行方向両側に設けられた幅揃部材は、同期したタイミングとしてもよいし、同期せずにずらしたタイミングとしてもよい。
また、このタイミングを手動で微調節できるようにしてもよい。このようにすると、オペレータがシートの積み重ね状態を見て、調節することができるので、シートの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
シート進行タイミング検出部材としては、圧胴あるいは中間胴等の回転位相を検出する、たとえば、ロータリエンコーダ、近接スイッチ等を用いることができる。また、シートが落下する状態を検出する、たとえば、レーザ、赤外線等の光を用いた検知センサ等を用いてもよい。
また、このタイミングを手動で微調節できるようにしてもよい。このようにすると、オペレータがシートの積み重ね状態を見て、調節することができるので、シートの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
シート進行タイミング検出部材としては、圧胴あるいは中間胴等の回転位相を検出する、たとえば、ロータリエンコーダ、近接スイッチ等を用いることができる。また、シートが落下する状態を検出する、たとえば、レーザ、赤外線等の光を用いた検知センサ等を用いてもよい。
また、本発明にかかる紙揃え装置では、前記幅揃制御部は、前記サーボモータの回転周期を調整可能とされていることを特徴とする。
このように、幅揃制御部は、サーボモータの回転周期を調整可能とされているので、幅揃部材が規制位置に至る頻度を調節することができる。たとえば、一枚のシートに一定の回数位置規制できるので、積み重ねられるシートに対する幅方向位置規制がばらつくことがなくなる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
また、本発明にかかる紙揃え装置では、前記幅揃制御部は、入力される紙種データに対応して前記所定のタイミングを算出し、この算出されたタイミングで前記幅揃部材を作動させることを特徴とする。
シートの紙種、たとえば、紙厚、秤量、紙質、紙目等によって落下するタイミングが異なる。本発明によれば、入力される紙種データに対応して幅揃部材が規制位置に至る所定のタイミングが算出され、言い換えると、変更されるので、それぞれのシートに対して最適なタイミングで幅揃部材を規制位置に位置させることができる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
本発明にかかる印刷機は、上述の紙揃え装置を備えていることを特徴とする。
本発明の印刷機によれば、排紙されるシートを幅方向の位置を揃えて積み重ねることができる。これにより、シートを適正に積み重ねた状態で次工程に送ることができる。
本発明にかかる紙揃え方法は、印刷が施されたシートの進行方向の両側に設けられ、前記シートの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間をサーボモータによって周期的に移動可能に取り付けられた幅揃部材を備えた幅揃手段が、前記シートを積み重ねる際に該シートの幅方向の位置を揃える紙揃え方法であって、前記シートの進行タイミングを検出し、この進行タイミングに応じて前記幅揃部材が前記規制位置に至るタイミングを設定し、このタイミングとなるように前記サーボモータの位相を調整することを特徴とする。
このように、シートの進行タイミングを検出し、この進行タイミングに応じて幅揃部材が前記規制位置に至るタイミングを設定し、このタイミングとなるようにサーボモータの位相を調整するので、幅揃部材は、常に良好なタイミングで規制位置に至ってシートの幅方向位置を調節することができる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、幅揃部材が規制位置に至るタイミングはシートの進行タイミングに対応して調節することができるので、幅揃部材は、常に良好なタイミングで規制位置に至ってシートの幅方向位置を調節することができる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能の劣化を抑制することができる。
以下に、本発明の一実施形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。なお、この一実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記一実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる幅方向紙揃え装置が適用される枚葉印刷機(印刷機)の模式的概略構成図である。図2は、本実施形態にかかる幅方向紙揃え装置の配置を示す平面図である。図3は、本実施形態にかかる幅方向紙揃え装置の前幅揃部の斜視図である。図4は、本実施形態にかかる幅方向紙揃え装置の前幅揃部を示す正面図である。図5は、本実施形態にかかる幅方向紙揃え装置の幅揃制御部を示す概略構成図である。本実施形態にかかるシートの積み重ね状態を示す正面図である。
枚葉印刷機1には、被印刷物であるシートSが供給される進行方向Lに沿って、積層されたシートを供給する給紙部3と、進行方向Lに沿って給紙、搬送されるシートSに印刷を施す印刷部5と、印刷が施されたシートSを排紙する排紙部7が備えられている。 なお、以下の説明では、進行方向Lは、シートSの前後方向に相当する一方、シートSの幅方向B(図2参照)は、シートSの進行方向Lに水平に直交する方向であり、シートSの左右方向に相当する。また、シートSの積み重ね方向は、上下方向V(図1参照)と一致している。
給紙部3は、給紙台9と、給紙機構11とを備える。給紙台9は、シートSを積層して載置するものであり、給紙機構11は、給紙台9の上に積層されたシートSを上から順に一枚ずつ取り上げて供給するものであり、セパレータ(紙吸)、カム、スインググリッパ等により構成される。給紙台9は、給紙機構がシートSと略一定の位置関係を保つようにシートSの供給に対応して上下方向上側に移動するように制御されている。
印刷部5は、異なる色を印刷してカラー印刷を実現する複数の印刷ユニット13を備える。印刷ユニット13は、印刷する色ごとにシートSの進行方向Lに沿って複数並んで設けられ、この枚葉印刷機1では、たとえば、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)およびBL(ブラック)などの4つの異なる色に各々対応した4つの印刷ユニット13が設けられる。
各印刷ユニット13には、版胴15と、ブランケット胴17と、圧胴19、中間胴21とが備えられている。 版胴15、ブランケット胴17および圧胴19は、上下方向上側から下側にこの順で相互に接するように配置されている。 版胴15、ブランケット胴17および圧胴19は、それぞれ円筒状に形成されると共にその中心軸線が進行方向Lと水平に交差するように設けられている。 そして、版胴15、ブランケット胴17および圧胴19は、中心軸線を回転中心として回転可能に設けられている。
版胴15は、周面に印刷画像を形成するための刷版が装着される。各印刷ユニット13は、この版胴15の周囲に、刷版の画線部にインキを供給するためのローラ群からなるインキ供給装置(不図示)および非画線部に湿し水を供給するための水ローラ群からなる湿し装置(不図示)を備えている。 ブランケット胴17は、周面に弾性材料で形成されたブランケットが装着される。ブランケット胴17は、版胴15の画線部に供給されたインキがこのブランケットに転写され、印刷画像を絵柄としてシートSに転写する。 圧胴19は、ブランケット胴17と協同してシートSに所定の印圧をかける。圧胴19は、版胴15、ブランケット胴17の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴であり、周面にシートSの先端を保持する爪装置(不図示)が設けられる。爪装置は、この圧胴19の中心軸線を挟んでほぼ対称に2箇所に設けられている。
この中間胴21は、シートSの進行方向Lに対して圧胴19の上流側に、この圧胴19と接するように配置される。この中間胴21は、版胴15、ブランケット胴17および圧胴19と同様に、円筒状に形成されると共にその中心軸線が進行方向Lと水平に交差するように設けられ、中心軸線を回転中心として回転可能に設けられている。 また、中間胴21は、圧胴19と同様に、版胴15、ブランケット胴17の直径の2倍の直径を有する、いわゆる倍胴であり、周面の2箇所にシートSの先端を保持する爪装置(不図示)が設けられている。
各印刷ユニット13は、各中間胴21が、シートSの進行方向Lに対して上流側に隣接する印刷ユニット13の圧胴19と接するように配置される。 なお、進行方向Lに対して最上流側に位置する印刷ユニット13だけは、この中間胴21を有しておらず、圧胴19が直接に給紙部3に隣接している。給紙部3から供給されるシートSは、まず、この最上流側に位置する印刷ユニット13のブランケット胴17と圧胴19との間に供給され、その後、下流側の印刷ユニット13の中間胴21から圧胴19へそれぞれの爪装置に咥え替えされることによって、各印刷ユニット13を通して搬送され、その途上において次々とインキが転写される。
排紙部7は、印刷部5で印刷されたシートSを搬送し整列した状態で積み重ねるものである。 すなわち、排紙部7には、シートSを搬送するチェングリッパ23と、印刷されたシートSが積層される排紙台25と、排紙台25近傍で下降気流を形成するファン装置27とが備えられている。
チェングリッパ23には、最下流側印刷ユニット13の圧胴19の隣接位置と排紙台25の上方位置とを循環移動する一対のエンドレスチェン29と、その間を連結するくわえ棒と、くわえ棒に所定間隔を空けて設置されたグリッパ(爪装置)31とが備えられている。 チェングリッパ23は、印刷ユニット13の圧胴19からシートSを受け取って排紙台25の上方位置の所定位置まで搬送する。
排紙台25は、チェーンに懸吊され、上下方向に移動可能に構成されている。排紙台25は、チェングリッパ23から排出されるシートSを積層して載置する。 排紙台25は、シートSが積み重さねられるに伴い最上段の上面部高さが上昇すると、シートSの落下距離が略一定となるように連続的、あるいは、段階的に徐々に上下方向下側に移動するように制御されている。
ファン装置27は、略矩形状に配置された複数のファンを有し、排紙台25の上方でチェングリッパ23から排出されるシートSを気流によって上下方向下方へ押し付ける。
さらに、排紙部7には、チェングリッパ23の下方で、かつ、排紙台25の上方の位置、すなわち、上下方向Vに対してチェングリッパ23と排紙台25との間に、紙当て33と、真空吸引車装置35と、後方紙揃え装置37と、幅方向紙揃え装置39とが備えられている。
紙当33は、シートSの進行方向Lにおける下流側(前)位置を規制するものであり、シートSの幅方向Bに沿って、複数、本実施形態では6個設けられている。複数の紙当33は、図2に示すように、上下方向下部において、幅方向Bに沿って延在する軸41によって連結されている。 軸41は、図示しない電動モータによって軸線回りに往復回転可能とされている。複数の紙当33は、この軸41の往復回転によって進行方向Lに揺動するように構成される。
真空吸引車装置35は、幅方向Bに延設され、図示しないポンプなどの吸引部によって吸引力を付与され、シートSの落下に際してその進行速度を制動し、姿勢を制御するものである。 真空吸引車装置35は、図示しないフレームに進行方向Lに沿って移動可能に支持され、シートSの長さに応じて移動される。
後方紙揃え装置37は、シートSの進行方向Lにおける上流側(後)位置を規制するものである。後方紙揃え装置37は、上下方向に延在する複数の板状体で構成され、それぞれ真空吸引車装置35と一体に取り付けられている。
幅方向紙揃え装置39は、シートSの幅方向の位置を揃えるものである。 幅方向紙揃え装置39には、図2に示すように、前幅方向紙揃え装置(紙揃え装置)43と、後幅方向紙揃え装置(紙揃え装置)45とが備えられている。 前幅方向紙揃え装置43には、図2に示すように、シートSの進行方向Lの下流側に向かって左側に設けられる前左側紙揃機構(幅揃手段)47aと、右側に設けられる前右側紙揃機構(幅揃手段)47bと、を備えられている。 前左側紙揃機構47aは、進行方向Lに対してシートSの左側の位置を揃える一方、前右側紙揃機構47bは、シートSの右側の位置を揃える。前左側紙揃機構47aと前右側紙揃機構47bとは、シートSを挟んで線対称に配置され、互いにほぼ線対称な構造を有している。 後幅方向紙揃え装置45には、図2に示すように、シートSの進行方向Lの下流側に向かって左側に設けられる後左側紙揃機構(幅揃手段)49aと、右側に設けられる後右側紙揃機構(幅揃手段)49bと、を備えられている。 後左側紙揃機構49aは、進行方向Lに対してシートSの左側の位置を揃える一方、後右側紙揃機
構49bは、シートSの右側の位置を揃える。後左側紙揃機構49aと後右側紙揃機構49bとは、シートSを挟んで線対称に配置され、互いにほぼ線対称な構造を有している。
構49bは、シートSの右側の位置を揃える。後左側紙揃機構49aと後右側紙揃機構49bとは、シートSを挟んで線対称に配置され、互いにほぼ線対称な構造を有している。
なお、以下の説明では、前左側紙揃機構47aおよび前右側紙揃機構47bと、後左側紙揃機構49aおよび後右側紙揃機構49bとは、互いに線対称な構造を有しているので、前左側紙揃機構47aおよび後左側紙揃機構49aの構成について説明し、前右側紙揃機構47bおよび後右側紙揃機構49bの説明は、特に断りのない限りできるだけ省略する。 また、前左側紙揃機構47aおよび後左側紙揃機構49aと、前右側紙揃機構47bおよび後右側紙揃機構49bとは、符号の末尾に「a」または「b」を付して区別することとする。すなわち、「a」は前左側紙揃機構47aあるいは後左側紙揃機構49aの部位や部材であることを示し、「b」は前右側紙揃機構47bあるいは後右側紙揃機構49bの部位や部材であることを示している。 また、以下の説明では、前左側紙揃機構47aおよび前右側紙揃機構47bと、後左側紙揃機構49aおよび後右側紙揃機構49bとを区別する場合には「a」、「b」を付記するが、特に区別しない場合には「a」、「b」を省略して符号のみで各部位や部材を示すものとする。
また、前左側紙揃機構47aと後左側紙揃機構49aとは、シートSの進行方向Lに沿って順に設けられ、すなわち、後左側紙揃機構49aは上流側(後側)に設けられる一方、左側紙揃機構47aは下流側(前側)に設けられる。 後左側紙揃機構49aは、シートSの後端部側の幅方向Bの位置を揃えるものである一方、左側紙揃機構47aは、前端部側の幅方向Bの位置を揃えるものである。 さらに、前左側紙揃機構47aおよび後左側紙揃機構49aは、図示を省略しているが、シートSの幅方向Bのサイズに対応して幅方向Bに対する位置を変更するように構成されている。
なお、左側紙揃機構47aと後左側紙揃機構49aとは、互いにほぼ線対称な構造を有しているので、左側紙揃機構47aの構成について詳細に説明し、後左側紙揃機構49aの説明は、特に断りのない限りできるだけ省略する。 ただし、後左側紙揃機構49aは、左側紙揃機構47aに比べて進行方向Lに対する長さが若干短くなっている。
左側紙揃機構47aには、図3および図4に示されるように、紙揃え板(幅揃部材)51と、揺動部53と、保持板55とを備えられている。 紙揃え板51は、進行方向Lに沿った辺が長辺となる板状に形成される。保持板55は、略L字型の板状に形成され、上下方向上側の面に揺動部53が載置され固定されている。 揺動部53には、板バネ57と、偏心カム機構59が備えられている。
板バネ57は、保持板55に固定される基端部61と、基端部61の上下方向V(シートSの積み重ね方向)下側に設けられる折返部63と、折返部63を介して上下方向上側に折り返され、延設される先端部65を有する。 板バネ57は、その短辺方向の断面形状が略J型の形状に形成される。
紙揃え板51は、板バネ57の先端部65におけるシートS側の面に、このシートS幅方向側部に当接可能に固定されると共にこの板バネ57により保持板55に支持されている。 板バネ57は、上下方向下部の折返部63を回動支点として弾性的に回動可能であり、紙揃え板51は、この板バネ57の折返部63の頂点部分を揺動支点として幅方向Bに揺動自在である。 したがって、紙揃え板51は、上下方向下側に揺動支点が設けられ、板バネ57は、紙揃え板51をこの揺動支点を中心として幅方向Bに揺動自在に支持すると共にシートS側に付勢可能である。図4に実線で記載されている位置において、紙揃え板51は上下方向に面を形勢する規制位置となる。図4に破線で記載されているように上部が幅方向B外側に傾斜すると、積み重ねられたシートSの端部の端部に係合しないので、本発明の非規制位置となる。 板バネ57は、接続部材71、紙揃え板51をシートS方向に付勢して紙揃え板51にシートSを押さえる力を作用させる。
偏心カム機構59には、揺動用サーボモータ(サーボモータ)67と、偏心カム69と、接続部材71と、カム側ブラケット73とが備えられている。 カム側ブラケット73は、保持板55の上下方向上側の面に固定されている。揺動用サーボモータ67は、回転駆動可能であると共に一端部に出力軸75を有する。揺動用サーボモータ67は、この出力軸75がカム側ブラケット73内に挿入されるようにカム側ブラケット73に取り付けられる。
偏心カム69は、略円筒形状をし、軸線中心が進行方向Lに沿うようにカム側ブラケット73内に配置され、回転可能に支持されている。 揺動用サーボモータ67の出力軸75は、軸線中心が進行方向Lに沿うように設けられ、先端部が偏心カム69に固定されている。偏心カム69の軸線中心と、出力軸75の軸線中心とは、所定量δ(たとえば、0.5mm)ずれて位置されている。 接続部材71は、一端部側がカム側ブラケット73の側壁を貫通し、このカム側ブラケット73内において図示しない転がり軸受を介して偏心カム69の偏心部が挿入されている。 接続部材71と偏心カム69とは、この転がり軸受により相対的に回転自在に連結されている。
また、接続部材71の他端部側に長穴77が設けられている。ピン79が長穴77に挿入されている。ピン79は、板バネ57の先端部65の背面(シートS側の面の裏面)に固定された紙揃え板側ブラケット81に固定的に取り付けられている。 この長穴77とピン79とは板バネ57の付勢方向に沿って所定の隙間を有する。したがって、紙揃え板51は、板バネ57および紙揃え板側ブラケット81を介して偏心カム機構59の接続部材71に接続されると共に長穴77とピン79との付勢方向に沿った隙間に応じて幅方向Bに逃げを有する構成となる。 この結果、たとえば、チェングリッパ23から落下してくるシートSが大幅にずれた位置に落下してきたり、排紙台25に積み重なったシートSと紙揃え板51との間に異物が挟まったりするなどして、紙揃え板51や板バネ57に過大な荷重がかかった場合でも、紙揃え板51や板バネ57の先端部65が、長穴77とピン79との付勢方向に沿った隙間に応じてシートSから離間する方向に逃げることができ、紙揃え板51や板バネ57に、この板バネ57の付勢力以上の無理な力が作用することが防止される。
上記のように構成される偏心カム機構59は、揺動用サーボモータ67の出力軸75が回転駆動することで、偏心カム69もこの出力軸75と共に回転する。これにより偏心量δに応じた距離で接続部材71が幅方向Bに沿って往復運動する。 そして、偏心カム機構59は、接続部材71が幅方向Bに沿って往復運動することで、紙揃え板51の上部を、シートSに当接する規制位置(図4中実線で図示)と、シートSから離間した非規制位置(図4中破線で図示)との間で往復揺動させることができる。 このとき、紙揃え板51は、折返部63の頂点部分を揺動支点として揺動することから、その揺動距離が上下方向上端部側にて長くなる一方、下端部側にて短くなり、揺動支点近傍の最下端部ではほぼゼロになる。
保持板55は幅方向Bに移動可能に取り付けられた支持部材83に固定して取りつけられている。支持部材83が、幅方向Bに移動することによって、紙揃え板51がシートSに最も接近する位置、すなわち、接続部材71が最もシートS側に位置している際の紙揃え板51の位置は、シートSの幅方向長さに応じて設定される。すなわち、シートSの側部を押しつぶさない位置に設定される。
後左側紙揃機構49aおよび後右側紙揃機構49bには、紙揃え板51に対応する紙揃え板(幅揃部材)85と、揺動用サーボモータ67に対応する揺動用サーボモータ(サーボモータ)87と、が備えられている。 後左側紙揃機構49aおよび後右側紙揃機構49bは、真空吸引車装置35と一体に取り付けられている。このため、進行方向LにおけるシートSの長さの変更に応じて、真空吸引車装置35および後方紙揃え装置37とともに進行方向Lに移動し、シートSに対して常に一定した位置関係となるようにされている。
進行方向Lに対して最下流側に位置する印刷ユニット13の圧胴19には、近接スイッチ(シート進行タイミング検出部材)89が設置されている。近接スイッチ89は、圧胴19の軸における周方向の所定位置に固定された接片91と、接片91の通過を検知し、シート進行タイミング検出信号SSを発信する検出部93とで構成されている。 なお、近接スイッチ89を設置する位置は、搬送されるシートSと一定の関係を有するところであれば適宜な場所としてよい。 また、ロータリエンコーダを用いるようにしてもよい。
幅方向紙揃え装置39には、図5に示すように、その動作を制御する幅揃制御部95が備えられている。 幅揃制御部95には、処理部97と、記憶部99と、入出力部101とが備えられている。 処理部97は、揺動用サーボモータ67,87と電気的に接続され、これらの動作を制御するものである。記憶部99は、各部の制御内容を決定するためのプログラム、そのために必要な諸データ等を格納している。入出力部101は、幅揃制御部95と外部との信号等の伝達を行なうものである。
揺動用サーボモータ67,87には、回転位相を検出するロータリエンコーダ103,105および各種信号の入出力と増幅とを行うアンプ107,109が備えられている。 アンプ107,109は、ロータリエンコーダ103,105からの位相信号ISを、入出力部101を介して処理部97へ送信する。また、処理部97からの制御信号を受け、それに応じて揺動用サーボモータ67,87の動作を制御する。
また、幅揃制御部95には、入出力装置111が備えられている。入出力装置111は、幅方向紙揃え装置39を運転する際に作業者が指示を入力したり、幅方向紙揃え装置39の運転状態を作業者に表示したりするものであり、操作パネルやモニタなどを有している。 なお、幅揃制御部95は、独立して設置せず、枚葉印刷機1の全体の駆動を制御するものの一部あるいは排紙部7の動作を制御するものの一部としてもよい。
次に上記で説明した枚葉印刷機1および幅方向紙揃え装置39の動作について説明する。 まず、オペレータにより枚葉印刷機1の全体の駆動を制御する制御装置にシートSのサイズが入力されると、入力されたシートSのサイズ情報に基づき、真空吸引車装置35、後方紙揃え装置37、後左側紙揃機構49aおよび後右側紙揃機構49b等をシートSのサイズに応じた所定の位置(たとえば、図2に実線で示す位置)に移動させる。 そして、幅揃制御部95は、上記制御装置から印刷開始信号を受信すると、揺動用サーボモータ67,87の駆動を開始する。
この印刷開始信号に応じて給紙部3の給紙台9に積載されたシートSは、給紙機構11によって最上部から1枚ずつ取り出され、印刷部5の印刷ユニット13に供給される。 印刷ユニット13に供給されたシートSは、各印刷ユニット13の圧胴19および中間胴21の爪装置(不図示)により順次咥え替えされることによって、各印刷ユニット13を通して搬送され、その途上において次々とインキが転写される。
各印刷ユニット13では、版胴15の周面に取付けられた刷版の非画線部に湿し装置(不図示)から水が供給され、次いで刷版の画線部にインキ供給装置(不図示)からインキが供給される。これにより得られる刷版上の印刷画像がブランケット胴17に転写される。 ブランケット胴17に転写された印刷画像は、圧胴19によって運ばれるシートSに転写され、1色の印刷が行われる。これが各印刷ユニット13で繰り返されカラー印刷される。
カラー印刷されたシートS
は、最後の印刷ユニット13の圧胴19からチェングリッパ23のグリッパ31にくわえ替えされる。 グリッパ31で搬送されるシートSは、排紙台25の上方でくわえを外され、落下し、排紙台25上に積み上げられる。このとき、未乾燥のインキが上側のシートSの裏に写るのを防止するため、グリッパ31で搬送される際にシートSの上にはあらかじめパウダが噴霧される。
は、最後の印刷ユニット13の圧胴19からチェングリッパ23のグリッパ31にくわえ替えされる。 グリッパ31で搬送されるシートSは、排紙台25の上方でくわえを外され、落下し、排紙台25上に積み上げられる。このとき、未乾燥のインキが上側のシートSの裏に写るのを防止するため、グリッパ31で搬送される際にシートSの上にはあらかじめパウダが噴霧される。
この間、最後の印刷ユニット13の圧胴19に設置された近接スイッチ89が、たとえば、搬送されるシートSの先頭位置に対して一定の関係にあるシート進行タイミング検出信号SSを幅揃制御部95の入出力部101から処理部97へ送信する。 幅揃制御部95の処理部97は、近接スイッチ89の設置位置から紙当33までの距離と印刷速度とから、このシートSの先頭位置が紙当33に当接するタイミングを算出する。 処理部97は、このタイミングに基づいて前左側紙揃機構47a、前右側紙揃機構47b、後左側紙揃機構49aおよび後右側紙揃機構49bが規制位置に至るタイミングを算出する。 このタイミングは、図6に示されるようにシートSが積み重ねられたシートS群の上に載置されるタイミングが好ましい。
一方、処理部97は、ロータリエンコーダ103,105で検出された揺動用サーボモータ67,87の各位相信号ISをアンプ107,109および入出力部101を介して受け取っている。この位相信号ISと上述の算出したタイミングとなる揺動用サーボモータ67,87の位相とを比較し、両者の差異に相当する制御信号を生成する。この制御信号を入出力部101からアンプ107,109に送る。アンプ107,109はこの制御信号に基づいて揺動用サーボモータ67,87の位相を調節する。
この状態で、上記のように、チェングリッパ23のグリッパ31からくわえを外されたシートSは、その後端部が真空吸引車装置35によって吸引され制動をかけられ、ゆっくりと進行しながら落下する。そして、このシートSは、前端が紙当33に当接し、進行を停止させられ、下方に落下する。(図6参照) 落下されるシートSは、紙当33によって前端部の位置が整列されるとともに、所定のタイミングで揺動する紙揃え板51によって後端部側が、紙揃え板85によって前端部側が、幅方向Bの両側から押されるので、幅方向Bの位置が揃えられる。 そして、シートSの後端は後方紙揃え装置37に案内されて整列され、シートSは、進行方向Lおよび幅方向Bに対して揃った状態で排紙台25上に積み重ねられる。
このように、紙揃え板51,85が規制位置に至るタイミングはシートSの進行タイミングに対応して調節することができるので、紙揃え板51,85は、常に良好なタイミングで規制位置に至ってシートSの幅方向位置を調節することができる。
これにより、シートSの幅方向の紙揃え性能の劣化を抑制することができる。
これにより、シートSの幅方向の紙揃え性能の劣化を抑制することができる。
なお、この場合、シートSの進行方向両側に設けられた紙揃え板51aおよび紙揃え板51bと紙揃え板85aおよび紙揃え板85bとは、同期したタイミングとしてもよいし、同期せずにずらしたタイミングとしてもよい。
たとえば、同期したタイミングとすれば、シートSにその面内で回転させるモーメントが作用することがないので、シートSが所定のタイミングで落下している場合には、シートSの変動を抑制することができる。
たとえば、紙揃え板51,85の揺動周期を揃えていないと、チェングリッパ23から落下するシートSの落下位置にバラツキがあってもこのシートSを所定位置に収束しやすくなる。
また、このタイミングを手動で微調節できるようにしてもよい。このようにすると、オペレータがシートSの積み重ね状態を見て、調節することができるので、シートSの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
たとえば、同期したタイミングとすれば、シートSにその面内で回転させるモーメントが作用することがないので、シートSが所定のタイミングで落下している場合には、シートSの変動を抑制することができる。
たとえば、紙揃え板51,85の揺動周期を揃えていないと、チェングリッパ23から落下するシートSの落下位置にバラツキがあってもこのシートSを所定位置に収束しやすくなる。
また、このタイミングを手動で微調節できるようにしてもよい。このようにすると、オペレータがシートSの積み重ね状態を見て、調節することができるので、シートSの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
また、幅揃制御部95は、揺動用サーボモータ67,87の回転周期を調整できるようにされていてもよい。 このようにすると、紙揃え板51,85が規制位置に至る頻度を調節することができる。 たとえば、一枚のシートSに一定の回数位置規制できるので、積み重ねられるシートSに対する幅方向位置規制がばらつくことがなくなる。 これにより、シートの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
そして、次の印刷に入る際、シートSの紙種(たとえば、紙厚、秤量、紙質、紙目等)が変更された場合、入力装置111から紙種データを入力する。処理部97は、記憶部99に貯蔵された変更された紙種に対応した所定のタイミングに基づいて紙揃え板51aおよび紙揃え板51bの規制位置に至るタイミングを算出する。このように、入力される紙種データに対応して紙揃え板51,85が規制位置に至る所定のタイミングが変更可能とされているので、それぞれのシートSに対して最適なタイミングで紙揃え板51,85を規制位置に位置させることができる。これにより、シートの幅方向の紙揃え性能を向上させることができる。
また、現在用いられているシートSのサイズおよび紙種等の情報と、調節された揺動用サーボモータ67,87の位相の情報を記憶部99に蓄積するようにしてもよい。 このようにすると、同じサイズおよび紙種等のシートSを用いる印刷が出てきた場合、この貯蔵されたデータを用いてサーボモータ67,87の位相を調節することができる。
なお、上述した本発明は、本実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。 たとえば、本実施形態では、片面カラー印刷の枚葉印刷機1に適用した場合で説明したが、これに限らず、たとえば、両面カラー印刷の印刷機に適用してもよい。 また、本実施形態では、一対の幅揃手段は進行方向Lに沿って2組設けるものとして説明したが、これは3組以上でもよいし、1組でもよい。
また本実施形態では、紙揃え板51,85は揺動させているが、これは平行に移動するようにしてもよい。
1 枚葉印刷機(印刷機)43 前幅方向紙揃え装置45 後幅方向紙揃え装置47a 前左側紙揃機構47b 前右側紙揃機構49a 後左側紙揃機構49b 後右側紙揃機構51、51a、51b、85、85a、85b 紙揃え板67、87 揺動用サーボモータ89 近接スイッチ95 幅揃制御部103,105 ロータリエンコーダB 幅方向L 進行方向S シート
Claims (5)
- 印刷が施されたシートの進行方向両側に設けられ、前記シートを積み重ねる際に該シートの幅方向の位置を揃える少なくとも一対の幅揃手段と、該各幅揃手段の動作を制御する幅揃制御部と、を備え、 前記幅揃手段は、前記シートの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間を移動可能に取り付けられた幅揃部材と、 該各幅揃部材を前記規制位置と前記非規制位置との間で周期的に移動させるサーボモータと、 該サーボモータの位相を検出するモータ位相検出部材と、を有し、 前記幅揃制御部は、前記シートの進行タイミングを検出するシート進行タイミング検出部材および前記モータ位相検出部材からの検出信号を用いて前記サーボモータの動作を制御し、前記幅揃部材を所定のタイミングで前記規制位置に位置させることを特徴とする紙揃え装置。
- 前記幅揃制御部は、前記サーボモータの回転周期を調整可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の紙揃え装置。
- 前記幅揃制御部は、入力される紙種データに対応して前記所定のタイミングを算出し、この算出されたタイミングで前記幅揃部材を作動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙揃え装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載された紙揃え装置を備えていることを特徴とする印刷機。
- 印刷が施されたシートの進行方向の両側に設けられ、前記シートの幅方向位置を規制する規制位置と規制しない非規制位置との間をサーボモータによって周期的に移動可能に取り付けられた幅揃部材を備えた幅揃手段が、前記シートを積み重ねる際に該シートの幅方向の位置を揃える紙揃え方法であって、 前記シートの進行タイミングを検出し、 この進行タイミングに応じて前記幅揃部材が前記規制位置に至るタイミングを設定し、 このタイミングとなるように前記サーボモータの位相を調整することを特徴とする紙揃え方法。
Priority Applications (1)
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JP2007322280A JP2009143672A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | 紙揃え装置およびこれを用いた印刷機 |
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CN109160351A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-08 | 宋丰艾 | 一种可自动整理码放打印纸的智能打印机 |
-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007322280A patent/JP2009143672A/ja not_active Withdrawn
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CN109160351A (zh) * | 2018-11-07 | 2019-01-08 | 宋丰艾 | 一种可自动整理码放打印纸的智能打印机 |
CN109160351B (zh) * | 2018-11-07 | 2019-11-29 | 长春师范大学 | 一种可自动整理码放打印纸的智能打印机 |
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