JP2008229384A - 椅子における座の前後摺動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レバー部材の回動を確実に規制でき、またレバー部材の回動の規制を容易に解除することができるとともに、部品点数を少なくして、容易に短時間で組み立てることができ、かつメンテナンスや廃棄のための分解も容易に行えるようにする。
【解決手段】 レバー部材30を、レバー把手31の上端に、前後方向を向く回動軸33を設けて構成する。座シェル23に、前後方向の開口40と、その開口内に設けられた、前記回動軸と嵌合する下向きに開口する軸嵌合受部42を備えたレバー部材取付部39を設ける。前記回動軸を軸嵌合受部に下方から嵌合させるとともに、前記回動軸の前後端部33a,33bを、前記開口の前後に位置する座シェルの上面における軸受部41a,41bに支持させ、かつレバー部材の前後移動を阻止するための間座部37,37を、前記回動軸に嵌合して、着脱可能に取り付ける。
【選択図】 図17

Description

本発明は、椅子における座の前後摺動装置に関する。
従来のこの種の前後摺動装置としては、椅子における支基の左右に、ガイドレールを前後方向に設けるとともに、ガイドレールに、座の左右に設けた可動レールを、それぞれ前後摺動可能に取り付け、かつ左右のガイドレールの少なくとも一方に長手方向に沿って被係合部を設け、座に、前後方向の軸回りに回動可能で、前記被係合部と係合する係合部を設けたレバー部材を取り付け、このレバー部材を、前記係合部と被係合部とが係合する方向に弾性付勢するとともに、レバー部材を弾性付勢に抗して回動させることにより、係合状態を解除し得るようにしたものを、本願出願人が提案している(特許文献1)。
特開2004−49655号公報
しかし、前記の椅子における座の前後摺動装置では、ガイドレールに対する座の前後移動領域の規制を、ガイドレールの上面から上方に突設した軸を、可動レールに設けた前後方向の溝の前後端部と当接することで規制し、かつガイドレールに対する可動レールの上方への移動を前記軸の上面に有頭ねじを螺合することで防止しているため、部品点数が多く、組み立てやメンテナンスや廃棄のための分解が面倒で時間がかかるという問題があった。
本発明は、前記の問題点に鑑み、レバー部材の回動を確実に規制でき、またレバー部材の回動の規制を容易に解除することができるとともに、部品点数を少なくして、容易に短時間で組み立てることができ、かつメンテナンスや廃棄のための分解も容易に行うことができる椅子における座の前後摺動装置を提供することを目的とする。
上記課題は、特許請求の範囲における各請求項に示すように、下記の構成を備える発明によって解決される。
(1) 椅子における脚柱の上端に取り付けられた支基の左右に、前後方向を向く座支持杆を設け、この座支持杆上に、座シェルの下部または下方の左右に設けた受部を前後方向に摺動可能に嵌合するとともに、左右の座支持杆の少なくとも一方に、前後方向の係合部を設け、座シェルに、前後方向の軸回りに回動可能で、前記係合部と係合する係止部を設けたレバー部材を取り付け、このレバー部材を、前記係止部と係合部とが係合する方向に弾性付勢するとともに、レバー部材を弾性付勢に抗して回動させることにより、前記係合状態を解除し得るようにした椅子における座の前後摺動装置において、前記レバー部材を、レバー把手と、このレバー把手の上端に、直接または間接に設けた、前後方向を向く回動軸とより構成し、座シェルにおける左右の少なくとも一方に、前後方向の開口と、その開口内に設けられた、前記回動軸と嵌合する下向きに開口する軸嵌合受部とよりなるレバー部材取付部を設け、前記回動軸を軸嵌合受部に下方から嵌合させるとともに、前記回動軸の前後端部を前記開口の前後に位置する座シェル上面に支持させ、かつ前記レバー部材の前後移動を阻止するための間座部を、前記回動軸に嵌合して、着脱可能に取り付ける。
(2) 上記(1)項において、間座部を、上部が開口する前後方向を向く短寸の筒体から構成し、前記上部開口を拡開させて、回動軸に下方から嵌合させうるようにする。
(3) 上記(1)項または(2)項において、軸嵌合受部を、座シェルに設けた前後方向の開口における前後方向の中央部に設け、この軸嵌合受部に、レバー部材の回動軸を下方から嵌合させるとともに、前記回動軸の前後端部を座シェル上面に支持させ、かつ軸嵌合受部の前後の各開口に、上部が開口する前後方向を向く短寸の筒体よりなる間座部を嵌合させ、さらに、これら両間座部の下部同士を連結片をもって連結する。
(4) 上記(2)項または(3)項において、間座部の筒体内底面に前後方向を向く切り込みを設ける。
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、座を脚柱の上端に取り付けられた支基の左右の座支持杆上に前後摺動可能に組み付ける場合、レバー部材の前後移動を阻止するための間座部を、座シェルに取り付けるだけで、容易に短時間で組み立てることができるとともに、部品点数を少なくすることができる。
また、間座部を、レバー部材取付部の開口に位置する回動軸に嵌合して着脱可能に取り付けてあるため、レバー部材の前後移動を阻止することができる。
また、メンテナンスや廃棄のために、座を座支持杆から分離して椅子を分解する場合にも、間座部を座シェルから取り外して、座を移動させるだけで、座を座支持杆から容易に分離することができる。
請求項2記載の発明によれば、間座部を、上部が開口する前後方向を向く短寸の筒体から構成し、前記上部開口を拡開させて、回動軸に下方から嵌合させうるようにしてあるため、間座部を、ワンタッチで回動軸に取り付けることができる。
請求項3記載の発明によれば、両間座部の下部同士を連結片をもって連結してあるため、連結片を握持して、座シェルの下方から、前後の間座部を、それぞれレバー部材取付部における受部の前後の各開口の下方に位置させて、間座部の上部開口を回動軸に押し当てることにより、間座部をワンタッチで回動軸に取り付けることができるとともに、同じく連結片を握持して下方に引張るだけで、前後の間座部を簡単に取り外すことができる。
請求項4記載の発明によれば、間座部を回動軸に取り付ける際に、間座部の上部開口を回動軸に押し当てて、前記上部開口を拡開するときに、その拡開が、間座部の筒体内底面に設けた切り込みによって容易になるため、間座部をワンタッチで回動軸に容易に取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は、それぞれ本発明の前後摺動装置を備える椅子の正面図、側面図、分解斜視図である。
図1〜図3に示すように、この椅子100は、先端部にキャスタ1が設けられた放射状をなす5本の脚杆2を有する脚体3を備えている。
脚体3の中央には、ガススプリング4を備える伸縮式の脚柱5が立設されており、脚柱5の上端には、支基6の後部が固着されている。
支基6は、前半部の上面が開口する平面視菱形のほぼ中空箱状をなし、上面の開口部は、着脱可能な上部カバー7により覆われている。
支基6の前部両側面には、左右両側方に延出する腕部6aが一体的に形成されている。
支基6の前後方向のほぼ中央には、左右方向を向く六角軸よりなる枢軸8が貫通しており、支基6より両側方に突出する枢軸8の両端部には、背凭れ9を支持する左右1対の背凭れ支持杆10,10における前方を向く下部の前端部に形成された左右方向を向く筒部10a,10aが固嵌され、枢軸8と背凭れ支持杆10,10と背凭れ9とは、枢軸8の軸線を中心として、互いに一体となって支基6に対して回動しうるようになっている。
支基6の内部には、枢軸8を、図2における反時計回り方向に付勢するゴムトーションユニット11(図3参照)とその付勢力調節手段(図示略)とが、また支基6の前部下面の中央には、ゴムトーションユニット11と連係されて、ゴムトーションユニット11の付勢力を補助するガススプリングユニット12がそれぞれ設けられ、これらによって、背凭れ9を起立する方向に向けて付勢する付勢手段が形成されている。
ゴムトーションユニット11の下面は、支基6の下面に着脱可能に設けられた左右1対の下部カバー13,13により覆われている。
図4,図5は、背凭れ9をそれぞれ起立位置、後傾位置としたときの要部の拡大側面図である。
図3〜図5に示すように、左右の背凭れ支持杆10,10における枢軸8より若干後方の部分には、短寸の起立腕10b,10bが上向き突設されており、各起立腕10bの上端部には、座14の両側部を支持する前後方向を向く左右1対の座支持杆15,15の後端15aが、左右方向を向く軸16をもって、それぞれ連結されている。
図6,図7は、それぞれ座支持杆15の外側下視拡大斜視図、内側下視拡大斜視図である。
各座支持杆15の前部は、上面が開口する箱状をなして下方に延出し、その下端面が後下方に向かって傾斜する傾斜面17をなし、かつその傾斜面17の後端に連続して、後上方を向く起立壁18が形成されている。
各傾斜面17は、支基6における腕部6aの先端部上面に形成された後下方に向かって傾斜する傾斜受け面19に前後方向に摺動自在に載置されている。
支基6における腕部6aの先端部と、座支持杆15の前部との間には、傾斜面17が傾斜受け面19から上方に離脱するのを阻止する外れ止め手段20が設けられている。
外れ止め手段20は、傾斜面17に設けた前後方向を向く長孔21と、傾斜受け面19に突設され、かつ長孔21に摺動自在に嵌合されるとともに、長孔21の幅より大きい拡大頭部22aを有する有頭軸22とを備えている。
背凭れ9が起立状態から後傾させられるのに連動して、各座支持杆15およびそれによって支持された座14は、図4に示す状態から、図5に示すように、傾斜面17が傾斜受け面19に沿って摺動しつつ、後下方に向かって移動させられるようになっている。
座14は、図4に示されるように、座シェル23の上面に、ネット部材などからなる表皮材24を張設して構成されている。
図8は、組付け前における座14の要部の下方拡大斜視図である。
座シェル23は、一般に合成樹脂で成形され、その下面の左右には、前後方向を向く凹条受部25が、成形時に一体的に形成されている。
凹条受部25は、下向きに開口し、凹条受部25における左右方向内側の内側面26の下端縁には、前後に離間する複数の水平方向の被係止片27が設けられている。
一方、座支持杆15には、図7に示すように、上面28における左右方向の内側縁の前後に水平方向の係止片29が設けられている。
図9は、図4におけるIX〜IX線断面図、図10は、図9におけるX〜X線断面図である。
座支持杆15の係止片29と、座シェル23の被係止片27との位置関係は、図9における2点鎖線で示すように、座支持杆15の後端15aを、凹条受部25の後端25aに位置させたときに、係止片29と被係止片27との前後方向の位置が重ならずに、座支持杆15の上部を、凹条受部25内に嵌合させることができるとともに、前記位置から座支持杆15を、実線で示すように凹条受部25に対して相対的に前方に移動させて、椅子100の使用時における座シェル23の通常の前後移動領域内において移動させた場合は、座シェル23の被係止片27が、座支持杆15の係止片29に係合して、座シェル23が座支持杆15から上方へ外れることがないようになっている(図10参照)。
すなわち、座支持杆15に対して凹条受部25を、前記通常の前後移動領域を越えて前後の一方に移動させた場合にのみ、凹条受部25を座シェル23とともに、座支持杆15から着脱できるようになっている。
また、凹条受部25は、座支持杆15よりも、前後方向に長く形成されており、椅子100の使用時においては、座シェル23を、凹条受部25を介して、座支持杆15に対して前後に摺動可能とすることにより、座14を、所望の前後位置に調節し得るようになっている。
座シェル23における凹条受部25と、座支持杆15との間の外れ止め手段を構成している被係止片27と係止片29は、被係止片27が、係止片29よりも、前後方向の長さが小さい小片で形成され、被係止片27は、これらの小片を前後に離間して複数設けることにより構成されている。
また、座14を所望とする前後位置に固定するために、レバー部材30が設けられている。
図11,図12,図13は、それぞれレバー部材30の拡大した上方斜視図、下方斜視図、側面図である。
これら図11〜図13に示すように、レバー部材30は、平面視において扁平な半円状をなし、手掛け部手前が下向きに湾曲するレバー把手31と、このレバー把手31の上端から上方に立上る立片32と、この立片32の上端に、立片32の前後に突出する回動軸33と、レバー把手31の下方において回動軸33に対して、レバー把手31と反対方向に延びる係止部34とより構成され、係止部34は、平行な3枚の係止片35により形成されている。
なお、本実施形態では、レバー把手31の上端に、立片32を介して間接に回動軸33を設けているが、レバー把手31の上端に直接、回動軸33を設けてもよい。
図14は、レバー部材30を、座シェル23に取り付ける際に用いる回動規制手段36の拡大上方斜視図である。
回動規制手段36は、上部が開口する前後方向を向く短寸の筒体からなる前後2つの間座部37,37と、この両間座部の下部同士を連結する連結片38とより構成されている。
連結片38は、両端を除いて、縦方向の薄板状をなしている。
図15は、座シェル23におけるレバー部材取付部39の拡大上方斜視図(図3における円A部分)である。
レバー部材取付部39は、座シェル23に設けられた前後方向の開口40と、前記開口40の前後における座シェル23の上面部分よりなる前後受部1a,41bと、前記開口40内の前後方向中央部に設けられた下向きに開口する前後方向の半筒状体よりなる軸嵌合受部42とより構成されている。
図16,図17は、座シェル23にレバー部材30を取り付ける手順を示す拡大上方斜視図である。
まず、レバー部材30を、レバー把手31を左右方向の外側にして、たとえば回動軸33の前端部33aを、座シェル23の下方から、レバー部材取付部39における開口40の前部より挿入して座シェル23の上面における前軸受部41aに支持させ、次いで、回動軸33を水平状態にしてレバー部材30を少し後方に移動させて、回動軸33の後端部33bを、座シェル23の上面における後軸受部41bに支持させ、図16に示す状態とする。
次いで、同じく座シェル23の下方から、回動規制手段36を、その連結片38をレバー把手31の左右方向の外側に位置させて、間座部37,37を、それぞれ開口40の前部、後部に嵌入し、間座部37の上部開口37aを拡開させて、レバー把手31の回動軸33に嵌合させることによって、座シェル23に取り付け、図17に示す状態とする。
なお、前後方向を向く短寸の筒体からなる間座部37の筒体内底面には、前後方向の切り込み37bが設けられており、間座部37の上部開口37aを、下方から回動軸33に挿し当てるだけで、容易に上部開口37aが拡開して、ワンタッチで、レバー把手31の回動軸33に嵌合しうるようになっている。
回動規制手段36を取り付けることにより、レバー部材30の前後方向への移動が阻止されるため、レバー部材30の座シェル23からの脱落が防止されるとともに、レバー把手31が回動軸33を枢軸として、回動可能に安定的に座シェル23に取り付けられる。
図18は、座支持杆15とレバー部材30とを組付けした座シェル23の要部下方拡大斜視図、図19は、図4におけるXIX〜XIX線断面図、図20は、図19におけるIIX〜IIX線断面図である。
図18に示すように、座支持杆15の左右方向の外側の側面43における中央部には、レバー部材30の係止片35と係合する複数の係合溝44が前後方向に列設されて形成された係合部45が設けられている。
レバー把手31は、図19に示すように、一端がレバー把手31の裏面、他端が座シェル23に取り付けられたコイルスプリング46によって、左右方向の内側向きに付勢されている。
図18は、コイルスプリング46の付勢力によって、レバー部材30の係止片35が、座支持杆15の係合溝44に係合して、座支持杆15に対する座シェル23の前後方向の相対的移動が規制されている状態を示す。
この状態から、座シェル23を移動させて、座14の前後方向の位置を調節するには、レバー把手31の下面に手を掛けて、図19に示すように、コイルスプリング46の付勢力に抗して、レバー把手31を、矢印Fで示す方向に回動させることにより、係止片35と係合溝44との係合を解除し、座シェル23を、座支持杆15に対して前後方向に移動自在とする。
次いで、所望とする前後位置に座14を移動させた後に、レバー把手31から手を離すことにより、コイルスプリング46の付勢力によって、自動的に係止片35と係合溝44とが係合し、座14の位置が固定される。
図4における2点鎖線は、椅子100の通常の使用時における座14の前後移動領域を示している。
図19における実線で示すレバー把手31の位置Aは、レバー把手31の係止片35と、座支持杆15の係合溝44とが係合している状態を示し、2点鎖線で示すレバー把手31の位置Bは、前記係合が解除されている状態を示している。
椅子100の通常の使用時においては、レバー部材30における立片32に、回動規制手段36における連結片38が当接して、レバー把手31の回動が 規制され、レバー把手31は、前記位置Bを越えて回動することはできない。
一方、座支持杆15における係合部45の前部には、図6,図18に示すように、左右方向の外側に向けてストッパー47が設けられている。
レバー把手31を前記位置Bの状態にして、座14を前方に移動させると、レバー把手31の係止片35がストッパー47に当接し、それ以上の座14の前方への移動が規制される。
この状態においては、座支持杆15の係止片29と、座シェル23における凹条受部25の被係止片27とは係合しており、座シェル23が、座支持杆15から外れることはない。
このように、前記ストッパー47は、椅子の通常の使用時における座シェル23の前後移動領域を規制している。
このストッパー47による規制を解除するには、次のようにすればよい。
まず、座シェル23から、回動規制手段36を下向きに引張って取り外す(図18参照)。
次いで、レバー把手31を、図19において反時計向きに回動させると、回動規制手段36が取り外してあるため、レバー把手31は、符号Cで示す仮想線の位置まで回動可能となる。
前記位置までレバー把手31を回動させると、レバー把手31における係止片35がストッパー47に当接しないようになり、ストッパー47による座シェル23の前後移動の規制が解除される。
そのため、座シェル23を、図9において2点鎖線で示すように、座シェル23における凹条受部25の後端25aに、座支持杆15の後端15aがほぼ当接する位置まで前方に移動させることが可能となる。
座シェル23を前記位置に移動させると、凹条受部25の被係止片27と、座支持杆15の係止片29との係合が外れて、凹条受部25と座支持杆15との嵌合を解除しうるようになるため、座シェル23を上方に持ち上げて、座支持杆15から容易に取り外すことができる。
本発明の前後摺動装置を備える椅子の正面図である。 同じく、側面図である。 同じく、分解斜視図である。 背凭れを起立位置としたときの要部の拡大側面図である。 同じく、背凭れを後傾位置としたときの要部の拡大側面図である。 座支持杆の左右方向の外側下視拡大斜視図である。 同じく、座支持杆の左右方向の内側下視拡大斜視図である。 組付け前における座の要部の下方拡大斜視図である。 図4におけるIX〜IX線断面図である。 図9におけるX〜X線断面図である。 レバー部材の拡大上方斜視図である。 同じく、レバー部材の拡大下方斜視図である。 同じく、レバー部材の拡大側面図である。 回動規制手段の拡大上方斜視図である。 座シェルにおけるレバー部材取付部の拡大上方斜視図である。 座シェルにレバー部材を取り付ける手順を示す拡大上方斜視図である。 同じく、座シェルにレバー部材を取り付ける手順を示す拡大上方斜視図である。 組付け後における座の要部の下方拡大斜視図である。 図4におけるXIX〜XIX線断面図である。 図19におけるIIX〜IIX線断面図である。
符号の説明
100 椅子
1 キャスタ
2 脚杆
3 脚体
4 ガススプリング
5 脚柱
6 支基
6a 腕部
7 上部カバー
8 枢軸
9 背凭れ
10 背凭れ支持杆
10a 筒部
10b 起立腕
11 ゴムトーションユニット(付勢手段)
12 ガススプリングユニット(付勢手段)
13 下部カバー
14 座
15 座支持杆
15a 後端
16 軸
17 傾斜面
18 起立壁
19 傾斜受け面
20 外れ止め手段
21 長孔
22 有頭軸
22a 拡大頭部
23 座シェル
24 表皮材
25 凹条受部
25a 後端
26 内側面
27 被係止片
28 上面
29 係止片
30 レバー部材
31 レバー把手
32 立片
33 回動軸
33a 前端部
33b 後端部
34 係止部
35 係止片
36 回動規制手段
37 間座部
37a 上部開口
37b 切り込み
38 連結片
39 レバー部材取付部
40 開口
41a 前軸受部
41b 後軸受部
42 軸嵌合受部
43 側面
44 係合溝
45 係合部
46 コイルスプリング
47 ストッパー

Claims (4)

  1. 椅子における脚柱の上端に取り付けられた支基の左右に、前後方向を向く座支持杆を設け、この座支持杆上に、座シェルの下部または下方の左右に設けた受部を前後方向に摺動可能に嵌合するとともに、左右の座支持杆の少なくとも一方に、前後方向の係合部を設け、座シェルに、前後方向の軸回りに回動可能で、前記係合部と係合する係止部を設けたレバー部材を取り付け、このレバー部材を、前記係止部と係合部とが係合する方向に弾性付勢するとともに、レバー部材を弾性付勢に抗して回動させることにより、前記係合状態を解除し得るようにした椅子における座の前後摺動装置において、
    前記レバー部材を、レバー把手と、このレバー把手の上端に、直接または間接に設けた、前後方向を向く回動軸とより構成し、座シェルにおける左右の少なくとも一方に、前後方向の開口と、その開口内に設けられた、前記回動軸と嵌合する下向きに開口する軸嵌合受部とよりなるレバー部材取付部を設け、前記回動軸を軸嵌合受部に下方から嵌合させるとともに、前記回動軸の前後端部を前記開口の前後に位置する座シェル上面に支持させ、かつ前記レバー部材の前後移動を阻止するための間座部を、前記回動軸に嵌合して、着脱可能に取り付けたことを特徴とする椅子における座の前後摺動装置。
  2. 間座部を、上部が開口する前後方向を向く短寸の筒体から構成し、前記上部開口を拡開させて、回動軸に下方から嵌合させうるようにした請求項1記載の椅子における座の前後摺動装置。
  3. 軸嵌合受部を、座シェルに設けた前後方向の開口における前後方向の中央部に設け、この軸嵌合受部に、レバー部材の回動軸を下方から嵌合させるとともに、前記回動軸の前後端部を座シェル上面に支持させ、かつ軸嵌合受部の前後の各開口に、上部が開口する前後方向を向く短寸の筒体よりなる間座部を嵌合させ、さらに、これら両間座部の下部同士を連結片をもって連結した請求項1または2記載の椅子における座の前後摺動装置。
  4. 間座部の筒体内底面に前後方向を向く切り込みを設けた請求項2または3記載の椅子における座の前後摺動装置。
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