JP2010259693A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーにおける水平杆の挿通部分を弾性撓曲し易くすることにより、カバーと座と間に、カバーを水平方向に若干移動させる必要のある相互係合手段を設けることができ、しかもカバーを座に対して、がたつき等が生じることなく、強固に係合させることができるようにした椅子を提供する。
【解決手段】座7を支持する座受け部8から外側方に向かって複数の水平杆4が延出し、座受け部8等の下面を、カバー28により覆った椅子において、カバー28を弾性変形可能な材料により形成するとともに、カバー28の外周に起立縁28bを設け、この起立縁28bに、各水平杆4が挿通する挿通孔29と、この挿通孔29から起立縁28bの上端に至るスリット30と、挿通孔29からカバー28の中央部に向かって延出するスリット31とを設ける。
【選択図】 図3
【解決手段】座7を支持する座受け部8から外側方に向かって複数の水平杆4が延出し、座受け部8等の下面を、カバー28により覆った椅子において、カバー28を弾性変形可能な材料により形成するとともに、カバー28の外周に起立縁28bを設け、この起立縁28bに、各水平杆4が挿通する挿通孔29と、この挿通孔29から起立縁28bの上端に至るスリット30と、挿通孔29からカバー28の中央部に向かって延出するスリット31とを設ける。
【選択図】 図3
Description
本発明は、座および座を支持する座受け部の下面を、カバーにより覆った椅子に関する。
従来の椅子には、座を支持する座受け部から外側方に向かって延出する複数の水平杆の全部または一部の外端部に脚杆を連設し、かつ座、座受け部、および水平杆の一部の下面をカバーにより覆ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
この発明においては、カバーの外周に設けた上向環状片に、水平杆が上方より嵌合しうるようにしたU字状の係合溝を設け、この係合溝の上端開口部に、互いに対向する1対の可撓片を設け、この可撓片を弾性撓曲させつつ、水平杆を係合溝内に嵌合させることにより、カバーを水平杆に係合させるようになっている。
しかし、特許文献1に記載されている発明においては、カバー全体が比較的硬質で、カバーを装着させる際、大きな力を要するとともに、カバーを、正規の装着位置から水平方向にある程度移動させることは困難である。
したがって、カバーと座との間に、カバーを水平方向に若干移動させることにより、互いに緊密に係合するようにした相互係合手段を設けようとしても、係合溝に水平杆が嵌合している状態では、カバーを水平方向に移動させることは困難であるので、このような相互係合手段を設けることができない。
したがって、カバーと座との間に、カバーを水平方向に若干移動させることにより、互いに緊密に係合するようにした相互係合手段を設けようとしても、係合溝に水平杆が嵌合している状態では、カバーを水平方向に移動させることは困難であるので、このような相互係合手段を設けることができない。
その反面、カバーを水平杆に装着した状態では、カバーは、係合溝内に嵌合した水平杆に、1対の可撓片が係合しているだけであるので、脚体に対してカバーががたつくとともに、カバーに下向きの外力が作用した場合に、カバーが外れるおそれがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、カバーにおける水平杆の挿通部分を弾性撓曲し易くすることにより、カバーと座と間に、カバーを水平方向に若干移動させる必要のある相互係合手段を設けることができ、しかもカバーを座に対して、がたつき等が生じることなく、強固に係合させることができるようにした椅子を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 座を支持する座受け部から外側方に向かって延出する複数の水平杆の全部または一部の外端部に脚杆を設け、かつ前記座、座受け部、および水平杆の一部の下面をカバーにより覆った椅子において、前記カバーを弾性変形可能な材料により形成するとともに、前記カバーの外周に起立縁を設け、この起立縁に、前記各水平杆が挿通する挿通孔と、この挿通孔から前記起立縁の上端に至るスリットと、前記挿通孔からカバーの中央部に向かって延出するスリットとを設ける。
(1) 座を支持する座受け部から外側方に向かって延出する複数の水平杆の全部または一部の外端部に脚杆を設け、かつ前記座、座受け部、および水平杆の一部の下面をカバーにより覆った椅子において、前記カバーを弾性変形可能な材料により形成するとともに、前記カバーの外周に起立縁を設け、この起立縁に、前記各水平杆が挿通する挿通孔と、この挿通孔から前記起立縁の上端に至るスリットと、前記挿通孔からカバーの中央部に向かって延出するスリットとを設ける。
このような構成とすると、カバーにおける中央部に向かって延出するスリットの先端部から起立縁の上端にかけての挿通孔の両側部が弾性撓曲し易くなり、カバーを水平杆に装着し易くなるとともに、カバーと座と間に、カバーを水平方向に若干移動させる必要のある相互係合手段を設けることが可能となる。
(2) 上記(1)項において、カバーの一側部の上面と、それに対向する座の下面とのいずれか一方に係合凸部を突設し、かついずれか他方に、座に対してカバーが正規位置より側方に外れた組付け位置に位置しているときに、前記係合凸部が嵌合可能で、かつ前記カバーを正規位置へスライドさせることにより、前記カバーが下方へ移動するのを阻止するように前記係合凸部と係合しうるようにした係合孔を設け、さらに、カバーの他側部の上面と、それに対向する座の下面とのいずれか一方に係合爪を突設し、同じくいずれか他方に、座に対してカバーが正規位置に位置している状態で、前記係合爪が、前記カバーの組付け位置方向と下方への移動を阻止するように係合する被係合部を設ける。
このような構成とすると、カバーを、座に対して強固に係合させることができ、その結果、水平杆に対するカバーのがたつき等もなくなる。
(3) 上記(1)または(2)項において、カバーが正規位置に位置したとき、カバーに設けたねじ挿通孔が、座に設けたねじ孔と整合するようにし、かつ前記ねじ挿通孔に挿通した固定ねじを、前記ねじ孔に螺合して締め付けることにより、前記カバーを座にねじ止めする。
このような構成とすると、カバーを、さらに強固に座に固着することができる。
しかも、係合凸部と係合孔との係合、および係合爪と被係合部との係合により、カバーが正規位置に位置決めされたとき、カバーに設けたねじ挿通孔と、座に設けたねじ孔とが整合するので、ねじ止め作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
しかも、係合凸部と係合孔との係合、および係合爪と被係合部との係合により、カバーが正規位置に位置決めされたとき、カバーに設けたねじ挿通孔と、座に設けたねじ孔とが整合するので、ねじ止め作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
本発明によると、カバーにおける水平杆の挿通部分を弾性撓曲し易くすることにより、カバーと座と間に、カバーを水平方向に若干移動させる必要のある相互係合手段を設けることができ、しかもカバーを座に対して、がたつき等が生じることなく、強固に係合させることができるようにした椅子を提供することができる。
次に、本発明の一実施形態を備える椅子を、図1〜図8を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、この椅子は、下端にキャスタ1を設けた左右1対の前脚2、2と、同じく左右1対の後脚3、3と、前後の端部が前脚2および後脚3の上端より若干下方の箇所に溶接等により固着され、かつ中間部が椅子の中央部に向かって内向きく字状に屈曲させられた左右1対の水平杆4、4(図示の例では、中央部が若干下傾されて完全な水平とはなっていない。したがって、「水平杆」には、若干傾斜しているものも含まれる)と、左右1対の水平杆4、4の内向湾曲部の前部同士および後部同士を互いに連結する左右方向を向く連結杆5、5とからなるフレーム6を備えている。
前脚2、2、後脚3、3、および水平杆4、4は、管材により形成されている。
図1〜図3に示すように、この椅子は、下端にキャスタ1を設けた左右1対の前脚2、2と、同じく左右1対の後脚3、3と、前後の端部が前脚2および後脚3の上端より若干下方の箇所に溶接等により固着され、かつ中間部が椅子の中央部に向かって内向きく字状に屈曲させられた左右1対の水平杆4、4(図示の例では、中央部が若干下傾されて完全な水平とはなっていない。したがって、「水平杆」には、若干傾斜しているものも含まれる)と、左右1対の水平杆4、4の内向湾曲部の前部同士および後部同士を互いに連結する左右方向を向く連結杆5、5とからなるフレーム6を備えている。
前脚2、2、後脚3、3、および水平杆4、4は、管材により形成されている。
フレーム6における左右1対の水平杆4、4と、前後の連結杆5、5とにより、座7を支持する座受け部8が形成されている。
座7は、合成樹脂製の座板9と、その上面に取り付けられ、かつ表面を表皮材10aにより被包したクッション体10とからなっている。
座7は、合成樹脂製の座板9と、その上面に取り付けられ、かつ表面を表皮材10aにより被包したクッション体10とからなっている。
前脚2の上端と後脚3の上端とには、それぞれ、前後方向を向く肘掛け11の前端部および後端部が取り付けられている。
左右の後脚3、3における水平杆4、4の取付部より上方の部分は、左右1対の背凭れ支持杆12、12をなし、各支持杆12の上端部内面には、上下方向を向くとともに、内方に向かって突出する板状の左右1対の取付片13が、溶接等により固着されている。
図3〜図5に示すように、各取付片13の先端は、上部の内方への突出量よりも、下部の内方への突出量が大となるように、中間部に傾斜縁13aを有する内向段状に形成されている。
また、各取付片13の上下部には、取付片13自体を側面視前向コ字状に折曲することにより、前方に向かって突出する補強部13b、13cが形成されており、各補強部13b、13cの内端部には、前後方向を向くねじ孔14が設けられている。
背凭れ15は、硬質合成樹脂製の背板16に、下端が開口する袋状の背凭れカバー17を被嵌したものよりなっている。
背板16の下端両側部には、外側方に向かってわずかに突出する取付部16a、16aが設けられており、各取付部16aには、下方と両側方とに開口し、正面形状が取付片13の正面形状とほぼ補形をなすとともに、前後幅を取付片13の補強部13b、13cの厚さとほぼ同一とした上下方向を向く係合溝18が設けられている。
背板16の下端両側部には、外側方に向かってわずかに突出する取付部16a、16aが設けられており、各取付部16aには、下方と両側方とに開口し、正面形状が取付片13の正面形状とほぼ補形をなすとともに、前後幅を取付片13の補強部13b、13cの厚さとほぼ同一とした上下方向を向く係合溝18が設けられている。
背板16は、その左右の係合溝18、18を、背凭れ支持杆12、12に固着した左右の取付片13、13に上方より嵌合し、そのとき、各取付片13の上下の補強部13b、13cを、背板16における各係合溝18を形成する前壁16bおよび後壁16cのうちの前壁16bに当接させ、かつその前壁16bを貫通させた固着手段である固定ねじ19を、ねじ孔14に螺合させて締め付けることにより、左右の背凭れ支持杆12、12に強固に固着されている。
背凭れカバー17の両側下端部には、背板16における取付部16a、16aを挿通させるための切欠き20、20が設けられており、この切欠き20、20を通って、取付部16a、16aが挿通するようにして、背凭れカバー17を、背板16に上方から被嵌し、かつ背板16の下方において、背凭れカバー17の下端開口部に設けたファスナー21を閉じることにより、背板16は、取付部16a、16a以外の部分を、背凭れカバー17により被包されている。
図3および図6に示すように、座板9の中央部には、4個のねじ孔22が、前後左右に2個ずつ並べて設けられており、座板9を、座受け部8の上面に載置して、前後の連結杆5、5の両側部を貫通させた固定ねじ23を、上記各ねじ孔22に螺合して締め付けることにより、座板9、およびそれに取り付けられたクッション体10は、座受け部8に強固に固着されている。
座板9の両側部には、上記ねじ孔22より小径の前後1対のねじ孔24、24が設けられており、座板9の前部には、前後方向に長い長方形の左右1対の凹入部25、25が設けられており、各凹入部25の底壁25aには、拡幅部26aの後方に、狭幅部26bが、それよりさらに狭幅の狭窄部26cを介して連設されただるま孔状の係合孔26が設けられている。
座板9の後部には、左右方向に長い左右1対の係合孔27、27が設けられており、各係合孔27の前縁には、被係合部をなす凹入段部27aが設けられている。
図2、図3、図7、および図8に示すように、座受け部8の下面には、座7、座受け部8、および水平杆4の外端部を除く部分の下面を覆うカバー28が取り付けられている。
カバー28は、弾性変形可能な合成樹脂材料等により、平面視ほぼ方形の皿状に形成され、方形の底片28aと、その外周から斜め外上方に向かって延出する起立縁28bとを備えている。
カバー28の起立縁28bにおける各コーナー部には、水平杆4を挿通しうる挿通孔29と、この挿通孔29から起立縁28bの角部の上端に至るスリット30と、挿通孔29からカバー28の中央部に向かって、底片28aと起立縁28bとの境界部分まで延出するスリット31とが設けられている。
したがって、カバー28における起立縁28bの各コーナー部は、スリット30、31と挿通孔29とを設けたことにより、弾性撓曲し易くなり、カバー28を、座受け部8の下方より上方に押し上げ、座受け部8から外側方に向かって延出する各水平杆4を、スリット30を押し広げつつ通過させて、挿通孔29に嵌合させることにより、カバー28を、その中心が座受け部8の中心と一致する正規位置に簡単に装着することができ、また、その装着状態から、カバー28の各コーナー部を弾性変形させることにより、カバー28を、正規位置から任意の水平方向に若干移動させることもできるようになっている。
カバー28における前部の左右両側部には、ボス部32aの上端に、頸部32bを介して、拡大頭部32cが連設された左右1対の係合凸部32、32が、座板9における左右のだるま孔26、26に対応するようして上向き突設されている。
頸部32bの左右幅は、係合孔26における狭窄部26cの左右間隔とほぼ同一で、その狭窄部26cを、所要の抵抗力をもって前後方向に通過しうるものとしてある。
拡大頭部32cは、係合孔26における拡幅部26aを上下方向に通過しうる平面形状とし、頸部32bの上端より両側方と後方に突出している。
拡大頭部32cは、係合孔26における拡幅部26aを上下方向に通過しうる平面形状とし、頸部32bの上端より両側方と後方に突出している。
左右の係合凸部32、32は、カバー28を正規位置から若干前方にずらした組付け位置において、各拡大頭部32cを係合孔26における拡幅部26aに下方より嵌合でき、次いで、カバー28を正規位置まで後方にスライドさせることにより、頸部32bが係合孔26における狭窄部26cを通過して、狭幅部26bに嵌合しうるようになっている。この状態では、拡大頭部32cの外周部が狭幅部26bの周縁における凹入部25の底壁25aの上面に当接して、カバー28の下方への移動が阻止される。
カバー28の各コーナー部を弾性変形し易くし、カバー28を、正規位置から水平方向に若干移動しうるようにしたのは、このためである。
カバー28の各コーナー部を弾性変形し易くし、カバー28を、正規位置から水平方向に若干移動しうるようにしたのは、このためである。
カバー28における後部の左右両側部には、上端に前下がり傾斜する傾斜面33aを有する前方を向く爪33bが設けられた左右1対の倒立L字状の係合爪33、33が、座板9における左右の係合孔27、27に対応するようして、上向きに突設されている。
左右の係合爪33、33は、カバー28が正規位置に位置している状態で、上方に押し上げることにより、各傾斜面33aが係合孔27における凹入段部27aの後縁に摺接して、後方に弾性撓曲させられた後、凹入段部27aの通過後、爪33bが凹入段部27aの後縁部上面に係合し、カバー28の前方への移動を阻止するようになっている。
したがって、左右の係合凸部32、32を、係合孔26、26の狭幅部26b、26bに係合させた状態で、左右の係合爪33、33を、凹入段部27a、27aの後縁部に係合させることにより、カバー28の正規位置から前後方向および下方への移動が確実に阻止される。
また、カバー28の左右方向への移動は、左右の係合凸部32、32における各頸部32bが、係合孔26の狭幅部26bの両側縁により拘束されるとともに、左右の係合爪33、33が、各係合孔27の両側縁により拘束されることにより阻止される。
さらに、カバー28の上方への移動は、左右の係合凸部32、32における各ボス部32aの上端が、凹入部25の底壁25aの下面に当接することだけでなく、カバー28のいずれかの部分が、座7、座受け部8、または水平杆4の下面に当接することにより阻止される。
さらに、カバー28の上方への移動は、左右の係合凸部32、32における各ボス部32aの上端が、凹入部25の底壁25aの下面に当接することだけでなく、カバー28のいずれかの部分が、座7、座受け部8、または水平杆4の下面に当接することにより阻止される。
カバー28の両側部には、前後1対のボス34、34が上向き突設されており、各ボス34の中央には、カバー28が正規位置に位置したとき、座板9の下面における両側部のねじ孔24に整合するようにしたねじ挿通孔35が設けられている。
カバー28は、正規位置に位置した状態で、ボス34、34の上端を、座板9の下面における両側部のねじ孔24、24が設けられた部分に当接し、かつ各ボス34の中央のねじ挿通孔35に下方より挿通した固定ねじ36を、各ねじ孔24に螺合して締め付けることにより、座7の下面に強固に固着されている。
なお、この固定ねじ36による座7へのカバー28の固着は省略して実施することもある。
なお、この固定ねじ36による座7へのカバー28の固着は省略して実施することもある。
カバー28の両側部における前後のボス34、34間には、前後方向に長い凹入部とした手掛け部37が設けられ、椅子を持ち上げるとき、この左右の手掛け部37、37に手を掛けて、椅子を持ち上げ易くしてある。
なお、座板9の下面、およびカバー28の上面には、補強等のための多数のリブが設けられているが、それらは本発明に直接関係しないため、図示および詳細な説明は省略する。
以上から明らかなように、この実施形態においては、座7を支持する座受け部8から外側方に向かって延出する複数の水平杆4の全部または一部の外端部に脚杆2、3が連設されており、かつ座7、座受け部8、および水平杆4の一部の下面をカバー28により覆った椅子において、カバー28を弾性変形可能な材料により形成するとともに、カバー28の外周に起立縁28bを設け、この起立縁28bに、各水平杆4が挿通する挿通孔29と、この挿通孔29から起立縁28bの上端に至るスリット30と、挿通孔29からカバー28の中央部に向かって延出するスリット31とを設けてあるので、カバー28における中央部に向かって延出するスリット31の先端部から起立縁28bの上端にかけての挿通孔29の両側部が弾性撓曲し易くなり、カバー28を水平杆4に装着し易くなるとともに、カバー28と座7と間に、カバー28を水平方向に若干移動させる必要のある相互係合手段(この実施形態においては、係合孔26係合凸部32、および凹入段部27aと係合爪33)を設けることが可能となる。
また、カバー28の一側部の上面に、係合凸部32を設け、かつそれに対向する座板9の一側部の下面に、座7に対してカバー28が正規位置より側方に外れた組付け位置に位置しているときに、係合凸部32が嵌合可能で、かつカバー28を正規位置へスライドさせることにより、カバー28が下方へ移動するのを阻止するように係合凸部32と係合しうるようにした係合孔26を設け、さらに、カバー28の他側部の上面に、係合爪33を突設し、かつそれに対向する座板9の他側部に、座7に対してカバー28が正規位置に位置している状態で、係合爪33が、カバー28の組付け位置方向と下方への移動を阻止するように係合する係合孔27における凹入段部27aを設けてあるので、カバー28を、座7に対して強固に係合させることができ、その結果、水平杆4に対するカバー28のがたつき等もなくなる。
さらに、カバー28が正規位置に位置したとき、カバー28に設けたねじ挿通孔35が、座7に設けたねじ孔24と整合するようにし、かつねじ挿通孔35に挿通した固定ねじ36を、ねじ孔24に螺合して締め付けることにより、カバー28を座7にねじ止めするようにしてあるので、カバー28を、さらに強固に座7に固着することができる。
しかも、係合凸部32と係合孔26との係合、および係合爪33と凹入段部27aとの係合により、カバー28が正規位置に位置決めされたとき、カバー28に設けたねじ挿通孔35と、座7に設けたねじ孔24とが整合するので、固定ねじ36のねじ止め作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
しかも、係合凸部32と係合孔26との係合、および係合爪33と凹入段部27aとの係合により、カバー28が正規位置に位置決めされたとき、カバー28に設けたねじ挿通孔35と、座7に設けたねじ孔24とが整合するので、固定ねじ36のねじ止め作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、座受け部8から前方に向かって延出する左右1対の水平杆4、4の前端部のみに、前脚2、2である脚杆を連設し、その下端を、平面視前向コ字状としたベース脚38の前端両側部に連設して、前脚2、2のみで座受け部8を支持し、左右の水平杆4、4の後端には、後脚を連設せず、上方に起立する背凭れ支持杆
12、12のみを連設したフレーム39を有するタイプの椅子にも適用することができる。
12、12のみを連設したフレーム39を有するタイプの椅子にも適用することができる。
また、本発明は、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような変形した態様での実施が可能である。
(A) 係合凸部32を座板9の一側部の下面に設け、それに対向するカバー28の一側部に係合孔26等の係合孔を設けたり、係合爪33を座板9の他側部の下面に突設し、それに対向するカバー28の他側部に係合孔27における凹入段部27a等の被係合部を設けたりしてもよい。
(B) 係合凸部32を、正面視T字状の部材とし、係合孔26を、だるま形のものに代えて、T字状のものとする。
(C) カバー28の起立縁28bを、底片28aの外周から直角に上向折曲して形成する。
(B) 係合凸部32を、正面視T字状の部材とし、係合孔26を、だるま形のものに代えて、T字状のものとする。
(C) カバー28の起立縁28bを、底片28aの外周から直角に上向折曲して形成する。
1 キャスタ
2 前脚
3 後脚
4 水平杆
5 連結杆
6 フレーム
7 座
8 座受け部
9 座板
10 クッション体
10a表皮材
11 肘掛け
12 背凭れ支持杆
13 取付片
13a傾斜縁
13b、13c 補強部
14 ねじ孔
15 背凭れ
16 背板
16a取付部
16b前壁
16c後壁
17 背凭れカバー
18 係合溝
19 固定ねじ(固着手段)
20 切欠き
21 ファスナー
22 ねじ孔
23 固定ねじ
24 ねじ孔
25 凹入部
25a底壁
26 係合孔
26a拡幅部
26b狭幅部
26c狭窄部
27 係合孔
27a凹入段部(被係合部)
28 カバー
28a底片
28b起立縁
29 挿通孔
30、31 スリット
32 係合凸部
32aボス部
32b頸部
32c拡大頭部
33 係合爪
33a傾斜面
33b爪
34 ボス
35 ねじ挿通孔
36 固定ねじ
37 手掛け部
38 ベース脚
39 フレーム
2 前脚
3 後脚
4 水平杆
5 連結杆
6 フレーム
7 座
8 座受け部
9 座板
10 クッション体
10a表皮材
11 肘掛け
12 背凭れ支持杆
13 取付片
13a傾斜縁
13b、13c 補強部
14 ねじ孔
15 背凭れ
16 背板
16a取付部
16b前壁
16c後壁
17 背凭れカバー
18 係合溝
19 固定ねじ(固着手段)
20 切欠き
21 ファスナー
22 ねじ孔
23 固定ねじ
24 ねじ孔
25 凹入部
25a底壁
26 係合孔
26a拡幅部
26b狭幅部
26c狭窄部
27 係合孔
27a凹入段部(被係合部)
28 カバー
28a底片
28b起立縁
29 挿通孔
30、31 スリット
32 係合凸部
32aボス部
32b頸部
32c拡大頭部
33 係合爪
33a傾斜面
33b爪
34 ボス
35 ねじ挿通孔
36 固定ねじ
37 手掛け部
38 ベース脚
39 フレーム
Claims (3)
- 座を支持する座受け部から外側方に向かって延出する複数の水平杆の全部または一部の外端部に脚杆を設け、かつ前記座、座受け部、および水平杆の一部の下面をカバーにより覆った椅子において、
前記カバーを弾性変形可能な材料により形成するとともに、前記カバーの外周に起立縁を設け、この起立縁に、前記各水平杆が挿通する挿通孔と、この挿通孔から前記起立縁の上端に至るスリットと、前記挿通孔からカバーの中央部に向かって延出するスリットとを設けたことを特徴とする椅子。 - カバーの一側部の上面と、それに対向する座の下面とのいずれか一方に係合凸部を突設し、かついずれか他方に、座に対してカバーが正規位置より側方に外れた組付け位置に位置しているときに、前記係合凸部が嵌合可能で、かつ前記カバーを正規位置へスライドさせることにより、前記カバーが下方へ移動するのを阻止するように前記係合凸部と係合しうるようにした係合孔を設け、さらに、カバーの他側部の上面と、それに対向する座の下面とのいずれか一方に係合爪を突設し、同じくいずれか他方に、座に対してカバーが正規位置に位置している状態で、前記係合爪が、前記カバーの組付け位置方向と下方への移動を阻止するように係合する被係合部を設けた請求項1記載の椅子。
- カバーが正規位置に位置したとき、カバーに設けたねじ挿通孔が、座に設けたねじ孔と整合するようにし、かつ前記ねじ挿通孔に挿通した固定ねじを、前記ねじ孔に螺合して締め付けることにより、前記カバーを座にねじ止めした請求項1または2記載の椅子。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014226328A (ja) * | 2013-05-22 | 2014-12-08 | タカノ株式会社 | 椅子 |
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2009
- 2009-05-11 JP JP2009114348A patent/JP2010259693A/ja active Pending
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